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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 4704-1964 

組やすり 

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1. 適用範囲 この規格は,主として機器の小さい部分を手作業で仕上げるときに使用する組ヤスリ用の

ヤスリについて規定する。 

関連規格:JIS G 4404(合金工具鋼) 

2. 種類 組ヤスリは,おのおの異なった形状のヤスリを組み合わせて通常一組とし,5本組,8本組,10

本組および12本組の4種類とする。ただし,8本組は,そのうちのダ円形を除いて7本組とすることがで

きる。 

3. 材料 材料は,JIS G 4404のSKS 8またはこれと同等以上の品質をもつものとする。 

4. 形状・寸法 形状および寸法は,つぎによる。 

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B 4704-1964  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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B 4704-1964  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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B 4704-1964  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位mm 

幅および厚サ(C点) 

寸法 

許容差 

2以下 

+0.1 
−0.3 

2をこえ 5以下 

+0.2 
−0.5 

5をこえ 15以下 

+0.3 
−0.8 

備考1. 図に示す右の側面図は先端の形状を示し,その寸法は目切リ後の最大寸法を示す。 

2. C点から先端の部分は,先端に向かい細くする。 
3. 目切リ部の長サは,先端からC点までの長サの約90%とする。 
4. 図の寸法のうち左の側面図の寸法は,原則としてこれによる。 

5. 目の種類および目数 目の種類は,各形とも,中目,細目および油目の3種類とし,その目数は,25mm

の長サについてつぎのとおりとする。 

種類 

上目(ウワメ)数 

下目(シタメ)数 

目数の許容

差 

中目 

細目 

油目 

中目 

細目 

油目 

5本組 

45 

70 

110 

各目数とも上目数の80〜90%
とする。 

±10% 

8本組 

50 

75 

118 

10本組 

58 

80 

125 

12本組 

66 

90 

135 

6. 品質 

6.1 

外観 形状は,まっすぐで曲がりがなく,キズ,割レ,カエリその他の有害な欠点がなく,仕上げ

の程度は良好でなければならない。 

6.2 

カタサ 目切リ部のカタサはHRC 62以上とし,なお少なくともHRC 56〜58の試験棒を使用してカ

タサを測定した場合,どの面もどの部分もむらなくかかり,スベリを生じないものでなければならない。 

参考 ヤスリの目切リ部のカタサの測定方法として,カタサのわかった試験棒にヤスリをあてて,カ

タサを測定することができる。 

6.3 

切レ味および耐久性 切レ味は,全面にわたりむらがなく,良好でなければならない。 

また,切レ味は相当の時間使用しても,良好な切削性を長時間維持し,その低下は漸進的でなければな

らない。 

参考 切レ味および耐久性に対しては,その良否を数値的に確かめることがのぞましい。 

7. 検査 

7.1 

外観検査 通常は,目視によって行ない,6.1の規定を満足しなければならない。 

7.2 

カタサ検査 カタサは,6.2の規定を満足しなければならない。 

8. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格番号または規格名称,種類および目の種類による。 

例: JIS B 4704 8本組 中目 

組ヤスリ 5本組 油目 

B 4704-1964  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

9. 表示 適当な箇所に,製造業者名またはその略号を表示する。