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B 1536-4:2008

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義 

2

4  スラスト保持器付き針状ころ

2

4.1  量記号

2

4.2  主要寸法,許容差及び許容値

2

4.3  ゲージ検査 

4

5  スラストワッシャ

4

5.1  量記号

4

5.2  主要寸法,許容差及び許容値

4

5.3  ゲージ検査 

6

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

7


 
B 1536-4:2008

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本ベアリング工業会(JBIA)から,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経

済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1536:1999 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 1536 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

1536-1  第 1 部:寸法系列 48,49 及び 69

JIS

B

1536-2  第 2 部:内輪なしシェル形

JIS

B

1536-3  第 3 部:ラジアル保持器付き針状ころ

JIS

B

1536-4  第 4 部:スラスト保持器付き針状ころ及びスラストワッシャ

JIS

B

1536-5  第 5 部:トラックローラ


 

日本工業規格

JIS

 B

1536-4

:2008

転がり軸受−針状ころ軸受の主要寸法及び公差−

第 4 部:スラスト保持器付き針状ころ及びスラスト

ワッシャ

Rolling bearings Boundary dimensions and tolerances of needle roller

bearings Part 4 : Thrust needle roller and cage assemblies, thrust washers

序文 

この規格は,2000 年に第 3 版として発行された ISO 3031 を基に作成した日本工業規格であるが,用語

及び定義の追加並びに最新の量記号を採用するなど,

技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,スラスト保持器付き針状ころ及びスラストワッシャの主要寸法,許容差及び許容値,並び

にゲージ検査について規定する。

注記 1  この規格は,針状ころ軸受の主要寸法及び公差について規定するものであるが,その主要寸

法及び公差に係る規定は,互換性を確保するために示すものであり,この規格によって適合

性評価を行うことは,意図していない。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3031:2000, Rolling bearings−Thrust needle roller and cage assemblies, thrust washers−Boundary

dimensions and tolerances (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0104  転がり軸受用語

注記  対応国際規格:ISO 5593:1997, Rolling bearings−Vocabulary (MOD)

JIS B 0124  転がり軸受用量記号

注記  対応国際規格:ISO 15241:2001, Rolling bearings−Symbols for quantities (MOD)

JIS B 0401-2  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表



B 1536-4:2008

注記  対応国際規格:ISO 286-2:1988, ISO system of limits and fits−Part 2 : Tables of standard tolerance

grades and limit deviations for holes and shafts (IDT)

JIS B 1506  転がり軸受−ころ

注記  対応国際規格:ISO 3096:1996, Rolling bearings−Needle rollers−Dimensions and tolerances

(MOD)

JIS B 1515-1  転がり軸受−公差−第 1 部:用語及び定義

注記  対応国際規格:ISO 1132-1:2000, Rolling bearings−Tolerances−Part 1 : Terms and definitions

(IDT)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0104 及び JIS B 1515-1 によるほか,次による。

3.1 

スラストワッシャ (thrust washer) 

スラスト保持器付き針状ころに使用する,プレス加工で造った軌道盤。

スラスト保持器付き針状ころ 

4.1 

量記号 

この規格で用いる主な量記号は,JIS B 0124 によるほか,次による。

図 に示す量記号及び表 の値は,許容差及び許容値を除き,特記しない限り,呼び寸法である。

D

c

    :保持器外径

D

cs max

 :保持器の最大実測外径

D

w

    :針状ころの直径

d

c

     :保持器内径

d

cs min

  :保持器の最小実測内径

V

Dcsp

  :保持器の平面内外径不同

V

dcsp

   :保持器の平面内内径不同

図 1−スラスト保持器付き針状ころ 

4.2 

主要寸法,許容差及び許容値 

スラスト保持器付き針状ころの主要寸法,許容差及び許容値を,

表 に示す。


3

B 1536-4:2008

表 1−スラスト保持器付き針状ころの主要寸法,許容差及び許容値

d

c

mm

d

cs min

の許容差

a) 

µm

V

dcsp

µm

D

c

mm

D

cs max

の許容差

b) 

µm

V

Dcsp

µm

D

w

c)

