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B3521

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人  日本電機工業会(JEMA)から団体

規格(JEM 1479:2002)を元に作成した工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 3521

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)FA リンクプロトコル状態遷移図

附属書 2(参考)ログデータ


B 3521

:2004

(2)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

2

2.

  引用規格

2

3.

  定義

2

3.1

  JIS X 5003 の用語

2

3.2

  JIS X 0001 の用語

3

3.3

  JIS X 0005 の用語

3

3.4

  JIS X 0009 の用語

3

3.5

  JIS B 3500 の用語

3

3.6

  この規格で定義した用語

3

3.7

  この規格で用いる表記

5

4.

  略語

5

5.

  基本仕様

7

5.1

  OSI 基本参照モデルと FL-netOPCN-2)との関係

7

5.2

  接続ノード数

7

6.

  サービス

8

6.1

  コモンメモリ

8

6.1.1

  概要

8

6.1.2

  コモンメモリの割付け

9

6.1.3

  データ共有機能

9

6.1.4

  データの送信

10

6.1.5

  データの受信

11

6.2

  メッセージ伝送

12

6.2.1

  概要

12

6.2.2

  サービスの種類

13

6.2.3

  バイトブロックリードサービス

13

6.2.4

  バイトブロックライトサービス

15

6.2.5

  ワードブロックリードサービス

16

6.2.6

  ワードブロックライトサービス

18

6.2.7

  ネットワークパラメータリードサービス

19

6.2.8

  ネットワークパラメータライトサービス

21

6.2.9

  停止指令サービス

22

6.2.10

  運転指令サービス

23

6.2.11

  プロファイルリードサービス

24

6.2.12

  透過形メッセージサービス

26


B 3521

:2004

(3)

ページ

6.2.13

  ログデータリードサービス

26

6.2.14

  ログデータクリアサービス

27

6.2.15

  メッセージ折返しサービス

28

6.2.16

  ベンダ固有メッセージサービス

29

6.3

  ネットワーク管理サービス

30

6.3.1

  コンフィギュレーション用パラメータの設定

31

6.3.2

  自ノード管理情報パラメータの読出し

31

6.3.3

  参加ノード管理情報パラメータの読出し

32

6.3.4

  ネットワーク管理情報パラメータの読出し

32

6.3.5

  メッセージ通番管理テーブルの読出し

33

6.3.6

  ノード状態の読出し

33

6.4

  下位層へのサービス

34

6.4.1

  送信用 SAP の機能

34

6.4.2

  サイクリック伝送受信用 SAP の機能

34

6.4.3

  メッセージ伝送受信用 SAP の機能

35

6.4.4

  参加要求受信用 SAP の機能

35

7.

  機能

35

7.1

  ノード番号

35

7.2

  プロトコルデータ単位

35

7.3

  バイトオーダ

36

7.4

  タイマ

37

7.4.1

  トークン監視時間(TW)

37

7.4.2

  トークン保持時間(THT)

38

7.4.3

  最小許容フレーム間隔(MFT)

38

7.4.4

  リフレッシュサイクル許容時間(RCT)

38

7.4.5

  リフレッシュサイクル測定時間(RMT)

38

7.4.6

  加入トークン検出時間(TDT)

38

7.4.7

  参加要求フレーム送信待ち時間(PWT)

38

7.4.8

  参加要求フレーム受付時間(PAT)

39

7.4.9

  トリガフレーム送信待ち時間(TrWT)

39

7.4.10

  トークン 周待ち時間(3CWT)

39

7.4.11

  ACK 待ち時間(AWT)

39

8.

  動作

39

8.1

  送信権管理

39

8.1.1

  概要

39

8.1.2

  トークンの流れ

39

8.1.3

  トークンの再発行

40

8.1.4

  トークンの多重化防止

41

8.2

  ノードの加入及び離脱

41


B 3521

:2004

(4)

ページ

8.2.1

  加入するノード

41

8.2.2

  加入されるノード

44

8.2.3

  離脱管理

44

8.2.4

  自ノードあてトークン監視

44

8.3

  ノード間のデータ通信

45

8.3.1

  データ通信の種類

45

8.3.2

  サイクリック伝送

45

8.3.3

  メッセージ伝送

47

8.3.4

  トークン及びデータ

49

9.

  FA リンクフレームフォーマット

50

9.1

  ヘッダフォーマット

50

9.1.1

  FA リンクヘッダの基本構造

50

9.1.2

  トークンヘッダ

54

9.1.3

  サイクリックヘッダ

56

9.1.4

  メッセージヘッダ

57

9.1.5

  参加要求フレームヘッダ及びトリガフレームヘッダ

61

9.2

  ACK データ

63

9.3

  使用者データ

65

9.3.1

  サイクリックデータ

65

9.3.2

  メッセージデータ

65

附属書 1(参考)  FA リンクプロトコルの状態遷移図

74

1.

  プロトコル全体に関する状態遷移

74

1.1

  状態定義

74

1.2

  状態遷移図

74

1.3

  状態遷移表

75

2.

  メッセージ送信に関する状態遷移

80

2.1

  状態定義

80

2.2

  状態遷移図

81

2.3

  状態遷移表

81

3.

  メッセージ受信に関する状態遷移

82

3.1

  状態定義

82

3.2

  状態遷移図

82

3.3

  状態遷移表

83

附属書 2(参考)  ログデータ

86


B 3521

:2004

(5)

 

白      紙


日本工業規格

JIS

 B

3521

:2004

FA

コントロールネットワーク標準

−プロトコル仕様

Protocol specification for FA control network standard

序文  この規格の目的は,工場の CIM において,生産システムにおけるプログラマブルコントローラ[以

下,PLC(

1

)

という。

,ロボットコントローラ(以下,RC という。),数値制御装置(以下,NC という。)など

の制御装置と FA コントローラ又は制御用パーソナルコンピュータ(以下,パソコンという。)との間におけ

るデータ交換を効率的に行うためのコントローラレベルのプロトコル仕様を提供することである。

注(

1

)  JIS B 3500

では,プログラマブルコントローラの略称を“PC”としているが,2003 年に改正さ

れた IEC 61131-1 において“PLC”としていることから,この規格においても“PLC”とした。

図 にこの規格の対象となるFAコントロールネットワークの OSI/CIM モデルにおける位置付けを示す。

1  OSI/CIM モデルにおける位置付け

CIM モデルによる表現 
レベル 6

経営

レベル 5

工場

レベル 4

エリア

レベル 3

セル

レベル 2

ステーション

レベル 1

装置

本社ホストコンピュータ

工場ホスト
コンピュータ

管理

コンピュータ

FA コンピュータ

FA パソコン

センサ

トランスジューサ

PLC リモート

I/O

バックボーンネットワーク

セルネットワーク

ステーションネットワーク

FA

コントロールネットワーク[FL-net (OPCN-2) ]

装置ネットワーク

マニホールド

電磁弁

ID カードコントローラ

バーコードリーダ

インバータ

サーボ

インテリジェント

表示器

PLC

RC

NC

パソコン

FA コントローラ


2

B 3521

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1.

適用範囲  この規格は,PLC,RC,NC と FA コントローラ又はパソコン間通信ネットワークを実現す

るコントローラレベルのネットワーク[以下,FL-net(OPCN-2)(

2

)

という。

]のプロトコル仕様を規定す

る。

この規格は,FA ネットワークのサービス,プロトコルなどのネットワーク仕様を規定したものであり,

この規格を装置及び/又は機器に実装することによって,FL-net(OPCN-2)の適合性が達成される。ただし,

実装した製品の適合性及び相互接続性の検証については,この規格の適用範囲外である。

(

2

)  FA Link network (Open Programmable Controller Network -revel2)

の略。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 3500

  プログラマブルコントローラ  用語

JIS X 0001

  情報処理用語−基本用語

備考  ISO/IEC 2382-1:1993  Data processing-Vocabulary - Part 1:Fundamental terms が,この規格と一

致している。

JIS X 0005

  情報処理用語(データの表現)

備考  ISO 2382-5:2000  Information technology - Vocabulary - Part 5:Representation of data からの引用

事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS X 0009

  情報処理用語(データ通信)

備考  ISO/IEC 2382-9:1995  Information technology - Vocabulary - Part 25:Data communication が,こ

の規格と一致している。

JIS X 5003

  開放形システム間相互接続の基本参照モデル

備考  ISO 7498:1984  Information Processing Systems – Open Systems Interconnection – Basic

Reference Model

からの引用事項は、この規格の該当事項と同等である。

JIS X 5252

  ローカルエリアネットワーク−CSMA/CD アクセス方式及び物理層仕様

備考  ISO/IEC 8802-3:1996  Information technology - Telecommunications and information exchange

between systmes - Local and metropolitan area networks - Specific requirements -Part 3 : Carrier

sense multiple access with collision detection (CSMA/CD) access method and physical layer

specifications

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 3500JIS X 0001JIS X 0005JIS X 0009 及び JIS 

X 5003

の定義によるほか,次による。

3.1

JIS X 5003

の用語  この規格では,JIS X 5003 で規定した次の用語を用いる。

a)

N>層(<N-layer)

b)

応用層(application layer)

c)

プレゼンテーション層(presentation layer)

d)

セッション層(session layer)

e)

トランスポート層(transport layer)

f)

ネットワーク層(network layer)


3

B 3521

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g)

データリンク層(data link layer)

h)

物理層(physical layer)

i)

N>サービス(<N-service)

j)

N>サービスアクセスポイント(<N-service-access-point)

k)

N>サービスデータ単位(<N-service-data-unit)

l)

N>プロトコル(<N-protocol)

m)

N>プロトコルデータ単位(<N-protocol-data-unit)

n)

N>インタフェース制御情報(<N-interface-control-information)

o)

N>プロトコル制御情報(<N-protocol-control-information)

p)

N>コネクション(<N-connection)

q)

パケットの分割・組立て(packet segmenting/reassembling)

3.2

JIS X 0001

の用語  この規格では,JIS X 0001 で定義した次の用語を用いる。

a)

ハードウェア(hardware)

b)

ソフトウェア(software)

3.3

JIS X 0005

の用語  この規格では,JIS X 0005 で定義した次の用語を用いる。

a)  MSB(most significant bit

:最大有効ビット)

b)  LSB(least significant bit

:最小有効ビット)

3.4

JIS X 0009

の用語  この規格では,JIS X 0009 で定義した次の用語を用いる。

a)

インタフェース(interface)

b)

データ伝送(data transmission)

c)

データ通信(data communication)

d)

伝送路(transmission line)

e)

データ回線透過性(data circuit transparency)

f)

プロトコル(protocol)

g)

データ信号速度(data signaling rate)

h)

フェーズ(phase)

i)

ポーリング(polling)

j)

セレクティング(selecting)

k)

パケット(packet)

l)

タイムアウト(time out)

3.5

JIS B 3500

の用語  この規格では,JIS B 3500 で定義した次の用語を用いる。

a)

実行(execution)

b)

内部故障(internal failure)

c)

モジュール(module)

d)

ユニット(unit)

e)

周辺装置(peripheral)

3.6

この規格で定義した用語  この規格で独自に用いる用語の定義は次による。

a)  FA

リンクプロトコル(FA link protocol)  このネットワークを実行するために定義したプロトコル。FA

リンクプロトコルは,トランスポート層とアプリケーション層との間に位置し,各ノードが平等に送

信できるようにトークン管理,サイクリック伝送及びメッセージ伝送のプロトコルを規定している。


4

B 3521

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b)  FA

リンク(FA link)  FA リンクプロトコルを実行するエンティティ。

c)

FA

リンクヘッダ(FA link header)  FA リンクプロトコルで定義するフレームのヘッダ情報部。

d)

トークン(token)  ネットワークの一時的な媒体使用の権利。トークンは,あるノードから別のノード

に順次渡される。

e)

リンク確立状態(valid linking state)  ネットワーク上の複数のノード間でトークンが周回している状

態。

f)

ネットワーク初期状態(network startup state)  リンク確立状態でないときに,ネットワークに参加し

ようとしているノードの状態。

g)

途中参加状態(in-ring startup state)  リンク確立状態で,ネットワークに参加しようとしているノード

の状態。

h)

サイクリック伝送(cyclic transmission)  ノードが,トークン取得時ごとに指定されたコモンメモリエ

リアに格納されているデータを一斉同報通信で全ノードへ送信する周期的な伝送方式。詳細は 8.3.2

参照。

i)

メッセージ伝送(message transmission)  ノード間に発生するイベントを通知するための非周期的な伝

送方式。詳細は 8.3.3 参照。

j)

サイクリックフレーム(cyclic frame)  サイクリック伝送を行うときに用いるフレーム。

k)

トークンフレーム(token frame)    トークンをノード間で授受するためのフレーム。

l)

メッセージフレーム(message frame)  メッセージ伝送を行うときに用いるフレーム。

m)

トリガフレーム(trigger frame)  ノードが,ネットワーク初期状態で,各ノードの参加要求フレーム送

信待ち時間タイマ起動を通知するフレーム。

n)

参加要求フレーム(participation request frame)  ノードがネットワークに参加するときに,自ノードの

存在を通知するフレーム。

o)  ACK(message acknowledge)

  メッセージフレームの送達確認のために用いる情報。

p)

通番バージョン番号(version of sequence number)  受信したメッセージデータが先回受信したものか

どうかを判断するために用いる番号。通番バージョン番号は,ノードが FL-net(OPCN-2)に参加する

ときに作成し,次にそのノードがネットワークから離脱するまでその値を保持する。

q)

通番(sequence number)  受信したメッセージデータが先回受信したものかどうかを判断するために

用いる番号。通番は,立上げのときに初期化し,その後メッセージ送信が終了するごとにインクリメ

ントする。

r)

トランザクションコード(TCDtransaction code)  このネットワークで定義する各フレームを識別す

るコード。トランザクションコードには,FA リンクプロトコルで予約している番号及び使用者が自由

に定義できる番号がある。詳細は 7.2 参照。

s)

ノード(node)  このネットワークで用いるデータステーション(局)。

t)

ノード番号(node number)  このネットワークに接続しているノードを識別するための番号。1 から

254

まで指定可能。FA リンクプロトコル上この番号を FA リンクヘッダ内の送信先アドレス及び発信

元アドレス情報として用いる。

u)

コモンメモリ(common memory)  このネットワークで定義するサイクリック伝送のための仮想メモ

リ。領域 1 及び領域 2 の二種類があり,それぞれ 512 ワード及び 8 192 ワードのサイズをもつ。詳細

は 6.1 参照。

v)

ワード(word)  データ量を表す単位。1 ワードは 2 バイトを意味する。


5

B 3521

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w)

仮想アドレス空間(virtual address space)  メッセージ伝送においてアクセス可能なメモリ空間。

x)

トークンモード(token mode)  単独トークンフレームに対応するかどうかを示す。

y)

メジャーバージョン(major version)  FA リンクプロトコルのバージョンのうち,小数点以下を除く整

数値をメジャーバージョンとして,4 ビットにて表す。ただし,0 の場合は 1 とみなす。

1. Ver.1.00  メジャーバージョンは 0 又は 1

2. Ver.2.00  メジャーバージョンは 2

z)

マイナーバージョン(minor version)  FA リンクプロトコルのバージョンのうち,小数点以下の値をマ

イナーバージョンとして,4 ビットにて表す。

1. Ver.2.01  マイナーバージョンは 1

2. Ver.2.10  マイナーバージョンは 10

aa)

ダブルワード(double word)  データ量を表す単位。1 ダブルワードは 4 バイトを意味する。

ab)

最終サイクリックフレーム(final cyclic frame)  トークンフレームの直前に送信されるサイクリック

フレーム。

ac)

サーバ機能(server function)  メッセージ伝送において,要求メッセージを受信し,応答メッセージを

送信する機能。

ad)

クライアント機能(client function)  メッセージ伝送において,要求メッセージを送信し,応答メッセ

ージを受信する機能。

ae)

プロトコルタイプ(protocol type)  類似プロトコルと区別するための情報。

3.7

この規格で用いる表記

a)

この規格の中で特に指示しない数字は,10 進表記とする。16 進表記は,数字の先頭に“16#”を付加

する。

1. 10 進数

−12

  0

  4782

2. 16 進数

16#FF

16#00

16#12AE

b)

この規格の中で用いるノード番号の数字の前に#を付加する。

例  ノード番号 1    ノード #1

c)

この規格の中で規定するプロトコル仕様のバージョンを Ver.*.*と表記する。*は任意の 0 から 15 まで

の 10 進数値を表し,小数点以下を除く整数値をメジャーバージョン,小数点以下の値をマイナーバー

ジョンとする。

なお,マイナーバージョンは,2 けた表記とする。

4.

略語  表 にこの規格で用いる略語を示す。


6

B 3521

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1  略語一覧

略語

英語名称

日本語名称

3CWT

three circulation waiting time

トークン周回 3 周待ち時間

AWT

message acknowledge waiting time

ACK

待ち時間

BCT broadcast

transmission

“1 対 n”の伝送を示すフラグ

BSIZE

current block size

カレントブロック長

CBN

current fragment block number

カレントフラグメントブロック番号

C_AD1

common memory area 1 data top address

コモンメモリにおける領域 1 の先頭アドレス

C_AD2

common memory area 2 data top address

コモンメモリにおける領域 2 の先頭アドレス

C_SZ1

common memory area 1 data size

コモンメモリにおける領域 1 のデータサイズ

C_SZ2

common memory area 2 data size

コモンメモリにおける領域 2 のデータサイズ

DA destination

address

送信先アドレス

DNA

node address of destination side

送信先ノード番号

H_TYPE header

type

ヘッダタイプ

LKS

FA link status

FA

リンク状態

MAJ_VER  FA link protocol version (major version)

FA

リンクプロトコルバージョン(メジャーバージョ

ン)

MFT

allowable minimum frame interval time

最小許容フレーム間隔

MIN_VER

FA link protocol version (minor version)

FA

リンクプロトコルバージョン(マイナーバージョ

ン)

MODE

FA link protocol version (major version

,  minor

version)

,token mode

FA

リンクプロトコルバージョン(メジャーバージョ

ン,マイナーバージョン),トークンモード

MSN

manufacturer model name of node information

製造業者形式

M_ADD message

offset

-address in virtual address space

メッセージ仮想アドレス空間におけるアドレス

M_CTL message

control

メッセージコントロール

M_RLT message

result

応答メッセージの結果(正常/異常)

M_SZ

message data size in virtual address space

メッセージ仮想アドレス空間におけるデータサイズ

NDN node

name of node information

ノード名(設備名)

PAT

participation request frame acceptance time

参加要求フレーム受付時間

PDU

protocol data unit

プロトコルデータ単位

PPT

peer to peer transmission

“1 対 1”の伝送を示すフラグ

PRI message

priority

メッセージプライオリティ

PWT

participation request frame transmission waiting time

参加要求フレーム送信待ち時間

P_TYPE protocol

type

プロトコルタイプ

RCT

allowable refresh cycle time

リフレッシュサイクル許容時間

RMT

refresh cycle measurement time

リフレッシュサイクル測定時間

RPA

response data by ACK

送達確認(ACK)データの存在を示すフラグ

SA source

address

発信元アドレス

SDU

service data unit

サービスデータ単位

SEQ sequence

number

通番

SNA

node address of source side

発信元ノード番号

TBN

total fragment block number

トータルフラグメントブロック数

TCD transaction

code

トランザクションコード

TDT

joining token detection time

加入トークン検出時間

TFL

total frame octet length of header and data

トータルフレーム長(ヘッダ部とデータ部を合わせた

オクテット長)

TM token

mode

トークンモード

TW

token watchdog time

トークン監視時間

TrWT

trigger frame transmission waiting time

トリガフレーム送信待ち時間


7

B 3521

:2004

表 1  略語一覧(続き)

略語

英語名称

日本語名称

ULS

upper layer status

上位層の状態

VDN

vender code of node information

ベンダ名

VER program

version

プログラムバージョン

V_SEQ

version of sequence number

通番バージョン番号

5.

