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B 2316

:2007

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本金属継手協会

(JPFA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 2316:1997 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願

に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特

許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,

責任はもたない。

JIS B 2316

には,次に示す附属書がある。

附属書(規定)特別品質規定


B 2316

:2007

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

4.

  種類

2

5.

  耐圧性

3

6.

  化学成分

4

7.

  機械的性質 

4

8.

  オーステナイト平均結晶粒度

4

9.

  硬さ

4

10.

  形状・寸法 

4

11.

  外観 

4

12.

  材料

4

13.

  製造方法 

6

14.

  試験及び検査 

7

14.1

  耐圧検査 

7

14.2

  化学成分検査 

8

14.3

  機械的性質検査

8

14.4

  SUS321H のオーステナイト平均結晶粒度検査 

8

14.5

  硬さ検査 

8

14.6

  形状及び寸法検査

8

14.7

  外観検査 

8

15.

  製品の呼び方 

8

16.

  表示

8

17.

  報告

9

附属書(規定)特別品質規定 

14

 
 


日本工業規格

JIS

 B

2316

:2007

配管用鋼製差込み溶接式管継手

Steel socket-welding pipe fittings

1. 

適用範囲  この規格は,主として圧力配管(

1

)

,高圧配管(

2

)

,高温配管(

3

)

,合金鋼配管(

4

)

,ステンレス

鋼配管(

5

)

及び低温配管(

6

)

に差込み溶接によって取り付ける鋼製の継目無し管継手(以下,管継手という。)

について規定する。

(

1

)  JIS G 3454

による圧力配管用炭素鋼鋼管を用いた配管。

(

2

)  JIS G 3455

による高圧配管用炭素鋼鋼管を用いた配管。

(

3

)  JIS G 3456

による高温配管用炭素鋼鋼管を用いた配管。

(

4

)  JIS G 3458

による配管用合金鋼鋼管を用いた配管。

(

5

)  JIS G 3459

による配管用ステンレス鋼管を用いた配管。

(

6

)  JIS G 3460

による低温配管用鋼管を用いた配管。

備考  注文者は,あらかじめ製造業者との協定によって,この規格の本体に規定する項目のほか,附

属書に規定する 1.7.の特別品質の一部又は全部を指定してもよい。

特別品質 1.  管継手の硬さ試験

2.

  高温引張試験における降伏点又は耐力

3.

  材料の超音波探傷検査

4.

  PS370,PS410 及び PS480 のシャルピー衝撃試験

5.

  ステンレス鋼の腐食試験

6.

  管継手の浸透探傷検査

7.

  製品分析

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0151

  鉄鋼製管継手用語

JIS B 0601

  製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメー

JIS G 0567

  鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法

JIS G 3202

  圧力容器用炭素鋼鍛鋼品

JIS G 3203

  高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品

JIS G 3205

  低温圧力容器用鍛鋼品

JIS G 3214

  圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品

JIS G 3454

  圧力配管用炭素鋼鋼管


2

B 2316

:2007

JIS G 3455

  高圧配管用炭素鋼鋼管

JIS G 3456

  高温配管用炭素鋼管

JIS G 3458

  配管用合金鋼鋼管

JIS G 3459

  配管用ステンレス鋼管

JIS G 3460

  低温配管用鋼管

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4303

  ステンレス鋼棒

JIS Z 2343-1

  非破壊試験―浸透探傷試験―第 1 部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の

分類

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0151 による。

4. 

種類  管継手の種類は,形状及び材料によって次のように区分する。

a)

形状による種類及びその記号は,

表 による。

  1  形状による種類及びその記号

形状による種類

記号

大分類

小分類

  同径

    45E(S)

45

゚エルボ

径違い

    45E(R)

  同径

    90E(S)

90

゚エルボ

径違い

    90E(R)

  同径

    FC(S)

フルカップリング

径違い

  FC(R)

ハーフカップリング

    HC

ボス

  B

キャップ

    C

  同径

    45Y(S)

45

゚ Y

径違い

    45Y(R)

  同径

    T(S)

T

径違い

    T(R)

  同径

  CROSS(S)

クロス

径違い

  CROSS(R)

b)

