>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

B4201 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって,JIS B 4201-1990 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 240 : 1994, Milling cutters−Interchangeability dimensions for

cutter arbors or cutter mandrels

(フライス−カッタアーバ及びカッタマンドレルの互換寸法)を基礎として

用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,又は出願公開後の実用新案登録

出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会は,このよう

な技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願に

かかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B4201

: 1998

フライス穴及びフライスアーバ部

Milling cutters

−Interchangeability dimensions for

cutter arbors or cutter mandrels

序文  この規格は,1994 年に第 2 版として発行された ISO 240,Milling cutters−Interchangeability dimensions

for cutter arbors or cutter mandrels

を基に作成した日本工業規格であり,対応国際規格と対応する部分につい

ては,技術的内容を変更することなく作成しているが,対応国際規格には規定されていない規定項目(定

義)及び規定内容(種類における B 式及び形状・寸法におけるフライスアーバ部)を追加している。

1.

適用範囲  この規格は,フライス穴及びフライスアーバ部について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 240 : 1994 Milling cutters

−Interchangeability dimensions for cutter arbors or cutter mandrels

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0172

  フライス用語

JIS B 0401-2

  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0172 による。

4.

種類  フライス穴の種類は,キーの取付け位置によって,キー溝付き及び端面キー付きの 2 種類,単

位系によって,A 式及び B 式の 2 種類とする。フライスアーバ部は A 式にだけ規定する。

5.

形状・寸法  フライス穴及びフライスアーバ部の形状及び寸法は,表 1による。


2

B4201 : 1998

表 1  キー溝付き 式フライス穴及びフライスアーバ部

単位 mm

フライス穴

フライスアーバ部

穴径  d

キー溝の深さ  E

キー溝の幅  F

キー溝の丸み

r

アーバの直径  d

1

アーバ溝の深さ

E

1

アーバ溝の幅

F

1

アーバ溝の丸み

r

1

呼び径

基準

寸法

許容差

H7

基準寸法  許容差  基準

寸法

許容差

C11

許容差

C12

基準

寸法

許容差 基準寸法 許容差

h6

基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差

h9

基準寸法 許容差

  8.9

 2

 6.7

 2

  8

 10

  8

 10

+0.015

0

 11.5

  8

 10

0

−0.009

 8.2

 14.6

 3

+0.120

+0.060

+0.160

+0.060

0.4

0

−0.1

11.2

 3

0

−0.025

 13

 16

 13

 16

+0.018

0

 17.7

 4

0.6

0

−0.2

 13

 16

0

−0.011

13.2

4

0.16 0

−0.08

 21.1

 5

15.6

 5

 24.1

+0.1

0

 6

+0.145

+0.070

+0.190

+0.070

1

17.6

0

−0.1

 6

0

−0.030

 19

 22

 27

 19

 22

 27

+0.021

0

 29.8

 7

 19

 22

 27

0

−0.013

22

7

 34.8

 8

27

 8

0.25 0

−0.09

 43.5

10

+0.170

+0.080

+0.230

+0.080

1.2

0

−0.3

34.5 10

0

−0.036

 32

 40

 50

 32

 40

 50

+0.025

0

 53.5

12

 32

 40

 50

0

−0.016

44.5 12

 64.2

14

1.6

54 14

 75

16

63.5

16

 60

 70

 80

 60

 70

 80

+0.030

0

 85.5

18

+0.205

+0.095

+0.275

+0.095

2

 60

 70

 80

0

−0.019

73 18

0

−0.043

0.4 0

−0.15

100 100

+0.035

0

107

+0.2

0

25

+0.240

+0.110

+0.320

+0.110

2.5

0

−0.5

100 0

−0.022

91

0

−0.2

25 0

−0.052

0.6 0

−0.2

備考1.  穴径 d,フライスアーバ部の直径 d

1

,キー溝の幅 F,フライスアーバ部の溝の幅 F

1

の許容差は,JIS B 0401-2

による。

2.

この表の の許容差は,ホブに対しては適用しない。

参考1.  量記号は,ISO 240では,穴径及びフライスアーバ部の直径を d,キー溝の深さを c

1

,フライスアーバ部の

キー溝の深さを c,キー溝及びフライスアーバ部の溝の幅を と表示している。

2.

