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B 1190

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  種類 

2

4

  形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方  

3

5

  表示 

7

5.1

  製品の表示  

7

5.2

  包装の表示  

7

附属書 A(規定)フランジ付き六角ナットに対するゲージ検査  

8

附属書 JA(規定)ISO 4161 及び ISO 10663 によらないフランジ付き六角ナット  

10

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

17


B 1190

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1190:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1190

:2014

フランジ付き六角ナット

Hexagon nuts with flange

序文 

この規格は,2012 年に第 3 版として発行された ISO 4161 及び 2012 年に第 2 版として発行された ISO 

10663

を基とし,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。また,附属書 JA は対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,フランジ付き六角ナット(以下,ナットという。

)の特性について規定する。

この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には,

それらの要求を,例えば,JIS B 0205-2

JIS B 0205-4

JIS B 0209-2JIS B 1052-2 及び JIS B 1054-2 から受渡当事者間の協定によって選択できる。

ISO 4161

及び ISO 10663 によらないフランジ付き六角ナットを,

附属書 JA に規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4161:2012

,Hexagon nuts with flange, style 2−Coarse thread

ISO 10663:2012

,Hexagon nuts with flange, style 2−Fine pitch thread(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0143

  締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味

注記  対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions

of dimensions

(IDT)

JIS B 0205-2

  一般用メートルねじ−第 2 部:全体系

注記  対応国際規格:ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT)

JIS B 0205-4

  一般用メートルねじ−第 4 部:基準寸法

注記  対応国際規格:ISO 724:1993,ISO general-purpose metric screw threads−Basic dimensions(IDT)

JIS B 0209-2

  一般用メートルねじ−公差−第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

注記  対応国際規格:ISO 965-2:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2:


2

B 1190

:2014

Limits of sizes for general purpose external and internal screw threads

−Medium quality(IDT)

JIS B 0601

  製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ

ータ

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1021

  締結用部品の公差−第 1 部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級 A,B

及び C

注記  対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−

Product grades A, B and C

(IDT)

JIS B 1042

  締結用部品−表面欠陥  第 2 部:ナット

注記  対応国際規格:ISO 6157-2:1995,Fasteners−Surface discontinuities−Part 2: Nuts(IDT)

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

注記  対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)

JIS B 1046

  締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜

注記  対応国際規格:ISO 10683:2000,Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings(IDT)

JIS B 1048

  締結用部品−溶融亜鉛めっき

注記  対応国際規格:ISO 10684:2004,Fasteners−Hot dip galvanized coatings(MOD)

JIS B 1052-2

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 2 部:強度区分を規定したナット−並

目ねじ及び細目ねじ

注記  対応国際規格:ISO 898-2:2012,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy

steel

−Part 2: Nuts with specified property classes−Coarse thread and fine pitch thread(IDT)

JIS B 1054-2

  耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第 2 部:ナット

注記  対応国際規格:ISO 3506-2:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel

fasteners

−Part 2: Nuts(IDT)

JIS B 1071

  締結用部品−精度測定方法

JIS B 1091

  締結用部品−受入検査

注記  対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)

JIS B 1099

  締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項

注記  対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and nuts

(IDT)

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験−試験方法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験−試験方法

種類 

この規格で規定するナットの種類は,

表 による。


3

B 1190

:2014

表 1−ナットの種類 

種類

ねじの呼び径範囲

対応国際規格

(参考)

ナット

ねじのピッチ

部品等級

フランジ付

きナット

並目ねじ

A 5

∼16 mm

ISO 4161 

B 20

mm

細目ねじ

A 8

∼16 mm

ISO 10663 

B 20

mm

形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 

この規格で規定するナットの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方は,

表 による。

なお,製品の呼び方は,JIS B 1010 による。

表 2−ナットの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 

種類

形状・寸法

製品仕様

製品の呼び方

(例)

ナット

ねじのピッチ

部品等級

フランジ付

きナット

並目ねじ

A

図 及び表 

表 

表 

B

細目ねじ

A

図 及び表 

表 

表 

B


4

B 1190

:2014

寸法の呼び及び記号は,JIS B 0143 による。 

a)

  m

w

は,ナットの有効高さ(

表 及び表 の補足説明を参照)。

b)