管継手の材料による種類の記号及び対応する鋼管は,

表 による。


3

B 2316

:2007

  2  材料による種類の記号及び対応する鋼管

区分

材料による種類の記号

対応する鋼管

摘要

     PS370

    JIS G 3454

の STPG370

    JIS G 3455

の STS370

     PS410

    JIS G 3454

の STPG410

    JIS G 3455

の STS410

            PS480

    JIS G 3455

の STS480

圧力配管用

     PT370

    JIS G 3454

の STPG370

    JIS G 3456

の STPT370

     PT410

    JIS G 3454

の STPG410

    JIS G 3456

の STPT410

     PT480

  JIS G 3456

の STPT480

高温配管用

炭素鋼

      PL380

JIS G 3460

の STPL380

低温配管用

      PA12

JIS G 3458

の STPA12

      PA22

JIS G 3458

の STPA22

      PA23

JIS G 3458

の STPA23

      PA24

JIS G 3458

の STPA24

      PA25

JIS G 3458

の STPA25

      PA26

JIS G 3458

の STPA26

高温配管用

      PL450

JIS G 3460

の STPL450

合金鋼

      PL690

JIS G 3460

の STPL690

低温配管用

      SUS304

JIS G 3459

の SUS304TP

            SUS304H

    JIS G 3459

の SUS304HTP

            SUS304L

    JIS G 3459

の SUS304LTP

            SUS309S

    JIS G 3459

の SUS309STP

        SUS310

    JIS G 3459

の SUS310TP

      SUS310S

JIS G 3459

の SUS310STP

            SUS316

    JIS G 3459

の SUS316TP

      SUS316H

JIS G 3459

の SUS316HTP

          SUS316L

    JIS G 3459

の SUS316LTP

    SUS316Ti

  JIS G 3459

の SUS316TiTP

   SUS317

  JIS G 3459

の SUS317TP

      SUS317L

JIS G 3459

の SUS317LTP

        SUS321

    JIS G 3459

の SUS321TP

            SUS321H

    JIS G 3459

の SUS321HTP

        SUS347

    JIS G 3459

の SUS347TP

       SUS347H

  JIS G 3459

の SUS347HTP

            SUS836L

    JIS G 3459

の SUS836LTP

            SUS890L

    JIS G 3459

の SUS890LTP

    SUS329J1

JIS G 3459

の SUS329J1TP

       SUS329J3L

  JIS G 3459

の SUS329J3LTP

  SUS329J4L

JIS G 3459

の SUS329J4LTP

        SUS405

    JIS G 3459

の SUS405TP

ステンレス鋼

   SUS430

  JIS G 3459

の SUS430TP

耐食及び高温配管用

SUS329J1

,SUS329J3L,SUS329J4L,

SUS405

及び SUS430 を除き,低温

配管用としても使用できる。

5. 

耐圧性  管継手は,表 に規定する鋼管に関する日本工業規格で規定している水圧試験特性と同じ圧

力に耐え,漏れがあってはならない。


4

B 2316

:2007

6. 

化学成分  管継手の材料の化学成分は,14.2 によって試験したとき,表 に規定する使用材料に関す

る日本工業規格の規定による。

7. 

機械的性質

7.1 

管継手の引張強さ,降伏点又は耐力,及び伸びは,14.3 によって試験したとき,

表 に規定する使

用材料に関する日本工業規格の規定による。

7.2 

PL380

,PL450 及び PL690 のシャルピー衝撃試験の試験温度及び吸収エネルギーは,

表 に規定する

使用材料に関する日本工業規格の規定による。

8. 

オーステナイト平均結晶粒度  SUS321H の管継手のオーステナイト平均結晶粒度は,14.4 によって試

験したとき,

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格の規定による。

9. 

硬さ  管継手の硬さは,14.5 によって試験したとき,表 による。

  3  管継手の硬さ

材料による種類の記号

硬さ(最大)

    PS370

, PS410, PS480,

        PT370

,  PT410 ,  PT480 ,  PA12 ,

PA22

  HRB 93

, HV 207, HB 197 又は HS 30

        PA23

, PA24

  HRB 95, HV 218, HB 207 又は HS 32

        PA25

, PA26

  HRB 101

, HV 261, HB 248 又は HS 37

10. 

形状・寸法  管継手の形状・寸法は,14.6 によって試験したとき,次による。

a)

管継手の形状・寸法は,

付表 1に,その寸法許容差は付表 による。

b)

管継手の端面は,管の軸線に対して直角でなければならない。

11. 

外観  管継手は,14.7 によって試験したとき,内外面に使用上有害なきず,しわなどの欠点があって

はならない。

12. 

