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B 1200

:2007

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  形状・寸法

3

4

  製品仕様

4

4.1

  一般要求事項

4

4.2

  材料

4

4.3

  公差

4

4.4

  機械的性質

4

4.5

  表面状態

5

4.6

  受入検査

5

5

  製品の呼び方

5

6

  表示

5

6.1

  製品の表示

5

6.2

  包装の表示

5

7

  相手板材の形状・寸法

6

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

7


B 1200

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)及び財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 B

1200

:2007

フランジ付き六角溶接ナット

Hexagon weld nuts with flange

序文

この規格は,2003 年に第 1 版として発行された ISO 21670 を基に作成した日本工業規格であるが,適合

性評価及び既制定の日本工業規格との整合を図るため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格であ

る。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,ねじの呼びが M5∼M16 の並目ねじ及び M8∼M16 の細目ねじで,部品等級 A のフランジ

付き六角溶接ナット(以下,ナットという。

)について規定する。

この規格で規定するナットは,JIS B 1051 に基づく機械的性質の強度区分 10.9 以下のボルトに用いる。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 21670:2003

,Hexagon weld nuts with flange (MOD)

なお,対応の程度を表す記号 (MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0205-4

  一般用メートルねじ−第 4 部:基準寸法

注記  対応国際規格:ISO 724:1993,ISO general-purpose metric screw threads−Basic dimensions

(IDT)

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

注記  対応国際規格:ISO 965-3:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 3:

Deviations for constructional screw threads (IDT)

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1021

  締結用部品の公差−第 1 部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級 A,B 及

び C

注記  対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−

Product grades A, B and C (IDT)

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト


2

B 1200

:2007

注記  対応国際規格:ISO 898-1:1999,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and    alloy

steel

−Part 1: Bolts, screws and studs (IDT)

JIS B 1052

  鋼製ナットの機械的性質

注記  対応国際規格:ISO 898-2:1992,Mechanical properties of fasteners−Part 2: Nuts with specified

proof load values

−Coarse thread  及び ISO 898-6:1994,Mechanical properties of fasteners− Part

6: Nuts with specified proof load values

−Fine pitch thread(全体評価:MOD)

JIS B 1091

  締結用部品−受入検査

注記  対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection (IDT)

JIS B 1099

  締結用部品−ボルト,ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項

注記  対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and    nuts

(IDT)


3

B 1200

:2007

3

形状・寸法

ナットの形状・寸法は,

図 及び表 による。

単位  mm

図 1−ナットの形状


4

B 1200

:2007

表 1−ナットの寸法

                                                                                              単位  mm

ねじの呼び

1 0 0

個当たり

の概略質量

(ρ

=7.85 kg/ dm

3

)

(d)

(

d×P

1

a)

)

P

2

b)

b c d

a

 

d

c

e f g 

 

 

s r

1

r

2

  0 
−0.2

±0.1  最大

  0 
−0.2

最小 ±0.25 ±0.1 最小 最大

h14

±0.1  ±0.1 (kg)

M5

0.8

2.2

0.8   6

15.5

 8.2

1.7

4   4.7

 5.0

 8

0.6

0.3

 2.9

M6

1

2.7

0.8   7

18.5

10.6

2

5   6.64  7.00

10

0.6

0.5

 5.7

M8 M8

×1

1.25 2.7

1

9.5 22.5

13.6

2.5

6

9.64 10.00

13

0.8  0.8

12.2

M10 M10

×1.25 1.5  2.95

1.2 11.5 26.5

16.9

3

7 12.57 13.00

16

1

1

21.8

M12 M12

×1.25

M12

×1.5

1.75 3.2

1.2 14  30.5

19.4

3

8 14.57 15.00

18

1

1.2

29.4

M14 M14

×1.5  2

3.45

1.2 16  33.5

22.4

4

8 16.16 17.00

21

1

1.2

45.8

M16 M16

×1.5  2

3.7

1.2 18  36.5

25

4

8 18.66 19.50

24

1

1.2

63.1

a)

  P

1

は,細目ねじのピッチ

b)

  P

2

は,並目ねじのピッチ

4

製品仕様

4.1

一般要求事項

ナットに対する一般要求事項は,JIS B 1099 による。

4.2

材料

ナットは,炭素含有率 0.25 %以下の鋼製とする。

焼入焼戻しの熱処理を行う場合には,熱処理後のナットの硬さは,最大 300 HV とする。

快削鋼は,使用してはならない。

特定の鋼が要求される場合には,受渡当事者間の協定による。

4.3

公差

ナットは,JIS B 1021 による部品等級 A とし,ナットのねじは,JIS B 0205-4 に規定する基準寸法で,

その公差域クラスは JIS B 0209-3 の 6G とする。

4.4

機械的性質

ナットは,

表 に示す保証荷重値を満たさなければならない。

保証荷重試験は,JIS B 1052 に規定する方法による。疑義が生じた場合は,溶接突起部を取り除いてか

ら試験を行う。

表 2−保証荷重値

ねじの呼び

(d)

保証荷重

kN

ねじの呼び

(d

×P

1

)

