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B 2071 : 2000  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによってJIS B 2071 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。 

今回の改正では,日本工業規格と国際規格との整合を図るため,JIS B 2071 : 1995及び対応するISO規

格を基礎として用いた。 

JIS B 2071には,次に示す五つの附属書がある。 

附属書1(規定) 各部の名称 

附属書2(規定) 面間寸法 

附属書3(規定) 付帯接続 

附属書4(規定) 材料 

附属書5(参考) 突合せ溶接端 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 2071 : 2000 

鋼製弁 

Steel valves 

序文 この規格は,JIS B 2071 : 1995及びISO規格を基礎として用いて作成した日本工業規格である。次

に示す第1章〜第3章及びそれらの共通部分をまとめた附属書1〜附属書5によって構成されている。 

第1章 鋳鋼フランジ形弁:従前のJIS B 2071 : 1995を改正したものであり,呼び圧力10K及び20Kの

一般の機械装置,化学装置などに用いる鋳鋼フランジ形弁について規定している。 

第2章 一般工業用鋼製弁:ISO 6002 : 1992, Bolted bonnet steel gate valves及びISO 12149 : 1999, Bolted 

bonnet steel globe valves for general purpose applicationを翻訳し,その基本的考え方を基準として内容を拡大,

また逆止め弁を追加したものであり,呼び圧力PNの般分野に用いる鋼製弁について規定している。 

第3章 石油及び天然ガス工業用ボルテッドボンネット鋼製弁:ISO 10434 : 1998, Bolted bonnet steel gate 

valves for petroleum and natural gas industriesを翻訳し,その基本的考え方を基準としてそれに玉形弁及び逆

止め弁を追加したものであり,呼び圧力PNの石油及び天然ガス工業用分野に用いる鋼製弁について規定

している。 

呼び圧力PN表示とクラス表示の対応は,次による, 

PN20 

: 

クラス150 

PN50 

: 

クラス300 

PN110 

: 

クラス600 

PN150 

: 

クラス900 

PN260 

: 

クラス1 500 

PN420 

: 

クラス2 500 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。 

B 2071 : 2000  

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第1章 鋳鋼フランジ形弁 

1. 適用範囲 この章は,一般の機械装置,化学装置などに用いる鋳鋼フランジ形弁(以下,バルブとい

う。)について規定する。 

備考 圧力は,すべてゲージ圧とする。 

1.2 

引用規格 次に掲げる規格は,この章に引用されることによって,この章の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,その最新版を適用する。 

JIS B 0100 バルブ用語 

JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径 

JIS B 2002 バルブの面間寸法 

JIS B 2003 バルブの検査通則 

JIS B 2004 バルブの表示通則 

JIS B 2238 鋼製管フランジ通則 

JIS B 8270 圧力容器(基盤規格) 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

JIS G 4107 高温用合金鋼ボルト材 

JIS G 4303 ステンレス鋼棒 

JIS G 5121 ステンレス鋼鋳鋼品 

JIS G 5151 高温高圧用鋳鋼品 

JIS H 4553 ニッケル及びニッケル合金棒 

JIS Z 3221 ステンレス鋼被覆アーク溶接棒 

JIS Z 3224 ニッケル及びニッケル合金被覆アーク溶接棒 

JIS Z 3251 硬化肉盛用被覆アーク溶接棒 

JIS Z 3321 溶接用ステンレス鋼溶加棒及びソリッドワイヤ 

1.3 

用語の定義 この章で用いる主な用語の定義は,JIS B 0100によるほか,次による。 

a) 肉盛溶接 一体形の弁体,弁体付き弁座又は弁箱付き弁座の母材表面に硬化,耐食などの目的に応じ

た所要の組織と寸法の金属を溶着する方法。 

b) 硬化肉盛 一体形の弁体,弁体付き弁座又は弁箱付き弁座の母材表面に硬い金属面を摩耗に耐え得る

ように溶着する方法。 

備考 硬化肉盛は,肉盛溶接の一種である。 

1.4 

種類 バルブの種類は,呼び圧力,弁種及び呼び径の組合せによって,表1.1による。 

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B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1.1 種類 

呼び圧力 

弁種 

呼び径 (A) 

40 

50 

65 

80 

100 

125 

150 

200 

250 

300 

10K 

フランジ形玉形弁 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

フランジ形アングル弁 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

フランジ形仕切弁 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

フランジ形スイング逆止め弁 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

20K 

フランジ形玉形弁 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

フランジ形アングル弁 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

フランジ形仕切弁 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

フランジ形スイング逆止め弁 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

1.5 

流体の状態と最高許容圧力との関係 流体の状態と最高許容圧力との関係は,表1.2による。 

表1.2 流体の状態と最高許容圧力との関係 

単位MPa 

流体の状態 

最高許容圧力 

呼び圧力10Kバルブ 

呼び圧力20Kバルブ 

425℃以下の蒸気,空気,ガス,油などでクリープが考慮される場合 

− 

2.0 

400℃以下の蒸気,空気,ガス,油 

− 

2.3 

350℃以下の蒸気,空気,ガス,油又は脈動水 

− 

2.6 

300℃以下の蒸気,空気,ガス,油又は脈動水 

1.0 

2.9 

220℃以下の蒸気,空気,ガス,油又は脈動水 

1.2 

3.1 

120℃以下の静流水 

1.4 

3.4 

備考 流体の使用温度又は圧力が表1.2の値の中間にある場合は,JIS B 2238の付表1の備考5に示す補間法に

よる。 

1.6 

設計 

1.6.1 

共通事項 バルブの構造,形状及び寸法の共通事項は,次による。 

a) バルブの面間寸法は,JIS B 2002による。 

b) バルブの口径は,JIS B 2001による。 

c) フランジの各部寸法は,JIS B 2238 付表4-1,付表6,付表10及び付表11による。 

d) 弁箱及びふたの最小肉厚は,表1.3のa又はa1とする。 

表1.3 最小肉厚 

単位mm 

呼び圧力 

呼び径 (A) 

40 

50 

65 

80 

100 

125 

150 

200 

250 

300 

10K 

− 

5.6 

5.6 

5.9 

6.4 

7.1 

7.1 

8.1 

8.6 

9.6 

a1 

− 

8.6 

9.7 

10.4 

11.2 

11.6 

11.9 

12.7 

14.2 

16.0 

20K 

4.8 

6.3 

6.5 

7.2 

7.8 

8.7 

9.6 

11.2 

12.6 

14.1 

a1 

7.9 

9.7 

11.2 

11.9 

12.7 

14.3 

16.0 

17.5 

19.1 

20.6 

e) バルブの開閉は,ハンドル車の逆時計回りを“開き”,時計回りを“閉じ”とする。 

f) 

管と接続するフランジのガスケット座は,指定のない限り大平面座とする。 

g) 弁箱のふたフランジは,丸形とするが,呼び径65以下で4本ボルトのものは,角形でもよい。 

なお,呼び圧力10Kの仕切弁は,オーバル形としてもよい。 

h) 弁箱とふたとの接合面は,はめ込み形とするが,溝形又はリングジョイント形としてもよい。 

なお,呼び圧力10Kの仕切弁は,全面座にしてもよい。 

i) 

ふたボルトが受ける応力は,JIS B 8270に規定された値以下とする。 

B 2071 : 2000  

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j) 

弁座面は,一体形,分離形の弁座又は肉盛溶接のいずれでもよい。ただし,使用状態に適したものと

する。 

k) 弁体及び弁箱に弁座を取り付ける場合には,ねじ込み,溶接などによって取り付け,使用中に緩まな

いようにしなければならない。 

l) 

パッキン押さえは,パッキン押さえボルトの締付けに対して破損しないよう十分な強さをもつもので

なければならない。 

m) 付帯接続は,附属書3による。 

n) 構造,形状及び部品名称の一例を付表1に示す。 

1.6.2 

玉形弁及びアングル弁 玉形弁及びアングル弁の構造,形状及び寸法は,次による。 

a) 弁座の形状は,平面,円すいなど使用状態に適したいずれでもよい。 

b) 弁体と弁棒とは,弁押さえによって取り付け,互いに円滑に回転するが,弁体と弁押さえとは緩まな

い構造としなければならない。 

c) ふた又はふたはめ輪と弁棒又は弁押さえには,それぞれ逆座を設けるのがよい。 

d) 弁棒は,一体のものでなければならない。 

e) 弁棒のねじは台形ねじとする。 

f) 

弁棒とねじはめ輪とのねじのはめあい長さは,弁棒径の1.5倍以上とするのがよい。 

1.6.3 

仕切弁 仕切弁の構造,形状及び寸法は,次による。 

a) 弁箱補強のために,適切なリブを付けてもよい。 

b) 弁箱と弁体には,適切なガイドを設けなければならない。 

c) 

弁体は,くさび形とする。 

d) 弁体の弁座面の幅は,摩耗によって弁体の閉止位置が下がっても,弁箱の弁座面との接触面が保たれ

るような摩耗代をもたなければならない。 

e) 弁棒とふた又はふたはめ輪には,それぞれ逆座を設けるのがよい。 

f) 

弁棒は,一体で,弁体との接続部は,T形又はぼたん形とする。 

g) 弁棒の頂部は,弁座が摩耗して使用上許される最低位置に達しても,ヨークスリーブの頂面より下が

ってはならない。 

h) 呼び径100以上のバルブのヨークスリーブは,ふたを弁箱から外さないでも取り外せる構造とするの

がよい。 

i) 

弁棒のねじは,台形ねじとする。 

j) 

弁棒とヨークスリーブとのねじのはめあい長さは,弁棒径の1.5倍以上とするのがよい。 

k) ヨークスリーブとハンドル車との結合は,キー止め又は回り止めができる適切なはめ込みでなければ

ならない。 

1.6.4 

スイング逆止め弁 スイング逆止め弁の構造,形状は,次による。 

a) 弁体は,弁箱又はふたに設けられたストッパの位置まで開き,逆流で容易に閉止する構造でなければ

ならない。 

b) 弁体は,弁体と弁体ボルトとに分けてもよい。この場合には,弁体ボルトは,緩まない構造とする。 

c) 弁体とアームとの接続部は,適切なすき間をもち,使用上外れない構造でなければならない。 

d) 弁箱とアームとは,ヒンジピンで接続させ,円滑な回転ができる構造とする。ただし,他の適切な接

続方法を用いてもよい。 

e) 弁箱のピン穴は,それぞれプラグをねじ込むか又は他の方法で密封しなければならない。ただし,ヒ

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ンジピンを一端から容易に取り外せる構造とした場合には,ピン穴は貫通していなくともよい。 

f) 

バルブのふたには,必要に応じアイボルトを取り付けるのがよい。 

1.7 

材料 バルブの材料は,次による。 

a) 弁箱及びふたは,JIS G 5151のSCPH2とする。ただし,ふたは,SCPH2の同等品でもよい。 

b) 弁体と弁体付き弁座及び弁箱と弁箱付き弁座とに分けた場合の弁体及び弁座の耐食性は,弁箱と同等

以上とする。 

c) 一体形の弁体又は弁体付き弁座と弁箱付き弁座のそれぞれの弁座面は,用途に適した金属とし,表1.4

に示す組合せにするのがよい。 

表1.4 弁座面の材料組合せ 

組合せ 

記号 

弁座面 

材料の種類 

鋳造 

鍛造 

溶接 

表面硬さ(HB最小) 

13Cr鋼 

JIS G 5121の 

SCS1又はSCS2 

JIS G 4303の 

SUS403 

SUS420J1 

SUS420J2 

SUS410 

JIS Z 3221の 

D410又は 

JIS Z 3321の 

Y410 

250(1) 

13Cr鋼 

b(2) 

13Cr鋼 

JIS G 5121の 

SCS1又はSCS2 

JIS G 4303の 

SUS403  

SUS420J1 

SUS420J2 

SUS410 

JIS Z 3221の 

D410又は 

JIS Z 3321の 

Y410 

250 

Ni-Cu合金 

− 

JIS H 4553の 

NCuB 

JIS Z 3224の 

DniCu-4 

− 

Co,Cr-W合金 

− 

− 

JIS Z 3251の 

DCoCrA 

− 

Co,Cr-W合金 

d(2) 

Co,Cr-W合金 

− 

− 

JIS Z 3251の 

DCoCrA 

− 

13Cr鋼 

JIS G 5121の 

SCS1又はSCS2 

JIS G 4303の 

SUS403 

SUS420J1 

SUS420J2 

SUS410 

JIS Z 3221の 

D410又は 

JIS Z 3321の 

Y410 

250 

注(1) 13Cr鋼の組合せのとき,両者の差は,逆止め弁を除いてブリネル硬さで50以上とする。 

(2) 二段に表示している材料の種類は,一方が弁体側弁座面,他方が弁箱側の弁座面を示す。その組合せはど

ちらでもよい。 

d) 弁棒は,JIS G 4303のSUS403又はSUS410とする。 

e) ふたボルトは,JIS G 4107のSNB7とする。ただし,流体の使用温度が,300℃以下の場合には,JIS B 

4501のS35Cを使用することができる。 

f) 

その他の部品の材料は,製造業者の標準とする。 

1.8 

試験・検査 

1.8.1 

検査項目 バルブの検査項目は,次による。 

a) 構造検査 

b) 寸法検査 

c) 外観検査 

d) 材料検査 

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B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

e) 弁箱耐圧検査 

f) 

弁座漏れ検査 

g) 表示検査 

1.8.2 

試験検査要領及び判定基準 

a) 1.8.1のa)〜f)に示す検査は,JIS B 2003によって実施し,判定基準もこれによる。 

なお,弁座漏れ試験の判定基準は,表1.5による。 

表1.5 弁座の漏れ 

弁種 

レート 

水圧による場合 

空気圧による場合 

玉形弁及びアングル弁 

漏れがあってはならない。 

漏れがあってはならない。 

2(3) 

漏れ量は,0.01mm3/s×呼び径を超えてはならな

い。 

漏れ量は,大気圧において0.3mm3/s×呼び径

を超えてはならない。 

仕切弁 

漏れがあってはならない。 

漏れがあってはならない。 

1(3) 

漏れ量は,0.1mm3/s×呼び径を超えてはならな

い。 

漏れ量は,大気圧において30mm3/s×呼び径を

超えてはならない。 

スイング逆止め弁 

漏れ量は,0.1mm3/s×呼び径を超えてはならな

い。 

漏れ量は,大気圧において30mm3/s×呼び径を

超えてはならない。 

注(3) 使用上差し支えない場合に適用する。 
備考 表のレートは,JIS B 2003による。 

b) 1.8.1のg)に示す表示検査は,1.10に適合しなければならない。 

1.9 

製品の呼び方 バルブの呼び方は,規格番号又は弁箱材料を示す記号,肉厚を示す記号(4),呼び圧

力,呼び径及び弁種による。 

注(4) aの肉厚はM,a1の肉厚はCとする。 

例 呼び圧力10K,呼び径100A,仕切弁の場合 

1) aの肉厚の場合 

JIS B 2071-M-10K-100フランジ形仕切弁又はPH2-M-10K-100フランジ形仕切弁 

2) a1の肉厚の場合 

JIS B 2071-C-10K-100フランジ形仕切弁又はPH2-C-10K-100フランジ形仕切弁 

1.10 表示 

1.10.1 製品の表示 

1.10.1.1 弁箱の表面 弁箱の表面に次の事項を明りょうに表示する。 

a) 製造業者名又はその略号 

b) 呼び圧力 

c) 呼び径 

d) 弁箱の材料を示す記号(5) 

e) 流れ方向を示す矢印(仕切弁は除く。) 

f) 

溶解番号 

g) 肉厚を示す記号(6) 

注(5) 弁箱の材料を示す記号及びトリム材料を示す記号は,JIS B 2004による。 

(6) 肉厚を示す記号は,銘板に表示してもよい。 

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B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

例 

1.10.1.2 ハンドル車の表面 ハンドル車の表面にJIS B 2004によって表示する。 

1.10.1.3 銘板 銘板には,トリム材料を示す記号(5)を表示する。 

1.10.2 その他の表示 上記以外の表示を行う場合は,受渡当事者間の協議による。ただし,この場合は,

この章で規定する表示と紛らわしい表示を避けなければならない。 

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B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表1 バルブの構造及び形状 

備考 図は,構造及び形状の一例を示すもので,特定のモデルを規定するものではない。 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