材料  管継手の材料は,表 に示す鋼材(

7

)又は鋼管に相当する材料(

8

)とする。

(

7

表 に規定する鋼材に関する日本工業規格による化学成分に適合した鋼材であって,この鋼材

の機械的性質及びオーステナイト平均結晶粒度は,それぞれ  14.3 及び 14.4 に適合したもので

なければならない。

(

8

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格による化学成分に適合したものであって,これらの

機械的性質及びオーステナイト平均結晶粒度は

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格に適

合することをそれぞれ 14.3 及び 14.4 によって検査を行い確認しなければならない。


5

B 2316

:2007

  4  管継手の材料

材料による

種類の記号

材料

PS370

JIS G 4051

の S25C(

9

)

JIS G 3202 の SFVC2A 又は JIS G 3455 の STS370 に相当する材料(

8

)(

10

)

PS410

JIS G 4051

の S25C(

9

)

JIS G 3202 の SFVC2A 又は JIS G 3455 の STS410 に相当する材料(

8

)(

10

)

PS480

JIS G 4051

の S30C(

9

)

JIS G 3202 の SFVC2A 又は JIS G 3455 の STS480 に相当する材料(

8

)(

10

)

PT370

JIS G 4051

の S25C(

9

)

JIS G 3202 の SFVC2A 又は JIS G 3456 の STPT370 に相当する材料(

8

)(

10

)

PT410

JIS G 4051

の S25C(

9

)

JIS G 3202 の SFVC2A 又は JIS G 3456 の STPT410 に相当する材料(

8

)(

10

)

PT480

JIS G 4051

の S30C(

9

)

JIS G 3202 の SFVC2A 又は JIS G 3456 の STPT480 に相当する材料(

8

)(

10

)

PL380

JIS G 3205

の SFL2 又は JIS G 3460 の STPL380 に相当する材料(

8

)(

10

)

PA12

JIS G 3203

の SFVAF1 又は JIS G 3458 の STPA12 に相当する材料(

8

)(

10

)

PA22

JIS G 3203

の SFVAF12 又は JIS G 3458 の STPA22 に相当する材料(

8

)(

10

)

PA23

JIS G 3203

の SFVAF11A 及び SFVAF11B,又は JIS G 3458 の STPA23 に相当する材料(

8

)(

10

)

PA24

JIS G 3203

の SFVAF22A 及び SFVAF22B,又は JIS G 3458 の STPA24 に相当する材料(

8

)(

10

)

PA25

JIS G 3203

の SFVAF5A 及び SFVAF5B,又は JIS G 3458 の STPA25 に相当する材料(

8

)(

10

)

PA26

JIS G 3203

の SFVAF9 又は JIS G 3458 の STPA26 に相当する材料(

8

)(

10

)

PL450

JIS G 3205

の SFL3 又は JIS G 3460 の STPL450 に相当する材料(

8

)(

10

)

PL690

JIS G 3460

の STPL690 に相当する材料(

8

)(

10

)

SUS304

JIS G 4303

の SUS304,JIS G 3214 の SUSF304 又は JIS G 3459 の SUS304TP に相当する材料(

8

)

SUS304H

JIS G 3214

の SUSF304 H 又は JIS G 3459 の SUS304HTP に相当する材料(

8

)

SUS304L

JIS G 4303

の SUS304L,JIS G 3214 の SUSF304L 又は JIS G 3459 の SUS304LTP に相当する材料(

8

)

SUS309S

JIS G 4303

の SUS309S 又は JIS G 3459 の SUS309STP に相当する材料(

8

)

SUS310

JIS G 3214

の SUSF310 又は JIS G 3459 の SUS310TP に相当する材料(

8

)

SUS310S

JIS G 4303

の SUS310 S,JIS G 3214 の SUS F310 又は JIS G 3459 の SUS310STP に相当する材料(

8

)

SUS316

JIS G 4303

の SUS316,JIS G 3214 の SUSF316 又は JIS G 3459 の SUS316TP に相当する材料(

8

)

SUS316H

JIS G 3214

の SUSF316 H 又は JIS G 3459 の SUS316HTP に相当する材料(

8

)

SUS316L

JIS G 4303

の SUS316L,JIS G 3214 の SUSF316L 又は JIS G 3459 の SUS316LTP に相当する材料(

8

)

