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B 4126-1:2016

1)

目  次

ページ

序文

  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  一般事項  

3

4  寸法 

5

4.1  シャンクの高さ,シャンクの幅,刃先の高さ及び工具の全長の寸法許容差  

5

4.2  頭部の長さ  

6

4.3  刃先距離及び寸法許容差  

7

5  寸法の決め方  

7

5.1  切れ刃のコーナ  

7

5.2  マスタチップのコーナ半径 r

ε

  

9

5.3  工具の全長 l

1

  

9

5.4  刃先距離 f  

9

5.5  刃先の高さ h

1

  

9

5.6  許容差  

10

5.7  寸法 a  

10

5.8  補正値 及び y  

10

6  製品の定義及び表記  

14

7  製品の範囲  

14

8  表示 

14

附属書

A(参考)JIS B 4126-1JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45 と ISO/TS 13399-2 及び ISO/TS 13399-3

との記号表示の関係

  

15

附属書

JA(参考)ホルダの材料,硬さ及び試験方法  

16

附属書

JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

18


B 4126-1:2016

2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第

12 条第 1 項の規定に基づき,日本機械工具工業会(JTA)及び一般財団法

人日本規格協会(

JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって,

JIS B 4126:1998

は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS B 4126 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

4126-1  第 1 部:一般事項

JIS

B

4126-2  第 2 部:切れ刃の形状記号 A

JIS

B

4126-3  第 3 部:切れ刃の形状記号 B

JIS

B

4126-4  第 4 部:切れ刃の形状記号 D

JIS

B

4126-5  第 5 部:切れ刃の形状記号 F

JIS

B

4126-6  第 6 部:切れ刃の形状記号 G

JIS

B

4126-7  第 7 部:切れ刃の形状記号 J

JIS

B

4126-8  第 8 部:切れ刃の形状記号 K

JIS

B

4126-9  第 9 部:切れ刃の形状記号 L

JIS

B

4126-10  第 10 部:切れ刃の形状記号 N

JIS

B

4126-11  第 11 部:切れ刃の形状記号 R

JIS

B

4126-12  第 12 部:切れ刃の形状記号 S

JIS

B

4126-13  第 13 部:切れ刃の形状記号 T

JIS

B

4126-14  第 14 部:切れ刃の形状記号 H

JIS

B

4126-15  第 15 部:切れ刃の形状記号 V

JIS

B

4126-45  第 45 部:切れ刃の形状記号 E


日本工業規格

JIS

 B

4126-1

2016

刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-

第 1 部:一般事項

Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-

Part 1: General survey

序文

この規格は,

2014 年に第 2 版として発行された ISO 5610-1 を基に,我が国の実情を反映し,技術的内

容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書

JB に示す。

適用範囲

この規格は,刃先交換チップ(以下,チップという。

)を保持する正方形又は長方形断面のシャンクをも

つ,旋削及び倣い加工に使用する刃先交換チップ用ホルダ(以下,ホルダという。)について規定する。

注記

1  ホルダの材料,硬さ及び試験方法を参考として附属書 JA に記載する。

注記

2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 5610-1:2014,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 1: General survey,

correlation and determination of dimensions(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“

MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0107  バイト用語

JIS B 0170  切削工具用語(基本)

JIS B 4120  刃先交換チップの呼び記号の付け方

JIS B 4121  刃先交換チップ

JIS B 4125  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンク及びカートリッジの呼び記号の付け方

注記

  対応国際規格:ISO 5608,Turning and copying tool holders and cartridges for indexable inserts-

Designation(MOD)

JIS B 4126-2  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 2 部:切れ刃の形状記号 A

注記

  対応国際規格:ISO 5610-2,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 2: Style

A(MOD)


2

B 4126-1:2016

JIS B 4126-3  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 3 部:切れ刃の形状記号 B

注記

  対応国際規格:ISO 5610-3,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 3: Style

B(MOD)

JIS B 4126-4  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 4 部:切れ刃の形状記号 D

注記

  対応国際規格:ISO 5610-4,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 4: Style

D(MOD)

