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B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

(1)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,

社団法人日本ベアリング工業会 (JBIA) から,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経

済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって,JIS B 1514 : 2000 は廃止され,この規格,JIS 

B 1514-1

及び JIS B 1514-2 に置き換えられる。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 1514

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS B 1514-1

  第 1 部:ラジアル軸受

JIS B 1514-2

  第 2 部:スラスト軸受

JIS B 1514-3

  第 3 部:面取寸法の最大値


B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

(2)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

4.

  量記号

2

4.1

  ラジアル軸受

2

4.2

  スラスト軸受

2

4.3

  面取寸法

2

5.

  面取寸法の最大値

3

5.1

  ラジアル軸受(円すいころ軸受を除く。)

3

5.2

  輪溝付きラジアル軸受の輪溝側,つば輪及び 形つば輪

3

5.3

  単列円筒ころ軸受のつばのない側及びアンギュラ玉軸受の外輪の正面側

4

5.4

  円すいころ軸受

4

5.5

  スラスト軸受

5

6.

  軸及びハウジングの隅の丸みの半径

5

 


日本工業規格

JIS

 B

1514-3

:2006

(ISO 582

:1995

)

転がり軸受−軸受の公差−

第 3 部:面取寸法の最大値

Rolling bearings

Tolerances of bearings

Part 3 : Chamfer dimensions

Maximum values

序文  この規格は,1995 年に第 3 版として発行された ISO 582,Rolling bearings−Chamfer dimensions−

Maximum values

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,JIS B 1512 に規定する転がり軸受(以下,軸受という。),JIS B 1509 に規定

する止め輪付き軸受及び JIS B 1533 

附属書に規定する L 形つば輪の面取寸法の最大値を規定する。

備考1.  この規格で規定する面取寸法の最大値は,特別な形式及び特別な用途の軸受には適用しない。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

  なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 582 : 1995

,Rolling bearings−Chamfer dimensions−Maximum values (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 1509

  転がり軸受−止め輪付きラジアル軸受−寸法及び精度

備考  ISO 464 : 1995,Rolling bearings−Radial bearings with locating snap ring−Dimensions and

tolerances

が,この規格と一致している。

JIS B 1512

  転がり軸受−主要寸法

備考  次に示す規格からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

ISO 15 : 1998

,Rolling bearings−Radial bearings−Boundary dimensions, general plan

ISO 104 : 1994

,Rolling bearings−Thrust bearings−Boundary dimensions, general plan

ISO 355 : 1977

,Rolling bearings−Metric tapered roller bearings−Boundary dimensions and series

designations

ISO 12043 : 1995

,Rolling bearings−Single-row cylindrical roller bearings−Chamfer dimensions

for loose rib and non-rib sides

ISO 12044 : 1995

, Rolling bearings − Single-row angular contact ball bearings − Chamfer

dimensions for outer ring non-thrust side

JIS B 1533

  円筒ころ軸受

備考  ISO 246 : 1995,Rolling bearings−Cylindrical roller bearings, separate thrust collars−Boundary


2

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

dimensions

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3.

定義  この規格で用いる用語の定義は,次による。

3.1

軌道輪又は軌道盤の)ラジアル方向の面取寸法    [radial direction chamfer dimension (of a bearing ring

or washer)]

  軌道輪又は軌道盤の仮想のかどから,側面と面取りとの交点までの一つのアキシアル平面内

での距離。

3.2

軌道輪又は軌道盤の)アキシアル方向の面取寸法    [axial direction chamfer dimension (of a bearing ring

or washer)]

  軌道輪又は軌道盤の仮想のかどから,内径面又は外径面と面取りとの交点までの一つのアキ

シアル平面内での距離。

4.

量記号  この規格で用いる量記号は,図 及び次による。

4.1

ラジアル軸受

    d

 

:呼び軸受内径

    D

:呼び軸受外径

    r

:内輪又は外輪(単列円すいころ軸受を除く。

)の呼び面取寸法

    r

1

:単列円すいころ軸受の外輪,輪溝付き軸受の輪溝側,つば輪,L 形つば輪,単列円筒

ころ軸受のつばのない側,及びアンギュラ玉軸受の外輪の正面側の呼び面取寸法

4.2

スラスト軸受

    r

:軸軌道盤又はハウジング軌道盤の呼び面取寸法

    r

1

:中央軌道盤の呼び面取寸法

4.3

面取寸法

    r

s min

r

s

(実測面取寸法)の最小値

    r

1s min

r

1s

(実測面取寸法)の最小値

    r

s max

r

s

(実測面取寸法)の最大値

    r

1s max

r

1s

(実測面取寸法)の最大値

    r

as max

:軸及びハウジングの隅の丸みの最大許容実測半径

  1  面取寸法


3

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

5.