保証荷重

kN

M5 14.8

M6 20.9

M8 38.1

M8

×1

41.4

M10 60.3

M10

×1.25

64.6

M12 88.5

M12

×1.25

97.2

M12

×1.5

92.9

M14 120.8

M14

×1.5 131.9

M16 164.9

M16

×1.5 176.2


5

B 1200

:2007

4.5

表面状態

ナットは,一般に表面処理を施さない。

ナットは,輸送又は保管の間に腐食する場合があるので,製造業者は,ナットの溶接性を損なわない腐

食防止処置を施さなければならない。

4.6

受入検査

ナットの受入検査手順は,JIS B 1091 による。

5

製品の呼び方

製品の呼び方は,JIS B 1010 による。

例 1  機械的性質の強度区分 10.9 のボルトと組み合う  ねじの呼びが M10,焼入焼戻しをしない鋼製

のフランジ付き六角溶接ナットの場合。

−  フランジ付き六角溶接ナット  JIS B 1200ISO 21670−M10−St

例 2  機械的性質の強度区分 10.9 のボルトと組み合う,ISO 21670 に規定されていない  ねじの呼びが

M10

×1.25,焼入焼戻しをしない鋼製のフランジ付き六角溶接ナットの場合。

−  フランジ付き六角溶接ナット  JIS B 1200−M10×1.25−St

焼入れ焼戻しされたナットの場合は,記号“QT”を追加する。

例 3  機械的性質の強度区分 10.9 のボルトと組み合う  ねじの呼びが M12×1.5 の焼入焼戻しされた鋼

製のフランジ付き六角溶接ナットの場合。

−  フランジ付き六角溶接ナット  JIS B 1200ISO 21670−M12×1.5−St−QT

6

表示

6.1

製品の表示

M5

以上のナットには,ナットの上面に製造業者の識別記号を付けなければならない。

6.2

包装の表示

包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

a)

規格名称又は規格番号

b)

ねじの呼び(呼び径×ピッチ)

c)

材料及び熱処理の有無

d)

数量・指定事項

e)

製造業者名又はその略号


6

B 1200

:2007

7

相手板材の形状・寸法

相手板材の形状・寸法を,参考のために

図 及び表 に示す。

図 2−相手板材の形状(ナットは溶接前)

表 3−相手板材の寸法

単位  mm

ねじの呼び

鋼板の厚さ(a

穴径(d

h

)

(d) (d

×P

1

)

最小

最大

公差 H11

M5

― 0.88  1.20  7

M6

― 0.88  1.80  8

M8

M8

×1 1

2

10.5

M10

M10

×1.25

1.25 2.50  12.5

M12

M12

×1.25

 M12

×1.5

1.5 3.0  14.8

M14

M14

×1.5 2.0

3.5

16.8

M16

M16

×1.5 2

4

18.8


7

B 1200

:2007

附属書 JA

参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS B 1200:2007

  フランジ付き六角溶接ナット

ISO 21670:2003

  Hexagon weld nuts with flange

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び名称

内容

(Ⅱ) 
国 際 規 格
番号

箇条番号

内容

箇条ごとの 
評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1

 適用範囲

部品等級 A の M5

∼ M16 の 並 目 ね
じ及び M8∼M16
の 細 目 ね じ の フ

ラ ン ジ 付 き 六 角
溶 接 ナ ッ ト に つ
いて規定。

1

部品等級 A の M5∼M16

の並目ねじ及び M12∼

M16

の細目ねじのフラ

ンジ付き六角溶接ナッ

トについて規定。

追加 M8×1,M10×1.25,M12×

1.25

の細目ねじを規格に追

加。

M8

×1,M10×1.25,M12×1.25

は,他の ISO/JIS の溶接ナットで
規定しており,日本国内でも使用
頻度が高いため。

2

 引用規格

3

 形状・寸法

3

 M8

×1,M10×1.25,M12×

1.25

の細目ねじを規格に追

加。

M8

×1,M10×1.25,M12×1.25

は,他の ISO/JIS の溶接ナットで

規定しており,日本国内でも使用
頻度が高いため。

4

製品仕様

4

技術的な引渡し条件。

変更

用語を変更。

技術的な差異はない。

5

  製 品 の 呼

び方

呼び方は,JIS B 

1010

(締結用部品

の 呼 び 方 ) に よ
り,例示を規定。

5

フランジ付き六角溶接

ナットの呼び方を例示。

追加

呼び方の ISO 8991 と整合し

ている JIS B 1010 によるこ
とを追加。ISO 規格にない
細目ねじの例示を追加。

日本国内で使用頻度の高い細目ね

じの呼び方の例を追加。

6

表示

表示事項を規定。

6 M5

以上のナットの識別

記号を規定。

追加

包装の表示事項を規定に追
加。

適合性評価のために必要な表示規
定を追加。

7

相 手 板 材

の形状・寸法

7

一致

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 21670:2003:MOD

7

B 1200

2007


8

B 1200

:2007

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

−  一致技術的差異がない。

−  追加国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
−  変更国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

−  MOD国際規格を修正している。

8

B 1200

2007