JIS B 4126-5  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 5 部:切れ刃の形状記号 F

注記

  対応国際規格:ISO 5610-5,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 5: Style

F(MOD)

JIS B 4126-6  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 6 部:切れ刃の形状記号 G

注記

  対応国際規格:ISO 5610-6,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 6: Style

G(MOD)

JIS B 4126-7  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 7 部:切れ刃の形状記号 J

注記

  対応国際規格:ISO 5610-7,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 7: Style

J(MOD)

JIS B 4126-8  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 8 部:切れ刃の形状記号 K

注記

  対応国際規格:ISO 5610-8,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 8: Style

K(MOD)

JIS B 4126-9  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 9 部:切れ刃の形状記号 L

注記

  対応国際規格:ISO 5610-9,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 9: Style

L(MOD)

JIS B 4126-10  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 10 部:切れ刃の形状記号 N

注記

  対応国際規格:ISO 5610-10,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 10:

Style N(MOD)

JIS B 4126-11  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 11 部:切れ刃の形状記号 R

注記

  対応国際規格:ISO 5610-11,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 11:

Style R(MOD)

JIS B 4126-12  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 12 部:切れ刃の形状記号 S

注記

  対応国際規格:ISO 5610-12,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 12:

Style S(MOD)

JIS B 4126-13  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 13 部:切れ刃の形状記号 T

注記

  対応国際規格:ISO 5610-13,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 13:

Style T(MOD)

JIS B 4126-14  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 14 部:切れ刃の形状記号 H

注記

  対応国際規格:ISO 5610-14,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 14:

Style H(MOD)

JIS B 4126-15  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 15 部:切れ刃の形状記号 V

注記

  対応国際規格:ISO 5610-15,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 15:

Style V(MOD)

JIS B 4126-45  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 45 部:切れ刃の形状記号 E


3

B 4126-1:2016

ISO 3002-1,Basic quantities in cutting and grinding-Part 1: Geometry of the active part of cutting tools-

General terms, reference systems, tool and working angles, chip breakers

一般事項

ホルダの一覧を表

に,ホルダ及びそれに対応する形状記号を,JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 

4126-45 に示す。呼び記号は,JIS B 4125 による。

そのほかこの規格で用いる主な用語及び定義は,

JIS B 0107 及び JIS B 0170 による。

1-ホルダの一覧 

切れ刃
の形状

記号

シャンクの高さ及びシャンクの幅の形状記号

h

2

×

b

寸法は以
下を参照

のこと

0808 1010 1212 1616 2020 2525 3225 3232 4032 4040 5050

A

JIS B 

4126-2 

B

JIS B 

4126-3 

D

JIS B 

4126-4 

E

JIS B 

4126-45

F

JIS B 

4126-5 


4

B 4126-1:2016

1-ホルダの一覧(続き) 

切れ刃
の形状

記号

シャンクの高さ及びシャンクの幅の形状記号

h

2

×

b

寸法は以
下を参照

のこと

0808 1010 1212 1616 2020 2525 3225 3232 4032 4040 5050

G

JIS B 

4126-6 

H

JIS B 

4126-14

J

JIS B 

4126-7 

K

JIS B 

4126-8 

L

JIS B 

4126-9 


5

B 4126-1:2016

1-ホルダの一覧(続き) 

切れ刃
の形状

記号

シャンクの高さ及びシャンクの幅の形状記号

h

2

×

b

寸法は以
下を参照

のこと

0808 1010 1212 1616 2020 2525 3225 3232 4032 4040 5050

N

JIS B 

4126-10

R

JIS B 

4126-11

S

JIS B 

4126-12

T

JIS B 

4126-13

V

JIS B 

4126-15

注記

1  記号●は,規格化されているもの。空白は,規格化されていない。

注記

2  記号○は,ISO 5610-1 には規定されていないが,この規格には規定されているもの。

注記

3  図中の矢印は,主送り方向を示す。

寸法

4.1 

シャンクの高さ,シャンクの幅,刃先の高さ及び工具の全長の寸法許容差

シャンクの高さ

h

2

,シャンクの幅

b,刃先の高さ h

1

及び工具の全長

l

1

の寸法許容差は,図

及び表 

よる。


6

B 4126-1:2016

1-切れ刃の形状記号 のホルダ(代表例) 

