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日本工業規格

JIS

 B

4709

 - 1997

木工機械用平かんな刃

Planer knives for woodworking machines

1.

適用範囲  この規格は,木工機械用の回転かんな胴に使用する平かんな刃(以下,かんな刃という。)

について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0601

  表面粗さ−定義及び表示

JIS B 0651

  触針式表面粗さ測定器

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7514

  直定規

JIS B 7524

  すきまゲージ

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS B 7727

  ショア硬さ試験機

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JI S G4403

  高速度工具鋼鋼材

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

JIS Z 2246

  ショア硬さ試験方法

2.

種類  及び記号かんな刃の種類及び記号は取付け穴の有無によって,表 のとおり区分する。

表 1  種類及び記号

種類

記号

備考

A

形 A 取付け穴があるもの

B

形 B 取付け穴がないもの

3.

品質

3.1

外観  かんな刃の外観は表面が平滑であって,地きず,割れ,ねじれ,接着不良,有害なまくれ,

さびなどの欠陥がなく,仕上げは良好でなければならない。

3.2

表面粗さ  かんな刃の刃裏面の表面粗さは,6.1 によって測定したとき JIS B 0601 に規定する

0.8

µmR

a

以下でなければならない。

3.3

硬さ  かんな刃の刃金部及び台金部の硬さは,6.2 によって試験を行い,表 の値でなければならな

い。


2

B 4709 - 1997

表 2  刃金部及び台金部の硬さ

硬さ

項目

硬さ

硬さのばらつき

62HRC

以上 2HRC 以下

刃金部

85HS

以上 4HS 以下

99HRB

以下

台金部

35HS

以下

備考  硬さは HRC, HRB 又は HS のいずれか

とする。

3.4

曲がりかんな刃のがりは,次による(

図 参照)

図 1  かんな刃の曲がり

(1)

長さ方向の曲がり  長さ方向の曲がりの許容値は,6.3 によって測定し表 の値以下でなければならな

い。

(2)

厚さ方向の曲がり  厚さ方向の曲がりの許容値は,6.3 によって測定し表 の値以下でなければならな

い。

(3)

幅方向の曲がり  刃裏面は,6.3 によって測定し図 に示すような中高であってはならない。

表 3  長さ方向の曲がり

単位 mm

長さ L

許容値

100

∼300 0.10

305

∼510 0.15

表 4  厚さ方向の曲がり

単位 mm

長さ L

許容値

100

∼300

0.4

305

∼510

0.6

3.5

質量のばらつき  かんな胴に取り付ける一組のかんな刃の質量のばらつきは,6.4 によって測定し,

表 の値以下でなければならない。

表 5  質量のばらつき

単位 g

長さ L (mm)

質量のばらつき

100

∼300 4

305

∼510 5

4.

形状・寸法  かんな刃の形状及び寸法は,付表 及び付表 による。

5.

材料


3

B 4709 - 1997

5.1

刃金部の材料  かんな刃の刃金部は,JIS G 4403 に規定する SKH51 又は使用上これと同等以上の性

能をもつものとする。

5.2

台金部の材料  かんな刃の台金部は,JIS G 3101 又は JIS G 4051 に規定する鋼材,又は使用上これ

と同等以上の性能をもつものとする。

6.

