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B 3900-1

:2007

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,特定非営利活動法人精密科学技術ネットワー

ク (PEN)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 16100-1 : 2002,Industrial automation

systems and integration

−Manufacturing software capability profiling for interoperability−Part 1 : Framework を基

礎として用いた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 3900-1

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


B 3900-1

:2007

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

4.

  製造アプリケーション

3

4.1

  参照用アプリケーションの枠組み

3

4.2

  製造用領域

3

4.3

  製造用プロセス

4

4.4

  製造用資源

4

4.5

  製造用情報

4

5.

  製造用ソフトウェア相互運用の枠組み

5

5.1

  製造用ソフトウェアユニットの相互運用

5

5.2

  製造用ソフトウェアユニット間の機能的関係

6

5.3

  サービス,インタフェース及びプロトコル

7

5.4

  製造用ソフトウェアユニットのケイパビリティプロファイリング

7

6.

  適合性

8

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

9

 


日本工業規格

JIS

 B

3900-1

:2007

産業オートメーションシステム及びその統合−

製造用ソフトウェア相互運用のための

ケイパビリティプロファイリング−

第 1 部:枠組み

Industrial automation systems and integration

Manufacturing software capability profiling for interoperability

Part 1 : Framework

序文  この規格は,2002 年に第 1 版として発行された ISO 16100-1,Industrial automation systems and

integration

−Manufacturing software capability profiling for interoperability−Part 1 : Framework を翻訳し,技術

的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,製造用ソフトウェアの相互運用のための枠組みについて規定する。この枠組

みは,情報交換モデル,ソフトウェアオブジェクトモデル,インタフェース,サービス,プロトコル,ケ

イパビリティプロファイル及び適合性試験方法について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 16100-1 : 2002

,Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability

profiling for interoperability

−Part 1 : Framework (MOD)

参考  ISO 16100-1 では,参考として附属書 A(参考)に記載しているが削除した。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

ISO 15745-1

  Industrial automation systems and integration−Open systems application integration framework

−Part 1 : Generic reference description

ISO 16100-2

  Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability profiling for

interoperability

−Part 2 : Profiling methodology

ISO 16100-3

  Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability profiling for

interoperability

−Part 3 : Interface services, protocols and capability templates


2

B 3900-1

:2007

ISO 16100-4

  Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability profiling for

interoperability

−Part 4 : Conformance test methods, criteria and reports

IEC 62264-1

  Enterprise-control system integration−Part 1 : Models and terminology

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

参考  ISO 16100-1 では,参考として附属書 D(参考)に記載しているが削除した。

3.1

CAD/PDM (computer aided design/product data management)

