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日本工業規格

JIS

 B

4705

-1966

刃やすり

Saw Files

1.

適用範囲  この規格は,手引キノコギリの目立用の刃ヤスリ,仕上刃ヤスリおよび両刃ヤスリについ

て規定する。

関連規格:JIS G 4404(合金工具鋼)

2.

種類  種類は,刃ヤスリ,仕上刃ヤスリおよび両刃ヤスリの 3 種類とする。

3.

材料  材料は,JIS G 4404 の SKS 8 またはこれと同等以上の品質のものとする。

4.

形状・寸法  形状および寸法は,原則として表 による。

表 1

(1)

刃ヤスリ

単位 mm

呼ビ寸法

A

B

l

l

1

慣用語

55 11

1.2 55 25

(小ヒキ切リ)

60 13

1.5 60 28

(中ヒキ切リ)

65 15

1.8 65 30

(大ヒキ切リ)

70 20

3  70 35

(相中)

75 23

3  75 38

(本中)

80 25

3.5 80 40

(大刃)

備考  かっこ内の慣用語は,従来の呼び方を参考のために示す。

(2)

仕上刃ヤスリ

単位 mm

呼ビ寸法

A

B

l

l

1

慣用語

50 8

1  50

25

(道突キ)

55 11 1.2 55 25

(小ヒキ切リ)

60 13 1.5 60 28

(中ヒキ切リ)

65 15 1.8 65 30

(大ヒキ切リ)

備考  かっこ内の慣用語は,従来の呼び方を参考のために示す。


2

B 4705-1966

(3)

両刃ヤスリ

単位 mm

呼ビ寸法

A

B

l

l

1

75 17  2.3

75  35

100 20  3

100  40

125

25  3.5 125 45

150 28  4

150  50

175 28  4

175  50

200 28  4

200  50

5.

目の種類および目数

5.1

目の種類  刃ヤスリおよび仕上刃ヤスリは三度切リ目,両刃ヤスリは単目とする。

5.2

目数  目数は,25mm の長サにつき,表 による。

(1)

刃ヤスリ

表 2

呼ビ寸法 mm 55 60 65 70 75 80

上目数

260 240 220 150 135 120

中目数

上目数の約 50%とする

下目数

上目数の約 37%とする

目数の許容差

±10%

(2)

仕上刃ヤスリ

呼ビ寸法 mm  50 55 60 65

上目数

340 310 280 260

中目数

上目数の約 50%とする

下目数

上目数の約 37%とする

目数の許容差

±10%

(3)

両刃ヤスリ

呼ビ寸法 mm  75 100 125 150 175 200

目数

70 65 55 50 48 48

備考1.  上目数の許容差は,±10%とする。

2.

コバの目数は,ヒシ形平面の目数の 15∼20%を加える。

6.

品質

6.1

外観  形状は,曲リ,キズ,ワレ,カエリ,その他の有害な欠点がなく,目は規則正しく,仕上ゲ

は良好でなければならない。

6.2

カタサ  目切リ部のカタサは,H

R

C63

以上でなければならない。

6.3

切レ味および耐久性  切レ味は,全面にわたりむらがなく,良好であること。また,耐久性は,相

当の時間使用しても,良好な切削性を長時間維持し,その低下は漸進的でなければならない。

参考  切レ味および耐久性に対しては,その良否を数値的に確かめることが望ましい。

7.

検査

7.1

外観  外観の検査は,通常目視により行ない,6.1 の規定を満足しなければならない。

7.2

目の種類および目数  目の種類および目数の検査は,通常目視および所要目数に適応する測定器具

を用いて行ない,5.1 および 5.2 の規定を満足しなければならない。


3

B 4705-1966

7.3

カタサ  目切リ部のカタサの検査は,カタサ試験機または試験棒を用いて行ない,6.2 の規定を満足

しなければならない。なお,試験棒を用いてカタサを測定する場合は,少なくとも H

R

C57

∼59 のカタサを

もつ試験棒により行ない,目切リ部のどの面のどの部分もむらなくかかり,スベリを生じてはならない。

8.

製品の呼び方  刃ヤスリの呼び方は,規格番号または規格名称,種類および呼ビ寸法による。

例: JIS B 4705  仕上刃ヤスリ 55mm

刃ヤスリ  仕上刃ヤスリ 55mm

9.

表示  適当な箇所に,製造業者名またはその略号を表示する。