基本仕様

5.1

OSI

基本参照モデルと FL-net(OPCN-2)との関係  図 に OSI 基本参照モデルと FL-net(OPCN-2)

のプロトコル規定との関係を示す。適用範囲である制御システムの属性によって,OSI の基本参照モデル

で規定しているプレゼンテーション層及びセッション層は,この規格では用いない。この規格では,トラ

ンスポート層,ネットワーク層及びデータリンク層を FA リンク下位層と定義する。FA リンク下位層は,

一斉同報通信機能をもつ以外,その機能を規定しない。

物理層は,JIS X 5252 を用いる。

この規格では,それらの上位層として FA リンク層を定義する。FA リンクは,ネットワーク管理機能の

ほかに一定周期で各ノードのデータを収集配信するサイクリック伝送及びイベントを通知するメッセージ

伝送を規定する。FA リンクの上位層として上位アプリケーションがある。この規格で記述する上位層は,

上位アプリケーションを示す。

2  OSI 基本参照モデルと FL-net(OPCN-2)のプロトコル規定との関係

5.2

接続ノード数  ネットワークに接続可能なノード数は,最大 254 ノードとする。

アプリケーション

FA

リンク層

JIS X 5252 

トランスポート層

ネットワーク層

データリンク層

物理層

FA

リンク下位層

上位アプリケーション

セッション層

プレゼンテーション層

応用層

1

2

3

4

5

6

7

(FL-net

のプロトコル規定)

(OSI

基本参照モデル)


8

B 3521

:2004

6.

サービス  ここでは,FL-net(OPCN-2)が提供するサービス及び要求するサービスについて規定する。

ここで規定するサービスを次に示す。

a)

上位層へのサービス

1)

コモンメモリデータへのリード及びライト

2)

メッセージ

−  バイトブロックリードサービス

−  バイトブロックライトサービス

−  ワードブロックリードサービス

−  ワードブロックライトサービス

−  ネットワークパラメータリードサービス

−  ネットワークパラメータライトサービス

−  停止指令サービス

−  運転指令サービス

−  プロファイルリードサービス

−  透過形メッセージサービス

−  ログデータリードサービス

−  ログデータクリアサービス

−  メッセージ折返しサービス

−  ベンダ固有メッセージサービス

3)

ネットワーク管理

−  コンフィギュレーション用パラメータの設定

−  自ノード管理情報パラメータ読出し

−  参加ノード管理情報パラメータ読出し

−  ネットワーク管理情報パラメータ読出し

−  メッセージ通番管理テーブル読出し

−  ノード状態の読出し

b)

下位層へのサービス

−  送信用 SAP

−  サイクリック伝送用 SAP

−  メッセージ伝送受信用 SAP

−  参加要求受信用 SAP

6.1

コモンメモリ

6.1.1

概要  コモンメモリは,サイクリック伝送を行うノード間で,共通のグローバルメモリとして扱う

ことができる機能を提供する。このサービスを実装するかどうかは任意とする。

コモンメモリは,領域 1 及び領域 2 の 2 種類の領域をもち,それぞれの領域は,領域 1 が 512 ワード,

領域 2 は 8 192 ワードのデータ容量をもつ。1 ノードの通信部が用意するコモンメモリのための容量は,8

192

ビット+8 192 ワード=8 704 ワードの固定サイズとする。ただし,このサービスを実装しないノードは,

コモンメモリを用意する必要はない。

コモンメモリの領域のうち,1 ノードの送信領域として領域 1 及び領域 2 とも最大領域の範囲内で,任

意のサイズを指定することができる。


9

B 3521

:2004

6.1.2

コモンメモリの割付け  ノードは,コモンメモリの領域 1 及び領域 2 のそれぞれに送信領域を割り

付けることができる。それぞれのノードの送信領域は,他ノードの送信領域と重複してはならない。

各ノードは,領域 1 として 0∼512 ワード,領域 2 として 0∼8 192 ワードの範囲で任意のサイズをワー

ド単位でそのノードの送信領域として設定できる。各ノードの送信領域の設定は,領域の先頭アドレス及

びサイズによって行う。

図 にコモンメモリの割付けの例を示す。

備考  ビット長は,16 ビットとする。

3  コモンメモリの割付けの例

6.1.3

データ共有機能  各ノードは,コモンメモリ上に割り付けたそのノードの送信領域のデータを一定

周期で一斉同報することによって,システム全体で同じデータを共有する機能を提供する。ネットワーク

上の各ノードは,コモンメモリをノードごとの送信領域が互いに重複しないように割り付けて用いる。

コモンメモリの動作において,あるノードに割り付けたコモンメモリ上の領域は,そのノードの送信領

域となり,他ノードにとっては受信領域となる(

図 参照)。また,ノードはコモンメモリを受信領域だけ

に用いてもよい(例:

図 のノード#01)。

コモンメモリを実装しないノードは,受信したデータをすべて破棄する(例:

図 のノード #01)。

MSB

LSB

領域 1

領域 2

先頭のアドレス

サイズ

MSB

LSB

0 0

16#1FF

16#1FFF

サイズ

先頭のアドレス


10

B 3521

:2004

ノード #01 の

コモンメモリ

ノード #02 の

コモンメモリ

ノード #03 の

コモンメモリ

ノード #04 の

コモンメモリ

(

送信)

(

受信)

(

受信)

(

受信)

(

受信)

(

送信)

(

受信)

(

受信)

・ 



・ 

(

受信)

(

受信)

(

受信)

(

送信)

・ 



・ 

(

受信)

(

受信)

(

送信)

(

受信)

4  データ共有機能の例

ノード #01 の

コモンメモリ

ノード #02 の

コモンメモリ

ノード #05 の

コモンメモリ

(

受信)

(

受信)

(

送信)

(

受信)

(

送信)

(

受信)

5  受信だけを行うノードの例

ノード #01 の

コモンメモリ

ノード #02 の

コモンメモリ

ノード #05 の

コモンメモリ

(

破棄)

(

受信)

(

送信)

(

破棄)

(

送信)

(

受信)

6  コモンメモリをもたないノードの例

6.1.4

データの送信

a)

コモンメモリへのライト要求  上位層は,コモンメモリの該当領域に対してライト要求を行うことに

よってコモンメモリ上にデータをセットする。ライト要求のパラメータを次に示す。

−  コモンメモリのアドレス

−  データサイズ

−  データ


11

B 3521

:2004

b)

送信要求  上位層は,コモンメモリ内の送信領域上のデータを FA リンク層に送信することを要求す

る。

送信要求を受けた FA リンク層は,コモンメモリ上に割り付けられたノードのデータを送信バッフ

ァに転送し,送信準備を行い,そのノードがトークンを獲得したときに順次送信する。送信ノードの

データサイズが 1 フレームで送信できるサイズ(1024 バイト)より大きいとき,バッファのデータを複

数のフレームに分割して送信する。各ノードは,トークンを獲得するごとにコモンメモリ上の全送信

データを送信する。

図 にコモンメモリ上のデータの流れの例を示す。

6.1.5

データの受信

a)

コモンメモリへのリード要求  上位層は,コモンメモリの該当領域に対してリード要求を行うことに

よってコモンメモリ上のデータを読み込む。リード要求のパラメータを次に示す。

−  コモンメモリ上のアドレス

−  データサイズ

b)

受信要求  上位層は,FA リンク層に対して受信データをコモンメモリ内の該当領域に転送することを

要求する。

各ノードは,サイクリックフレームを受信したとき,コモンメモリ上の該当領域にそのデータを転

送する。このとき,受信ノードは,一つのノードからのサイクリックデータをすべて受信完了した時

点で,上位層と同期をとりながら対応する領域を更新する。すなわち,サイクリックデータが複数の

フレームに分割して送信されてくるときも,コモンメモリ領域へのデータ転送は,一つのノードから

送信されるフレームをすべて受信終了した時点で行う。そのノードから分割されて送られてくるフレ

ームがすべてそろわなかったときは,そのノードから送られた全データを破棄する。

図 にコモンメ

モリ上のデータの流れの例を示す。


12

B 3521

:2004

送信ノード

受信ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層 FA リンク層

上位層

[1]

送信ノードの上位層は,コモンメモリへのライト要求によって,コモンメモリ上の送信領域に対し

てデータの書込みを行う。

[2]

送信ノードの上位層は,送信領域にデータをすべて書込みした時点で FA リンク層に対して送信要

求を行う。

[3] FA

リンク層は,上位層から送信要求を受け付けたときに,送信領域のデータを送信バッファに一括

転送する。

[4] FA

リンク層は,自ノードがトークンを受信しトークンを保持した状態となったとき,送信バッファ

上のデータをサイクリックフレームとして他ノードへ一斉同報で送信する。このとき,送信データ

量が 1 024 バイトより大きいときは,バッファ上のデータを複数のフレームに分割して送信する。

受信ノードの FA リンク層は,受信したサイクリックフレームをすべていったん受信バッファに蓄

える。

[5]

受信ノードの上位層は,FA リンク層に対して受信要求を行う。

[6]

受信ノードの FA リンク層は,上位層からの受信要求によって,受信バッファのデータを該当する

受信領域に一括転送する。

[7]

受信ノードの上位層は,コモンメモリへのリード要求によって,コモンメモリ上の受信領域に対し

てデータの読出しを行う。

7  コモンメモリ上のデータの流れの例

6.2

メッセージ伝送

6.2.1

概要  メッセージ伝送は,ノード間に発生する非周期的なデータ交換をする機能である。1 回で送

信できる最大のメッセージデータ量は,1 024 バイトである。

メッセージ伝送には,送信する相手ノードを指定する 1 対 1 の伝送及びすべてのノードに対する 1 対 n

の一斉同報の機能がある。1 対 1 のメッセージ伝送には,相手先がデータを受け取ったかどうかを確認す

る送達確認の機能及び応答メッセージが規定されおり,メッセージデータの送達の信頼性を確保する。

コモンメモリへ

のライト要求

[1]

[3]

[2]

[6]

[7]

コモンメモリ

コモンメモリ

送信領域

受信領域

受信 
バッファ

送信 
バッファ

一括転送

一括転送

サイクリックフレーム N

サイクリックフレーム 1

サイクリックフレーム 2

N

個に分割

コモンメモリへ

のリード要求

送信要求

受信要求

[4]

[5]


13

B 3521

:2004

6.2.2

サービスの種類  この規格では,メッセージ伝送として a)から n)のサービスを提供する。この提

供サービスのうち,透過形メッセージサービス,ログデータクリアサービス及びベンダ固有メッセージサ

ービスについては,1 対 1 及び 1 対 n 伝送を規定しており,それ以外は 1 対 1 伝送だけを規定する。透過

形メッセージサービスを除いて,それぞれのメッセージ伝送のサービスには,要求及び応答を定義する。

それぞれのメッセージの種類は,トランザクションコードで定義する。また,それぞれのメッセージには,

要求用及び応答用の二つトランザクションコードをもつ。ただし,透過形メッセージに関して,要求用/

応答用のトランザクションコードは,使用者が必要に応じて定義する。

この規格で定義するサービスを次に示す。

a)

バイトブロックリードサービス

b)

バイトブロックライトサービス

c)

ワードブロックリードサービス

d)

ワードブロックライトサービス

e)

ネットワークパラメータリードサービス

f)

ネットワークパラメータライトサービス

g)

停止指令サービス

h)

運転指令サービス

i)

プロファイルリードサービス

j)

透過形メッセージサービス

k)

ログデータリードサービス

l)

ログデータクリアサービス

m)

メッセージ折返しサービス

n)

ベンダ固有メッセージサービス

6.2.3

バイトブロックリードサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから応答先のノードのバイトブロックデータを読み出す。こ

のサービスでは,仮想アドレス空間で定義する領域を用いる。

図 にバイトブロックの仮想アドレス空間を示す。仮想アドレス空間は,32 ビットアドレス空間で,

その内容は各ノードによって定義する。

8  バイトブロックの仮想アドレス空間

b)

プロトコル  図 にバイトブロックリードサービスのシーケンスを示す。

 

バイトブロック

1

アドレスのデータ長を

8

ビットとする。

MSB LSB

0

16

#FFFFFFFF


14

B 3521

:2004

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しバイトブロックリードの要

求を行う。

−  要求先ノード番号:DNA

−  要求するバイトブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス):M_ADD

−  要求するバイトブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

[2]

要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[6]

応答ノードの上位層はバイトブロックリードの処理完了によって,次のパラメータを設定して FA

リンク層に対しバイトブロックリード要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答するバイトブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス):M_ADD

−  応答するバイトブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  応答データ(読み出したバイトブロックデータ):data

[7]

応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

9  バイトブロックリードサービスのシーケンス

バイトブロック

リード(確認)

[5]

[9]

バイトブロック

リード(要求)

バイトブロック

リード(指示)

[1]

[2]

[3]

バイトブロック

リード(応答)

バイトブロック

リード(確認)

[4]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

バイトブロック

リード(確認)

[10]


15

B 3521

:2004

[8]

要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は応答データを含まない。

[9]

要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,バイトブロックリード要求に対する

応答データを受け取る。

[10]

応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが応答データを受信した
かどうかの確認を行う。

図 9  バイトブロックリードサービスのシーケンス(続き)

6.2.4

バイトブロックライトサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対してバイトブロックデータを書き込

む。

このサービスでは,仮想アドレス空間で定義する領域を用いる。仮想アドレス空間については,6.2.3

を参照。

b)

プロトコル  図 10 にバイトブロックライトサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しバイトブロックライトの要

求を行う。

−  要求先ノード番号:DNA

−  要求するバイトブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス位置):

M_ADD

−  要求するバイトブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

−  要求データ(書き込みを行うバイトブロックデータ):data

[2]

要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。このとき,ACK は要求データを含まない。

10  バイトブロックライトサービスのシーケンス

バイトブロック

ライト(要求)

バイトブロック

ライト(指示)

バイトブロック

ライト(確認)

[1]

[2]

[3]

バイトブロック

ライト(応答)

バイトブロック

ライト(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

バイトブロック

ライト(確認)

[9]

[10]


16

B 3521

:2004

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[6]

応答ノードの上位層はバイトブロックライトの処理完了によって,次のパラメータを設定して FA

リンク層に対しバイトブロックライト要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答したバイトブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス位置):

M_ADD

−  応答したバイトブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

−  応答メッセージの結果:M_RLT

[7]

応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[8]

要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。

[9]

要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,バイトブロックライト要求に対する

処理完了を受け取る。

[10]

応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが処理完了を受信したか

どうかの確認を行う。

図 10  バイトブロックライトサービスのシーケンス(続き)

6.2.5

ワードブロックリードサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードのワードブロックデータを読み出す。こ

のサービスでは,仮想アドレス空間で定義する領域を用いる。

図 11 にワードブロックの仮想アドレス

空間を示す。仮想アドレス空間は,32 ビットアドレス空間で,その内容は,各ノードによって定義す

る。

11  ワードブロックの仮想アドレス空間

b)

プロトコル  図 12 にワードブロックリードサービスのシーケンスを示す。

 

ワードブロック

1

アドレスのデータ長を

16

ビットとする。

すること

MSB LSB

0

16#FFFFFFFF


17

B 3521

:2004

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しワードブロックリードの要

求を行う。

−  要求先ノード番号:DNA

−  要求するワードブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス):M_ADD

−  要求するワードブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

[2]

要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[6]

応答ノードの上位層はワードブロックリードの処理完了によって,次のパラメータを設定して FA

リンク層に対しワードブロックリード要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答するワードブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス):M_ADD

−  応答するワードブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  応答データ(読み出したワードブロックデータ): data

[7]

応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

12  ワードブロックリードサービスのシーケンス

ワードブロック

リード(要求)

ワードブロック

リード(指示)

ワードブロック

リード(確認)

[1]

[2]

[3]

ワードブロック

リード(応答)

ワードブロック

リード(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

ワードブロック

リード(確認)

[9]

[10]


18

B 3521

:2004

[8]

要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は応答データを含まない。

[9]

要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,ワードブロックリード要求に対する

応答データを受け取る。

[10]

応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが応答データを受信した

かどうかの確認を行う。

図 12  ワードブロックリードサービスのシーケンス(続き)

6.2.6

ワードブロックライトサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対してワードブロックデータを書き込

む。このサービスでは,仮想アドレス空間で定義する領域を用いる。仮想アドレス空間については,

6.2.5

を参照。

b)

プロトコル  図 13 にワードブロックライトサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しワードブロックライトの要

求を行う。

−  要求先ノード番号:DNA

−  要求するワードブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス位置):

M_ADD

−  要求するワードブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

−  要求データ(書込みを行うワードブロックデータ):data

[2]

要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要求

する。

[3]

応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送信

要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。このとき,ACK は要求データを含まない。

13  ワードブロックライトサービスのシーケンス

ワードブロック

ライト(要求)

ワードブロック

ライト(指示)

ワードブロック

ライト(確認)

[1]

[2]

[3]

ワードブロック

ライト(応答)

ワードブロック

ライト(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

ワードブロック

ライト(確認)

[9]

[10]


19

B 3521

:2004

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[6]

応答ノードの上位層はワードブロックライトの処理完了によって,次のパラメータを設定して FA

リンク層に対しワードブロックライト要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答したワードブロックのオフセットアドレス(仮想アドレス空間に対するアドレス位置):

M_ADD

−  応答したワードブロックのサイズ(仮想アドレス空間に対するデータサイズ):M_SZ

−  応答メッセージの結果:M_RLT

[7]

応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[8]

要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。

[9]

要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,ワードブロックライト要求に対する

処理完了を受け取る。

[10]

応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが処理完了を受信したか

どうかの確認を行う。

図 13  ワードブロックライトサービスのシーケンス(続き)

6.2.7

ネットワークパラメータリードサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先ノードのネットワークパラメータを読み出す。

b)

プロトコル  図 14 にネットワークパラメータリードサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

14  ネットワークパラメータリードサービスのシーケンス

ネットワークパラメータ

リード(要求)

ネットワークパラメータ

リード(指示)

ネットワークパラメータ

リード(確認)

[1]

[2]

[3]

ネットワークパラメータ

リード(応答)

ネットワークパラメータ

リード(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

ネットワークパラメータ

リード(確認)

[9]

[10]


20

B 3521

:2004

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しネットワークパラメータリ

ードの要求を行う。

−  要求先ノード番号:DNA

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要求

する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送信

要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

  応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[6]

  応答ノードの上位層はネットワークパラメータリードの処理完了によって,次のパラメータを設

定して FA リンク層に対しネットワークパラメータリード要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  応答データ(自ノードのネットワークパラメータ):data

