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B 4635 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本規格

協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって JIS B 4635 : 1998 は改正され,

この規格に置き換えられる。

今回の改正は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 5743 : 1988 (Pliers and nippers−General

technical requirements)

,  ISO 5744 : 1988 (Pliers and nippers−Methods of test)  及び ISO 5749 : 1988 (Pliers and

nippers

−Diagonal cutting nippers−Dimensions and test values)  を基礎として用いた。

JIS B 4635

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)  強力ニッパ(1 形)の試験方法(B 法)

附属書 2(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


日本工業規格

JIS

 B

4635

: 2002

強力ニッパ

Heavy duty cutting nippers

序文  この規格は,1988 年に第 2 版として発行された ISO 5743 (Pliers and nippers−General technical

requirements)

ISO 5744 (Pliers and nippers−Methods of test) 及び ISO 5749 (Pliers and nippers−Diagonal

cutting nippers

−Dimensions and test values)  を元に,対応する部分(ニッパ)を翻訳し,形状・寸法は現状

の市場流通を考慮し,切れ味試験・変形試験は軟硬のワイヤを同時に切断するものは実状にそぐわないと

いうことから,従来の JIS と ISO を併記するなど,構成,編集を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧表

をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主に銅線類及び鉄線類の切断に用いる強力ニッパ(以下,ニッパという。)に

ついて規定する。

なお,活線作業のための絶縁工具及び帯電防止工具には適用しない。プラスチックコーティング又はプ

ラスチックスリーブは,握りやすさを意図するものに限る。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 5743 : 1988

  Pliers and nippers−General technical requirements (MOD)

ISO 5744 : 1988

  Pliers and nippers−Methods of test (MOD)

ISO 5749 : 1988

  Pliers and nippers−Diagonal cutting nippers−Dimensions and test values (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構

成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3532

  鉄線

JIS H 3260

  銅及び銅合金線

JIS H 3270

  ベリリウム銅,リン青銅及び洋白の棒及び線

3.

形状及び寸法  ニッパの形状は,図 による。ただし,これは例示であり,製造業者の設計に影響を

与えるものではない。また,ニッパの寸法は,

表 及び表 による。


2

B 4635 : 2002

図 1  形状(例)

表 1  形の寸法

単位 mm

形式

呼び寸法

L

L

3

(最大) W

3

(最大) T

1

(最大)

b

J-1

形 180 180±9 27 32 14 50±5

J-2

形 130 130±7 22 18 11 50±5

 160 160

±8 24 23 13 50±5

表 2  形の寸法

単位 mm

形式

呼び寸法

L

L

3

(最大) W

3

(最大) T

1

(最大)

b

125 125

±6 18

22

10  50

±5

140 140

±7 20

25

11  50

±5

160 160

±8 22

28

12  50

±5

180 180

±9 25

32

14  50

±5

I-1

200 200

±10 28

36

16  50

±5

125 125

±6 18

22

10  50

±5

140 140

±7 20

25

11  50

±5

I-2

160 160

±8 22

28

12  50

±5


3

B 4635 : 2002

4.

品質

4.1

外観及び仕上げ  ニッパの外観は,割れ,きず,さび,その他使用上有害な突起がなく,保護表面

処理を施し,その仕上げの程度は良好でなければならない。

なお,保護表面処理は,製造業者において適切な方法を選定する。

柄部は,違和感なく握ることができるように形づくられ,手の偶発的な挟みを防止するように作られて

いなければならない。

4.2

機能

4.2.1

接合部  接合部は,閉じた位置から開いた位置まで円滑に動かなければならない。また,どの位置

においても,ニッパの機能を損なうような遊び(がた)があってはならない。

4.2.2

切れ味  ニッパの切れ味は,次による。

a)

J

形ニッパ  J 形ニッパの切れ味は,5.1.1(A 法)によって試験を行ったとき,試験用鉄線(

1

)

表 

荷重以下で切断できなければならない。

(

1

)

