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日本工業規格

JIS

 B

1454

-1988

(1994  確認)

こま形自在軸継手

Universal Ball Joints

1.

適用範囲  この規格は,一般の機械に用いる 45°まで曲折可能なこま形自在軸継手(以下,継手とい

う。

)について規定する。

備考  この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参

考として併記したものである。

引用規格: 

JIS B 0401

  寸法公差及びはめあい

JIS B 7420

  限界ゲージ

JIS B 7503

  0.01mm 目盛ダイヤルゲージ

JIS B 7507

  ノギス

JIS G 3454

  圧力配管用炭素鋼鋼管

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4401

  炭素工具鋼鋼材

2.

種類  継手の種類は,構造及び材料によって表 のように区分する。

表 1  種類

種類

種類の記号

備考

A

形 A

AA

形 AA

付表 の図参照

B

形 B

BB

形 BB

付表 の図参照

C

形 C

CC

形 CC

付表 の図参照

3.

等級  A 形,B 形及び C 形継手は,軸心の振れによって,並級及び上級の 2 等級に分ける。

4.

主要部品の名称  継手の主要部品の名称は,付表 1,付表 及び付表 の図による。

5.

品質

5.1

継手の外観には,有害なきず・き裂・さびなどの欠陥があってはならない。

5.2

滑り部の表面の仕上げは,良好でなければならない。

5.3

A

形,B 形及び C 形の両軸心の振れの許容値は,

表 による。

5.4

継手の両本体間のねじれの許容値は,

表 による。


2

B 1454-1988

(1994  確認)

表 2  ねじれ・軸心の振れ

ねじれ

軸心の振れ(最大)

A

形・B 形・C 形

(mm)

ねじれ量(最大)(

1

)

(分)

呼び径

d (mm)

並級

上級

試験トルク

(N

・m {kgf・m})

A

形・B 形・C 形

AA

形・BB 形・CC 形

 6

0.10

0.05

   5 {  0.5 }

200

500

 8

0.10

0.05

  10 {  1  }

200

500

10 0.14 0.07

20 {

2

}

180 450

12 0.14 0.07

40 {

4.1 }

180 450

14 0.14 0.07

80 {

8.2 }

180 450

16 0.14 0.07

80 {

8.2 }

180 450

20 0.20 0.10

160 {

16.3 }

180 450

25

0.20

0.10

 160 {  16.3 }

 80

200

30

0.25

0.12

 320 {  32.6 }

 80

200

32

0.25

0.12

 320 {  32.6 }

 80

200

35

0.25

0.12

 320 {  32.6 }

 80

200

40

0.25

0.12

 630 {  64.2 }

 80

200

50 0.25 0.12

1250 {

127

}

80 200

(

1

)

試験トルクを左右交互にかけて測定した全振幅のねじれ角度。

5.5

継手の釣合いは,良好で,振動の原因とならない程度とする。

6.

形状・寸法及び構造

6.1

継手の形状及び寸法は,

付表 及び付表 による。

6.2

A

形,B 形及び C 形では両本体の軸心が,AA 形,BB 形及び CC 形では本体と中本体の軸心が,そ

れぞれ 45°まで曲折できる構造でなければならない。

6.3

継手には,滑り部に給油できるように,油穴を設けなければならない。

7.

材料  継手各部に使用する材料は,表 に示すもの,又は品質がこれと同等以上のものとする。

表 3  各部の材料

材料

種類の

記号

部  品

A, AA

B, BB

C, CC

本体・中本体

JIS G 4051

の S 20 C

JIS G 4051

の S45C

つめ・中つめ

JIS G 4051

の S 45 C

さや・中さや

JIS G 4051

の S 20 C

JIS G 3454

の STPG 38

こ  ま

JIS G 4051

の S 45 C

ピ  ン

JIS G 4401

の SK 4

8.

検査

8.1

外観検査は,目視によって継手各部について行い,5.1 の規定に適合しなければならない。

8.2

滑り部の仕上げは,5.2 の規定に適合しなければならない。


3

B 1454-1988

(1994  確認)

8.3

形状・寸法は,6.の規定に適合しなければならない。測定器は,原則として JIS B 7507(ノギス)及

び JIS B 7420(限界ゲージ)によるものを用いる。

8.4

両軸心の振れは,

付図 の方法によって 3 回転以上回転したのちに測定し,5.3 の規定に適合しなけ

ればならない。測定器は,原則として JIS B 7503(0.01mm 目盛ダイヤルゲージ)によるものを用いる。

8.5

両本体間のねじれは,

付図 のような装置を用いて,2 分間以上の間隔で,表 に規定する試験トル

クを左右交互に 5 回以上繰り返してかけたのちに測定し,5.4 の規定に適合しなければならない。

9.

