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日本工業規格

JIS

 B

4621

-1995

横万力(丸胴形)

Parallel bench vices (round jaw type)

1.

適用範囲  この規格は,作業台に取り付けて主に手仕上げ及び組立作業のとき,加工物をくわえる丸

胴形の横万力(以下,万力という。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4401

  炭素工具鋼鋼材

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

2.

形状・寸法  万力の形状及び寸法は,次のとおりとする。

(1)

万力の形状は,原則として

図 による。

(2)

万力の寸法は,

表 による。

図 1  形状


2

B 4621-1995

表 1  寸法

単位 mm

本体

可動体  b

ハンドル

締付ねじ

口金

取付穴

呼び寸法

a

1

a

2

(

1

)

a

3

寸法

許容差

c

1

c

2

l

e

1

e

2

d

1

許容差

(最小)  (最小) (最小)

(最小) (最小) (最小)

±0.7

±1.0

75 75 85

75

55

220

12 45  9

18

11

100 100 110 85 60

±0.7

250 14  50  12  21  14

±0.5

125 125 135 95 70

290 16  60  14 24 18

150 150 150

100 85

±1.2

330 18  70  15  29  18

±0.7

(

1

)

口の開き a

2

は,可動体口金の下方にある滑り面の内側の端面 (A) と本体の滑り面の外の端 (B) とが一致

するときの寸法を示す。

3.

品質

3.1

外観  万力の外観は,割れ,有害なきず,巣,まくれ,さび,その他使用上有害な欠点がなく,仕

上げの程度が良好でなければならない。

3.2

機能  万力は,全工程について,滑り面及び締付ねじにはがたが少なく,口金の開きは平行を保ち,

可動体の動きは円滑であり,かつ,次の条件を満足しなければならない。

(1)

締付力  万力の締付力は,締付ねじに表 の締付トルクを与えたとき,各部に異常がなく,口金の長

さの中央部において 19.6kN 以上の締付力があること。

表 2  締付トルク

呼び寸法 mm 75

100

125

150

締付トルク N・m 107.9 127.5 147.1 166.7

(2)

案内面すき間  万力の案内面(

2

)

すき間は,万力を固定し,口を

表 のように開き,上下方向及び左右

方向に各 147.1N の引張力を可動体に加えたときの口金における読みの差が 0.8mm 以下であること。

(

2

)

案内面とは,本体と可動体との接触面をいう。

表 3  案内面すき間

単位 mm

呼び寸法 75

100

125

150

口の開き 50

65

75

100

(3)

片寄締付  万力の片寄締付は,直径 50mm の棒鋼を表 の位置にくわえて保ち,口金の他端上面の位

置を測り,次に締付ねじに

表 の締付トルクを与えたとき,測定位置のくるいが表 に示す値より小

さいこと。

表 4  片寄締付

単位 mm

呼び寸法 75

100

125

150

万力の中心から棒鋼の中心までの距離 35 48 60 73

締付トルク N・m 98.1 117.7 137.3 166.7

前後方向のくるい 1.0

1.1

1.3

1.5

上下方向のくるい 0.7

0.7

0.7

0.7

3.3

口金の硬さ  万力の口金くわえ面の硬さは,45∼53HRC とする。

4.

材料  万力の各部の材料は,表 又はこれと同等以上の品質のものとする。


3

B 4621-1995

表 5  材料

部品番号

部品名称

材料

1

本体

JIS G 5501

の FC200

2

可動体

JIS G 5501

の FC200

3

締付めねじ

JIS G 5501

の FC200

4

締付おねじ

JIS G 4051

の S45C

5

口金

JIS G 4401

の SK5 又は

JIS G 4051

の S15CK

6

ハンドル

JIS G 4051

の S35C

5.

検査

5.1

形状・寸法  万力の形状・寸法は,目視,物さし,ノギス,ゲージ,その他を用いて行い,2.の規定

に適合しなければならない。

ただし,

図 において(A)の部分が(B)の部分より約 5mm 内側にあるとき,a

2

の寸法は

表 のとおりでな

ければならない。

5.2

外観  万力の外観は,目視によって行い,3.1 の規定に適合しなければならない。

5.3

機能  万力の機能は,適切な試験装置を用いて検査を行い,3.2 の規定に適合しなければならない。

5.4

口金の硬さ  万力の口金の硬さは,適切な方法によって検査し,3.3 の規定に適合しなければならな

い。

6.

製品の呼び方  万力の呼び方は,規格番号又は規格名称,及び呼び寸法による。

1.  JIS B 4621 150mm

2.  横万力(丸胴形) 150mm

7.

表示  万力には,適切な箇所に,次の事項を表示する。

なお,材料記号を表示することが望ましい。

(1)

呼び寸法

(2)

製造業者名又はその略号