  θ

は,90∼120°とする。

c)

  β

は,15∼30°とする。

d)

  δ

は,15∼25°とする。

e)

  c

は,d

w,min

の位置で測定する。

f)

角部の輪郭形状は,製造業者の裁量による。

g)

座面の円すい角度 φ は,0.75°±0.75°とする。

図 1−形状・寸法 


5

B 1190

:2014

表 3−寸法(並目ねじ) 

単位  mm

ねじの呼び

M5 M6 M8 M10

M12

(M14)

a)

 M16  M20

P

b)

0.8  1

1.25 1.5  1.75 2

2

2.5

最小

1.0 1.1 1.2 1.5 1.80

2.1 2.4 3.0

d

a

 

最大 5.75  6.75  8.75  10.80  13.00 15.10 17.30 21.60

最小 5.00  6.00  8.00  10.00  12.00 14.00 16.00 20.00

d

c

 

最大

11.8 14.2 17.9 21.8 26.0 29.9 34.5 42.8

d

w

 

最小

9.8 12.2 15.8 19.6 23.8 27.6 31.9 39.9

最小 8.79 11.05 14.38 16.64 20.03 23.36 26.75 32.95

最大 5.00  6.00  8.00  10.00  12.00 14.00 16.00 20.00

最小

4.70 5.70 7.64 9.64

11.57

13.30

15.30

18.70

m

w

 

最小

2.5 3.1 4.6 5.6 6.8 7.7 8.9

10.7

最大 8.00 10.00 13.00 15.00 18.00 21.00 24.00 30.00

最小 7.78  9.78  12.73  14.73  17.73 20.67 23.67 29.16

r

c)

最大

0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.9 1.0 1.2

製品が

附属書 に規定するゲージ検査に合格すれば,e及び m

w

の寸法に対する要求事項を満足するものとみな

す。 

a)

ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。

b)

  P

は,ねじのピッチ。

c)

  r

は,六角部(対辺及び対角の両方)とフランジ部との接続部分に適用する。

表 4−製品仕様(並目ねじ) 

材料

ステンレス鋼

一般要求事項

適用規格

JIS B 1099 

ねじ

公差域クラス 6H

適用規格

JIS B 0205-2

JIS B 0205-4JIS B 0209-2 

機械的性質

及び性能

強度区分

8

,9,10,12 A2-70

機 械 的 性 質 の

た め の 適 用 ス

タイル

高ナット(スタイル 2)

適用規格

JIS B 1052-2 

JIS B 1054-2 

公差

部品等級

D≦M16:A 
D>M16:B

適用規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

製造された状態

製造された状態

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。 
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合は,

JIS B 1046

による。

溶融亜鉛めっきの要求がある場合は,JIS B 1048 による。

付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の協
定による。

表面状態

表面欠陥の限界は,JIS B 1042 による。

受入検査

受入検査手順は,JIS B 1091 による。


6

B 1190

:2014

表 5−製品の呼び方の例(並目ねじ) 

製品

ねじの呼びが M12 で強度区分 10 のフランジ付き六角ナット

呼び方

フランジ付き六角ナット JIS B 1190ISO 4161−M12−10

注記  図 及び表 3∼表 は,ISO 4161 に一致している。

表 6−寸法(細目ねじ) 

単位  mm

ねじの呼び

D×P 

a)

M8

×1 M10×1

M10

×1.25

M12

×1.25

M12

×1.5

(M14

×1.5)

b)

M16

×1.5 M20×1.5

c

最小 1.2

1.5

1.8

2.1

2.4

3

d

a

 

最大 8.75

10.80

13.00

15.10

17.30  21.60

最小 8.00

10.00

12.00

14.00

16.00  20.00

d

c

最大 17.9

21.8

26.0

29.9

34.5

42.8

d

w

最小 15.8

19.6

23.8

27.6

31.9

39.9

e

最小 14.38

16.64

20.03

23.36

26.75

32.95

最大 8.00

10.00

12.00

14.00

16.00  20.00

最小 7.64

9.64

11.57

13.30

15.30  18.70

m

w

最小 4.6

5.6

6.8

7.7

8.9

10.7

s

最大 13.00

15.00

18.00

21.00

24.00

30.00

最小 12.73

14.73

17.73

20.67

23.67

29.16

r

c) 

