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B 4115 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって,JIS B 4115 : 1993 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

4115

: 1998

超硬質合金ソリッドメタルソー

Hardmetal slitting saws

1.

適用範囲  この規格は,材料の切断及び溝加工に用いる超硬質合金ソリッドメタルソー(以下,メタ

ルソーという。

)について規定する。

備考  超硬質合金とは,JIS B 4053 に規定する超硬合金,サーメット,超微粒子超硬合金,及びそれ

らに炭化物,窒化物,酸化物などを被覆した合金の総称。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0021

  製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示

方式

JIS B 0170

−1993  切削工具用語(基本)

JIS B 0172

−1993  フライス用語

JIS B 0659

  比較用表面粗さ標準片

JIS B 4053

  切削用超硬質工具材料の使用分類及び呼び記号の付け方

JIS B 7420

  限界プレーンゲージ

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7503

  ダイヤルゲージ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7513

  精密定盤

JIS B 7515

  シリンダゲージ

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0170 及び JIS B 0172 による。

4.

形状・寸法  メタルソーの形状及び寸法は,図 及び表 による。


2

B 4115 : 1998

図 1  形状 

表 1  寸法

単位 mm

穴径 d

参考

外径 D

A

B

(

1

)

幅 L

基準寸法  許容差 js16  基準寸法

許容差 H7

基準寸法

許容差 H7

基準寸法

許容差 js11

刃数

Z

ボス径

d

1

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

      1

   1.2

16

±0.55

5

012

.

0

0

+

   1.6

±0.03 16

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

      1

   1.2

   1.6

20

±0.65

5

012

.

0

0

+

      2

±0.03 18

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

      1

   1.2

   1.6

      2

25

±0.65

8

015

.

0

0

+

   2.5

±0.03 20


3

B 4115 : 1998

単位 mm

穴径 d

参考

外径 D

A

B

(

1

)

幅 L

基準寸法  許容差 js16  基準寸法

許容差 H7

基準寸法

許容差 H7

基準寸法

許容差 js11

刃数

Z

ボス径

d

1

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

      1

   1.2

   1.6

      2

   2.5

32

 

±0.8

8

015

.

0

0

+

      3

±0.03 24

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

30

      1

   1.2

   1.6

      2

   2.5

      3

±0.03

40

 

±0.8 10

015

.

0

0

+

      4

±0.037

28

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

      1

34

   1.2

   1.6

      2

   2.5

      3

±0.03

      4

 50

±0.8 13

018

.

0

0

+

    12.7

018

.

0

0

+

      5

±0.037

30

   0.3

   0.4

   0.5

   0.6

   0.8

      1

   1.2

42

   1.6

      2

   2.5

38

      3

±0.03

      4

 63

±0.95 16

018

.

0

0

+

  15.875

018

.

0

0

+

      5

±0.037

34


4

B 4115 : 1998

単位 mm

穴径 d

参考

外径 D

A

B

(

1

)

幅 L

基準寸法  許容差 js16  基準寸法

許容差 H7

基準寸法

許容差 H7

基準寸法

許容差 js11

刃数

Z

ボス径

d

1

   0.6

   0.8

      1

   1.2

50

   1.6

      2

   2.5

46

      3

±0.03

      4

 80

±0.95 22

021

.

0

0

+

25.4

021

.

0

0

+

      5

±0.037

38

34

   0.8

      1

   1.2

   1.6

62

      2

   2.5

50

      3

±0.03

      4

100

±1.1 22

021

.

0

0

+

25.4

021

.

0

0

+

      5

±0.037

42

34

      1

   1.2

74

   1.6

      2

   2.5

56

      3

±0.03

      4

125

±1.25 22

021

.

0

0

+

25.4

021

.

0

0

+

      5

±0.037

46

34

(

1

)  B

式は,なるべく用いない。

備考  両側面には,原則として刃先から中低の

000

1

2

000

1

5

のこう配を付けるのがよい。

なお,側面にボスを残してもよい。 

5.

表面粗さ  メタルソーの表面粗さは,表 による

表 2  表面粗さ

区分

粗さ

研削仕上げされた刃部 0.40

μmR

a

 (1.6

μmR

y

)

研削仕上げされた穴部及び両ボス部 0.80

μmR

a

 (3.2

μmR

y

)

6.

振れ  メタルソーの刃部の振れは,図 及び表 による。


5

B 4115 : 1998

備考  図示方法は,JIS B 0021 による。

図 2  刃部の振れ

表 3  刃部の振れの公差

単位 mm

側面の振れの公差 t

a

幅 の区分

外径 の区分

外周刃の振れの公差

t

r

0.3

以上  0.4 以下

0.4

を超え  1 以下

1

を超えるもの

16

以上        25 以下 0.032

0.025

0.020

25

を超え  50 以下

0.032

0.040 0.032 0.025

50

を超え  80 以下

0.040 0.050 0.040 0.032

80

を超え 125 以下 0.050

− 0.050

0.040

7.