試験用鉄線は,JIS G 3532の SWN-N とする。

表 3  切れ味試験値(形)

呼び寸法

試験用鉄線をくわえる

点の荷重

N

130 1

960

160 2

450

180 2

940

b)  I

形ニッパ  I 形ニッパの切れ味は,5.1.2(B 法)によって試験を行ったとき,切断力 F

1

及び試験用の

ワイヤの直径 は,

表 又は表 に示す値を超えてはならない。

なお,ニッパの切れ味試験,変形試験にかかわる寸法諸元は,

図 による。

表 4  切れ味試験値(I-1 形)

単位 mm

呼び寸法

L

1

L

2

切れ味試験

高硬度試験用
ワイヤの直径

最大切断力

D(

2

)

F

1, max

(N)

125

 80

 10

1.25

 500

140

 90

 11

1.4

 575

160

100

 12.5

1.6

 700

180

112

 14

1.8

 850

200 125

16

2

1020

(

2

)

高硬度試験用ワイヤのデータは,

附属書12に示す。


4

B 4635 : 2002

表 5  切れ味試験値(I-2 形)

単位 mm

呼び寸法

L

1

L

2

切れ味試験

中硬度試験用
ワイヤの直径

最大切断力

D(

3

)

F

1, max

(N)

125

80

12.5

1.6

450

140

90

14

1.6

450

160 100

16

1.6

460

(

3

)

中硬度試験用ワイヤのデータは,

附属書11に示す。

L

1

及び L

2

表 又は表 の値をとれない場合は,次の式で求める F

1

'

を用いる。

'

L

'

L

A

F

'

F

1

2

2

1

×

×

=

ここに,

F

2

試験用ワイヤの切断力[高硬度試験用ワイヤ(

附属書 1

表 参照),中硬度試験用ワイヤ(附属書 表 参照)]

A

補正係数(高硬度試験用ワイヤの場合には A=2,中硬度
試験用ワイヤの場合には A=1.6)

L

1

'

接合部の中心から荷重を加えた位置までの距離

L

2

'

接合部の中心から試験用ワイヤの位置までの距離

図 2  試験にかかわる寸法諸元

4.3

機械的性質

4.3.1

変形  ニッパの変形は,次による。

a)

J

形ニッパ  J 形ニッパの永久変形は,5.2.1(A 法)によって試験を行ったとき,柄部最大幅の 1.5%

以下とし,刃部の永久変形は先端で 0.5mm 以下でなければならない。

b)  I

形ニッパ  I 形ニッパの永久変形は,5.2.2(B 法)によって試験を行った後,永久変形 は,表 

表 に示す値を超えてはならない。


5

B 4635 : 2002

表 6  変形試験の試験値(I-1 形)

単位 mm

呼び寸法

L

1

変形試験

荷重

最大永久変形

F

S

max

 (

4

)

   (N)

125

 80

 800

0.5

140

 90

 900

0.5

160 100  1

000

1

180 112  1

120

1

200 125  1

250

1

(

4

)  S

W

1

W

2

附属書12.2参照)

表 7  変形試験の試験値(I-2 形)

単位 mm

呼び寸法

L

1

変形試験

荷重

最大永久変形

F

S

max

 (

4

)

   (N)

125

 80

 800

0.5

140

 90

 900

1

160 100  1

000

1

L

1

表 又は表 の値をとれない場合は,次の式で求める F

'

を用いる。

'

L

L

F

'

F

1

1

1

×

ここに,

F

表 又は表 に示す荷重

L

1

'

接合部の中心から荷重を加えた位置までの距離

5.