2-シャンクの高さ h

2

,シャンクの幅

b,刃先の高さ h

1

及び工具の全長

l

1

並びに寸法許容差

単位

mm

h

1

h

2

b

a)

l

1

js13 h13

h13

k16

シリーズ

1

シリーズ

2

ロングタイプ

ショートタイプ

 8

 8

 8

 60

 40

10

10

10

 8

 70

 50

12 12 12 10

80

60

16 16 16 12  100

70

20 20 20 16  125

80

25 25 25 20  150

100

32 32 32 25  170

125

40 40 40 32  200

150

50 50 50 40  250

a)

  シリーズ 1:bh

2

,シリーズ

2:b=0.8 h

2

4.2 

頭部の長さ

頭部の長さ

l

2

は,図

及び表 による。

3-頭部の長さ l

2

単位

mm

チップの基準内接円直径

  d

頭部の長さ

  l

2

(最大)

a)

6.35 25 
7.94 28 
9.525 32

12.7 36 
15.875 40 
19.05 45 
25.4 50

a)

  ひし形チップの形状 D 及び V(JIS B 4121)には適

用しない。


7

B 4126-1:2016

4.3 

刃先距離及び寸法許容差

刃先距離

は,図 及び表 による。その寸法許容差は,JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45

の表(形状及び寸法)による。

4-刃先距離 及び寸法許容差 

単位

mm

切れ刃形状ごとの刃先距離

f

D,E,V

N B,T A  R

F,G,H,J,K,L,S

±

0.25

0.5 
0

0.5 
0

0.5 
0

0.5 
0

0.5 
0

8 4

7

8.5

9

10

10 5

9

10.5

11

12

12 6  11

12.5

13

16

16 8  13

16.5

17

20

20 10

17

20.5

22

25

25 12.5  22

25.5

27

32

32 16

27

33

35

40

40 20

35

41

43

50

50 25

43

51

53

60

寸法の決め方

5.1 

切れ刃のコーナ

5.1.1 

基準点

K 

5.1.1.1  基準点 は,次のように定義する。

ISO 3002-1 に基づき,内接円に接する主切れ刃上の接点,P

f

面(想定作業面)及び

P

s

面(切れ刃面)に

ついて考慮する。

a)  切込み角 κ

r

90°の場合,基準点 は,P

s

面,

P

f

面,及びすくい面

A

r

の交点(図

及び図 参照)。

b)  切込み角 κ

r

90°の場合,基準点 は,P

f

面,

P

f

面に垂直でありコーナ半径に接する面,及びすくい

A

r

の交点(図

及び図 参照)。

切れ刃の形状記号

S に関しては,サイドすくい角は,バックすくい角と同じである。

5.1.1.2  円形チップが付いた切れ刃の形状記号 D 及び S に対しての基準点 は,次のように定義する。

a)  切れ刃の形状記号 D の場合,チップの中心軸を通る P

f

面と,

P

f

面に垂直であり切れ刃に接する面及び

すくい面

A

r

との交点(図

参照)。

b)  切れ刃の形状記号 S の場合,基準点 は 2 点存在する。

直交する二つの主送り方向によって,

P

f

面が

2 面存在し,切れ刃との接点も 2 点存在するためであ

る(図

参照)。


8

B 4126-1:2016

2-切込み角 κ

r

90°,軸方向送り 

3-切込み角 κ

r

90°,径方向送り 

4-切込み角 κ

r

90°,径方向送り 

5-切込み角 κ

r

90°,軸方向送り 

6-円形チップが付いた切れ刃の形状記号 

7-円形チップが付いた切れ刃の形状記号 

図中の

a は,主送り方向を示す。


9

B 4126-1:2016

5.1.2 

仮想シャープコーナ

T 

主切れ刃と副切れ刃との仮想交点を,切れ刃の仮想シャープコーナ

とする(図 2〜図 参照)。

注記

  仮想シャープコーナ の位置は,切れ刃のコーナ半径 r

ε

には関係しない。

5.2 

マスタチップのコーナ半径

r

ε

諸寸法の測定及びその判定に使用するマスタチップ(マスタゲージ)のコーナ半径

r

ε

の値を,表

に示

す。

マスタチップとは,ホルダに取り付ける

JIS B 4121 に規定するチップと同一形状のもので,精度は JIS B 

4120 の 5.3 の等級記号の H 級による。

5-基準コーナ半径 r

ε

単位

mm

チップの基準内接円直径

  d

コーナ半径

r

ε

a)

(呼び値)

6.35 0.4 
7.94 
9.525 0.8

12.7 
15.875 1.2 
19.05 
25.4 2.4

a)