SUS316Ti

JIS G 4303

の SUS316Ti 又は JIS G 3459 の SUS316TiTP に相当する材料(

8

)

SUS317

JIS G 4303

の SUS317,JIS G 3214 の SUSF317 又は JIS G 3459 の SUS317TP に相当する材料(

8

)

SUS317L

JIS G 4303

の SUS317L,JIS G 3214 の SUSF317L 又は JIS G 3459 の SUS317LTP に相当する材料(

8

)

SUS321

JIS G 4303

の SUS321,JIS G 3214 の SUSF321 又は JIS G 3459 の SUS321TP に相当する材料(

8

)

SUS321H

JIS G 3214

の SUSF321H 又は JIS G 3459 の SUS321HTP に相当する材料(

8

)

SUS347

JIS G 4303

の SUS347,JIS G 3214 の SUSF347 又は JIS G 3459 の SUS347TP に相当する材料(

8

)

SUS347H

JIS G 3214

の SUSF347H 又は JIS G 3459 の SUS347HTP に相当する材料(

8

)

SUS836L

JIS G 4303

の SUS836L 又は JIS G 3459 の SUS836LTP に相当する材料(

8

)

SUS890L

JIS G 4303

の SUS890L 又は JIS G 3459 の SUS890LTP に相当する材料(

8

)

SUS329J1

JIS G 4303

の SUS329J1 又は JIS G 3459 の SUS329J1TP に相当する材料(

8

)

SUS329J3L

JIS G 4303

の SUS329J3L 又は JIS G 3459 の SUS329J3LTP に相当する材料(

8

)

SUS329J4L

JIS G 4303

の SUS329J4L 又は JIS G 3459 の SUS329J4LTP に相当する材料(

8

)

SUS405

JIS G 4303

の SUS405 又は JIS G 3459 の SUS405TP に相当する材料(

8

)

SUS430

JIS G 4303

の SUS430 又は JIS G 3459 の SUS430TP に相当する材料(

8

)

(

9

)

機械的性質は,

表 に規定する対応する鋼管に関する日本工業規格に適合しなければならない。

(

10

)

炭素鋼及び合金鋼として一般的に用いられる ASTM 規格材料を

参考表 に示す。

備考  参考表 に示す材料を使用する場合は,化学成分は参考表 のとおりとし,機械的性質については注(

8

)