  製造設計及びモデリング,エンジニアリ

ング,製品データ管理並びにプロセスデータ管理で使用する計算機システム。

3.2

ケイパビリティ (capability)  製造用ソフトウェアがもつ機能及び提供するサービスの集合。

備考  この定義は,ISO 15531-1 及び ISO/DIS 19439 の定義とは異なる。ケイパビリティの一般的定義

は,IEC 62264-1 による。

3.3

ケイパビリティプロファイリング  (capability profiling)  ソフトウェアの相互運用の枠組みにおける,

特定のインタフェースを通じて提供するサービスの選択及び記述。

3.4

設計パターン (design pattern)  構造パターンより小規模で,プログラム言語に依存した慣用句よりも

高レベルな中規模パターン。

備考  設計パターンの適用は,ソフトウェアシステムの基本構造には影響しないが,サブシステムの

構造には強く影響する。

3.5

製造用ソフトウェア (manufacturing software)  オートメーションシステムのソフトウェア資源の一

つで,製造プロセスのオートメーションシステムコンポーネント間,これらのコンポーネントと他企業の

資源との間,

及びサプライチェーン又はデマンドチェーンにおける企業間の制御と情報の流れとによって,

製造アプリケーションに価値を与えるもの。

3.6

製造用ソフトウェアコンポーネント (manufacturing software component)  特定の製造タスクの実行

を支援するための,製造用ソフトウェアリソースのクラス。

3.7

製造用ソフトウェアユニット (manufacturing software unit)  他のソフトウェアユニットとの共通の

情報交換メカニズムを支援し,製造用アクティビティにおいて定めた機能及び役割を実行する一つ以上の

製造用ソフトウェアコンポーネントからなる,ソフトウェア資源のクラス。

備考  ソフトウェアユニットは,UML (unified modeling language)  を用いてソフトウェアオブジェクト

としてモデル化される。

3.8

製造用システム (manufacturing system)  生産工場で情報,原材料及びエネルギーの流れを含む,製

造プロセスの実行及び制御を支援する特定の情報モデルによって構成するシステム。

3.9

製造用ソフトウェアケイパビリティ (manufacturing software capability)  製造条件の下で,性能を評

価するための規範に対応する製造用ソフトウェアの機能及びサービスの集合。

3.10

製造用ソフトウェアケイパビリティプロファイル (manufacturing software capability profile)  製造ア

プリケーションの要求を満足する,製造用ソフトウェアケイパビリティの簡潔な表現。

3.11

ソフトウェアアーキテクチャ (software architecture)  ソフトウェア要素,それらの相互関係及び環境

との関係,並びに設計及び展開への指針を具体化するソフトウェアシステムの基本構造(IEEE 1471-2000

参照)

3.12

ソフトウェア環境 (software environment)  製造用ソフトウェアユニットを運用するときに関連する,

計算機システム内の他の製造用資源。

備考  ソフトウェア環境は,直接又は間接にインタフェースを介する関連システムと協調する他のシ


3

B 3900-1

:2007

ステムを含む。環境は,他のシステムと関連するシステムの適用範囲を規定する。

4.

製造アプリケーション

4.1

参照用アプリケーションの枠組み  製造用ソフトウェアを相互運用する枠組みは,より一般的な製

造アプリケーション群のための相互運用の枠組みに基づく。このアプリケーション相互運用の枠組みは,

製造アプリケーションアーキテクチャにおいて,自動システム及び制御システムの組織的構造,並びに振

舞いを統合する基盤である(ISO 15745-1 参照)

統合製造アプリケーションは,製造用資源の集合と情報ユニットの集合とを組み合わせてモデル化し,

そのデータ構造,意味定義及び振舞いは,

図 に示すように,製造用資源間で共有する。製造用資源は,

通信ネットワーク,機器,ソフトウェア,装置,原材料,人的資源など,アプリケーションが要求するプ

ロセス及び情報交換の実行に必要なものである。

このアプリケーション統合モデルでは,様々なモデル要素はインタフェースを共有し,原材料,エネル

ギー及び情報の交換を協調して行う。様々なモデル要素の機能が相互運用可能であれば,製造プロセスは

相互に協調できる。ソフトウェアユニットがこのような機能を実行する場合,ソフトウェアユニットは,

他のモデル要素と同様にソフトウェアユニット間で相互運用できる必要がある。

製造

アプリケーション

製造用

プロセス

製造用 
資源源

製造用 
情報報

自動化機器

装置及び

インフラストラクチャ

人的資源

製造用

ソフトウェアユニット

原材料,

部品及び製品

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

備考  四角は,オブジェクトのクラスを表す。四角間を接続する線は,オブジェクト間の関連を表す。この関連は方

向別に二つの役割をもち,その役割は選択肢としてラベル付けしてもよい。A から B に対する役割は B に隣接

して配置し,逆はその反対となる。役割は 1 対 1 であるが,そうでない場合は注記する。役割は複数あっても
よい。例えば,“1..*”  は 1 対多,又は多対多の関連として表す。線端の黒塗りひし形は,コンポジション集約の
関係を示す。例えば,製造アプリケーションは,製造用プロセス,製造用情報及び製造用資源からなる。 

