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日本工業規格

JIS

 B1603

-1995

インボリュートスプライン−

歯面合わせ−一般事項,諸元及び検査

Straight cylindrical involute splines-

side fit

−Generalities,  dimensions and inspection

日本工業規格としてのまえがき 

  この規格は,

1981

年に第 1 版として発行された ISO 4156 Straight cylindrical involute splines−Metric module,

side fit

−Generalities,  dimensions and inspection 及び 1992 年に発行された ISO 4156 AMENDMENT 1

Straight cylindrical involute splines

− Metric module,  side fit − Generalities,  dimensions and inspection

Amendment 1: Section three: Inspection

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した

日本工業規格である。更に,従来から運用してきた旧 JIS D 2001 の規定内容から,必要最小限の事項をま

とめて附属書として規定した。

  なお,この規格の中で側線又は下線(点線)を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

第 章  一般事項 

1.

適用範囲  この規格は,歯面合わせで使用するねじれのないインポリュートスプライン(以下,スプ

ラインという。

)で,モジュール O.25∼10,圧力角 30°,37.5°及び 45°のものについて規定する。

(コン

ピュータによるデータ処理のために,37°30'の代わりに“37.5°”と表記する。

許容限界寸法,公差,加工誤差及びそれらかスプラインのはめあいに与える影響について明確にし,更

にそれらの値を表に示した。長さ寸法は,ミリメートルの単位で,角度寸法は,度の単位で表示する。

参考  この規格か参照している規格を,次に示す。

ISO 3

  Preferred numbers−Series of preferred numbers

JIS Z 8601-1954

(標準数)が,この国際規格と同等である。

ISO/R286

  ISO system of limits and fits−Part 1 :  General,  tolerances and deviations

JIS B 0401-1986

(寸法公差及びはめあい)が,この国際規格と同等である。

ISO 286

  ISO system of limits and fits

JIS B 0401-1986

(寸法公差及びはめあい)が,この国際規格と同等である。

ISO 1328

  Parallel involute gears−ISO system of accuracy

ISO/R1938

  ISO system of limits and fits−Part 2 :    Inspection of plain workpieces

ISO 3670

  Blanks for plug gauges and handles    (taper lock and trilock)    and ring gauges−Design

and general dimensions

2.

用語の定義


2

B1603-1995

2.1

スプライン継手 (spline joint)   円筒軸の外周に等間隔に設けた歯を,円筒側の内周に同じように設

けた歯溝とかみ合わせることによってトルクを伝達する,同軸上の機械要素の結合体。

2.2

インポリュートスプライン (involute spline)   歯又は歯溝の歯形がインポリュート曲線であるスプ

ライン継手の,いすれか方の要素。

2.3

スプライン穴 (internal spline)   円筒の内面に歯溝か形成されているスプライン。

2.4

スプライン軸 (external spline)   円筒の外面に歯溝か形成されているスプライン。

2.5

隅肉部 (fillet)   歯又は歯溝の歯底円とインポリュート歯面とを結ぶ凹曲面の部分。この曲面は複雑

であり,一定の半径で正しく表現することはできない(

図 12 参照)。

2.6

丸底スプライン  (fillet root spline)    相対するインポリュート歯面が,歯底円(D

ei

又は D

ie

)に,一

つの隅肉曲面で結ばれる歯又は歯溝をもつスプライン(

図 13 参照)。

2.7

平底スプライン (flat root spline)   相対するインポリュート歯面か,歯底円(D

ei

又は D

ie

)に,それ

ぞれ別の隅肉曲面で結ばれる歯又は歯溝をもつスプライン(

図 12 参照)。

2.8

モジュール (module) ,  m  ミリメートル単位で表した円ピンチを円周率

πで除した値(又はピンチ

円径を歯数で除した値)

2.9

ピッチ円 (pitch circle)   スプライン寸法を定義する基準となる円。また,圧力角か呼びの値となる

円でもある。

2.10

ピッチ円径 (pitch diameter) ,  D  ピノチ円の直径。歯数にモジュールを乗じた値に等しい(図 12

参照)

2.11

ピッチ点 (pitch point)   ピッチ円とスプライン歯形曲線との交点(参考図 参照)。

2.12

円ピッチ (circular pitch) ,  p  隣り合った歯の左(又は右)歯面上のピンチ点間の,ピンチ円上の

円弧長さ。円周率

πにモジュールを乗した値(図 12 参照)。

2.13

圧力角 (pressure angle) ,  a  歯面の一点において,その半径線と歯形への接線とのなす鋭角。

2.14

基準圧力角  (standard pressure angle) ,    a

D

  ピンチ点における圧力角(

参考図 参照)。

2.15

基礎円 (base circle)   インポリュートスプラインの歯形を形成するインポリュート曲線群の基礎と

なっている円。

2.16

基礎円径  (base diameter) ,    D

b

  基礎円の直径。

2.17

基礎円ピッチ  (base pitch) ,    P

b

  隣り合った対応する歯面の間の基礎円上の円弧長さ。

2.18

大径円 (major circle)   スプラインの最も外側の面を通る円。スプライン軸では歯先円,スプライ

ン穴では歯底円に当たる。

2.19

大径  (major diameter) ,    D

ee

(軸)D

ei

(穴)  太径円の直径(図 12 参照)。

2.20

小径円 (minor circle)   スプラインの最も内側の面を通る円。スプライン軸では歯底円,スプライ

ン穴では歯先円に当たる。

2.21

小径  (minor diameter) ,    D

ie

(軸),  D

ii

(穴)  小径円の直径(図 12 参照)。

2.22

歯形限界円 (form circle)   歯形かインポリュート曲線であるべき限界点を通る円。この円は,歯先

円(又は面取りの起点)と相まって歯形を保証する限界点を決める。この円は,スプライン穴の大径の近

辺,及びスプライン軸の小径の近辺に位置する。

2.23

歯形限界径 (form diameter) ,  D

Fe

(軸),  D

Fi

(穴)  歯形限界円の直径(図 12 参照)。

2.24

かみ合い歯たけ (depth of engagement)   スプライン穴の小径円からスプライン軸の大径円までの

半径方向の距離で,隅の逃げ及び面取り部を除いた値(

参考図 参照)。


3

B1603-1995

2.25

ピッチ円上の基準歯溝幅又は基準歯厚 [basic (circular) space width or tooth thickness at the pitch 

diameter] 

又は S  圧力角 30°,37.5°及び 45°のスプラインでは,円ピンチの半分(図 12 参照)。

参考  以下,特に断りかない限り基準歯溝幅及び基準歯厚は,ピッチ円上の円弧.長さである。

2.26

実歯満幅 (actual space width)   限界値 E

max

と E

min

との間にあり,ピッチ円上で実際に測定される任

意の一つの歯溝の円弧幅(

図 12 参照)。

2.27

有効歯満幅  (effective space width) ,    E

V

  一対のスプラインの全はめあい長さにわたり,ガタもなく,

干渉もないはめあいか得られる仮想の完全なスプライン軸のピッチ円上の歯厚に等しい,スプライン穴の

歯溝の幅。スプライン穴の最小有効歯溝幅(E

Vmin

,

常に基準歯溝幅 に等しい。

)は,必ず

表 に示す基

準寸法である。はめあいの変化は,スプライン軸の歯厚を調整することによって得られる(

図 12 参照)。

2.28

実歯厚 (actual tooth thickness)   限界値 S

max

と S

min

との間にあり,ピッチ円上で実際に測定される

任意の一枚の歯の円弧歯厚(

図 12 参照)。

2.29

有効歯厚  (effective tooth thickness) ,    S

V

  一対のスプラインの全はめあい長さにわたり,ガタもな

く,干渉もないはめあいか得られる仮想の完全なスプライン穴のピッチ円上の歯溝幅に等しい,スプライ

ン軸の歯厚。はめあいの変化は,この S

V

の値を調整することによって得られる(

図 12 参照)。

2.30

有効すきま(すきま又はしめしろ) (effctive clearance) ,  c

v

  スプライン穴の有効歯溝幅から相手

のスプライン軸の有効歯厚を差し引いた値(

参考図 参照)。

2.31

計算上のすきま(すきま又はしめしろ) (theoretical clearance) ,  c  スプライン穴の実歯溝幅から

相手のスプライン軸の実歯厚を差し引いた値。この値は各種の誤差の影響かあるので,はめあい等級と直

接には対応しない(

参考図 参照)。

2.32

半径方向のすきま (form clearance) ,  c

F

  相手側とのかみ合い歯たけを超えた,インポリュート形

状部分の半径方向の寸法。これによって,小径円(スプライン穴),大径円(スプライン軸)及び穴・軸の

各ピッチ円の偏心か許容される(

図 12 参照)。

2.33

全累積ピッチ誤差  (total index variation)    ピンチ円上で測定される任意の二つの歯又は歯溝の,理

論上の位置からのすれの最大値(

図 参照)。

2.34

全歯形誤差 (total profile variation)   理論歯形曲線に垂直な方向に測った歯形の正側(凸側)及び

負側(凹側)の,理論上の歯形からの最大誤差の絶対値の和(

図 18 参照)。

2.35

全歯すじ誤差  (total lead variation)    平行度及びアライメント誤差を含めて,歯すじか,理論上の方

向(データム軸直線に平行)から両側に外れた最大誤差の絶対値の和(

図 参照)。

備考  ねしれのないスプラインのリードは無限大である。

2.36

平行度 (parallelism variation)   スプラインのある一つの歯すじの,他の任意の歯すじに対する誤差

図 参照)。

2.37

アライメント誤差 (alignment variation)   テータム軸直線に対する有効スプラインの軸線の誤差

図 参照)。

参考  有効スプラインの軸線とは,有効歯厚又は有効歯満幅から決まる仮想軸線をいう。

2.38

真円度 (out-of-roundness)   スプラインの真円形状からの誤差。

2.39

総合誤差 (effctive variation)   相手要素とはめあうときの,一方のスプライン要素の各種の誤差の

総合値。

2.40

総合誤差の許容値 (variation allowance) ,

λ  スプラインの有効すきまを設定する際に,歯厚・歯溝幅

に許容することかできる総合誤差。

2.41

加エ公差  (machining tolerance) ,    T  加工上許容することができる実歯厚及び実歯溝幅の公差。


4

B1603-1995

2.42

全公差 (total tolerance) , T+

λ)  加工公差と総合誤差の許容値との和。スプライン穴の全公差は,

最大実歯溝幅と最小有効歯溝幅との差である。スプライン軸の全公差は,最大有効歯厚と最小実歯厚との

差である。

2.43

結合長さ  (length of engagement) ,    g

r

  相手スプラインと接触している軸方向の長さ(

図 17 参照)。

2.44

滑動長さ (active spline length) ,  g

w

  滑動時に相手スプラインと接触するスプラインの最大軸方向

長さ。滑動スプラインでは,滑動長さは,結合長さより長い(

図 17 参照)。

2.45

基準寸法 (basic dimension)   理論的に正確な大きさ,形状又は位置を示す数値。この数値と全公差

によって許容することができる誤差が求まる。

2.46

参考寸法 (auxiliary dimension)   生産の便宜及び寸法の調整をするための参考として与える,公差

のない寸法。

参考図 1

参考図 2


5

B1603-1995

図 1  全歯すじ誤差

3.