mm

上の許容差

下の許容差

最大

上の許容差

下の許容差

最大

6

+ 95

+20 75

19

−110

−320 210  2

7

+115

+25 90

20

−110

−320 210  2

8

+115

+25 90

21

−110

−320 210  2

9

+115

+25 90

22

−110

−320 210  2

10

+115

+25 90

24

−110

−320 210  2

12

+142

+32 110 26 −110

−320 210  2

14

+142

+32 110 27 −110

−320 210  2

15

+142

+32 110 28 −110

−320 210  2

16

+142

+32 110 29 −110

−320 210  2

17

+142

+32 110 30 −110

−320 210  2

18

+142

+32 110 31 −120

−370 250  2

20

+170

+40 130 35 −120

−370 250  2

22

+170

+40 130 37 −120

−370 250  2

25

+170

+40 130 42 −130

−380 250  2

28

+170

+40 130 45 −130

−380 250  2

30

+170

+40 130 47 −130

−380 250  2

32

+210

+50 160 49 −130

−380 250  2

35

+210

+50 160 52 −140

−440 300  2

40

+210

+50 160 60 −140

−440 300  3

45

+210

+50 160 65 −140

−440 300  3

50

+210

+50 160 70 −150

−450 300  3

55

+250

+60 190 78 −150

−450 300  3

60

+250

+60 190 85 −170

−520 350  3

65

+250

+60 190 90 −170

−520 350  3

70

+250

+60 190 95 −170

−520 350  4

75

+250

+60 190

100 −170

−520 350  4

80

+250

+60 190

105 −180

−530 350  4

85

+292

+72 220

110 −180

−530 350  4

90

+292

+72 220

120 −180

−530 350  4

100

+292

+72 220

135 −200

−600 400  4

110

+292

+72 220

145 −210

−610 400  4

120

+292

+72 220

155 −210

−610 400  4

130

+335

+85 250

170 −230

−630 400  5

140

+335

+85 250

180 −230

−630 400  5

150

+335

+85 250

190 −240

−700 460  5

160

+335

+85 250

200 −240

−700 460  5

a)

  この表の値は,d

cs min

と d

c

との間の差の限界を示す。

  b)

この表の値は,D

cs max

と D

c

との間の差の限界を示す。

  c)

針状ころのころ径とゲージは,JIS B 1506 を参照。



B 1536-4:2008

4.3 

ゲージ検査 

スラスト保持器付き針状ころの保持器の内径及び外径は,通り及び止りゲージで検査してもよい。

保持器内径(d

c

)用のプラグゲージの通り側の寸法は,保持器の最小実測内径(d

cs min

)の下の許容差の値に

等しく,止り側は,d

cs min

の上の許容差の値に等しい値とする。

保持器外径(D

c

)用のリングゲージの通り側の寸法は,保持器の最大実測外径(D

cs max

)の上の許容差の値に

等しく,止り側は,D

cs max

の下の許容差の値に等しい値とする。

プラグゲージ及びリングゲージが,スラスト保持器付き針状ころの寸法を検証する効果的な工具である

が,他の適切なゲージ検査又は検証の方法を採用してもよい。 

なお,針状ころの等級は,受渡当事者間の協定による。

スラストワッシャ 

5.1 

量記号 

この規格で用いる主な量記号は,JIS B 0124 によるほか,次による。

図 に示す量記号及び表 の値は,許容差及び許容値を除き,特記しない限り,呼び寸法である。

D     :スラストワッシャの外径

D

s max

  :スラストワッシャの最大実測外径

d      :スラストワッシャの内径

d

s min

  :スラストワッシャの最小実測内径

s      :スラストワッシャの厚さ

V

Dsp

   :スラストワッシャの平面内外径不同

V

dsp

    :スラストワッシャの平面内内径不同

図 2−スラストワッシャ

5.2  主要寸法,許容差及び許容値 

スラストワッシャの主要寸法,許容差及び許容値を,

表 に示す。

表 2−スラストワッシャの主要寸法,許容差及び許容値

d

mm

d

s min

の許容差

a) 

µm

V

dsp

µm

D

mm

D

s max

の許容差

b) 

µm

V

Dsp

µm

s

c) 

mm

上の許容差

下の許容差

最大

上の許容差

下の許容差

最大

系列 a

系列 b

6

+140

+20 120

19

−40

−370 330 0.8  1

7

+175

+25 150

20

−40

−370 330 0.8  1

8

+175

+25 150

21

−40

−370 330 0.8  1

9

+175

+25 150

22

−40

−370 330 0.8  1

10

+175

+25 150

24

−40

−370 330 0.8  1


5

B 1536-4:2008

表 2−スラストワッシャの主要寸法,許容差及び許容値(続き)

d

mm

d

s min

の許容差

a) 

µm

V

dsp

µm

D

mm

D

s max

の許容差

b) 

µm

V

Dsp

µm

s

c) 

