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日本工業規格

JIS

 B

1451

-1991

フランジ形固定軸継手

Rigid flanged shaft couplings

1.

適用範囲  この規格は,一般の機械に用いるフランジ形固定軸継手(以下,継手という。)について規

定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0209

  メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差

JIS B 0401

  寸法公差及びはめあい

JIS B 0405

  普通公差−第 1 部−個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差

JIS B 0903

  円筒軸端

JIS B 1002

  二面幅の寸法

JIS B 1003

  ねじ先の形状・寸法

JIS B 1181

  六角ナット

JIS B 1251

  ばね座金

JIS B 1301

  沈みキー及びキーみぞ

JIS B 7503

  0.01mm 目盛ダイヤルゲージ

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3201

  炭素鋼鍛鋼品

JIS G 3506

  硬鋼線材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 5101

  炭素鋼鋳鋼品

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

2.

品質

2.1

継手本体には,有害な鋳巣・きず・き裂などの欠陥があってはならない。

また,ボルト,ナット及びばね座金には,きず・き裂などがあってはならない。

2.2

軸穴中心に対する継手外径の振れ及び外径付近における継手面の振れの公差は,0.03mm とする。

2.3

継手を組み合わせた場合,一方の軸穴中心に対する他方の軸穴の振れの公差は,0.05mm とする。

2.4

継手の外周には,組合せ位置を示す合いマークを刻印する。

2.5

継手の釣合いは良好で,振動の原因になってはならない。

3.

形状及び寸法

3.1

継手本体及びボルトの形状及び寸法は,

付表 及び付表 による。

3.2

継手の軸穴直径は,

付表 の最大軸穴直径以下とし,原則として JIS B 0903 による。


2

B 1451-1991

なお,継手本体のキー溝の寸法及び公差は,JIS B 1301 による。

備考  軸穴直径は,受渡当事者間の協議によって,粗仕上加工のままとすることができる。

3.3

継手各部の寸法公差は,原則として

表 による。

表 1  継手各部の寸法公差

継手軸穴 H7

継手外径

− g7

はめ込み部 (H7

g7)

ボルト穴とボルト

H7 h7

備考1.  表中の H7,g7,h7は,JIS B 0401

による。

2.

表中の括弧を付けたものは,3.5
によって参考までに示したもの

である。

3.4

継手のボルトには,リーマボルトを用い,緩み止めを施す。緩み止めには,原則としてばね座金を

使用する。

3.5

継手本体には,必要な場合ははめ込み部を設けてもよい。

3.6

はめあい部分以外の寸法公差は,JIS B 0405 の公差等級 m による。

4.

材料  継手各部に使用する材料は,表 に示すもの又は品質がこれと同等以上のものとする。

表 2  材料

部品名

材料

継手本体

JIS G 5501

の FC200,JIS G 5101 の SC 410,JIS G 3201 の SF 440A 又は JIS G 4051 の S 25C

ボルト

JIS G 3101

の SS 400

ナット

JIS G 3101

の SS 400

ばね座金

JIS G 3506

の SWRH 62 (A, B)

5.

さび止め処理  さびやすいところには,石油系溶剤で容易に除くことができる防せい剤の塗布又はこ

れに代わる方法によって,さび止め処理を施す。

6.

検査

6.1

外観の検査は,目視によって継手本体,ボルト,ナット及びばね座金について行い,2.1 の規定に適

合しなければならない。

6.2

形状及び寸法は,3.の規定に適合しなければならない。

6.3

継手外径の軸穴中心に対する振れ及び継手面の振れは,検査用軸に継手を取り付けて測定し,2.2 

規定に適合しなければならない。測定器は,原則として JIS B 7503 によるダイヤルゲージを用いる。

6.4

継手を組み合わせた場合一方の軸穴中心に対する他方の軸穴の振れは,検査用軸を一方の継手本体

に取り付けて測定し,2.3 の規定に適合しなければならない。測定器は,原則として JIS B 7503 によるダ

イヤルゲージを用いる。

7.

製品の呼び方  継手の呼び方は,規格番号(又は名称),継手外径×軸穴直径(

1

)

及び本体材料による。

はめ込み部がある場合は,出っ張り側及びへこみ側に,それぞれ記号 M 及び F を付記する。

例  JIS B 1451  140×35 (FC 200)


3

B 1451-1991

JIS B 1451

  180×50 (S 25 C)

フランジ形固定軸継手 200×56MF (SF 440A)

フランジ形固定軸継手 160×45M×40F (SC410)

(

1

)

軸穴直径が異なる場合は,それぞれの直径を示す。

8.