第2章 一般工業用鋼製弁 

2.1 

適用範囲 この章は,一般分野に用いる鋼製弁(以下,バルブという。)について規定する。 

2.1.1 

バルブの種類は,呼び圧力,弁種及び呼び径の組合せによって,表2.1のとおりとする。 

2.1.2 

接続端形式は,フランジ形,突合せ溶接形,差込み溶接形及びねじ込み形(1)とする。 

注(1) ISO 12149には規定されている。 

2.1.3 

ボンネッット形式は,ボルテッドボンネット,プレッシャーシールボンネット,溶接ボンネット,

スクリューボンネット及びボンネットレスとする。 

2.1.4 

バルブの特徴を次に示す。 

a) 仕切弁 

− 外ねじ式 

− 内ねじ式(PN10〜PN40に限って,外ねじの代わりに) 

− シングルジスク又はダブルジスク 

− ウェッジシート又はパラレルシート 

− 金属製又は非金属製のシート面 

b) 玉形弁及びアングル弁 

− 外ねじ式又は内ねじ式 

− 弁棒上昇式 

− 金属製又は非金属製のシート面 

c) 

逆止め弁 

− スイング式弁体又はリフト式弁体 

− 金属製又は非金属製のシート面 

2.2 

引用規格 次に掲げる規格は,この章に引用されることによって,この章の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,その最新版を適用する。 

JIS B 0203 管用テーパねじ 

JIS B 2003 バルブの検査通則 

JIS B 2238 鋼製管フランジ通則 

JIS B 2316 配管用鋼製差込み溶接式管継手 

ISO 6708 Pipe components−Definition and selection of DN (nominal size) 

ISO 7268 Pipe components−Definition of nominal pressure 

ISO 12149 Bolted bonnet steel globe valves for general-purpose applications 

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1

0

B

 2

0

7

1

 : 

2

0

0

0

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2.1 種類 

呼び径 

DN 

PN10, 16, 20, 25, 40 

PN50 

PN110 

PN150 

PN260 

PN420 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

10 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

15 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

20 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

25 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

32 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

40 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

50 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

65 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

80 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

100 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

125 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

150 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

200 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

250 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

300 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

350 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

400 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

450 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

− 

− 

− 

500 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

− 

− 

− 

600 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

− 

− 

− 

700 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

800 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

900 

○ 

− 

○ 

○ 

− 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 000 

○ 

− 

− 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

備考1. 玉形弁には,アングル弁を含む。 

2. ISO規格では,呼び径の範囲は文章で記述されているが,分かりやすくするために,表にまとめた。 

11 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.3 

定義 この章には,ISO 6708に示されているDN呼び径及びISO 7268に示されているPN呼び圧力

が適用される。 

2.4 

圧力−温度基準 

2.4.1 この章に適用する圧力−温度基準は,JIS B 2238附属書による。温度及び圧力の制限−例えば非金

属シート面及び特殊なトリム材料によって課せられる制限−は,弁に取り付ける銘板に表示する[2.8.6 c)

参照]。 

備考1. 2.6.1によってJIS規格材料を使用したPN20及びPN50〜PN420のバルブの圧力−温度基準は,

附属書5表1の,そのJIS規格材料が含まれる材料グループ番号の圧力−温度基準とする。 

2. 附属書5表1の材料グループ番号は,JIS B 2238附属書表D.2の材料グループ番号と同一で

ある。 

2.4.2 

圧力−温度基準に規定する温度は,バルブの耐圧部の温度である。一般に,この温度は,内部流体

の温度と同じである。内部流体の温度と異なる温度に対応する圧力−温度基準を使用することは,使用者

の責任である。 

2.4.3 

JIS B 2238附属書の圧力−温度基準表に規定する最低温度より低い温度の場合,使用圧力は,その

最低温度について規定されている基準を超えてはならない。最低温度より低い温度でバルブを使用するこ

とは,使用者の責任である。低温で多くの材料が延性と衝撃強さとを損なうことを考慮しなければならな

い。 

2.5 

設計 

2.5.1 

弁箱肉厚 

2.5.1.1 

最小肉厚 製作時点での弁箱最小肉厚tmは,次を満足しなければならない。 

a) 弁箱最小肉厚tmは,2.5.1.3〜2.5.1.5に示されている場合を除いて,表2.2による。 

b) 弁箱の最小肉厚の要求事項は,内面接液部から計測されたものに限り適用される。最小肉厚は,ライ

ナ,ライニング又はカートリッジは含んではならない。 

c) 組立時の応力,閉止応力,応力集中及び円形以外の形状のために必要な付加肉厚は,これらの要素が

多岐にわたるので,個々の製造業者が決める。 

2.5.1.2 

内径 肉厚tmを決定する目的のための内径dは,次によらなければならない。 

a) 内径dは,流路部の最小径とする。ただし,表2.3に示す基本内径の90%以上とする。 

b) 差込み溶接端及びねじ込み端の場合は,差込み部,ねじ径及び関連する輪郭は内径dを決定するとき

には考慮する必要はない(2.5.2.3及び2.5.2.4参照)。 

c) バルブを高圧系と低圧系との間に使用する特別な場合で一方の接続端が他の接続端よりも薄肉の管

(又は低い呼び圧力のフランジ)を指定されたとき,内径dは厚い方の管(又は高い呼び圧力のフラ

ンジ)の接続端を基本としなければならない。 

d) 突合せ溶接開先部に関連する内径の局部的変化については,考慮する必要はない。しかし,2.5.1.4に

示す弁箱ネック部への近接の制限には注意しなければならない。弁箱流路又は流路の一部を形成する

ために,ライニング,ライナ又はカートリッジを使用する箇所では,内径dはそれらの厚さは含まな

い。 

12 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.5.1.3 

突合せ接続端の形状 突合せ溶接端形弁における開先形状[2.5.2.2 b)参照]は,流路方向に沿っ

て測定して,弁箱ネック部の外表面からtmより近い範囲では,2.5.1.1に規定された値より弁箱肉厚を減少

させてはならない。開先への移行部分は,緩やかでなければならない。また,断面は,移行部分の全長に

わたって実質的に円形でなければならない。移行部分の領域では,鋭い不連続及び断面の急激な変化を避

けなければならない。ただし,溶接形又は一体形であっても,試験用カラー又はバンドは許容される。い

かなる場合でも,溶接端から1.33tmの距離の位置で077tmを下回ってはならない。 

2.5.1.4 

弁箱ネック部 弁箱ネック部の弁箱最小肉厚は,次を満足しなければならない。 

a) 弁箱流路の外表面からネック部方向に沿って測定して

m

t

d

1.1

の範囲内は,弁箱ネック部は2.5.1.1

に規定されたとおり弁箱最小肉厚tmを維持しなければならない。ただし,dは,2.5.1.2に定義された

内径dである。 

b) 弁箱流路の外表面から

mt

d・

1.1

の範囲を超える部分では,内径d'の直円筒の弁箱ネック部は最小局部

肉厚t'を満足しなければならない。ただし,t'は適用される呼び圧力基準を用いて,2d'/3に等しいd

の値に相当するtmの値として,必要ならば比例補間法を用いて決定する。 

c) d'>1.5dの場合,弁箱ネック部の新たに決定される最小肉厚は,基準の値tmより大きくなる。そのよ

うな場合は,1.5dより大きな内径をもつ弁箱ネック部のすべてに,この大きいほうの肉厚としなけれ

ばならない。 

2.5.1.5 

局部部分 次の事項がすべて満足できる場合は,最小肉厚より薄い局部的領域が許容される。 

a) 最小肉厚より薄い領域が直径

o

ot

d・

35

.0

以下の円で囲むことができる。 

ここで,弁箱ネックに対しては,d0=d' 及びt0=t'(2.5.1.4参照) 

その他のすべての局部部分に対しては,d0=d(2.5.1.2参照)及びt0=tm(2.5.1.1参照)とする。 

b) 測定された肉厚が0.75t0以上である。 

c) 囲み円が,

o

ot

d・

75

.1

以上の円弧間隔で互いに分離されている。 

background image

13 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2.2 弁箱最小肉厚 (tm) 

内径 

(d) 

呼び圧力 PN 

10 

16 

20 

25 

40 

50 

110 

150 

260 

420 

tm mm 

10 

 3.0 

 3.0 

 3.0 

 3.0 

 3.0 

 3.0 

 3.3 

− 

− 

− 

11 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 3.8 

 4.6 

 6.3 

13 

 3.0 

 3.0 

 3.0 

 3.0 

 3.1 

 3.1 

 3.4 

 4.1 

 4.8 

 6.9 

14 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 4.1 

 5.1 

 7.4 

16 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 4.3 

 5.6 

 7.9 

18 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 4.6 

 5.8 

 8.4 

19 

 3.0 

 3.0 

 3.1 

 3.3 

 3.5 

 3.8 

 4.1 

 5.1 

 6.1 

 8.9 

22 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 5.6 

 6.6 

 9.9 

25 

 4.0 

 4.0 

 4.1 

 4.2 

 4.6 

 4.8 

 4.8 

 6.4 

 7.1 

11.2 

28 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 6.4 

 7.8 

12.7 

32 

 4.5 

 4.5 

 4.8 

 4.8 

 4.8 

 4.8 

 4.8 

 6.6 

 8.6 

13.5 

35 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 7.1 

 9.6 

14.5 

38 

 4.5 

 4.5 

 4.8 

 4.8 

 4.8 

 4.8 

 5.6 

 7.4 

 9.9 

15.8 

47 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 7.9 

11.2 

19.0 

50 

 5.0 

 5.5 

 5.6 

 5.7 

 6.1 

 6.4 

 6.4 

− 

− 

− 

51 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 7.9 

11.7 

20.1 

57 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 8.6 

12.7 

22.4 

64 

 5.0 

 5.5 

 5.6 

 5.8 

 6.6 

 6.4 

 7.1 

 9.1 

14.2 

24.1 

70 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

 9.9 

15.7 

26.4 

73 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

10.4 

16.0 

27.7 

76 

 5.0 

 5.5 

 5.6 

 5.8 

 6.6 

 7.1 

 7.9 

10.7 

16.8 

29.0 

89 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

11.9 

19.0 

32.8 

92 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

12.2 

19.0 

34.0 

98 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

12.7 

20.6 

36.1 

100 

 6.0 

 6.0 

 6.4 

 6.6 

 7.3 

 7.8 

 9.6 

− 

− 

− 

102 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

13.0 

21.1 

37.3 

111 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

14.2 

23.1 

40.4 

121 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

15.0 

24.9 

43.7 

125 

 6.3 

 6.5 

 7.1 

 7.2 

 8.1 

 9.6 

11.2 

− 

− 

− 

127 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

16.0 

25.9 

46.0 

136 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

16.8 

27.7 

49.0 

146 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

18.3 

29.5 

52.3 

150 

 6.5 

 7.0 

 7.1 

 7.5 

 8.8 

 9.6 

12.7 

− 

− 

− 

152 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

18.8 

30.7 

54.6 

178 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

21.1 

35.8 

63.8 

184 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

21.8 

36.6 

65.8 

190 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

22.4 

37.6 

67.6 

200 

 7.0 

 8.0 

 8.1 

 8.6 

10.2 

11.2 

15.8 

23.4 

39.4 

70.6 

203 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

23.6 

40.4 

71.9 

219 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

25.4 

42.9 

77.0 

222 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

25.6 

43.7 

229 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

26.2 

44.7 

238 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

26.9 

46.5 

241 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

27.7 

47.0 

background image

14 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

内径 

(d) 

呼び圧力 PN 

10 

16 

20 

25 

40 

50 

110 

150 

260 

tm mm 

248 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

28.4 

48.3 

250 

 7.5 

 8.5 

 8.6 

 9.3 

11.4 

12.7 

19.0 

− 

− 

254 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

28.7 

49.3 

263 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

30.0 

50.8 

276 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

31.5 

53.3 

279 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

31.5 

53.8 

282 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

31.8 

54.6 

289 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

32.8 

55.6 

298 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

33.8 

57.6 

300 

 8.5 

 9.5 

 9.6 

10.4 

12.7 

14.2 

23.1 

− 

− 

305 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

34.3 

58.7 

311 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

35.0 

59.9 

325 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

24.6 

− 

− 

327 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

36.6 

62.7 

330 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

37.1 

63.5 

333 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

37.3 

64.0 

335 

 9.0 

10.0 

10.4 

11.3 

14.0 

15.8 

− 

− 

− 

337 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

37.6 

64.5 

343 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

38.4 

65.8 

356 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

39.6 

68.3 

371 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

41.4 

71.4 

375 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

27.7 

41.6 

71.6 

378 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

41.9 

72.1 

381 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

42.4 

73.2 

385 

 9.6 

11.0 

11.2 

12.7 

15.4 

17.5 

− 

− 

− 

387 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

42.9 

73.9 

400 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

44.4 

76.2 

406 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

45.0 

77.7 

416 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

46.0 

79.2 

419 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

46.2 

79.8 

420 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

31.0 

− 

− 

430 

10.0 

11.5 

11.9 

13.0 

16.6 

19.0 

− 

− 

− 

432 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

47.2 

82.3 

438 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

48.3 

83.3 

444 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

48.5 

84.6 

448 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

49.3 

85.1 

457 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

49.8 

86.9 

464 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

51.0 

88.1 

465 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

34.0 

− 

− 

479 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

52.6 

90.9 

483 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

52.6 

91.7 

485 

10.5 

12.5 

12.8 

14.5 

18.3 

20.6 

− 

− 

− 

489 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

53.3 

92.7 

498 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

54.6 

94.5 

508 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

55.1 

− 

511 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

55.9 

− 

517 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

56.6 

− 

527 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

57.6 

− 

background image

15 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

内径 

(d) 

呼び圧力 PN 

10 

16 

20 

25 

40 

50 

110 

150 

260 

tm mm 

533 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

57.9 

− 

540 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

559 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

560 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

40.4 

− 

− 

575 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

578 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

584 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

585 

11.5 

14.0 

14.4 

16.3 

21.3 

23.9 

− 

− 

− 

591 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

603 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

610 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

616 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

625 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

635 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

641 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

648 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

660 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

667 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

670 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

685 

− 

− 

− 

− 

24.3 

27.2 

− 

− 

− 

686 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

690 

12.5 

15.5 

16.0 

18.2 

− 

− 

− 

− 

− 

692 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

695 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

711 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

718 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

737 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

743 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

762 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

787 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

790 

− 

− 

− 

− 

27.3 

30.5 

795 

14.0 

17.0 

17.6 

20.1 

− 

− 

813 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

838 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

864 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

885 

− 

− 

− 

− 

30.4 

33.8 

889 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

895 

15.5 

18.5 

19.2 

22.0 

− 

− 

914 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

940 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

965 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

985 

− 

− 

− 

− 

33.5 

37.2 

990 

17.0 

20.0 

20.8 

23.9 

− 

− 

991 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

備考1. 内径dの定義は,2.5.1.2を参照。 

2. 内径が表中の中間にある場合は,比例補間法によって肉厚を算出することができる。 

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16 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2.3 基本内径 (d) 