記号

3.1

一般記号  スプラインのいろいろな用語及び寸法を表すのに用いる一般記号を,次に示す(図 11

15

参照)

備考  コンピュータによるデータ処理 (EDP) では,接続する印刷装置の制約があるので,いつも記

号を論理的に正しい形で表すことはできない。このため,EDP 用の記号を  [  ]  内に示す。

(例

えば,基礎円径の記号 D

b

は,DB のように印字してもよい。

c

V

:

有効すきま(すきま又はしめしろ)

c

F

:

半径方向のすきま

D:

ピッチ円径

D

b

[DB] :

基礎円径

d

ci

:

ピンの接触円径(スプライン穴の)

d

ce:

ピンの接触円径(スプライン軸の)

D

Fi

 [DFI] :

歯形限界径(スプライン穴の)

D

Fe

 [DFE] :

歯形限界径(スプライン軸の)

D

ii

 [DII] :

小径(スプライン穴の)

D

ee

 [DEE] :

大径(スプライン軸の)

D

ei

 [DEI] :

大径(スプライン穴の)

D

ie

 [DIE] :

小径(スプライン軸の)

D

Ri

 [DRI] :

スプライン穴の測定用ピン径

D

Re

 [DRE] :

スプライン軸の測定用ピン径

λ:  総合誤差の許容値

inv a:

インポリュート a(=tana-a

π/180)

K

i

 [KI] :

スプライン穴の変化係数

K

e

 [KE] :

スプライン軸の変化係数

g:

スプライン長さ

g

w

:

滑動長さ

g

r

:

結合長さ


6

B1603-1995

T:

加工公差

M

Ri

[MRI] :

ビトゥインピン径(スプライン穴の)

M

Re

[MRE] :

オーバピン径(スプライン軸の)

W:  k

枚歯のまたぎ歯厚,スプライン軸

z:

歯数

m:

モジュール

P

b

:

基礎円ピッチ

p:

円ピッチ

P

Fi

:

基準ラックの隅肉円半径(スプライン

穴の)

P

Fe

:

基準ラックの隅肉円半径(スプライン

軸の)

E:

基準歯溝幅(円弧寸法)

E

max

:

最大実歯溝幅(円弧寸法)

E

min

:

最小実歯溝幅(円弧寸法)

E

v

[EV] :

有効歯溝幅(円弧寸法)

S:

基準歯厚(円弧寸法)

S

max

:

最大実歯厚(円弧寸法)

S

min

:

最小実歯厚(円弧寸法)

S

v

 [SV] :

有効歯厚(円弧寸法)

a:

圧力角

a

D

:

基準圧力角

d

ci

:

ピンの接触円径(スプライン穴の)

d

ce:

ピンの接触円径(スプライン軸の)

a

ci

:

ピンの接触圧力角(スプライン穴の)

a

ce

:

ピンの接触圧力角(スプライン軸の)

a

i

:

ピンの中心を通る円上の圧力角(スプ

ライン穴の)

a

e

:

ピンの中心を通る円上の圧力角(スプ

ライン軸の)

a

Fi

:

歯形限界径上の圧力角(スプライン穴

の)

a

Fe

:

歯形限界径上の圧力角(スプライン軸

の)

k, js, h, f, e

及び d:スプラインはめあいの基礎となる軸の寸法許容差=c

v min

参考  基準線に対する許容域の位置を定める寸法許容差であり,上の寸法許容差又は下の寸法許容差

のうち基準線に近い方の値(JIS B 0401 参照)

H:

スプライン穴の下の寸法許容差=0

表 及び表 に基本的な寸法及び計算式を,それらを図的に表現して図 に示す。

3.2

添字  相互関係又は位置付けを示すために,一般記号の一部として,次に示す添字(3.1 の備考参照)

を用いる。

i

 [I] :

小径又は穴(後者の場合には,最後尾に使用)

e

 [E] :

大径又は軸(後者の場合には,最後尾に使用)

b

 [B] :

基礎円上の

c

:

接触点上の

F

 [F] :

歯形限界径に関する

v

 [V] :

有効

W

:

滑動

R

 [R] :

ゲージに関する

γ

:

かみ合いを示す


7

B1603-1995

D

:

基準

4.

基準圧力角  スプラインの基準圧力角は,30°,37.5°及び 45°の 3 種類とする。

5.

はめあいの形式  圧力角 30°,37.5°及び 45°のスプラインに対して,はめあいの形式として歯面合

わせだけを規定する。これらのスプラインの寸法及び許容値の計算式を

表 に示す。

5.1

歯面合わせ  このはめあいでは,組み合わされるスプラインが歯面だけで接触し,大径部及び小径

部にはすきまが存在する。歯面は,駆動力を伝達するとともに,組み合わされるスプラインの中心合わせ

をする。

5.2

はめあいの種類  歯面合わせについて,次に示す 6 種類のはめあいを規定する。

はめあいの種類

最大有効しめしろ

H/k

C

v max

: k

の歯厚修正量=(T+

λ)

H/js

C

v max

:  Js

の歯厚修正量=(T+

λ)/2

最小有効すきま

H/h

C

v min

: h

の歯厚修正量=O

H/f

C

v min

: f

の歯厚修正量

H/e

C

v min

: e

の歯厚修正量

H/d

C

v min

:  d

の歯厚修正量

スプライン軸に適用する k, js, h, f, e 及び d の歯厚修正量の基礎となる寸法許容差は,ISO/R286 から選ん

だ標準寸法差である。上記の最大有効しめしろ及び最小有効すきまは,有効歯厚の最大限界値及び実歯厚

の最小限界値を基礎となる寸法許容差の値だけ,基準線 (zero line) から調整することによって得られる

8.7.2 参照)

。第 2 章の表中のスプライン寸法は,はめあいの種類 H/h,すなわち C

v min

=0

のものを示してい

る。

参考  基準線 (zero line) とは,許容限界寸法又ははめあいを図示するときに,基準寸法を表し,寸法

許容差の基準となる直線のことである(JIS B 0401 参照)


8

B1603-1995

表 1  スプラインの理論寸法

単位  mm

ピッチ円上の基準歯溝

幅 又は歯厚 S

基礎円ピッチ

P

b

a

D

30

°

*

モジュール

m

円ピッチ

p

a

D

30

° a

D

37.5

° a

D

45

°

a

D

30

°  a

D

37.5

°  a

D

45

°

10 31.416

15.708

15.708

-

27.2070

24.9239

-

8 25.133

12.566

12.566

-

21.7656

19.9392

-

6 18.850

9.425

9.425

-

16.3242

14.9544

-

5 15.708

7.854

7.854

-

13.6035

12.4620

-

4 12.566

6.283

6.283

-

10.8828

9.9696

-

3 9.425

4.712

4.712

-

8.1621

7.4772

-

2.5

7.854  3.927

3.927

3.927

6.8017 6.2310 5.5536

2

6.283  3.142

3.142

3.142

5.4414 4.9848 4.4429

1.75

5.498  2.749

2.749

2.749

4.7612 4.3617 3.8875

1.5

4.712  2.356

2.356

2.356

4.0810 3.7386 3.3322

1.25 3.927

1.963

1.963

1.963

3.4009

3.1155

2.7768

1

3.142  1.571

1.571

1.571

2.7207 2.4924 2.2214

0.75

2.356  1.178

1.178

1.178

2.0405 1.8693 1.6661

0.5 1.571

0.785

0.785

0.785

1.3604

1.2462

1.1107

0.25 0.785 -  -

0.393

-

- 0.5554

*

図示の目的:圧力角 aD=30°の場合の各種モジュールのスプラインの歯の大きさの比較


9

B1603-1995

表 2  はめあいの各種類の寸法及び許容値の計算式

用語

記号

計算式

ピッチ円径

D

mz

基礎円径

D

b

mzcos

α

D

円ピッチ

p

πm

基礎円ピッチ

P

b

πmcosα

D

上の寸法許容差,軸

es

V

歯厚修正量(基礎となる寸法許容差)k, js, h, f, e 及び d から決まる。

最小大径,穴

 30

°平底

D

ei min

m (z+1.5)

 30

°大底

D

ei min

m (z+1, 8)

 37.5

°丸底

D

ei min

m (z+1.4)

45

°丸底

D

ei min

m (z+1.2)

最大大径,穴

D

ei max

D

ei min

+

T+

λ)/tanα

D

備考 1.参照)

最小歯形限界径,穴

 30

°丸底及び平底

D

Fi min

m (z+1) +2C

F

 37.5

°丸底

D

Fi min

m (z+0.9) +2C

F

 45

°大底

D

Fi min

m (z+0.8) +2C

F

最小小径,穴

D

ii min

D

Fe max

+2C

F

備考 2.参照)

最大小径,穴

  m

≦O.75

D

ii max

D

ii min

+tol. H10

*

 0.75<m<2

D

ii max

D

ii min

+tol. H11

*

  m

≧2

D

ii max

D

ii min

+tol. H12

*

基準歯溝幅

E 0.5

πm

最小有効歯溝幅

E

Vmin

最大実歯溝幅

  4

E

max

E

V min

+

T+

λ)(備考 3.参照)

  5

E

max

E

V min

+

T+

λ)(備考 3.参照)

  6

E

max

E

V min

+

T+

λ)(備考 3.参照)

  7

E

max

E

V min

+

T+

λ)(備考 3.参照)

最小実歯溝幅

E

min

E

V min

+

λ(8.2 参照)

最大有効歯溝幅

E

V max

E

max

-

λ(8.2 参照)

最大大径,軸

  30

°丸底及び平底

D

ee max

m (z+1) +es

v

/tan

α

D

備考 4.参照)

  37.5

°丸底

D

ee max

m (z+0.9) +es

v

/tan

α

D

備考 4.参照)

  45

°丸底

D

ee max

m (z+0.8) +es

v

/tan

α

D

備考 4.参照)

最小大径,軸

  m

≦0.75

D

ee min

D

ee max

-tol. h10

*

  0.75<m<2

D

ee min

D

ee max

-tol. h11

*

  m

≧2

D

ee min

D

ee max

-tol. h12

*

最大歯形限界径,軸

D

Fe max

(

)

2

2

0

sin

tan

5

.

