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B 1861:2016

1)

目  次

ページ

序文

  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  用語及び定義  

1

4  測定方法  

2

4.1  器具及び装置  

2

4.2  測定力  

6

4.3  手順  

6

5  試験報告書  

6

附属書

JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

7


B 1861:2016

2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第

12 条第 1 項の規定に基づき,日本ベルト工業会(JBMA)及び一般財団法

人日本規格協会(

JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1861

2016

V ベルト及び V リブドベルト-

軸間距離の変動の測定方法

V-belts and V-ribbed belts-

Test method for determination of centre distance variation

序文

この規格は,

1994 年に第 2 版として発行された ISO 9608 を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書

JA に示す。

適用範囲

この規格は,

JIS K 6323 に規定する一般用 V ベルト,JIS K 6368 に規定する細幅 V ベルト,及び JIS B 1858

に規定する

V リブドベルトの軸間距離の変動の測定方法について規定する。

注記

  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 9608:1994,V-belts-Uniformity of belts-Test method for determination of centre distance

variation(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“

MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 1858  V リブドベルト伝動-一般用プーリ及びベルト

JIS B 1860  摩擦ベルト伝動-V ベルト,V リブドベルト,V プーリ及び V リブドプーリ-用語

JIS K 6323  一般用 V ベルト

JIS K 6368  細幅 V ベルト

JIS Z 8401  数値の丸め方

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,

JIS B 1860 によるほか,次による。

3.1

軸間変動,

ΔE(centre distance variation)

長さ測定装置で測定される軸間距離の最大値と最小値との差。


2

B 1861:2016

3.2

軸間距離,E(centre distance)

長さ測定装置で測定されるプーリ中心間距離。

測定方法

4.1 

器具及び装置

器具及び装置は,次による。

なお,測定装置は,

2 個の等しい測定用プーリから構成し(図 参照),一方のプーリを固定構造になっ

た軸に取り付け,他方のプーリを

1 m/s 以下の一定速度でベルトを回転でき,長さ測定方向に移動可能な

構造をもつ軸に取り付ける。

4.1.1

測定用プーリ  測定用プーリの形状寸法は,測定対象とする

V ベルトに応じて,表 1,表 又は表

による。

4.1.2

移動できるプーリに測定力を与える装置  移動可能な軸に取り付けられたプーリに,測定力

与える装置。

4.1.3

個のプーリの軸間距離を測定するための装置  測定力 を与えたときの 2 個の測定用プーリの軸

間変動

Δを 0.05 mm まで測定できる装置。

1-測定装置の概念図 


3

B 1861:2016

1-一般用 ベルトの測定用プーリ寸法,名称及び許容差 

単位

mm

有効幅

b

e

有効直径

d

e

V 溝角度

α

p

溝深さ

h

g

種類

b

e

d

e

α

p

(°)

h

g

基準

寸法

許容差

基準

寸法

許容差

基準

角度

許容差

最小

寸法

M 9.65

±

0.03 63.66

±

0.13

34

±

0.17

9.0

A 11.95

104.49

12.5

B 15.86

138.32

15.0

C 21.18

236.82

19.0

D 30.78

400.97

36

25.0


4

B 1861:2016

2-細幅 ベルトの測定用プーリ寸法,名称及び許容差 

単位

mm

有効幅

b

e

有効直径

d

e

V 溝角度

α

p

溝深さ

h

g

種類

b

e

d

e

α

p

(°)

h

g

基準

寸法

許容差

基準

寸法

許容差

基準

角度

許容差

最小

寸法

3V 8.90

±

0.03 97.08

±

0.13

38

±

0.17

9.0

5V 15.20

202.13

15.0

8V 25.40

404.25

25.0


5

B 1861:2016

3リブドベルトの測定用プーリ寸法,名称及び許容差 

単位

mm

溝ピッチ

溝角度

α

p

有効直径

d

e

測定用ボール又はロッドの直径

d

B

オーバーボール径

d

OB

先端丸み部の半径

R

t

溝底丸み部の半径

R

b

種類

d

e

d

OB

e

a) b)

α

p

c)

(°)