試験方法

5.1

切れ味試験

5.1.1

A

法  J 形ニッパの切れ味試験は,ニッパの刃部のほぼ中央に,表 に示す線径の試験用鉄線を挟

み,柄部に荷重を加え試験用鉄線を切断する。

表 8  切れ味試験用鉄線(形)

呼び寸法

試験用鉄線の線径

 mm

130 1.50

160 1.90

180 2.15

5.1.2

B

法  I 形ニッパの切れ味試験は,附属書 の 3.(ワイヤ切断試験)及び 4.(軟ワイヤ切断試験)

による。

5.2

変形試験

5.2.1

A

法  J 形ニッパの変形試験は,刃部の先端から 2mm の箇所に,直径 3.4mm の試験用鉄線を挟み,

柄部最大幅のところに荷重を加えて

表 のトルクを約 1 分間加え,荷重を加える前の寸法の読みと荷重を

除いた後の寸法の読みとの差を測定する。


6

B 4635 : 2002

表 9  変形試験のトルク

呼び寸法

トルク

N

・m

130 39.2

160 49.0

180 58.8

5.2.2

B

法  I 形ニッパの変形試験は,附属書 の 2.(変形試験)による。

6.

検査  ニッパの検査は,次による。

6.1

形状及び寸法の検査  ニッパの形状及び寸法の検査は,直尺,ノギスなどを用いて行い,3.に適合し

なければならない。

6.2

外観及び仕上げの検査  ニッパの外観及び仕上げの検査は,目視によって行い,4.1 に適合しなけれ

ばならない。

6.3

接合部の検査  ニッパの接合部の検査は,適切な用具又は感触によって行い,4.2.1 に適合しなけれ

ばならない。

6.4

切れ味検査  ニッパの切れ味検査は,4.2.2 に適合しなければならない。

6.5

変形検査  ニッパの変形検査は,4.3.1 に適合しなければならない。

7.

製品の呼び方  ニッパの呼び方は,規格番号又は規格名称,J 形又は I 形に基づいて製作されたことを

示す“J”又は“I”

,及び呼び寸法による。

1.  JIS B 4635  J 形130

2.  強力ニッパ  J 形160

3.  JIS B 4635  I-1形160

4.  強力ニッパ  I-2形200

8.

表示  製品には,適切な箇所に,製造業者名又はその略号を表示する。また,包装には,適切な箇所

に,製造業者名又はその略号,形式及び呼び寸法を表示する。


7

B 4635 : 2002

附属書 1(規定)  強力ニッパ(形)の試験方法(法)

序文  この附属書は,ニッパの切れ味試験,変形試験のうち B 法にかかわる試験方法について,対応国際

規格を翻訳し規格化したものである。

1.

適用範囲  この附属書は,ニッパの試験方法について規定する。

2.

変形試験

2.1

概要  試験は,規定事項が検査できる装置で確認しなければならない。

2.2

試験方法  ニッパの形式と呼び寸法別に,接合部の中心から距離 L

1

のところで柄部に荷重を加える

位置を定め,刃部に適切な試験片を挿入する(2.3 参照)

荷重 50N をかけ,柄部の幅 W

1

を測定する。荷重 を指定値まで増やし,次いで 50N まで減らす。

荷重 を 4 回かけ,次いで柄部の幅 W

2

をもう一度同じ距離 L

1

で測定する。

最初の読取値と 2 番目の読取値との差  (W

1

W

2

)

は,最大永久変形の値 S

max

を超えてはならない。

ニッパの形式及び呼び寸法について,変形試験にかかわる諸元は

附属書 図 による。

 

F

=変形試験で加える荷重

 

F

1

=切れ味試験で加える荷重

附属書 図 1  変形試験

試験後,ニッパに,使用に支障をきたすような変形があってはならない。

L

1

で変形試験を実施できない場合は,適切な位置を選定して,荷重を加える。接合部の中心から荷重を

加える位置までの距離を L

1

'

とする。加える荷重 F

'

は,次の式で求める。


8

B 4635 : 2002

'

L

L

F

'

F

1

1

1

×

ここに,

F

距離 L

1

における荷重である(

附属書 図 1

参照)

2.3

試験片

  試験片は,硬さが

30

40HRC

とし,刃部の先端から

8mm

±

1mm

の長さにわたり刃部と接

触するような寸法及び輪郭をもっていなければならない。

試験片が挿入された状態で,刃部の先端の開きは,

3mm

±

1mm

とする。°

3.

