1
B 4455
: 19
98
解
説
解説表 3 JIS と対応する国際規格との対比表
JIS B 4455 : 1998
管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス
ISO 4231 : 1987
Hand-and machine-operated circular screwing dies for parallel pipe threads-G series
(管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス−G シリーズ)
対比項目
規定項目
(I) JIS
の規定内容 (II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容 (IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V) JIS
と国際規格との一致が
困難な理由及び今後の対策
(1)
適用範囲
○ 管用平行ねじのねじ切りに用いる
ねじ切り丸ダイスについて規定。
ISO 4231
○ ISO の管用平行ねじのねじ切
りに用いるねじ切り丸ダイス
の形状・寸法について規定。
≡
○ PF 形については,
附属書に示す。
− 規定なし
ADP PF
形は JIS 独自の規定として
残す。
(2)
引用規格
○ 引用される JIS を記載。
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
(3)
定義
○ JIS B 0101(ねじ用語)及び JIS B
0176
(ねじ加工工具用語)による。
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
(4)
種類・等級
○ 種類
ソリッドダイスについて規定。
○ ソリッドダイスの 1 種類
≡
○ PF 形は,ソリッドダイス及びアジ
ャスタブルダイスの 2 種類,さら
に調整ねじの有無によってアジャ
スタブルダイスは 2 種類に規定。
− 規定なし PF 形は JIS 独自の規定として
残す。
○ 等級
A
級及び B 級の 2 種類。
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
(5)
形状・寸法
○ 寸法範囲
G1/16
〜G2 1/4
○ 寸法範囲
G1/16
〜G2 1/4
≡
○ 外径×厚さ
25
×9,30×11,38×10,45×14,
55
×16,65×18,75×20,90×
22
,105×22,120×22
○ 外径×厚さ
25
×9,30×11,38×10,45×
14
,55×16,65×18,75×20,
90
×22,105×22,120×22
≡
○ 寸法許容差
精密ダイス外径:f10
厚さ:js12
非精密ダイス:製造業者の判断
による。
○ 寸法許容差
精密ダイス外径:f10
厚さ:js12
非精密ダイス:製造業者の
判断による。
=
2
B 4455
: 19
98
解
説
解説表 3 JIS と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JIS
の規定内容 (II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容 (IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V) JIS
と国際規格との一致が
困難な理由及び今後の対策
(5)
形状・寸法
○ 押し穴の寸法
押し穴の径と位置の片寄りを規
定。
ISO 4231
○ 押し穴の寸法
押し穴の径と位置の片寄り
を規定。
≡
○ 角の面取りの大きさ
長さ×角度(45°)で規定。
○ 角の面取りの大きさ
長さ×角度(45°)で規定。
≡
○ PF 形の寸法範囲及び形状・寸法
− 規定なし PF 形は JIS 独自の規定として
残す。
(6)
品質
○ 外観:
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
○ 硬さ:
刃部の硬さ 60HRC 以上
− 規定なし
○ ねじ部の精度:
切削 した 試験 ねし の精 度に よ
る。
− 規定なし
○ PF 形の硬さ及びねじ部の精度
− 規定なし PF 形は JIS 独自の規定として
残す。
(7)
材料
○ JIS G 4403(高速度工具鋼鋼材)
の SKH51 又はこれと同等以上の
性能をもつもの。
− 規定なし
○ PF 形の材料
JIS G 4404
(合金工具鋼鋼材)
の SKS2 若しくは,JIS G 4403 の
SKH51
,又はこれらと同等以上の
性能をもつもの。
− 規定なし PF 形は JIS 独自の規定として
残す。
(8)
試験方法
○ 硬さ及びねじ部の精度について規
定。
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
○ ねじ部の精度の測定に用いる試験
ねじの加工条件も規定。
− 規定なし
(9)
検査
○ 形状・寸法,外観,硬さ及びねじ
部の精度について行う。
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
3
B 4455
: 19
98
解
説
解説表 3 JIS と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JIS
の規定内容 (II)
国 際 規 格
番号
(III)
国際規格の規定内容 (IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V) JIS
と国際規格との一致が
困難な理由及び今後の対策
(10)
製 品 の 呼 び
方
○ 規格番号又は規格の名称,種類,
呼び,ダイスの外径,等級及び材
料記号による。
− 規定なし
JIS
独自の規定として残す。
(11)
表示
○ 製品の表示:
左ねじの記号,呼び,等級の記
号,材料記号及び製造業者名又
はその略号を表示。
ISO 4231
○ 製品の表示:
ねじの記号及び呼びだけ規
定。ISO の記号は製造業者
の判断による。
ADP JIS
は左ねじの記号,等級
の記号,材料記号及び製造
業者名又はその略号の表示
も規定。
○ 包装の表示:
製品の表示事項のほかに規格の
名称及びダイスの外径を明記。
− 規定なし
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で, ○ は該当する項目を規定している場合, − は規定していない場合を示す。
2.
対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
≡ :JIS と国際規格との技術的内容は同等である。
= :JIS と国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
ADP
:JIS は,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。ただし,JIS として必要な規定を追加している。