R

t

R

b

d

B

基準

寸法

基準

寸法

許容差

基準

寸法

許容差

基準

角度

許容差

最小

寸法

最大

寸法

基準

寸法

許容差

PH 31.83 31.94

±

0.13 1.60 ±0.03

40

±

0.25

0.15 0.30 1.00 ±0.01

95.49 95.60

PHT 31.83 31.94

0.25

95.49 95.60

PJ 31.83 32.06

2.34

0.20 0.40 1.50

95.49 95.72

PJT 31.83 32.06

0.25

95.49 95.72

PK 63.66 64.65

3.56 ±0.05

0.25 0.50 2.50

95.49 96.48

PL 95.49 97.85

4.70

0.4  0.4  3.50

159.15 161.51

PM 254.64 259.17

9.40  ±0.08

0.75 0.75 7.00

a)

  の許容差は,連続する二つの溝間の距離に適用する。

b)

  累積ピッチ誤差は,±0.3 mm とする。

c)

  プーリ軸に対し,溝角度の中心線がなす角度は,90°±0.5°とする。


6

B 1861:2016

4.2 

測定力

軸間変動

Δを測定するために加える力 は,測定対象とする V ベルトに応じて,表 4,表 又は表 6

による。

4-一般用 ベルトの測定力 

単位

N

種類

 M

A

B

C

D

測定力

F 98

196

294

736

1

373

5-細幅 ベルトの測定力 

単位

N

種類

 3V

5V

8V

測定力

F 440

980

2

210

6リブドベルトの測定力 

単位

N

種類

 PH 及び PHT PJ 及び PJT PK PL PM

1 リブ当たりの 
測定力

F

30 50

100

200

450

4.3 

手順

手順は,次による。

a)  ベルトを測定装置のプーリに掛ける。

b)  ベルトに測定力 を与える。測定力は,測定対象とする V ベルトに応じて,表 4,表 又は表 によ

る。

c) 1

m/s 以下の速度でベルトを少なくとも 2 回転させて,ベルトとプーリとの接触を安定させ,両スパン

のベルト張力を均一にし,ベルト

1 周中の軸間変動を測定する。

試験報告書

試験報告書には,次の事項を記載する。

a)  この規格の番号

b)  ベルトの軸間変動。測定結果は,小数点以下第 2 位までを求めて,JIS Z 8401 によって丸める。

c)  ベルトの種類及び製造年月日

d)  試験室の温度及び相対湿度

e)  試験年月日


7

B 1861:2016

附属書 JA

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS B 1861:2016  V ベルト及び V リブドベルト-軸間距離の変動の測定方法

ISO 9608:1994,V-belts-Uniformity of belts-Test method for determination of centre 
distance variation

(

I)JIS の規定

(

II)

国際
規格
番号

(

III)国際規格の規定  (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価

及びその内容

(

V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

1  適用範囲

1

変更

適用範囲を,一般用

V ベルト及び細幅 V ベ

ルトの両方を含むように明確にするとと
もに,

V リブドベルトを追加した。また,

それぞれ

JIS を引用した。

国内の事情に合わせた。

2  引用規格

追加

引用規格の箇条を追加した。

規格利用者の利便性を考慮し,

JIS

を引用した。

3  用語及び
定義

追加

JIS B 1860 を引用するとともに,“軸間距
離”を用語に追加した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

4  測定方法

4.1  器具及び装置

3.1

追加

軸の回転速度を,追加した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

4.1.1  測定用プーリ

追加

各種ベルトの軸間変動を測定するための
プーリを追加した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

4.1.3 2 個のプーリの軸間距
離を測定するための装置

 3.1

追加

測定装置の

Δの測定範囲を 0.05 mm まで

と追加規定した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

4.2  測定力

追加

測定力の箇条を追加した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

4.3  手順 b)

3.2

Procedure

追加

各種ベルトの軸間変動を測定するための
測定力

を追加した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

4.3  手順 c)

3.2

Procedure

追加

ベルトとプーリとの接触を安定させ,張力
を均一にすることを目的として,ベルトを
少なくとも

2 回転させることを追加した。

ISO 規格では記載がないため追加
した。今後

ISO に提案する。

7

B 18

61

201

6


8

B 1861:2016

(

I)JIS の規定

(

II)

国際
規格
番号

(

III)国際規格の規定  (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価

及びその内容

(

V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

5  試験報告

追加

試験報告書の箇条を追加した。

ISO 規格では試験報告書を規定し
ていないため追加した。今後

ISO

に提案する。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 9608:1994,MOD

注記

1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記

2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

 MOD

国際規格を修正している。

8

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201

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