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日本工業規格

JIS

 B

1351

-1987

割りピン

Split Pins

1.

適用範囲  この規格は,一般に用いる鋼製割りピン(以下,鋼ピンという。),黄銅製割りピン(以下,

黄銅ピンという。

)及びステンレス鋼製割りピン(以下,ステンレスピンという。

)について規定する。

なお,この規格で鋼ピン,黄銅ピン及びステンレスピンを総称する場合は,単にピンという。

備考  この規格で規定する割りピンの形状・寸法は,ISO 1234-1976 (Split pins−Metric series)  によっ

ている。

引用規格: 

JIS G 3505

  軟鋼線材

JIS G 3539

  冷間圧造用炭素鋼線

JIS G 4315

  冷間圧造用ステンレス鋼線

JIS H 3260

  銅及び銅合金線

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験方法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

対応国際規格: 

ISO 1234-1976

  Split pins−Metric series

2.

曲げ  ピンを次の図のように外側に約 90 度往復 3 回繰り返して折り曲げても,割れが生じてはならな

い。ただし,曲げ半径  (r)  は,ほぼピン径  (d)  とする。


2

B 1351-1987

3.

硬さ  鋼ピンの硬さは,表 による。

表  1

呼び径の区分

mm

ビッカース硬さ

ロックウェル硬

1.6

以下

HV180

∼240

1.6

を超え 2.5 以下

HV160

∼220

2.5

を超えるもの

− HRB67∼92

4.

形状・寸法  ピンの形状・寸法は,付表による。

5.

外観  ピンの表面は滑らかで,使用上有害な割れ,きず,かえり,さび,密着面のずれなどの欠陥が

あってはならない。

6.

材料  ピンの材料は,原則として,表 による。

表  2

区分

材料

鋼ピン

JIS G 3505

(軟鋼線材)の SWRM6∼17 又は

JIS G 3539

(冷間圧造用炭素鋼線)の SWCH6R∼17R

黄銅ピン

JIS H 3260

(銅及び銅合金線)の C 2600 W 又は C 2700 W

ステンレスピン  JIS G 4315(冷間圧造用ステンレス鋼線)

7.

表面処理  ピンには,一般に表面処理を施さない。特に,めっきその他の表面処理を必要とする場合

は注文者が指定する。

なお,電気めっきを施した鋼ピンは,必要に応じてもろさ除去の処理を行う。

8.

検査  ピンの検査は,次による。ただし,ロット検査における抜取検査方式は,受渡し当事者間の協

定による。

(1)

曲げ検査  ピンの曲げ検査は,2.の規定に適合しなければならない。

(2)

硬さ検査  鋼ピンの硬さ検査は,JIS Z 2244(ビッカース硬さ試験方式)のビッカース硬さ試験方法,

JIS Z 2245

(ロックウェル硬さ試験方法)のロックウェル硬さ試験方法又はこれに準じる方法によっ

て行い 3.の規定に適合しなければならない。

(3)

形状・寸法検査  ピンの形状・寸法検査は,直接測定,限界ゲージその他の方法によって行い,4.

規定に適合しなければならない。

(4)

外観検査  ピンの外観検査は目視によって行い,5.の規定に適合しなければならない。

9.

製品の呼び方  ピンの呼び方は,規格番号又は規格名称,種類,呼び径×長さ  (l)  及び材料(

1

)

による。

ただし,特に,指定事項がある場合は,その後に付け加える。

(

1

)

材料は,製品材料の一般名称でもよい。


3

B 1351-1987

例:

10.