を適用

することが条件となる。ただし,ASTM 規格が改正された場合は,最新版の化学成分を適用してもよい。 


6

B 2316

:2007

参考表  1  表 に規定する鋼管に相当する材料に対応する ASTM 規格の材料

化学成分  %

材料による 
種類の記号

  ASTM

規格番号

 Grade

C Si Mn P  S Cr

Mo

Ni

  PS370

  PS410

  PS480

  PT370

  PT410

  PT480

 A105-02

 0.35

以下

 0.10

∼0.35

 0.60

∼1.05

 0.035

以下

 0.040

以下

  PL380

 A350-02b

 LF2

0.30

以下

0.15

∼0.30

0.60

∼1.35

0.035

以下

0.040

以下

  PA12

 A182-02

 F1

0.28

以下

0.15

∼0.35

0.60

∼0.90

0.045

以下

0.045

以下

0.44

∼0.65

  PA22

 A182-02

 F12Class1

0.05

∼0.15

0.50

以下

0.30

∼0.60

0.045

以下

0.045

以下

0.80

∼1.25

0.44

∼0.65

 A182-02

 F12 Class2

0.10

∼0.20

0.10

∼0.60

0.30

∼0.80

0.040

以下

0.040

以下

0.80

∼1.25

0.44

∼0.65

  PA23

 A182-02

 F11 Class1

0.05

∼0.15

0.50

∼1.00

0.30

∼0.60

0.030

以下

0.030

以下

1.00

∼1.50

0.44

∼0.65

 A182-02

 F11 Class2

0.10

∼0.20

0.50

∼1.00

0.30

∼0.80

0.040

以下

0.040

以下

1.00

∼1.50

0.44

∼0.65

 A182-02

 F11 Class3

0.10

∼0.20

0.50

∼1.00

0.30

∼0.80

0.040

以下

0.040

以下

1.00

∼1.50

0.44

∼0.65

  PA24

 A182-02

 F22

0.05

∼0.15

0.50

以下

0.30

∼0.60

0.040

以下

0.040

以下

2.00

∼2.50

0.87

∼1.13

  PA25

 A182-02

 F5

0.15

以下

0.50

以下

0.30

∼0.60

0.030

以下

0.030

以下

4.0

∼6.0

0.44

∼0.65

0.50

以下

  PA26

 A182-02

 F9

0.15

以下

0.50

∼1.00

0.30

∼0.60

0.030

以下

0.030

以下

8.0

∼10.0

0.90

∼1.10

  PL450

 A350-02b

 LF3

0.20

以下

0.20

∼0.35

0.90

以下

0.035

以下

0.040

以下

3.3

∼3.7

  PL690

 A522-01

 Type

0.13

以下

0.15

∼0.30

0.90

以下

0.025

以下

0.025

以下

8.50

∼9.50

13. 

製造方法  管継手の製造方法は,次による。

a)

管継手は,12.に規定する材料から熱間若しくは冷間による塑性加工又は切削加工によって製造する。

なお,JIS G 4051 の S25C 又は S30C の冷間仕上げ材料を切削加工によって仕上げる場合は,焼なら

し又は焼入れ後焼戻しを施した後に行う。

b)

管継手の端面は,機械加工によって仕上げる。

c)

管継手には,

表 による熱処理を施す。


7

B 2316

:2007

  5  管継手の熱処理

熱処理の種類

材料による種類の記号

熱間成形品

冷間成形品

PT370

, PS370,

PT410

, PS410,

PT480

製造のまま,焼なまし(

12

)

焼ならし,焼ならし後焼戻し 
又は焼入れ後焼戻し

焼なまし(

12

)

,焼ならし

焼ならし後焼戻し 
又は焼入れ後焼戻し

PS480

焼なまし(

12

)

,焼ならし,焼ならし後焼戻し又は焼入れ後焼戻し

PL380

焼ならし,焼ならし後焼戻し又は焼入れ後焼戻し

PA12

焼なまし(

13

)

,焼ならし又は焼ならし後焼戻し

PA22

焼なまし(

13

)

又は焼ならし後焼戻し

PA23

,PA24,

PA25

,PA26

焼なまし(

14

)

,焼ならし後焼戻し(650  ℃以上)又は焼入れ後焼戻し

(650

℃以上)

PL450

焼ならし,焼ならし後焼戻し又は焼入れ後焼戻し

PL690 2

回焼ならし後焼戻し又は焼入れ後焼戻し

SUS304

, SUS304L,

SUS316

, SUS316L,

SUS317

, SUS317L

固溶化熱処理(1 010  ℃以上)で急冷

SUS304H

, SUS316H

固溶化熱処理(1 040  ℃以上で急冷)

SUS309S

, SUS310,

SUS310S

, SUS836L,

SUS890L

固溶化熱処理(1 030  ℃以上で急冷)

SUS316Ti(

11

)

SUS321(

11

)

固溶化熱処理(920  ℃以上で急冷)

SUS321 H

SUS347 H

固溶化熱処理

(1 050

℃以上で急冷)

固溶化熱処理

(1 095

℃以上で急冷)

SUS347(

11

)

固溶化熱処理(980  ℃以上で急冷)

SUS329J1

SUS329J3L

SUS329J4L

固溶化熱処理(950  ℃以上で急冷)

SUS405

, SUS430

焼なまし(700  ℃以上で空冷又は徐冷)

(

11

)

注文者は,安定化熱処理を指定してもよい。この場合の熱処理温度は,850∼930  ℃とする。

(

12

)

低温焼なまし又は応力除去焼なまし。

(

13

)

低温焼なまし,完全焼なまし又は等温焼なまし。

(

14

完全焼なまし又は等温焼なまし。 

14. 

試験及び検査

14.1 

耐圧検査  耐圧検査は,取引される製品について行われるものではなく,あらかじめ製造業者が管

継手の製造方法及び形状ごとに,幾つかの寸法の代表的なものについて実施する。ただし,ハーフカップ

リング及びボスは,フルカップリングで代表させてよい。

管継手を管に溶接し,水圧によって徐々に内圧を加え,5.に適合することを確かめ,更に,試験圧力を

増加し,次の式で計算した管継手に対応する直管の破裂圧力に 3 分間保持しても管継手が破裂してはなら

ない。

D

st

P

2

=

ここに,

P

直管の破裂圧力(

MPa

)

t

管の最小厚さ

(

許容差内での

)(mm)


