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日本工業規格

JIS

 B

1456

-1989

ローラチェーン軸継手

Roller Chain Shaft Couplings

1.

適用範囲  この規格は,一般の機械に用いるローラチェーン軸継手(以下,継手という。)について規

定する。

引用規格: 

JIS B 0401

  寸法公差及びはめあい

JIS B 0405

  削り加工寸法の普通許容差

JIS B 0903

  円筒軸端

JIS B 1301

  沈みキー及びキーみぞ

JIS B 1801

  伝動用ローラチェーン及びブシュチェーン

JIS B 1802

  ローラチェーン用スプロケット歯形

JIS B 7502

  外側マイクロメータ

JIS B 7503

  0.01mm 目盛ダイヤルゲージ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7508

  棒形内側マイクロメータ(単体形)

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

2.

種類  継手の種類は付表の 15 種類とし,呼びの構成は使用ローラチェーンの呼び番号(上 2 けた又は

上 3 けた)とスプロケットの歯数(下 2 けた)との組合せによる。

3.

品質

3.1

スプロケット,ローラチェーン及び継手ピンには,有害なきず,き裂などの欠陥があってはならな

い。

3.2

軸穴の中心に対するスプロケット各部の振れの許容値は,

表 による。


2

B 1456-1989

表 1  各部の振れの許容差

単位 mm

各部の振れの許容値

呼び

a

b

c

d

4012, 4014, 4016, 5014, 5016, 5018

0.05

0.10

6018, 6022, 8018, 8022

0.06

0.12

10020, 12018, 12022, 16018, 16022

0.08

0.15

3.3

継手の釣合いは良好であって,振動の原因とならない程度とする。

4.

形状,寸法及び構造

4.1

継手の形状,寸法及び構造は,

付表による。ただし,ローラチェーンは JIS B 1801(伝動用ローラ

チェーン及びブシュチェーン)によって,スプロケットの基準歯形は JIS B 1802(ローラチェーン用スプ

ロケット歯形)による。

4.2

軸穴直径は,

付表の最大直径以下,最小直径以上とし,原則として JIS B 0903(円筒軸端)による。

ただし,軸穴は当事者間の協定によって,粗仕上げ加工のままとすることができる。

なお,キー溝の寸法及び許容差は,JIS B 1301(沈みキー及びキーみぞ)による。

4.3

軸穴直径の寸法許容差は,原則として H7 とする。スプロケットの外径の寸法許容差は h10 とする。

備考 H7 及び h10 は JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。

4.4

スプロケットの歯底円直径の寸法許容差は,

表 による。

表 2  歯底円直径の寸法許容差

単位 mm

呼び

歯底円直径の寸法許容差

4012, 4014, 4016, 5014, 5016, 5018

0

−0.12

6018, 6022

0

−0.15

8018, 8022, 10020

0

−0.20

12018, 12022

0

−0.25

16018, 16022

0

−0.30


3

B 1456-1989

4.5

スプロケットの軸穴,外径及び歯底円直径以外の削り加工箇所の寸法許容差は,JIS B 0405(削り加

工寸法の普通許容差)の中級による。

4.6

継手ピンは容易に取付け,取外しすることができる構造でなければならない。

なお,継手ピンには抜止めを施す。

5.

材料  継手各部に使用する材料は,表 に示すもの又は品質がこれと同等以上のものとする。

表 3  材料

主要部品

材料

スプロケット

JIS G 4051

の S 35 C

ローラチェーン

継手ピン

JIS B 1801

の規定を満足するもの

ケース

*

付表の図に示す。

6.

検査

6.1

外観の検査は,目視によって行い,3.1 の規定を満足しなければならない。

6.2

形状及び寸法は,4.の規定を満足しなければならない。測定器は,原則として JIS B 7507(ノギス)

によるノギス又は JIS B 7502(外側マイクロメータ)若しくは JIS B 7508[棒形内側マイクロメータ(単

体形)

]によるマイクロメータを用いる。

なお,歯底円直径の測定方法は次のいずれかによる。

(1)

直接測定法  相対する歯底面に直接測定子を当てて測定する(図 1)。

(2)

オーバピン法  相対する歯底に二つのピンを挿入し,ピンの外側寸法(オーバピン寸法)を測定する

(図 2)。

図 1

図 2

6.3

スプロケット各部の振れは,3.2 の規定を満足しなければならない。測定器は,原則として JIS B 7503

(0.01mm 目盛ダイヤルゲージ)によるダイヤルゲージを用いる。


4

B 1456-1989

7.

さび止め処理  さびやすいところには,石油系溶剤で容易に除けるさび止め剤又はこれに代わる方法

によって,さび止め処理を施す。

8.

製品の呼び方  継手の呼び方は,規格番号又は規格名称,呼び及び軸穴直径による。

なお,軸穴が粗仕上げ加工の場合は,軸穴直径は付記しない。

1

2

9.

表示  スプロケットの適当な箇所に,次の事項を刻印する。

(1)

呼び

(2)

製造業者名又はその略号


5

B 1456-1989

付表  ローラチェーン軸継手 

単位 mm

D

参考

呼び

最大軸穴
直径

最小軸穴
直径

B

(最小)

l

A

C

L

G

E

(最大)

F

(最小)

 4012

22

− 34

36

61.2

79.4

10

75

75

 4014

28

− 42

36

69.2

79.4

10

85

75

 4016

32

16

48

40

77.2

7.4

87.4

6 95  85

 5014

35

16

53

86.5

106

 5016

40

18

56

96.5

112

 5018

45

18

63

45

106.6

9.7

99.7

12

125

95

 6018

56

22

80

127.9

150

 6022

71

28

100

56

152.0

11.5

123.5

15

180

118

 8018

80

32

112

63

170.5

141.2

30

200

132

 8022

100

40

140

71

202.7

15.2

157.2

22 236  150

10020 110

45

160  80

233.2

18.8

178.8

30  280  170

12018 125

50

170  90

255.7

202.7

50  315  190

12022 140

56

200 100

304.0

22.7

222.7

40 375  212

16018 160

63

224  112

340.9

254.1

68  425  250

16022 200

80

280 140

405.3

30.1

310.1

40 475  300


6

B 1456-1989

機械要素部会  チェーン専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

寺  田  利  邦

早稲田大学専門学校

中  込  昌  孝

慶應義塾大学

桑  原  茂  樹

通商産業省機械情報産業局

吉  田  藤  夫

工業技術院標準部

古  山      勝

山久チェイン株式会社

古  川  正  博

大同工業株式会社

井ノ口  康  夫

高砂チェン株式会社

前  田  康  宏

報國チェン株式会社

前  田  繁  利

株式会社椿本チェイン

井  上  洋  一

プルトンチェン株式会社

春  日  芳  明

日本チェーン工業会

河  野  明  夫

株式会社本田技術研究所

梅  津      紘

三菱重工業株式会社

志  賀      聰

日産自動車株式会社

宗  像      保

株式会社オシキリ

金  丸  吉  夫

東洋製罐株式会社

吉  橋      晃

株式会社小松製作所

中  根  登史夫

株式会社神戸製鋼所

宍  戸  恒  雄

株式会社ダイフク大阪工場

(専門委員)

畠  山      孝

工業技術院標準部

(事務局)

江  頭      豊

工業技術院標準部機械規格課