最大 0.5

0.6

0.7

0.9

1.0

1.2

製品が

附属書 に規定するゲージ検査に合格すれば,e及び m

w

の寸法に対する要求事項を満足する

ものとみなす。 

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。

c)

  r

は,六角部(対辺及び対角の両方)とフランジ部との接続部分に適用する。


7

B 1190

:2014

表 7−製品仕様(細目ねじ) 

材料

ステンレス鋼

一般要求事項

適用規格

JIS B 1099 

ねじ

公差域クラス 6H

適用規格

JIS B 0205-2

JIS B 0205-4JIS B 0209-2 

機械的性質

及び性能

強度区分

8

,10,12

a)

 A2-70

機械的性質のた
めの適用スタイ

高ナット(スタイル 2)

適用規格

JIS B 1052-2 

JIS B 1054-2 

公差

部品等級

D≦16 mm:A 
D>16 mm:B

適用規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

製造された状態

製造された状態

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。

非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合は,

JIS B 1046

による。

付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の協

定による。

表面状態

表面欠陥の限界は,JIS B 1042 による。

受入検査

受入検査手順は,JIS B 1091 による。

a)

  D

>16 mm に対する強度区分 12 の機械的性質は JIS B 1052-2 で規定されていない。

表 8−製品の呼び方の例(細目ねじ) 

製品

ねじの呼びが M12×1.25 で強度区分 10 のフランジ付き六角ナット

呼び方

フランジ付き六角ナット JIS B 1190ISO 10663−M12×1.25−10

注記  図 及び表 6∼表 は,ISO 10663 に一致している。

表示 

5.1 

製品の表示 

この規格に適合した製品の表示は,次による。

a)

鋼ナットは,JIS B 1052-2 による。

b)

ステンレスナットは,JIS B 1054-2 による。

5.2 

包装の表示 

この規格に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

a)

規格名称又は規格番号

b)

部品等級

c)

ねじの呼び

d)

ねじの公差域クラス

e)

強度区分(鋼ナットの場合)

,鋼種区分・強度区分(ステンレスナットの場合)

f)

数量・指定事項

g)

製造業者名又はその略号


8

B 1190

:2014

附属書 A

(規定)

フランジ付き六角ナットに対するゲージ検査

A.1 

六角部に対する推奨するゲージ検査方法(図 A.1 及び表 A.1 参照) 

六角部の高さ,ナットの有効高さ,角のすみ肉の盛り上がり及び対角距離が規定値を同時に満足してい

るかどうかを実証するために,二つの平らなリングゲージ A 及び B を用いて検査する。ゲージ A は,ナ

ットの頂面から挿入して,フランジ部の上に着座させる。ゲージ B は,ナットの軸線と垂直にナット頂面

に載せる。二つのゲージは接触してはならない。

A.2 

フランジ部に対する推奨するゲージ検査方法(図 A.1 及び表 A.1 参照) 

