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B 1182

:2009

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類

1

5

  形状・寸法

1

6

  ねじ

2

7

  機械的性質

2

8

  材料

2

9

  表面状態

2

9.1

  表面粗さ

2

9.2

  外観

2

10

  表面処理

2

11

  試験・検査

3

11.1

  形状・寸法

3

11.2

  ねじ

3

11.3

  機械的性質

3

11.4

  表面状態

3

12

  製品の呼び方

3

13

  表示

3

13.1

  製品の表示

3

13.2

  包装の表示

3


B 1182

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1182:1995 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


  

日本工業規格

JIS

 B

1182

:2009

四角ボルト

Square head bolts

1

適用範囲

この規格は,一般に用いる鋼製の四角ボルト(以下,ボルトという。

)の特性について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0205-3

  一般用メートルねじ−第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

JIS B 0601

  製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメータ

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

JIS B 1071

  ねじ部品の精度測定方法

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。

4

種類

ボルトの種類は,ねじの呼び径  (d)  に対する二面幅  (s)  の大きさによって区分し,四角ボルト及び大形

四角ボルトの 2 種類とする。

なお,四角ボルトの s / d は 1.45 以上 2 未満,大形四角ボルトの s / d は 2 以上とする。

注記  大形四角ボルトは,主として木部の締付けに用いる。

5

形状・寸法

ボルトの形状・寸法は,

表 による。

表 1−ボルトの形状・寸法

種類

仕上げ程度

形状・寸法

ねじの呼びの範囲

四角ボルト

表 5 M3∼M24

表 6 M6∼M24

表 7 M6∼M24

大形四角ボルト

表 8 M10∼M24


2

B 1182

:2009

  

6

ねじ

ボルトのねじは,JIS B 0205-3 に規定するメートル並目ねじとし,その公差域クラスは

表 による。

なお,電気めっきを施したねじの最大許容寸法は,JIS B 0209-3 に規定する 4h の最大許容寸法とする。

ただし,溶融亜鉛めっきを施したときのねじの公差は,受渡当事者間の協定による。

表 2−ねじの公差域クラス

種類

仕上げ程度

ねじの公差域クラス

四角ボルト

上・中・並

JIS B 0209-3

の 6g 又は 8g

大形四角ボルト

JIS B 0209-3

の 8g

7

機械的性質

ボルトの機械的性質は,

表 による。

表 3−ボルトの機械的性質

種類

機械的性質

強度区分

適用規格

四角ボルト 4.6,4.8

JIS B 1051

大形四角ボルト 4.6

JIS B 1051

8

材料

ボルトの材料は,JIS B 1051 の 4.(材料)で規定する炭素鋼とする。

9

表面状態

9.1

表面粗さ

ボルトの表面粗さは,

表 による。

表 4−表面粗さ

仕上げ程度

表面粗さ

a)

座面,円筒部及び頭部上面の表面粗さは Rz  25,頭部側面の

表面粗さは Rz 50 とする。

座面の表面粗さは Rz 25,円筒部の表面粗さは Rz 50 とする。

頭部上面及び頭部側面の表面粗さは,特に規定しない。

特に規定しない。

a)

表面粗さは,JIS B 0601 による。

9.2

外観

ボルトの外観は,使用上有害な割れ,きず,ばり,かえりなどの表面欠陥があってはならない。

10

表面処理

ボルトには,一般に表面処理を施さない。特にめっき又はその他の表面処理を必要とする場合には,受

渡当事者間の協定による。

なお,電気めっきを施す場合は,JIS B 1044 による。


3

B 1182

:2009

11

試験・検査

11.1

形状・寸法

形状・寸法の検査は,JIS B 1071 の 3.3(各部の寸法の測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行

い,箇条 に適合しなければならない。

11.2

ねじ

ねじの検査は,JIS B 1071 の 3.2(ねじ精度の測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行い,箇条

6

に適合しなければならない。

なお,電気めっきを施したねじに対する通りねじリングゲージは,JIS B 0209-3 に規定する 4h 用のもの

を用いる。

11.3

機械的性質

ボルトの機械的性質の検査は,JIS B 1051 の 6.(機械的及び物理的性質の試験項目)及び 8.(試験方法)