  1  製造アプリケーションの部分モデルクラス図

4.2

製造用領域  離散制御系,バッチ制御系及び連続制御系を含む製造用領域は,多くの産業形態を網

羅する。自動車産業は離散制御系の代表例であり,製薬産業はバッチ制御系の代表例であり,石油化学産

業は連続制御系の代表例である。製造用ソフトウェアにおける工場管理システムと現場の制御システムと

のインタフェースは,制御システムが離散制御系,バッチ制御系又は連続制御系であることとは無関係に

同一手法で記述できる。同様に,制御システム内の制御の流れも,制御システムの種類とは無関係に同一

手法で記述できる。


4

B 3900-1

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この製造用領域は多くの産業に適用できるが,それらの産業に属する企業間の関係は,サプライチェー

ンマネージメントの場合と同様に,近年の IT 基盤の進歩によって急速に変化しつつある。ISO 16100 規格

群は,

図 に示すように,対象とする製造用領域での離散制御系,バッチ制御系及び連続制御系という制

御系の種類にかかわらず,操業,制御及びプロセス設計も含めて,企業間でのインタフェースに対応する。

製造用

操作及び制御

連続制御系

離散制御系

バッチ制御系

製造用

工程設計

製品設計

工場管理

ERP

(企業資源計画)

SCM

(供給連鎖管理)

ISO16100

対象領域

  2  ISO 16100 規格群の対象領域

4.3

製造用プロセス  製造用プロセスは,順序が決まったアクティビティの集合としてモデル化する。

各アクティビティは,時間又は事象が駆動する機能の集合と関連する。

製造用プロセスに関連する機能は,製造用資源及び製造用情報を用いて実現する。あるプロセスに関連

する製造用アクティビティの特定の手順で必要となる原材料,情報及びエネルギーに合わせて,製造用資

源を選択し構成する。

製造用プロセスが他の製造用プロセスと協調する場合は,プロセスの対応機能は相互に協調する必要が

ある。この場合,協調する機能は,相互運用のための共通の規範及び条件に合致しなければならない。

4.4

製造用資源  製造用プロセス(原材料,制御,情報又はエネルギーの流れ)は,管理及び支援の種

類によって製造アプリケーションが必要とする製造用資源を決める。

それらの製造用資源は,製造アプリケーションの要求を満たす製造用システムの構成を決める。製造用

資源は,製造用ソフトウェアユニットを含み,製造用プロセスに関連する機能を提供する。

種々のソフトウェアユニットを統合した能力は,適切な実行環境において,製造計画及び割り当てた資

源に基づき,製造プロセスの制御及びモニタリングに必要な機能を実現する。

製造用資源は,関連するソフトウェアユニットが必要とする実行環境を含む。すなわち,製造用資源は,

実行するソフトウェアユニットが要求する他のシステムソフトウェア,ソフトウェア環境,データ記憶,

ユーザインタフェース,通信及び周辺機器を含む。

4.5

製造用情報  製造用情報は,製造アプリケーションにおける多様な流れを管理する知識基盤を提供

する。製造用情報は,製品,プロセス及び装置に関連するデータを含む。

製造用ソフトウェアユニットは,このような製造用情報の操作,変形及び維持を行う。

SCM

ERP


5

B 3900-1

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5.

製造用ソフトウェア相互運用の枠組み

5.1

製造用ソフトウェアユニットの相互運用  製造アプリケーションにおいて,製造用ソフトウェアユ

ニットは,製造用システムアーキテクチャで定義した特定の機能を実現する。この機能を実現するために,

製造用ソフトウェアユニットは,他の製造用ソフトウェアユニットと協調して処理を相互依頼する。

各ソフトウェアユニットが実行する機能は,製造用システムアーキテクチャで定義した機能である。こ

れらのソフトウェアユニット間で交換する情報によって,製造用機能の協調実行が可能となる。

製造用アクティビティにおけるソフトウェアの相互運用は,それぞれの製造用アクティビティに対応し

たソフトウェアユニット集合の相互運用として記述する。

ソフトウェアの相互運用の枠組みは,製造アプリケーションの要求を満たすソフトウェアユニットのケ

イパビリティを記述するための要素及び規則の集合からなる。このケイパビリティは,ソフトウェアユニ

ットの実行能力,及びアプリケーションで使用する同一又は異なる製造用システムにおける他の製造用ソ

フトウェアユニット間のデータ交換能力を含む。

次の観点から,ソフトウェアの相互運用の枠組みを構成する。

a)