面取寸法の最大値

5.1

ラジアル軸受(円すいころ軸受を除く。)  ラジアル軸受の面取寸法の最大値は,付表 による(参

考図 参照)。

参考図  1  ラジアル軸受(円すいころ軸受除く。)

5.2

輪溝付きラジアル軸受の輪溝側,つば輪及び 形つば輪  輪溝付きラジアル軸受の輪溝側,つば輪

及び L 形つば輪の面取寸法の最大値は,

付表 による(参考図 参照)。

参考図  2  輪溝付きラジアル軸受の輪溝側,つば輪及び 形つば輪


4

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

5.3

単列円筒ころ軸受のつばのない側及びアンギュラ玉軸受の外輪の正面側  単列円筒ころ軸受のつば

のない側及びアンギュラ玉軸受の外輪の正面側の面取寸法の最大値は,

付表 による(参考図 参照)。

参考図  3  単列円筒ころ軸受のつばのない側及びアンギュラ玉軸受の外輪の正面側

5.4

円すいころ軸受  円すいころ軸受の面取寸法の最大値は,付表 による(参考図 参照)。

参考図  4  円すいころ軸受


5

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

5.5

スラスト軸受  スラスト軸受の面取寸法の最大値は,付表 による(参考図 参照)。

参考図  5  スラスト軸受

6.

軸及びハウジングの隅の丸みの半径  軸及びハウジングの隅の丸みの最大許容実測半径 r

as max

は,対

応する軌道輪又は軌道盤の最小実測面取寸法 r

s min

又は r

1s min

を超えてはならない。


6

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

付表  1  ラジアル軸受(円すいころ軸受を除く。)の面取寸法の最大値

単位  mm

d

r

s max

(

1

)

r

s min

を超え

以下

ラジアル方向

アキシアル方向

0.05

− 0.1 0.2

0.08

− 0.16

0.3

0.1

− 0.2 0.4

0.15

− 0.3 0.6

0.2

− 0.5 0.8

0.3

− 40

0.6  1

40

− 0.8 1

0.6

− 40

1

2

40

− 1.3 2

1

− 50

1.5  3

50

− 1.9 3

1.1

− 120

2

3.5

120

− 2.5 4

1.5

− 120

2.3

4

120

− 3  5

2

− 80

3

4.5

80 220

3.5

5

220

− 3.8 6

2.1

− 280

4

6.5

280

− 4.5 7

2.5(

2

) 

− 100

3.8

6

100 280

4.5

6

280

− 5  7

3

− 280

5

8

280

− 5.5 8

4

− 6.5 9

5

− 8 10

6

− 10  13

7.5

− 12.5 17

9.5

− 15  19

12

− 18  24

15

− 21  30

19

− 25  38

注(

1

)

呼び軌道輪幅が 2 mm 以下の軸受のアキシアル方向の r

s max

の値は,ラジアル方向

の値と同じとする。

(

2

)

この面取寸法は,JIS B 1512 に規定されていない。

備考  面取寸法の正確な形状は規定しないが,アキシアル平面におけるその輪郭は,内輪

の側面と軸受内径面,又は外輪の側面と軸受外径面とに接する半径 r

s min

の仮想の

円弧の外へ出てはならない(

図 参照)。


7

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

付表  2  輪溝付きラジアル軸受の輪溝側,つば輪及び 形つば輪の面取寸法の最大値

単位  mm

d

又は D

r

1s max

r

1s min

を超え

以下

ラジアル方向

アキシアル方向

0.2

− 0.5  0.5

0.3

− 40  0.6

0.8

40

− 0.8  0.8

0.5

− 40  1

1.5

40

− 1.3  1.5

0.6

− 40  1

1.5

40

− 1.3  1.5

1

− 50  1.5

2.2

50

− 1.9  2.2

1.1

− 120

2

2.7

120

− 2.5  2.7

1.5

− 120

2.3

3.5

120

− 3

3.5

2

− 80  3

4

80 220

3.5

4

220

− 3.8  4

2.1

− 280

4

4.5

280

− 4.5  4.5

2.5(

2

) 