ゲージ C は,平たいすきまゲージ又はリングゲージとする。ゲージ C は,ゲージ A と六角部の一部と

の接触点において,フランジの厚さが規定値を超えているかどうかを検証するのに用いる。平板の上にナ

ットを置き,ゲージ C とゲージ A とが接触しなければ合格とする。

W

a, min

e

 theoretical

W

b, max

e

 min

−0.01 mm

T

a, max

m

w, min

図 A.1−ゲージ検査 


9

B 1190

:2014

表 A.1−ゲージの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ゲージ A

ゲージ B

ゲージ C

W

a

T

a

W

b

T

b

W

c

T

c

並目ねじ

細目ねじ

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最小

最小

最大

最小

M5

M6

M8

M8

×1

9.25

11.56

15.02

9.24

11.55

15.01

2.50

3.10

4.60

2.49

3.09

4.59

8.78

11.04

14.37

8.77

11.03

14.36

3

4

4

14

16

20

1.08

1.19

1.31

1.07

1.18

1.30

M10

M12

M14

M10

×1,M10×1.25

M12

×1.25,M12×1.5

M14

×1.5

17.33

20.79

24.26

17.32

20.78

24.25

5.60

6.80

7.70

5.59

6.79

7.69

16.63

20.02

23.35

16.62

20.01

23.34

5

5

6

24

29

32.5

1.81

2.20

2.55

1.80

2.19

2.54

M16

M20

M16

×1.5

M20

×1.5

27.72

34.65

27.71

34.64

8.90

10.70

8.89

10.69

26.74

32.94

26.73

32.93

6

6

37

45

2.96

3.70

2.95

3.69


10

B 1190

:2014

附属書 JA

(規定)

ISO 4161

及び ISO 10663 によらないフランジ付き六角ナット

JA.1 

適用範囲 

この附属書は,ISO 4161 及び ISO 10663 によらない鋼製のフランジ付き六角ナット(以下,ナットとい

う。

)について規定する。

この附属書は,将来廃止するので,新規設計の機器,部位などには使用しないのがよい。

JA.2 

用語及び定義 

この附属書で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。

JA.3 

種類 

この附属書に規定するナットの種類は,

表 JA.1 による。

表 JA.1−種類 

種類

ねじの呼び径範囲

強度区分

ナット

ねじのピッチ

フランジ付き

ナット

並目ねじ

4

∼16 mm

6T

,8T,10T

細目ねじ

8

∼16 mm

JA.4 

形状・寸法 

ナットの形状及び寸法は,

表 JA.2 による。


11

B 1190

:2014

表 JA.2−ナット 

単位  mm

ねじの呼び(D

s

e

d

c

d

w

m

m

1

c

r

1

m

w

a)

AB

A

1

B

1

並目

細目

基準寸法  許容差

最小

最大 最小 基準寸法

許容差 最小 最小  最大  最小

最大

M4

− 7

0

−0.2

7.74

10.5

7.5

4.2 0

−0.75

2.4

0.6 0.6 1.6  0.2

M5

8

8.87

12  9

5

3

0.7 0.7 2.0  0.3

M6

10

11.05

14  11

6

3.6

0.8 0.8 2.3  0.3

M8 M8

×1 12 0

−0.25

13.25

17.5

14.5

8 0

−0.90

4.8

1.0 1.1 3.1  0.4

M10 M10

×1.25

14

15.51

21  18

10

6

1.2 1.4 3.9  0.5

M12 M12

×1.25 17

18.90

25

22  11.5  0

−1.1

7.2

1.4 1.6 4.7  0.7

(M14) (M14

×1.5) 19  0

−0.35

21.10

29  26

13.5

8.4

1.6 1.8 5.5  0.7

M16 M16

×1.5

22

24.49

33  30

15

9.6

1.8 2.0 6.2  0.8

−  ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。

−  ねじ部の面取りは,その直径がねじの谷の径より僅かに大きい程度とする。

−  この表の図に示した表面粗さは,JIS B 0601 による。 
−  ねじの呼び径 6 mm 以上のナットで,座面の大きいものを必要とする場合は,

表 JA.3 による。

a)

  m

w

は,六角の対角部に,この表に規定する の最小値以上の寸法が存在する高さとする。

b)

フランジ上面の角度 δ は,15∼30°とする。

c)

六角部の面取り角度 β は,約 30°とする。

d)

めねじの皿面取り角度 θ は,約 120°とする。

e)

ねじの軸に対する座面の傾き角 ζ は,1°以下とする。


12

B 1190

:2014

表 JA.3−座面を大きくした場合のナット 

単位  mm

ねじの呼び径

s e 

d

c

 

d

w

 m m

1

 c  r

1

 

m

w

 