呼び径 

DN 

呼び圧力 PN 

10 

16 

20 

25 

40 

50 

110 

150 

260 

420 

d mm 

10 

 10 

 10 

 10 

 10 

 10 

 10 

 10 

− 

− 

− 

15 

 13 

 13 

 13 

 13 

 13 

 13 

 13 

 13 

 13 

 11 

20 

 19 

 19 

 19 

 19 

 19 

 19 

 19 

 18 

 18 

 14 

25 

 25 

 25 

 25 

 25 

 25 

 25 

 25 

 22 

 22 

 19 

32 

 32 

 32 

 32 

 32 

 32 

 32 

 32 

 28 

 28 

 25 

40 

 38 

 38 

 38 

 38 

 38 

 38 

 38 

 35 

 35 

 28 

50 

 50 

 50 

 50 

 50 

 50 

 50 

 50 

 47 

 47 

 38 

65 

 64 

 64 

 64 

 64 

 64 

 64 

 64 

 57 

 57 

 47 

80 

 76 

 76 

 76 

 76 

 76 

 76 

 76 

 73 

 70 

 57 

100 

100 

100 

100 

100 

100 

100 

100 

 98 

 92 

 73 

125 

125 

125 

125 

125 

125 

125 

125 

121 

111 

 92 

150 

150 

150 

150 

150 

150 

150 

150 

146 

136 

111 

200 

200 

200 

200 

200 

200 

200 

200 

190 

178 

146 

250 

250 

250 

250 

250 

250 

250 

250 

238 

222 

184 

300 

300 

300 

300 

300 

300 

300 

300 

282 

263 

219 

350 

335 

335 

335 

335 

335 

335 

325 

311 

289 

− 

400 

385 

385 

385 

385 

385 

385 

375 

356 

330 

− 

450 

430 

430 

430 

430 

430 

430 

420 

400 

371 

− 

500 

485 

485 

485 

485 

485 

485 

465 

444 

416 

− 

600 

585 

585 

585 

585 

585 

585 

560 

533 

498 

− 

700 

690 

690 

690 

690 

685 

685 

− 

− 

− 

− 

800 

795 

795 

795 

795 

790 

790 

− 

− 

− 

− 

900 

895 

895 

895 

895 

885 

885 

− 

− 

− 

− 

1 000 

990 

990 

990 

990 

985 

985 

− 

− 

− 

− 

2.5.1.6 

2.5.1.1〜2.5.1.5で使用された用語は,附属書1に図示されている。 

2.5.2 

弁箱寸法 

2.5.2.1 

フランジ形弁 

a) フランジ形弁の面間寸法は,購入仕様書に明記されていない限り,附属書2による。 

b) 弁箱の配管との接続フランジは,JIS B 2238附属書の要件に従わなければならない。 

c) 接続フランジは,弁箱と一体で製造する。ただし,認定された溶接施工要領書を用いて有資格の溶接

技能者によって,接続フランジを溶接で取り付けることができる。また,すべての使用条件に適する

ように,該当する材料規格に従って,熱処理を実施する。 

2.5.2.2 

突合せ溶接形弁 

a) 突合せ溶接形の面間寸法は,購入仕様書に明記されていない限り,附属書2による。 

備考1. すべてのボンネット形式に適用できるレギュラーパターンを附属書2表3に規定する。 

2. プレッシャーシールボンネット形弁又はフランジレスボンネット形弁だけに適用できるショ

ートパターンを附属書2表4に規定する。 

b) 突合せ溶接端は,購入仕様書に明記されていない限り,附属書3による。 

2.5.2.3 

差込み溶接形弁(1) 

注(1) ISO 12149には規定されている。 

a) 差込み溶接形弁の面間寸法は,製造業者の仕様による。 

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17 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

b) 差込み部の内径,深さ及び厚さは,購入仕様書に明記されていない限り,JIS B 2316による。 

2.5.2.4 

ねじ込み形弁(1) 

注(1) ISO 12149には規定されている。 

a) ねじ込み形弁の面間寸法は,製造業者の仕様による。 

b) ねじ込み部の最小厚さは,表2.4による。 

c) ねじ込み部のねじは,購入仕様書に明記されていない限り,JIS B 0203による。 

表2.4 ねじ込み部の最小厚さ (c) 

単位mm 

呼び径 

DN 

PN10〜50 

PN110 

PN150 

PN260 

PN420 

10 

3.0 

3.6 

4.3 

 4.3 

 7.1 

15 

3.3 

4.1 

5.3 

 5.3 

 8.1 

20 

3.6 

4.3 

6.1 

 6.1 

 8.6 

25 

3.8 

5.1 

6.8 

 6.8 

 9.9 

32 

3.8 

5.3 

7.1 

 8.1 

11.7 

40 

4.1 

5.6 

7.9 

 8.9 

13.0 

50 

4.6 

6.1 

9.6 

10.7 

15.7 

65 

5.6 

7.6 

10.4 

12.4 

18.5 

2.5.3 

付帯接続 付帯接続は,附属書3による。 

2.5.4 

操作 

2.5.4.1 

購入仕様書に明記されていない限り,バルブはハンドル車付きで供給されなければならない。バ

ルブは,ハンドル車を時計方向(右回し)に回すことによって閉止される。 

2.5.4.2 

チェーンホイール,ギヤ操作機及びその他の駆動装置による操作が要求された場合には,購入者

は用途に応じて次の事項を明示する。 

− チェーンホイール操作の場合には,チェーンホイールの中心線からチェーンループの底までの寸法 

− 平歯車,かさ歯車及び配管軸との相対的なギヤ操作の位置 

− 電動,油圧,空気圧及びその他の駆動装置 

− 最高使用温度及びバルブにかかる最大差圧 

− 動力源(駆動装置の) 

2.6 

材料 

2.6.1 

構成要素の材料は,表2.5による。 

2.6.2 

トリム 

2.6.2.1 

トリムは,次の要素で構成される。 

a) 弁棒(内ねじ式弁の弁棒の推力カラーは,弁棒と同一材料でなければならない。) 

b) 弁体付き弁座面 

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18 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) 弁箱付き弁座面 

d) ヒンジピン 

2.6.2.2 

標準トリム材料は,表2.6による。 

2.6.3 

補修 バルブの耐圧部で,製造過程及び試験のときに現れた鋳造又は鍛造の欠陥は,鋳造品又は鍛

造品に関する最も新しい規格で認められている方法で補修してもよい。 

2.7 

試験・検査 

2.7.1 

すべてのバルブは,JIS B 2003の要件によって圧力試験を行わなければならない。ただし,20℃に

おける最高許容圧力の1.5倍以上の圧力による弁箱耐圧試験は,すべてのバルブについて行わなければな

らない。 

なお,弁座漏れ試験の判定基準は,表1.5による。 

2.7.2 

表2.7に示された事項は,製造業者が,すべてのバルブについて確認しなければならない。 

表2.5 構成要素の材料 

構成要素 

材料 

弁箱及びふた 

JIS B 2238附属書Dに掲げる材料又はこれと同等以上の材料 

なお,PN20及びPN50〜PN420のバルブの場合は,附属書5表1のJIS規格材料を使用してもよ

い(附属書5表1の材料グループ番号は,JIS B 2238附属書D.2の材料グループ番号と同一であ

る。)。 

ソフトシート 

弁体内の保持用リングは,弁体と同等以上の材料 

保持用のボルト・ナットは,18-8ステンレス鋼又は同等以上の材料 

弁体 

少なくとも弁箱材料の耐食性と同等の耐食性をもつ鋼 

付帯接続及びプラグ 

弁箱と同等以上の材料 

ふたと分離したヨーク 

炭素鋼又はふたと同じ材料 

ハンドル車 

鋼,可鍛鋳鉄又は球状黒鉛鋳鉄 

ハンドル押さえ用ナット 

銅合金,鋼,可鍛鋳鉄又は球状黒鉛鋳鉄 

ヨークスリーブ及びねじはめ輪 

銅合金,可鍛鋳鉄,球状黒鉛鋳鉄,オーステナイト鋳鉄(ダクタイル−ニレジスト)又はステン

レス鋼 

銘板 

耐食材料の留め具又は溶接によってバルブに取り付けられる耐食材料 

プラグ(逆止め弁) 

弁箱と同等以上の材料 

表2.6 標準トリム材料 

位置 

材料の種類 

最小ブリネル硬さ HB 

材料の説明 

弁棒 

ヒンジピン 

CrNi 

クロム・ニッケル合金 

13Cr 

クロムが最小11.5%の鋼 

NiCu 

ニッケル・銅合金 

弁座面(2) 

13Cr 

250(3) 

クロムが最小11.5%の鋼 

HF 

350 

HF−表面硬化用合金 

NiCu 

ニッケル・銅合金 

CrNi 

クロム・ニッケル合金 

注(2) 弁箱側と弁体側との材料の組合せは,任意とする。 

(3) 13Cr鋼の組合せのとき,両者の差は,逆止め弁を除いてブリネル硬さ

50以上とする。 

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19 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2.7 検査項目 

項目 

内容 

1. 

形式及びトリム 

納入弁は発注書及び製造業者の仕様による。 

形式,トリム,附属品(例:ハンドル車)及び発注書の他の項目(例:閉止弁体)

を目視で確認する。 

2. 

表示 

表示は2.8による。 

表示が完全であり,かつ,明りょうであることを目視で確認する。 

3. 

表面の状態 

コーティング又は塗装を行う前に,バルブの安全性及び機能に影響するような欠

陥が表面にないことを確認するため目視で確認する。 

4. 

コーティング 

(保護コーティングが明記されている場合) 

明記されたコーティングが施工されていることを目視で確認する。 

5. 

作動 

バルブが適切に開閉することを確認する。 

2.8 

表示 

2.8.1 

明りょうさ この章に従って製造されたそれぞれのバルブの表示は,明りょうになされなければな

らない。 

2.8.2 

弁箱表示 弁箱表示は,2.8.3を条件として,次のとおりとする。 

a) 製造業者名又はその略号 

b) 弁箱材料 

c) 呼び圧力 

d) 呼び径 

e) 公的認定機関によって,認定されている場合は,その認定コード 

f) 

流れ方向を示す矢印(流れ方向がどちらでもよい仕切弁は,除く。) 

2.8.3 

弁箱表示の省略 DN50より小さいバルブの場合,弁箱の大きさ又は形状が要求されている表示を

すべて含むことが不可能ならば,一つ以上を,それらが銘板に表示されることを条件として,省略するこ

とができる。省略する順序は次のとおりとする。 

a) 流れ方向を示す矢印 

b) 呼び径 

c) 呼び圧力 

d) 弁箱材料 

2.8.4 

リングジョイント溝付きの接続フランジの表示 リングジョイント接続フランジには,対応するリ

ングジョイントのガスケット番号(例 R25)を表示する。この識別は,両方の接続フランジ外周に行う。

リングジョイントのガスケット番号は,JIS B 2238附属書による。 

2.8.5 

ハンドル車又は銘板には,開方向を示す文字(開,OPEN又はO)と矢印を表示する。 

2.8.6 

銘板 次の表示事項を含む銘板を,バルブに確実に取り付ける。 

a) トリム材料 ただし,表2.6の適切な記号を使用して,次の順序で示さなければならない。 

1) 弁棒又はヒンジピン 

2) 弁体付き弁座面 

3) 弁箱付き弁座面 

例 

弁棒又はヒンジピン 

CR13 

弁体付き弁座面  

HF 

弁箱付き弁座面  

CR13 

20 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

又は, 

CR13 HF CR13 

又は, 

CR13 

HF 

CR13 

b) JIS規格番号 

例 JIS B 2071-2(4) 

注(4) JIS B 2071 第2章適用弁を示す。 

c) バルブに使用制限がある場合は,その圧力,温度又はその他の制限 

2.8.7 

付加表示 この章に明記されているいずれの表示とも矛盾しない限り,製造業者の任意によって表

示を付加することができる。 

2.9 

発送準備(1) 

注(1) ISO 12149には規定されている。 

2.9.1 

試験完了後,バルブは,乾燥しなければならない。 

2.9.2 

購入仕様書に特に明示していない場合は,バルブは,全閉状態で発送しなければならない。ただし,

ソフトシートの場合は,わずかに開いた状態でもよい。 

2.9.3 

購入者から指示ある場合,弁箱の接続フランジは,木製,プラスチック製又は金属製カバーで覆わ

なければならない。カバーは,フランジガスケット面全体を覆わなければならない。 

2.9.4 

突合せ溶接端は,木製,プラスチック製又は金属製カバーで覆わなければならない。 

2.9.5 

ねじ込み端及び差込み溶接端は,プラスチック製保護具で栓をしなければならない。 

21 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

第3章 石油及び天然ガス工業用ボルテッドボンネット鋼製弁 

3.1 

適用範囲 この章は,石油精製及び関連する分野で要求されるエロージョン,コロージョン又は使

用条件から,フルポートの口径寸法及び厚い肉厚を必要とするボルテッドボンネット鋼製弁(以下,バル

ブという。)について規定する。 

備考 圧力は,すべてゲージ圧とする。 

3.1.1 

バルブの種類は,呼び圧力,弁種及び呼び径の組合せによって,表3.1のとおりとする。 

background image

22 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3.1 種類 

呼び圧力 

クラス

PN 

弁種 

管との接続 

呼び径  NPS

DN 

25 

32 

40 

50 

(65)  80 100 150 200 250 300 350 400 450 500 600 

4

1

1

2

1

1

  2 

2

1

2

 3 

10 

12 

14 

16 

18 

20 

24 

150

20 

仕切弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

玉形弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

逆止め弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

300

50 

仕切弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

玉形弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

逆止め弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

600

110 

仕切弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

玉形弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

逆止め弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

900

150 

仕切弁 

フランジ形 

この呼び径は,PN260, ク

ラス1 500を使用する。 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

玉形弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

逆止め弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

500

 1

260 

仕切弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

玉形弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

逆止め弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

500

 2

420 

仕切弁 

フランジ形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

玉形弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

逆止め弁 

フランジ形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

突合せ溶接形 

− 

− 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

− 

− 

− 

− 

備考 括弧を付けた呼び径は,なるべく使わないほうがよい。 

23 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.1.2 

バルブの特徴を次に示す。 

a) 仕切弁 

− ボルテッドボンネット 

− 外ねじ式 

− 弁棒上昇式 

− 非上昇式ハンドル車 

− ソリッドジスク,フレキシブルジスク,スプリットジスク又はダブルジスク 

− 金属製シート面 

− フランジ形又は突合せ溶接形 

b) 玉形弁 

− ボルテッドボンネット 

− 外ねじ式 

− 弁棒上昇式 

− 上昇又は非上昇式ハンドル車 

− プラグ,ボール又はフラット座ジスク 

− 

金属製シート面 

− 

フランジ形又は突合せ溶接形 

c) 

逆止め弁 

− ボルテッドカバー 

− スイング式ジスク 

− 金属製シート面 

− フランジ形又は突合せ溶接形 

3.2 

引用規格 次に掲げる規格は,この章に引用されることによって,この章の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 2003 バルブの検査通則 

JIS B 2238 鋼製管フランジ通則 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

JIS G 4107 高温用合金鋼ボルト材 

JPI-7S-15 石油工業用フランジ 

ISO 6708 Pipe components−Definition and selection of DN (nominal size) 

ISO 7268 Pipe components−Definition of nominal pressure 

ASME B1.1 Unified inch screw threads (UN and UNR thread form) 

ASME/ANSI B1.12 Screw threads−Class 5 interference−Fit thread 

ASME B16.5 Pipe flanges and flanged fittings 

ASME B16.34 Valves−Flanged, threaded and welding end 

ASME/ANSI B18.2.2 Square and hex nuts (inch series) 

ASTM A193/193M Standard specification for alloy-steel and stainless steel bolting materials for 

high-temperature service 

ASTM A194/A194M Standard specification for carbon and alloy steel nuts for bolts for high-pressure and 

high-temperature service 

24 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ASTM A307 Standard specification for carbon steel bolts and studs, 60 000 psi tensile strength 

3.3 

定義 この章には,ISO 6708に規定されているDN呼び径及びISO 7268に規定されているPN呼び

圧力を適用する。また,他の選択として,ASME B16.34に規定されているNPSの呼び径及びクラスの呼

び圧力を適用する。 

3.4 

圧力−温度基準 

3.4.1 

この章に適用する圧力−温度基準は,JIS B 2238附属書による。温度及び圧力の制限−例えば特殊

なトリム材料によって課される制限−は,バルブに取り付ける銘板に表示する[3.8.5 e)及びf)参照]。 

備考1. JIS規格材料を使用した場合の圧力−温度基準は,JIS B 2238附属書表D.2に規定された材料

を使用した場合と同等に扱ってよい。 

2. 附属書5表1の材料グループ番号は,JIS B 2238附属書表D.2の材料グループ番号と同一で

ある。 

3.4.2 

圧力−温度基準に対応して示されている温度は,バルブの耐圧部の温度である。一般に,この温度

は,内部流体の温度と同じである。内部流体の温度と異なる温度に対応する圧力−温度基準を使用するこ

とは,使用者の責任である。 

3.4.3 

JIS B 2238附属書の圧力−温度基準表に規定する最低温度より低い温度の場合,使用圧力は,その

最低温度について規定されている基準を超えてはならない。最低温度より低い温度でバルブを使用するこ

とは,使用者の責任である。低温で多くの材料が延性と衝撃強さとを損なうことを考慮しなければならな

い。 

3.5 

設計 

3.5.1 

共通項目 

3.5.1.1 

弁箱及びふたの最小肉厚 

a) 弁箱の構成と名称は,附属書1による。 

b) 弁箱及びふたの最小肉厚は,表3.2による。ただし,ふたネック部の最小肉厚は,表3.3に規定する。 

background image

25 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3.2 弁箱及びふたの最小肉厚 (tm) 