−  ノード名(設備名):使用者が任意に設定する

−  ベンダ名:ベンダが任意に設定する

−  製造業者形式:製造業者が任意に設定する

−  領域 1 の先頭アドレス

−  領域 1 のサイズ

−  領域 2 の先頭アドレス

−  領域 2 のサイズ

−  トークン監視時間

−  最小許容フレーム間隔

− FA リンクの状態

−  プロトコルタイプ

−  上位層の状態

−  リフレッシュサイクル許容時間設定値

−  リフレッシュサイクル測定値(現在値)

−  リフレッシュサイクル測定値(最大値)

−  リフレッシュサイクル測定値(最小値)

[7]

  応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[8]

  要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は応答データを含まない。

図 14  ネットワークパラメータリードサービスのシーケンス(続き)


21

B 3521

:2004

[9]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,ネットワークパラメータリード要求

に対する応答データを受け取る。

[10]

  応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが応答データを受信した

かどうかの確認を行う。

図 14  ネットワークパラメータリードサービスのシーケンス(続き)

6.2.8

ネットワークパラメータライトサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対してネットワークパラメータを書き

込む。

b)

プロトコル  図 15 にネットワークパラメータライトサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しネットワークパラメータ

ライトの要求を行う。

−  要求先ノード番号:DNA

−  要求データ(書込みを行うネットワークパラメータ):data

−  設定パラメータフラグ:

− 16#01:領域 1,領域 2 の先頭アドレス及びサイズだけ書き込む場合。

− 16#02:ノード名(設備名)だけ書き込む場合。

− 16#03:領域 1 及び領域 2 の先頭アドレス,サイズ及びノード名(設備名)を書き込む場合。

−  領域 1 の先頭アドレス

−  領域 1 のサイズ

−  領域 2 の先頭アドレス

−  領域 2 のサイズ

−  ノード名(設備名):使用者が任意に設定する。

15  ネットワークパラメータライトサービスのシーケンス

ネットワークパラメータ

ライト(要求)

ネットワークパラメータ

ライト(指示)

ネットワークパラメータ

ライト(確認)

[1]

[2]

[3]

ネットワークパラメータ

ライト(応答)

ネットワークパラメータ

ライト(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

ネットワークパラメータ

ライト(確認)

[9]

[10]


22

B 3521

:2004

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。このとき,ACK は要求データを含ま

ない。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する

ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

  応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したか

どうかの確認を行う。

[6]

  応答ノードの上位層は,ネットワークパラメータライトの処理完了によって,次のパラメータ

を設定して FA リンク層に対しネットワークパラメータライト要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

[

7]  応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[8]

  要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。

[9]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,ネットワークパラメータライト要

求に対する処理完了を受け取る。

[10]

  応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが処理完了を受信し

たかどうかの確認を行う。

図 15  ネットワークパラメータライトサービスのシーケンス(続き)

6.2.9

停止指令サービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対し,停止指令を要求する。

b)

プロトコル  図 16 に停止指令サービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

16  停止指令サービスのシーケンス

停止指令(要求)

停止指令(指示)

停止指令(確認)

[1]

[2]

[3]

停止指令(応答)

停止指令(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

停止指令(確認)

[9]

[10]


23

B 3521

:2004

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対し停止指令の要求を行う。

要求先ノード番号:DNA

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が,応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対す

る ACK 送信前に次の[6],[7],[8]の処理を先行してもよい。

[4]

  応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかど

うかの確認を行う。

[6]

  応答ノードの上位層は,停止指令の処理完了によって,次のパラメータを設定して FA リンク層

に対し停止指令要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

[7]

  応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[8]

  要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。

[9]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,停止指令要求に対する処理完了を

受け取る。

[10]

  応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが処理完了を受信した

かどうかの確認を行う。

図 16  停止指令サービスのシーケンス(続き)

6.2.10

運転指令サービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対し,運転指令を要求する。

b)

プロトコル  図 17 に運転指令サービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

17  運転指令サービスのシーケンス

運転指令(要求)

運転指令(指示)

運転指令(確認)

[1]

[2]

[3]

運転指令(応答)

運転指令(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

運転指令(確認)

[9]

[10]


24

B 3521

:2004

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対し運転指令の要求を行う。

要求先ノード番号:DNA

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する

ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

応答ノードの上位層は,PDU(指示)の処理完了によって,次のパラメータを設定して FA リンク

層に対し運転指令要求に対する応答を行を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかど

うかの確認を行う。

[6]

応答ノードの上位層は,運転指令う。

−  要求元ノード番号:DNA 
−  応答メッセージの結果:M_RLT

[7]

応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[8]

要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。

[9]

要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,運転指令要求に対する処理完了を

受け取る。

[10]

  応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが処理完了を受信した

かどうかの確認を行う。

図 17  運転指令サービスのシーケンス(続き)

6.2.11

プロファイルリードサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先ノードのプロファイルを読み出す。

b)

プロトコル  図 18 にプロファイルリードサービスのシーケンスを示す。


25

B 3521

:2004

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しプロファイルリードの要

求を行う。

要求先ノード番号:DNA

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する

ACK

送信前に次の[6],[7]及び[8]の処理を先行してもよい。

[4]

  応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかど

うかの確認を行う。

[6]

  応答ノードの上位層は,プロファイルリード処理完了によって,次のパラメータを設定して FA

リンク層に対しプロファイルリード要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  応答データ(読み出したプロファイル):data

データの内容については,この規格の範囲外である。

[7]

  応答ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(応答)を SDU として取り込み,下位層に送信

要求する。

[8]

  要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し

送信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は応答データを含まない。

[9]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,プロファイルリード要求に対する

応答データを受け取る。

[10]

  応答ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって要求ノードが応答データを受信し

たかどうかの確認を行う。

18  プロファイルリードサービスのシーケンス

プロファイル

リード(要求)

プロファイル

リード(指示)

プロファイル

リード(確認)

[1]

[2]

[3]

プロファイル

リード(応答)

プロファイル

リード(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

プロファイル

リード(確認)

[9]

[10]


26

B 3521

:2004

6.2.12

透過形メッセージサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対して,使用者定義のサービスを送信

する。このサービスは,応答を定義していない。応答を行う場合は,使用者定義によって透過形メッ

セージを用いる。

b)

プロトコル  図 19 に透過形メッセージのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対し透過形メッセージの要求を

行う。

−  伝送形態:1 対 1 伝送(PPT)/1 対 n 伝送(BCT)

−  要求先ノード番号:DNA

−  使用者データ(使用者が任意に定義):data

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

[4]

  応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

備考  1 対 n 伝送の場合は,ACK([3])及び透過形メッセージ(確認)([5])はない。

19  透過形メッセージサービスのシーケンス

6.2.13

ログデータリードサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のログデータを読み出す。

b)

プロトコル  図 20 にログデータリードサービスのシーケンスを示す。

透過形メッセージ(要求)

透過形メッセージ(指示)

透過形メッセージ(確認)

[3]

[2]

[4]

[5]

ACK

[1]


27

B 3521

:2004

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しログデータリードの要求

を行う。

要求先ノード番号:DNA

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,

下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求する。

なお,応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する ACK 送信前に

次の[5]及び[6]の処理を先行してもよい。

[4]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかど

うかの確認を行う。

[5]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)を SDU として取り込み,ログデ

ータリード要求に対する処理を行い,ログデータリードの処理完了によって次のパラメータを設

定して下位層に対し送信要求を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  応答データ(読み出したログデータ):data

−  データの内容については,

附属書 を参照。

[6]

  要求ノードの FA リンク層は,

下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は応答データを含まない。

[7]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,ログデータリード要求に対する応答

データを受け取る。

[8]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った ACK を破棄する。

20  ログデータリードサービスのシーケンス

6.2.14

ログデータクリアサービス

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のログデータをクリアする。

ログデータ

リード(要求)

ログデータ

リード(確認)

[1]

[2]

[3]

ログデータ

リード(応答)

ログデータ

リード(確認)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

ログデータ

リード(指示)


28

B 3521

:2004

b)

プロトコル  図 21 にログデータクリアサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しログデータクリアの要求

を行う。

−  伝送形態:1 対 1 伝送(PPT)/1 対 n 伝送(BCT)

−  要求先ノード番号:DNA

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,

下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求する。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する

ACK

送信前に次の[5]及び[6]の処理を先行してもよい。

[4]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかど

うかの確認を行う。

[5]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(要求)を SDU として取り込み,ログデ

ータクリア要求に対する処理を行い,ログデータクリアの処理完了によって次のパラメータを設

定して下位層に対し送信要求を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

 [6]

  要求ノードの FA リンク層は,

下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は応答データを含まない。

 [7]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,ログデータクリア要求に対する応答

データを受け取る。

 [8]  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った ACK を破棄する。

備考

1

対 n 伝送の場合は,ACK([3],[4])及び応答([5]及び[6]以降)はない。

21  ログデータクリアサービスのシーケンス

6.2.15

メッセージ折返しサービス

a)

機能  このサービスは,受信したメッセージデータを折返し送信し,この規格を実装した機器のメッ

ログデータ

クリア(要求)

ログデータ

クリア(確認)

[1]

[2]

ログデータ

クリア(応答)

ログデータ

クリア(確認)

[3]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

[4]

ログデータ

クリア(指示)


29

B 3521

:2004

セージ伝送テストを行う。

b)

プロトコル  図 22 にメッセージ折返しサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しメッセージ折返しの要求を

行う。

−  要求先ノード番号:DNA

−  折返しデータ:data

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求する。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する

ACK

送信前に次の[5]及び[6]の処理を先行してもよい。

[4]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[5]

  応答ノードの下位層は,次のパラメータを設定して下位層に対しメッセージ折返し要求に対する

応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  折返しデータ:data

[6]

  要求ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(応答)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(確認)を引き渡す。ACK は,応答データを含まない。

[7]

  要求ノードの上位層は,PDU(確認)を SDU として取り込み,メッセージ折返し要求に対する応答

データを受け取る。

[8]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った ACK を破棄する。

22  メッセージ折返しサービスのシーケンス

6.2.16

ベンダ固有メッセージサービス

メッセージ折返し

(

要求)

メッセージ折返し

(

応答)

メッセージ折返し

(

確認)

メッセージ折返し

(

確認)

[3]

[2]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

[1]

メッセージ折返し

(

指示)


30

B 3521

:2004

a)

機能  このサービスは,要求元のノードから相手先のノードに対し,ベンダ固有のメッセージを要求

する。

b)

プロトコル  図 23 にベンダ固有メッセージサービスのシーケンスを示す。

要求ノード

応答ノード

上位層 FA リンク層

下位層

下位層

FA

リンク層

上位層

[1]

  要求ノードの上位層は,次のパラメータを設定して FA リンク層に対しベンダ固有メッセージの要

求を行う。

−  伝送形態:1 対 1 伝送(PPT)/1 対 n 伝送(BCT)

−  要求先ノード番号:DNA

−  ベンダ名:VDN

−  サブコード:SCODE

−  メッセージデータ:data

[2]

  要求ノードの FA リンク層は,上位層からの PDU(要求)を SDU として取り込み,下位層に送信要

求する。

[3]

  応答ノードの FA リンク層は,下位層から受け取った PDU(指示)に対する ACK を下位層に対し送

信要求するとともに,上位層に PDU(指示)を引き渡す。

なお,応答ノードの応答処理が応答ノードのトークン獲得前に完了した場合,要求に対する

ACK

送信前に次の[6],[7],[8]の処理を先行してもよい。

[4]

  応答ノードの上位層は,PDU(指示)を SDU として取り込み,要求に対する処理を開始する。

[5]

  要求ノードの上位層は,下位層から受け取った ACK によって応答ノードが要求を受信したかどう

かの確認を行う。

[6]

  応答ノードの上位層は,ベンダ固有メッセージの処理完了によって,次のパラメータを設定して

FA

リンク層に対し,ベンダ固有メッセージ要求に対する応答を行う。

−  要求元ノード番号:DNA

−  応答メッセージの結果:M_RLT

−  ベンダ名:VDN

−  サブコード:SCODE

−  メッセージデータ:data

備考

1

対 n 伝送の場合は,ACK([3],[5])及び応答([6]以降)はない。

23  ベンダ固有メッセージサービスのシーケンス

6.3

ネットワーク管理サービス  ネットワーク管理サービスは,6.3.16.3.6 のサービスから構成される。

ベンダ固有メッセージ(要求)

ベンダ固有メッセージ(指示)

[1]

[2]

[3]

ベンダ固有メッセージ(応答)

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

ACK

ACK

ベンダ固有メッセージ(確認)

[9]

[10]

ベンダ固有メッセージ(確認)

ベンダ固有メッセージ(確認)


31

B 3521

:2004

6.3.1

コンフィギュレーション用パラメータの設定  コンフィギュレーション用パラメータは,FA リン

クの動作を規定するために用いる。

a)

ノード番号  初期値として上位層が FA リンク層に対してノード番号を設定する。ノード番号の範囲

は,1∼254 とする。ノード番号が設定されていない場合,ノードはネットワークへの参加動作を行わ

ない。また,ネットワークに参加途中にノード番号の重複を検知したときは,そのノードはいかなる

フレームも送信しない。また,そのノードがネットワークに参加状態のときは,このパラメータを変

更してはならない。

b)

コモンメモリの領域 及び領域 の先頭アドレス及びサイズ  上位層からの設定及びネットワークか

らの設定が可能である。そのノードがネットワークに参加状態のときは,このパラメータを変更して

はならない。

FA

リンク層は,このパラメータを上位層から設定されなければ,そのノードに送信領域がないもの

としてネットワークへの参加を行う。ネットワークからネットワークパラメータライトサービスを用

いて,このパラメータを設定するときには,そのノードはメッセージを受信後,いったんネットワー

クから離脱し,途中参加状態でネットワークに再加入する。

コモンメモリの領域 1 及び領域 2 の先頭アドレス及びサイズの範囲は,次による。これらの情報が

設定されると,FA リンク層は,FA リンクの状態にコモンメモリ設定完了フラグをセットする。

1)

コモンメモリの領域 1 先頭アドレス(0∼16#1FF)

2)

コモンメモリの領域 1 データサイズ(0∼16#200)

3)

コモンメモリの領域 2 先頭アドレス(0∼16#1FFF)

4)

コモンメモリの領域 2 データサイズ(0∼16#2000)

c)

ノード名(設備名)  上位層からの設定及びネットワークからの設定が可能である。

ネットワークからネットワークパラメータライトサービスを用いて,このパラメータを設定すると

きには,そのノードは,メッセージを受信後,いったんネットワークから離脱し,途中参加状態でネ

ットワークに再加入する。ノード名だけの変更の場合,ネットワークから離脱せずにそのまま通信を

続ける。

ノード名は,ASCII 文字で最大 10 文字を設定する。

d)

トークン監視時間  この時間は,ノード固有の値であり,ノードに初期値として FA リンク上位層か

ら設定してもよい。設定されていないときには,ノードはネットワークへの参加動作を行わない。ま

た,そのノードがネットワークに参加状態のときには,このパラメータを変更してはならない。

トークン監視時間は,1 ms 単位で 1∼255 を設定する。

e)

最小許容フレーム間隔  この間隔は,ノード固有の値であり,ノードに初期値として FA リンク上位

層から設定してもよい。

設定されていないときには,ノードはネットワークへの参加動作を行わない。

また,そのノードがネットワークに参加状態のときには,このパラメータを変更してはならない。

最小許容フレーム間隔は,100

µs 単位で 0∼50 を設定する。

6.3.2

自ノード管理情報パラメータの読出し  自ノード管理情報パラメータは,ノードを立ち上げるとき

に FA リンク層の上位層又はネットワークパラメータライトサービスによって設定された,自ノードの設

定及び動作に関するデータを提供する。

FA

リンク層は,自ノード管理情報パラメータの情報を参加要求フレーム,及びネットワークパラメータ

リードの情報として用いる。

(    )内はデータ長を示す。

a)

パラメータ


32

B 3521

:2004

1)

ノード番号 (1 バイト)  :1∼254

2)

コモンメモリの領域 1 先頭アドレス (2 バイト)  :ワードアドレス(0∼16#1FF)

3)

コモンメモリの領域 1 データサイズ (2 バイト)  :サイズ(0∼16#200)

4)

コモンメモリの領域 2 先頭アドレス (2 バイト)  :ワードアドレス(0∼16#1FFF)

5)

コモンメモリの領域 2 データサイズ (2 バイト)  :サイズ (0∼16#2000)

6)

上位層の状態 (2 バイト)  :運転情報,エラー情報など。

詳細は 6.3.6 a)参照。

7)

トークン監視時間 (1 バイト)  :1∼255:1 ms 単位

8)

最小許容フレーム間隔 (1 バイト)  :0∼50:100

µs 単位

9)

ベンダ名 (10 バイト)  :ベンダの名称。

10)

ベンダ形式 (10 バイト)  :ベンダの形式。

11)

ノード名(設備名) (10 バイト)  :使用者設定によるノードの名称。

12)

プロトコルタイプ (1 バイト)  :16#80 固定

13) FA

リンクの状態 (1 バイト)  :参加/離脱など。詳細は 6.3.6 b)参照。

14)

自ノードの状態 (1 バイト)  :ノード番号重複検知など。詳細は 6.3.6 c)参照。

6.3.3

参加ノード管理情報パラメータの読出し  参加ノード管理情報パラメータは,ネットワークに参加

している各ノードの状態情報を提供する。FA リンク層は,このパラメータをネットワークに参加している

ノードに関してノード単位でデータを管理する。

a)

パラメータ

1)

ノード番号 (1 バイト):1∼254

2)

上位層の状態 (2 バイト):運転情報,エラー情報など。詳細は 6.3.6 a)参照。

3)

コモンメモリの領域 1 先頭アドレス (2 バイト):ワードアドレス(0∼16#1FF)

4)

コモンメモリの領域 1 データサイズ (2 バイト):サイズ(0∼16#200)

5)

コモンメモリの領域 2 先頭アドレス (2 バイト):ワードアドレス(0∼16#1FFF)

6)

コモンメモリの領域 2 データサイズ (2 バイト):サイズ (0∼16#2000)

7)

リフレッシュサイクル許容時間 (2 バイト):0∼65535:1 ms 単位

8)

トークン監視時間 (1 バイト):1∼255:1 ms 単位

9)

最小許容フレーム間隔 (1 バイト):0∼50:100

µs 単位

10) FA

リンクの状態 (1 バイト):参加/離脱情報など。詳細は 6.3.6 b)参照。

パラメータの情報は,10)の FA リンクの状態内に含まれる参加離脱及び通信無効検知情報を除いて,各

ノードが受信するフレームに含まれる。各ノードは,参加要求フレーム又は未認識ノードから最終サイク

リックフレームを受信したときに参加ノード管理情報パラメータを更新する。ただし,

2)  上位層の状態”

7)  リフレッシュサイクル許容時間”は,最終サイクリックフレームを受信したときに常に更新する。

ノードは,各ノードからの参加要求フレーム受信又はトークンフレームを受信したとき,該当ノードの

FA

リンクの状態内に含まれる参加離脱及び通信無効検知情報を参加状態にする。また,各ノードからのト

ークンフレームの受信タイムアウトの連続 3 回検出によってノードの離脱を認識したときには,該当ノー

ドの FA リンクの状態内に含まれる参加離脱情報を離脱状態にする。

6.3.4

ネットワーク管理情報パラメータの読出し  ネットワーク管理情報パラメータは,ネットワークの

共通な状態に関する情報を提供する。

a)

パラメータ


33

B 3521

:2004

1)

トークン保持ノード番号 (1 バイト)  :現在トークンを保持しているノードの番号

    (1

∼254)

2)

最小許容フレーム間隔 (1 バイト)  :0∼50:100

µs 単位

3)

リフレッシュサイクル許容時間 (2 バイト)  :0∼65535:1 ms 単位

4)

リフレッシュサイクル測定時間(現在値) (2 バイト)  :0∼65535:1 ms 単位

5)

リフレッシュサイクル測定時間(最大値) (2 バイト)  :0∼65535:1 ms 単位

6)

リフレッシュサイクル測定時間(最小値) (2 バイト)  :0∼65535:1 ms 単位

6.3.5

メッセージ通番管理テーブルの読出し  メッセージ通番管理テーブルは,メッセージ伝送における

通番及び通番バージョン番号情報を提供する。

a)

送信用  送信用のテーブルは,次のものを用意する。

1)

通番バージョン番号 (4 バイト)

:1∼16#FFFFFFFF

2)

通番(1 対 n 送信) (4 バイト)

:1∼16#FFFFFFFF

3)

通番(1 対 1 送信) (4 バイト)×256

:1∼16#FFFFFFFF

b)

受信用  受信用のテーブルは,次の 12 バイトのテーブルをノード数分の 254 個用意する。

通番が“0”の場合は,受信が一度もされていない状態を示す。

1)

通番バージョン番号 (4 バイト)

:0∼16#FFFFFFFF

2)

通番(1 対 n 送信) (4 バイト)

:0∼16#FFFFFFFF

3)

通番(1 対 1 送信) (4 バイト)

:0∼16#FFFFFFFF

6.3.6

ノード状態の読出し  ノードの状態には,上位層の状態,FA リンクの状態及び自ノードの状態が

ある。

a)

上位層の状態  上位層の状態は,上位層の運転情報及び上位層のエラー情報からなる(表 参照)。

1)

上位層の動作情報

1.1)  RUN

  “上位層のプログラム”が動作中である状態を示す。

1.2)  STOP

  “上位層のプログラム”が停止中である状態を示す。

備考1.  “上位層のプログラム”とは,コントローラ(例:PC)など FA リンクの上位層とインタフェ

ースをもつものをいう。

2.

