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B 2005-5

:2004 (IEC 60534-5:1982)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本バルブ工業会(JVMA)から,工業標準原

案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣

が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60534-5:1982,Industrial-process

control valves

−Part 5: Marking を基礎として用いた。


日本工業規格

JIS

 B

2005-5

:2004

(IEC 60534-5

:1982

)

工業プロセス用調節弁−第 5 部:表示

Industrial-process control valves

−Part 5 : Marking

序文  この規格は,1982 年に第 1 版として発行された IEC 60534-5:1982,Industrial-process control valves−

Part 5: Marking

を翻訳し,

技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

工業プロセス制御に使用する調節弁にとって,適切な形式の識別ができるように調節弁の重要なパラメ

タ情報を調節弁上に表示する必要がある。この表示方法は,ISO 5209 に基づき,規定している。

1. 

適用範囲  この規格は,調節弁の必須及び補足表示について規定する。必須表示項目の中には特殊設

計された調節弁では不適切なものがあり,補足表示の中には,特定形式の調節弁にだけ適しているものが

ある。受渡当事者間で特に協定がなければ,この規格による表示を推奨する。

必須表示は,恒久的に残るような表示方法とする。

必須表示はバルブ  ボディと一体化されたものか,又はバルブ  ボディに確実に固定された銘板(一般的な

識別銘板とは異なる。)に表示する。

補足表示の表示位置についても規定する。通常,補足表示は識別銘板に表示する。

この規格は,IEC 60534-1 の 5.4 に代わるものである。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 60534-5:1982

,Industrial-process control valves−Part 5: Marking (IDT)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 2005-1   

工業プロセス用調節弁−第 1 部:調節弁用語及び一般的必要条件

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 2005-1 による。

4. 

表示の仕様

4.1

呼び圧力の表示  ISO 7005 に該当する呼び圧力の表示は,次による。

PN 2.5

,PN 6,PN 10,PN 16,PN 25,PN 40,PN 50,PN 64,PN 100,PN 150,PN 250 及び PN 420

尚、クラスについての呼び圧力の表示は,次による。

クラス 125 及びクラス 150 は,PN 20 と表示する(

備考 2.参照)。

クラス 250 及びクラス 300 は,PN 50 と表示する(

備考 2.参照)。

クラス 400 は,PN 64 と表示する。


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B 2005-5

:2004(IEC 60534-5:1982)

クラス 600 は,PN 100 と表示する。

クラス 900 は,PN 150 と表示する。

クラス 1500 は,PN 250 と表示する。

クラス 2500 は,PN 420 と表示する。

備考1.  ISO の推奨分類が確認されるまでは,調節弁には暫定的に該当する”クラス xx”と表示してよ

い。

2.