さび止め  継手には,石油系溶剤で容易に取り除くことができるさび止め剤又はこれに代わる方法に

よって,さび止めを施す。

10.

製品の呼び方  継手の呼び方は,規格番号(又は規格名称),種類の記号及び呼び径による。

なお,A 形,B 形及び C 形には等級を付記する。

  JIS B 1454  A-10(並)

JIS B 1454

  A-16(上)

こま形自在軸継手  BB-25

11.

表示  本体又はさやの外周に,次の事項を表示する。

(1)

呼び径

(2)

製造業者名又はその略号

参考1. A,

AA

形及び B, BB 形の軸への取付けは,原則として JIS B 1352(テーパピン)に規定する

テーパピンで継手本体に固定する。

2. C,

CC

形の軸への取付けは,原則として JIS B 1354(平行ピン)に規定する平行ピンで継手本

体に固定する。

3.

テーパピン穴及び平行ピン穴を後加工するものは,本体のその部分が硬化されていてはなら

ない。


4

B 1454-1988

(1994  確認)

付表 1  こま形自在軸継手

単位  mm

呼び径

d

D

(最大)

l

(最小)

L

L

m

 6

 14

 8

 16

 16

 8

 18

10

 20

 20

10

 22

12

 22

 22

12

 28

16

 28

 28

14

 28

16

 28

 28

16

 32

18

 32

 32

20

 40

22

 40

 40

25

 50

28

 50

 50

30

 60

34

 60

 60

32

 63

36

 63

 63

35

 71

40

 71

 71

40

 80

45

 80

 80

50 100 56 100 100

備考1.  軸穴 の寸法許容差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)の H7

による。

なお,LL

m

は,基準寸法だけを示す。

2.  l

は,軸がはまる長さを示す。

3.

図は,構造の一例を示す。


5

B 1454-1988

(1994  確認)

付表 2  こま形自在軸継手 

単位  mm

呼び径

d

D

(最大)

l

(最小)

L

L

m

S

(最大)

 6

12

 8

 15

 18

 3

 8

16

10

 19

 22

 4

10

20

12

 23

 28

 5

12

25

16

 30

 36

 6

14

25

16

 30

 36

 6

16

28

18

 34

 40

 7

20

36

22

 42

 50

 9

25

45

28

 53

 63

11

30

53

34

 63

 75

13

32

56

36

 67

 80

14

35

63

40

 71

 85

16

40

71

45

 80

 95

18

50 90 56 100

118 22

備考1.  軸穴 の寸法許容差は,JIS B 0401の H7による。

なお,LL

m

は,基準寸法だけを示す。

2.  l

は,軸がはまる長さを示す。

3.

図は,構造の一例を示す。


6

B 1454-1988

(1994  確認)

付表 3  こま形自在軸継手 

単位  mm

呼び径

d

D

(最大)

l

(最小)

L

L

m

P

 6

12

 9

15.5

 18.5

 3

 8

15

10

18

 22

 3.5

10 19 12

21

25.5

4.5

12 23 15

26

31 5

14

26

17

29.5

 35.5

 5.8

16 30 22

37

43.5

6.5

20

36

25

43.5

 52

 8

25 44 30

52.5

63

10

30 51 35

61

73

11.5

35 59 40

70

84

13

40 67 45

78.5

94

14.5

50 83 55

95.7

113

17.5

備考1.  

2

1

l

とする。

2.

軸穴 及びピン穴 の寸法許容差は,それぞれ JIS B 0401 の H7
及び H8 による。

なお,LL

m

は,基準寸法だけを示す。

3.  l

は,軸がはまる長さを示す。

4.

図は,構造の一例を示す。


7

B 1454-1988

(1994  確認)

付図 1  軸心振れ測定装置(構造は一例を示す。)

付図 2  ねじれ測定装置(構造は一例を示す。)


8

B 1454-1988

(1994  確認)

機械要素部会  軸継手専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

和  田  稲  苗

早稲田大学

藤  原  孝  誌

工業技術院機械技術研究所

桑  原  茂  樹

通商産業省機械情報産業局

鈴  木  茂  光

工業技術院標準部

大  滝      光

大泉工業株式会社

金  田  光  夫

鍋屋工業株式会社

浜  田  義  友

全国伝動機工業協同組合

平  井  英  雄

三ツ星ベルト株式会社

増  田  進  彦

金光産業株式会社

宮  里  幸  雄

伊藤鋳工株式会社

渡  辺  春  義

石川島播磨重工業株式会社

通  地      登

社団法人日本電機工業会

谷  脇  政  一

久保田鉄工株式会社枚方製造所

蛭  川  康  男

株式会社川本製作所

前  原  利  昭

三菱電機株式会社名古屋製作所

丸  山      勝

株式会社荏原製作所

(事務局)

松  本  大  治

工業技術院標準部機械規格課

江  頭      豊

工業技術院標準部機械規格課