8

B 2316

:2007

D

管の外径

(

基準寸法

)(mm)

s

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格に規定され
た引張強さの最小値

(N/mm

2

)

14.2 

化学成分検査  管継手の材料の化学成分検査は,表 に規定する使用材料の日本工業規格の溶鋼分

析による。

14.3 

機械的性質検査  機械的性質検査は,次による。

a) 

試験片  管継手に使用する材料の同一溶鋼ごとに

1

個の供試材を採り,これに管継手と同一熱処理条

件の熱処理を施した後,引張試験片

1

個を採る。

PL380

 PL450

及び

PL690

の管継手に使用する材料については,更に,シャルピー衝撃試験片一組

3

個)を採る。

b) 

試験片の形状及び試験方法  表 に規定する使用材料に関する日本工業規格による。ただし,棒鋼の

場合の引張試験片は,

10

号試験片でもよい。

14.4 SUS321H

のオーステナイト平均結晶粒度検査  平均結晶粒度検査の試験片は,14.3 の供試材に管継

手と同一熱処理条件の熱処理を施した後,試験片

1

個を採り,表  2 に規定する鋼管に関する日本工業規格

による。

14.5 

硬さ検査  硬さ検査は,注文者の要求がある場合に行い,附属書による。

14.6 

形状及び寸法検査  管継手の形状及び寸法検査は,直接測定又は限界ゲージによって行う。

14.7 

外観検査  外観検査は,目視によって行う。

15. 

製品の呼び方  管継手の呼び方は,規格番号又は規格の名称,形状による種類及びその記号,材料に

よる種類の記号及び大きさの呼び[径の呼び

(

15

)

×呼び厚さ]による。

なお,径違い管継手の大きさの呼びは,次による。

a)

  2

個の口径をもつ場合:径の大きなものは①,小さなものを②とし,①②の順序で呼ぶ。

b)

  3

個の口径をもつ場合:同一又は平行な中心線上にある径の大きなものを①,小さなものを②,残り

のものを③とし,①②③の順序で呼ぶ。ただし,同一中心線上にある径の呼びが等しい場合には,一

方を省略してもよい。

c)

4

個の口径をもつ場合:最大の径を①,これと同一又は平行な中心線上にあるものを②,残りの

2

のうち,径の大きなものを③,小さなものを④とし,①②③④の順序で呼ぶ。

(

15

)

径の呼びは,

A

B

のいずれか一方を用いる。

A

による場合には

A

B

による場合には

B

の符号

を,それぞれの数字の後に付けて区分する。

16. 

表示  管継手には,容易に消えない方法で次の事項を表示する。

なお,表示の順序は指定しない。

a)

材料による種類の記号

b)

大きさの呼び[径の呼び

(

16

)(

17

)

×呼び厚さ

(

18

)

c)

製造業者名又はその略号

(

16

)

径の呼びを

A

で表示する場合は,数字の後に

A

を明示する。

(

17

)

小さい管継手で,規定した表示事項の全部を表示することが困難な場合は,径の呼びの表示を

省略してもよい。

(

18

)

呼び厚さのスケジュールは

Sch

又は

S

で表す。


9

B 2316

:2007

17. 

報告  注文者から要求があった場合には,製造業者は,管継手の種類,大きさの呼び,化学成分,機

械的性質の成績,その他を記載した明細書を提出しなければならない。


10

B 2316

:2007

付表  1  管継手の差込み部の内径,深さ,穴径及び厚さ

単位  mm

穴径

D

厚さ(

20

)

(

最小)

径の呼び

呼び厚さ

呼び厚さ

スケジュール

80

A B

差込み部の内径

S

差込み部の深

(

最小)

1

2

欄(

19

)

スケジュール

160

スケジュール

80

スケジュール

160

6

1

/

8

 11.0

9.6 7.1

5.7

− 2.7 −

8

1

/

4

 14.3

9.6 9.4

7.8

− 3.3 −

10

3

/

8

 17.8

9.6

12.7

10.9

− 3.5 −

15

1

/

2

 22.2

9.6

16.1

14.3  12.3

4.1

5.2

20

3

/

4

 27.7

12.7

21.4

19.4  16.2

4.3

6.1

25 1

34.5

12.7

27.2

25.0

21.2

5.0

7.0

32 1

1

/

4

 43.2

12.7

35.5

32.9  29.9

5.4

7.0

40 1

1

/

2

 49.1

12.7

41.2

38.4  34.4

5.6

7.8

50 2

61.1

15.9

52.7

49.5

43.1

6.1

9.6

65 2

1

/

2

 77.1

15.9

65.9

62.3  57.3

7.7

10.4

80 3

90.0

15.9

78.1

73.9

66.9

8.4

12.2

(

19

)