動作中,停止中の定義は,上位層で決めるものとし,この規格の範囲外とする。

2)

上位層のエラー情報

2.1)  NORMAL

  上位層が正常であり,サイクリックデータ及びメッセージデータが有効である状態を

示す。

2.2)  WARNING

  上位層において動作を継続可能な異常が発生しているが,サイクリックデータ及び

メッセージデータが有効である状態を示す。

2.3)  ALARM

  上位層において動作を継続できないような異常が発生しており,サイクリックデータ及

びメッセージデータが有効でない状態を示す。

2.4)

上位層のエラー内容  “上位層のプログラム”の異常内容を示す。


34

B 3521

:2004

2  上位層の状態

エラー情報

動作情報

 RUN

STOP

NORMAL

“上位層のプログラム”が動作中でサイク
リックデータ及びメッセージデータが有

効である状態。

“上位層のプログラム”が停止中でサイク
リックデータ及びメッセージデータが有

効である状態。

WARNING

“上位層のプログラム”が動作中で異常が
あるが,サイクリックデータ及びメッセー
ジデータが有効である状態。

“上位層のプログラム”が停止中で異常が
あるが,サイクリックデータ及びメッセー
ジデータが有効である状態。

ALARM

サイクリックデータ及びメッセージデー
タが有効でない状態。

サイクリックデータ及びメッセージデー
タが有効でない状態。

b)  FA

リンクの状態  FA リンクの状態情報のうち,各ノードの参加離脱及び通信無効検知は,各ノード

単位で管理する。これ以外の情報は,ネットワーク上でフレームに含まれる情報である。フレーム構

成上の配置は,9.1.1 参照。

1)

アドレス重複検知フラグ  ネットワークに接続したノードのコモンメモリの領域設定に,重複があ

る状態を示す。

2)

コモンメモリ設定完了フラグ  ノードのコモンメモリの設定が完了している状態を示す。

3)

コモンメモリデータ有効通知フラグ  サイクリックデータが有効である状態を示す。

4)

上位層動作信号エラーフラグ  上位層の生存信号の更新が確認できない状態を示す。

5)

通信無効検知フラグ  トークンモードの異なるフレームがネットワーク上に存在する状態を示す。

6)

ノードの参加離脱フラグ  ノードがネットワークに参加しているか,離脱している状態を示す。

c)

自ノードの状態  自ノードに関わる状態を上位層に提供するための情報である。

1)

ノード番号重複フラグ  自ノードの設定と同じノード番号をもつノードがネットワークに存在する

状態を示す。

2)

トークン監視時間エラーフラグ  自ノードに設定されているトークン監視時間内に送信処理が終了

しない状態を示す。

3)

受信待ち状態フラグ  ネットワークの初期化において一つのフレームも受信せずに,フレームの受

信待ち状態を示す。

4)

初期化エラーフラグ  初期設定,又は再設定のパラメータにエラーがあった状態を示す。

6.4

下位層へのサービス  FA リンク層がプロトコルデータ単位を同位 FA リンクエンティティと交換す

るための FA リンク層と下位層との間のインタフェース上のサービスを提供する。

下位層では,FA リンク層との間に送信,サイクリック伝送受信,メッセージ伝送受信,参加要求受信の

4

種類の SAP を用意しなければならない。FA リンク層と下位層はその SAP に対して要求及び指示を行う

ことで相互の情報のやりとりを行う。

6.4.1

送信用 SAP の機能  FA リンク層は,送信用 SAP に対して送信要求を与える。

a)

パラメータ

1)

相手先アドレス

2)

相手先 SAP

3) SDU

6.4.2

サイクリック伝送受信用 SAP の機能  FA リンク層は,サイクリック伝送受信用 SAP からサイク

リックフレーム受信指示を受ける。


35

B 3521

:2004

a)

パラメータ

1) SDU

6.4.3

メッセージ伝送受信用 SAP の機能  FA リンク層は,メッセージ伝送受信用 SAP からメッセージ

データ受信指示を受ける。

a)

パラメータ

1) SDU

6.4.4

参加要求受信用 SAP の機能  FA リンク層は,参加要求受信用 SAP から参加要求フレーム受信指

示を受ける。

a)

パラメータ

1) SDU

7.

機能

7.1

ノード番号  FL-net(OPCN-2)では,各ノードを個々に識別するためにノード番号を規定する。ノ

ード番号は,FA リンクヘッダ内の“SNA”

“DNA”の情報として用いる(9.1 参照)。

− FL-net(OPCN-2)ではノード番号は“1∼254”を用いる。ただし,ノード番号“250∼254”は,メン

テナンス用に予約する。

−  ノード番号の“0”は,用いてはならない。

−  “255”は,1 対 n メッセージのときの“DNA”に用いる。

−  トークンフレームでは,次のトークン送信先ノード番号として“DNA”を用いる。

7.2

プロトコルデータ単位  FA リンクプロトコルでは,プロトコルデータ単位(PDU)としてフレームを

用いる。

ネットワークで送受信されるデータは,ネットワークの各層ごとに規定されている。

図 24 にフレーム構

成を示す。

ネットワーク上に流れるフレームの正当性は,

トランスポート層以下の下位層で保証する。

したがって,

この規格では,FA リンクの情報(FA リンクヘッダ)だけの正当性を検出し,正当なフレームかどうかを判

断する。フレームの種類は,FA リンクヘッダ内の TCD によって決まる。

表 に FA リンクで規定するフ

レーム構成を示す。

FA

リンクヘッダの内容に関しては,9.1 参照。

24  フレーム構成

トレーラ

下位層ヘッダ

ユーザデータ

FA

リンクヘッダ

ユーザデータ

1 024

オクテット以内

フレーム

FA

リンク部

1 500

オクテット以内


36

B 3521

:2004

3  FA リンクで規定するフレーム

名称

トランザクションコード

(

予約) 0∼9 999

透過形メッセージフレーム 10 000∼59 999

(

予約) 60 000∼64 999

トークンフレーム 65 000

サイクリックフレーム 65 001

参加要求フレーム 65 002

バイトブロックリードフレーム(要求) 65 003

バイトブロックライトフレーム(要求) 65 004

ワードブロックリードフレーム(要求) 65 005

ワードブロックライトフレーム(要求) 65 006

ネットワークパラメータリードフレーム(要求) 65 007

ネットワークパラメータライトフレーム(要求) 65 008

停止指令フレーム(要求) 65 009

運転指令フレーム(要求) 65 010

プロファイルリードフレーム(要求) 65 011

トリガフレーム 65 012

ログデータリードフレーム(要求) 65 013

ログデータクリアフレーム(要求) 65 014

メッセージ折返しフレーム(要求) 65 015

ベンダ固有メッセージフレーム(要求) 65 016

(

予約)(将来の拡張用) 65 017∼65 202

バイトブロックリードフレーム(応答) 65 203

バイトブロックライトフレーム(応答) 65 204

ワードブロックリードフレーム(応答) 65 205

ワードブロックライトフレーム(応答) 65 206

ネットワークパラメータリードフレーム(応答) 65 207

ネットワークパラメータライトフレーム(応答) 65 208

停止指令フレーム(応答) 65 209

運転指令フレーム(応答) 65 210

プロファイルリードフレーム(応答) 65 211

(

予約) 65 212

ログデータリードフレーム(応答) 65 213

ログデータクリアフレーム(応答) 65 214

メッセージ折返しフレーム(応答) 65 215

ベンダ固有メッセージフレーム(応答) 65 216

(

予約)(将来の拡張用) 65 217∼65 399

(

予約) 65 400∼65 535

7.3

バイトオーダ  図 25 に FA リンクで規定するフレームのバイトオーダを示す。

a)

ヘッダ部のバイトオーダ

−  トークンフレームのヘッダ部のバイトオーダは,ビッグエンディアンである

−  サイクリックフレームのヘッダ部のバイトオーダは,ビッグエンディアンである。

−  メッセージフレームのヘッダ部のバイトオーダは,ビッグエンディアンである。

−  参加要求フレームのバイトオーダは,ビッグエンディアンである。


37

B 3521

:2004

−  トリガフレームのバイトオーダは,ビッグエンディアンである。

− ACK データ及びデータのバイトオーダは,ビッグエンディアンである。

b)

データ部のバイトオーダ

−  サイクリックフレームのデータ部のバイトオーダは,リトルエンディアンである。

−  メッセージフレームのデータ部のバイトオーダは,リトルエンディアンである。

ただし,プロファイルのリードでのデータ部であるシステムパラメータは,ビッグエンディアンで

ある。

25  FA リンクで使うフレームのバイトオーダ

7.4

タイマ

7.4.1

トークン監視時間(TW)  あるノードがトークンを獲得してからそのトークンを発行するまでの最

大時間である。

各ノードがもつトークン監視時間は,

フレームヘッダの情報として全ノードに通知される。

各ノードは,そのフレーム上のトークン監視時間の値を,対応するノードがトークン獲得から発行するま

での監視時間として用いる。

ACK

データがない場合

サイクリックヘッダ

領域 1

サイクリックヘッダ

領域 2

ACK

データがある場合

ACK

データ

領域 1

領域 2

メッセージヘッダ

メッセージデータ

メッセージフレーム

サイクリックフレーム

参加要求ヘッダ

トリガヘッダ

参加要求フレーム

トリガフレーム

:ビッグエンディアン

:リトルエンディアン

トークンヘッダ

トークンフレーム


38

B 3521

:2004

トークン監視時間の値は,1∼255 ms(1 ms 単位)とする。

7.4.2

トークン保持時間(THT)  ノードがトークンの発行を保証する時間である。この時間以内に各ノー

ドはトークンを発行しなければならない。この時間以上に内部処理が伸びるときには,トークンの多重化

を防止するためトークンの発行をしない。トークン保持時間の値は,トークン監視時間を超えない値(1 ms

単位)でなければならない。

7.4.3

最小許容フレーム間隔(MFT)  前フレームの終了から次のフレームの送信までに確保する最小間

隔。

次の二つの場合に用いる。

a)

自ノードあてトークン受信から,何らかのフレームを自ノードが送信するまでの時間。

b)

自ノードのフレーム送信からフレーム送信(サイクリックの分割,メッセージの送信)までの時間(前フ

レームの末尾から,次フレームの先頭まで。)。

各ノードのもつ最小許容フレーム間隔の値は,フレームのヘッダ情報として全ノードに通知される。各

ノードはその情報を基にその最大値を求め,最小許容フレーム間隔の値として用いる。最小許容フレーム

間隔の値は,0∼5 000

µs(100 µs 単位)とする。

トークンフレームと直前のサイクリックフレームとの間には,最小許容フレーム間隔を適用しない。こ

の間は最小になるようにする。

7.4.4

リフレッシュサイクル許容時間(RCT)  あるノードがそのノードあてのトークンを獲得してから,

次にそのノードあてのトークンを獲得するまでの間に一つもメッセージフレームを受信しなかったときに

は,このトークンが 1 周する時間の 120  %の値をリフレッシュサイクル許容時間とする。

ネットワーク初期状態のときは,自ノードのフレーム上のリフレッシュサイクル許容時間は“0”として

おく。自ノードあてのトークンフレームを 3 回受信した時点からリフレッシュサイクル許容時間の値をフ

レームに設定する。このため,トークンが 3 周するまでメッセージ伝送を行わない。

途中参加状態で加入するノードも,自ノードあてのトークンフレームを 3 回受信した時点からリフレッ

シュサイクル許容時間の値をフレームに設定する。ただし,リフレッシュサイクル許容時間の値を特定で

きない場合は,最後に受信した最終サイクリックフレームのリフレッシュサイクル許容時間を用いる。

上記の監視処理によって,リフレッシュサイクル許容時間は,ネットワークに加入するノード数によっ

て動的に決定される。リフレッシュサイクル許容時間の値は,1 ms 単位とする。

7.4.5

リフレッシュサイクル測定時間(RMT)  あるノードがそのノードあてのトークンを獲得してから,

次にそのノードあてのトークンを獲得するまでの時間である。リフレッシュサイクル測定時間の値は,1 ms

単位とする。

7.4.6

加入トークン検出時間(TDT)  ノードがネットワークに参加するときに,リンク確立状態かどうか

を監視する時間である。トークンフレーム又はトリガフレームを受信したとき以外は,この時間を超える

までノードはすべてのフレームを送信しない。加入トークン検出時間の値は,固定値(3 000 ms)とする。

7.4.7

参加要求フレーム送信待ち時間(PWT)  ノードがネットワーク初期状態で,トリガフレームを受信

又は送信してから,参加要求フレームを送信するまでの時間である。参加要求フレームの送信は,新規に

参加する他ノードと重複しないように,各ノードでノード番号に依存したタイマ値をもつ。

PWT

n×4

ここに,  PWT

参加要求フレーム送信待ち時間  (ms)

n

ノード番号


39

B 3521

:2004

7.4.8

参加要求フレーム受付時間(PAT)  ノードがネットワーク初期状態で,トリガフレームを受信又は

送信してから,他ノードが参加要求フレームを送信するまでの待ち時間である。参加要求フレーム受付時

間の値は,固定値(1200 ms)とする。

7.4.9

トリガフレーム送信待ち時間(TrWT)  加入トークン検出時間を超えてから,そのノードがトリガ

フレームを送信するまでの時間である。

TrWT

R×4

ここに,

TrWT

トリガフレーム送信待ち時間  (ms)

R

ノード番号を 8 で除したときの余り

7.4.10

トークン 周待ち時間(3CWT)  ノードが途中参加状態でネットワークに参加するとき,トークン

が 3 周するのを待つが,そのトークンが 3 周するまでを監視する時間である。トークン 3 周待ち時間の値

は,固定値(3 000 ms)とする。

7.4.11  ACK

待ち時間(AWT)  1 対 1 メッセージを送信してから,送信先ノードから ACK が返ってくるま

での待ち時間である。ACK 待ち時間の値は,固定値(100 ms)  とする。

8.

動作

8.1

送信権管理

8.1.1

概要  FL-net(OPCN-2)上へのアクセスの制御は,トークンによって行う。ノードが送信を行え

るのは,基本的にそのノードがトークンを保持しているときである。

ノードが,トークンを保持していないときに送信するのは,トークン消滅時のトークン再発行の場合,

又はネットワークに参加しようとしているときの参加要求フレーム送信の場合だけとする。

− FL-net(OPCN-2)では,ネットワークに参加しているノード間で一つのトークンが周回する。ノード

は,このトークンを受け取ってから,次のノードにトークンを引き渡すまで,ネットワークに対する

送信権を保持する。このときトークンを保持する時間は,トークン保持時間を超えてはならない。

−  トークンを保持しているときに送信できるフレームは,複数のサイクリックフレーム及び 1 以下のメ

ッセージフレームとする。

−  送信権を放棄する場合は,トークンフレームを送信する。

−  トークンは,各ノードのタイマによって監視され,一定時間ネットワークに流れないと自動的に再発

行する。

−  トークンがネットワーク上に二つ以上あるとき,一つに統一する機能をもつ。

8.1.2

トークンの流れ  トークンは,ネットワークに一つだけ存在する。トークンフレームには,トーク

ンの送信先ノード番号(DNA)及びトークン発信元ノード番号(SNA)をもつ。各ノードは,受信したトークン

フレームの送信先ノード番号が自ノードの番号と一致したときに,トークン保持ノードとなる。

トークンのローテーションの順番は,ノード番号によって決まる。ネットワークに参加している各ノー

ドは,

そのノード番号の昇順でトークンの周回を行う。

ノード番号昇順最後の最大ノード番号のノードは,

最小ノード番号のノードにトークンを渡す。

図 26 にトークンの流れを示す。


40

B 3521

:2004

26  トークンの流れ

8.1.3

トークンの再発行  トークンの再発行は,次の二つの監視時間がともにタイムアウトしたときに行

う。

a)

リフレッシュサイクル測定時間による監視  各ノードは,自ノードあてのトークンを獲得してから次

に自ノードあてのトークンを獲得するまでの時間を監視する(リフレッシュサイクル測定時間)。

この時間がリフレッシュサイクル許容時間を超えたとき,タイムアウトと判断する。

b)

トークン監視時間による監視  トークン監視時間による監視は,ネットワーク上に最後にトークンが

流れてからの時間を測定する。

この時間が,“トークン保持ノードから自ノードまでの各ノードそれぞれのトークン監視時間の総

和”を超えたときタイムアウトと判断する。

参加していないノードからのトークンフレームを受信したとき,トークン監視時間を 255 ms として

処理を行う。ただし,離脱したノードのときは,そのノードの参加していたときの値を用いる。

図 27 に,トークンの再発行の流れを示す。

ノード #1

ノード #2

ノード #n

ノード #3

ノード #4

トークン

:FL-net の回線

:FL-net に参加しているノード(ノード番号=n)

:ノード間のトークンの受渡し

:トークンの経路

ノード #n

トークン

備考

(

最小ノード番号)

(

最大ノード番号)

(

次トークン保持ノード)

(

トークン保持ノード)