製造用ソフトウェアユニット間で共有する構文規則及び意味定義

b)

製造用ソフトウェアユニット間の機能的関係

c)

製造用ソフトウェアユニットが提供するサービス,インタフェース及びプロトコル

d)

製造用ソフトウェアユニットのケイパビリティプロファイルを提供する能力

枠組みは,製造用プロセス,情報及び資源を扱うソフトウェアエンティティに関連した役割,アクティ

ビティ及び人工物を要素として構成する。枠組みの規則は,ケイパビリティクラス(ISO 16100-2 参照)

プロファイリングクラス(ISO 16100-2 参照)及びコンポーネントクラス(ISO 16100-3 参照)の構築に必

要な,関係,テンプレート及び適合性規約を規定する。

ソフトウェアユニット及び製造用ソフトウェアコンポーネントに関する,構成,関係及びタスクは,ISO 

16100-3

に記載した枠組みの要素及び規則で表す。

図 は,ソフトウェア相互運用の観点と,はん用アプリケーション相互運用の観点から,この枠組みの

導出関係を示す。


6

B 3900-1

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ソ フ ト ウ ェ ア ケイ パビ リ ティ プロ フ ァ イ リ ン グ  
 
  ・ 製造用ア ク ティ ビ ティ , ソ フ ト ウ ェ アユニッ ト  
    ケ イ パビ リ ティ , ソ フ ト ウ ェ アケ イ パビ リ ティ  
    プロ フ ァ イ ル及びソ フ ト ウ ェ アコ ン ポーネン ト  
    のク ラ ス  
  ・ ソ フ ト ウ ェ アの機能 
  ・ 製造アプリ ケ ーショ ン の相互運用規範 
  ・ 他の製造用資源によ る 拘束 
  ・ ソ フ ト ウ ェ アユニッ ト の非機能的プロ パティ  
  ・ テン プレ ート

ソ フ ト ウ ェ ア 相互運用の枠組み 
 
  ・ ソ フ ト ウ ェ アアーキテク チャ 及び 
    設計パタ ーン  
  ・ 製造用ソ フ ト ウ ェ アユニッ ト の 
    イ ン タ フ ェ ース , サービ ス 及びプロ ト コ ル 
  ・ イ ン タ フ ェ ース 定義の方法 
    ( 形式言語)  

はん用アプリ ケ ーショ ン の相互運用の枠組み 
( 相互運用のための方法論及び規則)  
 