0

sin

5

.

0

5

.

0

2

÷

÷

÷

÷

ø

ö

ç

ç

ç

ç

è

æ

×

D

D

v

s

D

es

h

D

D

α

α

α

備考 6.参照)

最大小径,軸

  30

°平底

D

ie max

m (z-1.5) +es

v

/tan

α

D

  30

°丸底

D

ie max

m (z-1.8) +es

v

/tan

α

D

  37.5

°丸底

D

ie max

m (z-1.4) +es

v

/tan

α

D

  45

°丸底

D

ie max

m (z-1.2) +es

v

/tan

α

D

最小小径,軸

D

ie min

D

iemax

-

T+

λ)/tanα

D

備考 1.参照)

基準歯厚

S 0.5

πm


10

B1603-1995

用語

記号

計算式

最大有効歯厚

S

V max

S+es

v

最小実歯厚

  4

S

min

S

v max

-

T+

λ)(備考 3.参照)

  5

S

min

S

v max

-

T+

λ)(備考 3.参照)

  6

S

min

S

v max

-

T+

λ)(備考 3.参照)

  7

S

min

S

v max

-

T+

λ)(備考 3.参照)

最大実歯厚

S

max

S

v max

-

λ

最小有効歯厚

S

v min

S

min

+

λ

全公差,歯溝幅又は歯厚 (T+

λ)  (6.参照)

半径方向のすきま

C

F

 0.1m

ピン径,スプライン穴  D

Ri

備考 5.参照)

ピン径,スプライン軸  D

Re

備考 5.参照)

ヒトゥインピン径

M

Ri

備考 5.参照)

オーバピン径

M

Re

備考 5.参照)

変化係数,穴

K

i

第 3 章(検査)参照

変化係数,軸

K

e

第 3 章(検査)参照

*

 tol.

H10

・tol. h10 は基本公差 IT10 の,tol. H11・tol. h11 は IT11 の,及び to1. H12・tol. h12 は IT12

の数値を表す(JIS B 0401 参照)

備考1.  7級の(T+

λ)を使用する。6.を参照。

2.

すべてのはめあい等級に対し,D

Fe max

は,H/h はめあいの値を用いる。

3.  6.

及び第 2 章(諸元)を参照。

4.

基礎となる寸法許容差加 j

s

と k の場合には,es

v

は 0 とする。

5.

ピンの選択については,第 2 章(諸元)及び第 3 章(検査)を参照。

6.  h

s

については,

図 3を参照。


11

B1603-1995

図 2  表 及び表 の図的表現

参考

穴及び軸の(T+

λ)は公差等級によって各々の値をとる。


12

B1603-1995

6.

歯肩幅歯厚及び全公差(T+

λ

  歯溝幅及び歯厚に,

ISO/R286

の公差単位 (i) の組合せから選択した

4

等級の全公差(T+

λ)を規定する。公差等級は,公差単位 (i) の組合せに対応させると,次のようになる。

加工公差 及び総合誤差の許容値

λの計算については

8.

を参照せよ。

λの値は,

表 3

6

による。

スプラインの公差等級

公差単位 (i) による表現

4 (10i

*

+40i

**

)

5 (16i

*

+64i

**

)

6 (25i

*

+100i

**

)

7 (40i

*

+160i

**

)

*

ピッチ円径に基づく公差

i=0.4

3

D

+0.001

D

D

≦500mm の場合)

i=0. 004

D

+2.1

D

>500mm

の場合)

**

歯溝幅又は歯厚に基づく公差

i=0.45

3

)

(

S

E

又は

+0.001E

(又は S

ここに,

D:  ピッチ円径

E:  ピッチ円上の基準歯溝幅

S:  ピッチ円上の基準歯厚

T+

λ

)の計算結果の単位は,

µ

m

である。mm で表すには 0.001 を乗ずる。

公差単位 (i) の計算には上記の注

*

及び注

**

の式だけを用いる。

全公差(T+

λ

)は,常に第 2 章に規定する歯溝幅及び歯厚の限界値から差し引かれることに

留意するのが望ましい。これは,H/h 以外のはめあいの種類にも適用する。

備考  上記の公差単位 (i) の組合せに対応させた,基本公差 IT の組合せを次に示す。これらの基本公

差の組合せは,

公差方式の今後の拡張を考慮して,

単にその考え方の原則を示すだけのために,

また対応する公差単位 (i) の組合せを再認識するだけのために示す。

スプラインの公差等級

基本公差 (IT) による表現

4 (IT6

*

+IT9

**

)

5 (IT7

*

+IT10

**

)

6 (IT8

*

+IT11

**

)

7 (IT9

*

+IT12

**

)

*

ピッチ円径に基づく公差

**

歯溝幅又は歯厚に基づく公差

7.

スプラインの基準ラック歯形

7.1

基準ラックは,直径が無限大のスプラインの軸直角断面の歯形である。その形状は,スプラインの

基準歯形寸法を決めるための基本として使われる。

7.2

基準ピッチ線は,基準ラックの歯の歯たけ中央を横切る直線であって,この線に対して歯形寸法を

規定する。

7.3

標準の各圧力角のスプラインの基準ラックの歯形を,次の図に示す。

図 3  30°平底スプライン,モジュール O.5∼10

図 4  30°丸底スプライン,モジュール 0.5∼10


13

B1603-1995

図 5  37.5°丸底スプライン,モジュール 0.5∼10

図 6  45°丸底スプライン,モジュール 0.25∼2.5

図 3  30°平底スプラインの基準ラック歯形

*

第 2 章の諸元に示すスプライン穴の歯形限界径には,すべてのはめあいの場合に軸の最大大径

に対し直径で 0.2に等しい半径方向すきま (2C

F

)

があり,基準ラックによって創成されるス

プライン穴め歯形限界径は,これらの歯形限界径より常に大きい。

**

スプライン軸の場合も,半径方向すきま C

F

は基準ラックの創成によって得られ,歯形限界径の

最大値 D

Fe max

は,すべてのはめあいに対し H/h はめあいの値をとり(

表 の備考 2.参照),  C

F

の値は O.1に等しい。

図 4  30°丸底スプラインの基準ラック歯形

*及び** 図 の注参照。


14

B1603-1995

図 5  37.5°丸底スプラインの基準ラック歯形

*及び** 図 の注参照。

図 6  45°丸底スプラインの基準ラック歯形

*及び** 図 の注参照。

7.4

半径方向すきま C

F

の最小値は,基準ラック歯形図に示すように,いずれの圧力角のスプラインの場

合も 0.1である。

半径方向すきまは,H/h 以外のはめあいに対しては少し変わり,必ずしも 0.1にはならない。

7.5

スプライン軸は,ピニオンカッタ若しくはホブによる創成法又は歯切り用フライスカッタによる成

形法によって加工される。スプライン軸は,冷間成形によっても加工されるが,その場合には,通常,丸

底スプラインである。スプライン穴は,通常,ブローチによって加工されるが,成形工具による加工又は

ピニオンカッタによる創成加工法によっても作られる。フルアールの歯先をもつ工具を使用しても,加工

方法が違えばそれぞれ異なった隅肉形状に加工される。創成されたスプラインの隅肉部は,スプライン軸

では偏長の外サイクロイド曲線,

スプライン穴では偏長の内サイクロイド曲線となる。

これらの隅肉部は,

スプライン軸では小径に接する点で,スプライン穴では大径に接する点で,曲率半径が最小となる。大径

又は小径から離れ,インポリュート曲線に近づくにつれて曲率半径は急激に大きくなる。

表 10 中の数値は,応力計算のための最小曲率半径を示し,最小隅肉半径と呼ぶ。これらの値は,基準ラ

ック歯形で示した隅肉半径に基づいている。同一のピニオンカッタを用いてスプライン穴及びスプライン

軸を創成歯切りする場合には,歯切りの干渉の問題を避けるために,スプライン穴の寸法に従って工具の

設計をしなければならない。

8.

加工公差及び誤差


15

B1603-1995

8.1

総合誤差の許容値(

λ

)  総合誤差の許容値は,全累積ピッチ誤差,全歯形誤差及び全歯すじ誤差の

許容し得る総合値であり,スプラインのはめあいに影響を及ぼす。しかし,これらの誤差も,はめあいの

最小すきま部以外では各々単独でははめあいに影響を与えないので,また,これらの各種の誤差が,一つ

のスプラインで同時に最大値になるとも考えられないので,全累積ピッチ誤差,全歯形誤差及び全歯すじ

誤差の二乗和の平方根の 60%をもって総合誤差の許容値とする。したがって,総合誤差の許容値

λ

は,次

の式のようになる。

2

2

2

)

(

)

(

)

(

0.6

全歯すじ誤差

全歯型誤差

全累積ピッチ誤差

λ

総合誤差の許容値は,結合長さがピッチ円径の

2

1

の場合を基準にしている。結合長さが長い場合には,

総合誤差の許容値を必要に応じて調整する必要がある。

8.2

加工公差  (T)    加工公差  (T)  は,全公差(T+

λ

)と総合誤差の許容値(

λ

)との差,すなわち,

T+

λ

-

λ

である。

8.1

に示す許容値,及び 8.2 に示す加工公差は,一般的な指針として推奨するものであり,特別な設計上

の要求又は特殊な製造工程で作られるスプラインに対しては,これと違った加工公差が要求される。

8.3

全累積ピッチ誤差  (F

P

  全累積ピッチ誤差の値は,全周の半分の任意の位置でのピッチ誤差の正側

及び負側に外れたへだたりの値(累積)の最大のものである。この累積ピッチ誤差  (F

P

)