呼び径 

DN 

PN 

呼び径 

NPS 

20 

50 

110 

150 

260 

420 

クラス 

150 

300 

600 

900 

1 500 

2 500 

最小肉厚mm 

 25 

 6.4 

 6.4 

 7.9 

12.7 

12.7 

15.0 

 32 

 6.4 

 6.4 

 8.6 

14.2 

14.2 

17.5 

4

11

 40 

 6.4 

 7.9 

 9.4 

15.0 

15.0 

19.1 

2

11

 50 

 8.6 

 9.7 

11.2 

19.1 

19.1 

22.4 

 65 

 9.7 

11.2 

11.9 

22.4 

22.4 

25.4 

2

1

2

 80 

10.4 

11.9 

12.7 

19.1 

23.9 

30.2 

100 

11.2 

12.7 

16.0 

21.3 

28.7 

35.8 

150 

11.9 

16.0 

19.1 

26.2 

38.1 

48.5 

200 

12.7 

17.5 

25.4 

31.8 

47.8 

62.0 

250 

14.2 

19.1 

28.7 

36.6 

57.2 

67.6 

10 

300 

16.0 

20.6 

31.8 

42.2 

66.8 

86.6 

12 

350 

16.8 

22.4 

35.1 

46.0 

69.9 

− 

14 

400 

17.5 

23.9 

38.1 

52.3 

79.5 

− 

16 

450 

18.3 

25.4 

41.4 

57.2 

88.9 

− 

18 

500 

19.1 

26.9 

44.5 

63.5 

98.6 

− 

20 

600 

20.6 

30.2 

50.8 

73.2 

114.3 

− 

24 

c) 突合せ溶接形弁の開先肉厚は,上記適用から除外する。 

d) 組立時の応力,閉止応力,応力集中,円形以外の形状などのために必要な付加肉厚は,これらの要素

が多岐にわたるので,個々の製造業者が決めなければならない。 

e) 突合せ溶接形弁における開先形状は,流路方向に沿って測定して,弁箱ネック部の外表面から最小肉

厚tmより近い範囲では,表3.1に示された値より弁箱肉厚を減少させてはならない。開先への移行部

分は,緩やかでなければならない。また,断面は,移行部分の全長にわたって実質的に円形でなけれ

ばならない。移行部分の領域では,鋭い不連続及び断面の急激な変化を避けなければならない。ただ

し,溶接形又は一体形の試験用カラー又はバンドは,許容される。いかなる場合でも,溶接端から1.33tm

の距離の位置で0.77tmを下回ってはならない。 

f) 

ふたネック部の最小肉厚は,パッキン室内径に基づいて決定され,表3.3による。 

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26 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3.3 ふたネック部の最小肉厚 

パッキン 

室内径 

mm 

PN 

20 

50 

110 

150 

260 

420 

クラス 

150 

300 

600 

900 

1 500 

2 500 

最小肉厚 mm 

 15 

2.8 

3.0 

 3.6 

 4.2 

 5.3 

 7.6 

 16 

2.8 

3.1 

 3.6 

 4.4 

 5.6 

 7.9 

 17 

2.8 

3.2 

 3.7 

 4.5 

 5.8 

 8.2 

 18 

2.9 

3.5 

 3.9 

 4.7 

 5.9 

 8.5 

 19 

3.0 

3.8 

 4.1 

 5.1 

 6.1 

 8.9 

 20 

3.3 

4.0 

 4.2 

 5.2 

 6.3 

 9.2 

 25 

4.0 

4.8 

 4.8 

 6.3 

 7.1 

11.0 

 30 

4.6 

4.8 

 4.8 

 6.5 

 8.2 

13.1 

 35 

4.8 

4.8 

 5.1 

 7.1 

 9.7 

14.6 

 40 

4.9 

5.0 

 5.7 

 7.5 

10.2 

16.4 

 50 

5.5 

6.2 

 6.3 

 7.9 

11.6 

19.8 

 60 

5.6 

6.4 

 6.8 

 8.9 

13.4 

23.2 

 70 

5.6 

6.9 

 7.4 

 9.9 

15.8 

26.5 

 80 

5.8 

7.2 

 8.1 

11.0 

17.4 

30.1 

 90 

6.4 

7.4 

 8.8 

12.0 

19.1 

33.2 

100 

6.4 

7.7 

 9.5 

12.8 

20.8 

36.7 

110 

6.4 

8.1 

10.3 

14.1 

22.9 

40.1 

120 

6.6 

8.6 

10.9 

14.9 

24.8 

43.5 

130 

7.1 

8.8 

11.3 

16.2 

26.5 

46.9 

140 

7.1 

9.2 

12.0 

17.3 

28.3 

50.2 

3.5.1.2 

管との接続 

a) フランジ形 

1) PN20〜420のフランジは,JIS B 2238附属書の該当するフランジの要求事項による。ただし,クラ

ス表示のバルブは,ASME B16.5(又はJPI-7S-15)によってインチボルト用の穴にする。特に指示

のない場合は,平面座とする。 

2) フランジは,鋳造又は鍛造によって,弁箱と一体に成形しなければならない。ただし,購入者によ

る明確な記述がある場合は,認定された溶接施工要領書を用いて有資格の溶接技能者によって,鍛

造フランジを溶接にて取り付けてもよい。溶接でフランジを取り付ける場合は,すべて突合せ溶接

とする。また,すべての使用条件に適するように,該当する材料規格によって,熱処理を実施する。 

b) 溶接形 突合せ溶接端は,特に購入仕様書に明記されない場合は,附属書3による。 

3.5.1.3 

口径 口径は,表3.4による。 

background image

27 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3.4 口径 

呼び径 

DN 

PN 

呼び径 

NPS 

20 

50 

110 

150 

260 

420 

クラス 

150 

300 

600 

900 

1 500 

2 500 

最小口径 mm 

25 

25 

25 

25 

22 

22 

19 

32 

31 

31 

31 

28 

28 

25 

4

11

40 

38 

38 

38 

34 

34 

28 

2

11

50 

50 

50 

50 

47 

47 

38 

65 

63 

63 

63 

57 

57 

47 

2

1

2

80 

76 

76 

76 

72 

69 

57 

100 

100 

100 

100 

98 

91 

72 

150 

150 

150 

150 

146 

136 

110 

200 

200 

200 

199 

190 

177 

146 

250 

250 

250 

247 

237 

222 

184 

10 

300 

300 

300 

298 

282 

263 

218 

12 

350 

336 

336 

326 

311 

288 

241 

14 

400 

387 

387 

374 

355 

330 

276 

16 

450 

438 

431 

419 

400 

371 

311 

18 

500 

488 

482 

463 

444 

415 

342 

20 

600 

590 

584 

558 

533 

498 

412 

24 

3.5.1.4 

 弁箱付き弁座 

a) 弁箱付き弁座の内径は,表3.4の口径の寸法を下回ってはならない。ただし,ねじ込み弁座の組立用

突起部は,内径寸法に含めなくてもよい。 

b) オーステナイト系ステンレス鋼バルブの弁座は,弁箱と一体でもよい。オーステナイト系ステンレス

鋼又は硬化肉盛用材料を弁箱付き弁座に用いる場合,弁箱に直接溶接肉盛してもよい。それ以外の場

合は,呼び径50以下で,ロール式又はプレス式リングを用いる場合を除いて,ねじ込み又は溶接式の

底当て又は肩当て式の分離形弁座を設けなければならない。 

図3.1 弁箱付き弁座 

c) 弁箱付き弁座の表面には,内外周ともに,鋭角部があってはならない。 

d) 弁座をねじ込むときには,シール材又はグリースを使用してはならない。ただし,はめ合うねじ面の

かじり付きを防止するために,灯油よりも粘度の低い潤滑油をわずかに使用してもよい。 

3.5.1.5 

ふた 

a) ふたの弁棒用穴の直径は,弁棒の案内とパッキンのはみ出しとを考慮して決める。 

b) ふたには,次のいずれかの方法で,弁棒との間に,円すい形の逆座を設ける。 

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28 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

− ふたはめ輪 

− オーステナイト系ステンレス鋼バルブの場合は,一体形でもよい。 

− 最小厚さ1.6mmのオーステナイト系ステンレス鋼又は,硬化肉盛溶接 

c) ふたは,3.5.1.2a)に準拠して,一体形の鋳造又は鍛造とする。 

d) パッキン押さえボルトは,すみ肉溶接による取付け又は植込みピンを溶接するなどして,ふた又はヨ

ークへ固定してはならない。パッキン押さえボルトが外れない設計でも,パッキンを交換するのを妨

げない構造であればよい。 

図3.2 パッキン押さえボルト構造例 

3.5.1.6 

弁箱とふたとの結合 

a) 弁箱とふたとの結合は,フランジ形で,ガスケットを使用する。 

b) PN20のバルブの場合には,弁箱とふたとの結合は,JIS B 2238附属書に規定する次のタイプの中のい

ずれかとする。 

図3.3 弁箱とふたとの結合のタイプ 

c) 呼び圧力PN20を超えるバルブの弁箱とふたとの結合は,3.5.1.6 b)のタイプB〜F又はタイプJとする。 

d) ふたフランジガスケットは,−29℃〜538℃の温度範囲に適する次の中のいずれかとする。 

− 金属一体形の波形又は平板 

− メタルジャケット形の波形又は平板 

− メタルリングジョイント 

− うず巻形ガスケット(センタリング/圧縮リング付) 

29 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

− 圧縮調整式弁箱・ふた結合設計用のうず巻形ガスケット 

e) 呼び圧力PN20は,次のガスケットを使用してもよい。 

− ステンレス金属で強化した膨張黒鉛シート 

f) 

PN20のバルブ及び呼び径65以下のバルブを除き弁箱とふたとの結合フランジは,円形とする。 

g) 弁箱及びふたのフランジのナットしゅう動面は,フランジ面との平行度を1°以内とする。そのため

の座ぐり又は背面仕上げは,JIS B 2238附属書による。弁箱とふたの結合は,4本以上の通しボルト

で行う。PN又は呼びクラスにかかわらず,それぞれのバルブのサイズにおけるボルトの最小呼び径

は,次による。 

M10又は3/8 

 25≦DN≦65 

(1≦NPS≦2−1/2) 

M12又は1/2 

 80≦DN≦200 

(3≦NPS≦8) 

M16又は5/8 

250≦DN  

(10≦NPS) 

h) バルブのふたボルトは,最低条件として,次のボルト横断面積の要求事項を満足しなければならない。 

k (PN) Ag/Ab≦11.25Sb≦1 552 

ここに, 

Sb= 38℃におけるボルトの許容応力 (MPa) 

 (138MPa以上のときは,138MPaとする。) 

PN= 呼び圧力 

Ag= ガスケットの有効径に囲まれた部分の面積 

 リングジョイントの場合には,リングの中心径で囲まれた部

分の面積 (mm2) 

Ab= 全ボルト有効断面積 (mm2) 

 k=有効係数,次の値による 

 k=1.25 PN20のとき 

 k=1.00 PN50のとき 

 k=0.91 PN110のとき 

 k=1.00 PN150のとき 

 k=0.97 PN260のとき 

 k=1.00 PN420のとき 

i) 

組立時,すべてのガスケット接触面に,高粘度の油,グリース及びシール材を使用してはならない。

ガスケットを適切に組み込むための補助として必要であるならば,灯油よりも粘度の低い潤滑油を薄

く塗布してもよい。 

3.5.1.7 

弁棒 

a) 弁棒最小径は,表3.5による。 

弁棒最小径は,パッキン部の弁棒径及び台形ねじの外径に適用する。 

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30 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3.5 弁棒最小径 

呼び径 

DN 

PN 

呼び径 

NPS 

20 

50 

110 

150 

250 

420 

クラス 

150 

300 

600 

900 

1 500 

2 500 

弁棒最小径 mm 

仕切弁 

玉形弁 

仕切弁 

玉形弁 

仕切弁 

玉形弁 

仕切弁 

玉形弁 

仕切弁 

玉形弁 

仕切弁 

玉形弁 

25 

15.59 

− 

15.59 

− 

15.59 

− 

18.77 

− 

18.77 

− 

18.77 

− 

32 

15.59 

15.59 

15.59 

18.77 

18.77 

18.77 

4

1

1

40 

17.17 

19.67 

18.77 

19.67 

18.77 

※ 

21.87 

※ 

21.87 

※ 

21.87 

※ 

2

1

1

50 

18.77 

19.67 

18.77 

19.67 

18.77 

25.04 

25.04 

25.04 

65 

18.77 

19.67 

18.77 

23.64 

21.87 

28.22 

28.22 

28.22 

2

1

2

80 

21.87 

23.64 

21.87 

25.62 

25.04 

28.22 

31.39 

31.39 

100 

25.04 

25.62 

25.04 

31.57 

28.22 

31.39 

34.47 

34.47 

150 

28.22 

31.57 

31.39 

45.34 

37.62 

40.77 

43.84 

46.94 

200 

31.39 

37.52 

34.47 

51.24 

40.77 

46.94 

53.49 

59.79 

250 

34.47 

※ 

37.62 

※ 

46.94 

53.49 

62.99 

72.49 

10 

300 

37.62 

40.77 

50.14 

56.69 

69.39 

82.09 

12 

350 

40.77 

43.84 

− 

56.69 

− 

59.79 

75.69 

− 

− 

14 

400 

43.84 

46.94 

59.79 

62.99 

− 

75.69 

− 

− 

16 

450 

46.94 

− 

50.14 

62.99 

75.69 

− 

− 

18 

500 

50.14 

53.49 

69.39 

− 

− 

− 

20 

600 

56.69 

62.99 

75.69 

− 

− 

− 

24 

※最小弁棒径は,規定しない。ただし次式を満足しなければならない。 

1

1

2

K

πS

F

dr

+

×

=

ここに, 

dr: 弁棒ねじの谷の最小径 (mm) 

F: 弁棒必要荷重 (N) 

S: 材料の許容応力 (N/mm2) 

K1: 係数で次式による。 

2

tan

4

1

1

+

+

φ

β

K

ここに, 

β: 弁棒ねじのリード角(度) 

φ: 摩擦角(度) 

b) 弁棒の片側は,弁体と結合し,他の側は台形ねじとする。 

c) 溶接構造の弁棒は,認められない。 

d) バルブ使用中に,弁棒が弁体から外れない構造とする。 

e) 弁棒の設計は,バルブに圧力が加わり,弁棒に軸力が作用している状態で,弁棒の弁体との結合部及

び弁内部のその他の部分の強度が,作動用の台形ねじの谷径の強度以上となるようにする。 

f) 

一体形の弁棒は,弁体が全開のときに,ふたに設けた逆座との間で,流体を封止するための円すい形

又は球形の逆座をもつ構造とする。弁棒とふたの逆座は,この章の要求事項であるが,圧力下でのパ

ッキンの補充又は交換を,製造業者が推奨するという意味ではない。 

31 

B 2071 : 2000  

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3.5.1.8 

パッキン及びパッキン室 

a) パッキンは,断面が正方形又は長方形とする。パッキンの径方向の呼び幅は,次による。 

弁棒 

パッキン 

呼び径 

呼び幅 

d mm 

w mm 

15<d≦27 

6.4 

27<d≦37 

7.9 

37<d≦49 

9.5 

49<d≦56 

11.1 

56<d≦74 

12.7 

74<d 

14.3 

b) パッキン室の呼び深さは,圧縮前のパッキンの5巻以上とする。 

c) パッキン室の呼び内径は,弁棒呼び径と,パッキン呼び幅の2倍と,0.8mmを加えたもの,すなわち 

(d+2w+0.8) とする。 

d) パッキンを圧縮するために,パッキン押さえ輪と分離形のパッキン押さえがなければならない。 

パッキン押さえ輪の上端部の外周部にはパッキン室の内径より大きな径のつばを設け,パッキン押

さえ輪がパッキン室に完全に入り込まないようにする。パッキン押さえは,パッキン押さえボルトが

通るための穴が二つなければならない。パッキン押さえボルト用開口溝(引っ掛け式パッキン押さえ

ボルト)は,用いてはならない。 

e) 製造業者は,選んだパッキンで38℃における最高許容圧力で漏れが生じない技術を確立する責任があ

る。 

3.5.1.9 

ボルト・ナット 

a) 弁箱とふたとの接続ボルトは,全ねじ通しボルトとし,ナットは,ASME/ANSI B18.2.2に規定のヘビ

ー系,半仕上げの六角ナットとする。 

b) ヨークボルトは,全ねじ通しボルト又は六角頭付きボルトとし,ナットは,六角ナットとする。 

c) パッキン押さえボルトは,丁番形アイボルト,頭付きボルト,通しボルト又は植込みボルトとし,ナ

ットは,六角ナットとする。 

d) 25mm以下のボルトは,並目ねじ (UNC) 又はこれに相当するメートルねじとする。25mmを超えるね

じは,8山系 (8UN) 又はこれに相当するメートルねじとする。ボルトのねじは,ASME B1.1のクラ

ス2Aとし,ナットのねじは,クラス2Bとする。グランドボルトに植込みボルトを使用する場合の植

込み側のねじは,ASME/ANSI B1.12のクラス5とする。 

3.5.1.10 操作 

a) 購入仕様書に明記されていない限り,バルブは,ハンドル車付きで供給されなければならない。また,

バルブは,ハンドル車を時計方向(右回し)に回すことによって閉止される。 

b) ハンドル車は,最大6スポークの,スポークリムタイプとする。 

c) ハンドル車には“開”文字と開方向を示す矢印を表示する。ただし,ハンドル車が小さくてそのよう

な表示ができない場合にはこの限りでない。 

d) 仕切弁のハンドル車は,ねじ式のハンドルナットでヨークスリーブに固定する。 

e) チェーンホイール,ギヤ操作機その他の駆動装置による操作が要求された場合には,購入者は適用に

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32 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