  ・ モデリ ン グ ツ ール 
  ・ 構文規則及び意味定義のための言語 
  ・ はん用アプリ ケーショ ン 相互運用モデル

機能関係の領域限定モデリ ン グ  
 
  ・ アプリ ケ ーショ ン モデル 
  ・ 情報モデル 
  ・ 環境モデル 

生  成

拘  束

導  出

写  像

プロ フ ァ イ リ ン グ

  3  ソフトウェア相互運用の枠組みの相関

5.2

製造用ソフトウェアユニット間の機能的関係  図 に示す対象領域においては,必要な一つの製造

用機能を遂行するために,特定のインタフェース及びプロトコルを通して協調する,一つ以上の実行可能

なソフトウェアユニットが存在する。これらは,製造用資源の一つの要素である特定の計算機システムの

ソフトウェア環境のもとで,

特定の役割を実行するためのソフトウェア設計パターンを適用して実現する。

言い換えれば,一つのソフトウェアユニットは,一つ以上の製造用機能を遂行する。一つ以上の製造用機

能は,製造用アクティビティを実行,制御,監視,又は管理するために相互運用する。一連のアクティビ

ティは,製造プロセスを実行するため,特定の順序で実施する。

図 にソフトウェアユニットのクラスと

その他のクラスとの関連を示す。

この枠組みでは,実行する機能順序とスケジュールとは,プロセスを構成するアクティビティの順序と

スケジュールとによって決まる。機能を遂行するために,製造用ソフトウェアユニットは,関連機能の要

求する順序とスケジュールとに従って動作する。

製造プロセスの相互運用は,機能の相互運用として,すなわち,製造用ソフトウェアユニットを含む製

造用資源の相互運用としてとらえる。

参考  ISO 16100-1 では,参考として附属書 B(参考)に記載しているが削除した。

ソフトウェアユニットは,製造用機能を実行するために,相互につながりのあるソフトウェアコンポー

ネントの集合としてモデル化する。各ソフトウェアユニットは,UML オブジェクトとして表現する。

製造用ソフトウェアユニットは,構成,実行及び保守で利用するサービスインタフェースを提供する。

ソフトウェアユニットの製造用機能を実行するケイパビリティは,サービスインタフェースで利用可能

なサービスについての記述を含む。ソフトウェアユニットのケイパビリティは,ケイパビリティプロファ

イルとして XML (extensible markup language)  で簡潔に記述する。


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B 3900-1

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製造用アクティビティの順序及びタイミングは,関連する製造用ソフトウェアユニットの集合の相互運

用のための規範を決定する。

ケイパビリティプロファイルが含む又は参照する情報は,ISO 16100-2 に規定されている。

製造用情報

製造用領域

製造用プロセス

製造アプリケーション

製造用資源

計算機システム

製造用活動

製造用機能

ソフトウェア環境

ソフトウェアアーキテクチャ

ソフトウェア設計パターン

製造用ソフトウェアユニット

インタフェース及びプロトコル

役  割

データ型

1..

*

包含

可能

可能

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

1..

*

拘束

拘束

連続

操作

1..

*

可能

備考  四角は,オブジェクトのクラスを表す。四角間を接続する線は,オブジェクト間の関連を表す。この関連は方

向別に二つの役割をもち,その役割は選択肢としてラベル付けしてもよい。A から B に対する役割は B に隣接

して配置し,逆はその反対となる。役割は 1 対 1 であるが,そうでない場合は注記する。役割は複数あっても
よい。例えば,“1..*”  は 1 対多,又は多対多の関連として表す。線端の白抜きひし形は,集約の関係を示す。 

  4  製造アプリケーションにおけるソフトウェアユニットクラス及び関連するクラス

5.3

サービス,インタフェース及びプロトコル  製造用ソフトウェアユニットは,特定の製造用機能を

実行するために,相互につながりのあるソフトウェアコンポーネントの集合としてモデル化する。

製造用ソフトウェアユニットは,同一の実行環境下で,あるソフトウェアユニットが要求し,別のソフ

トウェアユニットが応えるといった,製造用アクティビティを支援する相互運用を行う。

これらのサービス,インタフェース及びプロトコルは,ISO 16100-3 による。

5.4

製造用ソフトウェアユニットのケイパビリティプロファイリング  製造用ソフトウェアユニットの

ケイパビリティは,ケイパビリティプロファイルで簡潔に記述する。ケイパビリティプロファイルは,製

造用アクティビティクラス,実行するソフトウェア機能,製造アプリケーションの規範,資源の状態又は

構成,評価基準,ソフトウェアユニットの名称,交換データ,サービスインタフェース,並びに関連する

実行環境を含む。


8

B 3900-1

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  プロファイルの例

  製造用アクティビティクラス:生産管理

  ソフトウェア機能:スケジューリング,操作,監視,実績報告,警告

  製造アプリケーション規範:完結性,適時性,精度

  資源の状態又は構成:オペレーティングシステム周辺機器,ネットワーク,ドライバ,性能モニタ

  評価基準:平均故障間隔,平均修復所要時間,修復所要人数(技能依存)

  ソフトウェアユニットの名称:RSI Enterprise Batch

プロファイルは最低限の情報を提供する。

参考  ISO 16100-1 では,参考として附属書 C(参考)に記載しているが削除した。

製造用ソフトウェアケイパビリティプロファイルの構造,構文規則及び分類は,ISO 16100-3 による。

6.