41

B 3521

:2004

27  トークンの再発行の流れ

8.1.4

トークンの多重化防止  ノードがトークンを保持している状態のときに別のノードあてのトーク

ンフレームを受信したときには,ノードは,ノード番号が小さい方を優先する。すなわち,自ノード番号

が受信フレームのトークン送信先ノード番号よりも小さいときには,受信したトークンを破棄し,自ノー

ドがトークンを保持している状態を維持する。また逆に,自ノード番号が受信フレームのトークン送信先

ノード番号よりも大きいときには,自ノードのトークンを破棄し,トークンを保持している状態からトー

クン待ち状態に遷移する。

8.2

ノードの加入及び離脱

8.2.1

加入するノード  各ノードは,立ち上がるとき,それぞれ加入トークン検出時間がタイムアウトす

るまでネットワークを監視する。

この場合,トークンフレームを検知しなかったときには,ネットワーク初期状態と判定し a)の処理を行

い,トークンフレームを検知したときには,途中参加状態と判定し,b)の処理を行う。

[1]

ノード#1 からノード#2 にトークンを送信する。

[2]

ノード#2 からノード#3 にトークンを送信する。

[3]

ノード#3 が FL-net から離脱したため,ノード#4 からノード#n に対しトークンを再発行する。

[4]

ノード#nからノード#1 にトークンを送信する。

[5]

ノード#1 からノード#2 にトークンを送信する。

[6]

ノード#3 が離脱しているので,ノード#2 からノード#4 にトークンを送信する。

[7]

ノード#4 からノード#n にトークンを送信する。以降は,[4]∼[7]の繰り返し。

[4]

ノード #1

ノード #2

ノード #n

ノード #3

ノード #4

トークン

[1]

[3]

[5]

[6]

:FL-net の回線

:FL-net に参加しているノード(ノード番号=n)

:離脱ノード

:ノード間のトークンの受渡し

:トークンの経路

ノード #n

トークン

備考

ノード #n

[2]

[7]


42

B 3521

:2004

a)

トークンフレームを受信しなかった場合(ネットワーク初期状態)  図 28 a)にネットワーク初期状態の

加入のときに他ノードと同時に立ち上がった場合を,

図 28 b)にネットワーク初期状態の加入のときに

1

台だけで立ち上がった場合を示す。

各ノードは,加入トークン検出時間を経過してもトークンフレームを検知しないときには,トリガフレ

ームの送信準備をする。トリガフレームは,トリガ送信待ち時間(TrWT)後に送信する[

図 28 b)参照]。各ノ

ードは,トリガフレームの送信前に他ノードからのトリガフレームを受信したときには,トリガフレーム

を送信しない[

図 28 a)参照]。

ノードは,トリガフレームを受信又は送信した時点から参加要求フレーム受付時間(1 200 ms)の間,ノー

ド番号,コモンメモリの領域の重複検出及び参加ノード管理テーブルの更新を行いながら,全ノードが参

加要求フレームを送信するのを待つ。重複検出は,認識しているすべてのノードの領域に対して行う。

参加要求フレームは,トリガフレームを受信又は送信した時点から参加要求フレーム送信待ち時間

(PWT)

経過後に送信する。参加要求フレーム受付時間が終了した時点で最小ノード番号のノードが,最初

にトークンを発行する。

他ノードの参加要求フレームによってノード番号の重複を認識したノードは,

ネットワークへ参加せず,

すべての送受信を行わない。ノード番号重複のエラー情報は自ノードの状態情報のノード番号重複フラグ

をセットして上位層に通知する。また,アドレスの重複を認識したノードは,ネットワークへの参加は行

うが,領域 1 及び領域 2 のコモンメモリ先頭アドレス,コモンメモリサイズを“0”にし,サイクリックデ

ータは送信しない。このとき,FA リンクの状態情報中のアドレス重複検知フラグをセットし,コモンメモ

リデータ有効通知フラグをリセットする。ノード番号の重複及びアドレスの重複検出は,自ノードがトー

クンを受信するまで行う。

参加要求フレーム受付時間のタイムアウト以前に一つのフレームも受信しなかったとき,これらの処理

を自ノード以外の参加要求フレーム又は,トークンフレームを受信するまで繰り返す。参加要求フレーム

を 3 回再送後の参加要求フレーム受付時間のタイムアウトまでに他ノードの存在を認識しなかったとき,

自ノードの状態情報の受信待ち状態フラグをセットする。


43

B 3521

:2004

28  ネットワーク初期状態の加入

b)

トークンフレームを受信した場合(途中参加状態)  図 29 に,途中参加状態時の加入の処理を示す。ノ

ードは,加入トークン検出時間内にトークンフレームを検知した場合,既にリンクが確立していると

認識する。このとき,そのノードは,最小ノード番号あてトークンフレームを受信したときを周回の

基準として,トークンが 3 周するまで参加要求フレームの送信を待つ。ノードは,その間受信したフ

レームによって,ノード番号及びコモンメモリアドレスの領域の重複検出を行い,また,参加ノード

管理情報の更新を行う。重複検出は,認識しているすべてのノードの領域に対して行う。

この場合,ノード番号の重複がなかったときには,ノードは,参加要求フレーム送信待ち時間経過

後,参加要求フレームを送信し,ネットワークに参加する。参加要求フレームは,トークンの保持と

は無関係に送信する。

ノード番号の重複があったときには,参加要求フレームの送信を行わず,ネットワークに参加しな

a)

他ノードと同時に立ち上がった場合の例

ノードの監視開始

時間

加入トークン 
検出時間(TDT) 
(3 000  ms)

参加要求フレーム受付時間
(PAT)

  (1 200 ms)

  受信

  送信

参 加 要 求 フ レ ー ム
送信待ち時間(PWT)

  受信

  受信

ト リ ガ フ レ ー ム 送 信
待ち時間(TrWT)

ノードの監視開始

時間

TDT

TrWT

PAT

  送信

  送信

PWT

TDT

TrWT

PAT

  送信

  送信

PWT

b)

自ノードだけで立ち上がった場合の例

備考

:トークンフレーム

:参加要求フレーム

:トリガフレーム


44

B 3521

:2004

い。ノード番号の重複エラーは,自ノードの状態情報のノード番号重複フラグをセットして上位層に

通知する。

アドレスの重複を検出したときには,ネットワークへ参加するが,領域 1 及び領域 2 のコモンメモ

リ先頭アドレス,コモンメモリサイズを“0”とし,サイクリックデータは送信しない。このとき,FA

リンクの状態情報のアドレス重複検知フラグをセットし,コモンメモリデータ有効通知フラグをリセ

ットする。

なお,ノード番号の重複及びアドレスの重複検出は,ネットワークに未参加のときに行う。

参加要求フレームによるネットワーク加入後,3 周期待って自ノードあてのトークンフレームを受

信しないときには,再度加入処理を行う。また,参加要求フレーム送信してから,トークン 3 周待ち

時間が終了するまでにトークンフレームを受信しないときにも,再度加入処理を行う。

29  途中参加状態時の加入

8.2.2

加入されるノード  ネットワークに参加しているノードが,参加要求フレームを受信したとき又は

未認識のノードから最終サイクリックフレームを受信したときに,各ノードは対応するノードの参加ノー

ド管理情報を作成する。

参加ノード管理情報を作成するときにコモンメモリの領域の重複を検出する。

8.2.3

離脱管理  各ノードは,トークンフレーム受信ごとに発信元ノード番号を確認し,3 回連続してあ

るノードからのトークンフレームを受信しなければ,そのノードは離脱する。

これらのように,あるノードがネットワークから離脱したと判断したときには,参加ノード管理情報内

の FA リンクの状態をそのノードが離脱した状態にする。また,トークン周回中に他ノードが脱落して自

ノードだけになったときには,8.2.1 の加入シーケンスに移行する。

8.2.4

自ノードあてトークン監視  各ノードは,自ノードあてのトークン監視を行う。すなわち,トーク

ンが正常にネットワーク上で周回している状態で,自ノードあてのトークンを 3 周連続して受信しなかっ

たときには,自ノードは離脱したものと判断する。この後,離脱したノードは再度 8.2.1 の加入シーケン

スに移行する。

トークン周回

(1

周期目)

トークン周回

(2

周期目)

トークン周回

(3

周期目)

参加要求フレーム送信

待ち時間(PWT)

加入トークン検出

時間(TDT)  以内

ノードの監視開始

備考

:参加要求フレーム        :トークンフレーム

2

→3  3→4

4

→1

時間

1

→2

1

→2 2→3 3→4


45

B 3521

:2004

8.3

ノード間のデータ通信

8.3.1

データ通信の種類  FA リンクは,二つのデータ伝送方式を規定する。

−  周期的なデータの伝送を行うサイクリック伝送。

−  非周期的なデータの伝送を行うメッセージ伝送。

8.3.2

サイクリック伝送

a)

概要  サイクリック伝送は,各ノードがコモンメモリ上に割り付けられた自分の送信領域のデータを,

一斉同報送信を用いて他ノードに通知する機能である。

サイクリック伝送は,ノードがトークンを保持しているときに毎回実行し,送信すべきコモンメモ

リ上のデータをすべて送信する。

ネットワークに参加するノードでサイクリックデータ送信を行わないものも認める。

b)

データ量及びフレーム数  サイクリック伝送では,送信するデータ量によってフレームを複数に分割

する。したがって,サイクリック伝送のフレーム構成は,領域 1 データ及び領域 2 データを合わせた

データ量によって異なる。

1)  1 024

オクテット以下の場合  領域 1 及び領域 2 を合わせた送信領域容量が 1 024 オクテットを超え

ないとき,  領域 1 及び領域 2 のデータを合わせて 1 フレームで送信する(

図 30 参照)。

30  送信データが 1 024 オクテット以下のときのフレーム構成

2)  1 024

オクテットより大きい場合  ノードの領域 1 及び領域 2 を合わせた送信領域が,1 024 オクテ

ットより大きい場合は,複数のフレームに分割してデータを送信する。このとき,先頭のサイクリ

送信データ

領域 2 データ

領域 1 データ

FA

リンクヘッダ

1 024

オクテット以下

サイクリックフレーム

領域 2

送信データ

コモンメモリ

領域 1


46

B 3521

:2004

ックフレームには,領域 1 のデータすべてと領域 2 のデータのうち,領域 1 のデータサイズとを合

わせて 1 024 オクテットのデータを送信する。2 番目以降のフレームは,送信領域のデータすべてが

終了するまで 1 024 オクテット単位でデータを送信し,最後のフレームだけ 1 024 オクテット以下の

データサイズになる。

図 31 に,送信データが 1 024 オクテットより大きいときのフレーム構成の例

(3

フレームに分割して送信するときのフレーム構成)を示す。

31  送信オクテットが 1 024 オクテットより大きいときのフレーム構成

2

フレーム以上に分割されたサイクリックフレームは,ノードがトークンを保持している状態で

連続して送られる。

分割されたサイクリックフレームには,TBN,CBN,BSIZE の情報を添付する。このほかに,各

サイクリックフレームには,コモンメモリにおける領域 1 のアドレスの先頭及びサイズ,領域 2 の

アドレスの先頭及びサイズを添付する。

領域 1 及び領域 2 のアドレスの先頭及びサイズは,分割された各サイクリックフレームとも同じ

値が入る。

サイクリックフレームの分割及び組立てに関しては,TBN,CBN,BSIZE で管理する。

受信ノードでサイクリックフレームが分割しているかどうかは,ヘッダ内にある TBN の情報によ

って判断する。受信ノードは,分割されたブロックを順次バッファに格納していく。分割されたサ

送信データ

領域 2 データ

領域 1 データ

FA

リンクヘッダ

1 024

オクテット

1

回目のサイクリックフレーム

  2

回目のサイクリックフレーム

領域 2 データ

FA

リンクヘッダ

1 024

オクテット

  最後のサイクリックフレーム

領域 2 データ

FA

リンクヘッダ

1 024

オクテット以下

領域 2

送信データ

コモンメモリ

領域 1


47

B 3521

:2004

イクリックフレームすべてを受信完了後,コモンメモリにおける領域 1 及び領域 2 のそれぞれの先

頭アドレス及びサイズをもとに,コモンメモリに書き込む。ノードは,あるノードから分割されて

送られてきたサイクリックフレームすべてが受信できなかったときは,その送信ノードからのその

時点の全受信データを破棄する。

8.3.3

メッセージ伝送

a)

概要  メッセージ伝送の動作概要を次に示す。

−  ノードがトークンを受信したとき,サイクリックフレーム送信の前に最大 1 メッセージフレームだけ

送信することができる。

−  1 回の送信で送信できるデータは,1 024 オクテット以内とする(ヘッダを除く)。

−  メッセージ伝送には,送信する相手ノードを指定する 1 対 1 の伝送方式,及びすべてのノードに対す

る 1 対 n の一斉同報の機能がある。1 対 1 のメッセージ伝送は,送信先ノード番号に相手のノード番

号を指定し,また,1 対 n のメッセージ伝送は,送信先ノード番号を“255”にして送信を行う。受信

ノードは,受け取ったメッセージの送信先ノード番号が“255”のとき,そのメッセージが 1 対 n のメ

ッセージ伝送によるものと判断する。

−  1 対 1 のメッセージ伝送は送達確認の機能をもち,1 対 n のメッセージ伝送は送達確認の機能をもたな

い。

表 にメッセージ伝送の種類及び送達確認の機能の一覧を示す。

4  メッセージ伝送の種類及び送達確認機能の一覧

メッセージの種類

送達確認(ACK 応答)

メッセージフレームの再送

通番管理

1

:1 のメッセージ伝送

あり

あり

あり

1

:n のメッセージ伝送

なし

なし

あり

b)

メッセージ送信のタイミング  ノードは,トークンを獲得したときに,次に示す条件によってサイク

リックフレーム送信の前に最大 1 フレームだけメッセージフレームを送信できる。

1)

リフレッシュサイクル測定時間(RMT)がリフレッシュサイクル許容時間(RCT)の 90  %以下のとき

は,メッセージフレームを 1 フレーム送信することができる。

2) RMT

が RCT の 90  %よりも大きく,RCT よりも小さいときは,前回メッセージ伝送を行っていな

いことを条件にメッセージフレームを 1 フレーム送信することができる。

3) RMT

が RCT 以上のときは,メッセージフレームの送信を行わない。

c)

送達確認(ACK 応答)  1 対 1 のメッセージ伝送には,送達確認の機能がある。この機能は,ACK 応答

によって実現する。メッセージフレームが正常に受信ノードに送達されたことを送信ノードに知らせ

るために,受信ノードは ACK を送信ノードに返す。ACK は,サイクリック伝送のフレームで送信す

る。

図 32 に ACK による送達確認のシーケンスを示す。


48

B 3521

:2004

32  ACK による送達確認のシーケンス

d)

再送機能  送信ノードは 1 対 1 メッセージフレーム送信後に,受信した ACK のステータスが異常で

あったときと,ACK 待ち時間(AWT)が経過し,かつ,メッセージフレームを送信してから,自ノード

あてトークンを 3 回受信するまでに送信先ノードから ACK を受信していないときには,メッセージ

フレームを再送する。

再送は最大 3 回まで行い,3 回の再送においてメッセージフレームの送信先ノードから ACK を受信

していないときには,メッセージ伝送が失敗したことを上位層に知らせる。

e)

通番管理  1 対 1 のメッセージ伝送では,メッセージに通番を付けることによって,メッセージを識

別・管理することができる。通番によって受信ノードは,メッセージが再送されたものかどうかを判

断する。

通番管理は,通番バージョン番号及び通番の二つの番号をもって行う。

1)

送信ノードでの通番及び通番バージョンの管理  通番バージョン番号は,各送信ノードがそれぞれ

一つの値を保持する。通番バージョン番号は,ノードが立ち上がるたびに,各ノードが時刻データ,

乱数又はそれと同等のランダムデータを用いて作成する。

以後,各ノードはメッセージを送信するときに,その通番バージョン番号の値をメッセージフレ

ームのヘッダに格納して送信する。

通番は,メッセージを送信するときにメッセージフレームのヘッダに設定する。通番は立ち上げ

たときに初期化され,初期値“1”から順にインクリメントしていく。通番の値は,1 から順にイン

クリメントしていくが,16#FFFFFFFF の次は 1 とする。

通番は,送信が正常に終了したとき,すなわち ACK を正常に受信し,送信したメッセージフレ

ームを受信ノードで正常に受信されたと判断したとき,及びメッセージを送信した場合に ACK が

戻ってこなかったとき,又は ACK のステータスが異常の場合などの再送後,3 回の再送を失敗した

ときにインクリメントする。

2)

受信ノードでの通番及び通番バージョンの確認  受信ノードは,全ノードごとに通番バージョン情

報及び通番情報を管理する。各ノードは,ネットワークに加入する前にそれらの管理情報をすべて

“0”に初期化する。

受信ノードは,受信メッセージのヘッダにある通番バージョン番号が,対応するノードの通番バ

ージョン情報と異なるとき,その値を通番バージョンとして登録する。このとき,そのメッセージ

フレームを破棄し,ACK のステータスとして通番バージョンのエラーを返す。管理している通番バ

メッセージ 1

送信ノード

受信ノード

ACK 1

ACK

は,受信が行われたことを送

信ノードに伝える。

ACK 2

送達確認

メッセージ 2

送達確認


49

B 3521

:2004

ージョン番号が,初期値“0”のときは,受信メッセージのヘッダ内にある通番バージョン番号をチ

ェックしないでそのメッセージフレームを有効とするとともに,その値を通番バージョンとして登

録する。

次に受信メッセージのヘッダにある通番が対応するノードの通番情報と同じときには,受信ノー

ドは再送メッセージと認識し,受信データは既に処理したものとして破棄するが,そのメッセージ

が 1 対 1 のときには,ACK のステータスを正常受信として送信する。

メッセージのヘッダにある通番が受信ノードの管理するものと異なるときには,新規のメッセー

ジとして認識し,そのメッセージデータを取り込むとともに,その通番を登録する。

8.3.4

トークン及びデータ  ノードがトークンを保持しているときに送信するフレームは,次の 6 種類の

パターンがある(

図 33 参照)。

a)

サイクリックデータもメッセージデータもないとき,データなしのサイクリックフレームを送信後,

トークンフレームを送信する。

b)

サイクリックデータだけのとき,サイクリックフレームを送信後,トークンフレームを送信する。

c)

サイクリックデータだけで,サイクリックデータを分割して送信するとき,サイクリックフレームを

分割して送信し,最後のサイクリックフレームを送信後,トークンフレームを送信する。

d)

データがメッセージデータだけのとき,メッセージフレームを送信し,次にデータなしのサイクリッ

クフレームを送信後,トークンフレームを送信する。

e)

データがサイクリックデータとメッセージデータのとき,メッセージフレームを送信し,サイクリッ

クフレームを送信後,トークンフレームを送信する。

f)

データがサイクリックデータ及びメッセージデータで,サイクリックデータを分割して送信するとき,

メッセージフレームを送信し,次にサイクリックデータを分割して送信し,最後のサイクリックフレ

ームを送信後,トークンフレームを送信する。

33  トークン及びデータ

a)

b)

d)

e)

メッセージフレーム

c)

f)

サイクリックフレーム

サイクリックフレーム

メッセージフレーム

メッセージフレーム

サイクリックフレーム

トークンフレーム

サイクリックフレーム

サイクリックフレーム(サイクリックデータなし)

トークンフレーム

サイクリックフレーム

トークンフレーム

サイクリックフレーム(サイクリックデータなし)

トークンフレーム

サイクリックフレーム

トークンフレーム

トークンフレーム


50

B 3521

:2004

9.