スケジュール 80 の穴径 2 欄は,対応する鋼管のスケジュール 80 の内径とし,特に必要がある場合に受渡当事

者間の協定によって使用してもよい。

(

20

)

厚さは,管継手の各部の厚さの最小値を示す。

備考  機械加工部の表面粗さは,JIS B 0601 に規定する Ra25 より粗くないものとする。 


11

B 2316

:2007

付表  2  45°エルボ,90°エルボ,T,クロス及び 45°Y の形状・寸法

45

°エルボ

90

°エルボ

  T

              クロス

45

°

Y

単位  mm

径の呼び

中心から差込み部底面までの距離

45

°エルボ

G

90

°エルボ,T,クロス

G

45

°Y

G

45

°Y

H

呼び厚さ

呼び厚さ

呼び厚さ

呼び厚さ

A B

スケジュール

80

スケジュール

160

スケジュール

80

スケジュール

160

スケジュール

80

スケジュール

160

スケジュール

80

スケジュール

160

 6

1

/

8

7.9

− 11.1  −

 8

1

/

4

7.9

− 11.1  − 31.8 −

7.9

10

3

/

8

7.9

− 13.5  − 36.5 −

7.9

15

1

/

2

11.1

12.7

15.9 19.1 41.3 50.8 11.1 12.7

20

3

/

4

 12.7  14.3  19.1

22.2

50.8

60.3

12.7

14.3

25 1  14.3

17.5

22.2

27.0

60.3

71.4

14.3

17.5

32 1

1

/

4

 17.5

20.6

27.0

31.8

71.4

81.0

17.5

20.6

40 1

1

/

2

 20.6

25.4

31.8

38.1

81.0

98.4

20.6

25.4

50 2  25.4

28.6

38.1

41.3

98.4

120.0

25.4

28.6

65 2

1

/

2

 28.6

31.8

41.3

57.2

80 3  31.8

34.9

57.2

63.5

備考1.  CD及び厚さ(最小)については,付表 を参照。

2.

径違い管継手の穴径は,それぞれの径の呼びに対する寸法 を使用する。ただし,45°エルボ及び 90°エルボ
の径違い管継手の穴径は,小径側の寸法 を使用してもよい。

3. 

径違い管継手の場合,小径側の寸法 CGは大径側の寸法 CGを使用する。ただし,については 45°

Y

についてだけ適用する。 


12

B 2316

:2007

付表  3  フルカップリング,ハーフカップリング,ボス及びキャップの形状・寸法

フルカップリング      ハーフカップリング              ボス

キャップ

単位  mm

ヘッド厚さ(最小)

キャップ

K

径の呼び

差込み部底部面間の

距離

差込み部底面から対

面までの距離

呼びの厚さ

A B

フルカップリング

E

ハ ー フ カ ッ プ リ ン

グ,ボス

F

スケジュール

80

スケジュール

160

 6

1

/

8

 6.4

15.9

 3.5

 8

1

/

4

 6.4

15.9

 4.5

10

3

/

8

 6.4

17.5

 5.0

15

1

/

2

 9.5

22.2

 6.1

 7.2

20

3

/

4

 9.5

23.8

 7.0

 8.8

25 1

12.7

28.6

8.3

10.6

32 1

1

/

4

12.7 30.2

9.6 11.8

40 1

1

/

2

 12.7

31.8

10.5

13.3

50 2

19.1

41.3

12.2

16.4

65 2

1

/

2

 19.1

42.9

15.3

19.2

80 3

19.1

44.5

17.3

22.5

備考1.  CD及び厚さ(最小)については,付表 を参照。

2.