クラス 125 及びクラス 250 の鋳鉄製調節弁は,それぞれクラス 150 及び 300 と同一ボルト締

めの寸法である。

4.2 

表示の位置  調節弁の必す表示及び補足表示は表 による。

4.2.1 

バルブ  ボディの必す表示  必す表示として表 に記載されている表示は,バルブ  ボディに一体化

するか,又は十分なスペースがないときを除いて,銘板に表示してバルブ  ボディに確実に取り付ける(4.2.4

参照)。

表 の項目 1 から 5 までは,すべての調節弁のバルブ  ボディに表示すべき必す表示であり,項目 6,7,

8

,11,及び 12 は,特殊構造又は特殊用途の調節弁に表示すべき必す表示である。

4.2.2 

フランジ又は接続端の必す表示  表 の項目 9 及び 10 は,フランジ又は接続端の適している方の

どちらか一方に表示する。

4.2.3 

補足表示  表 に補足表示として記載されている表示は,銘板に記載し,調節弁の適切な箇所に取

り付ける。表示が,使用者によって変更される可能性がある場合には,取り外しができる銘板で作ること

が望ましい。

補足表示は,設計上固有のものか,又は受渡当事者間の協定によるものに用いる。

表 に記載されてい

ない表示は,受渡当事者間の協定によって補足表示として追加してもよい。

4.2.4 

利用可能なスペース  調節弁の物理的な寸法のため,表示のスペースが十分でない場合がある。

DN 50

未満の調節弁でバルブ  ボディ上に表示できない場合には,項目 1,6 及び 3 の順に必す表示事項を

省略してもよい。このような場合には,省略した項目を 4.2.3 に規定た銘板に表示する。

4.2.5 

その他の表示  製造業者は,前述の表示のいずれにも抵触しない限り,任意に,その他の表示をし

てもよい。前述の必要諸条件に適合している限り,製造業者は前述に規定されている箇所以外に任意の表

示事項を追加表示してもよい。例えば,バルブ  ボディ上に表示した事項を 4.2.3 に規定した銘板に表示し

ても差し支えない。

4.2.6 

安全に関する表示  酸素用,原子力用など,特殊な処理を施した調節弁は,適切な表示によって識

別する。

5. 

表示記号  調節弁の製造に用いる多くの材料では,表示スペースの制限上,略号を用いる必要を生じ

るのが一般的である。このような場合には,ISO 2604 に規定されている略号を用いるのがよい。

備考  暫定的には,各国で用いている記号によってもよいが,国際的に認められたものでなければな

らない。例えば,18  % Cr,10 % Ni,2.5 % Mo ステンレス鋼に用いられている”CF8M”又は”316”

などの略号を用いる。


3

B 2005-5

:2004 (IEC 60534-5:1982)

  1  バルブの表示

項目

種      類

分類

M=

必須

S=

補足

位  置

備    考

1

呼び径(DN···) M

バルブ  ボディ

5.2.1

  及び 5.2.5 参照

2

呼び圧力(PN···) M

バルブ  ボディ

5.2.1

参照

3

バルブ  ボディ材料 M

バルブ  ボディ

5.2.1

及び 5.2.5 参照

4

製造業社名又は商標 M

バルブ  ボディ

5.2.1

参照

5

製造番号又はそれに代わるもの M

バルブ  ボディ及び銘板

5.2.1

参照

6

溶解の識別 M

適用する場合には

バルブ  ボディ

5.2.1

及び 5.2.5 参照

7

流れ方向 M

適用する場合には 
バルブ  ボディ

5.2.1

及び

備考 1.参照

8

検査者印 M

適用する場合には 
バルブ  ボディ

5.2.1 

9

リング  ジョイント番号

(ISO 7005

を適用する。)

M

適用する場合には 
フランジ

5.2.2

参照

10

ねじ又はフランジの識別 M

適用する場合には 
ボディ接続端

5.2.2

参照

11

最高許容使用温度−K 又は℃ M

適用する場合には

銘板

備考 1.参照

12

最高許容使用圧力−kPa 又は bar M

適用する場合には

銘板

備考 2.参照

13

最高許容使用差圧−kPa 又は bar S

銘板

備考 3.参照

14

製造者形式又は識別番号 S

銘板

15

定格トラベル S

銘板

16

定格容量係数( A

v

K

v

C

v

) S

銘板

17

固有流量特性

(

例:リニア,イコール  パーセンテイジ,

その他)

S

銘板

18

トリム材料 S

銘板

19

機器番号 S

銘板

20

動力喪失時の位置 S

銘板

21

許容取付姿勢 S

銘板

姿勢に制限がある場合

22

バルブ  ライニングの材料 S

銘板

23

駆動部のスプリング  レンジ S

銘板


4

B 2005-5

:2004(IEC 60534-5:1982)

  1  バルブの表示(つづき)

備考1.  バルブが使用上,いずれの流れ方向に用いてもよいものであれば,流れ方向が逆になっても,使用者が表示され

た流れ方向を反転できるよう銘板に表示してもよい。

2.

設計,製造方法,ライニング又は内部材料によって,項目 2 及び 10 の定格を下回るような制限がある場合に限り,

項目 11 及び 12 が必要である。

3.

機能上,上限のある調節弁の場合に限り指定する。

4.

表 に規定した項目は,この規格の範囲内で参照する番号であって,これらの番号と ISO 5208 に規定されている
番号との相互関係はない。


5

解  0