FA

リンクフレームフォーマット  図 34 に FA リンクフレームの構成を示す。

9.1

ヘッダフォーマット  FA リンクヘッダは,64 から 96 オクテットの大きさをもつ。

34  FA リンクフレームの構成

FA

リンクヘッダの基本構造を次に示す。FA リンクヘッダは,FA リンクプロトコルにおけるすべてのフ

レームの先頭に付ける。また,ヘッダの番地は,ネットワーク上で流れるデータ位置である。ビット位置

も同様にネットワーク上に流れる順に表記している。

9.1.1

FA

リンクヘッダの基本構造  図 35 に FA リンクヘッダの基本構造を,表 に基本項目を示す。

35  FA リンクヘッダの基本構造

FA

リンクヘッダ

サイクリック/メッセージデータ

FA

リンクデータ

下位層ヘッダ

64

∼96 オクテット

1 024

オクテット以下

1 500

オクテット以下

H_TYPE

M_CTL

M_ADD

ULS

MFT M_RLT

SEQ

V_SEQ

TFL

DA

SA

M_SZ

reserved

VER

C_SZ1

C_SZ2

P_TYPE

PRI

BSIZE

RCT

TCD

C_AD1

C_AD2

MODE

CBN

LKS TW

TBN

0 31

0

4

8

12

16

20

24

28

32

36

40

44

48

52

56

60

M_CTL

0 7

8

15

16

23

24

31

BCT

PPT  0 RPL 0  0  0  0

0 7

8

15

16

23

24

31

0 7

8

15

16

23

24

31

0 1 2 3 4 5  6 7 

0x00 0x00 0x00

0x00 DNA

0x00 0x01

0x00 0x01  0x00  SNA

reserved reserved

DA

SA


51

B 3521

:2004

5  FA リンクヘッダの基本項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

“FACN”FL-net(OPCN-2)を示
す。

TFL 4

ヘッダ及びデータを合わせたオクテット長 16-31 の 2 オクテットに格納する

0

-15 は,16#0000 にする。

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

SEQ 4

通番

16#FFFFFFFF

の次は,16#00000001 に戻る。

通番の 0 は使えない

BCT 1

ビット

1

:n の伝送

PPT 1

ビット

1

:1 の伝送

RPL 1

ビット ACK データの存在

ULS 2

上位層の状態

(RUN/STOP/ALARM/WARNING/NORMAL)

M_SZ 2

仮想アドレス空間に要求するデータのデータサ
イズ

M_ADD 4

仮想アドレス空間のオフセットアドレス

MFT 1

最小許容フレーム間隔

M_RLT

1

応答メッセージの結果(正常,異常)

応答メッセージの場合

0

:正常,1:異常,2:未実装

TCD

2

トランザクションコード

VER 2

プログラムバージョン 16#0000 固定

C_AD1 2

コモンメモリ(領域 1)先頭アドレス

C_SZ1 2

コモンメモリ(領域 1)サイズ

C_AD2 2

コモンメモリ(領域 2)先頭アドレス

C_SZ2 2

コモンメモリ(領域 2)サイズ

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイ

ナーバージョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ

16#80

固定

PRI 1

メッセージプライオリティ

16#00

固定

CBN 1

カレントフラグメントブロック番号

TBN 1

トータルフラグメントブロック数

BSIZE

2

カレントブロック長 (オクテット)

LKS

1

リンクの状態(FA リンクの状態)

TW 1

トークン監視時間

RCT 2

リフレッシュサイクル許容時間

a)  ULS

  ULS のデータは,上位層の状態を示し,1 ビットの RUN/STOP,Reserved,WARNING,ALARM

及び 12 ビットのコードから構成される(

図 36 参照)。

上位層の状態は,16 ビットで定義する。


52

B 3521

:2004

備考 U_ERR_CODE(上位層エラーコード)の定義は,ベンダが決定する。

6.3.6

を参照。

36  ULS のデータ

b)  LKS

  LKS のデータは,ネットワークの FA リンクの状態を示す(

図 37 参照)。リンクの状態は,8 ビ

ットで定義する。

備考  6.3.6 を参照。

37  LKS のデータ

c)

TCD

表 に TCD の一覧を示す。

2

3

4

5

6

7

0

0

1

0

0

0

rserved
上位層動作信号エラー

0

:エラーなし

1

:エラーあり

コモンメモリデータ有効通知

0

:コモンメモリデータ無効

1

:コモンメモリデータ有効

コモンメモリ(アドレス・サイズ) 
設定完了

0

:コモンメモリデータ設定未完了

1

:コモンメモリデータ設定完了

アドレス重複検知

0

:エラーなし

1

:エラーあり

0 1 2 3 4

5 6 7 8

9 10 11 12 13 14

15

0

U_ERR_CODE

上位層で定義

WORNING

0:エラーなし 
1:エラーあり

ALARM

0

:エラーなし

1

:エラーあり

RUN/STOP

0

:STOP

1

:RUN

reserved


53

B 3521

:2004

6  TCD 一覧

トランザクションコード

フレーム

1 0

∼9999 (予約)

2 10000

∼59999

透過形メッセージフレーム

3 60000

∼64999 (予約)

4 65000

トークンフレーム

5 65001

サイクリックフレーム

6 65002

参加要求フレーム

7 65003

バイトブロックリードフレーム(要求)

8 65004

バイトブロックライトフレーム(要求)

9 65005

ワードブロックリードフレーム(要求)

10 65006

ワードブロックライトフレーム(要求)

11 65007

ネットワークパラメータリードフレーム(要求)

12 65008

ネットワークパラメータライトフレーム(要求)

13 65009

停止指令フレーム(要求)

14 65010

運転指令フレーム(要求)

15 65011

プロファイルリードフレーム(要求)

16 65012

トリガフレーム

17 65013

ログデータリードフレーム要求)

18 65014

ログデータクリアフレーム(要求)

19 65015

メッセージ折返しフレーム(要求)

20 65016

ベンダ固有メッセージフレーム(要求)

21 65017

∼65202 (予約)(将来の拡張用)

22 65203

バイトブロックリードフレーム(応答)

23 65204

バイトブロックライトフレーム(応答)

24 65205

ワードブロックリードフレーム(応答)

25 65206

ワードブロックライトフレーム(応答)

26 65207

ネットワークパラメータリードフレーム(応答)

27 65208

ネットワークパラメータライトフレーム(応答)

28 65209

停止指令フレーム(応答)

29 65210

運転指令フレーム(応答)

30 65211

プロファイルリードフレーム(応答)

31 65212

(

予約)

32 65213

ログデータリードフレーム(応答)

33 65214

ログデータクリアフレーム(応答)

34 65215

メッセージ折返しフレーム(応答)

35 65216

ベンダ固有メッセージフレーム(応答)

36 65217

∼65399 (予約)(将来の拡張用)

37 65400

∼65535 (予約)

d)  TFL

  各フレームの分割前のヘッダ部,及び使用者データを合わせたオクテット長を示す。

−  参加要求フレーム:ヘッダ部のオクテット長を示す 16#00000060(96)

−  トリガフレーム:ヘッダ部のオクテット長を示す 16#00000060(96)

−  トークンフレーム:ヘッダ部のオクテット長を示す 16#00000040(64)

−  メッセージフレーム:ヘッダ部及びデータ部を合わせたのオクテット長を示す

−  サイクリックフレーム:ヘッダ部及び分割前のデータ部を合わせたオクテット長[(領域 1 のサイズ+領

域 2 のサイズ)×2]を示す。


54

B 3521

:2004

TFL

には,ACK のデータ長を含める。

e)

M_RLT

  応答フレームのときの M_RLT を次に示す。

1)  16#00

:正常の応答

2)  16#01

:異常の応答  16#01 の異常の応答は,要求されたメッセージの実装はしているが,そのメッ

セージのパラメータに何らかのエラーがあったことを示す。このとき,データ部にはエラーコード

を設定する。このコードはベンダが任意に定義できる。

3)  16#02

:未実装  16#02 の未実装応答は,要求されたメッセージの処理機能を実装していないことを

示している。このとき,データ部のサイズは,0 にする。

f)

BSIZE

  各フレームのヘッダを含めたデータサイズを示す。BSIZE には,ACK のデータ長を含める。

分割しない場合,TFL 及び BSIZE の値は同値となる(ACK があるときも同様である。)。

g)  SNA

  SNA は,すべてのフレームにおいて発信元のノード番号を設定する。

h)  DNA

  各フレームの DNA は,次の値を設定する。

−  トークンフレーム:トークンを渡す先のノード番号

−  サイクリックフレーム:トークンを渡す先のノード番号

−  参加要求フレーム及びトリガフレーム:16#FF

−  1 対 1 メッセージ:送信先ノード番号

−  1 対 n メッセージ:16#FF

i)

MODE

  MODE のデータは,FA リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナーバージョン),トー

クンモードの状態を示す(

図 38 参照)。

38  MODE のデータ

9.1.2

トークンヘッダ  図 39 にトークンヘッダのフォーマットを,表 にトークンヘッダの項目を示す。

0 1 2 3 4 5

6 7 8 9

10 11 12 13 14 15

0

0

0

0

0

0

0

1

予約

マイナバージョン

0∼15:マイナバージョン

メジャーバージョン

0

:Ver.1.00

2

∼15:Ver.2.00 以降

トークンモード

1

:固定


55

B 3521

:2004

39  トークンヘッダのフォーマット

7  トークンヘッダの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

FACN

FL

-net

(OPCN-2)を示す。

TFL 4

ヘッダ及びデータを合わせたオクテット長 16#00000040 固定

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

ULS 2

上位層の状態 (RUN/STOP/ALARM/WARNING/NORMAL)

MFT 1

最小許容フレーム間隔

TCD 2

トランザクションコード 16#FDE8

固定

VER 2

プログラムバージョン 16#0000

固定

C_AD1 2

コモンメモリ(領域 1)先頭アドレス

C_SZ1 2

コモンメモリ(領域 1)サイズ

C_AD2 2

コモンメモリ(領域 2)先頭アドレス

C_SZ2 2

コモンメモリ(領域 2)サイズ

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナーバージ

ョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ 16#80

固定

PRI 1

メッセージプライオリティ 16#00

固定

CBN 1

カレントフラグメントブロック番号 16#01

固定

TBN 1

トータルフラグメントブロック数 16#01

固定

BSIZE 2

カレントブロック長  (オクテット) 16#0040 固定

LKS 1

リンクの状態(FA リンクの状態)

TW 1

トークン監視時間

RCT 2

リフレッシュサイクル許容時間

H_TYPE

M_CTL

M_ADD(

用いない)

ULS

MFT M_RLT

(

用いない)

SEQ(

用いない)

V_SEQ

TFL

DA

SA

M_SZ(

用いない)

reserved

VER

C_SZ1

C_SZ2

P_TYPE

PRI

BSIZE

M_CTL

RCT

TCD

C_AD1

C_AD2

MODE

CBN

LKS TW

TBN

0 31

0

4

8

12

16

20

24

28

32

36

40

44

48

52 

56

60

0 7

8

15

16

23

24

31

BCT

PPT  0 RPL 0  0  0  0

0 7

8

15

16

23

24

31

0 7

8

15

16

23

24

31

0 1 2 3 4 5  6 7 

0x00 0x00 0x00

0x00 DNA

0x00 0x01

0x00 0x01  0x00  SNA

reserved

reserved

DA

SA

用いない

用いない


56

B 3521

:2004

9.1.3

サイクリックヘッダ  送信する ACK がある場合,RPL のフラグをセットし,後述する ACK デー

タをヘッダ及びサイクリックデータの間に付加する。

図 40 にサイクリックヘッダのフォーマットを,表 にサイクリックヘッダの項目を示す。

40  サイクリックヘッダのフォーマット

H_TYPE

M_CTL

M_ADD(

用いない)

ULS

MFT M_RLT

(

用いない) 

SEQ(

用いない)

V_SEQ

TFL

DA

SA

M_SZ(

用いない)

reserved

VER

C_SZ1

C_SZ2

P_TYPE

PRI

BSIZE

RCT

TCD

C_AD1

C_AD2

MODE

CBN

LKS TW

TBN

0 31

0

4

8

12

16

20

24

28

32

36

40

44

48

52

56

60

M_CTL

0 7

8

15

16

23

24

31

BCT

PPT  0 RPL 0  0  0  0

0 7

8

15

16

23

24

31

0 7

8

15

16

23

24

31

0 1 2 3 4 5  6 7 

0x00 0x00 0x00

0x00 DNA

0x00 0x01

0x00 0x01  0x00  SNA

reserved

reserved

DA

SA

用いない


57

B 3521

:2004

8  サイクリックヘッダの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

“FACN”FL-net(OPCN-2)
を示す。

TFL 4

ヘッダ及びデータを合わせたオクテット長 16-31 の 2 オクテットに格

納する 0-15 は,16#0000

にする。

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

RPL 1

ビット ACK データの存在 ACK データがあるとき 1

ULS 2

上位層の状態 (RUN/STOP/ALARM/WARNING/NORMAL)

MFT 1

最小許容フレーム間隔

TCD 2

トランザクションコード 16#FDE9

固定

VER 2

プログラムバージョン 16#0000

固定

C_AD1 2

コモンメモリ(領域 1)先頭アドレス

C_SZ1 2

コモンメモリ(領域 1)サイズ

C_AD2 2

コモンメモリ(領域 2)先頭アドレス

C_SZ2 2

コモンメモリ(領域 2)サイズ

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナーバージ

ョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ 16#80

固定

8  サイクリックヘッダの項目(続き)

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

PRI 1

メッセージプライオリティ 16#00

固定

CBN 1

カレントフラグメントブロック番号

TBN 1

トータルフラグメントブロック数

BSIZE 2

カレントブロック長  (オクテット)

LKS 1

リンクの状態(FA リンクの状態)

TW 1

トークン監視時間

RCT 2

リフレッシュサイクル許容時間

9.1.4

メッセージヘッダ

a)

仮想アドレス空間を用いるメッセージのとき  メッセージのサービスの内,バイトブロックリード/

ライトサービス及びワードブロックリード/ライトサービスで仮想アドレス空間を用いる。

図 41 に仮

想アドレス空間を用いるメッセージヘッダのフォーマットを,

表 に仮想アドレス空間を用いるメッ

セージヘッダの項目を示す。


58

B 3521

:2004

41  仮想アドレス空間を用いるメッセージヘッダのフォーマット

H_TYPE

M_CTL

M_ADD

ULS(

用いない)

M_RLT

MFT

(

用いない)

SEQ

V_SEQ

TFL

DA

SA

M_SZ

reserved

VER

C_SZ1(

用いない)

C_SZ2(

用いない)

P_TYPE

PRI

BSIZE

RCT(

用いない)

TCD

C_AD1(

用いない)

C_AD2(

用いない)

MODE

CBN

LKS

(

用いない)

TW

(

用いない) 

TBN

0 31

0

4

8

12

16

20

24

28

32

36 

40

44

48

52

56

60

M_CTL

0 7

8

15

16

23

24

31

BCT PPT  0 

RPL 0  0  0  0 

0 7

8

15

16

23

24

31

0 7

8

15

16

23

24

31

0 1 2 3 4 5  6 7 

0x00 0x00 0x00

0x00 DNA

0x00 0x01

0x00 0x01  0x00  SNA

reserved

reserved

DA

SA

用いない


59

B 3521

:2004

9  仮想アドレス空間を用いるメッセージヘッダの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

“FACN”FL-net(OPCN-2)を示
す。

TFL 4

ヘッダ及びデータを合わせたオクテット長 16-31 の 2 オクテットに格納する

0

-15 は,16#0000 にする。

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

SEQ 4

通番(16#FFFFFFFF)の次は,(16#00000001)に戻る。通
番の 0 は使えない。

BCT 1

ビット

1

:n の伝送

1

:n の伝送時に 1

PPT 1

ビット

1

:1 の伝送

1

:1 の伝送時に 1

M_SZ 2

仮想アドレス空間に要求するデータサイズ

M_ADD 4

仮想アドレス空間のオフセットアドレス

M_RLT 1

応答メッセージの結果(正常,異常)

応答メッセージの場合

0

:正常,1:異常,2:未実装

TCD 2

トランザクションコード FL−net(OPCN-2)のヘッダ種類

VER 2

プログラムバージョン 16#0000

固定

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナー

バージョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ 16#80

固定

PRI 1

メッセージプライオリティ 16#00

固定

CBN 1

カレントフラグメントブロック番号 16#01

固定

TBN 1

トータルフラグメントブロック数 16#01

固定

BSIZE 2

カレントブロック長  (オクテット)

b)

仮想アドレス空間を用いないメッセージのとき  図 42 に仮想アドレス空間を用いないメッセージヘ

ッダのフォーマットを,

表 10 に仮想アドレス空間を用いないメッセージヘッダの項目を示す。


60

B 3521

:2004

42  仮想アドレス空間を用いないメッセージヘッダのフォーマット

10  仮想アドレス空間を用いないメッセージヘッダの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

“FACN”FL-net(OPCN-2)を示
す。

TFL 4

ヘッダ及びデータを合わせたオクテット長 16-31 の 2 オクテットに格納する

0

-15 は,16#0000 にする。

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

SEQ 4

通番(16#FFFFFFFF)の次は,(16#00000001)に戻る。通

番の 0 は使えない。

BCT 1

ビット

1

:n の伝送

1

:n の伝送時に 1

PPT 1

ビット

1

:1 の伝送

1

:1 の伝送時に 1

M_RLT 1

応答メッセージの結果(正常,異常)

応答メッセージの場合

0

:正常,1:異常,2:未実装

TCD 2

トランザクションコード FL−net(OPCN-2)のヘッダ種類

VER 2

プログラムバージョン 16#0000

固定

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナー

バージョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ 16#80

固定

PRI 1

メッセージプライオリティ 16#00

固定

CBN 1

カレントフラグメントブロック番号 16#01

固定

TBN 1

トータルフラグメントブロック数 16#01

固定

BSIZE 2

カレントブロック長  (オクテット)

c)

ベンダ固有メッセージのとき  図 43 にベンダ固有メッセージヘッダのフォーマットを,表 11 にベン

ダ固有メッセージの項目を示す。

H_TYPE

M_CTL

M_ADD(

用いない)

ULS(

用いない)

M_RLT

MFT

(

用いない) 

SEQ

V_SEQ

TFL

DA

SA

M_SZ(

用いない)

reserved

VER

C_SZ1(

用いない)

C_SZ2(

用いない)

P_TYPE

PRI

BSIZE

RCT(

用いない)

TCD

C_AD1(

用いない)

C_AD2(

用いない)

MODE

CBN

LKS

(

用いない)

TW

(

用いない) 

TBN

0 31

0

4

8

12

16

20

24

28

32

36

40

44

48

52

56

60

M_CTL

0 7

8

15

16

23

24

31

BCT

PPT  0 RPL 0  0  0  0

0 7

8

15

16

23

24

31 

0 7

8

15

16

23

24

31

0 1 2 3 4 5  6 7 

0x00 0x00 0x00

0x00 DNA

0x00 0x01

0x00 0x01  0x00  SNA

reserved

reserved

DA

SA

用いない


61

B 3521

:2004

43  ベンダ固有メッセージヘッダのフォーマット

M_CTL

0 7

8

15

16

23

24

31

BCT

PPT  0 RPL 0  0  0  0

0 7

8

15

16

23

24

31

0 7

8

15

16

23

24

31

0 1 2 3 4 5  6 7 

0x00 0x00 0x00

0x00 DNA

0x00 0x01

0x00 0x01  0x00  SNA

reserved

reserved

DA

SA

用いない

H_TYPE

M_CTL

M_ADD(

用いない)