ワイヤ切断試験

3.1

試験用ワイヤの確認

  切断試験に使用するワイヤは,まず,規定事項が検査できる装置で確認しな

ければならない。

試験装置に二つの超硬合金刃を組み立てる。

この場合,刃部角度

60°

±

,刃部の半径が

0.3mm

になるように研磨し,刃部が互いに一致するように

し,また,試験用ワイヤと直角をなすようにする(

附属書 図 2

参照)

ワイヤの切断力を記録する。

三つの読取値の平均値は,

3.2

に示す値 F

2

を満足していなければならない。

附属書 図 2  試験装置

3.2

試験用ワイヤの切断力

  試験用ワイヤの切断力は,

附属書 表 1

及び

附属書 表 2

による。

附属書 表 1  中硬度試験用ワイヤ

ワイヤの直径

近似引張強さ(

1

)

切断力

D

F

2

mm MPa  N

1.6

1 600

1 800

±90

(

1

)

引張強さは,参考として示す。


9

B 4635 : 2002

附属書 表 2  高硬度試験用ワイヤ

ワイヤの直径

近似引張強さ(

1

)

切断力

D

F

2

mm MPa  N

1.25

2 300

2 000

±100

1.4

2 250

2 350

±125

1.6

2 200

2 800

±150

1.8

2 150

3 400

±175

2

2 100

4 000

±200

2.5

2 000

5 700

±300

3.3

切れ味試験

  切断力の校正済み試験用ワイヤを使用し,ニッパを規定事項が検査できるように試験

装置に配置する。

ニッパの形式と呼び寸法に従って L

1

及び L

2

を選ぶ。

試験用ワイヤを L

2

の位置でニッパの刃部に挿入し,

柄部の L

1

の位置に力 F

1

を加える。

L

1

及び L

2

で切れ味試験を実施できない場合は,適切な位置に L

1

'

及び L

2

'

を定めて行う。この場合,試験

用ワイヤの切断に必要な力 F

1

'

は,次の式による。

'

L

'

L

A

F

'

F

1

2

2

1

×

×

=

'

L

'

L

A

F

F

1

2

2

1

×

×

ここに,

F

2

附属書 表 1

及び

附属書 表 2

に示す切断力

A

補正係数(中硬度試験用ワイヤの場合には A

1.6

,高硬度試

験用ワイヤの場合には A

2

試験用ワイヤの切断に必要な力 F

1

又は F

1

'

を測定する。この力は,ニッパの形式と呼び寸法に対して規

定されている最大切断力 F

1, max

の値を超えてはならない。

試験終了後,刃部にニッパの切断性能に悪影響を与えるような目に見える圧こん又は変形があってはな

らない。

ニッパは,使用に支障をきたすような損傷を受けてはならない。

この試験の後に,軟ワイヤ切断試験を

4.

に従って実施する。

4.

軟ワイヤ切断試験

  切れ味試験の終了後,ニッパは,次に示す要領で軟ワイヤを切断できなければな

らない。

試験用ワイヤを,

附属書 図 3

に示す例に従ってニッパの刃部の間に位置決めをする。

附属書 表 3

に示す試験用ワイヤは,切断を助ける曲げ又は引張応力を与えることなく,完全に切断で

きなければならない。

最大長さが

25mm

の試験用ワイヤを,ニッパの刃部の間に位置決めする。このワイヤ片は,ニッパの刃

部だけで保持し,柄部に手で力を加えるだけで切断する。


10

B 4635 : 2002

附属書 表 3  軟試験用ワイヤ材料及び直径

ニッパの形式

ワイヤ材及び対応規格

近似引張強さ

ワイヤの直径

MPa

D

mm

I-1

青銅 740∼830 1.5

 CuSn6

JIS H 3270

附属書参照)

