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B5112:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本金型

工業会(JDMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 5112:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10072:1993,Tools for moulding─

Sprue bushes - Dimensions

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 5112:2003

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 5112

:2003

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  種類及び記号 

1

3.

  材料及び硬さ 

1

4.

  形状・寸法 

2

5.

  表示

2

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表 

6


日本工業規格

JIS

 B

5112

:2003

モールド用スプルーブシュ

Sprue bushes for moulds

序文  この規格は,1993 年に第 1 版として発行された ISO 10072 : 1993,Tools for moulding─Sprue bushes

─Dimensions を元に,対応する部分(ISO の形状及び寸法)については対応国際規格を翻訳し,技術的内

容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目及び

規定内容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 1(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主にプラスチック用金型及びゴム用金型などのモールド金型に用いるスプル

ーブシュについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 10072 : 1993

,Tools for moulding─Sprue bushes─Dimensions (MOD)

2.

種類及び記号  スプルーブシュの種類及び記号は,表 のとおり区分する。

  1  種類及び記号

種  類

記  号

A

A

B

B

C

C

D

D

E

E

F

F

3.

材料及び硬さ  スプルーブシュの材料及び硬さは,表 の値とする。


2

B 5112

:2003

  2  材料及び硬さ

種  類

材  料

硬  さ

A

形,B 形

受渡当事者間の協議による。

50±5HRC

C

形,D 形

プリハードン鋼

40±3HRC

E

形,F 形

合金工具鋼 SKD61 又は同等以

上とする。

50±2HRC

4.

形状・寸法  スプルーブシュの形状・寸法は,付表 1∼付表 による。

5.

表示  スプルーブシュの表示は次による。

a)

規格名称

b)

規格番号

c)

種類又はその記号

d)

直径(D×D

1

e)

半径(SR)(A形,C形,E形の場合)

f)

長さ(L

g)

角度(α)

h)

材料記号(C 形,D 形,E 形,F 形の場合)

例  モールド用スプルーブシュ  JIS B 5112 A 16×4×15.5×50×1°

                                                          JIS B 5112 C 16

×3.5×11×80×1°SKD61


3

B 5112

:2003

付表  1  形状及び寸法(形,形)

単位  mm

D L 

呼び寸法

D

寸法 (k6)

D

1

 SR(

1

) 

20

25

32

40

50

63

80

100

α

(

度)

 

D

2

 K 

12 12

2.5

3

3.5

28 12

16 16

+

0.012

+0.001

3.5

4

4.5

32 16

20 20

3.5

4

4.5

40 21

25 25

+0.015

+0.002

4.5 
5.5 
6.5

11.5

又は

40

1

又は

1.5

50 28

注(

1

) A

形の場合に適応する。

A形:球面タイプ

B形:ストレートタイプ


4

B 5112

:2003

付表  2  形状及び寸法(形,形)

単位  mm

D L 

呼び寸法

D

寸法

(h6)

D

1

 SR(

2

) 

20

25

32

40

50

63

80

100 125 160

α

(

度)

10 10

0

-0.009

2.5

3

3.5

13(

3

) 13

3

3.5

4

16 16

 0

-0.011

3

3.5

4

20 20

 0

-0.013

3.5

4

4.5

11

 

16

 

20

0.5

 

1

 

1.5

注(

2

) C

形の場合に適応する。

(

3

)

標準数列 R40 を採用し,標準数に近い数字を採用した。

C形:球面タイプ

D形:フラットタイプ


5

B 5112

:2003

付表  3  形状及び寸法(形,形)

単位  mm

D L 

呼び寸法

D

寸法

(h6)

D

1

 SR(

4

) 

20

25

32

40

50

63

80

100 125 160

α

(

度)

10 10

0

-0.009

2.5

3

3.5

13(

5

) 13

3

3.5

4

16 16

 0

-0.011

3

3.5

4

20 20

 0

-0.013

3.5

4

4.5

11

 

16

 

20

0.5

 

1

 

1.5

注(

4

) E

形の場合に適応する。

(

5

)

標準数列 R40 を採用し,標準数に近い数字を採用した。

F形:フラットタイプ

E形:球面タイプ


6

B 5112

:2003

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 5112

:2002  モールド用スプルーブシュ

ISO 10072

:1993,Tools for moulding─Sprue bushes─Dimensions

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )  国 際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

1.

適用範囲 

主にプラスチック用金型及
びゴム用金型などモールド
金型に用いられるスプルー

ブシュについて規定。

ISO 10072

1.

適 応 範

 

プラスチック用金型及び
ゴム用の射出成形用金型
に用いられるスプルーブ

シュについて規定

IDT

2.

種類及び

記号 

A

形,B 形,C 形,D 形,E

形,F 形の 6 種類に区分し
て規定。

ISO 10072

2.寸法の図中で,成形

機のノズルに R 形状で対
応するものを A 形,平面
の形状を B 形と区分。

MOD/

追加

C

形,D 形,E 形,F 形

を追加規定して,具体的
な基本 形状 と寸 法を 規
定した。

3.

材料及び

硬さ 

材料は,A 形,B 形は受渡
当事者間の協議。C 形,D
形,E 形及び F 形はプリハ

ードン鋼及び SKD61 又はこ
れと同等以上と規定。硬さ
もそれぞれ規定。

ISO 10072

3.

材 料 及

び硬さ 

材料は,製造業者に一任
する。 
硬さは,

50±5HRCと規定。

MOD/

追加

A

,B 形は受渡当事者間

の協議とし,C 形から F
形はプ レハ −ド ン鋼 ,

SKD

 61 と規定して,成

形材料 や寿 命に よる 選
択肢をもたせた。

4.

形状・寸

 

呼び寸法,基準寸法,許容
差,勾配などを規定。

ISO 10072

2

寸法 

呼び寸法,基準寸法,許
容差,勾配などを規定。

MOD/

追加

C

形,D 形,E 形及び F

形の形状・寸法を追加。

国内で流通している規格と ISO 規格

が形状,寸法許容差及び使用材料等
の相違点があり,ISO 規格に一本化す
ると市場が混乱するため,下記のよ

うにする。

ISO

規格の A,B 形を JIS の A,B 形

にし,JIS 規格の A,B 形を廃止し,

市場で広く流通している規格を C 形,

D

形,E 形,F 形とする。

使用材料は JIS 材料を採用した。

一本化については,次回見直し時に
検討することとした。

5.

表示 

規格の名称 
種類又はその記号

材料記号 
寸法(呼び寸法×L×θ) 
数量

製造業者名又はその記号

 4.

表示 

規格の名称 
国際規格番号

種類及び記号 
直径(d

2

×d

1

半径(r

長さ(L

MOD/

追加

角度α,材料記号(C 形,

D

形,E 形,F 形)の表

示を規定

広く流通している規格を C 形,D 形,

E

形,F 形として,その区分が明確に

なる表示方法を,規格ユーザーのた
め追加した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

6

B 51

12

2003


備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT……………… 技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

7

B 51

12

2003