− 100

3.8

5

100 280

4.5

5

280

− 5

5

3

− 280

5

5.5

280

− 5.5  5.5

4

− 6.5  6.5

5

− 8

8

6

− 10

10

備考  面取寸法の正確な形状は規定しないが,アキシアル平面におけるその輪郭は,内輪

の側面と軸受内径面,又は外輪の側面と軸受外径面とに接する半径 r

1s min

の仮想の

円弧の外へ出てはならない(

図 参照)。


8

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

付表  3  単列円筒ころ軸受のつばのない側及びアンギュラ玉軸受の外輪の正面側の面取寸法の最大値

単位  mm

d

又は D

r

1s max

r

1s min

を超え

以下

ラジアル方向

アキシアル方向

0.1

− 0.2 0.4

0.15

− 0.3 0.6

0.2(

2

) 

− 0.5 0.8

0.3

− 40

0.6  1

40

− 0.8 1

0.6

− 40

1

2

40

− 1.3 2

1

− 50

1.5  3

50

− 1.9 3

1.1

− 120

2

3.5

120

− 2.5 4

1.5

− 120

2.3

4

120

− 3  5

2

− 80

3

4.5

80 220

3.5

5

220

− 3.8 6

備考  面取寸法の正確な形状は規定しないが,アキシアル平面におけるその輪郭は,内輪

の側面と軸受内径面,又は外輪の側面と軸受外径面とに接する半径 r

1s min

の仮想の

円弧の外へ出てはならない(

図 参照)。


9

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

付表  4  円すいころ軸受の面取寸法の最大値

単位  mm

d(

3

)

又は D(

3

)

r

s max

又は r

1s max

r

s min

又は r

1s

min

を超え

以下

ラジアル方向

アキシアル方向

0.3

− 40

0.7  1.4

40

− 0.9

1.6

0.6

− 40

1.1  1.7

40

− 1.3

2

1

− 50

1.6  2.5

50

− 1.9

3

1.5

− 120

2.3  3

120 250

2.8  3.5

250

− 3.5

4

2

− 120

2.8  4

120 250

3.5  4.5

250

− 4

5

2.5

− 120

3.5  5

120 250

4

5.5

250

− 4.5

6

3

− 120

4

5.5

120 250

4.5  6.5

250 400

5

7

400

− 5.5

7.5

4

− 120

5

7

120 250

5.5  7.5

250 400

6

8

400

− 6.5

8.5

5

− 180

6.5  8

180

− 7.5

9

6

− 180

7.5  10

180

− 9

11

注(

3

)

内輪は の区分により,外輪は の区分による。

備考  面取寸法の正確な形状は規定しないが,アキシアル平面におけるその輪郭は,内輪

の側面と軸受内径面,又は外輪の側面と軸受外径面とに接する半径 r

s min

又は r

1s min

の仮想の円弧の外へ出てはならない(

図 参照)。


10

B 1514-3

:2006 (ISO 582:1995)

付表  5  スラスト軸受の面取寸法の最大値

単位  mm

r

s max

又は r

1s max

r

s min

又は r

1s min

ラジアル方向及びアキシアル方向

0.3 0.8

0.6 1.5

1 2.2

1.1 2.7

1.5 3.5

2 4

2.1 4.5

3 5.5

4 6.5

5 8

6 10

7.5 12.5

9.5 15

12 18

15 21

19 25

備考1.  この表は,次の部位の面取りに適用する。

・ハウジング軌道盤の背面と外径円筒面との面取り 
・単式軸受の軸軌道盤の背面と内径面との面取り

・複式軸受の中央軌道盤の側面と内径面との面取り

2.

面取寸法の正確な形状は規定しないが,アキシアル平面に
おけるその輪郭は,内輪の側面と軸受内径面,又は外輪の

側面と軸受外径面とに接する半径 r

s min

又は r

1s min

の仮想の

円弧の外へ出てはならない(

図 参照)。