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日本工業規格

JIS

 B

4220

 : 1988

すりわりフライス

Screw Slotting Cutters

1.

適用範囲  この規格は,外径 45mm 及び 70mm,幅 0.25∼8.0mm のすりわりフライス(以下,フライ

スという。

)について規定する。

引用規格:

JIS B 0021

  幾何公差の図示方法

JIS B 0172

  フライス用語

JIS B 0401

  寸法公差及びはめあい

JIS B 0601

  表面粗さの定義と表示

JIS B 0659

  比較用表面粗さ標準片

JIS B 4201

  フライス穴

JIS B 7503

  0.01mm 目盛ダイヤルゲージ

JIS B 7513

  精密定盤

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS B 7734

  微小硬さ試験機

JIS G 4403

  高速度工具鋼鋼材

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

JIS Z 2251

  微小硬さ試験方法

2.

用語の意味  この規格で用いる主な用語の意味は,JIS B 0172(フライス用語)による。

3.

形状・寸法  フライスの形状及び寸法は,表 による。

表 1  形状及び寸法

単位 mm

穴径  d

外径  D

A

B

(

1

)

幅  L

基準

寸法

許容差

(js 14)

基準

寸法

許容差

(H7)

基準

寸法

許容差

(H 7)

基準

寸法

許容差

(js 10)

刃数

0.25

0.3

45

±0.31 13

018

.

0

0

+

  15.875

018

.

0

0

+

0.32

±0.02

90

0.35

0.4

0.45

0.5

0.55

0.6

0.65

0.7

0.8


2

B 4220 : 1988

0.9

1.0

1.05

1.1

1.2

1.3

1.4

1.5

1.6

1.8

2.0

2.3

2.6

2.9

3.0

単位 mm

穴径  d

外径  D

A

B

(

1

)

幅  L

基準

寸法

許容差

(js 14)

基準

寸法

許容差

(H 7)

基準

寸法

許容差

(H 7)

基準

寸法

許容差

(js 10)

刃数

0.25

0.3

0.32

0.35

0.4

0.45

0.5

0.55

0.6

0.65

0.7

0.8

0.9

1.0

1.05

1.1

1.2

1.3

1.4

1.5

1.6

1.8

2.0

2.3

2.6

2.9

3.0

±0.02

3.2

3.6

4.0

4.6

5.2

5.8

6.0

±0.024

6.5

7.3

70

±0.31 22

021

.

0

0

+

25.4

021

.

0

0

+

8.0

±0.029

56

又は

72

(

1

)  B

式は,なるべく用いない。

備考1.  D及び の許容差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。

2.  d

にキー溝を必要とするときのキー溝は,JIS B 4201(フライス穴)による。

3.

両側面に中低のこう配を付けても差し支えない。


3

B 4220 : 1988

4.

品質

4.1

外観  フライスの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さびなどの欠点がなく,仕

上げは良好でなければならない。

4.2

表面粗さ  フライスの刃部の表面粗さは,6.1 の試験を行ったとき,すくい面で JIS B 0601(表面粗

さの定義と表示)に規定する 1.6a (6.3S)  とする。

4.3

硬さ  フライスの刃部の硬さは,6.2 の試験を行ったとき,HRC63 (HV772)  以上とする。

4.4

振れ  フライスの刃部の振れは,6.3 の試験を行ったとき,表 による。

表 2  刃部の振れの公差値

備考  図示方法は,JIS B 0021(幾何公差の図示方

法)による。

単位 mm

側面の振れの公差値  t

2

幅 の区分

外径

D

外周の振れ

t

1

0.25

以上

0.4

以下

0.4

を超え

0.6

以下

0.6

を超え

1.0

以下

1.0

を超え

1.6

以下

1.6

を超え

2.5

以下

2.5

を超え

4.0

以下

4.0

を超え

6.0

以下

6.0

を超え

8.0

以下

45 0.1  0.16 0.12 0.1  0.08 0.06 0.05

70 0.12 0.2  0.16 0.12 0.1  0.08 0.06 0.05 0.04

4.5

切れ味  フライスの切れ味は,良好でなければならない。

5.

