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日本工業規格

JIS

 B

4710

- 1997

木工用縦みぞカッタ

Groove cutters for woodworking machines

1.

適用範囲  この規格は,木工用縦みぞカッタ(以下,カッタという。)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0601

  表面粗さ−定義及び表示

JIS B 0651

  触針式表面粗さ測定器

JIS B 4053

  超硬質工具材料及びその使用分類

JIS B 7420

  限界プレーンゲージ

JIS B 7503

  ダイヤルゲージ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7513

  精密定盤

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 4403

  高速度工具鋼鋼材

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

2.

品質

2.1

外観  カッタの外観は,地きず,割れ,接着不良,有害なまくれ,刃こぼれ,さびなどの欠陥がな

く,仕上げは良好でなければならない。

2.2

表面粗さ  カッタの刃部の表面粗さは,5.1 によって測定したとき JIS B 0601 に規定する 0.8

µmR

a

下でなければならない。

2.3

硬さ  カッタの刃部の硬さは,5.2 によって試験を行い,高速度工具鋼製については,59HRC 以上で

なければならない。

2.4

振れ  カッタの刃部の振れは,5.3 によって測定し,表 の値以下でなければならない。

表 1  刃部の振れ

単位 mm

項目

許容値

外周の振れ

側面の振れ

0.15

2.5

静釣合い  カッタの外周の静釣合いは,5.4 によって測定したとき 3g 以内でなければならない。

3.

形状・寸法  カッタの形状及び寸法は,付表 による。


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B 4710 - 1997

4.

材料

4.1

刃部の材料  カッタの刃部は,JIS G 4403 に規定する SKH 2 及び JIS B 4053 に規定する K10・K20・

K30

又は使用上これと同等以上の性能をもつものとする。

4.2

本体の材料  カッタの本体は JIS G 3101 の SS330 又は JIS G 5501 に規定する FC200 又は使用上これ

と同等以上の性能をもつものとする。

5.

試験方法

5.1

表面粗さ  カッタの刃部の表面粗さは,JIS B 0651 に規定する測定器を用いて測定するか,又は使

用上これと同等以上の性能をもつ測定器を用いて測定する。

5.2

硬さ  カッタの刃部の硬さは,JIS B 7726 について規定する試験機を用い,JIS Z 2245 の試験方法に

よって測定する。

5.3

振れ  カッタの刃部の外周振れは,カッタをテストアーバに緩みがないように挿入し,図 (a)

ように JIS B 7513 に規定する精密定盤の上に置いたセンタ台に取り付け,外周刃に垂直に JIS B 7503 に規

定するダイヤルゲージを当て,カッタを矢の方向に回しながらダイヤルゲージの指針の動きを読む。読み

の最大値と最小値との差を測定値とする。

カッタの側面の振れは,カッタのつば付きアーバにナットで締め付け,

図 (b)のように JIS B 7513 

規定する精密定盤の上に置いたセンタ台に取り付け,切り刃に垂直に JIS B 7503 に規定するダイヤルゲー

ジを当て,カッタを矢の方向に回しながらダイヤルゲージの指針の動きを読む。読みの最大値と最小値と

の差を測定値とする。

図 1  刃部の振れ測定方法

5.4

静釣合い  カッタの静釣合いは,カッタのテストアーバに緩みがないように挿入し,図 のように

静釣合い試験用のナイフエッジの上に乗せて,不釣合いを見出し,そのときの釣合いおもりの重さを測定

する。


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B 4710 - 1997

図 2  静釣合いの測定方法

5.5

形状・寸法  カッタの形状及び寸法は,表 によって測定する。

表 2  形状・寸法の測定方法

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

穴径

限界ゲージで測定する。

JIS B 7420

に規定

する限界ゲージ

外径

対向する切刃間の距離を

ノギスで測る。

刃部の長さ

ノギスで測定する。

刃部の厚さ

ノギスで測定する。

取付け面の直径  ノギスで測定する。

JIS B 7507

に規定

するノギス

6.

検査  カッタの検査は,外観,表面粗さ,硬さ,振れ,静釣合い,形状及び寸法について行い,それ

ぞれ 2.1

2.5 及び 3.の規定に適合しなければならない。

7.

製品の呼び方  カッタの呼び方は,規格番号又は規格の名称,刃部の材料,歯数及び寸法(外径×厚

さ×穴径)による。

  JIS B 4710,SKH 2,10Z 175×3.3×25.4 

JIS B 4710

,K20,  30Z 200×6.0×31.75

8.

表示

8.1

製品の表示  製品には,容易に消えない方法で次の事項を表示する。

(1)

寸法(外径×厚さ×穴径)

(2)

刃部の材料記号


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B 4710 - 1997

(3)

製造業者名又はその略号

8.2

包装の表示  包装には,容易に消えない方法で次の事項を表示する。

(1)

寸法(外径×厚さ×穴径)

(2)

刃部の材料記号

(3)

製造業者名又はその略号

付表 1  形状・寸法

備考1.  歯数及び本体の形状は,規定しない。

2.

側面図の 3 種類は,一例として示したものである。

単位 mm

外径 D

穴径 d

取付面の直径 A

刃部最小値

基準寸法  許容差  基準寸法

許容差

最小値

長さ c

厚さ b

厚さ L

(参考)

刃部角度

(参考)

120 50

150 70

175 80

200

±0.5 15.0

25.4

30.0

31.75

+0.052

0

100

5

2

3.3, 3.6, 4.0, 4.5,

5.0, 5.5, 6.0, 9.0,

10.0, 10.5, 12.0,

15.0, 21.0

すくい角

α  5°∼25°

横すくい

β  0°∼16°

外周逃げ角

γ  7°∼20°

横逃げ角

δ  0.5°∼5°

備考  穴径

d

の基準寸法は,受渡当事者間の協定によって,

付表 以外の寸法とすることができる。


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B 4710 - 1997

木工機械用刃物  (JIS B 4708∼10)  原作成委員会

氏名

所属

(委員長)

丸  山  弘  志

東京理科大学

藤  野  達  雄

通商産業省機械情報産業局

大  島  清  治

工業技術院標準部

因      幸二郎

財団法人日本規格協会

古  田      寛

兼房株式会社

高  橋  正  夫

東洋刃物株式会社

高  橋  弘  志

木村刃物製造株式会社

大  澄  謹  也

株式会社オリオン工具製作所

中  村  彰  雄

庄田鉄工株式会社

宇  塚      正

株式会社ウロコ製作所

下  坂      知

株式会社名南製作所

近  藤  昌  三

株式会社太洋製作所

佐  藤  正  之

株式会社日立工機原町

川  島  正  行

株式会社平安コーポレーション

村  上      勝

社団法人全国木工機械工業会

(事務局)

箱  田  大  幸

日本機械鋸・刃物工業会

備考  ○印は木工用縦みぞカッタ JIS 原案作成分科会委員を兼

ねる。

◎印は同分科会長を示す。