は,ISO 1328 

基準公差等級に基づいている。よって,全累積ピッチ誤差  (F

P

)

の許容値は,次の式による(単位は

µ

m

スプラインの公差等級

全累積ピッチ誤差  (F

P

)

の許容値の計算式

4 2.5 +6.3

5 3.55 +9

6 5

L

+12.5

7 7.1 +18

ここに,  L(弧長)=mz

π

/2

8.4

全歯形誤差  (f

f

  全歯形誤差は,理論上の歯形に対する実際の歯面の凹凸量を測定し,その正及

び負の最大の値の絶対値の和である。この誤差の正・負の方向は,

図 に示すように,肉盛りの(歯面の

突出)方向を正,欠肉の方向を負とする。全歯形誤差  (f

f

)

の許容値は,ISO 1328 の基準公差等級に基づい

ており,許容値は次の式による(単位は

µ

m

スプラインの公差等級

全歯形誤差  (f

f

)

の許容値の計算式

4 1.6

ψ

f

+10

5 2.5

ψ

f

+16

6 4

ψ

f

+25

7 6.3

ψ

f

+40

ここに,

ψ

f

(公差単位)=m+0.0125mz

スプライン軸の正側許容値及びスプライン穴の負側許容値は,歯形限界径までの歯たけの中央部

3

1

にお

いては,上記の計算式で算出される値の

3

1

を超えてはならない(

図 参照)。

備考  中心は,スプライン軸の大径  (D

ee

)

とスプライン穴の小径  (D

ii

)

とから等距離にある。この中

心は,ピン径の計算と関連している(

図 7)。


16

B1603-1995

図 7  歯形誤差

8.5

全歯すじ誤差(F

β

)  全歯すじ誤差は,理論上の位置からの歯すじのずれを測定し,その正及び負

の最大値の絶対値の和である。この測定は,スプラインの全長にわたって歯面に直角に行う。全歯すじ誤

差(F

β

)の許容値は,ISO 1328 の基準公差等級に基づいている。許容値は,次の式による(単位は

µ

m

スプラインの公差等級

全歯すじ誤差(F

β

)の許容値の計算式

4 0.8

g

+4

5 1

g

+5

6 1.25

g

+6.3

7 2

g

+10

ここに,

g

:

スプライン長さ (mm)

参考  スプライン長さとして滑動長さ g

w

を使用するか結合長さ g

γ

を使用するかは,製造者側,使用者

側の両者で協議の上決定する。

8.6

真円度  真円度は,8.3 及び 8.4 で規定した全累積ピッチ誤差及び全歯形誤差の結果として現れるも

のであるため,特にこの許容値は必要ではない。しかし,熱処理を施した部品及び薄肉部品では,その形

状が真円から外れることかあり,全累積ピンチ誤差及び全歯形誤差か増加する。このような場合には,公

差は多くの変動要素に左右されるのでここには示していない。この場合には,歯及び歯溝の公差等級を見

直す必要がある。

8.7

偏心

8.7.1

歯面合わせスプラインではピンチ円に対する大径又は小径の偏心は,有効すきまか最大の場合でも,

相手スプラインの歯形限界径を超えて接触するほど偏心してはならない。ここでは特にこの公差までは定

めない。

8.7.2

H/h

はめあい(すきまも干渉もないはめあい)以外の歯厚修正量  すきまばめで偏心によってかみ

合いが影響を受けるような場合には,組立て上,かみ合いのずれを許容するのに十分な量だけスプライン

軸の歯厚(有効及び実)を減じることによって最小すきまを確保する必要かある。

参考  しまりばめが要求される場合には,スプライン軸の歯厚を増して必要なしめしろを確保する必

要かある。

8.7.2.1

各種の最大有効しめしろ及び最小有効すきまかあるスプラインのはめあいの種類を備えるため

に,スプライン軸の基準歯厚 に対して k, js, h, f, e 及び d の 6 種類の歯厚修正量を規定する(

表 参照)。

これによって総形通りゲージも標準化される。5.2 で規定した,はめあいの 6 種類に対する公差域及び歯厚

修正量を図解して

図 に示す。


17

B1603-1995

8.7.2.2

歯厚修正量の適用  第 2 章の表 5116 に規定しているはめあい H/h は最小有効すきまか 0 の場

合である。他の歯厚修正量をもつスプライン等級を選択するには,次の規定によって,スプライン軸の諸

元を調整する。

a)

選択した歯厚修正量(k, js, h, f, e 又は d)に応じ,表 7 によって上の寸法許容差 eS

v

を求める。

b)

第 2 章の

表 15116 に規定している最大有効歯厚 S

v max

及び最小実歯厚 S

min

を,上の寸法許容差 eS

v

値だけ修正する。

c)

同様に,大径  (D

ee

) ,

小径の最小値  (D

ie min

)

及び小径の最大値  (D

ie max

)

表 に規定する値だけ,各々

の歯厚修正量及び圧力角ごとに修正する。ただし,H/k 及び H/js のはめあいでは,スプライン軸の大

径  (D

ee

)

を求める際の上の寸法許容差 eS

v

を 0 とする。

d)

オーバピン径の最小値  (M

Re min

)

及び最大値  (M

Re max

)

を計算する。

M

Re min

=M

Re min

*

+ (eS

v

K

e

M

Re max

**

=M

Re min

*

+ (eS

v

+TK

e

*

 MRe

min:

H/h

のはめあいに対するオーバピン径の最小値

**

 MRe

max:

加工公差に対応するオーバピン径の最大値

K

e

の値は第 3 章  (23.3.4.2.2)  を参照。この式は近似式である(第 3 章近似係数の項参照)

。厳

密に論ずる必要があるときには,第 3 章に規定したオーバピン径及びビトゥインピン径の計算

式を用いる。

上の寸法許容差 eS

v

の値は,

表 に示す。

e)

k

枚のまたぎ歯厚の最小値  (W

min

)

及び最大値  (W

max

)

を計算する。

H/h

のはめあいに対応する 枚のまたぎ歯厚の最小値及び最大値は第 3 章  (23.4)  で与えられる。他の種

類のはめあいは,

第 章  (23.4.1)  に規定している計算式による。

8.7.2.3

標準の歯厚修正量をもつスプライン軸の加工には,基準ラノク歯形をもつ標準カツタを用いた転

位歯切り法(基準ラノクの基準ピンチ線がスプラインのピツチ円に接する点を半径方向にずらして歯切り

する方法)を使うことかできる。スプラインの歯形は,インポリュートのままで,ピッチ円の更に外側又

は内側に,元と同じインポリュート曲線の少し異なった範囲の部分カ現れたものになる。このために必要

な半径方向変位量(転位量)は

D

v

es

α

tan

5

.

0

である。

8.7.2.4

歯形に対する上の寸法許容差 eS

v

の量は,スプライン軸の大径部歯先歯厚に影響を与え,また,

大径も変化する。歯厚修正量を適用するときには,次のチェックをしなければならない。

a)

スプライン軸の大径部の歯先歯厚のチェック

歯先歯厚 S

ee

が 0.25より小さくなるのは避けなければならない。歯先歯厚は,D

ee max

上では次の式

で計算する。

÷

ø

ö

ç

è

æ

Dee

D

ee

ee

D

S

D

S

α

α

inv

inv

min

max

ここに,

S

ee

:

歯先円歯厚

S

min

:

歯厚修正量から決まる最小実歯厚

α

D

:

ピッチ円上の圧力角

α

Dee

:

最大大径上の圧力角

÷

÷
ø

ö

ç

ç
è

æ

max

cos

ee

D

Dee

D

D

α

inv

α

D

=tan

α

D

-

α

D

inv

α

Dee

=tan

α

Dee

-

α

Dee


18

B1603-1995

b)

歯底円の隅肉部切り下げ(干渉)

すきまばめを選んだときに,創成工具を用いるとスプライン軸に切り下げが生じる場合がある。適

切な工具データから切り下げの有無を判定する計算をしなければならない。もし切り下げが生じる場

合には,それか許容できるかどうか,更に進めた計算が必要である。

歯数,圧力角とも小さく,次の式のような場合に,基準ラック創成歯切りによって切り下げが生じ

る危険がある。

(h

s

+0.5

D

ie

)>0.5D

sin

2

α

D

参考

ここに,hs:ラックの有効歯末のたけ

÷÷ø

ö

ççè

æ

2

min

Fe

D

0.5

D

ie

:

