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B 1194

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS 

B 1194:2000

は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10642:2004,Hexagon socket

countersunk head screws

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 1194

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 1194

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  形状・寸法及び頭部のゲージ検査

2

3.1

  形状・寸法 

2

3.2

  頭部のゲージ検査

6

4.

  製品仕様及び適用規格 

6

5.

  製品の呼び方 

7

6.

  表示

7

6.1

  製品の表示 

7

6.2

  包装の表示 

7

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

8

 


日本工業規格

JIS

 B

1194

:2006

六角穴付き皿ボルト

Hexagon socket countersunk head screws

序文  この規格は,2004 年に第 2 版として発行された ISO 10642,Hexagon socket countersunk head screws

を元に対応する部分(形状・寸法及び頭部のゲージ検査,製品仕様及び適用規格,製品の呼び方)につい

ては対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規

格には規定されていない規定項目(表示)を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。変更の一覧表をその説明

を付けて,

附属書(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,ねじの呼びが M3∼M20 のもので,部品等級 A,強度区分 8.8,10.9 及び 12.9

の六角穴付き皿ボルトの特性について規定する。

なお,この規格の規定以外の要求がある場合には,それらの要求事項を,例えば,JIS B 0205-2JIS B 

0209-2

JIS B 1009JIS B 1021 及び JIS B 1051 から選択するのがよい。

備考1.  引張荷重の限界に関する表 の注及び表 については,特別の注意を払う必要がある。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 10642:2004

,Hexagon socket countersunk head screws (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0143

  ねじ部品各部の寸法の呼び及び記号

備考 ISO 

225:1983

  Fasteners−Bolts,screws,studs and nuts−Symbols and designations of dimensions

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 0205-2

  一般用メートルねじ−第 2 部:全体系

備考 ISO 

261:1998

  ISO general - purpose metric screw threads−General plan が,この規格と一致し

ている。

JIS B 0209-2

  一般用メートルねじ−公差−第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

備考 ISO 

965-2:1998

  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2:Limits of sizes for

general purpose external and internal screw threads

−Medium quality が,この規格と一致している。

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

備考 ISO 

965-3:1998

  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 3:Deviations for


2

B 1194

:2006

constructional screw threads

が,この規格と一致している。

JIS B 1003

  締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先

備考 ISO 

4753:1999

  Fasteners−Ends of parts with external ISO metric thread が,この規格と一致し

ている。

JIS B 1009

  おねじ部品−呼び長さ及びボルトのねじ部長さ

備考 ISO 

888:1976

  Bolts,screws and studs−Nominal lengths,and thread lengths for general purpose

bolts

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

備考 ISO 

8991:1986

  Designation system for fasteners が,この規格と一致している。

JIS B 1016

  六角穴のゲージ検査

備考 ISO 

23429:2004

  Gauging of hexagon sockets が,この規格と一致している。

JIS B 1021

  締結用部品の公差−第 1 部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級 A,B

及び C

備考 ISO 

4759-1:2000

  Tolerances for fasteners−Part 1:Bolts,screws,studs and nuts−Product grades

A

,B and C  が,この規格と一致している。

JIS B 1041

  締結用部品−表面欠陥  第 1 部  一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト

備考 ISO 

6157-1:1988

  Fasteners−Surface discontinuities−Part 1:Bolts,screws and studs for general

requirements

が,この規格と一致している。

JIS B 1043

  締結用部品−表面欠陥  第 3 部  特殊要求のボルト,ねじ及び植込みボルト

備考 ISO 

6157-3:1988

  Fasteners−Surface discontinuities−Part 3:Bolts,screws and studs for special

requirements

が,この規格と一致している。

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

備考 ISO 

4042:1999

  Fasteners−Electroplated coatings が,この規格と一致している。

JIS B 1046

  締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜

備考 ISO 

10683:2000

  Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings が,この規格と一致

している。

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

備考 ISO 

898-1:1999

  Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel−Part 1:

Bolts

,screws and studs が,この規格と一致している。

JIS B 1091

  締結用部品−受入検査

備考 ISO 

3269:2000

  Fasteners−Acceptance inspection が,この規格と一致している。

JIS B 1099

  締結用部品−ボルト,ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項

備考 ISO 

8992:2005

  Fasteners−General requirements for bolts,screws,studs and nuts が,この規格

と一致している。

JIS B 1176

  六角穴付きボルト

備考 ISO 

4762:2004

  Hexagon socket head cap screws 及び ISO 21269:2004,Hexagon socket head cap

screws with metric fine pitch thread

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 

形状・寸法及び頭部のゲージ検査

3.1 

形状・寸法  六角穴付き皿ボルトの形状・寸法は,図 及び表 による。


3

B 1194

:2006

なお,寸法の呼び及び記号は,JIS B 0143 による。

(

1

)