表示  継手各個の本体の適当な箇所に,次の事項を刻印する。

(1)

継手外径×軸穴直径

(2)

本体材料名

(3)

製造業者名又はその略号

付表 1  フランジ形固定軸継手

備考  ボルト穴の配置は,キー溝に対しておおむね振分けとする。

単位 mm

D

参考

はめ込み部

継手外径

A

最大

軸穴

直径

(

参考)

最小

軸穴

直径

L

C

B

F

n

(

個)

a

E S

2

 

S

1

 

R

C

(

約)

R

A

(

約)

C

(

約)

ボルト

抜きし

112

 28

16

 40

 50

 75

16

 4

10

 40

2

3

2

1

1

 70

125

 32

18

 45

 56

 85

18

 4

14

 45

2

3

2

1

1

 81

140

 38

20

 50

 71

100

18

 6

14

 56

2

3

2

1

1

 81

160

 45

25

 56

 80

115

18

 8

14

 71

2

3

3

1

1

 81

180

 50

28

 63

 90

132

18

 8

14

 80

2

3

3

1

1

 81

200

 56

32

 71

100

145

22.4

 8

16

 90

3

4

3

2

1

103

224

 63

35

 80

112

170

22.4

 8

16

100

3

4

3

2

1

103

250

 71

40

 90

125

180

28

 8

20

112

3

4

4

2

1

126

280

 80

50

100

140

200

28

 8

20

125

3

4

4

2

1

126

315

90

63

112

160

236

28

10

20

140

3 4 4 2 1 126

355 100

71

125

180

260

35.5

8

25

160

3 4 5 2 1 157

備考1.  ボルト抜きしろは,軸端からの寸法を示す。

2.

継手を軸から抜きやすくするためのねじ穴は,適宜設けて差し支えない。


4

B 1451-1991

付表 2  フランジ形固定軸継手用継手ボルト

単位 mm

呼び

a

×l

ねじの

呼び

d

a

d

1

s

k

l

r

(約)

H

B

C

(約)

D

(約)

10

×46

M10

10

 7

14

2

46

 0.5

 7

17

19.6

 16.5

14

×53

M12

14

 9

16

3

53

 0.6

 8

19

21.9

18

16

×67

M16 16 12 20  4  67

0.8 10 24 27.7 23

20

×82

M20 20 15 25  4  82  1  13 30 34.6 29

25

×102

M24 25 18 27  5 102 1  15 36 41.6 34

備考1.  六角ナットは,JIS B 1181のスタイル1(部品等級 A)のもので,強度区分は6,ねじ精度は6H

とする。

2.

ばね座金は,JIS B 1251 の 2 号 S による。

3.

二面幅の寸法は,JIS B 1002 による。

4.

ねじ先の形状・寸法は,JIS B 1003 の半棒先によっている。

5.

ねじ部の精度は,JIS B 0209 の 6g による。

6.  Ⓐ

部には研削用逃げを施してもよい。Ⓑ部はテーパでも段付きでもよい。

7.  x

は,不完全ねじ部でもねじ切り用逃げでもよい。ただし,不完全ねじ部のときは,その長

さを約 2 山とする。

機械要素部会  軸継手専門委員会  構成表

(昭和 61 年 5 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

和  田  稲  苗

早稲田大学理工学部

小  玉  正  雄

埼玉大学名誉教授

吹  訳  正  憲

通商産業省機械情報産業局鋳鍛造品課

中  田  哲  雄

通商産業省磯械情報産業局産業機械課

藤  原  孝  誌

工業技術院機械技術研究所

平  野  隆  之

工業技術院標準部機械規格課

通  地      登

社団法人日本電機工業会

丸  山      勝

社団法人日本産業機械工業会

宮  沢  典  夫

石川島播磨重工業株式会社

前  原  利  昭

三菱電機株式会社

蛭  川  康  男

株式会社川本製作所

浜  田  義  友

全国伝動機工業協同組合

増  田  進  彦

金光産業株式会社

金  田  光  夫

鍋屋工業株式会社

大  滝      光

大泉工場株式会社

宮  里  幸  雄

伊藤鋳工株式会社


5

B 1451-1991

氏名

所属

平  井  英  雄

三ツ星ベルト株式会社

谷  脇  政  一

久保田鉄工株式会社

(専門委員)

三  村  昭  三

三村鉄工株式会社

(事務局)

宮  川  清  孝

工業技術院標準部機械規格課

佐  野  浩  一

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

時  山  聖  司

工業技術院標準部機械規格課(平成 3 年 12 月 1 日改正のとき)