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B 2710-1:2008

(1) 

目  次

ページ

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義 

1

 


 
B 2710-1:2008

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本ばね工業会(JSMA)及び財団

法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本

工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS B 2710:2000 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 2710 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS B 2710-1  第 1 部:用語

JIS B 2710-2  第 2 部:設計方法

JIS B 2710-3  第 3 部:試験方法

JIS B 2710-4  第 4 部:製品仕様


 

日本工業規格

JIS

 B

2710-1

:2008

重ね板ばね−第 1 部:用語

Leaf springs Part 1: Terms and definitions

適用範囲 

この規格は,自動車,鉄道車両,産業機械などに使用する重ね板ばねの製品仕様,設計方法及び試験方

法に関する主な用語及び定義について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この規格

は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0103  ばね用語

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。一般的なばねに関する用語は,JIS B 0103 による。

なお,対応英語を参考として示す。

注記  用語の番号は,JIS B 0103 で 4 けたの数字を用いて 1 けた目が“1”から“7”まで体系的に定

められており,その番号との重複を避けるため,この規格では 1 けた目を“8”で番号を定めて

いる。

番号

用語

定義

対応英語(参考)

8001 

リーフ

重ね板ばねを構成するばね板。通常,長い方から順に,一番リー
フ,二番リーフなどと呼ぶ。 
注記 1  一番リーフは親板ともいう。この場合に,二番リーフ以下

を子板という。

注記 2  JIS B 2710-2 及び JIS B 2710-4 参照。

leaf

8002 

リーフの引張側

リーフが所定の作用力を受けたとき,引張応力が働く面。 
注記  JIS B 2710-4 参照。

tension side

8003 

リーフの圧縮側

リーフが所定の作用力を受けたとき,圧縮応力が働く面。 
注記  JIS B 2710-4 参照。

compression side

8004 

中心穴

重ね板ばねにおいて,各リーフの中央部分に設けた締結用の穴。
穴は必ずしも幾何学的中心になくてもよい。また,穴ではなく,
各リーフのずれ止めのために突起又はくぼみを設ける場合もある

が,特に誤解を招くことがない限り,これらも総称して中心穴と
呼ぶことがある。 
注記  JIS B 2710-4 参照。

center hole

 
 
 
 



B 2710-1:2008

番号

用語

定義

対応英語(参考)

固定側ハーフス

パン

スパンのうち,固定側の力の支持中心から中心穴までの距離。

図 1

及び

図 参照。

注記  JIS B 2710-2 及び JIS B 2710-4 参照。

fixed end half span

図 1−重ね板ばねの固定側ハーフスパンの例 

8005 

図 2−トレーリングリーフの固定側ハーフスパンの例 

8006 

固定側ハーフス

トレートスパ

一番リーフがまっすぐに伸びた状態における固定側ハーフスパ
ン。 
注記  JIS B 2710-3 及び JIS B 2710-4 参照。

fixed end half

straight span

8007 

常用力

通常の使用において,ばねに常時作用する力。 
注記  JIS B 2710-2 及び JIS B 2710-3 参照。

nominal working

force

8008 

常用応力

通常の使用において,ばねに常時作用する応力。 
注記  JIS B 2710-2 参照。

nominal working

stress

8009 

最大作用力

ばねの使用時に作用し得る最大の力。 
注記  JIS B 2710-2 及び JIS B 2710-3 参照。

maximum working

force

8010 

最大作用応力

ばねの使用時に作用し得る最大の応力。 
注記  JIS B 2710-2 参照。

maximum working

stress

8011 

指定力

重ね板ばねの,主として反り又は高さを規定するために指定する
力。 
注記  JIS B 2710-3 及び JIS B 2710-4 参照。

specified force

8012 

開先

リーフの端部。 
注記 1  形状により平開先,三角開先,テーパ開先,三角テーパ開

先などがある。

注記 2  JIS B 2710-4 参照。

leaf end

 
 


3

B 2710-1:2008

番号

用語

定義

対応英語(参考)

ワインドアップ

両端を支持した重ね板ばねの中央部に,

図 のようなトルクが作

用する現象。 
注記 1  この現象は,例えば,重ね板ばねを自動車等に使用したと

き,自動車の加速時及び制動時に起こる。

注記 2  JIS B 2710-2 及び JIS B 2710-3 参照。

wind-up

8013 

図 3−ワインドアップの説明図