応じて次の事項を明示する。 

− チェーンホイール操作の場合には,チェーンホイールの中心線からチェーンループの底までの寸

法 

− 平歯車,かさ歯車及び配管軸との相対的なギヤ操作の位置 

− 電動,油圧,空気圧及びその他の駆動装置 

− 最高使用温度及びバルブにかかる最大差圧 

− 動力源(駆動装置の) 

3.5.1.11 付帯接続 付帯接続は,附属書3による。 

3.5.2 

仕切弁 

3.5.2.1 

弁体 

a) 特に購入者の指示がない場合,弁体は,ソリッド又はフレキシブルの一体くさび形とする。バルブが

全開のとき,弁体が口径内に残ってはならない。 

b) 購入者の要求がある場合,スプリットジスク又はダブルジスクを使用してもよい。スプリットジスク

は,閉止のとき,弁箱の弁座に順応する独立した二つの弁体からなる構造とする。ダブルジスクの弁

体は,閉止のとき,弁箱の弁座を押し付けるように広がる構造とする。 

図3.4 弁体形状例 

c) バルブは,配管された方向とは無関係に,すべての部品が正しく機能するように設計しなければなら

ない。 

d) 弁体と弁箱には,ガイドを設ける。また,弁座の摩耗をできるだけ少なくし,すべての配管方向に対

して弁体と弁棒が,外れないように設計しなければならない。弁箱と弁体の設計は,腐食,侵食及び

すり傷などが原因で生じる摩耗を考慮する。 

e) 仕切弁の弁体付き弁座面は,一体形又は肉盛溶接とする。盛金の最終仕上げ厚さは,1.6mm以上とす

る。 

33 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

f) 

くさび形の弁体は,弁座の摩耗代を考慮して設計する。製造当初,弁箱との相関関係によって決まっ

た弁体の位置は,摩耗によって弁箱の弁座の間に入り込む。その移動した距離を摩耗代と定義する。

摩耗代は,弁棒と平行の方向である。バルブ呼び径ごとの必要最小摩耗代は,次による。 

バルブの呼び径 

最小磨耗代 

mm 

 25≦DN≦50 

 1≦NPS≦2 

2.3 

 65≦DN≦150 

2−1/2≦NPS≦6 

3.3 

200≦DN≦300 

 8≦NPS≦12 

6.4 

350≦DN≦450 

14≦NPS≦18 

9.7 

500≦DN≦600 

20≦NPS≦24 

12.7 

3.5.2.2 

ヨーク 

a) ヨークは,ふたと一体形又は分離形のいずれでもよい。ヨークには,ハンドル車と弁棒を連結するヨ

ークスリーブを設ける。 

b) ヨークは(バルブに圧力が加わっていないとき),弁箱からふたを分解しなくても,ヨークスリーブを

取り外せる構造とする。 

c) 分割形のヨークは,ヨークとふたの結合面を加工し,適正かつ確実な組立てが行えるようにする。 

d) ヨークとヨークスリーブのしゅう動面は,平滑で平行に加工しなければならない。しゅう動面には,

潤滑剤を注入するために,ニップルを設ける。ただし,潤滑の永続する軸受けを使用する場合はなく

てもよい。 

3.5.2.3 

ヨークスリーブ 

a) ヨークスリーブは,ハンドル車を取り付け,弁棒のねじを作動させるために使用する。 

b) ヨークスリーブの設計は,弁棒(及び弁体)をそのままの状態で,ハンドル車を取り外せる構造とす

る。 

c) ヨークスリーブとハンドル車の取付け方式は,六角形状はめ込み式,丸形状のキー結合又は十分な強

度をもち,耐久性のある方式とする。 

d) ヨークスリーブをねじ込み式スリーブ押さえで保持する場合,溶接又は機械的な方法で,スリーブ押

さえをヨークに確実に固定する。かしめのような簡単な方法としてはならない。 

e) 全閉の状態で,ヨークスリーブからの弁棒のねじ部の出は,摩耗代以上あり,呼び径DN150以下の場

合は,摩耗代の5倍以下であり,呼び径DN150を超える場合には,摩耗代の3倍以下とする。 

f) 

呼び圧力PN110以上で呼び径DN150以上の場合は,ヨークスリーブに,玉軸受又はころ軸受を設け

る。 

3.5.3 

玉形弁 

3.5.3.1 

弁体 

a) 弁体は,円すい形又は球形とする。円すい形の弁体及び弁押さえを用いない弁体の場合は,適切なガ

イドを設けるのがよい。 

b) 弁体のリフトは,バルブの全開時に弁箱付き弁座と弁体との間の流過面積が弁箱両端通路口の面積以

上となるようにする。 

3.5.3.2 

弁棒,弁押さえ及びスラスト受金 

a) 弁棒と弁体とは,弁押さえによって取り付け,互いに円滑に回転しなければならない。弁押さえを用

いない弁棒と弁体との接続は,溝に適合するボタン形とする。 

34 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

b) 弁体又はスラスト受金に接触する弁棒の下端は,球面とし,滑らかに機械仕上げをする。 

c) 弁棒は,バルブの閉止時にねじはめ輪とハンドル車との間に十分なすきまを設ける。 

d) 弁棒とハンドル車との結合は,角形とする。 

e) 弁押さえは,弁体へねじ込み,使用中緩まないよう点溶接などの適切な方法により弁体に固定する。 

f) 

弁棒の下端部と弁体の接触面とは,バルブを閉止する場合に過度のねじり力が働かないように硬さの

差を付けたスラスト受金を設けるか又は弁棒と弁体との間に硬さの差を設けるのがよい。 

g) 弁棒の下端部と弁体又はスラスト受金とが接触する位置は,バルブの閉止時になるべく弁箱付き弁座

面と同一平面に近づけるように設計する。 

3.5.3.3 

ヨーク及びねじはめ輪 

a) ヨークは,原則としてふたと一体にする。ただし,ヨークを分離する場合は,3.5.2.2 c)と同様の方法

とする。 

b) ねじはめ輪は,3.5.2.3 d)と同様の方法でヨークに取り付け固定する。 

3.5.4 

逆止め弁 

3.5.4.1 

弁箱及びふた スイング逆止め弁の弁箱と弁体とは,弁箱又はふたに設けられたストッパの位置

まで弁体が開きかつ逆流で容易にバルブが閉止する構造とする。 

3.5.4.2 

弁体 

a) 弁体は,弁体と弁体ボルトとに分けてもよい。この場合には,弁体ボルトは,緩まない構造とする。 

b) 弁体の開度は,バルブの全開時に弁箱付き弁座と弁体との間の流過面積が弁箱両端通路口の面積以上

となるようにする。 

3.5.4.3 

アーム及びヒンジピン 

a) アームと弁体との結合は,バルブが確実に閉止できるような自由度をもつ構造とする。ただし,使用

中緩まない構造とする。 

b) アームは,ヒンジピンによって弁箱又はふたに結合され,円滑にスイング運動が行える構造とする。

ヒンジピンを通すアームのボスの外周部と弁箱の内壁間のすき間を十分に設ける。 

c) 弁箱にヒンジピン用の穴を設ける場合は,プラグをねじ込むか又は他の方法により密封する。ヒンジ

ピンは,端部にめねじを設けるなど容易に取り外せる構造のものとする。 

3.5.4.4 

アイボルト PN20の呼び径DN150以上及びPN50以上の呼び径DN100以上のバルブには,アイ

ボルトをふたに取り付けるのがよい。 

3.5.4.5 

緩衝装置 購入者の指定がある場合には,バルブにダッシュポット,カウンタウェイトなどの緩

衝装置を取り付ける。 

3.6 

材料 

3.6.1 

弁箱及びふたの材料 弁箱及びふたの材料は,附属書4表1による。ふたは,原則として弁箱の材

料と同一とするが,同一でない場合は,弁箱に適用される圧力−温度基準を満足する材料を使用する。 

3.6.2 

トリムの材料 トリムとは,弁棒(逆止め弁ではヒンジピン),弁体側の弁座面,弁箱側の弁座面,

逆座と弁棒の接触面及び弁押さえ(玉形弁だけ)をいう。トリム材料の種類は19種類とし,それぞれの呼

び方とその材料の種類及び硬さを表3.6に示す。 

購入仕様書に次のイの欄のトリム番号が指定された場合には,ロの欄のトリム番号を使用してもよい。

ただしロの欄のトリム番号が指定された場合には,イの欄のトリム番号を使用してはならない。 

background image

35 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

イ 

(指定トリム番号) 

ロ 

(代替トリム番号) 

8又は8A 

10 

5A 

8A 

11A 

11 

12A 

12 

14A 

14 

表3.6 トリム番号とその材料及び硬さ 

トリ

ム番

号 

トリム材料の呼び方 

弁座面(1) 

弁棒(ヒンジピン)(2) 

ふたはめ輪及び弁押さえ(3) 

材料の種類 

硬さ (HB) 

材料の種類 

硬さ (HB) 

材料の種類 

硬さ (HB) 

13Cr鋼 

13Cr鋼 

250以上(4) 13Cr鋼 

200〜275 13Cr鋼 

250以上(5) 

304鋼 

18Cr-8Ni鋼 

18Cr-8Ni鋼 

18Cr-8Ni鋼 

310鋼 

25Cr-20Ni鋼 

25Cr-20Ni鋼 

25Cr-20Ni鋼 

表面硬化13Cr鋼 

表面硬化13Cr鋼(6) 

750以上 

13Cr鋼 

200〜275 13Cr鋼 

250以上(5) 

硬化肉盛(Coベー

ス) 

Co,Cr-W合金 

350以上 

13Cr鋼(8) 

13Cr鋼(8) 

5A 

硬化肉盛(Niベース) Ni-Cr合金(7) 

13Cr鋼及びCu-Ni合

金 

13Cr鋼 

Cu-Ni合金(9) 

250以上 

175以上 

13Cr鋼 

13Cr鋼 

13Cr鋼及び表面硬化

13Cr鋼 

13Cr鋼 

表面硬化13Cr鋼(6) 

300以上 

750以上 

13Cr鋼及び硬化肉盛

(Coベース) 

13Cr鋼 

Co,Cr-W合金 

300以上 

350以上 

8A 

13Cr鋼及び硬化肉盛

(Niベース) 

13Cr鋼 

Ni-Cr合金(7) 

300以上 

350以上 

モネル 

Ni-Cu合金(10) 

Ni-Cu合金(10) 

Ni-Cu合金(10) 

10 

316鋼 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

11 

モネル及び硬化肉盛

(Coベース) 

Ni-Cu合金(10) 

Co,Cr-W合金 

350以上 

Ni-Cu合金(10) 

Ni-Cu合金(10) 

11A 

モネル及び硬化肉盛

(Niベース) 

Ni-Cu合金(10) 

Ni-Cr合金(7) 

350以上 

12 

316鋼及び硬化肉盛

(Coベース) 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

Co,Cr-W合金 

350以上 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

12A 

316鋼及び硬化肉盛

(Niベース) 

18Cr-8Ni-Mo鋼 

Ni-Cr合金(7) 

350以上 

13 

20合金 

19Cr-29Ni鋼 

19Cr-29Ni鋼 

19Cr-29Ni鋼 

14 

20合金及び硬化肉盛

(Coベース) 

19Cr-29Ni鋼 

Co,Cr-W合金 

350以上 

14A 

20合金及び硬化肉盛

(Niベース) 

19Cr-29Ni鋼 
Ni-Cr合金(7) 

350以上 

*: 規定しない。 

注(1) 二段に表示しているものは,一方が弁体側弁座面,他方が弁箱側弁座面を示す。その組合せは,どちらでもよ

い。 

(2) 弁棒(逆止め弁ではヒンジピン)は,鋳造品としてはならない。 
(3) 弁押さえには,硬さの規定は適用しない。 

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36 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(4) 弁体側弁座面と弁箱側弁座面との間にHB50以上の硬さの差をつけなければならない。 
(5) 弁棒及びふたはめ輪がいずれも13Cr鋼の場合は,両者の間にHB50以上の硬さの差をつけなければならない。 
(6) 窒化による表面硬化(厚さ0.13mm以上) 
(7) 製造業者仕様の硬化肉盛とするが,Fe含有量が25%以下のものとする。 
(8) 弁箱及びふたの材料が高温用,低温用の合金鋼,オーステナイト系ステンレス鋼の場合などで,13Cr鋼とする

ことが不適当なときは,製造業者仕様とする。 

(9) Ni含有量30%以上のCu-Ni合金 
(10) Ni含有量65%以上のNi-Cu合金 

3.6.3 

弁箱,ふた及びトリム以外の材料 弁箱,ふた及びトリム以外の材料は,表3.7による。 

表3.7 弁箱,ふた及びトリム以外の材料 

部品名 

材料 

弁体 

少なくとも弁箱材料と同等の耐食性をもつ鋼 

分離形のヨーク 

炭素鋼又はふたと同じ材料 

ふたボルト・ナット 

ボルトは,ASTM A 193-B7 (JIS G 4107 SNB7),ナットは,ASTMA 194-2H (JIS G 4051 S45C) 

使用温度が−29℃より低いか又は454℃を超える場合は,購入仕様書にボルト・ナットの材料

を指定する。 

パッキン押さえ及びふたヨーク用ボ

ルト・ナット 

少なくともASTM A 307グレードB(又はJIS G 4051 S20C)と同等の材料 

弁座 

表3.6による。ただし,溶接盛金の場合の母材は,弁箱材料と同等の耐食性をもつものとする。 

パッキン押さえ 

鋼 

パッキン 

−29℃から454℃の温度範囲の蒸気及び石油流体に適したもの。腐食防止材を含むものとする。 

ヨークスリーブ及びねじはめ輪 

融点が955℃以上のオーステナイト鋳鉄(ダクタイル−ニレジスト)又は銅合金 

ハンドル車 

可鍛鋳鉄,炭素鋼又は球状黒鉛鋳鉄 

ハンドル押さえナット 

鋼,可鍛鋳鉄又は球状黒鉛鋳鉄 

プラグ 

弁箱,ふたと同等以上の材料とする。鋳鉄製プラグは,使用してはならない。 

バイパス用パイプ及びバルブ 

弁箱,ふたと同等以上の材料 

ダブルジスクの弁棒,弁体間ピン 

オーステナイト系ステンレス鋼 

銘板 

オーステナイト系ステンレス鋼,ニッケル合金又はアルミニウムで,耐食性をもつ固定具又は

溶接でバルブに取り付ける。 

3.6.4 

補修 バルブの耐圧部で,製造過程や試験のときに現れた鋳造又は鍛造の欠陥は,鋳造品又は鍛造

品に関する最も新しい規格で認められている方法で補修してもよい。 

3.7 

試験・検査 

3.7.1 

圧力検査 すべてのバルブは,ここで変更した部分を除いて,JIS B 2003の要件によって,弁箱耐

圧試験,弁座漏れ試験及び逆座漏れ試験を実施する。シール材,グリース又はオイル類は圧力試験の前に

弁座面より除去する。ただし,灯油より粘度の低い油膜を弁座面のかじり防止剤として使用してもよい。 

3.7.1.1 

弁箱耐圧検査 

a) 弁箱耐圧試験は,バルブの38℃における最高許容圧力の1.5倍以上の水圧で行う。パッキン押さえは,

試験圧力が維持されるように調整する。 

b) 弁箱耐圧試験の最小保持時間は次のとおりとする。 

呼び径 (DN) 

