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B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

(1) 

目  次

ページ

序文 

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義 

2

4  量記号

2

5  主要寸法

3

6  許容差及び許容値

5

6.1  ころコンプリメントの内接円径の許容差

5

6.2  外輪幅の許容差

7

7  ころコンプリメントの最小実測内接円径の検証

7

 


 
B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本ベアリング工業会(JBIA)から,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経

済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1536:1999 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 1536 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

1536-1  第 1 部:寸法系列 48,49 及び 69

JIS

B

1536-2  第 2 部:内輪なしシェル形

JIS

B

1536-3  第 3 部:ラジアル保持器付き針状ころ

JIS

B

1536-4  第 4 部:スラスト保持器付き針状ころ及びスラストワッシャ

JIS

B

1536-5  第 5 部:トラックローラ


 

   

日本工業規格

JIS

 B

1536-2

:2008

(ISO 3245

:2007

)

転がり軸受−針状ころ軸受の主要寸法及び公差−

第 2 部:内輪なしシェル形

Rolling bearings Boundary dimensions and tolerances of needle roller

bearings Part 2:Drawn cup without inner ring

序文 

この規格は,2007 年に第 3 版として発行された ISO 3245 を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成

を変更することなく作成した日本工業規格である。

適用範囲 

この規格は,内輪なしシェル形針状ころ軸受の主要寸法,その中で推奨する寸法,面取寸法の最小値及

び一端密閉形シェル形針状ころ軸受の底部厚さ寸法について規定する。さらに,許容差及び許容値並びに

ころコンプリメントの内接円径の検証の方法について規定する。

注記 1  この規格は,針状ころ軸受の主要寸法及び公差について規定するものであるが,その主要寸

法及び公差に係る規定は,互換性を確保するために示すものであり,この規格によって適合

性評価を行うことは,意図していない。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3245:2007, Rolling bearings−Needle roller bearings, drawn cup without inner ring− Boundary

dimensions and tolerances (IDT)

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを

示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0026  製図−寸法及び公差の表示方式−非剛性部品

注記  対応国際規格:ISO 10579:1993, Technical drawings−Dimensioning and tolerancing−Non-rigid

parts (IDT)

JIS B 0104  転がり軸受用語

注記  対応国際規格:ISO 5593:1997, Rolling bearings−Vocabulary (MOD)

JIS B 0124  転がり軸受用量記号

注記  対応国際規格:ISO 15241:2001, Rolling bearings−Symbols for quantities (MOD)

JIS B 0401-2  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表



B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

   

注記  対応国際規格:ISO 286-2:1988, ISO system of limits and fits−Part 2 : Tables of standard tolerance

grades and limit deviations for holes and shafts (IDT)

JIS B 1515-1  転がり軸受−公差−第 1 部:用語及び定義

注記  対応国際規格:ISO 1132-1:2000, Rolling bearings−Tolerances−Part 1 : Terms and definitions

(IDT)

JIS B 1515-2:2006  転がり軸受−公差−第 2 部:検証の原則及び方法

注記  対応国際規格:ISO 1132-2:2001, Rolling bearings−Tolerances−Part 2 : Measuring and gauging

principles and methods (IDT)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0104 及び JIS B 1515-1 による。

量記号 

この規格で用いる主な量記号は,JIS B 0124 によるほか,次による。

図 に示す量記号及び表 1∼表 の値は,許容差及び許容値を除き,特記しない限り,呼び寸法である。

    :外輪幅

C

1

    :くぼみ底の側面から底面までの寸法

C

2

    :平底の底部の厚さ

    :軸受外径 

F

w

    :ころコンプリメントの内接円径

F

ws min

 :ころコンプリメントの最小実測内接円径

1)

r      :外輪の面取寸法 

r

s min

   :外輪の最小実測面取寸法

Cs

    :実測外輪幅の許容差

 

1)

  ころコンプリメントの最小実測内接円径は,少なくとも一つのラジアル方向においてラジアル

すきまがゼロとなる円筒の直径である。


3

B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

a)  開放形

b)  一端密閉形

図 1−内輪なしシェル形針状ころ軸受 

主要寸法 

直径系列 1D 及び 2D の,開放形及び一端密閉形内輪なしシェル形針状ころ軸受の主要寸法を,それぞれ

表 及び表 に示す。

軸端面のアキシャル方向位置を,一端密閉形シェル形針状ころ軸受の外輪密閉側側面から C

1

又は C

2

最大寸法の位置にすることによって,軸端面と外輪の内側底面との接触を防止することが可能である。こ

れらの面の接触が必要な場合には,使用者は軸受製造業者に相談することが望ましい。



B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

   

表 1−直径系列 1D 

単位  mm

F

w

D C 

C

1

a)

C

2

a)

r

s

min

b)

寸法系列

  21D 31D 41D 51D 61D 71D 81D 91D 最大

最大

4 8 7 8 9 −

− 1.9 1  0.3

5 9 7 8 9

− 1.9 1  0.4

6 10 7 8 9 10 −

− 1.9 1  0.4

7 11 7 8 9 10 12 −

− 1.9 1  0.4

8 12 7 8 9 10 12 −

− 1.9 1  0.4

9 13 7 8 9 10 12 14 −

− 1.9 1  0.4

10 14 7 8 9 10 12 14 −

− 1.9 1  0.4

12 16 7 8 9 10 12 14 −

− 1.9 1  0.4

14 20 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

15 21 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

16 22 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

17 23 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

18 24 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

20 26 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

22 28 10 12 14 16 18 20 −

− 2.8 1.3 0.4

25 32 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
28 35 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
30 37 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
32 39 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
35 42 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8

