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B 5103

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本金型

工業会(JDMA)/     財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 5103

:1995(ダイカスト金型用エジェクタピン)は改正され,また,JIS B 5108

1995

(プラスチック用金型のエジェクタピン)は廃止・統合され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6751

:1998  Tools for moulding―

Ejector pins with cylindrical head

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 5103

:2003 には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


2

B 5103

:2003

(2) 

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  種類及び記号 

1

3.

  材料及び硬さ 

1

4.

  形状及び寸法 

2

5.

  表示

5

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表 

6

 


日本工業規格

JIS

 B

5103

:2003

モールド用エジェクタピン

Ejector pins for moulds

序文  この規格は,1998 年に第 1 版として発行された ISO 6751,Tools for moulding―Ejector pins with

cylindrical head

を元に,対応する部分(形状・寸法,材料・硬さ及び表示)については対応国際規格を翻

訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていな

い規定内容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。変更の一

覧表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主にダイカスト金型,プラスチック用金型などのモールド型に用いられるエ

ジェクタピンについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6751

:1998,Tools for moulding―Ejector pins with cylindrical head(MOD)

2.

種類及び記号  エジェクタピンの種類及び記号は,表 のとおり区分する。

  1  種類及び記号

種類

記号

A1

 

  A1 

A2

 

  A2 

AJ1

 

  AJ1(ダイカスト型) 

AJ2

 

  AJ2(プラスチック型)

AH

 

  AH 

3.

材料及び硬さ  エジェクタピンの材料及び硬さは,表 による。

  2  材料及び硬さ

硬さ(

1

)

種類

材料

しゅう動部

つば部

A1

 

熱間工具鋼

表面硬化層(

2

)

950HV

(深さ 0.3 mm)

A2

 

冷間合金工具鋼 60±2HRC

45

±5HRC

(熱間鍛造)

AJ1

 

AJ2

 

合金工具鋼 SKD61 又は同等以
上の性質をもつものとする。

表面硬化層

900HV

以上

AH

 

高速度工具鋼 SKH51 又は同等

以上の性質をもつものとする。

60

±2HRC

硬さは受渡当事者間の
協定による。

注(

1

)

硬さの測定範囲は製造業者の一任とする。


2

B 5103

:2003

(2) 

(

2

)

材料強さは 1 400 MPa(近似値:硬さ 43HRC)以上とする。

4.

形状及び寸法

4.1

A1

形の形状及び寸法は,表 による。

  3  形状及び寸法(A1 形)

注(

3

)

この位置の一定範囲は,表面粗さ及び D

1

の寸法公差に規定値を適用しない。

単位  mm

D

1

L

呼び寸法

寸法

許容差

D

2

H

R

100

125

160

200

250

315

400

500 630 800

1

000

2 2

2.2 2.2

 4

0.2

2.5 2.5

2.7 2.7

 5

 2

3 3

−0.002 
−0.008

3.2 3.2

 6

3.5 3.5

3.7 3.7

 7

4 4

4.2 4.2

 8

5 5

5.2 5.2

10

 3

0.3

6 6

−0.004

−0.012

6.2 6.2

12

8 8

8.2 8.2

14

10 10

−0.005 
−0.014

10.2 10.2

16

 5

0.5

12 12

12.5 12.5

18

16 16

−0.006

−0.017

22

 7

0.8

20 20

26

25 25

−0.007 
−0.020  32

32 32

−0.009 
−0.025

40

10 1

(

3

)


3

B 5103

:2003

4.2

A2

形の形状及び寸法は,表 による。

表  4  形状及び寸法(A2 形)

注(

3

)

表 の注(

3

)

参照。

単位  mm

D

1

L

呼び寸法

寸法  許容差

D

2

H

80

100

125

160

200

250 315 400

1.5 1.5

1.6 1.6

 3

1.5

2 2

2.2 2.2

 4

0.2

2.5 2.5

2.7 2.7

 5

2

3 3

−0.002 
−0.008

3.2 3.2

 6

3.5 3.5

3.7 3.7

 7

4 4

4.2 4.2

 8

5 5

5.2 5.2

10

3

0.3

6 6

−0.004 
−0.012

6.2 6.2

12

8 8

8.2 8.2

14

10 10

−0.005 
−0.014

10.2 10.2

16

5 0.5

12 12

12.5 12.5

18

16 16

−0.006 
−0.017

22

7 0.8

20 20

−0.007

−0.020

26 8  1

(

3

)


