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B 1355

:2012

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  形状・寸法 

2

5

  製品仕様

4

6

  製品の呼び方 

4

7

  表示

4

7.1

  製品の表示 

4

7.2

  包装の表示 

5

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

6


B 1355

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1355:1990 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1355

:2012

ダウエルピン

Dowel pins (Parallel pins, hardened)

序文 

この規格は,1997 年に第 2 版として発行された ISO 8734 を基に,対応する部分(形状・寸法,製品仕

様及び製品の呼び方)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工

業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目(用語及び定義並びに表示)を日本工業規

格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び

附属書 JA は,対応国際規格にはない事項

である。

適用範囲 

この規格は,呼び径 が 1 mm から 20 mm までの硬化処理を施した鋼製及びマルテンサイト系ステンレ

ス鋼製のダウエルピンの特性について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 8734:1997

,Parallel pins, of hardened steel and martensitic stainless steel (Dowel pins)(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0401-2

  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

注記  対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)

JIS B 1054-1

  耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

注記  対応国際規格:ISO 3506-1:1997,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel

fasteners−Part 1: Bolts, screws and studs(IDT)

JIS B 1091

  締結用部品−受入検査

注記  対応国際規格:ISO 3269,Fasteners−Acceptance inspection(MOD)


2

B 1355

:2012

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。

形状・寸法 

ダウエルピンの形状・寸法は,

表 による。


3

B 1355

:2012

表 1−ダウエルピンの形状・寸法 

端面の形状は受渡当事者間の協定による。

単位  mm

d

公差域クラス m6

a)

 1 1.5 2 2.5

3 4 5 6 8 10 12 16 20

c

0.2 0.3

0.35

0.4

0.5

0.63

0.8

1.2

1.6

2 2.5 3 3.5

l

b)

呼び長さ

最小

最大

2 7

3 2

3 7

4 2

4 7

5 2

5 7

6 2

7 7

8 2

10  9.75 10.25

          

12  11.5  12.5              
14  13.5  14.5              
16  15.5  16.5              
18  17.5  18.5              
20  19.5  20.5              
22  21.5  22.5              
24  23.5  24.5     推奨する呼び長さの範囲

26  25.5  26.5              
28  27.5  28.5              
30  29.5  30.5              
32  31.5  32.5              
35  34.5  35.5              
40  39.5  40.5              
45  44.5  45.5              
50  49.5  50.5              
55  54.25 55.75

          

60  59.25 60.75

          

65  64.25 65.75

          

70  69.25 70.75

          

75  74.25 75.75

          

80  79.25 80.75

          

85  84.25 85.75

          

90  89.25 90.75

          

95  94.25 95.75

          

100  99.25

100.75

          

a)

  の公差域クラス m6 は,JIS B 0401-2 による。

なお,受渡当事者間の協定によって,他の公差域クラスを用いることができる。

b)

 100

mm を超える呼び長さは,20 mm とびとする。


4

B 1355

:2012

製品仕様 

ダウエルピンの製品仕様は,

表 による。

表 2−ダウエルピンの製品仕様 

鋼(St)

マルテンサイト系

ステンレス鋼(C1)

タイプ A

焼入焼戻しを施すピン

タイプ B

浸炭焼入焼戻しを施すピン

化学成分(チェック分析)%

受渡当事者間の協定によって,どちらかを選択する。

C 0.95∼1.1 C

0.06∼0.13 C

0.15 以下

Si 0.15∼0.35 Si

0.1∼0.4 Si

0.10 以下

Mn 0.25∼0.4 Mn

0.25∼0.6 Mn

0.9∼1.3

P 0.03 以下 P

0.025 以下 P

0.07 以下

S 0.025 以下 S

0.05 以下 S

0.15∼0.35

Cr 1.35∼1.65

Pb

0.15∼0.35

材料

a)

硬さ:550 HV30∼ 
650 HV30

表面硬さ:600 HV1∼700 HV1 
深さ 0.25 mm∼0.4 mm における硬さ:550 HV1 以上

JIS B 1054-1

の C1

460 HV30∼560 HV30
の硬さに焼入焼戻し

生地の状態:受渡当事者間の協定がない場合には,保護潤滑皮膜付きの自然な仕
上げ状態でピンを供給する。

表 面 仕 上

ピンに表面皮膜処理を施す場合には,

水素ぜい化を避けるために適切なめっき又

は皮膜処理を行う。ピンに電気めっき又はりん酸塩皮膜を施す場合には,有害な
水素ぜい化を避けるために,めっき又は皮膜処理後,直ちに水素ぜい化除去のた

めの適切な処理をしなければならない

b)

寸法公差は,めっき又は皮膜処理を施す前のものに適用する。

生地の状態:自然な仕
上げ状態でピンを供給
する。

表面粗さ

Ra

≦0.8 μm

表面状態

ピンは,凹凸又は有害な欠陥があってはならない。ばりは,ピンのどの部分にもあってはならない。

受入検査

受入検査手順は,JIS B 1091 による。

a)

  受渡当事者間の協定によって,他の材料を使用することができる。

b)

  電気めっきを施す場合は,JIS B 1044 による。

製品の呼び方 

製品の呼び方は,JIS B 1010 による。

例 1  呼び径 d=6 mm,呼び長さ l=30 mm で,焼入焼戻しを施したタイプ A の鋼製のダウエルピン

の場合:

ダウエルピン JIS B 1355ISO 8734−6×30−A−St

例 2  呼び径 d=6 mm,呼び長さ l=30 mm で,焼入焼戻しを施した鋼種区分 C1 マルテンサイト系ス

テンレス鋼製のダウエルピンの場合:

ダウエルピン JIS B 1355ISO 8734−6×30−C1

表示 

7.1 

製品の表示 

製品の表示については,特に規定しない。


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B 1355

:2012

7.2 

包装の表示 

包装の外面には,次の事項を表示しなければならない。

a)

規格番号又は規格名称

b)

呼び径 d×呼び長さ l

c)

d

の公差域クラス

d)

材料

e)

鋼の硬化処理の種類

f)

数量

g)

指定事項

h)

製造業者名又はその略号


6

B 1355

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 1355:2012

  ダウエルピン

ISO 8734:1997

,Parallel pins, of hardened steel and martensitic stainless steel (Dowel

pins) 

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

箇条番号 
及び題名

内容

(II) 
国際

規格
番号

箇条 
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1  適用範囲

呼び径 が 1 mm から
20 mm までの硬化処理
を施したダウエルピン

の特性について規定

 1

適 用 範

呼び径 が 1 mm∼20 
mm の硬化処理を施し
たダウエルピンの特性

について規定

一致

JIS

では,ISO 規格で規定する適

用範囲を規定

技術的な差異はない。

2  引用規格

3  用語及び
定義

用語及び定義を規定

追加

用語及び定義を追加

4  形状・寸

形状・寸法を規定   3

寸法

一致

5  製品仕様

製品の仕様を規定   4

製 品 仕

JIS

に同じ。

一致

6  製品の呼
び方

製品の呼び方を規定

5

製 品 の

呼び方

JIS

にほぼ同じ。

追加

JIS B 1010

を追加

技術的な差異はない。

7  表示

製品の表示及び包装の
表示を規定

追加

製品 の表 示 及び 包装 の 表示 を追
加。

ISO

規格見直し時に提案を検討

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 8734:1997,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  一致 技術的差異がない。

−  追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。 

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