試験の保持時間(秒) 

50以下 

 15 

 65以上150以下 

 60 

200以上300以下 

120 

350以上 

300 

c) 弁箱耐圧試験の保持時間後,弁箱,ふたの表面及びガスケットから目視できる漏れがあってはならな

い。 

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37 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.7.1.2 

仕切弁の弁座漏れ検査 

a) 弁座漏れ試験は,0.4MPa〜0.7MPaの間の圧力で,空気圧試験とする。試験の方法は,試験圧力が弁

箱及びふたの内側に加わるようにバルブを閉じ,一方から圧力を加えた状態で他方の側を開放して行

う。この試験は,両側の弁座について行う。 

b) 弁座漏れ試験の最小保持時間は次による。 

呼び径 (DN) 

試験の保持時間(秒) 

50以下 

 15 

65以上150以下 

 60 

 200以上 

120 

c) 空気圧試験による弁座漏れの許容量は次による。 

呼び径 (DN) 

最大許容漏れ量* 

mm3/秒 

泡/秒 

50以下 

  0 

    0 

 65以上150以下 

 75 

1.2 

200以上300以下 

125 

2.0 

 350以上 

175 

2.8 

購入者の指定がない限り,製造業者は,漏れ
量を定めるのにどちらの方法を用いてもよ
い。ただし,単位の換算は行うべきではない。 

3.7.1.3 

逆座漏れ検査 

a) 逆座漏れ試験は,3.7.1.2 a)に記された圧力で空気圧試験とするか又は3.7.1.4 b)に記された圧力で水圧

試験とするか,いずれか一方とする。 

b) 逆座漏れ試験の間,弁棒の逆座を利かせ,パッキン押さえボルトは緩んだ状態にする。目視できる逆

座の漏れは,試験保持時間中あってはならない。 

c) パッキン押さえボルトは,逆座漏れ試験の後で再度締め直す。 

3.7.1.4 

仕切弁の高圧弁座漏れ検査(オプション) 

a) 高圧弁座漏れ試験は,購入者が指定した場合に行う。ただし,指定されない場合であっても,バルブ

の構造上3.7.1.4 b)〜3.7.1.4 d)の条件で試験に合格できるようになっていなければならない。 

b) 試験圧力は,38℃における最高許容圧力の1.1倍の水圧とする。 

c) 試験の保持時間は3.7.1.2 b)による。 

d) 試験時間を通じての許容漏れ量は,次のとおりとする。 

呼び径 (DN) 

最大許容漏れ量* 

mm3/秒 

滴/秒 

50以下 

   0 

   0 

 65以上150以下 

12.5 

   0.2 

200以上300以下 

20.8 

   0.4 

 350以上 

29.2 

   0.5 

購入者の指定がない限り,製造業者は,漏
れ量を定めるのにどちらの方法を用いて
もよい。ただし,単位の換算は行うべきで
はない。 

3.7.2 

その他の検査 製造業者は,出荷の前に各バルブが3.10に示されている内容にあっているかを確

認する。 

38 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.8 

表示 

3.8.1 

明りょうさ この章に従って製造されたそれぞれのバルブの表示は,明りょうになされなければな

らない。 

3.8.2 

弁箱表示 

3.8.2.1 

弁箱表示は,次による。 

a) 製造業者名又はその略号 

b) 弁箱材料 

c) 呼び圧力 

d) 呼び径 

e) 流れ方向を示す矢印(流れ方向がどちらでもよい仕切弁は,除く。) 

3.8.2.2 

PN/DNの弁箱表示が弁箱に鋳込まれ,又は鍛造されており,インチの接続フランジボルト用に穴

あけされているフランジ形バルブは,該当するクラスの数字を各接続フランジの縁に刻印する。刻印は,

弁箱ネックと交差した位置に行う。同様に,クラス/NPSの弁箱表示でメトリックのボルト用に穴あけさ

れている場合は,PNの数字を刻印する。 

3.8.2.3 

DN50より小さいバルブの場合,弁箱の大きさ又は形状が,要求されている表示をすべて含むこ

とが不可能ならば,一つ以上を,それらが銘板に表示されることを条件として,省略することができる。

省略する順序は次のとおりとする。 

a) 流れ方向を示す矢印 

b) 呼び径 

c) 呼び圧力 

d) 弁箱材料 

3.8.3 

リングジョイント座の接続フランジの表示 リングジョイント接続フランジには,対応するリング

ジョイントのガスケット番号(例 R25)を表示する。この表示は,両方の接続フランジ外周に行う。リン

グジョイントのガスケット番号は,JIS B 2238附属書による。 

3.8.4 

ハンドル車又は銘板には,開方向を示す文字(開,OPEN又はO)と矢印を表示する。 

3.8.5 

銘板 銘板の表示は,次による。 

a) 製造業者名又はその略号 

b) 呼び圧力 

c) 製造業者の形式番号 

d) 38℃における最高許容圧力 

e) 制限温度(適用あるとき) 

f) 

制限圧力(適用あるとき) 

g) トリム 

h) JIS規格番号 

例 B 2071-3(11) 

注(11) JIS B 2071第3章 適用弁を示す。 

3.9 

こん包・輸送 

3.9.1 

指定された場合にはランタンリングを取り付け,パッキンを組み込んで出荷する。 

3.9.2 

パッキンを締め付けた後のパッキン押さえ輪のパッキン調整長さの余裕は,3.5.1.9により要求され

たパッキン幅の1.5倍より大きいものとする。 

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39 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.9.3 

オーステナイト系ステンレス鋼バルブを除いて,バルブの外表面にはアルミ色の塗装を施す。ただ

し,しゅう動部,及び接続面には塗装してはならない。 

3.9.4 

ねじ部を含む加工面には,除去の容易な防錆剤を塗布する。 

3.9.5 

接続フランジ面又は溶接開先部を保護するため,木製,木繊維,プラスチック又は金属の防護カバ

ーを,バルブ接続端に確実に固定する。保護カバーは,付けたままではバルブがパイプラインに配管でき

ないようなものとする。 

3.9.6 

タップに取り付けるプラグは,十分に締め付ける。 

3.9.7 

弁体は,閉止位置で出荷する。 

3.9.8 

購入者から特に指示されない限り,バルブは,固定なし,パレット積,箱又は木枠入りで出荷して

もよい。 

3.10 購入者の指示事項 購入者は,表3.8に示される項目を製造業者へ指示する。 

表3.8 購入者の指示事項 

数量 

バルブ型式 

呼び径 

DN又はNPS 

呼び圧力 

PN又はクラス 

最高使用温度 

必要ない場合は記入不要 

接続端形式 

接続管規格と寸法(突合せ溶接形バルブの場合)  

弁体形式(仕切弁の場合) 

製造業者仕様でよい場合は記入不要 

付帯接続 

必要ない場合は記入不要 

操作 

手動式の場合は記入不要 

弁箱材料 

トリム材料 

トリム組合せ番号でもよい。 

ふたボルト・ナットの材料(高温/低温) 

製造業者仕様でよい場合は記入不要 

仕切弁の高圧弁座漏れ試験(オプション) 

必要ない場合は記入不要 

その他の要求項目 

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40 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1(規定) 各部の名称 

この附属書は,この規格で使用する各部の名称を図示したもので,この規格の一部を構成する。図は,

用語の説明のための参考例であって,バルブの形状を規定するものではない。 

例えば流路は,ストレートでなければならないことを意図するものではない。 

41 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2(規定) 面間寸法 

この附属書は,面間寸法を規定したもので,第2章及び第3章の一部を構成する。 

附属書2表1 フランジ形(平面座)弁の面間寸法 

附属書2表2 フランジ形(リングジョイント座)弁の面間寸法 

附属書2表3 突合せ溶接形弁の面間寸法(レギュラーパターン) 

附属書2表4 突合せ溶接形弁の面間寸法(ショートパターン) 

引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の一部を構成する。こ

れらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 2002 バルブの面間寸法 

ISO 5752 Metal valves for use in flanged pipe systems−Face-to-face and centre-to-face dimensions 

ASME B16.10 Face-to−Face and End-to−End Dimensions of Valves 

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42 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2表1 フランジ形(平面座)弁の面間寸法,L 

単位mm 

呼び径 

DN 

PN10,16,20 

PN25,40,50 

PN110 

PN150(2) 

PN260(2) 

PN420(1) 

クラス150 

クラス300 

クラス600 

クラス900(2) 

クラス1500(2) 

クラス2500(1) 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

10 

102 

102(1) 

51(1) 

102(1) 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

15 

108 

108 

57 

108 

140 

152 

79(1) 

152 

165 

165 

83 

165 

− 

− 

− 

− 

− 

216(1) 

108(1) 

− 

264 

264 

132 

264 

20 

117 

117 

64 

117 

152 

178 

89(1) 

178 

190 

190 

95 

190 

− 

229(1) 

114(1) 

229(1) 

− 

229(1) 

114(1) 

229(1) 

273 

273 

137 

273 

25 

127 

127 

70 

127 

165 

203(3) 

102(1) 

216 

216 

216 

108 

216 

254(1) 

254(1) 

127(1) 

254(1) 

254(1) 

254(1) 

127 

254(1) 

308 

308 

154 

308 

32 

140 

140 

76 

140 

178 

216(3) 

108(1) 

229 

229 

229 

114 

229 

279 

279 

140(1) 

279 

279 

279 

140 

279 

349 

349 

175 

349 

40 

165 

165 

83 

165 

190 

229(3) 

114 

241 

241 

241 

121 

241 

305 

305 

152(1) 

305 

305 

305 

152 

305 

384 

384 

192 

384 

50 

178 

203 

102 

203 

216 

267 

133 

267 

292 

292 

146 

292 

368 

368 

184(1) 

368 

368 

368 

184 

368 

451 

451 

225 

451 

65 

190 

216 

108 

216 

241 

292 

146 

292 

330 

330 

165 

330 

419 

419 

210(1) 

419 

419 

419 

210 

419 

508 

508 

254 

508 

80 

203 

241 

121 

241 

283 

318 

159 

318 

356 

356 

178 

356 

381 

381 

190 

381 

470 

470 

235 

470 

578 

578 

289 

578 

100 

229 

292 

146 

292 

305 

356 

178 

356 

432 

432 

216 

432 

457 

457 

229 

457 

546 

546 

273 

546 

673 

673 

337 

673 

125 

254 

356(3) 

178 

330 

381 

400 

200 

400 

508 

508 

254 

508 

559 

559 

279 

559 

673 

673 

337 

673 

794 

794 

397 

794 

150 

267 

406(3) 

203 

356 

403 

444 

222 

444 

559 

559 

279 

559 

610 

610 

305 

610 

705 

705 

352 

705 

914 

914 

457 

914 

200 

292 

495 

248 

495 

419 

559(3) 

279 

533 

660 

660 

330 

660 

737 

737 

368 

737 

832 

832 

416 

832 

1 022 

1 022 

511 

1 022 

250 

330 

622 

311 

622 

457 

622 

311(1) 

622 

787 

787 

394 

787 

838 

838 

419 

838 

991 

991 

495 

991 

1 270 

1 270 

635 

1 270 

300 

356 

698 

349 

698 

502 

711 

356(1) 

711 

838 

838 

419 

838 

965 

965 

483 

965 

1 130 

1 130 

565 

1 130 

1 422 

1 422 

711 

1 422 

350 

381 

787 

394 

787 

762 

838 

− 

838 

889 

889 

− 

889 

1 029 

1 029 

514(1) 

1 029 

1 257 

1 257 

629(1) 

1 257 

− 

− 

− 

− 

400 

406 

914 

457 

864 

838 

864 

− 

864 

991 

991 

− 

991 

1 130 

− 

660(1) 

1 130 

1 384 

− 

− 

1 384 

− 

− 

− 

− 

450 

432 

− 

− 

978 

914 

− 

− 

978 

1 092 

− 

− 

1 092 

1 219 

− 

− 

1 219 

1 537 

− 

− 

1 537 

− 

− 

− 

− 

500 

457 

− 

− 

978 

991 

− 

− 

1 016 

1 194 

− 

− 

1 194 

1 321 

− 

− 

1 321 

1 664 

− 

− 

1 664 

− 

− 

− 

− 

600 

508 

− 

− 

1 295 

1143 

− 

− 

1 346 

1 397 

− 

− 

1 397 

1 549 

− 

− 

1 549 

1 943 

− 

− 

1 943 

− 

− 

− 

− 

700 

610 

− 

− 

1 448 

1 346(2) 

− 

− 

1 499 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

800 

660 

− 

− 

− 

1 524(1) 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

900 

711 

− 

− 

1956 

1 727(1) 

− 

− 

2 083 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1000 

811 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

JIS 

20 

28 

20 

10 

24 

32 

24 

13 

13 

34 

13 

14 

14 

36 

14 

17 

17 

38 

17 

− 

− 

− 

− 

ISO 

10 

11 

10 

21 

− 

21 

24 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

注(1) ISO及びJISに規定がないために,ASME B16.10の値を採用した。 

(2) ISOに規定がないために,JISの値を採用した。 
(3) ISOとは異なる値であるので,JISの値を採用した。 

備考1. 寸法表下段のJIS及びISOは,それぞれJIS B 2002の系列番号及びISO 5752の基本シリーズの番号によるものである。 

2. 面間寸法の許容差は,次による。 

単位mm 

面間寸法,L 

0<L≦250 

250<L≦500 

500<L≦800 

800<L≦1 000 

1 000<L≦1 600 

1 600<L≦2 250 

許容差 

±2 

±3 

±4 

±5 

±6 

±8 

background image

43 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2表2 フランジ形(リングジョイント座)弁の面間寸法,L 

単位mm 

呼び径 

DN 

PN20 

PN50 

PN110 

PN150 

PN260 

PN420 

クラス150 

クラス300 

クラス600 

クラス900 

クラス1 500 

クラス2 500 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

15 

− 

− 

− 

− 

151 

164 

82 

164 

164 

164 

82 

164 

− 

− 

− 

− 

− 

216 

108 

− 

264 

264 

132 

264 

20 

− 

− 

− 

− 

165 

190 

95 

190 

190 

190 

95 

190 

− 

229 

114 

229 

− 

229 

114 

229 

273 

273 

137 

273 

25 

140 

140 

76 

140 

178 

216 

108 

229 

216 

216 

108 

216 

254 

254 

127 

254 

254 

254 

127 

254 

308 

308 

154 

308 

32 

150 

152 

83 

152 

190 

229 

114 

241 

229 

229 

114 

229 

279 

279 

140 

279 

279 

279 

140 

279 

352 

352 

176 

352 

40 

178 

178 

89 

178 

203 

241 

121 

254 

241 

241 

121 

241 

305 

305 

152 

305 

305 

305 

152 

305 

387 

387 

194 

387 

50 

190 

216 

108 

216 

232 

283 

141 

283 

295 

295 

148 

295 

371 

371 

186 

371 

371 

371 

186 

371 

454 

454 

227 

454 

65 

203 

229 

114 

229 

257 

308 

154 

308 

333 

333 

167 

333 

422 

422 

211 

422 

422 

422 

211 

422 

514 

514 

257 

514 

80 

216 

254 

127 

254 

298 

333 

167 

333 

359 

359 

179 

359 

384 

384 

192 

384 

473 

473 

237 

473 

584 

584 

292 

584 

100 

241 

305 

152 

305 

321 

371 

186 

371 

435 

435 

217 

435 

460 

460 

230 

460 

549 

549 

275 

549 

683 

683 

341 

683 

125 

267 

368 

184 

343 

397 

416 

208 

416 

511 

511 

256 

511 

562 

562 

281 

562 

676 

676 

338 

676 

806 

806 

403 

806 

150 

279 

419 

210 

368 

419 

460 

230 

460 

562 

562 

281 

562 

613 

613 

306 

613 

711 

711 

356 

711 

927 

927 

464 

927 

200 

305 

508 

254 

508 

435 

575 

287 

549 

664 

664 

332 

664 

740 

740 

370 

740 

841 

841 

421 

841 

1 038 

1 038 

519 

1 038 

250 

343 

635 

318 

635 

473 

638 

319 

638 

791 

791 

395 

791 

841 

841 

421 

841 

1 000 

1 000 

500 

1 000 

1 292 

1 292 

646 

1 292 

300 

368 

711 

356 

711 

518 

727 

364 

727 

841 

841 

421 

841 

968 

968 

484 

968 

1 146 

1 146 

573 

1 146 

1 445 

1 445 

722 

1 445 

350 

394 

800 

400 

800 

778 

854 

− 

854 

892 

892 

− 

892 

1 038 

1038 

519 

1 038 

1 276 

1 276 

638 

1 276 

− 

− 

− 

− 

400 

419 

927 

464 

876 

854 

879 

− 

879 

994 

994 

− 

994 

1 140 

− 

665 

1 140 

1 407 

− 

− 

1 407 

− 

− 

− 

− 

450 

444 

− 

− 

991 

930 

− 

− 

994 

1 095 

− 

− 

1 095 

1 232 

− 

− 

1 232 

1 559 

− 

− 

1 559 

− 

− 

− 

− 

500 

470 

− 

− 

991 

1 010 

− 

− 

1 035 

1 200 

− 

− 

1 200 

1 334 

− 

− 

1 334 

1 686 

− 

− 

1 686 

− 

− 

− 

− 

600 

521 

− 

− 

1 308 

1 165 

− 

− 

1 368 

1 407 

− 

− 

1 407 

1 568 

− 

− 

1 568 

1 972 

− 

− 

1 972 

− 

− 

− 

− 

700 

− 

− 

− 

− 

1 372 

− 

− 

1 524 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

備考1. PN20〜PN110は,附属書2表1の値にJIS B 2002の表3の値(ISO 5752の附属書の値と同じ)を,PN150〜PN240以上は,附属書2表1の値にASME B16.10の表11の値を加えたものである。 