I-2

銅 210∼250 0.5

 Cu-ETP

JIS H 3260

附属書参照)

附属書 図 3  軟試験用ワイヤの位置の例

ニッパは,刃部の先端から刃長の少なくとも

2/3

の範囲にわたり軟試験用ワイヤを切断する。


 

11

B 4635

: 20

02

附属書 2(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 4635 : 2002

強力ニッパ

国際規格  ISO 5743 : 1988 プライヤとニッパ−一般的な技術的要求事項

 ISO 

5744 : 1988

プライヤとニッパ−試験方法

 ISO 

5749 : 1988

プライヤとニッパ−斜め刃切断ニッパ−寸法と試験値

(I)JIS

の規定 (II)

国 際 規 格
番号

(III)

国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:

表示方法:

(V)JIS

と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

1. 

適用範囲 

主に銅線類及び鉄線類の
切断に用いる強力ニッパ

について規定

ISO 5743

1.

ニッパの一般的な技術的要
求事項について規定

MOD

/ 変

国際規格が三つに分かれ
ているので,従来の JIS 

構成を基本に統一した。

ISO 5744

1.

試験方法について規定

ISO 5749

1.

寸法と試験値について規定

JIS

は,ユーザの利便性を考慮

して一つの規格とした。

なお,

試験方法 B 法に関しては,

分かりやすくするため,附属書
方式を採用した。

2. 

引用規格 

JIS G 3532

MOD

/ 追

切れ味の試験方法に,JIS 法を
規定しているため追加した。

JIS H 3260

JIS H 3270

IDT

JIS H 3260

JIS H 3270 は,そ

れぞれ附属書で ISO 1337ISO 

427

を規定している。

ISO 5743

2.

ISO 5742 : 1982

ISO 5744

5.

ISO 427

ISO 1337

ISO 5749

2.

ISO 5743 : 1982

ISO 5744 : 1988

JIS

に同じ

3. 

形 状 及 び

寸法 

・  ニ ッ パ の 形 状 を 図 で

例示

ISO 5749

3.1

高硬度ワイヤ用強力ニッパ(I-1 形)

・  ニ ッ パ の 寸 法 を 表 で

規定

3.2

中硬度ワイヤ用強力ニッパ(I-2 形)

MOD

/ 追

現在の国内市場を考慮して,従
来の JIS タイプ(J-1,J-2 形)

を追加している。

・  J 形:長さ 130,160,

180

の 3 種類規定

・  I 形:長さ 125,140,

160

,180,200 の 5 種

類規定


12

B 4635

: 20

02

(I)JIS

の規定 (II)

国 際 規 格
番号

(III)

国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:

表示方法:

(V)JIS

と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

4. 

品質 

ISO 5743

5.

4.1 

外 観 及

び仕上げ 

ニッパの仕上げについて
規定保護表面処理を施す。
柄部  柄部の形状につい

て規定

3.

ニッパの仕上げについて規定 
具体的仕上げ方法を明示

MOD

/ 変

具体的な仕上げ方法は,記載し
なくても通常の表現で理解でき
るため削除している。

4.2 

機能 4.2.1 

接合部  接合部の機

能性について規定

ISO 5743

4.1

JIS

に同じ。 IDT

 4.2.2 

切れ味

J

形:試験用鉄線及び切断

力を規定

I

形:試験用硬線及び切断

力を規定 
硬線切断後に軟ワイヤ切

断試験を規定

ISO 5749

3.1

3.2

JIS

の I 形に同じ

(硬線及び軟線の 2 種類のワ

イヤで切れ味試験を規定)

MOD

/ 追

硬線及び軟線を同一の刃で切断
できるように調整・設計するこ
とは,技術的に困難であること,

並びに ISO に規定する試験用ワ
イヤの入手が困難なことから,
従来の JIS での規定を追加して

いる。

4.3 

機 械 的

性質 

4.3.1 

変形

J

形:試験用鉄線及ぴ変形

を規定

I

形:試験片及び変形を規定

ISO 5749

3.1

3.2

JIS

の I-1 形に同じ

JIS

の I-2 形に同じ

MOD

/ 追

試験片,荷重のかけ方等試

験方法自体が異なる。

5. 