六角穴の口元には,わずかな丸み又は面取りがあってもよい。

(

2

)

ねじ先は,JIS B 1003 に規定する面取り先とする。ただし,M4 以下は,あら先でもよい。長さ5

(

3

)

頭部外周の角には,面取りを施すか又は丸みを付ける。

(

4

)

α=90°∼92°。

(

5

)

不完全ねじ部 u≦2P

(

6

)  d

S

は,l

S

,最小

が規定されているものに適用する。

  1  六角穴付き皿ボルト

六角穴の底は,次の形状(きり加工)でも

よい。

きり加工の場合,ドリル穴の残りは,

六角形の辺の長さ(

e

/2)の 1/3 を超えてはな

らない。


4

B 1194

:2006

  1  寸法

単位  mm

ねじの呼び(d)

M3 M4 M5 M6 M8 M10

M12

(M14)(

15

) M16

M20

P(

7

)

0.5 0.7 0.8  1  1.25 1.5 1.75  2

2  2.5

b(

8

)

参考

18 20 22 24 28 32 36 40 44 52

d

a

最大

3.3 4.4 5.5 6.6 8.54

10.62 13.5  15.5  17.5  22

理論寸法

最大

6.72 8.96 11.20

13.44

17.92

22.40 26.88 30.8 33.60 40.32

d

k

実寸法

最小

5.54 7.53 9.43 11.34

15.24

19.22 23.12 26.52 29.01 36.05

最大

3.00 4.00 5.00 6.00 8.00 10.00

12.00 14.00 16.00 20.00

d

s

最小

2.86 3.82 4.82 5.82 7.78 9.78 11.73 13.73 15.73 19.67

e(

9

)

,(

10

)

最小

2.303 2.873 3.443 4.583 5.723 6.863  9.149  11.429 11.429 13.716

最大

1.86 2.48  3.1  3.72 4.96  6.2 7.44 8.4  8.8 10.16

F(

11

) 

最大

0.25 0.25 0.3 0.35 0.4  0.4 0.45 0.5  0.6 0.75

最小

0.1  0.2  0.2 0.25 0.4  0.4 0.6 0.6 0.6 0.8

呼び

2 2.5 3 4 5 6 8 10

10

12

最大

2.08 2.58 3.08 4.095 5.14 6.14 8.175 10.175 10.175 12.212

s(

10

)

最小

2.02 2.52 3.02 4.020 5.02 6.02 8.025 10.025 10.025 12.032

最小

1.1 1.5 1.9 2.2  3  3.6 4.3 4.5 4.8 5.6

最小

0.25 0.45 0.66 0.7 1.16 1.62 1.8 1.62 2.2  2.2

l

(

12

)

s

l

及び

g

l

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

呼び 
長さ

最小

最大

最小  最大  最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大  最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

8

7.71 8.29

10

9.71 10.29

12

11.65 12.35

16

15.65 16.35

20

19.58 20.42

25

24.58 25.42

30

29.58 30.42

9.5

12 6.5

10

35

34.5 35.5

  11.5

15

9

13

40

39.5  40.5

16.5

20 14 18 11 16

45

44.5 45.5

    19

23

16

21

4

B 1

194


2005


5

B 1194

:2006

  1  寸法(続き)

単位  mm

l

(

12

)

s

l

及び

g

l

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

l

g

呼び 
長さ

最小

最大

最小  最大  最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大  最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

50

49.5  50.5

24 28 21 26 15.75

22

55

54.4 55.6

      26

31

20.75

27

15.5

23

60

59.4 60.6

      31

36

25.75

32

20.5

28

65

64.4 65.6

        30.75

37

25.5

33

20.25

29

70

69.4 70.6

        35.75

42

30.5

38

25.25

34

20

30

80

79.4 80.6

        45.75

52

40.5

48

35.25

44

30

40

26

36

90

89.3 90.7

          50.5

58

45.25

54

40

50

36

46

100

99.3

100.7

          60.5

68

55.25

64

50

60

46

56

35.5

48

(

7

)  P

は,ねじのピッチ。

(

8

)

太い階段線の間で網かけのないものに適用する。

(

9

)  e

最小

=1.14

s

最小

(

10

)

六角穴の寸法 及び のゲージ検査は,JIS B 1016 による。

(

11

)  F

は,頭部高さに対する公差(

図 参照)。皿ゲージの 寸法の公差は,

0

01

.

