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日本工業規格

JIS

 B

4620

-1995

横万力(角胴形)

Parallel bench vices (Square jaw type)

1.

適用範囲  この規格は,作業台に取り付けて主に手仕上げ及び組立作業のとき,加工物をくわえる角

胴形の横万力(以下,万力という。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4401

  炭素工具鋼鋼材

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

2.

形状・寸法  万力の形状及び寸法は,次のとおりとする。

(1)

万力の形状は,原則として

図 による。

(2)

万力の寸法は,

表 による。

図 1  形状


2

B 4620-1995

表 1  寸法

単位 mm

本体

可動体

ハンドル

締付ねじ

口金

取付穴

呼び寸法

a

1

a

2

(

1

)

a

3

b

1

b

2

c

1

c

2

l

e

1

e

2

d

1

許容差

(最小) (最小) (最小)  (最小) (最小)(最小)(最小) (最小) (最小) (最小)

75 75

90

60

50

40

180

12 40 9 18

11

100 100

100 65 60 45

225

13  50 12  21 11

±0.5

125  125 125  85 65 60 255 15  55 14  24 14

150  150 150  95 75 65 295 16  60 15  28 14

(

1

)

口の開き a

2

は,口のある反対側において,本体の端面 (A) と可動体の端面 (B) とが一致するときの寸法を示す。

3.

品質

3.1

外観  万力の外観は,割れ,有害なきず,巣,まくれ,さび,その他使用上の有害な欠点がなく,

仕上げの程度は良好でなければならない。

3.2

機能  万力は,全工程について,滑り面及び締付ねじにはがたが少なく,口金の開きは平行を保ち,

可動体の動きは円滑であり,かつ,次の条件を満足しなければならない。

(1)

締付力  万力の締付力は,5.1 の試験を行ったとき,各部に異常がなく,口金の長さの中央部において

19.6kN

以上の締付力があること。

(2)

案内面すき間  万力の案内面(

2

)

すき間は,5.2 の試験を行ったとき,口金における読みの差が 0.8mm

以下であること。

(

2

)

案内面とは,本体と可動体との接触面をいう。

(3)

片寄締付  万力の片寄締付は,5.3 の試験を行ったとき,表 に示す値より小さいこと。

表 2  片寄締付

単位 mm

呼び寸法 75

100

125

150

前後方向のくるい 1.0

1.1

1.3

1.5

上下方向のくるい 0.7

0.7

0.7

0.7

3.3

口金の硬さ  万力の口金くわえ面の硬さは,5.4 の試験を行ったとき,45∼53HRC とする。

4.

材料  万力の各部の材料は,表 又はこれと同等以上の品質のものとする。

表 3  材料

部品名称

材料

本体

JIS G 5501

の FC200

可動体

JIS G 5501

の FC200

締付めねじ

JIS G 5501

の FC200

締付おねじ

JIS G 4051

の S45C

口金

JIS G 4401

の SK5 又は

JIS G 4051

の S15CK

ハンドル

JIS G 4051

の S35C

5.

試験方法

5.1

締付力試験  万力の締付力試験は,締付ねじに表 の締付トルクを与え,そのときの口金中央部に

おける締付力を測定する。


3

B 4620-1995

表 4  締付トルク

呼び寸法  mm 75

100

125

150

締付トルク  N・m 98.1

117.7

137.3 166.7

5.2

案内面すき間試験  万力の案内面すき間試験は,万力を固定し,口を表 のように開き,上下方向

及び左右方向に各 147.1N の引張力を可動体に加え,そのときの口金における読みの差を測定する。

表 5  案内面すき間試験

単位 mm

呼び寸法 75

100

125 150

口の開き 50 65 75 100

5.3

片寄締付試験  万力の片寄締付試験は,直径 50mm の棒鋼を表 の位置にくわえて保ち,口金の他

端上面の位置を測定し,次に締付ねじに

表 の締付トルクを与え,そのときの差を測定する。

表 6  片寄締付試験

単位 mm

呼び寸法 75

100

125

150

万力の中心から棒鋼の中心までの距離 35 48 60 73

締付トルク  N・m 98.1

117.7 137.3

166.7

5.4

口金の硬さ試験  万力の口金の硬さは,JIS B 7726 に規定する試験機を用いて JIS Z 2245 の試験方

法によって測定する。

6.

検査  万力の検査は,形状・寸法,外観,機能及び口金の硬さについて行い,それぞれ 2.及び 3.の規

定に適合しなければならない。

7.

製品の呼び方  万力の呼び方は,規格番号又は規格名称,及び呼び寸法による。

1.  JIS B 4620 100mm

2.  横万力(角胴形) 100mm

8.

表示  万力には,適切な箇所に,次の事項を表示する。

なお,材料記号を表示することが望ましい。

(1)

呼び寸法

(2)

製造業者名又はその略号


4

B 4620-1995

工作機械部会  作業工具専門委員会  構成表(昭和 55 年 2 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

築  添      正

大阪大学工学部

宮  下  彬  英

通商産業省工業品検査所

春  原  一  盛

財団法人機械電子検査検定協会

島      弘  志

通商産業省機械情報産業局

小  栁  武  昭

工業技術院標準部

屋  敷  定  雄

前田金属工業株式会社

千  葉  民  治

昭和スパナ製造株式会社

田  口  輝  雄

日本捻廻株式会社

安  西  武  二

株式会社松阪鉄工所

清  水  良  昭

花園工具株式会社

岡本  太右衛門

株式会社ナベヤ

堀  内  克之穰

株式会社堀内製作所

掘  川  弘  平

北陽産業株式会社

井  藤  三  男

関西作業工具協同組合

山  口  太  郎

全国作業工具工業組合

宇田川  鉦  作

日本ねじ研究協会

桑  原  昌  博

トヨタ自動車株式会社

河  西  五  男

日産自動車株式会社

橋  本  秀  夫

社団法人日本自動車整備振興会連合会

小  林  繁  鋪

東京電力株式会社

(専門委員)

内  藤  俊  男

日本国有鉄道鉄道技術研究所

鶴  見  松之助

松下電器産業株式会社

北  島  昭  生

株式会社日立製作所

内  山  友  和

日本電信電話公社

佐々木  賢  一

東京芝浦電気株式会社

(事務局)

桜  井  俊  彦

工業技術院標準部機械規格課

岡  島  弘  二

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

永  井  裕  司

工業技術院標準部機械規格課

(平成 7 年 3 月 1 日改正のとき)