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B 5114

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本金型

工業会 (JDMA)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 5114 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8694 : 1998  Tools for moulding−

Shouldered ejector pins

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 5114:2003

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 5114

:2003

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  種類及び記号 

1

3.

  材料及び硬さ 

2

4.

  形状及び寸法 

2

5.

  表示

5

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表 

6

 


日本工業規格

JIS

 B

5114

:2003

モールド用段付きエジェクタピン

Shouldered ejector pins for moulds

序文  この規格は,1998 年に第 2 版として発行された ISO 8694,Tools for moulding−Shouldered ejector pins

を元に,対応する部分(ISO の形状・寸法,材料・硬さ及び表示)については対応国際規格を翻訳し,技

術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定内

容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主にダイカスト金型,プラスチック用金型などのモールド型に用いられる段

付きエジェクタピンについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 8694

:1998,Tools for moulding−Shouldered ejector pins (MOD)

2.

種類及び記号  エジェクタピンの種類及び記号は,表 のとおり区分する。

表  1  種類及び記号

種類

記号

B1

  B1

B2

  B2

BJ1

  BJ1(ダイカスト型)

BJ2

  BJ2(プラスチック型)

BH

  BH


2

B 5114

:2003

3.

材料及び硬さ  エジェクタピンの材料及び硬さは,表 による。

表  2  材料及び硬さ

硬さ(

1

)

種類

材料

しゅう動部

つば部

B1

熱間工具鋼

表面硬化層(

2

)

950 HV

(深さ 0.3 mm)

B2

冷間合金工具鋼 60±2 HRC

45

±5 HRC

(熱間鍛造)

BJ1

BJ2

合金工具鋼 SKD61 又は同等以上
の性質をもつものとする。

表面硬化層

900 HV

以上

BH

高速度工具鋼 SKH51 又は同等以
上の性質をもつものとする。

60

±2 HRC

硬さは受渡当事者間の
協定による。

注(

1

)

硬さの測定範囲は製造業者の一任とする。

(

2

)

材料強さは 1 400 MPa(近似値:硬さ 43 HRC)以上とする。

4.

形状及び寸法

4.1 B1

形及び B2 形の形状並びに寸法は,

表 による。

表  3  形状及び寸法(B1 形及び B2 形)

注(

3

)

この位置の一定範囲は,表面粗さ及び D

1

の寸法公差に規定値を適用しない。

(

4

)  D

1

と D

2

の同しん度 0.05 は,段部から 10 mm の間で測定する。

(

5

)

段の形状は,60°テーパーか,R10 以下とし,形状は受渡当事者間の協定による。

(

6

)

熱間工具鋼は,Ra 0.8(B1 形)

,冷間合金工具鋼は,Ra 0.4(B2 形)を用いる。

単位  mm

L

呼び寸法

D

1

D

2

100

125

160 200 250

L

1

(D

1

×D

2

)

寸法  許容差  寸法  許容差

D

3

H

R

50 50 63 80 100

0.8

×2 0.8

0.9

×2 0.9

1

×2 1

1.2

×2 1.2

2 4

2

0.2

1.5

×3 1.5

1.6

×3 1.6

2

×3 2

2.2

×3 2.2

2.5

×3 2.5

−0.002

−0.006

3

0

−0.05

6 3 0.3


3

B 5114

:2003

4.2 

BJ1

形の形状及び寸法は,

表 による。

表  4  形状及び寸法(BJ1 形)

注(

3

)

∼(

5

)

は表 の注参照。

単位  mm

L

呼び寸法

D

1

D

2

100

125

150

200 250 300 400

L

1

(D

1

×D

2

)

寸法  許容差  寸法  許容差

D

3

H

50 50 60 70 100

150

200

2

× 6

2

2.5

× 6

2.5

3

× 6

3

−0.03

−0.05

6 10

6

3.5

× 8

3.5

4

× 8

4

8 13

4.5

×10 4.5

5

×10 5

10 15

6

×12

6

  

7

×12 7

12 17

8

×15

8

  

10

×15 10

−0.03 
−0.06

15

−0.03

−0.06

20

8


4

B 5114

:2003

4.3 

BJ2

形の形状及び寸法は,

表 による。

表  5  形状及び寸法(BJ2 形)

注(

3

)

∼(

5

)

は表 の注参照。

単位  mm

L

呼び寸法

D

1

D

2

100

125

150

200 250 300

L

1

(D

1

×D

2

)