0

とする。

(

12

)

一般に流通している呼び長さは,太い階段線の間の範囲である。網掛のものは全ねじで首下の不完全ねじ部は,3以内とする。網掛けのないものの数値は,

l

s

び l

g

の値を示し,次の式によっている。

l

g

,最大

l

呼び

b

l

s

,最小

l

g

,最大

−5P

(

13

)

ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。

5

B 1

194


2005


6

B 1194

:2006

3.2 

頭部のゲージ検査  頭部のゲージ検査は,図 による。

ボルト頭部の上面は,ゲージの A 面と B 面との間になければならない。

単位  mm

(

14

)  D

は,d

k

の理論寸法である最大値(

表 参照)。

(

15

)  F

は,頭部高さに対する公差

(表 参照)。

  2  皿ゲージ

4. 

製品仕様及び適用規格  製品仕様及び適用規格は,表 及び表 による。

  2  製品仕様及び適用規格

材料

一般要求事項

適用規格

JIS B 1099 

公差域クラス

強度区分 8.8 及び 10.9 は,6g

強度区分 12.9 は,5g6g(JIS B 1176 

附属書 参照)

ねじ

適用規格

JIS B 0205-2

JIS B 0209-2JIS B 0209-3 

強度区分(

16

) 8.8

,10.9,12.9

機械的性質

適用規格

JIS B 1051 

部品等級 A

公差

適用規格

JIS B 1021 

仕上げ

製造された状態

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。

非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合は,JIS B 1046 による。

表面欠陥

表面欠陥の限界は,JIS B 1041 による。ただし,強度区分 12.9 の場合は,JIS 

B 1043

による。

受渡し

受入検査手順は,JIS B 1091 による。

(

16

)

このボルトは,JIS B 1051 の試験プログラム B によって試験したとき,頭部形状の理由から,JIS B 1051 で規
定する最小引張荷重の値を満たさなくてもよいが,JIS B 1051 で規定する強度区分に対するその他の機械的性
質及び材料の要求事項は満たさなければならない。引張試験は,JIS B 1051 に示されているような取付け具を

用いて行い,製品の状態で引張荷重を負荷したとき,ボルトは破壊を起こすことなく

表 の最小引張荷重に耐

えなければならない。

なお,破壊を起こすまで荷重を加えた場合には,ねじ部,円筒部,頭部又は頭部と円筒部との付け根のいず

れで破壊してもよい。

(

14

)

(

15

)


7

B 1194

:2006

  3  六角穴付き皿ボルトの最小引張荷重

(JIS B 1051

に規定されている値の 80  %)

強度区分

8.8 10.9 12.9

ねじの呼び(d)

最小引張荷重  N

M3

M4

M5

3 220

5 620

9 080

4 180

7 300

11 800

4 910

8 560

13 800

M6

M8

M10

12 900

23 400

37 100

16 700

30 500

48 200

19 600

35 700

56 600

M12

M14

M16

53 900

73 600

100 000

70 200

96 000

130 000

82 400

112 000

154 000

M20

162 000

204 000

239 000

5. 

製品の呼び方  製品の呼び方は,JIS B 1010 による。

例  ねじの呼びが M12,呼び長さ l=40 mm,強度区分 12.9 の六角穴付き皿ボルトの場合。

六角穴付き皿ボルト  JIS B 1194

ISO 10642−M12×40−12.9

6. 

表示

6.1 

製品の表示  製品の表示については,特に規定しない。

6.2 

包装の表示  包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

a)

規格番号又は規格名称

b)

部品等級

c)

ねじの呼び×呼び長さ

d)

ねじの公差域クラス

e)

強度区分

f)

数量

g)

指定事項(ねじ部の長さが指定された場合は,

“ねじの呼び×呼び長さ”の後に括弧を付けて示す。)

h)

製造業者名又はその略号


8

B 1194

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 1194:2005 

六角穴付き皿ボルト

ISO 10642:2004

  六角穴付き皿ボルト

(

Ⅰ)  JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異

  の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:側線

項目番号

内容

(

Ⅱ)国際規
  格番号

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異

  の理由及び今後の対策

1.

適用範囲

ねじの呼びが,M3∼

M20

のもので,部品等

級 A の六角穴付き皿
ボルトの特性につい
て規定

 1

JIS

と同じ IDT

2.

引用 規格

∼5. 製 品の

呼び方

2

∼5

JIS

と同じ IDT

6.

表示

製品の表示及び包装
の表示

MOD/

追加

製品の表示及び包
装の表示を追加

適合性評価のため必要。ISO 規格見
直し時に提案を検討

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

8

B 1

194


2005