適合性  ケイパビリティプロファイルの適合性評価のための概念及び規則は,ISO 16100-4 による。

関連規格  ISO 15531-1  Industrial automation systems and integration−Industrial manufacturing management

data

−Part 1 : General overview

ISO/DIS 19439

  Enterprise integration−Framework for enterprise modelling

IEEE 1471-2000

  Recommended Practice for Architectural Description of Software − Intensive

systems


9

B 3900-1

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附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 3900-1 : 2007

  産業オートメーションシステム及びその統合−製造用ソフトウェア

相互運用のためのケイパビリティプロファイリング−第 1 部:枠組み

ISO 16100-1 : 2002

,産業オートメーションシステム及びその統合−製造用ソ

フトウェア相互運用のためのケイパビリティプロファイリング−第 1 部:枠
組み

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)

国際規格

番号

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範

製造用ソフトウェアの相互

運 用 の た め の 枠 組 み を 規
定。

 1

JIS

と同じ。 IDT

2.

引用規

ISO 15745-1

IEC 62264-1

ISO 16100-2

ISO 16100-3

ISO 16100-4 

 2

ISO 15745-1

ほか,合計

6

規格を規定。

MOD/

削除

MOD/

追加

ISO 15704

ISO/IEC 19501-1

IEEE 1320.1

W3C Recomendation

を削除。

ISO 16100-2

ISO 16100-3

及び

ISO 16100-4

を追加。

JIS

では引用規格ではないので削除し

た。

ISO

は本体で引用しているが,引用規

格欄に記載がないため,追加した。

3.

定義 12 用語の定義を規定。

3

18

用語の定義を規定す

るとともに,関係する用

語を附属書 D で定義

(21

用語)

MOD/

削除  ISO 規格にある,用語

の一部を削除(附属書

D

も削除。

一般用語と同等であるので削除した。

4

15

の用語の略号を規定。 MOD/削除

本体で略語を規定したので削除した。

9

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(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

項目 
番号

内容 

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

4.

製造ア

プ リ ケ ー

ション

4.1

参照用アプリケーショ

ンの枠組み

4.2

製造用領域

4.3

製造用プロセス

4.4

製造用資源

4.5

製造用情報

 5

JIS

と同じ。 IDT

5.

製造用

ソ フ ト ウ
ェ ア 相 互
運 用 の 枠

組み

5.1

製造用ソフトウェアユ

ニットの相互運用

5.2

製造用ソフトウェアユ

ニット間の機能的関係

5.3

サービス,インタフェ

ース及びプロトコル

5.4

製造用ソフトウェアユ

ニットのケイパビリティプ
ロファイリング

 6

JIS

と同じ。 IDT

6.

適合性

適合性評価のための概念及
び規則を規定。

 7

JIS

と同じ。 IDT

附属書 A

(参考)

製造アプリケーション

参照モデル。

MOD/

削除

大部分が ISO 規格を制定する過程で作

成された膨大なモデル図の例であり,
それを翻訳して規格化する意味がない
ことから,JIS では不採用とした。

附属書 B
(参考)

製造用アクティビティ
参照モデルの例。

MOD/

削除

大部分が ISO 規格を制定する過程で作
成された膨大なモデル図の例であり,

それを翻訳して規格化する意味がない
ことから,JIS では不採用とした。

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B 3900-1

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

項目 
番号

内容 

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

附属書 C
(参考)

適用例。 MOD/削除

大部分が ISO 規格を制定する過程で作
成された膨大なモデルの例であり,そ

れを翻訳して規格化する意味がないこ
とから,JIS では不採用とした。

附属書 D
(参考)

その他の用語及び定義。 MOD/削除

ISO

規格で規定されている用語は,一

般的に用いられているため,不採用と
した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

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B 3900-1


2007

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B 3900-1


2007