試験方法

6.1

表面粗さ  かんな刃の刃裏面の表面粗さは,JIS B 0651 に規定する測定器,又は同等以上の性能を

もつ測定器を用いて測定する。

6.2

硬さ  かんな刃の刃金部及び台金部の硬さは,JIS B 7726 又は JIS B 7727 に規定する試験機を用い

て,JIS Z 2245 又は JIS Z 2246 の試験方法によって測定する。ただし刃金部については,刃金幅中心付近

の所を長さ方向の両端から,20mm 付近と中央部付近の 3 か所を測定し,中央部付近の値を刃金部の硬さ

の測定値とし,3 か所の測定値の最大差を刃金部の硬さのばらつきとする。

6.3

曲がり  かんな刃の曲がりは表 に示す方法で測定する。

表 6  曲がりの測定方法

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

曲がり

測定箇所を平らな面に当て
て,最大すきまをすきまゲー

ジで測定する。

JIS B 7524

のす

きまゲージ,定

盤 
又は JIS B 7514
の B 級の直定規

6.4

質量のばらつき  かんな胴に取り付ける一組のかんな刃の質量のばらつきは,最小目盛が 0.5g の計

量器で測定する。

6.5

形状・寸法  かんな刃の形状及び寸法は,表 によって測定する。


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B 4709 - 1997

表 7  形状・寸法の測定方法

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

1

長さ

ノギスで中央部付近の 1 か所

を測定し,その値を測定値と
する。

JIS B 7507

のノギス

2

幅 及 び 幅 の
ばらつき

ノギスで両端から 10mm 付
近と中央部付近の 3 か所を測
定し,中央部付近の値を幅の

測定値とする。また 3 か所の
測定値の最大差を幅のばら
つきとする。

JIS B 7507

のノ

ギス

3

厚 さ 及 び 厚
さ の ば ら つ

外側マイクロメータでみね
部から約 10mm 以下の所を
両端から 10mm 付近と中央

部付近の 3 か所を測定し,中
央部付近の値を厚さの測定
値とする。また 3 か所の測定

値の最大差を厚さのばらつ
きとする。

JIS B 7502

の外

側マイクロメー

4

刃物角

分度器又はこれに代わるゲ
ージを用いて,長さ方向の 1
か所を測定し,その値を測定

値とする。

分度器又はゲー

7.

検査  かんな刃の検査は,外観,表面粗さ,硬さ,曲がり,形状・寸法,及び質量のばらつきについ

て行い,それぞれ 3.13.5 及び 4.の規定に適合しなければならない。

8.

製品の呼び方  かんな刃の呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類又は記号,刃金部の材料記号及

び寸法(長さ×幅×厚さ)による。

 

JIS B 4709 

木工機械用平かんな刃 

A

B

SKH51

  305×75×9.5

SKH51

  300×32×6.4 

9.

表示

9.1

製品の表示  製品には,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

寸法(長さ×幅×厚さ)

(2)

刃金部の材料記号

(3)

製造業者名又はその略号

9.2

包装の表示  包装には,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

種類又は記号

(2)

寸法(長さ×幅×厚さ)

(3)

刃金部の材料記号

(4)

製造業者名又はその略号


5

B 4709 -

 19
97

付表 1  形状・寸法(形) 

単位 mm

参考

長さ L

幅 W

厚さ T

刃金部

刃物角

θ

刃金部

取付穴の寸法

幅 a

厚さ b

W (75)

×T

(9.5)

W (70)

×T

(8)

W (50)

×T

(8)

基準

寸法

許容差

基準

寸法

ばらつき

基準

寸法

許容差

ばらつき

(最小) (最小)

基準角度

許容

l

θ

'

θ

D

H

h

D

H

h

D

H

h

P

E

100

±0.5 50

±0.5 0.2 以下 6.4 ±0.05 0.05 以下 24  1.5 38°∼55°

±1° 0.7 以下

1

°以下 17

42

6 13

42

6 13

38

6 50

25 2

160

70

8.0

   14

     50

30

3

0

7

9.

75

2 .5

3

5

65

2 .5

4

5

70

2

305

±0.7    0.3 以下

76

3 .5

3

84

9

5

76

2 .5

5

9

68

5

6

0

85

0

5

0

90

3

2

3

5

95

5

5

3 .5

6

0

備考1.  刃表のみね部は,必要に応じて面取りをすることができる。

2.

長さ  (L)  の基準寸法は,受渡当事者間の協定によって

付表 以外の寸法とすることができる。


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B 4709 - 1997

付表 2  形状・寸法(形) 

単位 mm

参考

長さ L

幅 W

厚さ T

刃金部

刃物角

θ

刃金部

幅 a

厚さ b

基準

寸法

許容差

基準

寸法

許容差

ばらつき

基準

寸法

許容差

ばらつき

(最小)

(最小)

基準角度

許容差

l

θ

'

θ

130

±0.5 28 ±0.5 0.2 以下 3.2  ±0.05 0.05 以下

18 1.0

38

°∼55°

±1° 0.7 以下

1

°以下

150   32

 4.0

160   35

 4.8

180

 5

185

 6.4

230

250

254

300

305

±0.7    0.3 以下

310

350

355

400

410

450

457

464

500

508

510

備考  長さ  (L)  の基準寸法は,受渡当事者間の協定によって付表 以外の寸法とすることができる。


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B 4709 - 1997

原案作成委員会構成表

氏名

所属

(委員長)

丸  山  弘  志

東京理科大学

藤  野  達  雄

通商産業省機械情報産業局

大  島  清  冶

工業技術院標準部

因      幸二郎

財団法人日本規格協会

古  田      寛

兼房株式会社

高  橋  正  夫

東洋刃物株式会社

高  橋  弘  志

木村刃物製造株式会社

大  澄  謹  也

株式会社オリオン工具製作所

中  村  彰  雄

庄田鉄工株式会社

宇  塚      正

株式会社ウロコ製作所

下  坂      知

株式会社名南製作所

近  藤  昌  三

株式会社太洋製作所

佐  藤  正  之

株式会社日立工機原町

川  島  正  行

株式会社平安コーポレーション

村  上      勝

社団法人全国木工機械工業会

(事務局)

箱  田  大  幸

日本機械鋸・刃物工業会

備考  ○印は木工機械用平かんな刃 JIS 原案作成分科会委員を

兼ねる。

◎印は同分科会長を示す。