ULS(

用いない)

M_RLT

MFT

(

用いない)

SEQ

V_SEQ

TFL

DA

SA

M_SZ(

用いない)

reserved

VER

C_SZ1(

用いない)

C_SZ2(

用いない)

P_TYPE

PRI

BSIZE

RCT(

用いない)

TCD

C_AD1(

用いない)

C_AD2(

用いない)

MODE

CBN

LKS

(

用いない)

TW

(

用いない)

TBN

0 31

0

4

8

12

16

20

24

28

32

36

40

44

48

52

56

60

64

68

72

VDN

SCODE

76


62

B 3521

:2004

11  ベンダ固有メッセージヘッダの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

“FACN”FL-net(OPCN-2)を
示す。

TFL 4

ヘッダ及びデータを合わせたオクテット長 16-31 の 2 オクテットに格納する

0

-15 は,16#0000 にする。

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

SEQ 4

通番(16#FFFFFFFF)の次は,(16#00000001)に戻る。通
番の 0 は使えない。

BCT 1

ビット

1

:n の伝送

1

:n の伝送時に 1

PPT 1

ビット

1

:1 の伝送

1

:1 の伝送時に 1

M_RLT 1

応答メッセージの結果(正常,異常)

応答メッセージの場合

0

:正常,1:異常,2:未実装

TCD 2

トランザクションコード FL−net(OPCN-2)のヘッダ種類

VER 2

プログラムバージョン 16#0000

固定

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナー

バージョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ 16#80

固定

PRI 1

メッセージプライオリティ 16#00

固定

CBN 1

カレントフラグメントブロック番号 16#01

固定

TBN 1

トータルフラグメントブロック数 16#01

固定

BSIZE 2

カレントブロック長  (オクテット)

VDN 10

ベンダ名

SCODE 6

サブコード

ベンダが管理するコード

9.1.5

参加要求フレームヘッダ及びトリガフレームヘッダ  図 44 に参加要求フレームヘッダ及びトリガ

フレームヘッダのフォーマットを,

表 12 に参加要求フレームヘッダ及びトリガフレームヘッダの項目を示

す。


63

B 3521

:2004

44  参加要求フレームヘッダ及びトリガフレームヘッダのフォーマット

76

80

84

88

92

H_TYPE

TFL

31

0

SA

DA

V_SEQ

SEQ(

用いない)

M_CTL(

用いない)

0

4

8

12

16

20

24

28

32

ULS(

用いない)

M_SZ(

用いない)

M_ADD(

用いない)

SA

0x00

0x01

0x00

SNA

DA

0x00

0x01

0x00

DNA

0

8

16 24

MFT

M_RLT

(

用いない)

reserved

TCD

VER

C_AD1

C_SZ1

MODE

P_TYPE

PRI

36

40

44

48

C_AD2

C_SZ2

CBN

(

用いない)

TBN

(

用いない)

LKS

(

用いない)

TW

BSIZE

RCT(

用いない)

52

56

60

NDN

VDN

64

68

72

MSN

0 reserved

7

15

23

31

0

8

16

2

7

15

23

31


64

B 3521

:2004

12  参加要求フレームヘッダ及びトリガフレームヘッダの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

H_TYPE 4

ヘッダタイプ

“FACN”FL-net(OPCN-2)
を示す。

TFL 4

ヘッダのオクテット長 16#00000060

固定

SNA 1

発信元ノード番号

DNA 1

送信先ノード番号

V_SEQ 4

通番バージョン番号

MFT 1

最小許容フレーム間隔

TCD 2

トランザクションコード FL−net(OPCN-2)のヘッダ

種類

VER 2

プログラムバージョン 16#0000

固定

C_AD1 2

コモンメモリ(領域 1)先頭アドレス

C_SZ1 2

コモンメモリ(領域 1)サイズ

C_AD2 2

コモンメモリ(領域 2)先頭アドレス

C_SZ2 2

コモンメモリ(領域 2)サイズ

MODE 2

FA

リンクプロトコル(メジャーバージョン,マイナーバ

ージョン),トークンモード

P_TYPE 1

プロトコルタイプ 16#80

固定

PRI 1

メッセージプライオリティ 16#00

固定

BSIZE 2

カレントブロック長  (オクテット) 16#0060

固定

TW 1

トークン監視時間

NDN 10

ノード情報:ノード名(設備名)

VDN 10

ノード情報:ベンダ名

MSN 10

ノード情報:製造業者形式

9.2

ACK

データ

a)

基本仕様  メッセージ伝送による ACK は,サイクリック伝送するときに送信される。

ACK

の集まりである ACK データは,サイクリック伝送において,サイクリックヘッダ及びサイク

リックデータの間に付加される。

サイクリックデータを分割して送信するとき,ACK データは分割された最後のフレームに付けて送

信する。

図 45 に ACK データの送信位置を示す。

45  ACK データの送信位置

ACK

データの大きさは,可変長で 20∼132 オクテットとなる。1 回のサイクリック伝送で送信でき

る ACK の数は最大 8 個である。

サイクリックヘッダ

サイクリックデータ

ACK

データがない場合

サイクリックヘッダ

サイクリックデータ

ACK

データがある場合

ACK

データ


65

B 3521

:2004

b)  ACK

データ  図 46 に ACK データのフォーマットを,表 13 に ACK データの項目を示す。

備考  この図は,ACK が 8 個あるときのものである。ACK

データは,16 オクテット単位で大きさが変化する。

46  ACK データのフォーマット

 13  ACK データの項目

記号

サイズ

(

オクテット)

項目

設定値

A_VER 1

ACK

データのバージョン 16#00

固定

A_NUM 1

ACK

の個数(最大 8)

R_STSx 1

ACK

の状態フラグ,エラーなどを返す

R_TCDx 2

送信する ACK に対応するメッセージの TCD

受信した TCD

R_NAx 1

ACK

の送信先ノード番号

R_VSEQx 4

受信した通番バージョン番号

R_SEQx 4

受信した通番

R_STSx

の値の意味を次に示す。

− 16#01 は,応答ノードがメッセージを正常に受信したことを示す。

− 16#02 は,応答ノードのメッセージ用の受信バッファが満杯であることを示す。

− 16#03 は,応答ノードのメッセージ受信処理の初期化が終了していないことを示す。

0

7

8

15

16

23

24

  31

0

A_VER A_NUM

4

reserved R_STS1

8

0x00 0x01

0x00

R_NA1

12

16

20

reserved R_STS2

24

0x00 0x01

0x00

R_NA2

28

32

36

reserved R_STS3

40

0x00 0x01

0x00

R_NA3

44

48

116

reserved R_STS8

120

0x00 0x01

0x00

R_NA8

124

128

reserved

R_TCD1

R_TCD2

R_VSEQ2

R_SEQ2

R_SEQ8

R_TCD8

R_VSEQ1

R_SEQ1

R_TCD3

R_VSEQ3

R_SEQ3

R_VSEQ8


66

B 3521

:2004

− 16#05 は,応答ノードが通番バージョン番号エラーを検知したことを示す。

− 16#06 は,応答ノードがフォーマット異常を検知したことを示す。

− 16#10 は,要求ノードからの ACK がなく,要求ノードが受信タイムアウトを検知したことを示す。

− 16#14 は,要求ノードが ACK の通番エラーを検知したことを示す。

− 16#15 は,要求ノードが ACK の通番バージョン番号エラーを検知したことを示す。

備考 16#10,16#14,16#15 は,要求ノードで検知する内容であり,ネットワークに流れることはな

い。

9.3

使用者データ

9.3.1

サイクリックデータ  図 47 にサイクリック伝送によるサイクリックフレームのフォーマットを示

す。サイクリック伝送におけるフレームには,領域 1,領域 2 の順番にデータを書き込んで送信する。ACK

データがあるときには,サイクリックヘッダの後に挿入する。

サイクリックデータが 1 024 バイトよりも大きいときは,複数のフレームに分割して送信する。分割さ

れたフレームの最初のものには,領域 1 及び領域 2 のデータが,2 番目以降のものには,領域 2 のデータ

が書き込まれる。

47  サイクリックフレームのフォーマット

9.3.2

メッセージデータ  図 48 にメッセージ伝送によるメッセージフレームのフォーマットを示す。

48  メッセージフレームのフォーマット

サイクリックヘッダ

領域 1

ACK

データがない場合

サイクリックヘッダ

領域 2

ACK

データがある場合

ACK

データ

領域 1

領域 2

メッセージヘッダ

メッセージデータ


67

B 3521

:2004

a)

バイトブロックリード  表 14 にバイトブロックリードのデータ部を示す。

14  バイトブロックリードのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

b)

バイトブロックライト  表 15 にバイトブロックライトのデータ部を示す。

15  バイトブロックライトのデータ部

項目

データ部内容

要求

正常応答

(M_RLT=0)

なし

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

Offset +0

+1

+2

7

0

ライトデータ

サイズは,1 024 オクテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

7

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

7

0

リードデータ

サイズは,1 024 オクテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

7

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。


68

B 3521

:2004

c)

ワードブロックリード  表 16 にワードブロックリードのデータ部を示す。

16  ワードブロックリードのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

d)

ワードブロックライト  表 17 にワードブロックライトのデータ部を示す。

17  ワードブロックライトのデータ部

項目

データ部内容

要求

正常応答

(M_RLT=0)

なし

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

Offset +0

+1

+2

15

0

リードデータ

サイズは,1 024 オクテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

ライトデータ

サイズは,1 024 オクテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。


69

B 3521

:2004

e)

ネットワークパラメータリード  表 18 にネットワークパラメータリードのデータ部を示す。

18  ネットワークパラメータリードのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

異常応答

(M_RLT=1)

f)

ネットワークパラメータライト  表 19 にネットワークパラメータライトのデータ部を示す。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズ

は,1 024オクテットまでの大きさで任意。

領域 1 の先頭アドレス 
領域 1 のサイズ 
領域 2 の先頭アドレス 
領域 2 のサイズ

製造業者形式

ベンダ名

ノード名(設備名)

15 8

7

0

予備

トークン監視タイムアウト時間

予備

最小許容フレーム間隔

予備

リンクの状態

予備

プロトコルタイプ

上位層の状態 
リフレッシュサイクル許容時間設定値 
リフレッシュサイクル測定値(現在値) 
リフレッシュサイクル測定値(最大値) 
リフレッシュサイクル測定値(最小値)

0ffset+0

  +4 
 +5

 +9

+10

+14

+15

+16

+17

+18

+19

+20

+21

+22

+23

+24

+25

+26

+27


70

B 3521

:2004

19  ネットワークパラメータライトのデータ部

項目

データ部内容

要求

設定パラメータフラグが 16#01 のときは,アドレス及びサイズの設定
だけが書き込まれる。 
設定パラメータフラグが 16#02 のときは,ノード名の設定だけが書き

込まれる。 
設定パラメータフラグが 16#03 のときは,アドレスの設定とノード名
の設定の両方が書き込まれる。

正常応答

(M_RLT=0)

なし

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

g)

停止指令  表 20 に停止指令サービスのデータ部を示す。

20  停止指令サービスのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

なし

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。

0

設定パラメータフラグ

領域 1 の先頭アドレス

領域 1 のサイズ

領域 2 の先頭アドレス

領域 2 のサイズ

ノード名(設備名)

0ffset +0

15

8

  7

+1

+2

+3

+4

+5

+9

0


71

B 3521

:2004

h)

運転指令  表 21 に運転指令サービスのデータ部を示す。

21  運転指令サービスのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

なし

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

i)

プロファイルリード  表 22 にプロファイルリードのデータ部を示す。

22  プロファイルリードのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

異常応答

(M_RLT=1)

j)

透過形メッセージ  表 23 に透過形メッセージサービスのデータ部を示す。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

リードデータ

データについては,この規定の範囲外。

Offset +0

+1

 +2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。


72

B 3521

:2004

23  透過形メッセージサービスのデータ部

項目

データ部内容

要求

k)

ログデータリード  表 24 にログデータリードのデータ部を示す。

24  ログデータリードのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

異常応答

(M_RLT=1)

l)

ログデータのクリア  表 25 にログデータクリアのデータ部を示す。

Offset +0

+1

+2

15

0

透過形メッセージサービスのデータ

サイズは,1 024 オクテットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

リードデータ

データについては,

附属書

2

参照。サイズは,512 オク

テット。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,512 オク

テットまでの大きさで任意。


73

B 3521

:2004

25  ログデータクリアのデータ部

項目

データ部内容

要求

なし

正常応答

(M_RLT=0)

なし

異常応答

(M_RLT=1)

m)

メッセージ折返し  表 26 にメッセージ折返しサービスのデータ部を示す。

 26  メッセージ折返しサービスのデータ部

項目

データ部内容

要求

正常応答

(M_RLT=0)

n)

ベンダ固有メッセージ  表 27 にベンダ固有メッセージのデータ部を示す。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,512 オク

テットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

データ

データについては,使用者任意。サイズは,1 024 オクテ

ットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

データ

データは,要求のときと同じ。サイズは,1 024 オクテッ

トまでの大きさで任意。


74

B 3521

:2004

27  ベンダ固有メッセージのデータ部

項目

データ部内容

要求

正常応答

(M_RLT=0)

異常応答

(M_RLT=1)

未実装応答

(M_RLT=2)

なし

備考  ベンダ固有メッセージの未実装の場合に加えて,サポートしていないベン

ダ名の要求を受けた場合,未実装応答とする。

Offset +0

+1

+2

15

0

データ

データについては,使用者任意。サイズは,1 024 オクテ

ットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

データ

データについては,使用者任意。サイズは,1 024 オクテ

ットまでの大きさで任意。

Offset +0

+1

+2

15

0

エラーコード

エラーコードは,ベンダが定義する。サイズは,1 024 オ

クテットまでの大きさで任意。


75

B 3521

:2004

附属書 1(参考)  FA リンクプロトコルの状態遷移図

この附属書は,FA リンクプロトコルの状態遷移図について記述するものであり,規格の一部ではない。

1.

プロトコル全体に関する状態遷移

1.1

状態定義

a)

初期化要求待ち状態  自ノード番号など,ネットワークの参加に必要な初期化情報を,上位層が設定

するのを待っている状態。

b)

加入トークン検出時間待ち状態  ネットワークのリンクが確立しているかどうかを判定している状態。

この時間内に一回でもトークンフレームを受信したときは,ネットワークはリンク確立状態である

と判定する。

c)

トリガフレーム送信待ち時間待ち状態  ノードが立ち上がるときのトリガフレーム送信の待ち状態。

d)

参加要求フレーム受付時間待ち状態  新規加入するとき,トリガによって同期をとった参加要求受付

時間に参加要求フレームによるネットワーク情報の確立を行う状態。

e)

トークン周回 周待ち状態  途中加入するとき,最終サイクリックフレームによってネットワークの

情報を収集している状態。

f)

参加要求フレーム送信待ち状態  途中加入するとき,ネットワークの情報の収集が終了後,参加要求

フレームの送信を待っている状態。

g)

トークン待ち状態  ネットワーク参加状態でトークンを保持していない状態。自ノードあてのトーク

ンの受信を待ち,他ノードの監視を行う。

h)

トークン保持状態  自ノードあてのトークンフレームを受信してから,次ノードあてのトークンフレ

ームを送信するまでの状態。

備考  加入トークン検出時間待ち状態でリンク確立状態でなかったときは,トリガフレーム送信待ち

時間待ち状態から参加要求フレーム受付時間待ち状態に遷移するが,このトリガフレーム送信

待ち時間待ち状態又は参加要求フレーム受付時間待ち状態を“ネットワーク初期状態”という。

また,リンク確立状態を認識して,トークン周回 3 周待ちから,参加要求フレーム送信待ち状

態へ遷移するが,このトークン周回 3 周待ち状態又は参加要求フレーム送信待ち状態を“途中

参加状態”という。

1.2

状態遷移図  附属書 図 に,FA リンクプロトコル全体の状態遷移図を示す。


76

B 3521

:2004

附属書 1  FA リンクプロトコル全体の状態遷移図

1.3

状態遷移表  附属書 表 にプロトコル全体の状態遷移表を示す。状態遷移表の見方は,附属書 1

表 による。

(2)

加入トークン検出

時間待ち

(1)

初期化要求待ち

(5)

トークン周回3周

待ち

(3)

トリガフレーム

送信待ち時間待ち

(7)

トークン待ち

(8)

トークン保持

開始

(6)

参加要求フレーム

送信待ち

(4)

参加要求フレーム

受付時間待ち

トークン3周

TDT

タイムアウト

トークン検知

初期化要求

―PATタイムアウト及び

自ノードだけ

―トークン検知

―PATタイムアウト及び(自ノ

ード=最小ノード番号)

―自ノードあてトークン検知

ノード番号

重複検出

トークン検知

3CWT

タイムアウト

ノード番号

重複検出

―トークン発行

―THTタイムアウト

―他ノードあてトークン受信

PWT

タ イ ム

アウト

―自ノードあてトークン検知

―TWタイムアウト及び

  (次ノード=自ノード)

―RMTタイムアウト及び

  (次ノード=自ノード)

―自ノード3周連続ぬけ

―TWタイムアウト及び

自ノードだけ

―RMTタイムアウト及び

自ノードだけ

―PATタイムアウト及び(自ノード≠

最小ノード番号)

―他ノードあてトークン検知

ノード番号重複検出

―TrWTタイムアウト

―トリガフレーム受信

トリガフレーム受信


77

B 3521

:2004

附属書 1  状態遷移表の見方

状態

イベント

イベント名

状態名称

処理内容

(

状態番号)

遷移先

備考  遷移先は,==>(状態番号)で示す。

附属書 2  FA リンク状態遷移表

状態

イベント

上位層からの初期化要求

参加要求フレーム受信

トリガフレーム受信

初期化要求待ち

(1)

TDT

タイマスタート

無処理

無処理

  ==>(2)

  ==>(1)

  ==>(1)

加入トークン検出時間

(TDT)

待ち

(2)

TDT

タイマスタート(*)

無処理

―TDT タイマストップ 
―PWT タイマスタート

―PAT タイマスタート

  ==>(2)

  ==>(2)

  ==>(4)

トリガフレーム送信待ち
時間(TrWT)待ち

(3)

TDT

タイマスタート(*)

無処理

―TrWT タイマストップ 
―PWT タイマスタート 
―PAT タイマスタート

  ==>(2)

  ==>(3)

  ==>(4)

参加要求フレーム受付時

間(PAT)待ち

(4)

TDT

タイマスタート(*)

―参加ノード管理情報更新

―アドレス重複検出処理 
―ノード番号重複検出処理

無処理

  ==>(2)

ノード番号異常==>(1) 
その他==>(4)

  ==>(4)

トークン周回 3 周待ち

(5)

TDT

タイマスタート(*)

―参加ノード管理情報更新
―アドレス重複検出処理 
―ノード番号重複検出処理

無処理

  ==>(2)

ノード番号異常==>(1) 
その他==>(5)

  ==>(5)

参加要求フレーム送信待

(6)

TDT

タイマスタート(*)

―参加ノード管理情報更新
―アドレス重複検出処理 
―ノード番号重複検出処理

無処理

  ==>(2)

ノード番号異常==>(1) 
その他==>(6)

  ==>(6)

トークン待ち

(7)