寸法  許容差  寸法  許容差

D

3

40 50 60 70 100

150

0.8

×2 2

5

0.8

×2.5

0.8

2.5 6

1

×2 2

5

1

×2.5

1

2.5 6

1.2

×2 2

5

1.2

×2.5

1.2

2.5 6

1.5

×2 2

5

1.5

×2.5 2.5

1.5

×3

1.5

3

1.8

×2.5 2.5

1.8

×3

1.8

3

×2 2

2.5

×3 2.5

3

6

4

3

×4 3

−0.01 
−0.02

4

−0.01
−0.03

8

6  


5

B 5114

:2003

4.4 BH

形の形状及び寸法は,

表 による。

  6  形状及び寸法(BH 形)

注(

3

)

∼(

5

)

は表 の注参照。

単位  mm

L

呼び寸法

D

1

D

2

100

125

150

200 250 300

L

1

(D

1

×D

2

)

寸法  許容差  寸法  許容差

D

3

40 50 60 70 100

150

0.8

×2 2

5

0.8

×2.5

0.8

2.5 6

1

×2 2

5

1

×2.5

1

2.5 6

1.2

×2 2

5

1.2

×2.5

1.2

2.5 6

1.5

×2 2

5

1.5

×2.5 2.5

1.5

×3

1.5

3

1.8

×2.5 2.5

1.8

×3

1.8

3

×2 2

2.5

×3 2.5

3

6

3

×4 3

0

−0.005

4

0

−0.03

8

4

5.

表示  この規格に適合した段付きエジェクタピンの表示は,次による。

a)

規格名称

b)

規格番号

c)

種類又はその記号

d)

呼び寸法

(

)

2

1

D

D

×

e)

長さ

(

)

1

L

L

×

f)

材料

1.  モールド用段付きエジェクタピン  JIS B 5114  B1  2×3×150×50  SKD61

2.  モールド用段付きエジェクタピン  JIS B 5114  BJ1  2×3×150×50  SKD61


6

B 5114

:2003

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 5114 : 2003

  モールド用段付きエジェクタピン

ISO 8694 : 1998

  モールド用段付きエジェクタピン

(I) JIS

の規定 (II)

国 際 規

格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示個所:本体 
  表示方法:点線の下線又は実線の側線

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの 
評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

1.

適用範囲  ダイカスト金型・プ

ラスチック用金型な
どのモールド型に用

いられる段付きエジ
ェクタピンを規定。

ISO 8694 

1.

適用範囲 圧縮成形型,射出成形

型,ダイカスト型に用
いられる段付きエジェ

クタピンを規定。

IDT

2.

種類及び

    記号

ダイカスト用及びプ
ラ ス チ ッ ク 用 を 分
け,B1 形,B2 形,

BJ1

形,BJ2 形,BH

形を規定。

なし MOD/追加

種類の区分を明確にし,そ
の記号を決めた。

用途別に寸法許容差が異なるために,

1

形(ISO 形)と 2 形(JIS 形)に分類した。

また,使用上の混乱を避けるため,当

面 JIS の併記とし,将来は国際規格へ
一本化する予定。

3.

材料及び

硬さ

種類別に材料と硬さ
を規定。

 3.

材料及び

硬さ

材料は,熱間工具鋼又
は冷間合金工具鋼。硬
さは材料別に数値を規

定。

MOD

/追加

JIS

で追加された種類の

材料を追加規定した。

使用上混乱するおそれがあるため,当
面 JIS の併記とし,将来は国際規格へ
一本化する予定。

4.

形状及び

寸法

種類に対応した呼び
寸法,基準寸法,許

容差などを規定。

 2.

寸法

呼び寸法,基準寸法,
許容差などを規定。

MOD

/追加

追加された種類の寸法・形
状を追加規定した。

用途別に寸法許容差が異なるために,

1

形(ISO 形)と 2 形(JIS 形)に分類した。

また,使用上の混乱を避けるため,当
面 JIS の併記とし,将来は国際規格へ
一本化する予定。

5.

表示

規格名称,番号,種
類,呼び寸法,長さ,

材質を規定。

 4.

表示

規格名称,番号,ピン
径,長さ,材質を規定。

IDT

6

B 51

14

2003

6

B 51

14

2003


7

B 5114

:2003

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

−IDT………………………… 技術的差異がない。

−MOD/追加  ……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2. JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

−MOD  ……………………… 国際規格を修正している。 

7

B 51

14

2003

7

B 51

14

2003