負の転位量


19

B1603-1995

表 3  総合誤差の許容値

λ

−モジュール 0.251

単位

µm

m=0.25

m=0.50

m=0.75

m=1

公差等級

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7 4 5

6

7

4

5

6

7

4

5

6 7

歯数

Z

6 20

31

23

11

6

7

22

34

16

36

17

25 38

7

8

9 10

15

24

37

39 8

9

35

11

12

26

9

10

32

23

25

38

18

40

10

11

14

21

17

27

41 11

12

16

36

39

12

13

24

12

26

19

28 42

13

14

33

11

40

13

14

15

37

18

15

16 38

27

41

29 43

44

16

17

22

25

20

17

18

10

15

34

17

30 45

18

19

13

19

28

42

14

19

20

39

46

20

21

12

26

43

21

31

21

22

47

22

23

23

35 18

29

23

24

40

20

44

15

32

24

25

22

48

25

26

27

14

30

45

26

27

41

33

49

27

28

16

36

28

29

21

46

23

50

29

30

11

24

13

19

42

31

16

30

31

28

34

51

31

32

47

32

33

37

15

33

34

43

22

32

24

35 52

34

35

48

35

36

29

17

53

36

37

20

36

37

38

17

25

44

33

49

38

39

38

25

54

39

40

14

23

40

41

30

16

50

37

41

42

45

34

55

42

43

43

44

51

18

26

56

44

45

12

39

21

38

45

46

46

24

46

47

26

31

35

52

57

47

48

48

49

27

39

49

50

18

47

17

53

58

50

51

15

36

19

51

52

40

52

53

22

32

25

40

59

53

54

48

54

54

55

13

19

27

41

16

23

33

49

18

26

37

55

20

28

41 60

55


20

B1603-1995

単位

µm

m=0.25

m=0.50

m=0.75

m=1

公差等級

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7 4 5

6

7

4

5

6

7

4

5

6 7

歯数

Z

56 27

37

60

56

57

55

41

57

58

41

58

59

33

49

18

20

61

59

60

26

60

61

38

56

29

42

61

62

23

62

62

63

13 19

16

63

64

50

64

65

28

42

57

63

65

66

34

43

66

67

27

39

67

68

51

58

21

30

64

68

69

19

69

70

44

70

71

24

65

71

72

35

40

59

72

73

43

52

73

74

31

74

75

28

45

66

75

76

29

17

60

76

77

20

22

77

78

53

41

67

78

79

79

80

36

20

61

46

80

81

44

25

32

81

82

68

82

83

14

54

29

42

83

84

62

84

85

47

69

85

86

86

87

30

37

23

87

88

45 33

88

89

55

43

63

70

89

90

18

48

90

91

30

91

92

26

21

71

92

93

21

64

93

94

38

56

94

95

44

34

49

95

96

72

96

97

46

65

24

97

98

31

98

99

99

100

15

22

32

47

19

27

39

57

22

31

45

66

25

35

50

73

100


21

B1603-1995

表 4  総合誤差の許容値

λ

−モジュール 1.252

単位

µm

m=1.25

m=1.5

m=1.75

m=2

公差等級

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7 4 5

6

7

4

5

6

7

4

5

6 7

歯数

Z

6 26 18

27

41

19

28

43

29

44

6

7

12 18

40

28

42

13

29

44

20

30 45  7

8

27

41

13

19

43

20

45

14

21

31 47  8

9 42

29

44

14

30

46

48 9

10

13 19

28 20

45

21

31

47

15

22

32

10

11

43

14

30

33

49

11

12

29

44

21

46

15

22

32

48

50 12

13

20

31

47

49

16

23

34

51 13

14

14

30 45

33

50

35 52  14

15 46

15

22

32

48

23

34

51

24

53 15

16

21

31

49

16

36

54 16

17

47 33

50

35

52

17

25

17

18

32

23

24

53

37 55

18

19

15

22

48

16

34

51

17

36

56 19

20 49

25

54

18

26

38

57 20

21

33 24

35

52

37

55

21

22

23

50

53

27

39 58

22

23

16

34

17

36

18

26

38

56

59 23

24

51

25

54

57

19

40

24

25

28

60

25

26

24

35

52

37

55

27

39

58

41

61 26

27 56

59

27

28

53

18

26

38

19

40

20

29

42 62

28

29

17

36

57

60

63 29

30

25

54

28

41

43

30

31

27

39

58

61

30

64

31

32

37

55

20

21

44

65 32

33

19

40

59

29

42

62

33

34

18

26

56

60

63

66

34

35

38

28

43

31

45

67 35

36

57

41

64

 36

37

61

21

30

22

46

68 37

38

39

20

44

65

32

38

39

27

58

29

42

62

47 69

39

40

19

31

45

66

40

41

40

59 63

70

41

42

43

67

23

33

48

42

43

28

60 64

22

46

71

43

44

21

30

32

68

44

45

41

44

65

34

49

72

45

46

61 47

69

73 46

47

20

24

50

47

48

29

42

62

31

45

66

23

33

70

74

48

49

48

35

49

50

22

67

71

51

75

50

51

43 63

46

51

52

32

68

34

49

72

25

76

52

53

30

64

36

52

53

54

21

69

24

73

77

54

55 22

31

44

65

23

33

47

70

25

35

50

74

26

37

53

78 55


22

B1603-1995

単位

µm

m=1.25

m=1.5

m=1.75

m=2

公差等級

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7 4 5

6

7

4

5

6

7

4

5

6 7

歯数

Z

56 65

74

53

78

56

57

23 33

70

35

37

57

58

31

66

48

51

75

26

54 79

58

59

45

71

59

60

25

80

60

61

22

67 49

36

52

76

38

55

61

62

34

72

81

62

63

46

77

63

64

32

68

24

73

53

27

56

64

65

50

78

82

65

66

37

39

66

67

47

69

35

74

26

83

67

68

54

79

57

68

69

23

51

75

84

69

70

33

70

80

28

40

70

71

48

25

38

55

58

85

71

72

36

52

76

81

72

73

71

27

86

73

74

59

74

75

34

49

77

56

82

41

75

76

72

53

29

87

76

77

78

60

77

78

26

37

57

88

78

79

50 42

79

80

54

79

28

83

84

61

89

80

81

39

81

82

35

73

74

58

85

82

83

38

80

30

90

83

84

51

55

43

62

84

85

75 59

86

91

85

86

24

25

27

81

41

86

87

63

87

88

36

52

76

56

29

87

92

88

89

82

60

44

89

90

88

31

93

90

91

77

42

64

91

92

57

83

92

93

53

61

89

94

93

94

37

78

28

84

45

65

94

95

26

39

30

95

95

96

58

90

96

97

54

85

62

32

97

98

79

91

66

96

98

99

46

99

100

27

38

55

80

29

41

59

86

31

43

63

92

33

47

67 97

100


23

B1603-1995

表 5  総合誤差の許容値

λ

−モジュール 2.55

単位

µm

m=2.5

m=3

m=4

m=5

公差等級

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7 4 5

6

7

4

5

6

7

4

5

6 7

歯数

Z

6

21 31 47 15 22

33

50

17

25

37

56

18

27

40 61  6

7

22 32 49

23

34

52

18

26

38

57

19

28

41 62  7

8

14

33 50

16

24

35

53

39

59

29

43 64  8

9

23

34 51

36

54

27

40

60

20

30

44 66  9

10

15

52

17 25

37

55

19

28

41

62

21

45 67  10

11 16

24 35

53 38

57

42

63

31

46 69  11

12 36

54

18 26

39

58

20

29

43

64

22

32

47 70  12

13

17 25

37 55

27

59

30

44

66

33

48 72  13

14 56

40

60

21

45

67

23

49 73  14

15

18 26 38

57

19

28

41

61

31

46

68

34

50 75  15

16 39

58

62

22

32

47

69

24

35

51 76  16

17

27

59

20 29

42

63

70

52 77  17

18

19

40

60 43

64

33

48

72

25

36

53 79  18

19

28

41 61

30

65

23

49

73

37

54 80  19

20

21

44

66

34

50

74

26

55 81  20

21

20

42 62

31

45

67

24

75

38

56 82  21

22

29

43 63

68

35

51

76

27

57 84  22

23

64

22

46

52

77

39

 85  23

24

30

65

32

47

69

25

36

53

78

40

58 86  24

25

21

44

70

79

28

59 87  25

26

66

23

33

48

71

26

37

54

80

41

60 88  26

27

31

45

67 72

55

81

29

89 27

28 46

68

34

49

73

38

82

42

61

90 28

29

22

32

50

27

56

83

43

62 92  29

30

47 69

24

74

39

57

84

30

63 93  30

31 70

35

51

75

85

94 31

32

23 33

48

76

28

40

58

86

44

64

95 32

33

71

25

36

52

77

59

87

31

65 96  33

34

49

72

41

45

66 97  34

35

34

53

78

60

88

32

98 35

36

24

50 73

37

79

29

61

89

46

67

99 36

37 74

26

54

80

42

90

68 100  37

38

35

62

91

33

47

101 38

39

51

75

38

55

81

30

43

92

69

102 39

40 76 82

63

93

48

70 40

41

25

36

52

27

56

44

34

103

41

42

77

39

83

31

64

94

49

71

104 42

43

53

78

57

84

65

95

72 105  43

44

45

96

35

50

106 44

45

26 37

54 79

28

40

58

85

66

97

73

107 45

46 86

32

46

108 46

47

80 59

67

98

51

74

109 47

48

38 55

81

41

87

99

36

75 110  48

49

29

60

88

33

47

68

100

52

111 49

50

27

56 82

76

50

51

39 42

61

89

69

101

37

53

77

112

51

52

83

90

48

102

 113  52

53

57

84

62

34

70

103

78 114  53

54

30

43

63

91

38

54

115 54

55

28

40

58 85

31 44

92

35

49

71

104

39

55

79

116 55


24

B1603-1995

単位

µm

m=2.5

m=3

m=4

m=5

公差等級

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7 4 5

6

7

4

5

6

7

4

5

6 7

歯数

Z

56 63

72

105

55

56

57

86 44

93

35

50

106

80 117

57

58

41 59

31

64

73

39

81 118  58

59

87 94

107

56

119 59

60

29

60 65

95

51

74

108

82

120 60

61

88

45

36

40

57

61

62

42

96

109

83 121

62

63

61

89

32

66

52

75

110

122 63

64 90

46

97

58

84

123 64

65

30

67

98

37

76

111

41

65

66

43

62

91

53

112

85 124

66

67

99

77

59

125 67

68

63 92

33

47

68

113

86

126 68

69

100

54

78

114

42

60

127 69

70

44

93 69

38

87

70

71

31

64 48

101

79

115

88

128

71

72

94

55

80

116

61

129 72

73

34

70

102

43

89

73

74

45

65

95

103

39

117

130

74

75

49

71

56

81

118

62

90

131 75

76

32

96 104

119

132 76

77

66

44

91

77

78

46

97

35

72

105

40

82

120

63

133

78

79

50

57

92

134 79

80

67

98 106

83

121

135 80

81

73

84

122

45

64

93

81

82

33

47