2. 面間寸法の許容差は,次による。 

単位mm 

面間寸法,L 

0<L≦250 

250<L≦500 

500<L≦800 

800<L≦1 000 

1 000<L≦1 600 

1 600<L≦2 250 

許容差 

±2 

±3 

±4 

±5 

±6 

±8 

background image

44 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2表3 突合せ溶接形弁の面間寸法(レギュラーパターン),L 

呼び径 

DN 

PN10,16 

PN120 

PN25 

PN40 

PN50 

PN110 

クラス150 

クラス300 

クラス600 

仕切弁 

玉形弁  アングル弁  逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁  逆止め弁  仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 逆止め弁  仕切弁  玉形弁  アングル弁 逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁  逆止め弁  仕切弁  玉形弁 アングル弁 逆止め弁 

10 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

85 

− 

− 

− 

85 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

15 

− 

108 

57 

108 

108(2) 

108 

57 

108 

− 

152 

90 

− 

− 

152 

90 

− 

140 

152 

79(1) 

− 

165 

165 

83 

165 

20 

− 

117 

64 

117 

117(2) 

117 

64 

117 

− 

178 

95 

− 

− 

178 

95 

− 

152 

178 

89(1) 

− 

190 

190 

95 

190 

25 

− 

127 

70 

127 

127(2) 

127 

70 

127 

− 

203(3) 

100 

216 

− 

203(3) 

100 

216 

165 

203(3) 

102(1) 

216 

216 

216 

108 

216 

32 

− 

140 

76 

140 

140(2) 

140 

76 

140 

− 

216(3) 

105 

229 

− 

216(3) 

105 

229 

178 

216(3) 

108(1) 

229 

229 

229 

114 

229 

40 

− 

165 

82 

165 

165(2) 

165 

83 

165 

− 

229(3) 

115 

241 

− 

229(3) 

115 

241 

190 

229(3) 

114 

241 

241 

241 

121 

241 

50 

250 

203 

102 

203 

216 

203 

102 

203 

250 

267 

125 

267 

250 

267 

125 

267 

216 

267 

133 

267 

292 

292 

146 

292 

65 

270 

216 

108 

216 

241 

216 

108 

216 

270 

292 

145 

292 

290 

292 

145 

292 

241 

292 

146 

292 

330 

330 

165 

330 

80 

280 

241 

121 

241 

283 

241 

121 

241 

280 

318 

155 

318 

310 

318 

155 

318 

283 

318 

159 

318 

356 

356 

178 

356 

100 

300 

292 

146 

292 

305 

292 

146 

292 

300 

356 

175 

356 

350 

356 

175 

356 

305 

356 

178 

356 

432 

432 

216 

432 

125 

325 

356(3) 

178 

330 

381 

356(3) 

178 

330 

325 

400 

200 

400 

400 

400 

200 

400 

381 

400 

200 

400 

508 

508 

254 

508 

150 

350 

406(3) 

203 

356 

403 

406(3) 

203 

356 

350 

444 

225 

444 

450 

444 

225 

444 

403 

444 

222 

444 

559 

559 

279 

559 

200 

400 

495 

248 

495 

419 

495 

248 

495 

400 

559(3) 

275 

533 

550 

559(3) 

275 

533 

419 

559(3) 

279 

533 

660 

660 

330 

660 

250 

450 

622 

311 

622 

457 

622 

311 

622 

450 

622 

325 

622 

650 

622 

325 

622 

457 

622 

311(1) 

622 

787 

787 

394 

787 

300 

500 

698 

350 

698 

502 

698 

349 

698 

500 

711 

375 

711 

750 

711 

375 

711 

502 

711 

356(1) 

711 

838 

838 

419 

838 

350 

550 

787 

394 

787 

572 

787 

394 

787 

550 

838 

425 

838 

850 

838 

425 

838 

762 

838 

− 

838 

889 

889 

− 

889 

400 

600 

914 

457 

864 

610 

914 

457 

864 

600 

864 

475 

864 

950 

864 

475 

864 

838 

864 

− 

864 

991 

991 

− 

991 

450 

650 

− 

− 

978 

660 

− 

− 

978 

650 

− 

− 

978 

− 

− 

− 

978 

914 

− 

− 

978 

1 092 

− 

− 

1 092 

500 

700 

− 

− 

978 

711 

− 

− 

978 

700 

− 

− 

1 016 

1 150 

− 

− 

1 016 

991 

− 

− 

1 016 

1 194 

− 

− 

1 194 

600 

800 

− 

− 

1 295 

813 

− 

− 

1 295 

800 

− 

− 

1 346 

1 350 

− 

− 

1 346 

1143 

− 

− 

1 346 

1 397 

− 

− 

1 397 

700 

900 

− 

− 

1 448 

− 

− 

− 

1 448 

900 

− 

− 

1 499 

− 

− 

− 

1 499 

1 346(2) 

− 

− 

1 499 

− 

− 

− 

− 

800 

1 000 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 000 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 524(1) 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

900 

1 100 

− 

− 

1 956 

− 

− 

− 

1 956 

1 100 

− 

− 

2 083 

− 

− 

− 

2 083 

1 727(1) 

− 

− 

2083 

− 

− 

− 

− 

1 000 

1 200 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 200 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

JIS 

− 

20 

28 

20 

15 

20 

28 

20 

− 

24 

29 

24 

− 

24 

29 

24 

10 

24 

32 

24 

13 

13 

34 

13 

ISO 

− 

10 

11 

10 

− 

10 

11 

10 

− 

21 

21 

− 

21 

21 

21 

− 

21 

24 

background image

45 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

呼び径 

DN 

PN150(2) 

PN260(2) 

PN420(1) 

クラス900(2) 

クラス1 500(2) 

クラス2 500(1) 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 逆止め弁  仕切弁  玉形弁  アングル弁 逆止め弁 

10 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

15 

− 

− 

− 

− 

− 

216(1) 

108(1) 

− 

264 

264 

132 

264 

20 

− 

229(1) 

114(1) 

229(1) 

− 

229(1) 

114(1) 

229(1) 

273 

273 

137 

273 

25 

254(1) 

127(1) 

127(1) 

127(1) 

254(1) 

254(1) 

127 

254(1) 

308 

308 

154 

308 

32 

279 

279 

140(1) 

279 

279 

279 

140 

279 

349 

349 

175 

349 

40 

305 

305 

152(1) 

305 

305 

305 

152 

305 

384 

384 

192 

384 

50 

368 

368 

184(1) 

368 

368 

368 

184 

368 

451 

451 

225 

451 

65 

419 

419 

210(1) 

419 

419 

419 

210 

419 

508 

508 

254 

508 

80 

381 

381 

190 

381 

470 

470 

235 

470 

578 

578 

289 

578 

100 

457 

457 

229 

457 

546 

546 

273 

546 

673 

673 

337 

673 

125 

559 

559 

279 

559 

673 

673 

337 

673 

794 

794 

397 

794 

150 

610 

610 

305 

610 

705 

705 

352 

705 

914 

914 

457 

914 

200 

737 

737 

368 

737 

832 

832 

416 

832 

1 022 

1 022 

511 

1 022 

250 

838 

838 

419 

838 

991 

991 

495 

991 

1 270 

1 270 

635 

1 270 

300 

965 

965 

483 

965 

1 130 

1 130 

565 

1 130 

1 422 

1 422 

711 

1 422 

350 

1 029 

1029 

514(1) 

1 029 

1 257 

1 257 

629(1) 

1 257 

− 

− 

− 

− 

400 

1 130 

− 

660(1) 

1 130 

1 384 

− 

− 

1 384 

− 

− 

− 

− 

450 

1 219 

− 

− 

1 219 

1 537 

− 

− 

1 537 

− 

− 

− 

− 

500 

1 321 

− 

− 

1 321 

1 664 

− 

− 

1 664 

− 

− 

− 

− 

600 

1 549 

− 

− 

1 549 

1 943 

− 

− 

1 943 

− 

− 

− 

− 

700 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

800 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

900 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 000 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

JIS 

14 

14 

36 

14 

17 

17 

38 

17 

− 

− 

− 

− 

ISO 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

注(1) ISO,JISともに規定がないために,ASME B16.10の値を採用した。 

(2) ISOに規定がないために,JISの値を採用した。 
(3) ISOとは異なる値であるので,JISの値を採用した。 

備考1. この表の面間寸法は,すべてのボンネット形式に適用できる。 

2. 寸法表下段のJIS及びISOは,それぞれJIS B 2002の系列番号及びISO 5752の基本シリーズの番号

によるものである。 

3. 面間寸法の許容差は,次による。 

単位mm 

面間寸法,L 

0<L≦250 

250<L≦500 

500<L≦800 

800<L≦1 000 

1 000<L≦1 600 

1 600<L≦2 250 

許容差 

±2 

±3 

±4 

±5 

±6 

±8 

background image

4

6

B

 2

0

7

1

 : 

2

0

0

0

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2表4 突合せ溶接形弁の面間寸法(ショートパターン),L 

単位mm 

呼び径 

DN 

PN110 

PN150 

PN260 

PN420 

クラス600 

クラス900 

クラス1 500 

クラス2 500 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

アングル弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

仕切弁 

玉形弁 

逆止め弁 

 25 

  133 

133 

− 

133 

  140 

− 

− 

− 

  140 

− 

− 

  186 

− 

− 

 32 

  146 

146 

− 

146 

  165 

− 

− 

− 

  165 

− 

− 

  232 

− 

− 

 40 

  152 

152 

− 

152 

  178 

− 

− 

− 

  178 

− 

− 

  232 

− 

− 

 50 

  178 

178 

108 

178 

  216 

− 

− 

− 

  216 

  216 

 216 

  279 

  279 

  279 

 65 

  216 

216 

127 

216 

  254 

  254 

− 

  254 

  254 

  254 

 254 

  330 

  330 

  330 

 80 

  254 

254 

152 

254 

  305 

  305 

152 

  305 

  305 

  305 

 305 

  368 

  368 

  368 

100 

  305 

305 

178 

305 

  356 

  356 

178 

  356 

  406 

  406 

 406 

  457 

  457 

  457 

125 

  381 

381 

216 

381 

  432 

  432 

216 

  432 

  483 

  483 

 483 

  533 

  533 

  533 

150 

  457 

457 

254 

457 

  508 

  508 

254 

  508 

  559 

  559 

 559 

  610 

  610 

  610 

200 

  584 

584 

− 

584 

  660 

  660 

330 

  660 

  711 

  711 

 711 

  762 

  762 

  762 

250 

  711 

711 

− 

711 

  787 

  787 

394 

  787 

  864 

  864 

 864 

  914 

  914 

  914 

300 

  813 

813 

− 

813 

  914 

  914 

457 

  914 

  991 

  991 

 991 

 1 041 

 1 041 

 1 041 

350 

  889 

− 

− 

− 

  991 

  991 

495 

  991 

1 067 

1 067 

1 067 

 1 118 

− 

− 

400 

  991 

− 

− 

− 

1 092 

1 092 

− 

1 092 

1 194 

1 194 

1 194 

 1 245 

− 

− 

450 

1 092 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 346 

− 

− 

 1 397 

− 

− 

500 

1 194 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1 473 

− 

− 

− 

− 

− 

600 

1 397 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

備考1. この面間寸法は,プレッシャーシールボンネット形弁又はフランジレスボンネット形弁に適用する。 

2. この面間寸法は,ASME B16.10によるものである。 
3. 面間寸法の許容差は,次による。 

単位mm 

面間寸法,L 

0<L≦250 

250<L≦500 

500<L≦800 

800<L≦1000 

1000<L≦1600 

許容差 

±2 

±3 

±4 

±5 

±6 

background image

47 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書3(規定) 付帯接続 

この附属書は,付帯接続を規定したもので,この規格の一部を構成する。 

1. 付帯接続は,購入者の指定によって取り付ける。 

2. 購入者が他に指定しない限り,付帯接続の最小呼び径は,附属書3表1による。 

附属書3表1 

バルブの呼び径 

付帯接続の呼び径 

DN 

NPS 

DN 

NPS 

  10≦DN≦ 40 

 3/8≦NPS≦11/2 

10 

3/8 

  50≦DN≦100 

  2 ≦NPS≦4 

15 

1/2 

 125≦DN≦200 

  5 ≦NPS≦8 

20 

3/4 

 250≦DN≦600 

 10 ≦NPS≦24 

25 

 650≦DN 

 26 ≦NPS 

40 

11/2 

3. 付帯接続の位置は,附属書3図1の文字によって指定する。 

備考1. 図は,対称形のバルブを表している。 

2. 図は,説明のためのものであって設計を目的としたものではない。 

附属書3図1 付帯接続の位置 

4. 適切な肉厚を確保するために座が必要な場合は,座の直径は,附属書3表2による。 

background image

48 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書3表2 

付帯接続の呼び径 

座の最小直径 

mm 

DN 

NPS 

10 

3/8 

32 

15 

1/2 

38 

20 

3/4 

44 

25 

54 

40 

11/2 

70 

5. ねじ込み接続の場合,附属書3図2に示す有効ねじ長さLは附属書3表3に示す値以上とし,ねじ深

さが確保されるならば,バルブの壁にそのままねじを加工してもよい。 

附属書3表3 

附属書3図2 

ねじ長さが不足しているか又はタップ穴に補強が必要な場合は,附属書3の4.に示す座を設ける。 

管用ねじの種類は,JIS B 0203又はANSI/ASME B1.20.1のテーパねじとする。 

6. 差込み溶接によって接続する場合には,附属書3図3に示す肉厚Bは,附属書3表4に示す値に1.5mm

を加えた値以上とし,肉厚が確保できる場合には,そのまま差込み部を設けてもよい。 

附属書3表4 

附属書3図3 

備考 A寸法は,説明のためのものであって,加工寸法ではない。 

加工寸法は,使用する管によって異なるので,購入者と製造業者との協議による。肉厚が不十分な場合には,

附属書3の4.に示す座を設ける。取付け溶接部の最小脚長は,付帯接続管の呼び肉厚の1.09倍又は3mmのどち
らか大きい方とする。 

7. 附属書3図4に示す付帯接続は,バルブの壁に直接突合せ溶接によって取り付けてもよい。補強を必

要とする開口部の寸法の場合には,附属書3の4.に示す座を設ける。 

background image

49 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書3図4 

引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0203 管用テーパねじ 

ANSI/ASME B1.20.1 Pipe Threads, General Purpose (Inch) 

background image

50 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書4(規定) 材料 

この附属書は,PN20, PN50, PN110, PN150, PN260及びPN420に適用する耐圧部材料を規定したもので,

第2章及び第3章の一部を構成する。 

附属書4表1 PN20, PN50, PNl10, PN150, PN260及びPN420に用いる材料 

材料 

グループ 

種類 

JIS 

ASTM 

ISO 

1A1 

鋳造品  G5151 SCPH2 

(2)(16)(17) 