  コーナ半径 r

ε

は呼び値を示す。ただし,実際はインチ系の値を換算した

r

ε

0.397 mm,r

ε

0.794 mm,r

ε

1.191 mm 及び r

ε

2.381 mm を用いる。

5.3 

工具の全長

l

1

工具の全長

l

1

(数値については,表

を参照)は,表 に準拠したコーナ半径をもったマスタチップを

用いて測定した基準点

K(図 2~図 及び表 参照)からシャンク末端までの距離。

に準拠しない,コーナ半径をもったマスタチップを用いた場合の修正工具の全長は,表 2,図 2~図

に定義した補正値 x,すなわち,表 及び表 に示す数値によって求める。

の数値は,シャンク長手方向に平行に測定した基準点 と仮想シャープコーナ との距離である。

5.4 

刃先距離

f 

刃先距離

f(数値については,表 を参照)は,表 に準拠したコーナ半径をもったマスタチップを用

いて測定したホルダの背面[基準面(底面)に垂直で機械などの保持面に接するシャンクの面]から基準

までの距離である。ただし,対称形切れ刃のうち,切れ刃の形状記号 D(円形チップを除く。)及び V

の場合,ホルダの背面から仮想シャープコーナ

までの距離(図 参照)である。

切れ刃の形状記号

D(円形チップを除く。)の場合,表 に示す数値 によって基準点 は,f又は f

となる。

に準拠しない,コーナ半径をもったマスタチップを用いた場合の修正刃先距離は,表 4,図 2~図 5

に定義した補正値

y,すなわち,表 及び表 に示す数値によって求める。

の数値は,シャンク長手方向に垂直に測定した基準点 と仮想シャープコーナ との距離である。

5.5 

刃先の高さ

h

1

刃先の高さ

h

1

は,マスタチップ,又は敷板使用の際にはマスタ敷板を用いたホルダの基準面(底面)か

ら基準点

までの高さ。


10

B 4126-1:2016

5.6 

許容差

工具の全長

l

1

,刃先距離

及び刃先の高さ h

1

に対する許容差は,マスタチップ,又は敷板使用の際には

マスタ敷板を用いた測定値に適用する。したがって,チップ及び敷板の許容差は含まない。

5.7 

寸法

a 

5.7.1 

概要

に示す寸法 は,総工具幅と総工具全長とに関連する寸法である。ただし,5.7.2 及び 5.7.3 の切れ

刃の形状以外については,一般に,総工具幅は,寸法

又はシャンクの幅 に一致し,総工具全長は全長

l

1

に一致する。

5.7.2 

切れ刃の形状記号

B及び 

切れ刃の形状記号

B,R 及び T の総工具幅は,寸法 と寸法 との合計となる。

寸法

は,工具の全長 l

1

に対し垂直方向に測った,基準点

とチップのコーナ半径 r

ε

の接線との距離(表

参照)。

5.7.3 

切れ刃の形状記号

及び 

切れ刃の形状記号

K 及び S の総工具長は,寸法 l

1

と寸法

との合計となる。

寸法

は,工具の全長 l

1

に対し平行方向に測った,基準点

とチップのコーナ半径 r

ε

の接線との距離(表

参照)。

5.7.4 

寸法

の数値 

寸法

は,垂直すくい角

γ

0

0°,切れ刃の傾き角

λ

s

0°及び表 のコーナ半径 r

ε

をもつマスタチップ

を基準にしている。

垂直すくい角

γ

0

及び切れ刃の傾き角

λ

s

が±

6°の範囲で変動したとき,寸法 の変動量は,0.1 mm 未満

であるので無視できる。

5.8 

補正値

及び y 

垂直すくい角

γ

0

0,切れ刃の傾き角

λ

s

0°の場合の補正値,及び は表 による。

垂直すくい角

γ

0

及び切れ刃の傾き角

λ

s

が±

6°の範囲で変動したとき,寸法 の変動量は 0.01 mm~0.001

mm の範囲であり,極めて小さい。必要な場合は,算出可能である。


11

B 4126-1:2016

6-補正値 

単位

mm

形状

模式図

r

ε

 x  y 

形状