試験方法

7.1

形状・寸法  メタルソーの形状及び寸法は,表 に示す方法で測定する

表 4  形状及び寸法の測定方法

番号

項目

測定方法

測定方法図

測定器具

1

外径 D

対向する外周刃間の距離
を ノ ギ ス な ど で 測 定 す

る。

JIS B 7507

に規定する

ノギス

2

穴径 d

シリンダゲージ,限界ゲ

ージなどで測定する。

JIS B 7515

に規定する

シリンダゲージ,

JIS B 7420

に規定する

限界プレーンゲージ

3

幅 L

マイクロメータなどで測
定する。

JIS B 7502

に規定する

マイクロメータ

備考  測定方法及び測定器具は,一般的な例を示す。 

7.2

表面粗さ  メタルソーの表面粗さは,目視によって JIS B 0659 に規定する比較用表面粗さ標準片と

比較測定する。


6

B 4115 : 1998

7.3

振れ  メタルソーの刃部の振れは,メタルソーをつば付きアーバにナットで締め付け,図 のよう

に精密定盤上に置いたセンタ台に取り付け,外周刃及び側面にそれぞれ垂直にダイヤルゲージを当て,矢

の方向に回しながらダイヤルゲージの値を読み取り,その最大値と最小値との差を測定値とする。

備考1.  測定方法及び測定器具は,一般的な例を示す。

2.

精密定盤は,JIS B 7513 に規定する 1 級とする。

3.

ダイヤルゲージは,JIS B 7503 に規定する目量 0.001mm のものとする。

図 3  刃部の振れの測定方法

8.

検査  メタルソーの検査は,形状・寸法,表面粗さ及び振れについて行い,それぞれ 4.5.及び 6.

規定に適合しなければならない。

9.

製品の呼び方  メタルソーの呼び方は,規格番号又は規格の名称,外径  (D)  )×幅  (L)  ×穴径  (d)  ,

材料記号(

2

)

及び使用分類記号(

3

)

による。

なお,使用分類記号には,材種記号(

4

)

を追加してもよい。

1.  JIS B 411550×1×13 HW−K20

2.  超硬質合金ソリッドメタルソー  50×1×13 K20

(

2

)  JIS B 4053

に規定する材料を表す記号をいう。ただし,超硬合金の材料記号を表す HW は省略

してもよい。

(

3

)  JIS B 4053

に規定する使用分類記号をいう。

(

4

)

材料の製造業者が定める材種記号をいう。

10.

表示

10.1

製品の表示  メタルソーには,側面に次の事項を容易に消えない方法で表示する。

a)

外径  (D)  ×幅  (L)  ×穴径  (d)

b)

使用分類記号(

3

)

ただし,必要に応じて材種記号(

4

)

を付記してもよい。

c)

製造業者名又はその略号


7

B 4115 : 1998

10.2

包装の表示  メタルソーの包装には,規格の名称及び 10.1 に規定する事項を明記する。

超硬工具 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

竹  山  秀  彦

東京農工大学名誉教授

村  田  良  司

東京理科大学

佐  藤      素

技術士

中  島      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会技術部

手  取  正  輝

いすゞ自動車株式会社川崎工場

吉  村  博  仁

トヨタ自動車株式会社第一生技部

向  井      稔

オークマ株式会社製造部

岡  安  英  雄

社団法人日本工作機械工業会

上  垣  健  一

三菱電機株式会社系統変電・交通システム事業所

安  武  昭  彦

社団法人日本工作機器工業会

羽  山  隆  貫

日本工具工業会

嶋  野  高  正

三菱マテリアル株式会社技術開発センター

藤  本  勝  廣

ダイジェット工業株式会社技術部

矢  野  幸  平

日立ツール株式会社技術本部

高  木  伸  興

京セラ株式会社機械工具事業部

絹  川  達  治

日本特殊陶業株式会社機械工具事業部

吉  田  裕  三

東芝タンガロイ株式会社技術本部

福  田  雅  秀

冨士ダイス株式会社生産本部

御  園  一  郎

超硬工具協会

木  村  良  彦

三菱マテリアル株式会社加工事業本部超硬製品部

宇和川  成  人

マコトロイ工業株式会社工具部

沖  野  捷  男

東京タングステン株式会社粉末製品事業部

前  田      淳

住友電気工業株式会社粉末合金事業部開発部

(事務局)

関  口  紳一郎

超硬工具協会

超硬工具 JIS 原案作成分科会  構成表

氏名

所属

(主査)

嶋  野  高  正

三菱マテリアル株式会社技術開発センター

藤  本  勝  廣

ダイジェット工業株式会社技術部

福  田  雅  秀

冨士ダイス株式会社生産本部

矢  野  幸  平

日立ツール株式会社技術本部

高  木  伸  興

京セラ株式会社機械工具事業部

宇和川  成  人

マコトロイ工業株式会社工具部

木  村  良  彦

三菱マテリアル株式会社加工事業本部超硬製品部

絹  川  達  治

日本特殊陶業株式会社機械工具事業部

吉  田  裕  三

東芝タンガロイ株式会社技術本部

前  田      淳

住友電気工業株式会社粉末合金事業部開発部

沖  野  捷  男

東京タングステン株式会社粉末製品事業部

御  園  一  郎

超硬工具協会

(事務局)

関  口  紳一郎

超硬工具協会