107

58

136

82

83

68 99

36

51

41

123

94

137 83

84

74

108

65

84

85

100

59

85

124

46

138

85

86

69

75

109

125

95

139 86

87

48

101

52

86

66

87

88

34

110

42

126

96 140

88

89

70

102

37

76

60

87

141 89

90

111

127

67

97

90

91

49

71 103

53

142

91

92

77

112

61

88

128

98

143 92

93

104

43

129

68

93

94

113

89

47

99 144

94

95

35

72

38

54

78

130

145 95

96

50

105

114

62

69

100

96

97

90

131

146

97

98

106

79

115

44

132

49

101

147 98

99

73 55

63

91

70

99

100

36

51

74

107

39

56

80

116

45

64

92

133

50

71

102 148

100


25

B1603-1995

表 6  総合誤差の許容値

λ

−モジュール 610

単位

µm

m=6

m=8

m=10

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7

4

5

6

7

4

5

6

7

歯数

Z

6  20 29 43 66

33

50

75

25

37

55

84

6

7 30

45

68

23

34

51

77

26

38

57

87

7

8

21

31 46 69

24

36

53

79

27

40

59

89

8

9  22 32 47 71

25

37

54

82

28

41

61

91

9

10 33

49

73

26

38

56

84

29

42

62

94

10

11

23

34 50 75

39

57

86

43

64

96

11

12  24 35 51 76

27

40

58

87

30

44

65

98

12

13 52

78

28

41

60

89

31

45

67 100

13

14

25 36

53 80

61

91

32

46

68 102

14

15 37

55

81

29

42

62

93

47

70 104

15

16

26

38 56 83

30

43

64

95

33

48

71 106

16

17 57

84

44

65

96

34

49

72 108

17

18

27 39

58 85

31

45

66

98

50

74 110

18

19 40

59

87

46

67 100

35

51

75 112

19

20

28

60 88

32

68 101

36

52

76 113

20

21

41

90

47

69 103

53

78 115

21

22

29

42

61

91

33

48

70 104

37

54

79 117

22

23 62

92

34

49

72 106

38

80 119

23

24

30 43

63 93

73 107

55

81 120

24

25 44

64

95

35

50

74 109

39

56

82 122

25

26

31

65 96

51

75 110

57

84 124

26

27

45

66 97

36

52

76 112

40

58

85 125

27

28 67

98

77 113

59

86 127

28

29

32

46

68 100

37

53

78 114

41

87 128

29

30 47

101

54

79 116

60

88 130

30

31

33

69 102

38

80 117

42

61

89 131

31

32

48

70 103

39

55

81 119

43

90 133

32

33

34

71 104

56

120

62

91 134

33

34

49

105

82 121

44

63

92 136

34

35

72

106

57

83 122

64

93 137

35

36

35

50

73 107

40

84 124

45

94 139

36

37 74

109

58

85 125

65

95 140

37

38

51

110

41

59

86 126

46

66

96 142

38

39

36

52

75

111

87 127

97 143

39

40 76

112

42

60

88 129

47

67

98 144

40

41

37 53

77 113

130

68

99 146

41

42 114

61

89

131

100 147

42

43

54 78

115

43

62

90 132

48

69

101 149

43

44

38

79 116

44

63

91 133

70 102 150

44

45 117

92 135

49

103 151

45

46

55

80

118

45

136

71

104 153

46

47

39

81 119

64

93

137

50

72 105 154

47

48

56

120

94 138

106 155

48

49

82

121

65

95 139

51

73

107 156

49

50

40

57

83 122

46

96 140

158

50

51 123

66

141

74

108 159

51

52

58 84

67

97

143

52

75 109 160

52

53

41

85

124

47

98 144

110 161

53

54

59

125

68

99 145

53

76

111 163

54

55

42

60

86

126

48

69 100 146

54

77 112 164

55


26

B1603-1995

単位

µm

m=6

m=8

m=10

公差等級

公差等級

公差等級

歯数

Z

4 5 6 7

4

5

6

7

4

5

6

7

歯数

Z

56 42 60 87

127

69 100 147

54

77

165

56

57 128

101 148

78

113

166

57

58

88

129

49

70

102 149

114 168

58

59

43 61

89 130

150

55

79

115 169

59

60 131

71 103

151

116 170

60

61

62 90

132

50

104 152

56

80

117 171

61

62

72

153

172

62

63

44

63 91

133

105

154

81 118

173

63

64 92

134

51

73

106 155

57

119 175

64

65 135

107 156

82

120 176

65

66

45 64

93

136

74

157

58

83 121 177

66

67 137

52

108

158

178

67

68

65 94

138

75

109 159

84 122

179

68

69 95

160

59

123 180

69

70

46

139

53

76 110

161

85

124 181

70

71

66

96

140

111 162

60

183

71

72 141

163

86 125

184

72

73

47

67 97

142

54

77

112

164

126 185

73

74 113 165

61

87

127 186

74

75

98 143

78

166

128 187

75

76

68

99 144

55

114

167

88

188

76

77

48

145

79

115 168

62

129

189

77

78

69 100

146

169

89

130 190

78

79

56

80 116

170

191

79

80

49

101 147

117 171

63

90 131

192

80

81

70

148

81

172

132 193

81

82

102

149

57

118

173

91

133 194

82

83 150

119

64

196

83

84

50

71

103

82

174

92 134

197

84

85

151

58

120

175

65

135 198

85

86

72 104

152

83

176

93

136 199

86

87 153

121

177

200

87

88

51

105 84

122 178

66

94 137

201

88

89

73

154

59

179

138 202

89

90

106

155

123

180

95

203

90

91 107

156

85

181

67

139

204

91

92

52

74 60

124

182

96

140 205

92

93

108 157

86

125

206

93

94 158

183

68

97 141

207

94

95

75

109

159

61

126

184

98 142 208

95

96

53

87

185

209

96

97

110 160

127

186

69

143

210

97

98

76

161

88

128 187

99

144 211

98

99

111

62

188

212

99

100

54

77

112

162

63

89 129

189

70

100 145

213

100


27

B1603-1995

図 8  スプラインのはめあいの種類に対する基礎となる寸法許容差の図解


28

B1603-1995

表 7  差礎となる寸法許容差から得られる修正量  (eS

v

)  

単位

µm

スプライン軸

スプライン穴

基準歯厚の上の寸法許容差

基準歯溝幅の下

の寸法許容差

基礎となる寸法許容差

ピッチ円径

D

 (mm)

d e f h js k

H

≦3 -20

-14

-6

0

0

>3

∼ 6

-30  -20

-10

0

0

>6

∼ 10

-40

-25

-13

0

0

>10

∼ 18

-50

-32

-16

0

0

>18

∼ 30

-65

-40

-20

0

0

>30

∼ 50

-80

-50

-25

0

0

>50

∼ 80

-100

-60

-30

0

0

>80

∼ 120

-120

-72

-36

0

0

>120

∼ 180

-145

-85

-43

0

0

>180

∼ 250

-170

-100

-50

0

0

>250

∼ 315

-190

-110

-56

0

0

>315

∼ 400

-210

-125

-62

0

0

>400

∼ 500

-230

-135

-68

0

0

>500

∼ 630

-260

-145

-76

0

0

>630

∼ 800

-290

-160

-80

0

0

>800

∼1000 -320 -170

-86

0

S

Vmax

S

min

2

*

+ (S

Vmax

Sm

in)

*

0

*

S

v max

及び S

min

は,

第 章の表 15116 を参照(公差等級によって異なる)。

基準歯厚 及び基準歯溝幅 E

m

SE (mm)

m

SE (mm)

m

SE (mm)

m

SE (mm)

0.25

0.393 1.25

1.963 2.5

3.927 6

9.425

0.5

0.785 1.5

2.356 3

4.172 8

12.566

0.75 1.178

1.75

2.749

4  6.283

10  15.708

1 1.571  2

3.142  5

7.854


29

B1603-1995

表 8  基礎となる寸法許容差から得られるスプライン軸の大径及び小径(D

ee

及び D

ie

)の修正量

単位

µm

各はめあいの種類に対する大径及び小径(D

ee

及び D

ie

)の修正量

D

v

es

α

tan

d e f

h

Js

k

ピッチ円径

D

 (mm)

30

° 37.5° 45° 30°

37.5

°

45

°

30

°

37.5

°

45

°

α

D

α

D

α

D

≦3

-35 -26 -20 -24

-18

-14

-10

-8

-6

0

>3

6  -52 -39 -30 -35

-26

-20

-17

-13

-10

0

>6

10  -69 -52 -40 -43

-33

-25

-23

-17

-13

0

>10

18  -87 -65 -50 -55

-42

-32

-28

-21

-16

0

>18

30  -113 -85 -65 -69

-52

-40

-35

-26

-20

0

>30

50  -139

-104 -80 -87

-65

-50

-43

-33

-25

0

>50

80  -173 -130 -100  -l04

-78

-60

-52

-39

-30

0

>80

120  -208 -156 -120 -125

-94

-72

-62

-47

-36

0

>120

180  -251 -189 -145 -147

-111

-85

-74

-56

-43

0

>180

250  -294 -222 -170 -173

-130

-100

-87

-65

-50

0

>250

315  -329 -248 -190 -191

-143

-110

-97

-73

-56

0

>315

400  -364 -274 -210 -217

-163

-125

-107

-81

-62

0

>400

500  -398 -300 -230 -234

-176

-135

-118

-89

-68

0

>500

630  -450 -339 -260 -251

-189

-145

-132

-99

-76

0

>630

800  -502 -378 -290 -277

-209

-160

-139

-104

-80

0

>800

∼1000  -554 -417 -320 -294

-222

-170

-149

-112

-86

0

S

Vmax

S

min

2ta

D

*

S

Vmax

S

min

ta

D

*

*

 SV

max

及び Smin は,第 2 章の表 15∼116 を参照

tan30

°=O.57735

tan37.5

°=0.76733

tan45

°=1


30

B1603-1995

表 9  小径の公差−スプライン穴  (D

ii

)  

大径の公差−スプライン軸  (D

ee

)  

単位

µm

D

ii

の公差

D

ee

の公差

モジュール m

モジュール m

0.25

∼0.75

1

∼1.75 2∼10 0.25∼0.75

1

∼1.75 2∼10

直径

D

ii min

D

ee max

 (mm)

H10 H11

H12

h10  h11

h12

≦3 +40

0

0

- 0

>3

∼ 6

+48

+75

0

0

0

0

- 8

- 5

>6

∼ 10

+58

+90

0

0

0

0

- 8

- 0

>10

∼ 18

+70

+110

+180

0

0

0

 0

0

0

-70

_110

-180

>18

∼ 30

+84

+130

+210

0

0

0

 0

0

0

-84

-130

-210

>30

∼ 50

+100

+160

+250

0

0

0

 0

0

0

-100

-160

-250

>50

∼ 80

+120

+190

+300

0

0

0

 0

0

0

-120

-190

-300

>80

∼ 120

+220

+350

0

0

 0

0

-220

-350

>120

∼ 180

+250

+400

0

0

 0

0

-250

-400

>180

∼ 250

+460

0

 0

-460

>250

∼ 315

+520

0

 0

-520

>315

∼ 400

+570

0

 0

-570

>400

∼ 500

+630

0

 0

-630

>500

∼ 630

+700

0

 0

-700

>630

∼ 800

+800

0

 0

-800

>800

∼1000 +900

0

 0

-900


31

B1603-1995

表 10  奉準ラックによってできるスプライン穴又はスプライン軸の最小隅肉半径(7.5 参照)

単位

mm

最小半径

圧力角

モジュール

α

D

=30

°(

図 3

α

D

=30

°(

図 4

α

D

=37.5

°(

図 5

α

D

=45

°(

図 6

m 0.2m  0.4m  0.3m

0.25m

10 2.00

4.00  3.00

8 1.60

3.20  2.40

6 1.20

2.40  1.80

5 1.00

2.00  1.50

4 0.80

1.60  1.20

3 0.60

1.20  0.90

2.5  0.50 1.00

0.75 0.62

2

0.40 0.80

0.60 0.50

1.75 0.35 0.70

0.52 0.44

1.5  0.30 0.60

0.45 0.38

1.25 0.25 0.50

0.38 0.31

1

0.20 0.40

0.30 0.25

0.75 0.15 0.30

0.22 0.19

0.5  0.10 0.20

0.15 0.12

0.25

  0.06

9.