試験方法 

MOD

/ 追

ISO

では,規定していない。

5.1 

切 れ 味

試験 

5.1.1  A

法  試験用鉄線を

挟み,柄部に荷重を加え切

 5.1.2  B

法  試験用硬線を

挟み,柄部に荷重を加え切
断し,その後,試験用軟線

で同一試験を行う。

ISO 5744

3.

4.

JIS

の B 法に同じ IDT


 

13

B 4635

: 20

02

(I)JIS

の規定 (II)

国 際 規 格
番号

(III)

国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:

表示方法:

(V)JIS

と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

項目番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

5.2 

変 形 試

 

5.2.1  A

法  試験用鉄線を

挟み,柄部に規定荷重を 1

分間加え,試験前後の差を
測定

MOD

/ 追

ISO

では,規定していな

い。

 5.2.2 B

法  試験片を挟み,

規定荷重を 4 回加え,試験
前後の差を測定

ISO 5744

2.

JIS

の B 法に同じ IDT

6. 

検査 

検査方法を規定

MOD

/ 追

ISO

では,規定していな

い。

JIS

指定商品として必要な規定

項目である。

7. 

製 品 の 呼

び方 

製品の呼び方を規定

MOD

/ 追

ISO

では,規定していな

い。

JIS

指定商品として必要な規定

項目である。

8. 

表示 

製造業者名等の表示を規

MOD

/ 追

ISO

では,規定していな

い。

JIS

指定商品として必要な規定

項目である。

附属書 1(規
定)強力ニッ
パ の 試 験 方
法(法) 

切れ味,変形に関する ISO 

5744

による試験方法

ISO 5744

MOD

/ 削

プライヤに関する項目を

記載していない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  IDT技術的差異がない。 
    −  MOD/削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
    −  MOD/変更 国際規格の規定内容を変更している。 
    −  MOD/選択 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとお

りである。

    −  IDT 国際規格と一致している。

    −  MOD  国際規格を修正している。 
    −  NEQ  技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。


14

B 4635 : 2002

JIS B 4635

(強力ニッパ)改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(主査)

竹  原      康

元東京都立科学技術大学

(委員)

山  本  克  己

経済産業省製造産業局

鷹  野  武  次

日産アルティア株式会社

森  部  幸  男

社団法人日本自動車整備振興会連合会

寺  岡  憲  吾

防衛庁管理局装備企画課調達補給室

吉  田  育  夫

株式会社東芝

森      浩  一

東京ガス株式会社

徳  永  一  幸

株式会社スリーピークス技研

涌  井  清  次

株式会社涌井製作所

野  水  潤  一

株式会社マルト長谷川工作所

中  川  省  三

花園工具株式会社

上  村  隆  男

フジ矢株式会社

室  本      博

室本鉄工株式会社

橋  本      進

財団法人日本規格協会

(関係者)

穐  山  貞  治

経済産業省産業技術環境局標準課

(事務局)

朝  山  恒  男

財団法人日本規格協会

和  田  真  平

財団法人日本規格協会

日本工業標準調査会  機械要素技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

大  園  成  夫

東京電機大学工学部

(委員)

加  藤  伸  一

社団法人自動車技術会

川  口  俊  充

日本工具工業会

黒  澤  富  蔵

産業技術総合研究所

桑  田  浩  志

有限会社桑田設計標準化研究所

清  水  雄  輔

社団法人日本バルブ工業会

庄  野  敏  臣

社団法人日本工作機械工業会

筒  井  康  賢

産業技術総合研究所

真  弓      透

社団法人日本ベアリング工業会

丸  山  一  男

工学院大学

望  月  正  紀

社団法人日本ねじ工業協会