材料  フライスの材料は,JIS G 4403(高速度工具鋼鋼材)に規定する SKH51 又はこれと同等以上の

性能をもつものとする。

6.

試験方法

6.1

表面粗さ  フライスの表面粗さは,目視によって JIS B 0659(比較用表面粗さ標準片)に規定する

粗さ標準片と比較測定する。

6.2

硬さ  フライスの刃部の硬さは,JIS B 7726(ロックウェル硬さ試験機)に規定する試験機を用いて

JIS Z 2245

(ロックウェル硬さ試験方法)に規定する試験方法によって測定する。ただし,ロックウェル

硬さ試験機によって測定できない場合は,JIS B 7734(微小硬さ試験機)に規定する試験機を用いて,JIS 

Z 2251

(微小硬さ試験方法)に規定する試験方法によって測定してもよい。

また,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。


4

B 4220 : 1988

6.3

振れ  フライスの振れは,フライスをつば付きアーバにナットで締め付け,図のように精密定盤上

に置いたセンタ台に取り付け,外周刃及び側面にそれぞれ垂直にダイヤルゲージを当て,矢の方向に回し

ながらダイヤルゲージの指針の動きを読む。読みの最大値と最小値との差を測定値とする。

備考1.  精密定盤は,JIS B 7513(精密定盤)に規定する1級とする。

2.

ダイヤルゲージは,JIS B 7503(0.01mm 目盛ダイヤルゲージ)による。

図  振れの測定方法

7.

検査  フライスの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ,振れ及び切れ味について行い,それ

ぞれ 3.4.14.5 の規定に適合しなければならない。

8.

製品の呼び方  フライスの呼び方は,規格番号又は規格名称,D×L×d,刃数及び材料記号(

2

)

による。

例 1 : JIS B 4220 70×1×22 56  SKH51 
例 2 :  すりわりフライス 70×1×22 72  SKH51

(

2

)

使用材料が高速度工具鋼鋼材の場合は,HS 又は HSS と呼んでもよい。

9.

表示

9.1

製品の表示  フライスには側面に次の事項を横書きに表示する。

例:

(1)  D

×L×d 70×1×22

(2) 

刃数 56

(3) 

材料記号(

3

) SKH51

(4) 

製造業者名又はその略号

(

3

)

使用材料が高速度工具鋼鋼材の場合は,HS 又は HSS と表示してもよい。

9.2

包装の表示  フライスの包装は,規格名称及び 9.1 に規定する事項を表示する。


5

B 4220 : 1988

切削工具規格体系調査委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

丸  山  弘  志

東京理科大学

(幹事・委員)

竹  井  辰  男

日本工具工業会

竹  山  秀  彦

幾徳工業大学

中  田  哲  雄

通商産業省機械情報産業局

森  田  昭  三

工業技術院標準部機械規格課

徳  増      肇

日本機械工業連合会

江  見  正  民

日本産業機械工業会

内  藤  俊  雄

前日本国有鉄道鉄道技術研究所

大  高  義  穂

日本工作機械工業会

宇田川  鉦  作

日本ねじ研究協会

郷  間  豊  彦

いすゞ自動車株式会社

吉  田  清  司

日産自動車株式会社

根  津  裕  司

株式会社日立製作所

平  松      豊

日本工作用機器工業会

篠  生      全

黒田精工株式会社

関  野      等

超硬工具協会

冨士原  由  雄

三菱金属株式会社

山  川  哲  央

株式会社神戸製鋼所

松  井      博

株式会社彌満和製作所

野  上      彰

株式会社不二越

西      礼次郎

株式会社日本工具製作所

岩  本      肇

日本高周波鋼業株式会社

神  谷  清  弘

株式会社不二越