TDT

タイマスタート(*)

参加ノード管理情報更新

無処理

  ==>(2)

  ==>(7)

  ==>(7)

トークン保持

無処理

参加ノード管理情報更新

無処理

(8)

  ==>(8)

  ==>(8)

  ==>(8)

*

上位層からの初期化要求の受付は任意とする。


78

B 3521

:2004

附属書 2  FA リンク状態遷移表(続き)

状態

イベント

他ノードあてトークン受信

自ノードあてトークン受信

初期化要求待ち

(1)

無処理

無処理

  ==>(1)

  ==>(1)

加入トークン検出時間

(TDT)

待ち

(2)

3CWT

タイマスタート 3CWT タイマスタート

  ==>(5)

  ==>(5)

トリガフレーム送信待ち時
間(TrWT)待ち

(3)

3CWT

タイマスタート 3CWT タイマスタート

  ==>(5)

  ==>(5)

参加要求フレーム受付時間

(PAT)

待ち

(4)

a)

参加要求フレーム送信後:

  TW タイマスタート

b)

参加要求フレーム送信前:

  TDT タイマスタート

a)

参加要求フレーム送信後:

  TW タイマスタート

b)

参加要求フレーム送信前:

  TDT タイマスタート

 a)

のとき==>(7)

b)

のとき==>(2)

a)

のとき==>(8)

b)

のとき==>(2)

トークン周回 3 周待ち

(5)

―ノード番号重複検出処理

―ノード番号重複検出処理

トークン 3 周==>(6) 
ノード番号異常  ==>(1)

トークン 3 周未==>(5)

トークン 3 周==>(6) 
ノード番号異常  ==>(1)

トークン 3 周未==>(5)

参加要求フレーム送信待ち

(6)

―ノード番号重複検出処理

―ノード番号重複検出処理

ノード番号異常==>(1) 
異常なし==>(6)

ノード番号異常==>(1) 
異常なし==>(6)

トークン待ち

(7)

―TW タイマスタート 
―他ノード離脱監視

―自ノードあてトークン監視

―THT タイマスタート 
―MFT タイマスタート

―RMT タイマスタート

自ノード 3 周連続抜け==>(2) 
上記以外==>(7)

  ==>(8)

トークン保持

(8)

a)

 自ノード番号が送信先ノード番号より大

きいとき,自ノードのトークン破棄

 THT

タイマストップ

b)

 自ノード番号が送信先ノード番号より小

さいとき,受信したトークンを無視

無処理

 a)

のとき  ==>(7)

b)

のとき  ==>(8)

  ==>(8)


79

B 3521

:2004

附属書 表 2  FA リンク状態遷移表(続き)

状態

イベント

サイクリックフレーム受信

(TBN

≠CBN)

最終サイクリックフレーム受信

(TBN=CBN)

メッセージフレーム受信

初期化要求待ち

(1)

無処理

無処理

無処理

  ==>(1)

  ==>(1)

  ==>(1)

加入トークン検出時間

(TDT)

待ち

(2)

無処理

無処理

無処理

  ==>(2)

  ==>(2)

  ==>(2)

トリガフレーム送信待ち
時間(TrWT)待ち

(3)

無処理

無処理

無処理

  ==>(3)

  ==>(3)

  ==>(3)

参加要求フレーム受付時
間(PAT)待ち

(4)

無処理

―参加ノード管理情報更新 
―アドレス重複検出処理 
―ノード番号重複検出処理

無処理

  ==>(4)

ノード番号異常==>(1) 
異常なし==>(4)

  ==>(4)

トークン周回 3 周待ち

(5)

無処理

―参加ノード管理情報更新 
―アドレス重複検出処理

―ノード番号重複検出処理

無処理

  ==>(5)

ノード番号異常==>(1)

異常なし==>(5)

  ==>(5)

参加要求フレーム送信待

(6)

無処理

―参加ノード管理情報更新 
―アドレス重複検出処理

―ノード番号重複検出処理

無処理

  ==>(6)

ノード番号異常==>(1)

異常なし==>(6)

  ==>(6)

トークン待ち

(7)

サイクリックデータ処理

―参加ノード管理情報更新

―サイクリックデータ処理

メッセージ受信処理

  ==>(7)

  ==>(7)

  ==>(7)

トークン保持

(8)

無処理

無処理

無処理

  ==>(8)

  ==>(8)

  ==>(8)


80

B 3521

:2004

附属書 表 2  FA リンク状態遷移表(続き)

状態

イベント

 TDT

タイムアウト TW タイムアウト

RMT

タイムアウト

PWT

タイムアウト TrWT タイムアウト

初期化要求待ち

(1)

加入トークン検

出時間

(TDT)

待ち

TrWT

タイマ

スタート

(2)

  ==>(3)

トリガフレーム
送 信 待 ち 時 間

(TrWT)

待ち

(3)

―トリガ送信 
―PWT タイマ

スタート 
―PAT タイマスター

  ==>(4)

参加要求フレー
ム 受 付 時 間

(PAT)

待ち

参加要求フレーム送

(4)

  ==>(4)

トークン周回 3

周待ち

(5)

参加要求フレー
ム送信待ち

(6)

―参加要求フレーム
送信 
―TW タイマスター

  ==>(7)

トークン待ち

(7)

― a) 次ノー ド= 自ノー

ドの場合

 ==

>THT タイマ

スタート

b)

自ノードだけの場

 ==

>TDT タイマ

スタート

a)

 次ノード=自ノー

ドの場合

 ==

>THT タイマ

スタート

b)

自ノードだけの場

 ==

>TDT タイマ

スタート

a)

のとき==>(8)

b)

のとき==>(2)

a)

のとき==>(8)

b)

のとき==>(2)

トークン保持

(8)


81

B 3521

:2004

附属書 表 2  FA リンク状態遷移表(続き)

状態

イベント

 PAT

タイムアウト 3CWT タイムアウト

MFT

タイムアウト THT タイムアウト

初期化要求待ち

(1)

加入トークン検出時間

(TDT)

待ち

(2)

トリガフレーム送信待

ち時間(TrWT)待ち

(3)

参加要求フレーム受付
時間(PAT)待ち

(4)

最小ノード確認

a)

自ノード=最小ノード

  THT タイマスタート

b)

自ノード≠最小ノード

  TW タイマスタート

c)

自ノードだけ

  TDT タイマスタート

 a)

のとき==>(8)

b)

のとき==>(7)

c)

のとき==>(2)

トークン周回 3 周待ち

― TDT タイマスタート

(5)

  ==>(2)

参加要求フレーム送信
待ち

(6)

トークン待ち

(7)

トークン保持

(8)

a)

最終送信データ

−次ノードあてトー

クンフレーム送信

−THT タイマストッ

b)

最終送信データで

ない

−フレーム送信 
−MFT タイマスター

TW

タイマスター

a)

のとき

==

 (7)

b)

のとき==> (8)

  ==>(7)

備考  ハイフン(−)は,あり得ない状態を示す。

2.

メッセージ送信に関する状態遷移

2.1

状態定義

a)

メッセージ送信要求待ち状態  上位層からのメッセージの送信要求を待っている状態。

b)

メッセージ送信待ち状態  上位層からのメッセージ送信要求を受けた後,トークンを獲得するまでの


82

B 3521

:2004

状態。

c)

ACK

受信待ち状態  メッセージ送信後,ACK 待ち時間(AWT)がタイムアウトするまでの状態。

2.2

状態遷移図  附属書 図 にメッセージ送信の状態遷移図を示す。

附属書 2  メッセージ送信の状態遷移

2.3

状態遷移表  附属書 表 にメッセージ送信のときの状態遷移表を示す。

メッセージ

送信要求待ち

(1)

メッセージ

送信待ち

(2)

メッセージ送信要求

ACK 受信待ち

(3)

自ノードあて ACK 受

再送>3 回

1

対 n メッセージ送信

1

対 1 メッセージ送信

詳細については,

附属書 1 表 3 参照。

詳細については,

附属書 1 表 3 参照。


83

B 3521

:2004

附属書 3  メッセージ送信のときの状態遷移表

状態

イベント

上 位 層 か

ら の メ ッ
セ ー ジ 送
信要求

自 ノ ー ド あ

て ACK 受信

AWT

タイムアウト

トークン獲得

上位層からのメッ
セージ送信要求待

メ ッ セ ー
ジ 送 信 要

無処理

無処理

無処理

(1)

  ==>(2)    ==>(1)

  ==>(1)

  ==>(1)

メッセージ送信待
ち時間待ち

(2)

無処理

無処理 a)

X

のとき

―メッセージ送信

―ACK 受信待ちタイマスター

b) Y

のとき,無処理

  ==>(2)

  ==>(2) a)のとき,かつ,1 対 n==>(1)

a)

のとき,かつ,1 対 1==> (3)

b)

のとき==> (2)

ACK

受信待ち

(3)

―状態確認

―上位層へ

完了通知

a) 3

周していないとき,無

処理

b) 3

周以上,かつ,再送回

数が 3 回未満のとき,無

処理

c) 3

周以上,かつ,再送回

数が 3 回以上のとき,上

位層へ異常通知

a) ACK

待ち時間未満のとき,無処

b) ACK

待ちタイムアウト,3 周以

上,かつ,再送が 3 回未満のと

き,無処理

c) ACK

待ちタイムアウト,かつ,

3

周未満のとき,無処理

d) ACK

待ちタイムアウト,3 周以

上,かつ,再送が 3 回以上のと
き,上位層へ異常通知

  ==>(1)

a)

のとき==>(3)

b)

のとき==>(2)

c)

のとき==>(1)

a)

のとき==> (3)

b)

のとき==> (2)

c)

のとき==> (3)

d)

のとき==> (1)

*

X

:次のいずれかの条件が成立したとき。

1) RMT

≦RCT×0.9

2) RCT

×0.9<RMT<RCT,かつ,前回メッセージ送信なし

Y

:次のいずれかの条件が成立したとき。

1) RMT

≧RCT

2) RCT

×0.9<RMT<RCT,かつ,前回メッセージ送信したとき

3.

メッセージ受信に関する状態遷移

3.1

状態定義

a)

上位層からの初期設定待ち状態  上位層からの初期設定を待っている状態。

b)

メッセージ受信待ち状態  上位層からの初期設定後,自ノードあてのメッセージを受信するまでの状

態。

c)

ACK

送信待ち状態  メッセージ受信後,ACK を送信するためにトークンを獲得するまでの状態。

3.2

状態遷移図  附属書 図 にメッセージ受信の状態遷移図を示す。


84

B 3521

:2004

附属書 3  メッセージ受信の状態遷移

3.3

状態遷移表  附属書 表 にメッセージ受信のときの状態遷移表を示す。

ACK

送信待ち

(3)

初期設定待ち

(1)

上位層から初期設定

メッセージ

受信待ち

(2)

1

対 1 メッセージ受信

ACK

送信

1

対 n メッセージ受信

1

対 1 メッセージ受信

上位層から初期設定未完


85

B 3521

:2004

附属書 4  メッセージ受信のときの状態遷移表

状態

イベント

上位層からの初期設定

自ノードあてメッセージ受信

トークン獲得

上位層からの初期設
定待ち

メッセージバッファク
リア

メッセージ破棄

ACK(3)

要求

無処理

(1)

  ==> (2)

  ==> (3)

  ==> (1)

メッセージ受信待ち

(2)

通番確認(=新規)

1

対 1 メッセージ

a)

メッセージ受信バッファフルのとき

―ACK(02)要求

―メッセージ破棄

b)

フォーマット異常のとき

―ACK(06)要求

―メッセージ破棄

c)

通番バージョン確認

―ACK(05)要求

―メッセージ破棄

d)

上記以外

―ACK(01)要求

―上位層へ通知

―1 対 n メッセージ

e)

メッセージ受信バッファフルのとき

―メッセージ破棄

f)

フォーマット異常のとき

―メッセージ破棄

g)

通番バージョン確認

―メッセージ破棄

h)

上記以外

―上位層へ通知

―通番確認(=前回同一メッセージ)

i)1

対 1 メッセージ

―ACK(01)要求

―メッセージ破棄

j)1

対 n メッセージ

―メッセージ破棄

無処理

 a)

∼d),I) ==> (3)

e)

∼h),j) ==> (2)

  ==> (2)

ACK

送信待ち

ACK

送信

(3)

初期設定未完  ==>(1)

初期設定完  ==> (2)


86

B 3521

:2004

附属書 2(参考)  ログデータ

この附属書は,FA リンクプロトコルのログデータについて記述するものであり,規格の一部ではない。

ログのデータには,必要な項目及び任意項目がある。任意項目の選択はベンダ側で自由であるが,実装

項目を公開しなければならない。

ログの内容は,次のもので構成する。

a)

送受信に関するもの

−  通算ソケット部送信回数

−  通算ソケット部送信エラー回数

−  通算ソケット部受信回数

−  通算ソケット部受信エラー回数

b)

下位層に関するもの

−  送信タイムアウト回数

−  フレーム破棄回数

− CRC エラーフレーム受信回数

−  サイズ異常フレーム受信回数

c)

サイクリック伝送に関するもの

−  サイクリック伝送受信エラー回数

d)

メッセージ伝送に関するもの

−  メッセージ伝送再送オーバ回数

−  メッセージ伝送受信エラー回数

−  メッセージ伝送再送回数

e)

ACK

に関するもの

ACK

エラー回数

f)

トークンに関するもの

−  トークン多重化認識回数

−  トークン破棄回数

−  トークン再発行回数

g)

状態に関するもの

−  フレーム待ち状態回数

−  加入回数

−  自己離脱回数

−  スキップによる離脱回数

−  他ノード離脱認識回数

附属書 表 にログ情報及び格納位置を示す。

各データは,4 バイトデータである。オフセットは,4 バイト単位である。


87

B 3521

:2004

附属書 1  ログ情報及び格納位置

オフセット

名称

説明

実装

0

通算ソケット部送信回数

送受信に関するデータ

必要

4

通算ソケット部送信エラー回数

送受信に関するデータ

必要

8

イーサネット送信エラー回数

送受信に関するデータ

任意

12

送受信に関するデータ(予約)

16

送受信に関するデータ(予約)

20

送受信に関するデータ(予約)

24

通算ソケット部受信回数

送受信に関するデータ

必要

28

通算ソケット部受信エラー回数

送受信に関するデータ

必要

32

イーサネット受信エラー回数

送受信に関するデータ

任意

36

送受信に関するデータ(予約)

40

送受信に関するデータ(予約)

44

送受信に関するデータ(予約)

48

トークン送信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

52

サイクリックフレーム送信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

56 1

対 1 メッセージ送信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

60 1

対 n メッセージ送信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

64

フレームの種類に関するデータ(予約)

68

フレームの種類に関するデータ(予約)

72

トークン受信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

76

サイクリックフレーム受信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

80 1

対 1 メッセージ受信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

84 1

対 n メッセージ受信回数

フレームの種類に関するデータ

任意

88

フレームの種類に関するデータ(予約)

92

フレームの種類に関するデータ(予約)

96

サイクリック伝送受信エラー回数

サイクリック伝送に関するデータ

必要

100

サイクリックアドレス  サイズエラー回数

サイクリック伝送に関するデータ

任意

104

サイクリック CBN エラー回数

サイクリック伝送に関するデータ

任意

108

サイクリック TBN エラー回数

サイクリック伝送に関するデータ

任意

112

サイクリック BSIZE エラー回数

サイクリック伝送に関するデータ

任意

116

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

120

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

124

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

128

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

132

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

136

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

140

サイクリック伝送に関するデータ(予約)

144

メッセージ伝送再送回数

メッセージ伝送に関するデータ

必要

148

メッセージ伝送再送オーバ回数

メッセージ伝送に関するデータ

必要

152

メッセージ伝送に関するデータ(予約)

156

メッセージ伝送に関するデータ(予約)

160

メッセージ伝送に関するデータ(予約)

164

メッセージ伝送に関するデータ(予約)

168

メッセージ伝送受信エラー回数

メッセージ伝送に関するデータ

必要

172

メッセージ通番バージョンエラー回数

メッセージ伝送に関するデータ

任意

176

メッセージ  通番再送認識回数

メッセージ伝送に関するデータ

任意

180

メッセージ伝送に関するデータ(予約)


88

B 3521

:2004

附属書 1  ログ情報及び格納位置(続き)

オフセット

名称

説明

実装

184

メッセージ伝送に関するデータ(予約)

188

メッセージ伝送に関するデータ(予約)

192 ACK

エラー回数 ACK 関連に関するデータ

必要

196 ACK

通番バージョンエラー回数 ACK 関連に関するデータ

任意

200 ACK

通番番号エラー回数 ACK 関連に関するデータ

任意

204 ACK

ノード番号エラー回数 ACK 関連に関するデータ

任意

208 ACK

TCD

エラー回数 ACK 関連に関するデータ

任意

212

− ACK 関連に関するデータ(予約)

216

− ACK 関連に関するデータ(予約)

220

− ACK 関連に関するデータ(予約)

224

− ACK 関連に関するデータ(予約)

228

− ACK 関連に関するデータ(予約)

232

− ACK 関連に関するデータ(予約)

236

− ACK 関連に関するデータ(予約)

240

トークン多重化認識回数

トークン関連に関するデータ

必要

244

トークン破棄回数

トークン関連に関するデータ

必要

248

トークン再発行回数

トークン関連に関するデータ

必要

252

トークン関連に関するデータ(予約)

256

トークン関連に関するデータ(予約)

260

トークン関連に関するデータ(予約)

264

トークン保持タイムアウト回数

トークン関連に関するデータ

任意

268

トークン監視タイムアウト回数

トークン関連に関するデータ

任意

272

トークン関連に関するデータ(予約)

276

トークン関連に関するデータ(予約)

280

トークン関連に関するデータ(予約)

284

トークン関連に関するデータ(予約)

288

通算稼動時間

ノードの稼動状態,加入及び離脱に関するデータ

任意

292

フレーム待ち状態回数

ノードの稼動状態,加入及び離脱に関するデータ

必要

296

加入回数

ノードの稼動状態,加入及び離脱に関するデータ

必要

300

自己離脱回数

ノードの稼動状態,加入及び離脱に関するデータ

必要

304

スキップによる離脱回数

ノードの稼動状態,加入及び離脱に関するデータ

必要

308

他ノード離脱認識回数

ノードの稼動状態,加入及び離脱に関するデータ

必要

312

  (

予約)

316

  (

予約)

320

  (

予約)

324

  (

予約)

328

  (

予約)

332

  (

予約)

336

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

340

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

344

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

348

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

352

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

356

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

360

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意

364

参加認識ノード一覧

参加確認ノードに関するデータ

任意


89

B 3521

:2004

附属書 表 1  ログ情報及び格納位置(続き)

オフセット

名称

説明

実装

368

(

予約)

372

(

予約)

376

(

予約)

380

(

予約)

384

(

予約)

388

(

予約)

392

(

予約)

396

(

予約)

400

(

予約)

404

(

予約)

408

(

予約)

412

(

予約)

416

(

予約)

420

(

予約)

424

(

予約)

428

(

予約)

432

(

予約)

436

(

予約)

440

(

予約)

444

(

予約)

448

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

452

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

456

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

460

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

464

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

468

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

472

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

476

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

480

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

484

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

488

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

492

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

496

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

500

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

504

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)

508

ベンダ定義可能領域に関するデータ(予約)


90

B 3521

:2004

JIS X XXXX

:2003