mm

上の許容差

下の許容差

最大

上の許容差

下の許容差

最大

系列 a

系列 b

12

+212

+32 180

26 −40

−370 330 0.8  1

14

+212

+32 180

27 −40

−370 330 0.8  1

15

+212

+32 180

28 −40

−370 330 0.8  1

16

+212

+32 180

29 −40

−370 330 0.8  1

17

+212

+32 180

30 −40

−370 330 0.8  1

18

+212

+32 180

31 −50

−440 390 0.8  1

20

+250

+40 210

35 −50

−440 390 0.8  1

22

+250

+40 210

37 −50

−440 390 0.8  1

25

+250

+40 210

42 −50

−440 390 0.8  1

28

+250

+40 210

45 −50

−440 390 0.8  1

30

+250

+40 210

47 −50

−440 390 0.8  1

32

+300

+50 250

49 −50

−440 390 0.8  1

35

+300

+50 250

52 −60

−520 460 0.8  1

40

+300

+50 250

60 −60

−520 460 0.8  1

45

+300

+50 250

65 −60

−520 460 0.8  1

50

+300

+50 250

70 −60

−520 460 0.8  1

55

+360

+60 300

78 −60

−520 460 0.8  1

60

+360

+60 300

85 −72

−612 540 0.8  1

65

+360

+60 300

90 −72

−612 540 0.8  1

70

+360

+60 300

95 −72

−612 540 0.8  1

75

+360

+60 300

100 −72

−612 540 0.8  1

80

+360

+60 300

105 −72

−612 540 0.8  1

85

+422

+72 350

110 −72

−612 540 0.8  1

90

+422

+72 350

120 −72

−612 540 0.8  1

100

+422

+72 350

135 −85

−715 630 − 1

110

+422

+72 350

145 −85

−715 630 − 1

120

+422

+72 350

155 −85

−715 630 − 1

130

+485

+85 400

170 −85

−715 630 − 1

140

+485

+85 400

180 −85

−715 630 − 1

150

+485

+85 400

190

−100

−820 720 − 1

160

+485

+85 400

200

−100

−820 720 − 1

a)

  この表の値は,d

s min

と との間の差の限界を示す。

  b)

この表の値は,D

s max

と との間の差の限界を示す。

  c)

許容差は,JIS B 0401-2 の公差域クラス js12 相当とする。



B 1536-4:2008

5.3 

ゲージ検査 

スラストワッシャの内径及び外径は,通り及び止りゲージで検査してもよい。

内径(d)用のプラグゲージの通り側の寸法は,スラストワッシャの最小実測内径(d

s min

)の下の許容差の値

に等しく,止り側は,d

s min

の上の許容差の値に等しい値とする。

外径(D)用のリングゲージの通り側の寸法は,スラストワッシャの最大実測外径(D

s max

)の上の許容差の

値に等しく,止り側は,D

s max

の下の許容差の値に等しい値とする。

なお,プラグゲージ及びリングゲージが,スラストワッシャの寸法を検証する効果的な工具であるが,

他の適切なゲージ検査又は検証の方法を採用してもよい。


 

附属書 JA

(参考)

JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 1536-4 : 2008  転がり軸受−針状ころ軸受の主要寸法及び公差−第 4 部 : スラ
スト保持器付き針状ころ及びスラストワッシャ

ISO 3031 : 2000,  Rolling bearings−Thrust needle roller and cage assemblies, thrust 
washers−Boundary dimensions and tolerances

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

1  適 用 範

“ゲージ検査”を規
定。

1

“ゲージ検査”の規定な
し。

追加

“ゲージ検査”を追加した。

対応国際規格定期見直し時に提案
する。

2  引 用 規

3  用 語 及
び定義

3.1 スラストワッシ
ャ(thrust whasher)

3

追加

3.1  スラストワッシャを新たに
定義した。

対応国際規格定期見直し時に提案
する。

4  ス ラ ス
ト 保 持 器
付 き 針 状

ころ

4.1  量記号 
V

Dcsp

V

dcsp

4

4.1  量記号 
V

Dcs

V

dcs

変更

V

Dcs

及び V

dcs

を JIS B 1515-1 

よる表示方法 V

Dcsp

及び V

dcsp

変更した。

対応国際規格定期見直し時に提案
する。

4.2  主要寸法,許容
差及び許容値 
V

Dcsp

V

dcsp

 4.2 主要寸法,許容差及び

許容値 
V

Dcs

V

dcs

変更 
 
 
 

V

Dcs

及び V

dcs

を JIS B 1515-1 

よる表示方法 V

Dcsp

及び V

dcsp

変更した。

対応国際規格定期見直し時に提案
する。

4.3  ゲージ検査

 4.3

一致

7

B 1536-4

20

0

8


(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び名称

内容

(Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

5  ス ラ ス
ト ワ ッ シ

5.1  量記号 
V

Dsp

V

dsp

5

5.1  量記号 
V

Ds

V

ds

変更 
 
 

V

Ds

及び V

ds

を JIS B 1515-1 によ

る表示方法 V

Dsp

及び V

dsp

へ変

更。

対応国際規格定期見直し時に提案
する。

5.2  主要寸法,許容
差及び許容値 
V

Dsp

V

dsp

 5.2 主要寸法,許容差及び

許容値 
V

Ds

V

ds

変更 
 
 
 

V

Ds

及び V

ds

を JIS B 1515-1 によ

る表示方法 V

Dsp

及び V

dsp

へ変

更。

対応国際規格定期見直し時に提案

する。

5.3  ゲージ検査

 5.3

一致

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3031 : 2000,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。 

8

B 1536-4

2008