包装の表示  包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

(1)

規格名称

(2)

呼び径×長さ

(3)

材料(製品材料の一般名称でもよい。

(4)

数量・指定事項

(5)

製造業者名又はその略号(

2

)

(

2

)

略号には,なるべく登録商標を用いる。


4

B 1351-1987

付表  割りピンの形状・寸法

単位  mm

呼び径 0.6

0.8

1

1.2

1.6

2

2.5

3.2

4

5

6.3

8

10

13

16

20

基準寸法 0.5

0.7  0.9  1

1.4

1.8

2.3

2.9

3.7

4.6

5.9

7.5  9.5 12.4 15.4

19.3

d

許容差

0

−0.1

0

−0.2

0

−0.3

基準寸法 1 1.4 1.8 2 2.8

3.6

4.6

5.8

7.4

9.2

11.8

15 19

24.8

30.8

38.6

c

許容差

0

−0.1

0

−0.2

0

−0.3

0

−0.4

0

−0.6

0

−0.7

0

−0.9

0

−1.2

0

−1.5

0

−1.9

0

−2.4

0

−3.1

0

−3.8

0

−4.8

b

約  2 2.4

3 3  3.2

4 5 6.4

8 10

12.6

16

20

26

32

40

最大  1.6

1.6 1.6 2.5

2.5

2.5

2.5

3.2

4  4  4

4  6.3 6.3 6.3

6.3

a

最小  0.8

0.8 0.8 1.2

1.2

1.2

1.2

1.6

2  2  2

2  3.2 3.2 3.2

3.2

を超え

2.5 3.5 4.5

5.5

7  9  11

14

20

27

39  56  80 120

170

ボル

以下  2.5

3.5 4.5 5.5

7  9

11

14

20

27

39

56  80 120 170

を超え

2 3 4 5 6  8 9 12

17

23

29

44

69

110

160

適用す

るボル

ト及び

ピンの

クレビス

ピン

(

3

)

以下 2 3 4 5 6 8  9 12

17

23

29

44

69

110

160

ピン穴径

(参考) 0.6

0.8  1

1.2

1.6

2

2.5

3.2

4

5

6.3

8  10  13  16

20

1

12

±0.5

±0.5

1

16

±0.5

1

20

±0.5

2

25

±0.8

2

32   

±0.8

3

40   

±0.8

4

5

±0.8

5

6

±1.2

7

8

±1.2

9

0

±1.2

1

l

2

±2

±2

±2


5

B 1351-1987

単位  mm

呼び径 0.6

0.8

1

1.2

1.6

2

2.5

3.2

4

5

6.3

8

10

13

16

20

4

6

8

0

2

5

±2

8

±2

(

3

)

軸直角方向の繰返し荷重を受けるクレビスピンの場合は,この表の割りピンより一段階太いものを用いる。

備考1.  呼び径は,ピン穴の径による。

2.  d

は,先端から

2

l

の間における値とする。

3.

先端の形状は,とがり先でも平先でもよい。そのいずれかを必要とする場合は指定する。

4.

長さ  (l)  は,太線の枠内とし,枠内の数値は,その許容差を示す。ただし,この表以外の を特に必要と
する場合は,注文者が指定する。

5.

頭部は,軸心から著しく傾いてはならない。


6

B 1351-1987

見直し調査委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

益  田      亮

相模工業大学名誉教授

山  本      晃

東京電機大学理工学部

江  藤  元  大

千葉工業大学機械工学科

丸  山  一  男

東京工業大学精密工学研究所

寺  田  昌  之

工業技術院標準部機械規格課

菅  原  淳  夫

財団法人日本規格協会

宇田川  鉦  作

日本ねじ研究協会

大  島  久  直

三菱重工業株式会社技術本部技術管理部

大  野  恭  二

いすゞ自動車株式会社特許部技術標準課

谷  口  良  憲

トヨタ自動車株式会社技術管理部第 1 技術課

矢  作  博  美

日産自動車株式会社テクニカルセンター

明  石  哲  也

株式会社トープラ情報技術室

稲  葉  元  成

レックスノードファスナー株式会社

尾  形      卓

株式会社桂川精螺製作所

園  原  脩  文

アルプス精工株式会社品質管理課

田  中  誠之助

株式会社佐賀鉄工所開発部

八  鳥  芳  夫

株式会社名古屋螺子製作所技術課

山  田  輝  一

株式会社フセラシ

佐  藤  敬  一

ボルト・サトウナベ株式会社

成  島  隆  泰

有限会社成島ネジ営業所

中  村  智  男

日本ねじ研究協会