4

B 5103

:2003

(4) 

4.3

AJ1

形及び AJ2 形の形状及び寸法は,表 による。

表  5  形状及び寸法(AJ1 形及び AJ2 形)

注(

3

)

表 の注(

3

)

参照。

単位  mm

D

1

AJ1 AJ2

呼び寸法

寸法

許容差  許容差

D

2

100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 1 000

2 2

5

2.5 2.5

3 3

−0.03 
−0.05

 6

3.5 3.5

7

4

4 4

4.5 4.5

 8

5 5

9

○  ○

6 6

10

○  ○  ○

7 7

11

6

○  ○  ○

8 8

13

○  ○  ○  ○  ○

10 10

15

○  ○  ○  ○  ○

12 12

17

○  ○  ○  ○  ○

15 15

20

○  ○  ○  ○  ○

16 16

21

○  ○  ○  ○  ○

20 20

−0.03 
−0.06

−0.01 
−0.02

25

8

○  ○  ○  ○  ○

(

3

)


5

B 5103

:2003

4.4

AH

形の形状及び寸法は,表 による

表  6  形状及び寸法(AH 形)

注(

3

)

表 の注(

3

)

参照。

単位  mm

D

1

呼び寸法

寸法  許容差

D

2

H

100

125

150

200

250

300 350 400

1 1

1.5 1.5

 4

2 2

5

2.5 2.5

3 3

 6

3.5 3.5

7

4 4

4.5 4.5

 8

5 5

9

6 6

10

7 7

11

8 8

13

10 10

15

12 12

0

−0.005

17

4

5.

表示  この規格に適合したエジェクタピンの表示は,次による。

a)

規格名称

b)

規格番号

c)

種類又は記号

d)

呼び寸法(D

1

e)

長さ(L

f)

材料

1.  モールド用エジェクタピン  JIS B 5103  A1  2×100  SKD61

2.  モールド用エジェクタピン  JIS B 5103  AJ1  3×150  SKD61

  (

3

)


6

B 5103

:2003

(6) 

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 5103

:2003  モールド用エジェクタピン

ISO 6751

:1998  モールド用頭付きエジェクタピン

(I) JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本体 
表示方法:点線の下線又は実線の側線

項目番号

内容

(II)

国 際 規

格番号

項目番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

1.

適用範囲  ダイカスト金型,プラ

スチック用金型な ど
のモールド型に用 い

られるエジェクタ ピ
ンを規定。

 1.

適用範囲 圧縮成形型,射出成形

型,ダイカスト型に用
いられるエジェクタピ

ンを規定。

IDT

2.

種類及び

記号

ダイカスト用及び プ
ラスチック用を分け,

A1

形,A2 形,AJ1 形,

AJ2

形 AH 形を規定。

なし MOD/追加  種類の区分を明確にし,その

記号をきめた。

用途別に寸法許容差が異なるために,

1

形(ISO 形)と 2 形(JIS 形)に分

類した。また,使用上の混乱を避ける

ため,当面 JIS の併記とし,将来は国
際規格へ一本化する予定。

3.

材料及び

硬さ

種類別に材料と硬 さ
を規定。

 3.

材料及び

硬さ

材料は,熱間工具鋼又
は冷間合金工具鋼。硬
さは材料別に数値を規

定。

MOD

/追加  JIS で追加された種類の材料

を追加規定した。

使用上混乱するおそれがあるため,当
面 JIS の併記とし,将来は国際規格へ
一本化する予定。

4.

形状及び

寸法

種類に対応した呼 び
寸法,基準寸法,許容

差などを規定。

 2.

寸法

呼び寸法,基準寸法,
許容差などを規定。

MOD

/追加  追加された種類の寸法・形状

を追加規定した。

用途別に寸法許容差が異なるために,

1

形(ISO 形)と 2 形(JIS 形)に分

類した。また,使用上の混乱を避ける
ため,当面 JIS の併記とし,将来は国
際規格へ一本化する予定。

5.

表示

規格名称,番号,種類,
呼び寸法,長さ,材料

を規定。

 4.

表示

規格名称,番号,ピン
径,長さ,材質を規定。

IDT

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

6

B 5103


2003


7

B 5103

:2003

備考1. 

項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− IDT……………

技術的差異がない。

− MOD/追加……  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− MOD…………

国際規格を修正している。

7

B 5103


2003