スプラインの各種誤差の影響

9.1

ピッチ誤差

  ピッチ誤差は,一対のかみ合う歯面と歯面との間に,すきま又はしめしろを生じさせ

る。はめあいは,最小のすきま又は最小のしめしろをもつ部分で決まるから,ピッチ誤差は,有効すきま

を減少させたり,有効しめしろを増加させたりする。

9.2

歯形誤差(図 参照)

  歯形誤差は,接触面積を減少させる。正 (+) 側の歯形誤差は,有効すきま

を減少させることになり,はめあいに影響を与える。負 (-) 側の歯形誤差は,有効すきまに影響を与えな

い。

9.3

歯すじ誤差

  歯すじ誤差は,すきま変化の原因となり,有効すきまを減少させる。

10.

スプラインの有効寸法及び実寸法

10.1

有効歯溝幅及び実歯溝幅

図 9

の a)は,ピッチ誤差と歯形誤差とをもつスプライン穴を示す。

図 9

の b)は,完全なスプライン軸(誤差のないスプライン)が,たとえ各々の歯が,相手の歯溝と同じ幅を

もっていてもぴったりかみ合わないことを示している。

完全なスプライン軸が,どの位置でもかみ合うようにするためには,スプライン穴のすべての歯溝幅が

干渉量だけ広くなければならない。この幅が,

図 9

の C)に示すように,スプライン穴の実歯溝幅である。

有効歯溝幅は,かみ合う完全なスプライン軸の歯厚に等しい。

10.2

有効歯厚及び実歯厚

  誤差をもつスプライン軸と完全なスプライン穴とのはめあいについても,

10.1

と同じような関係で,有効歯厚及び実歯厚が定義される。そして有効歯厚は,実歯厚よりも,総合誤差だ

け大きい(

図 10

参照)


32

B1603-1995

10.3

有効すきま(すきま

又は

しめしろ)

  スプライン穴の有効歯溝幅からスプライン軸の有効歯厚を引

いた値が,有効すきま又はしめしろであり,これが相手部品とのはめあいを決める(このことは,厳密に

は,かみ合う部品の歯面上の高い点,つまり頂部が接触するようになる場合にだけ正しい。

。正 (+) 側の

有効すきまが,

“ガタ”又はバックラッシであり,負 (-) 側の有効すきまは,しめしろ又は干渉量である。

10.4

歯満幅及び歯厚の寸法許容限界

  加工公差内での実歯溝幅及び実歯厚の誤差は,それぞれの有効寸

法に,相当する誤差を生じさせる。したがって,

図 11

に示すように,歯溝幅に対しては,4 種類の寸法限

界(すなわち,最小有効,最大有効,最小実及び最大実の 4 種類)があり,また,歯厚に対しても 4 種類

の寸法限界(すなわち,最大有効,最小有効,最大実及び最小実の 4 種類)がある。

10.4.1

スプラインの H/h のはめあいに対する最小有効歯溝幅  (E

v min

) ,

最大有効歯厚  (S

v max

)

及び最小有効

すきま  (C

v min

)

は,次の式のとおりである。

E

v min

=S

v max

=0.5

πmE

basic

又は S

basic

C

v min

=0

(バックラックなし)

10.4.2

スプラインの H/h のはめあいに対する最大有効歯溝幅  (E

v max

) ,

最小有効歯厚  (S

v min

)

及び最大有効

すきま  (C

v max

)

は,次の式のとおりである。

E

v max

: 0.5

πm+T

S

v min

=0.5

πm-T

C

v max

=2T

10.4.3

スプラインの H/h のはめあいに対する最小実歯溝幅  (E

min

) ,

最大実歯厚  (S

max

)

及び計算上の最小す

きま  (C

min

)

は,次の式のとおりである。

E

min

=0.5

πm

S

max

=0.5

πm

C

min

=2

λ

10.4.4

スプラインの H/h のはめあいに対する最大実歯溝幅  (E

max

) ,

最小実歯厚  (S

min

)

及び計算上の最大す

きま  (c

max

)

は,次の式のとおりである。

E

max

=0.5

πm+(T+λ)

S

min

=0.5

πm-(T+λ)

C

max

=2

T+

λ)

10.4.5

スプライン軸が,h 以外の歯厚修正量をもつ場合には,有効すきま c

v

10.4.1

及び

10.4.2

参照)及

び計算上のすきま c

10.4.3

及び

10.4.4

参照)は,これらの歯厚修正量分だけ修正しなければならない(

7

参照)

11.

歯溝幅及び歯厚に対する有効寸法及び実寸法の適用

11.1

最小有効歯満幅  (E

V min

及び最大有効歯厚  (S

v max

  これらの寸法は,スプラインが組み立てられ

ることを保証する最大実体状態を示すものである。最小有効すきま  (c

v min

)

を管理する通り総形スプライ

ンゲージによって検査するすべてのゲージに対して,これらの寸法を明記しなければならない。


33

B1603-1995

11.2

最小実歯満幅  (E

min

及び最大実歯厚  (S

max

  これらの寸法は,参考寸法として規定するのがよく,

最大実体状態を管理する通り総形スプラインゲージによって検査される部品の合格/不合格に対しては使

用されない。測定された実歯溝幅が参考値である最小実歯溝幅よりも小さくて,かつ,スプライン穴が通

り総形プラグゲージを通す場合,又は,測定された実歯厚が参考値である最大実歯厚よりも大きく,かつ,

スプライン軸が通り総形リングゲージを通す場合には,個々のスプラインの誤差による累積的影響は,総

合誤差の許容値

λよりも小さい。このような部品は,最大実体状態を超えていないので受け入れ可能であ

る。参考寸法としてのこれら実寸法の規定は,歯溝幅及び歯厚を管理するために必要である。

すべての断面の誤差は,加工公差に含まれる。いずれの断面の誤差も,歯厚及び歯面平行度の測定に影

響を及ぼす。

11.3

最大実歯満幅  (E

max

及び最小実歯厚  (S

min

  これらの寸法は,最小実体状態の限界を明らかにす

るもので,部品の合格又は不合格のために全てのスプラインに対して規定する。

11.4

最大有効歯満幅  (E

v max

及び最小有効歯厚  (S

v min

  これらの寸法は,スプラインのはめあい H/h

に対して最大有効すきまの許容限界を明らかにするものであるが,総合誤差の許容限界を示すものではな

い。

11.4.1

これらの寸法は,総合誤差の減少による最大有効すきまの増加防止のために,

11.3

の許容限界に加

えて使用してもよい(

図 11

の方法 A 参照。

。この方法は,通り総形ゲージと共に止まり総形ゲージによ

る検査が必要になり,この検査は,ゲージ使用の必要が増す。最大有効すきまは,組立て上必要ならば,

“任意検査”と注記して追加してもよいが,絶対値の管理は必要ない。もし,機械加工精度が,許容誤差

以内になるならば,更に測定の時間を費やしたり,器具を用いなくてもスプラインの穴の実歯溝幅又は軸

の実歯厚は,許容値以内になる。

11.4.2

スプライン誤差の管理が不要の場合には,

図 11

に示す方法 B を使用する。方法 B を使う場合,及

び精密測定室でスプライン誤差の管理が必要な場合には,次のデータをスプライン諸元に追記する。

(a) 

全歯形誤差

0.0xx

歯たけの中央

3

1

範囲内で正 (+) 側誤差 +0.0xx

(b) 

任意の

2

1

周にわたる全累積ピッチ誤差

0.0xxmax

(c) 

全歯すじ誤差

0.0xx

g

γ

=xx. xx

これらの値は,

8.3

,

8.4

及び

8.5

に示す式から求める。

12.