キー溝の幅 の許容差は,ISO 240 では C11 である。


3

B4201 : 1998

表 2  キー溝付き 式フライス穴及びフライスアーバ部

単位 mm

フライス穴

参考  フライスアーバ部

穴径  d

キー溝の深さ  E

キー溝の幅  F

キー溝の丸み

r

アーバ溝の深さ

E

1

アーバ溝の幅  F

1

呼び径

基準寸法

許容差

H7

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差 基準

寸法

許容差

直径  d

1

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

 12.7

 12.7

 14.2

 2.39

0.5

0

−0.1

 12.7

 11.51

 2.41

 15.875

 15.875

+0.018

0

 17.7

 15.875

 14.29

 19.05

 19.05

 20.9

 19.05

 17.46

 22.225

 22.225

 24.1

 3.18

0.8

 22.225

 20.64

 3.2

 25.4

 25.4

+0.021

0

 28

 6.35

+0.31

+0.13

1.2

0

−0.3

 25.4

 21.43

 6.38

 31.75

 31.75

 35.2

 7.92

+0.32

+0.14

 31.75

 27

 7.96

 38.1

 38.1

 42.3

 9.52

 38.1

 32.54

 9.55

 44.45

 44.45

+0.025

0

 49.5

11.12

 44.45

 38.1

11.14

 50.8

 50.8

 55.8

12.7

 50.8

 42.85

12.73

 63.5

 63.5

 69.4

15.87

1.6

 63.5

 53.19

15.9

 76.2

 76.2

+0.030

0

 82.9

19.05

 76.2

 63.5

19.08

 88.9

 88.9

 98.8

22.22

 88.9

 76.2

22.25

101.6 101.6

111.5

25.4

2.4

101.6

85.73

25.43

114.3 114.3

+0.035

0

125.8 28.58

114.3

96.85  28.6

127 127

+0.040

0

140.1

+0.25

0

31.75

+0.89

+0.25

3.2

0

−0.5

127 107.95

0

−0.127

31.78

0

−0.025

備考1.  B 式は,なるべく用いない。

2.

穴径 の許容差は,JIS B 0401-2 による。

3.

この表の の許容差は,ホブに対しては適用しない。

4.  d

の許容差は,呼び径 25.4mm 以下のものでも,フライスの幅が 75mm を超える場合には

+ 0 02 5

0

.

とする。


4

B4201 : 1998

表 3  端面キー溝付き 式フライス穴及びフライスアーバ部

単位 mm

フライス穴

フライスアーバ部

穴径  d

端面キー溝の

幅  F

端面キー溝

の深さ  E

端面キー溝

の丸み  r

面取り寸法

c

直径  d

1

端面キー溝

の幅  F

1

端面キー溝

の深さ  E

1

端面キー溝

の丸み  r

1

面取り寸

法  c

1

呼び径

基準

寸法

許容差

H7

基準

寸法

許容差

H11

基準

寸法

許容差

H13

基準

寸法

許容差 基準

寸法

許容差

偏心公

差値

(

1

)

基準

寸法

許容差

h6

基準

寸法

許容差

h11

基準

寸法

許容差

h11

基準寸法 基準寸法

  5    5

+0.012

0

 3.3

 2.5

0.6

0.3

0.75

  5

+0.008

0

3

0

−0.060

 2

0

−0.060

0.3 0.3

  8    8

 5.4

+0.075

0

 4

+0.14

0

0.8

0.4

  8

5

 3.5

0.4

0.4

 10   10

+0.015

0

 6.4

 4.5

 10

+0.009

0

6

0

−0.075  4

 13   13

 5

0

−0.2

0.5

+0.1

0

 13

 4.5

0.5 0.5

 16   16

+0.018

0

 8.4

+0.090

0

 5.6

+0.18

0

1

 16

+0.011

0

8

 5

 19   19

 19

 5.6

 22   22

10.4

6.3

0.6

 22

10

0

−0.090

0

−0.075

0.6 0.6

 27   27

+0.021

0

12.4

7

1.2

0

−0.3

 27

+0.013

0

12

 6.3

 32   32

14.4

 8

1.6

0

−0.4

0.8

+0.2

0

 32

14

 7

0.8 0.8

 40   40

16.4

+0.110

0

 9

 40

16

 8

 50   50

+0.025

0

18.4 10

+0.22

0

0.100

 50

+0.016

0

18

0

−0.110

 9

 60   60

20.5

11.2

2 1

 60

20

10

0

−0.090

1 1

 70   70

22.5

12.5

 70

22

11.2

 80   80

+0.030

0

14

2.5 1.2

+0.3

0

 80

+0.019

0

12.5

1.2 1.2

100 100

+0.035

0

24.5

+0.130

0

16

+0.27

0

3

0

−0.5

1.6

+0.5

0

0.125

100

+0.022

0

24

0

−0.130

14

0

−0.110

1.6 1.6

(

1

)

穴径 d の軸線と端面キーの中心との偏心の許容差を示す。

備考1.  穴径 d,端面キー溝の幅 F,端面キー溝の深さ E,フライスアーバ部の直径 d

1

,フライスアーバ部の端面キー

溝の幅 F

1

及びフライスアーバ部の溝の長さ E

1

の許容差は,JIS B 0401-2による。

2.