38 45 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
40 47 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
42 49 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
45 52 12 14 16 18 20 24 28 32 2.8 1.3 0.8 
50 58 14 16 18 20 24 28 32 36 2.8 1.6 0.8

55 63 14 16 18 20 24 28 32 36 2.8 1.6 0.8 
60 68 14 16 18 20 24 28 32 36 2.8 1.6 0.8 
65 73 14 16 18 20 24 28 32 36 2.8 1.6 0.8 
70 78 14 16 18 20 24 28 32 36 2.8 1.6 0.8

注記  下線を付けた値は,特に推奨する寸法である。 

a)

  最小値は,規定しない。

b) 

最大実測面取寸法は,規定しない。


5

B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

表 2−直径系列 2D 

単位  mm

F

w

D C 

C

1

a)

C

2

a)

r

s min

b)

寸法系列

   22D 32D 42D 52D 62D 72D 82D 最大

最大

8 14 10 12 14 −

−  2.8 1.3 0.4

9 15 10 12 14 16 −

−  2.8 1.3 0.4

10 16 10 12 14 16 −

−  2.8 1.3 0.4

12 18 10 12 14 16 18 −

−  2.8 1.3 0.4

14 22 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.4

15 23 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.4 
16 24 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.8 
17 25 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.8 
18 26 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.8 
20 28 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.8

22 30 12 14 16 18 20 24 −  2.8 1.3 0.8 
25 35 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
28 38 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
30 40 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
32 42 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8

35 45 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
38 48 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
40 50 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
42 52 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8 
45 55 14 16 18 20 24 28 32 3.4 1.6 0.8

a)

  最小値は,規定しない。

b)

  最大実測面取寸法は,規定しない。

許容差及び許容値 

6.1 

ころコンプリメントの内接円径の許容差 

シェル形針状ころ軸受は,JIS B 0026 の定義による非剛性部品であるため,ころコンプリメントの内接

円径の検証は,リングゲージに軸受外径を拘束して行う。

CC

1

C

2

及び r

s min

の許容差及び許容値は,JIS B 0026 に定義した自由状態において有効である。

表 及び表 に示すころコンプリメントの最小実測内接円径(F

ws min

)の許容差は,外輪が JIS B 1515-2 

7.4 及び 7.5 に規定したリングゲージに圧入した状態で有効である。リングゲージの内径は,表 及び表 4

による。

表 及び表 に規定するリングゲージの内径は,軸受外径(D)に適用する場合,JIS B 0401-2 に規定する

公差域クラス N6 の下の許容差の値と等しい。リングゲージの実内径がこの寸法と異なる場合には,ころ

コンプリメントの最小内接円径(F

ws min

)の許容差は,リングゲージの内径の違いによる補正を行うのがよい。

ただし,リングゲージ内径の最大値は,JIS B 0401-2 に規定する公差域クラス N6 の上の許容差の値とする

ことが望ましい。



B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

   

表 3−直径系列 1D 

F

w

a)

 

リングゲージ内径

F

ws min

の許容差

b)

mm mm mm

µm

上の許容差

下の許容差

4 8

7.984

+28

+10

5 9

8.984

6 10 9.984

7 11

10.98

+31

+13

8 12

11.98

9 13

12.98

10 14

13.98

12 16

15.98

+34

+16

14 20

19.976

15 21

20.976

16 22

21.976

17 23

22.976

18 24

23.976

20 26

25.976

+41

+20

22 28

27.976

25 32

31.972

28 35

34.972

30 37

36.972

32 39

38.972

+50

+25

35 42

41.972

38 45

44.972

40 47

46.972

42 49

48.972

45 52

51.967

50 58

57.967

55 63

62.967

+60

+30

60 68

67.967

65 73

72.967

70 78

77.967

a)

  許容差は,規定しない。軸受製造業者は,機能に合致したしめしろを確保する。 

b)

  この表の値は,

ws min

と F

w

との差の限界を示す。 


7

B 1536-2:2008 (ISO 3245:2007)

表 4−直径系列 2D

F

w

a)

 

リングゲージ内径

F

ws min

の許容差

b)

mm mm mm

µm

上の許容差

下の許容差

8 14

13.98

+31

+13

9 15

14.98

10 16

15.98

12 18

17.98

+34

+16

14 22

21.976

15 23

22.976

16 24

23.976

17 25

24.976

18 26

25.976

20 28

27.976

+41

+20

22 30

29.976

25 35

34.972

28 38

37.972

30 40

39.972

32 42

41.972

+50

+25

35 45

44.972

38 48

47.972

40 50

49.972

42 52

51.967

45 55

54.967

a)

  許容差は,規定しない。軸受製造業者は,機能に合致したしめしろを確保する。 

b)

  表の値は,F

ws min

と F

w

との差の限界を示す。

6.2 

外輪幅の許容差 

外輪幅(C)の許容差を,

表 に示す。

表 5−外輪幅の許容差 

単位  mm

Cs

上の許容差

下の許容差

すべての幅 0

−0.3

ころコンプリメントの最小実測内接円径の検証 

ころコンプリメントの最小実測内接円径(F

ws min

)の検証は,JIS B 1515-2 の 7.4 及び 7.5 に規定した方法で

行う。