A216 WCB 

(1)(2) 

4991 C26-52H 

(1)(2) 

鍛造品  G3202 SFVC2A 

(14)(17)(18) 

A105 

(1)(2) 

2604-1 F22 

(1)(2) 

G3205 SFL2 

− 

A350 LF2 

(3) 

2604-1 F13 

(3) 

2604-1 F18 

(3) 

G3201 SF490A 

(2)(16)(17)(22) 

鋼板 

A515 70 

(1)(2) 

9328-2 PH290 

(1)(4) 

A516 70 

(1)(4) 

9328-2 PH315 

(1)(4) 

A537 CL1 

(3) 

9328-2 PH355 

(3) 

鋼材 

G4051 S25C 

(13)(16)(23)(24) 

G4051 S28C 

(13)(16)(23)(24) 

1A2 

鋳造品   

A216 WCC 

(1)(2) 

4991 C26-52H, N (+T) 

(1)(2) 

G5152 SCPL21 

(11) 

A352 LC2 

(3) 

4991 C26-52L 

(3) 

G5152 SCPL31 

(11) 

A352 LC3 

(3) 

4991 C43L 

(3) 

A352 LCC 

(3) 

鍛造品  G3205 SFL3 

(12) 

A350 LF3 

(3) 

2604-1 F44 

(3) 

鋼板 

A203 B 

(1)(2) 

9328-3 12 Ni 14 G1 

(1)(2) 

A203 E 

(1)(2) 

1A3 

鋳造品  G5152 SCPL1 

(12) 

A352 LCB 

(1) 

4991 C23-46BL 

(1) 

鋼板 

A203 A 

(1)(2) 

9328-2 PH290 

(1)(4) 

A203 D 

(1)(2) 

9328-2 PH315 

(1)(4) 

A515 65 

(1)(2) 

9328-3 12 Ni 14 G1 

(1)(2) 

A516 65 

(1)(4) 

1A4 

鍛造品  G3205 SFL1 

(14) 

A350 LF1 

(3) 

2604-1 F9 

(3) 

鋼板 

A515 60 

(1)(2) 

9328-2 PH235 

(1)(4) 

A516 60 

(1)(4) 

9328-2 PH265 

(1)(4) 

9328-2 PH290 

(1)(4) 

1A5 

鋳造品  G5151 SCPH11 

(2)(16)(17) 

A217 WC1 

(2)(5) 

4991 C28H 

(2)(5) 

G5152 SCPL11 

(12) 

A352 LC1 

(3) 

鍛造品  G3203 SFVAF1 

(14)(18) 

A182 F1 

(2)(5) 

2604-1 F28 

(2)(5) 

鋼板 

A204 A 

(2)(5) 

9328-2 16 Mo 3 

(2)(5) 

A204 B 

(2)(5) 

1A7 

鋳造品   

A217 WC4 

(2) 

A217 WC5 

(6) 

鍛造品  G3203 SFVAF2 

(14)(18) 

A182 F2 

(2) 

鋼板 

A204 C 

(1) 

1A9 

鋳造品  G5151 SCPH21 

(15)(16) 

A217 WC6 

(7) 

4991 C32H 

(7) 

鍛造品  G3203 SFVAF11A 

(18) 

A182 F11 CL2 

(8) 

G3203 SFVAF12 

(18) 

A182 F12 CL2 

(8) 

鋼板 

A387 11 CL2 

(8) 

background image

51 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

材料 

グループ 

種類 

JIS 

ASTM 

ISO 

1A10 

鋳造品  G5151 SCPH32 

(16) 

A217 WC9 

(7) 

4991 C34AH 

(7) 

鍛造品  G3203 SFVAF22B 

(18) 

A182 F22 CL3 

(7) 

2604-1 F34Q 

(8) 

鋼板 

A387 22 CL2 

(8) 

9328-2 13CrMo 9 10 T2 

(8) 

1A13 

鋳造品  G5151 SCPH61 

(16) 

A217 C5 

− 

4991 C37H 

− 

鍛造品  G3203 SFVAF5B 

(18)(21) 

A182 F5 

− 

2604-1 F37 

− 

G3203 SFVAF5D 

(18)(21) 

A182 F5a 

− 

1A14 

鋳造品   

A217 C12 

− 

4991 C38H 

− 

鍛造品  G3203 SFVAF9 

(18) 

A182 F9 

− 

2A1 

鋳造品  G5121 SCS13A 

(19) 

A351 CF8 

− 

4991 C46 

(9) 

G5121 SCS19A 

(9) 

A351 CF3 

(9) 

4991 C47 

− 

鍛造品  G3214 SUSF304 

(19)(20) 

A182 F304 

− 

2604-1 F49 

− 

G3214 SUSF304H 

− 

A182 F304H 

− 

鋼板 

A240 304 

− 

9328-5 X 5 CrNi 18 9 

− 

A240 304H 

(9) 

鋼棒 

G4303 SUS304 

(19)(20) 

A479 304 

− 

2A2 

鋳造品  G5121 SCS14A 

(19) 

A351 CF8M 

− 

4991 C57 

(4) 

G5121 SCS16A 

A351 CF3M 

(4) 

4991 C61LC 

(4) 

4991 C60 

(4) 

4991 C61 

(4) 

鍛造品  G3214 SUSF316 

(19)(20) 

A182 F316 

− 

2604-1 F62 

− 

G3214 SUSF316H 

− 

A182 F316H 

− 

2604-1 F64 

− 

鋼板 

A240 316 

− 

9328-5 X 5 CrNiMo 17 12 

− 

A240 317 

− 

A240 316H 

(4) 

9328-5 X 7 CrNiMo 17 12 

(4) 

鋼棒 

G4303 SUS316 

(19)(20) 

A479 316 

− 

2A3 

鍛造品  G3214 SUSF304L 

(9) 

A182 F304L 

(9) 

2604-1 F46 

− 

G3214 SUSF316L 

(13) 

A182 F316L 

(4) 

2604-1 F59 

− 

鋼板 

A240 304L 

(9) 

9328-5 X 2 CrNi 18 10 

(9) 

A240 316L 

(4) 

9328-5 X 2 CrNiMo 17 12 

(4) 

9328-5 X 2 CrNiMo 17 13 

(4) 

鋼棒 

G4303 SUS304L 

(9) 

A479 304L 

(9) 

G4303 SUS316L 

(13) 

A479 316L 

(4) 

2A4 

鍛造品  G3214 SUSF321 

(19)(20) 

A182 F321 

(2) 

2604-1 F53 

(2) 

G3214 SUSF321H 

− 

A182 F321H 

− 

2604-1 F54B 

− 

鋼板 

A240 321 

(2) 

9328-5 X 6 CrNiTi 18 10 

(2) 

A240 321H 

− 

9328-5 X 7 CrNiTi 18 10 

− 

2A5 

鋳造品  G5121 SCS21 

(19) 

A351 CF8C 

(19) 

鍛造品  G3214 SUSF347 

(19)(20) 

A182 F347 

(2) 

2604-1 F50 

(2) 

G3214 SUSF347H 

− 

A182 F347H 

− 

2604-1 F51 

− 

A182 F348 

(2) 

A182 F348H 

− 

鋼板 

A240 347 

(2) 

9328-5 X 6 CrNiNb 18 10 

(2) 

A240 347H 

− 

9328-5 X 7 CrNiNb 18 10 

− 

A240 348 

(2) 

A240 348H 

− 

2A6 

鍛造品   

A351 CH8 

− 

C5121 SCS17 

(19) 

A351 CH20 

− 

鋼板 

A240 309S 

− 

4955 H14 

− 

background image

52 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

材料 

グループ 

種類 

JIS 

ASTM 

ISO 

2A7 

鋳造品  G5121 SCS18 

(19) 

A351 CK20 

− 

鍛造品  G3214 SUSF310 

(19)(20) 

A182 F310 

(10) 

2604-1 F68 

(10) 

鋼板 

A240 310S 

(10) 

4955 H15 

(10) 

注(1) 約425℃を超える温度では長時間使用しないほうがよい。 

(2) 540℃を超える温度では使用しない。 
(3) 345℃を超える温度では使用しない。 
(4) 455℃を超える温度では使用しない。 
(5) 約455℃を超える温度では長時間使用しないほうがよい。 
(6) 565℃を超える温度では使用しない。 
(7) 590℃を超える温度では使用しない。 
(8) 約590℃を超える温度では長時間使用しないほうがよい。 
(9) 425℃を超える温度では使用しない。 
(10) 使用温度が565℃以上の場合には,結晶粒度がASTM No.6より微細でないことの保証があるときだけ使用する

のがよい。 

(11) 200℃を超える温度では使用しない。 
(12) 350℃を超える温度では使用しない。 
(13) 450℃を超える温度では使用しない。 
(14) 525℃を超える温度では使用しない。 
(15) 575℃を超える温度では使用しない。 
(16) −10℃より低い温度では使用しない。 
(17) 450℃を超える温度で,長時間使用する場合には,材料の黒鉛化に注意する。 
(18) −10℃より低い温度で使用する場合には,材料規格に規定する衝撃試験を行い,これに満足した材料とする。 
(19) 550℃以上の温度で使用する場合には,炭素含有量が0.04%以上の材料とする。 
(20) 525℃を超える温度で使用する場合には,1 040℃以上の温度から急冷する固溶化処理を行った材料とする。 
(21) クリープ特性が要求される場合には,不純物としてのニッケル含有量は,0.5%以下とする。 
(22) 化学成分は次による。 

単位 % 

Mn 

Si 

0.35以下 

0.60〜1.05 

0.040以上 

0.050以上 

0.35以上 

(23) 焼ならし熱処理をした材料だけを使用する。 
(24) 機械的性質は次による。ただし,曲げ試験は,特に購入者の指定がない場合には,これを省略ができる。 

引張強さ 

降伏点 

伸び 

絞り 

最小485N/mm2 

最小250N/mm2 

最小22% 

最小30% 

備考1. 注(1)〜(10)は,JIS B 2238附属書表D.2によるものである。 

2. 注(9)及び(11)〜(21)は,JIS B 8270付表2.1によるものである。 

引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 2238 鋼製管フランジ通則 

JIS B 8270 圧力容器(基盤規格) 

JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品 

JIS G 3202 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品 

JIS G 3203 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品 

JIS G 3205 低温圧力容器用鍛鋼品 

JIS G 3214 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

53 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS G 4303 ステンレス鋼棒 

JIS G 5121 ステンレス鋼鋳鋼品 

JIS G 5151 高温高圧用鋳鋼品 

JIS G 5152 低温高圧用鋳鋼品 

ASTM A105/A105M Specification for Forgings, Carbon Steel, for Piping Components 

ASTM A182/A182M Specification for Forged or Rolled Alloy−Steel Pipe Flanges, Forged Fittings, and 

Valves and Parts for High−Temperature Service 

ASTM A203/A203M Specification for Pressure Vessel Plates, Alloy Steel, Nickel 

ASTM A204/A204M Specification for Pressure Vessel Plates, Alloy Steel, Molybdenum 

ASTM A216/A216M Specification for Steel Castings, Carbon Suitable for Fusion Welding for High−

Temperature Service 

ASTM A217/A217M Specification for Steel Castings, Martensitic Stainless and Alloy, for Pressure−

Containing Parts Suitable for High−Temperature Service 

ASTM A240 Specification for Heat−Resisting Chromium and Chromium−Nickel Stainless Steel Plate, 

Sheet, and Strip for Pressure Vessels 

ASTM A350/A350M Specification for Forgings, Carbon and Low−Alloy Steel, Requiring Notch Toughness 

Testing for Piping Components 

ASTM A351/A351M Specification for Steel Castings, Austenitic, for High−Temperature Service 

ASTM A352/A352M Specification for Steel Castings, Ferritic and Martensitic, for Pressure−Containing 

Parts Suitable for Low−Temperature Service 

ASTM A387/A387M Specification for Pressure Vessel Plates, Alloy Steel, Chromium−Molybdenum 

ASTM A479/A479M Specification for Stainless and Heat−Resisting Steel Bars and Shapes for Use in 

Boilers and Other Pressure Vessels 

ASTM A515/A515M Specification for Pressure Vessel Plates, Carbon Steel, for Intermediate-and Higher−

Temperature Service 

ASTM A516/A516M Specification for Pressure Vessel Plates, Carbon Steel, for Moderate-and Lower−

Temperature Service 

ASTM A537/A537M Specification for Pressure Vessel Plates, Heat-treated, Carbon−Manganese−Silicon 

Steel 

ISO 2604-1 Steel products for pressure purposes−Quality requirements−Part 1 : Forgings 

ISO 4955 Heat-resisting steels and alloys 

ISO 4991 Steel castings for pressure purposes 

ISO 9328-2 Steel plates and strips for pressure purposes−Technical delivery conditions−Part 2 : Unalloyed 

and low-alloyed steels with specified room temperature and elevated temperature properties 

ISO 9328-3 Steel plates and strips for pressure purposes−Technical delivery conditions−Part 3 : 

Nickel-alloyed steels with specified low temperature properties 

ISO 9328-5 Steel plates and strips for pressure purposes−Technical delivery conditions−Part 5 : Austenitic 

steels 

background image

54 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書5(参考) 突合せ溶接端 

この附属書は鋼製弁の溶接端の形状及び寸法について記述したもので,規定の一部ではない。 

備考1. A寸法及びB寸法の許容差は,次による。 

単位mm 

呼び径DN 

25〜100 

125〜250 

300〜450 

500〜1 000 

外径A 

+2.5 

+4 

+4 

+4 

  0 

  0 

  0 

内径B 

 0 

 0 

 0 

 0 

−1 

−1 

−2 

−2 

2. バルブの突合せ溶接端は,全体を機械仕上げとする。別に具体的に指示されていない限り,

移行部内の輪郭部は,製造業者の任意である。 

3. 交差部は,少し丸みをつける。 

4. 肉厚Tが3mm以下のバルブは,端面を直角に又は少し面を取って切断できる。 

55 

B 2071 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS B 2071(鋼製弁) 改正原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

大 橋 秀 雄 

工学院大学学長 

(幹事) 

松 本 洋一郎 

東京大学工学部 

(委員) 

小 谷 泰 久 

通商産業省機械情報産業局 

本 間   清 

通商産業省工業技術院標準部 

西 澤   滋 

建設省建設大臣官房官庁営繕部 

中 島 一 憲 

防衛施設庁建設部 

橋 本 孝 哉 

高圧ガス保安協会機器検査事業部 

児 玉 和 郎 

株式会社五陵社 

村 上 忠 博 

株式会社キッツ 

大 塚 一 弘 

株式会社昌立製作所 

清 水 文 泰 

東洋バルヴ株式会社 

長 岡 秀 孝 

日立バルブ株式会社 

小 野 信 之 

平田バルブ工業株式会社 

末 永 隆 夫 

岡野バルブ製造株式会社 

大 森   猛 

社団法人石油学会 

松 崎 章 夫 

東京電力株式会社 

井 上 恭 司 

全国管工事業協同組合連合会 

米 村   明 

千代田化工建設株式会社 

中 山 雅 夫 

東洋エンジニアリング株式会社 

高 野 雄 二 

日揮株式会社 

(事務局) 

熊 谷   功 

社団法人日本バルブ工業会 

改正ワーキンググループ 構成表 

氏名 

所属 

(主査) 

村 上 忠 博 

株式会社キッツ 

(委員) 

大 塚 一 弘 

株式会社昌立製作所 

清 水 文 泰 

東洋バルヴ株式会社 

長 岡 秀 孝 

日立バルブ株式会社 

小 野 信 之 

平田バルブ工業株式会社 

末 永 隆 夫 

岡野バルブ製造株式会社 

山 谷 克 哉 

高見澤バルブ株式会社 

浦 上 泰 昌 

東亜バルブ株式会社 

坂 本 俊 雄 

石田バルブ工業株式会社 

(事務局) 

熊 谷   功 

社団法人日本バルブ工業会