模式図

r

ε

 x  y 

A

G

0.2 0.039

D

0.2 0.084 0.084

0.4 0.076

 0.4

0.164 0.164

0.8 0.152

 0.8

0.329 0.329

1.2 0.228

 1.2

0.493 0.493

1.6 0.456

 1.6

0.658 0.658

80°ひし形 2.4

0.456

正方形

 2.4

0.986 0.986

0.2 0.149

F

0.2

 0.039

0.4 0.291

 0.4

 0.076

0.8 0.581

 0.8

 0.152

1.2 0.872

 1.2

 0.228

1.6 1.162

 1.6

 0.304

正三角形

 2.4

1.743

 80°ひし形 2.4

 0.456

B

0.2 0.014 0.004

0.2

 0.149

0.4 0.028 0.007

0.4  - 0.291

0.8 0.055 0.015

0.8  - 0.581

1.2 0.083 0.022

1.2  - 0.872

1.6 0.110 0.029

1.6  - 1.162

80°ひし形 2.4

0.165 0.044

正三角形

 2.4

 1.743

B

R

0.2 0.046 0.012

H

0.2 0.108 0.108

0.4 0.089 0.024

0.4 0.211 0.211

0.8 0.178 0.048

0.8 0.422 0.422

1.2 0.268 0.072

1.2 0.633 0.633

1.6 0.357 0.096

1.6 0.844 0.844

正方形

 2.4

0.535 0.147

55°ひし形 2.4

1.265 1.265


12

B 4126-1:2016

6-補正値(続き) 

単位

mm

形状

模式図

r

ε

 x  y 

形状

模式図

r

ε

 x  y 

H

0.2 0.342 0.180

K

0.2 0.004 0.014

0.4 0.684 0.360

0.4 0.007 0.028

0.8 1.369 0.721

0.8 0.015 0.055

1.2 2.053 1.081

1.2 0.022 0.083

1.6 2.738 1.441

1.6 0.029 0.110

35°ひし形 2.4

4.107 2.162

80°ひし形 2.4

0.044 0.165

J

0.2 0.176 0.020

0.2 0.012 0.046

0.4 0.344 0.039

0.4 0.024 0.089

0.8 0.687 0.079

0.8 0.048 0.178

1.2 1.031 0.118

1.2 0.072 0.268

1.6 1.375 0.157

1.6 0.096 0.357

55°ひし形 2.4

2.062 0.236

正方形

 2.4

0.143 0.535

0.2 0.138 0.018

L

0.2 0.020 0.020

0.4 0.269 0.035

0.4 0.040 0.040

0.8 0.538 0.071

0.8 0.079 0.079

1.2 0.806 0.106

1.2 0.119 0.119

1.6 1.075 0.142

1.6 0.159 0.159

正三角形

 2.4

1.613 0.213

80°ひし形 2.4

0.238 0.238

0.2 0.420 0.033

0.2 0.020 0.020

0.4 0.840 0.065

0.4 0.040 0.040

0.8 1.680 0.131

0.8 0.079 0.079

1.2 2.519 0.196

1.2 0.119 0.119

1.6 3.358 0.261

1.6 0.159 0.159

35°ひし形 2.4

5.038 0.392

六角形

 2.4

0.238 0.238


13

B 4126-1:2016

6-補正値(続き) 