AB

A

1

B

1

基準寸法  許容差

最小

最大

最小

基準寸法 許容差

最小

最小  最大  最小

最大

6

,10,12,14

それぞれのナットに対して,一段大きいねじの呼び(D)の各部寸法及び許容差を適用する。

8 13

0

−0.25

14.38 21  18

10

0

−0.9

6  1.2 1.4 3.9  0.5

16 24

0

−0.35

26.75 36  33

17

0

−1.1

10.8

2.0 2.2 7.0  0.9

注記  記号は表 JA.2 による。

JA.5 

ねじ 

ナットのねじは,

表 JA.4 によって,そのピッチは,表 JA.5 による。

なお,めっきを施したねじも,

表 JA.4 の各ねじの公差域クラスの許容差になければならない。

表 JA.4−ねじ 

種類

ねじ

基準寸法

公差域クラス

並目ねじ

JIS B 0205-4 

JIS B 0209-2

の 6H 

細目ねじ

表 JA.5−ねじのピッチ 

単位  mm

ねじの呼び径

a)

 4 5 6 8 10

12

(14)

16

ピッチ P

並目  0.7  0.8  1  1.25 1.5  1.75 2

2

細目

− 1  1.25 1.25 1.5  1.5

a)

ねじの呼び径に括弧を付けたものは,なるべく用いない。

JA.6 

機械的性質 

JA.6.1 

強度区分の表し方 

ナットの強度区分は,6,8 及び 10 の数字に T の文字を付けて表す。

なお,強度区分を表す記号中の数字は,MPa の単位による呼び保証荷重応力(

表 JA.6 参照)の 1/100

を示し,T の文字は,この規格の本体で用いている強度区分と区別するためのもので,ナットの保証荷重

応力が,それと同じ水準にあるボルトの引張強さにほぼ対応することを意味する。

JA.6.2 

強度区分に対する機械的性質 

ナットの強度区分に対する機械的性質は,JA.10.1.1 及び JA.10.1.2 の方法で試験を行ったとき,

表 JA.6

に適合しなければならない。


13

B 1190

:2014

表 JA.6−機械的性質 

強度区分 6T

8T

10T

呼び保証荷重応力 MPa

600

800

000

実保証荷重応力

a)

MPa

588

785

   981

硬さ

(最大値)

ビッカース硬さ HV

302

353

ロックウェル硬さ

HRC

 30

 36

注記  硬さの最小値を,参考として表 JA.7 に示す。 

a)

ナットにはめ合わせた試験用マンドレルのねじ部に,この実保

証荷重応力が生じる引張り又は圧縮の試験力を加えたとき,ナ

ットのねじ山が崩れたり,ナットが割れたりして破壊すること
なく,また,試験力を除去した後,ナットは試験用マンドレル

から指で取り外せなければならない。

表 JA.7−最小硬さ(参考) 

強度区分 6T

8T

10T

ビッカース硬さ HV  150 180 230

ロックウェル硬さ

HRB

 78

 88

HRC

18

JA.7 

材料 

ナットの材料は,

表 JA.8 の化学成分を満足する炭素鋼又は合金鋼で,製品が JA.6 に規定する機械的性

質を満足するものとする。

表 JA.8−材料の化学成分(チェック分析) 

強度区分

化学成分  %

C

(最大)

Mn

(最小) P(最大)

S

(最大)

6T 0.50

− 0.060

0.150

8T 0.58

0.25

0.060

0.150

10T

a)

 0.58

0.30

0.048

0.058

a)

強度区分 10T の材料は,ナットの機械的性質を向上させる

ために,必要に応じて他の合金元素を加えてもよい。

JA.8 

表面状態 

ナットの表面状態は,表面粗さが

表 JA.2 の規定に適合するほか,焼割れ及び使用上有害なきず,ばり,

かえりなどがあってはならない。

なお,表面欠陥の許容限界は,特に指定がない限り,JIS B 1042 によるのがよい。

JA.9 

表面処理 

ナットには,一般に表面処理を施さない。特にめっきその他の表面処理を必要とする場合は,注文者が

指定する。

なお,電気めっきを施す場合は,JIS B 1044 による。


14

B 1190

:2014

JA.10 

検査 

JA.10.1 

機械的性質検査 

ナットの機械的性質は,JA.10.1.1 及び JA.10.1.2 に示す試験方法によって行い,JA.6 に適合しなければ

ならない。

JA.10.1.1 

保証荷重試験 

保証荷重試験は,JIS B 1052-2 に規定する試験方法による。

なお,6T∼10T の保証荷重試験力を,

表 JA.9(並目ねじ)及び表 JA.10(細目ねじ)に示す。

表 JA.9−ナットの保証荷重試験力(並目ねじ) 