図面データ

  スプラインの部品図において完全な情報を示すためには,一定の様式の仕様書を使うこ

とが重要である。要目表(

表 11

14

参照)のように寸法及びデータを付け加えることによって多くの誤解

が避けられる。

X

印の数は,一般に使われる数値のけた数を示す。この表形式のスプライン仕様書を使えば,スプライ

ンの歯の図示は,普通,不要である。

12.1

スプラインデータ及び基準寸法

  スプラインデータは,設計及び製造の目的に使われる。ピッチ及

び圧力角は,個々の検査を受けない。基準寸法の定義は,

2.45

に示した。

12.2

歯底の形式の組合せ

12.2.1

平底歯面合わせスプライン穴は,丸底スプライン軸と組み合わせてよい。

これは,応力集中を緩和するために軸側に大きな隅肉半径が必要な場合に使用する。このスプライン歯

元の組合せは,スプライン軸の小径の隅肉半径の値を“任意”と注記することによって,設計の特例とし


34

B1603-1995

て許容する。

12.2.2

丸底スプライン穴の大径の隅肉半径の値を,

“任意”と注記して平底スプライン穴として用いるこ

とは,設計の特例として許容する。

備考

12.2.1

及び

12.2.2

については,平底スプライン穴の大径(もし必要なら歯形と隅肉との接点の

直径)は,歯形限界径と丸底スプライン穴の大径の最大値との間に位置すべきである。

すべての場合に,通りゲージは,部品ごとに用意するのが望ましい。

12.3

呼び方

  スプライン(歯面合わせ)のはめあい部品は,次の順序で呼ぶ。

a)

スプライン穴=INT

スプライン軸=EXT

スプライン継手=INT/EXT

b)

歯数=z(歯数の後に記入)

c)

モジュール=m(モジュールの値の後に記入)

d)

圧力角 30°平底=30P

圧力角 30°丸底=30R

圧力角 37.5°=37.5

圧力角 45°=45

e)

公差等級=4, 5, 6 又は 7

f)

はめあいの種類

スプライン穴=H

スプライン軸:k, js, h, f, e 又は d

g)

規格番号

JIS B 1603

スプライン継手,歯数 24 枚,モジュール 2.5,圧力角 30°,丸底,公差等級 5 級,はめあい H/f

の呼び方

スプライン継手:INT/EXT24z×2.5m×30R×5H/5f

JIS B 1603

スプライン穴:INT24z×2.5m×30R×5H

JIS B 1603

スプライン軸:EXT24z×2.5m×30R×5f

JIS B 1603


35

B1603-1995

図 9  スプライン穴における誤差の影響

図 10  スプライン軸における誤差の影響

完全なスプライン穴は,もしスプライン軸のすべての歯が干渉量だけ狭まれば,どこの位置でもはまり合う。


36

B1603-1995

図 11  スプラインの歯満幅及び歯厚と検査方法との関係の説明図

参考

穴及び軸の 及び

λは,公差等級によってそれぞれの値をとる。


37

B1603-1995

図 12  平底スプライン(圧力角

α

D

=30

°,モジュール 0.510

表 11  要目表(圧力角 30°,平底歯面合せ)

スプライン穴

スプライン軸

歯数

Z

歯数

Z

モジュール

m

モジュール

m

圧力角

α

D

 30

°

圧力角

α

D

 30

°

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

大径

D

ei

 XX.

XX

max

XX. XX

min

大径

D

ee

xx. xx

0

x.xxx

 (hx)

歯形限界径

D

Fi

 XX.

XX

min

歯形限界径

D

Fe

 XX. XX

max

小径

D

ii

 xx.

xx

x.xxx

0

 (Hx)

小径

D

ie

 XX.

XX

min

XX. XX

max

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

歯溝幅

歯厚

最大実

E

max

 XX.

XXX

最大有効

S

v max

XX. XXX

最小実

E

min

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

S

v min

XX. XXX

最大有効

E

v max

 XX.

XXX

最大実

S

max

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

E

v min

 XX.XXX

最小実

S

min

 XX.

XXX

ビトゥインピン径 M

Ri

 XX.

XXX

∼XX. XXX オーバピン径

M

Re

 XX.

XXX

∼XX. XXX

ピン径

D

Ri

 X.

XXX

ピン径

D

Re

 XX.

XXX

最小隅肉半径

表 10 参照

最小隅肉半径

表 10 参照

*

管理する寸法を決めるために使われた,測定不能又は測定因難な値。

備考  この要目表は,スプラインの仕様書として必要である。ここには標準方式を示す。管理の

選択方法及び歯底の形式の組合せは 11.4 及び 12.2 に示す。このはめあいは,制約がある
場合(円筒部品で丸底を使うには肉厚が薄くなり過ぎたり,肩の近くまでホブ切りをする

など)及び経済性(ホブ切り,ギヤシェーパ切り,穴部品に対しブローチをより短くする
とき)を重視する場合に用いる(

表 1643 参照)。 


38

B1603-1995

図 13  丸底スプライン(圧力角

α

D

=30

°,モジュール 0.510

表 12  要目表(圧力角 30°,丸底歯面合せ)

スプライン穴

スプライン軸

歯数

Z

歯数

Z

モジュール

m

モジュール

m

圧力角

α

D

 30

°

圧力角

α

D

 30

°

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

大径

D

ei

 XX,

XX

max

XX. XX

min

大径

D

ee

 xx.

xx

0

x.xxx

 (hx)

歯形限界径

D

Fi

 XX.

XX

min

歯形限界径

D

Fe

 XX. XX

max

小径

D

ii

 xx.

xx

x.xxx

0

 (Hx)

小径

D

ie

 XX.

XX

min

XX. XX

max

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

歯溝幅

歯厚

最大実

E

max

 XX.

XXX

最大有効

S

v max

XX. XXX

最小実

E

min

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

S

v min

XX. XXX

最大有効

E

v max

 XX.

XXX

最大実

S

max

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

E

v min

 XX.

XXX

最小実

S

min

 XX.

XXX

ビトゥインピン径 M

Ri

 XX.

XXX

∼XX. XXX オーバピン径

M

Re

 XX.XXX

∼XX. XXX

ピン径

D

Ri

 X.

XXX

ピン径

D

Re

 XX.

XXX

最小隅肉半径

表 10 参照

最小隅肉半径

表 10 参照

*

管理する寸法を決めるために使われた,測定不能又は測定困難な値。

備考  この要目表は,スプラインの仕様書として必要である。ここには標準方式を示す。管理の

選択方法及び歯底の形式の組合せは 11.4 及び 12.2 に示す。丸底の隅肉半径は,重荷重を
許容し,応力集中が少ないので,平底より疲労に強い(

表 4471 参照)。 


39

B1603-1995

図 14  丸底スプライン(圧力角

α

D

=37.5

°,モジュール 0.510

表 13  要目表(圧力角 37.5°,丸底歯面合せ)

スプライン穴

スプライン軸

歯数

z

歯数

z

モジュール

m

モジュール

m

圧力角

α

D

 37.5

°

圧力角

α

D

 37.5

°

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

大径

D

ei

 XX.

XX

max

XX. XX

min

大径

D

ee

 xx.

xx

0

x.xxx

 (hx)

歯形限界径

D

Fi

 XX. XX

min

歯形限界径

D

Fe

 XX. XX

max

小径

D

ii

 xx.

xx

x.xxx

0

 (Hx)

小径

D

ie

 XX.

XX

min

XX. XX

max

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

歯溝幅

歯厚

最大実

E

max

 XX.

XXX

最大有効

S

v max

XX. XXX

最小実

E

min

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

S

v min

XX. XXX

最大有効

E

v max

 XX.

XXX

最大実

S

max

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

E

v min

 XX.

XXX

最小実

S

min

 XX.

XXX

ビトゥインピン径 M

Ri

 XX.

XXX

∼XX. XXX オーバピン径

M

Re

 XX.

XXX

∼XX. XXX

ピン径

D

Ri

 X.

XXX

ピン径

D

Re

 XX.

XXX

最小隅肉半径

表 10 参照

最小隅肉半径

表 10 参照

*

管理する寸法を決めるために使われた,測定不能又は測定困難な値。

備考  この要目表は,スプラインの仕様書として必要である。ここには標準方式を示す。管理の

選択方法及び歯底の形式の組合せは 11.4 及び 12.2 に示す。このスプラインの圧力角及び
形状は,30°及び 45°圧力角スプラインを,折衷したものである。スプライン軸が冷間
成形され,特に 45°圧力角スプラインでは要求が満たされず,軸の材料が 30°圧力角の

冷間成形工具の硬さの限界を超えるような場合の継手として,よく用いる(

表 7299 

照)

 


40

B1603-1995

図 15  丸底スプライン(圧力角

α

D

=45

°,モジュール 0.252.5

表 14  要目表(圧力角 45°,丸底歯面合せ)

スプライン穴

スプライン軸

歯数

Z

歯数

Z

モジュール

m

モジュール

m

圧力角

α

D

 45

°

圧力角

α

D

 45

°

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

基礎円径

D

b

 XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

ピッチ円径

D XX.

XXXX

(参考)

*

大径

D

ei

 XX.

XX

max

XX. XX

min

大径

D

ee

 xx.

xx

0

x.xxx

 (hx)

歯形限界径

D

Fi

 XX. XX

min

歯形限界径

D

Fe

 XX. XX

max

小径

D

ii

 xx.

xx

x.xxx

0

 (Hx)

小径

D

ie

 XX.

XX

min

XX. XX

max

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

基礎円ピッチ

P

b

 XX.

XXXX

歯溝幅

歯厚

最大実

E

max

 XX.

XXX

最大有効

S

v max

XX. XXX

最小実

E

min

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

S

v min

XX. XXX

最大有効

E

v max

 XX.

XXX

最大実

S

max

 XX.

XXX

(参考)

*

最小有効

E

v min

 XX.

XXX

最小実

S

min

 XX.

XXX

ヒトゥインピン径 M

Ri

 XX.

XXX

∼XX. XXX オーバピン径

M

Re

 XX.

XXX

∼XX. XXX

ピン径

D

Ri

 X.

XXX

ピン径

D

Re

 XX.

XXX

最小隅肉半径

表 10 参照

最小隅肉半径

表 10 参照

*

管理する寸法を決めるために使われた,測定不能又は測定困難な値。

備考  この要目表は,スプラインの仕様書として必要である。ここには標準方式を示す。管理の

選択方法及び歯底の形式の組合せは 11.4 及び 12.2 に示す。45°圧力角のインポリュート
スプラインは,歯の部分にトルクだけがかかり,負荷中に滑動しない所,及び肉厚が破壊

に対し十分強いときに用いる。45°圧力角スプラインは,冷間成形に大変適している(

100

117 参照)

 


41

B1603-1995

第 章  諸元 

13.

一般

  この章のスプラインの寸法表(

表 15

116

)は,最小有効すきまが 0 であるはめあいの種類 H/h

のものを示す。異なったはめあいの種類を選択するときには,スプライン軸の寸法を調節する必要がある

8.7.2.2

参照)

表 15

70

は,圧力角 30°,はめあいの種類 H/h で公差等級 4, 5, 6 及び 7 の,平底歯面合せ及び丸底歯

面合せスプラインの寸法を示す。

表 71

98

は,圧力角 37.5°,はめあいの種類 H/h で公差等級 4, 5, 6 及び

7

の丸底歯面合せスプラインの寸法を示す。

表 99

116

は圧力角好,はめあいの種類 H/h で公差等級 4, 5, 6

及び 7 の丸底歯面合せスプラインの寸法を示す。

14.

寸法及び寸法公差

表 15

116

には,

表 2

の式から求めた寸法及び寸法公差を示す。歯溝幅及び歯厚

の寸法公差は,

6.

,

8.1

及び

8.2

の式による。