単位

mm

形状

模式図

r

ε

 x  y 

形状

模式図

r

ε

 x  y 

N

0.2 0.237 0.121

S

0.2 0.084 0.084

0.4 0.463 0.236

0.4 0.164 0.164

0.8 0.925 0.471

0.8 0.329 0.329

1.2 1.388 0.707

1.2 0.493 0.493

1.6 1.850 0.943

1.6 0.658 0.658

55°ひし形 2.4

2.776 1.414

正方形

 2.4

0.986 0.986

0.2 0.203 0.103

T

0.2 0.203 0.117

0.4 0.396 0.202

0.4 0.397 0.229

0.8 0.792 0.403

0.8 0.794 0.458

1.2 1.187 0.605

1.2 1.191 0.687

1.6 1.583 0.807

1.6 1.588 0.917

正三角形

 2.4

2.375 1.210

正三角形

 2.4

2.381 1.375

S

0.2 0.112 0.112

V

0.2 0.463 0.146

0.4 0.218 0.218

0.4 0.926 0.291

0.8 0.437 0.437

0.8 1.851 0.582

1.2 0.655 0.655

1.2 2.777 0.873

1.6 0.873 0.873

1.6 3.703 1.164

80°ひし形 2.4

1.310 1.310

35°ひし形 2.4

5.539 1.747

E

0.2 0.203 0.117

0.4 0.397 0.229

0.8 0.794 0.458

1.2 0.191 0.687

1.6 1.588 0.917

正三角形

 2.4

2.381 1.375


14

B 4126-1:2016

製品の定義及び表記

JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45 に適合するホルダの表記は,次による。

及び例 は,代表例として,切れ刃の形状記号 A の場合を示す。

a)  刃先交換チップ用ホルダと呼ぶ。

b)  ホルダの形状記号は,JIS B 4126-1JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45 による。

c)  チップのクランプ方式,チップの形状記号,切れ刃の形状記号,チップの逃げ角記号,ホルダの勝手

記号,刃先の高さ

h

1

,シャンクの幅

及び工具の全長 l

1

JIS B 4125 による。

d)  切れ刃長さ l

3

は,

JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45 による。

1  スクリュオン式(S),チップの形状記号 C(C),切れ刃の形状記号 A(A),チップの逃げ角 α

n

7°(C)及び右勝手(R)で,刃先の高さ h

1

10 mm,シャンクの幅 b=10 mm(1010),工

具の全長

l

1

70 mm(E)及び切れ刃長さ l

3

6.4 mm(06)のホルダは,次のように表記する。

ホルダ

JIS B 4126-2-SCACR 1010 E06

2  ピンロック式(P),チップの形状記号 T(T),切れ刃の形状記号 A(A),チップの逃げ角 α

n

0°(N)及び右勝手(R)で,刃先の高さ h

1

32 mm,シャンクの幅 b=25 mm(3225),工

具の全長

l

1

170 mm(P)及び切れ刃長さ l

3

16.5 mm(16)のホルダは,次のように表記する。

ホルダ

JIS B 4126-2-PTANR 3225 P16

製品の範囲

ホルダは,チップを除き,クランプ装置を装着して出荷する。

表示

ホルダには,呼び記号,及び製造業者名又は商標を表示する。製造業者による説明などの追加の表示に

ついては,製造業者の裁量による。こん(梱)包箱に準拠規格を示すことを推奨する。


15

B 4126-1:2016

附属書 A

(参考)

JIS B 4126-1~JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45 と ISO/TS 13399-2 及び