ねじの呼び

ピッチ

mm

有効断面積

mm

2

ナットの強度区分

6T 8T 10T

保証荷重試験力  kN

M4 0.7

8.78 5.149

6.865

8.581

M5 0.8  14.2  8.336

11.18

13.93

M6 1

20.1 11.77

15.69

19.61

M8 1.25  36.6 21.58

28.44

35.79

M10 1.5

58.0 34.32

45.11

56.88

M12 1.75  84.3 49.52

65.71

82.38

(M14) 2

115

67.67 90.22

112.8

M16 2

157  92.18

123.6

154.0

表 JA.10−ナットの保証荷重試験力(細目ねじ) 

ねじの呼び

ピッチ

mm

有効断面積

mm

2

ナットの強度区分

6T 8T 10T

保証荷重試験力  kN

M8

×1  1

39.2  23.05 30.40 38.25

M10

×1.25 1.25

61.2  36.29 48.05 59.82

M12

×1.25 1.25

92.1  53.94 72.57 90.22

(M14

×1.5) 1.5

125

73.55  98.07 122.6

M16

×1.5 1.5

167

98.07 131.4  163.8

JA.10.1.2 

硬さ試験 

硬さ試験は,JIS Z 2244 又は JIS Z 2245 によって行い,ナットの座面の硬さを調べる。ただし,測定箇

所は,受渡当事者間の協定によって上面又は側面としてもよい。

JA.10.2 

形状・寸法検査 

形状・寸法検査は,JIS B 1071 の各部寸法の測定方法又はこれに代わる方法によって行い,JA.4 に適合

しなければならない。

なお,ナットの有効高さ(m

w

)の検査は,

表 JA.11 のリングゲージを傾けることなくナットの上部に入

れたとき,ナットの頂面がリングゲージから出なければ,規定に適合したものとしてよい。


15

B 1190

:2014

表 JA.11−六角部の有効高さ用リングゲージ寸法 

単位  mm

ねじの呼び径

4  5  6  8  10 12 14 16

二面幅  7  8 10 12 14 17 19 22

7.74  8.87 11.05 13.25 15.51 18.90 21.10 24.49

0.72 0.9  1.08 1.44 1.80 2.16 2.52 2.88

−  リングゲージの外径は,任意とする。 
−  リングゲージの内径の角は直角であって,丸み及び面取りがあってはならない。

−  ねじの呼び径 6 mm 以上のナットで,座面を大きくするため

表 JA.3 の寸法を用いた

場合,これに対するリングゲージ寸法は,

表 JA.12 による。

表 JA.12−座面を大きくした場合のリングゲージ寸法 

単位  mm

ねじの呼び径

二面幅

M T 

  6

,10,12,14

一段大きいねじの呼び径用のリングゲージを用いる。

 8

13

14.38

1.80

16 24

26.75

3.24

JA.10.3 

ねじ検査 

ねじ検査は,JIS B 1071 による測定方法又はこれに代わる方法によって行い,JA.5 に適合しなければな

らない。

JA.10.4 

表面状態検査 

表面状態の検査は,目視によって行い,JA.8 に適合しなければならない。ただし,表面粗さは,適切な

測定方法によって行う。

JA.10.5 

受渡検査 

受渡検査は,特に指定がない限り,JIS B 1091 による。

JA.11 

製品の呼び方 

ナットの呼び方は,規格番号又は規格の名称,ねじの呼び,機械的性質の強度区分の記号及び指定事項

1)

による。

1)

指定事項は,一段大きいフランジの径(d

c

,表面処理の種類などを必要に応じて示す。

 

JIS B 1190 

附属書 JA 

M8

    −8T

φd

c

=21

フランジ付き六角ナット

M10

×1.25

    −6T

A2K

2) 

(規格番号又は規格の名称)  (ねじの呼び) (強度区分記号) (指定事項)


