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日本工業規格

JIS

 B

4708

-1997

ベニヤレースナイフ

Veneer lathe knives

1.

適用範囲  この規格は,ベニヤレース用のナイフ(以下,ナイフという。)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0601

  表面粗さ−定義及び表示

JIS B 0651

  触針式表面粗さ測定器

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7512

  鋼製巻尺

JIS B 7514

  直定規

JIS B 7524

  すきまゲージ

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS B 7727

  ショア硬さ試験機

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4401

  炭素工具鋼鋼材

JIS G 4404

  合金工具鋼鋼材

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

JIS Z 2246

  ショア硬さ試験方法

2.

品質

2.1

外観  ナイフの外観は,表面が平滑であって,地きず及び割れ,並びに有害なまくれ,さび,接着

不良などの欠陥がなく,仕上げは良好でなければならない。

2.2

表面粗さ  ナイフの刃裏面表面粗さは,5.1 によって測定したとき JIS B 0601 に規定する 0.8

µmR

a

下でなければならない。

2.3

硬さ  ナイフの刃金部及び台金部の硬さは,5.2 によって試験を行い表 の値でなければならない。

表 1  刃金部及び台金部の硬さ

項目

硬さ

硬さのばらつき

59HRC

以上 2HRC

以下

刃金部

80HS

以上 4HS 以下

99HRB

以下

台金部

35HS

以下

備考  硬さは HRC,HRB 又は HS のいずれ

かとする。


2

B 4708-1997

2.4

曲がり  ナイフの曲がりは,次による(図 参照)。

図 1  ナイフの曲がり

(1)

長さ方向の曲がり  長さ方向の曲がりは 5.3 によって測定し,表 の値以下でなければならない。

表 2  長さ方向の曲がりの許容値

単位 mm

長さ L

許容値

1 070

∼2 300

1

2 400

∼2 800

2

(2)

厚さ方向の曲がり  厚さ方向の曲がりは 5.3 によって測定し,表 の値以下でなければならない。

表 3  厚さ方向の曲がりの許容値

単位 mm

長さ L

許容値

1 070

∼2 300

2

2 400

∼2 800

3

(3)

幅方向の曲がり  幅方向の曲がりは 5.3 によって測定し,(a)及び(b)に適合しなければならない。

(a)

刃裏面の曲がりは,中高であってはならない。

(b)

刃表面の中高は 0.05mm 以下とする。

3.

形状・寸法  形状及び寸法は,5.4 によって測定し,表 に適合しなければならない。

表 4  形状・寸法


3

B 4708-1997

単位 mm

長さ  L

幅  W

厚さ  T

刃金部

厚さ

刃先部

呼び番号

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

ばらつき

基準寸法

許容差

ばらつき

a

(

最小)

b

(

最小)

c

(

最大)

107 1

070

170

108 1

080

180

115 1

150

190

150 1

500

200

152 1

524

1.2

以下

0

2

.

0

0.1

以下

210 2

100

220 2

200

230 2

300

240 2

400

274 2

740

275 2

750

276 2

760

280 2

800

±3

3

1

1.5

以下

16

0

3

.

0

0.15

以下

60 3 0.7

参考  刃物角

θ

については 19°∼23°とし,許容差は±1°とする。

備考  長さ  (L)  の基準寸法は,受渡当事者間の協定によって,表 以外の寸法とすることができる。

4.

材料

4.1

刃金部の材料  ナイフの刃金部の材料は,JIS G 4401 に規定する SK4,JIS G 4404 に規定する SKS2,

又は使用上これらと同等以上の性能をもつものとする。

4.2

台金部の材料  ナイフの台金部の材料は,JIS G 3101 及び JIS G 4051 に規定する鋼材,又は使用上

これらと同等以上の性能をもつものとする。

5.

試験方法

5.1

表面粗さ  ナイフの表面粗さは,JIS B 0651 に規定する測定器又は同等以上の性能をもつ測定器を

用いて測定する。

5.2

硬さ  ナイフの刃金部及び台金部の硬さは,JIS B 7726 又は JIS B 7727 に規定する試験機を用いて

JIS Z 2245

又は JIS Z 2246 の試験方法によって測定する。ただし,刃金部については,刃金幅中心付近の

所を長さ方向の両端から 200mm 付近と中央部付近の 3 か所を測定し,中央部付近の値を刃金部の硬さの

測定値とし,3 か所の測定値の最大差を刃金部の硬さのばらつきとする。

5.3

曲がり  ナイフの曲がりは,表 によって測定する。


4

B 4708-1997

表 5  曲がりの測定方法

測定方法

測定方法図

測定器具

測定箇所を平らな面に当てて,

大すきまを測定する。

JIS B 7524

のすきまゲージ定盤

又は JIS B 7514 の B 級の直定規

5.4

形状・寸法  ナイフの形状・寸法は,表 によって測定する。

表 6  形状・寸法測定方法

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

長さ

中央部付近の 1 か所を測定
する。

JIS B 7512

のコンベ

ックスルール

幅及び

幅のばらつき

両端から 100mm 付近と中

央部付近の 3 か所を測定し,
中央部付近の値を幅の測定
値とする。

  また,3 か所の測定値の最
大 差 を 幅 の ば ら つ き と す
る。

JIS B 7507

のノギス

厚さ及び 
厚さのばらつき

みね部から約 10mm 以下の
所を,両端から 200mm 付近

と中央部付近の 3 か所を測
定し,中央部付近の値を厚
さの測定値とする。

  また,3 か所の測定値の最
大差を厚さのばらつきとす
る。

JIS B 7502

の外側マ

イクロメータ

6.

検査  ナイフの検査は,外観,表面粗さ,硬さ,曲がり及び形状・寸法について行い,それぞれ 2.1

2.4 及び 3.の規定に適合しなければならない。

7.

製品の呼び方  ナイフの呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び番号及び刃金部の材料記号による。

  JIS B 4708 230 SKS2 

ベニヤレースナイフ  230 SKS2


5

B 4708-1997

8.

表示

8.1

製品の表示  製品には,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

呼び番号

(2)

刃金部の材料記号

(3)

製造業者名又はその略号

8.2

包装の表示  包装には,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

呼び番号

(2)

寸法(長さ×幅×厚さ)

(3)

刃金部の材料記号

(4)

製造業者名又はその略号

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

丸  山  弘  志

東京理科大学

藤  野  達  雄

通商産業省機械情報産業局

大  島  清  治

工業技術院標準部

因      幸二郎

財団法人日本規格協会

古  田      寛

兼房株式会社

高  橋  正  夫

東洋刃物株式会社

高  橋  弘  志

木村刃物製造株式会社

大  澄  謹  也

株式会社オリオン工具製作所

中  村  彰  雄

庄田鉄工株式会社

宇  塚      正

株式会社ウロコ製作所

下  坂      知

株式会社名南製作所

近  藤  昌  三

株式会社太洋製作所

佐  藤  正  之

株式会社日立工機原町

川  島  正  行

株式会社平安コーポレーション

村  上      勝

社団法人全国木工機械工業会

(事務局)

箱  田  大  幸

日本機械鋸・刃物工業会

備考  ○印はベニヤレースナイフ JIS 原案作成分科会委員を兼

ねる。

      ◎印は同分科会長を示す。