フルカップリングの径違い管継手の穴径は,小径側の寸法 を使用し,差込み部底面間の距離 は,
大径側の寸法 を使用する。 


13

B 2316

:2007

付表  4  管継手の寸法許容差

単位  mm

径の呼び

A

6

∼8 10∼20 25∼50 65∼80

B

1

/

8

1

/

4

3

/

8

3

/

4

1

∼2 2

1

/

2

∼3

項目

管継手の種類

許容差

差込み部の内径(S) +0.3

0

+0.4

0

穴径(D

±0.4

±0.8

差込み部の内径と穴径との偏心 0.8

差込み部の穴と管継手の穴の軸線との傾き

すべての管継手

0.3

°以内

中心から差込み部底面までの距離(GH

45

°エルボ,90°エル

ボ,T,クロス,45°Y

±0.8

±1.5

±2.0

±2.5

差込み部底面間の距離(E

フルカップリング

±1.5

±3.0

±4.0

±5.0

差込み部底面から対面までの距離(F

ハーフカップリング, 
ボス

±0.8

±1.5

±2.0

±2.5


14

B 2316

:2007

附属書(規定)特別品質規定

特別品質規定は,注文者から要求があった場合に適用し,指定の項目について製造業者が実施する。

1. 

管継手の硬さ試験

1.1 

管継手の硬さ試験は,管継手で行う。

1.2 

硬さ及び試験方法は,受渡当事者間の協定による。

1.3 

管継手の硬さ試験は,管継手のロット

(

1

)

ごとの

1

個について行う。

(

1

)

同一材料及び同一製造方法の管継手をいい,ロットの大きさなどは受渡当事者間の協定による。

2. 

高温引張試験における降伏点又は耐力

2.1 

高温引張試験は,供試材で行う。

2.2 

高温引張試験における降伏点又は耐力の値及び試験温度は,受渡当事者間の協定による。

2.3 

試験片の形状及び試験方法は,JIS G 0567 による。

2.4 

供試材は,管継手に使用する材料から同一溶鋼ごとに

1

個を採り,これに管継手と同一熱処理条件

の熱処理を施す。

試験片は,この供試材から各試験温度ごとに

1

個の試験片を採る。

3. 

材料の超音波探傷検査

3.1 

管継手に使用する材料の超音波探傷検査は,本体の

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格の附

属書の Z3 に準じる。ただし,垂直法として,周波数は

1

5 MHz

とする。

3.2 

鋼材の欠陥がない部分の底面からの反射波の高さがブラウン管の全目盛の

75

90

%になるように

調整し,底面からの反射波の高さが全目盛の

5

%以下となる部分がないようにする。

4. PS370

PS410 及び PS480 のシャルピー衝撃試験

4.1 

PS370

PS410

及び

PS480

のシャルピー衝撃試験は,供試材で行う。

4.2 

PS370

PS410

及び

PS480

のシャルピー衝撃試験の吸収エネルギー,試験温度,試験片の形状及び試

験方法は,JIS G 3455 

附属書の Z5 による。

4.3 

供試材は,管継手に使用する材料の同一溶鋼ごとに

1

個を採り,これに管継手と同一熱処理条件の

熱処理を施した後,一組(

3

個)の試験片を採る。

5. 

ステンレス鋼の腐食試験

5.1 

ステンレス鋼の腐食試験は,供試材又は管継手で行う。

5.2 

ステンレス鋼の腐食試験は,本体の

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格の附属書の Z6 によっ

て,注文者の指定する項目について実施する。

5.3 

ステンレス鋼の腐食試験の耐食性及び試験方法は,本体の

表 に規定する鋼管に関する日本工業規

格の

附属書の Z6 による。


15

B 2316

:2007

5.4 

供試材で行う場合は,管継手に使用する材料の同一溶鋼ごとに

1

個を採り,これに管継手と同一熱

処理条件の熱処理を施した後,

1

個の試験片を採取する。管継手で行う場合は,管継手のロット

(

1

)

ごとの

1

個について行う。

6. 

管継手の浸透探傷検査

6.1 

管継手の浸透探傷検査の方法及び浸透指示模様は,JIS Z 2343-1 による。

a)

割れによる浸透指示模様は,あってはならない。

b)

線状浸透指示模様,円形状浸透指示模様,連続浸透指示模様及び分散浸透指示模様については,受渡

当事者間の協定による。

6.2 

管継手の浸透探傷検査は,管継手

1

個ごとに行い,探傷検査範囲については受渡当事者間の協定に

よる。

7. 

製品分析

7.1 

製品分析の方法及び分析値は,本体の

表 に規定する鋼管に関する日本工業規格の規定による。

7.2 

供試材は,管継手に使用する材料又は管継手から採ることとし,試験片の数は同一溶鋼ごとに

1

とする。

関連規格

JIS B 8265

  圧力容器の構造―一般事項