ISO/TS 13399-3 との記号表示の関係

A.1JIS B 4126-1JIS B 4126-15 及び JIS B 4126-45 と ISO/TS 13399-2 及び ISO/TS 13399-3 

との記号表示の関係

JIS B 4126

の規格群
に規定す

る記号

JIS B 4126 の規格群参照

ISO/TS 13399-2

及び

ISO/TS 

13399-3 における

プロパティ名

ISO/TS 13399-2

及び

ISO/TS 

13399-3 における

記号

ISO/TS 13399-2

及び

ISO/TS 

13399-3 の参照

a

a)

JIS B 4126-1 の 5.7(工具の全長方向) lf の寸法 a LFA

ISO/TS 13399-3

a

b)

JIS B 4126-1 の 5.7(工具の幅方向) wf の寸法 a WFA

ISO/TS 13399-3

JIS B 4126-1 の箇条 3  表 14.1  図 及び表 シャンクの幅 B

ISO/TS 13399-3

JIS B 4126-1 の 4.1  図 15.2  表 5

内接円直径

r IC

ISO/TS 13399-2

JIS B 4126-1 の 4.1  図 14.3  表 4

刃先距離

 WF

ISO/TS 13399-3

h

1

 

JIS B 4126-1 の 4.1  図 及び表 2

刃先の高さ

 HF

ISO/TS 13399-3

h

2

 

JIS B 4126-1 の箇条 3  表 14.1  図 及び表 シャンクの高さ

H

ISO/TS 13399-3

l

1

 

JIS B 4126-1 の 4.1  図 及び表 2

工具の全長

 LF

ISO/TS 13399-3

l

2

 

JIS B 4126-1 の 4.1  図 14.2  表 3

頭部の長さ

 LH

ISO/TS 13399-3

l

3

 

JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 
4126-45

切れ刃長さ

 L

ISO/TS 13399-2

r

ε

 

JIS B 4126-1 の 4.1  図 15.2  表 5

コーナ半径

 RE

ISO/TS 13399-2

γ

0

 

JIS B 4126-2JIS B 4216-15 及び JIS B 
4216-45

垂直すくい角

 GAMO

ISO/TS 13399-3

λ

s

 

JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 
4126-45

切れ刃の傾き角

LAMS

ISO/TS 13399-3

JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 
4126-45

チップの厚さ

 S

ISO/TS 13399-2

κ

r

 

JIS B 4126-2JIS B 4126-15 及び JIS B 
4126-45

切込み角

 KAPR

ISO/TS 13399-3

a)

  l

1

方向に測定した寸法

a

b)

  方向に測定した寸法 a


16

B 4126-1:2016

附属書 JA

(参考)

ホルダの材料,硬さ及び試験方法

JA.1 

材料

ホルダ材料は,一般に

JIS G 4053 の SCM435~SCM445 又は JIS G 4401 の SK5~SK7 を用いる。

JA.2 

硬さ

ホルダの硬さは,

35HRC 以上が望ましい。

JA.3 

試験方法

ホルダの形状及び寸法の測定方法を,表

JA.1 に示す。ただし,測定方法及び測定器具は,一般的な例を

示す。

JA.1-形状及び寸法の測定方法 

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

1

シャンクの幅

b

ノギスで測定する。

JIS B 7507 に規定す
るノギス

2

シャンクの高さ

h

2

3

工具の全長

l

1

マスタチップをホル
ダに取り付けて,ノギ
スで測定する。

4

刃先距離

f

マスタチップをホル
ダに取り付けて精密
定盤上に置き,ハイト
ゲージ又は測定顕微
鏡で測定する。

JIS B 7513 に規定す

1 級の精密定盤

JIS B 7517 に規定す
るハイトゲージ

JIS B 7153 に規定す
る測定顕微鏡

5

刃先の高さ

h

1

マスタチップをホル
ダに取り付けて精密
定盤上に置き,ハイト
ゲージで測定する。

JIS B 7513 に規定す

1 級の精密定盤

JIS B 7517 に規定す
るハイトゲージ

6

切込み角

κ

r

マスタチップをホル
ダに取り付けて精密
定盤上に置き,ベベル
プロトラクタで測定
する。

JIS B 7513 に規定す

1 級の精密定盤

ベ ベ ル プ ロ ト ラ ク


17

B 4126-1:2016

JA.1-形状及び寸法の測定方法(続き) 