16

B 1190

:2014

2)

 A2K

は,JIS B 1044 

附属書 E(ねじ部品の電気めっきのための呼び方のコード,システム A)

の記号による。

JA.12 

表示 

JA.12.1 

製品の表示 

JA.12.1.1 

強度区分の表示 

ナットに対する強度区分の表示は,受渡当事者間の協定による。

なお,強度区分を表示する場合は,特に支障がない限り,

表 JA.13 の刻印記号による。

表 JA.13−強度区分の刻印記号 

強度区分 6T 8T

10T

刻印記号 6T 8T

10T

JA.12.2 

製造業者識別の表示 

強度区分を表示した製品に製造業者の識別マークを施す場合は,受渡当事者間の協定による。

JA.12.3 

包装の表示 

包装には,外面に次の事項を表示する。

a)

規格の名称

b)

ねじの呼び

c)

強度区分の記号

d)

指定事項

e)

数量

f)

製造業者名又はその略号


17

B 1190

:2014

附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 1190:2014

  フランジ付き六角ナット

ISO 4161:2012

,Hexagon nuts with flange, style 2−Coarse thread

ISO 10663:2012

,Hexagon nuts with flange, style 2−Fine pitch thread

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

1

適 用 範

フ ラ ン ジ 付 き 六 角

ナ ッ ト に つ い て 規

ISO 4161

1

ねじの呼び M5∼M16 に

対し部品等級 A 及び M20
に対し部品等級 B のフラ

ンジ付き六角ナット−並

目ねじについて規定

変更

JIS

は,フランジ付き六角ナッ

トについての規定としている
が,ISO 規格は,1 規格ごとに

適用するフランジ付き六角ナ

ットを具体的に規定している。

JIS

は,ISO 規格の 2 規格を 1 規

格にまとめているが,技術的差異
はない。

ISO 

10663 

1

ねじの呼び径 8∼16 mm
に対して部品等級 A 及び

20 mm

に対して部品等級

B

のフランジ付き六角ナ

ット−細目ねじについて

規定

2

引 用 規

ISO 4161

ISO 

10663 

2

追加

附属書 JA(規定)の引用規格

を追加。

将来的に附属書 JA(規定)は廃

止する。

3

種類

フ ラ ン ジ 付 き 六 角
ナット−並目ねじ

フ ラ ン ジ 付 き 六 角

ナット−細目ねじ

変更

JIS

は,ISO 規格の 2 規格で規

定する 2 種類を 1 規格にまとめ

た。

JIS

は,ISO 規格の 2 規格を 1 規

格にまとめているが,技術的差異

はない。

17

B 1

1

90

201

4


18

B 1190

:2014

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

4

形状・寸

法,製品仕
様 及 び 製

品 の 呼 び

形状・寸法,製品仕

様 及 び 製 品 の 呼 び
方をまとめて表 2 で

規定

3

,4,5

それぞれの ISO 規格で規

変更

JIS

は,ISO 規格の 2 規格で規

定する 2 種類を 1 規格にまとめ
た。

また,使用実態を反映して,表

6

の細目ねじの呼びを変更し

た。

技術的な差異はない。

表 6 については,ISO 規格見直し

時に提案を検討。

5

表示

追加

製品の表示及び包装の表示を

追加。

適合性評価のため必要。ISO 規格

見直し時に提案を検討。

附属書 A

(規定)

フ ラ ン ジ 付 き 六 角

ナ ッ ト に 対 す る ゲ
ージ検査

書 A

内容は JIS に同じ

変更

ISO

規格は参考としているが,

JIS 

B 1189

との整合性から規定とし

た。

附属書 JA

(規定)

ISO 4161

及び ISO 

10663

によらないフ

ラ ン ジ 付 き 六 角 ナ
ット

追加

ISO 4161

及び ISO 10663 によ

らないフランジ付き六角ナッ

トが国内でまだ流通している
ことから,JIS では残すことと

した。

将来的に附属書 JA(規定)は廃

止する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

ISO 4161:2012,ISO 10663:2012,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

18

B 1

1

90

201

4