この表の の許容差は,ホブに対しては適用しない。

参考  量記号は,ISO 240 では,穴径及びフライスアーバ部の直径を d

1

,フライス穴の端面キー溝の深さを b

1

,フライ

スアーバ部の端面キー溝の長さを b,フライス穴のキー溝の幅を a

1

,フライスアーバ部のキー溝の幅を a,フラ

イス穴及びフライスアーバ部の面取り寸法を e,と表示している。


5

B4201 : 1998

表 4  端面キー溝付き 式フライス穴及びフライスアーバ部

単位 mm

フライス穴

参考

穴径  d

端面キー溝の

幅  F

端面キー溝

の深さ  E

端面キー溝

の丸み  r

面取り寸法

c

フライスアーバ部

呼び径

基準寸法

許容差 H7  基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差

H13

基準

寸法

許容差 基準

寸法

許容差

偏心公

差値

(

1

)

直径

d

1

端面キー

溝の幅

F

1

端面キー

溝の長さ

E

1

端面キー溝

の丸み  r

1

面取り寸

法  c

1

 6.4

+0.300

+0.100

 4

 6.4

 3.2

12.7 12.7

 3.6

12.7

 2.6

15.875 15.875

+0.018

0

 8.4

+0.090

0

 3.9

15.875

 8.4

 2.9

19.05 19.05

7.9

+0.300

+0.100

 4.8

1 0

−0.3

0.5

+0.1

0

19.05

 7.9

 4

0.5 0.5

22.225 22.225

8.4

+0.090

0

 5

22.225

 8.4

 3.5

 9.5

+0.300+

0.100

 6

 9.5

 5

25.4 25.4

+0.021

0

10.4

+0.110

0

 5.3

+0.18

0

1.5

0

−0.4

0.7

+0.2

0

25.4

10.4

3.8

0.7 0.7

10.4

+0.110

0

 6.3

1.5

0

−0.4

0.7

+0.2

0

10.4

4.3  0.7  0.7

31.75 31.75

12.7

+0.400

+0.100

 8

2

0

−0.5

1

+0.3

0

31.75

12.7

7

1

1

12.4

+0.110

0

 7

12.4

 5

38.1 38.1

15.9

+0.400

+0.100

10

+0.22

0

38.1

15.9

9

47.625 47.625

+0.025

0

25.4

14 47.625

25.4

12.5

50.8 50.8

+0.030

0

19.1

+0.400

+0.100  11

+0.27

0

2 0

−0.5

1

+0.3

0

0.100

50.8 19.1 10

1 1

備考1.  B 式はなるべく用いない。

2.

穴径 d,端面キー溝の幅 及び端面キー溝の深さ の許容差は,JIS B 0401-2 による。

3.

この表の の許容差は,ホブには適用しない。

関連規格  JIS B 0021  製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公

差表示方式

JIS B 0405

  普通公差−第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差


6

B4201 : 1998

国際整合化調査研究委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

村  田  良  司

東京理科大学理工学部

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

伊  藤      哲

工業技術院機械技術研究所

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会技術部

野  上      彰

株式会社不二越

羽  山  隆  貫

日立ツール株式会社

片  桐  泰  典

株式会社不二越

日下部  祐  次

神鋼コベルコツール株式会社

宮  林  光  行

株式会社彌満和製作所

倉  持      建

日本高周波鋼業株式会社

舞  田  靖  司

社団法人日本機械工業連合会

岡  安  英  雄

社団法人日本工作機械工業会

西  村  欣  也

社団法人日本歯車工業会

石  川  侑  男

社団法人日本金型工業会

安  武  昭  彦

社団法人日本工作機器工業会

手  取  正  輝

いすゞ自動車株式会社川崎工場

小  峰  武  夫

コベルコツールエンジニアリング株式会

白  土  秀  明

オーエスジー株式会社

佐  藤  直  彦

理研製鋼株式会社

木  村  育  夫

株式会社三興製作所

(事務局)

平  野  武  治

日本工具工業会

西  垣  吉麻呂

日本工具工業会