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

7

切れ刃の傾き角

λ

s

マスタチップをホル
ダに取り付けて精密
定盤上に置き,ベベル
プロトラクタで測定
する。

JIS B 7513 に規定す

1 級の精密定盤

ベ ベ ル プ ロ ト ラ ク

8

垂直すくい角

γ

0

マスタチップをホル
ダに取り付けて精密
定盤上に置き,ベベル
プロトラクタで測定
する。

参考文献

 JIS 

7153  測定顕微鏡

JIS B 7507  ノギス

JIS B 7513  精密定盤 

JIS B 7517  ハイトゲージ 

JIS G 0202  鉄鋼用語(試験) 

JIS G 4053  機械構造用合金鋼鋼材 

JIS G 4401  炭素工具鋼鋼材

JIS Z 2245  ロックウェル硬さ試験-試験方法

ISO/TS 13399-2,Cutting tool data representation and exchange-Part 2: Reference dictionary for the

cutting items 

ISO/TS 13399-3,Cutting tool data representation and exchange-Part 3: Reference dictionary for tool

items


18

B 4126-1:2016

附属書 JB

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS B 4126-1:2016  刃先交換チップ用ホルダ-角シャンクの形状・寸法-第 1
部:一般事項

ISO 5610-1:2014,Tool holders with rectangular shank for indexable inserts-Part 1: 
General survey, correlation and determination of dimensions

(

I)JIS の規定

(

II)

国際

規格

番号

(

III)国際規格の規定

(

IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(

V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

1  適用範囲

1

一致

2  引用規格

3  一般事項

15 種類について規

 3  14 種類について規定

追加

切れ刃の形状記号

E を追加した。そ

れ以外について技術的差異はない。
また,用語及び定義を追加した。

国内需要を勘案し

E を設けた。

4  寸法

シャンクの高さ,シ
ャンクの幅,刃先の
高さ,工具の全長,
頭 部 の 長 さ 及 び 刃
先距離を規定

 4  14 種類について規定

追加

寸法許容差は,個々の規格群による
ことを明記した。技術的差異はな
い。

5  寸法の決
め方

シャンクの高さ,シ
ャンクの幅,刃先の
高 さ 及 び 工 具 の 全
長 と そ の 寸 法 許 容
差,頭部の長さ,刃
先 距 離 と そ の 許 容
差,寸法

a,補正値

及び を規定

 5  14 種類について規定

追加

切れ刃の形状記号

E を追加した。

6  製品の定
義及び表記

製品の呼称,それぞ
れ の 種 類 に 対 し て
の表記を規定

追加

ISO 規 格 は ISO 5610-2 ~ ISO 
5610-15 
に個別に規定しているが,
JIS では一括してまとめて規定し
た。

利用者の利便性を考慮した。技術
的差異はない。

18

B 41

26
-1


201

6


19

B 4126-1:2016

(

I)JIS の規定

(

II)

国際

規格

番号

(

III)国際規格の規定

(

IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(

V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

7  製品の範

製品の範囲を規定

追加

ISO 規 格 は ISO 5610-2 ~ ISO 
5610-15 
に個別に規定しているが,
JIS では一括してまとめて規定し
た。

利用者の利便性を考慮した。技術
的差異はない。

8 表示

表示,こん(梱)包
箱について規定

追加

ISO 規 格 は ISO 5610-2 ~ ISO 
5610-15 
に個別に規定しているが,
JIS では一括してまとめて規定し
た。

利用者の利便性を考慮した。技術
的差異はない。

附属書

A

(参考)

附属書

JA

(参考)

追加

利用者の利便性を考慮した。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 5610-1:2014,MOD

注記

1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

  一致  技術的差異がない。

  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記

2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

 MOD

国際規格を修正している。

19

B 41

26
-1


201

6