によって行い,箇条 の規定に適合しなければならない。

なお,受渡し時における機械的性質の検査は,受渡当事者間の協定に基づいて試験成績表を確認するな

どの行為によって検査の一部を省略することができる。

11.4

表面状態

表面状態は,次による。

a)

表面粗さの検査は,JIS B 1071 の 3.1(表面粗さの測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行い,

9.1

の規定に適合しなければならない。

b)

外観の検査は,目視によって行い,9.2 の規定に適合しなければならない。

12

製品の呼び方

ボルトの呼び方は,JIS B 1010 による。

なお,ねじの公差域クラス及び仕上げ程度は,ねじの呼び×呼び長さの後に付け加える。ねじ部長さを

注文者が指定した場合には,その長さの値をねじの呼び長さの後に括弧を付けて示す。ねじ先の形状,表

面処理の種類などの指定事項が注文者からある場合は,必要に応じて付け加える。

例 1  四角ボルトで,ねじの呼びがM8,呼び長さが 40 mm,ねじ部長さが 30 mm,ねじの公差域ク

ラスが 6g,仕上げ程度が中,強度区分が 4.8 の場合:

四角ボルト  JIS B 1182−M8×40 (30)−6g−中−4.8

例 2  大形四角ボルトで,ねじの呼びがM10,呼び長さが 50 mm,ねじの公差域クラスが 8g,仕上げ

程度が並,強度区分が 4.6,ねじ先が丸先の場合:

大形四角ボルト  JIS B 1182−M10×50−8g−並−4.6−丸先

13

表示

13.1

製品の表示

製品の表示については,JIS B 1051 の 9.3(製品の表示)による。

13.2

包装の表示

包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

a)

規格番号又は規格名称

b)

種類

c)

ねじの呼び×呼び長さ(ねじ部長さを注文者が指定した場合には,その長さの値を呼び長さの後に括


4

B 1182

:2009

  

弧を付けて示す。

d)

ねじの公差域クラス

e)

強度区分

f)

仕上げ程度

g)

指定事項(例えば,めっきの指定)

h)

数量

i)

製造業者名又はその略号


5

B 1182

:2009

表 5−四角ボルト・上

単位  mm

ねじの呼び

(d)

d

s

k

s

e

d

k

'

r

d

a

z

A

B

E

及び F

基準
寸法

許容差 基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差

最小 最大

最大

最大

M3 3

0

−0.1

2

±0.1 5.5

0

−0.2

7.8

5.3

0.1

3.6

0.6 0.2

1

°

M4 4

2.8

7

9.9

6.8

0.2

4.7

0.8

0.2

M5 5

3.5

±0.15 8

11.3

7.8

0.2

5.7

0.9 0.3

M6

6  4 10 14.1

9.8

0.25

6.8

1

0.3

M8 8

0

−0.15

5.5 13

0

−0.25

18.4

12.5

0.4

9.2

1.2 0.4

M10 10

7

±0.2 17

24  16.5

0.4

11.2

1.5 0.5

M12 12

0

−0.2

8 19

0

−0.35

26.9

18 0.6

14.2

2  0.7

(M14)

14  9 22 31.1

21

0.6

16.2

2

0.7

M16

16 10 24 33.9

23

0.6

18.2

2

0.8

(M18)

18 12 27 38.2

26

0.6

20.2

2.5

0.9

M20

20 13 30 42.4

29

0.8

22.4

2.5

0.9

(M22) 22

14

32  0

−0.4

45.3

31 0.8

24.4

2.5 1.1

M24

24 15 36 50.9

34

0.8

26.4

3

1.2

ねじの呼びに括弧を付けたものは,できるだけ用いないのがよい。

注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

呼び長さ  (l),ねじ部長さ  (b)  及び不完全ねじ部の長さ  (x)  は,

表 による。

b)

ねじ先は,ねじの呼び M6 以下はあら先,M6 を超えるものは面取り先又は丸先とし,そのいずれかを
注文者が指定する。

c)

転造ねじの場合は,M6 以下のものは,注文者の指定がない限り d

s

をほぼねじの有効径とする。また,

M6

を超えるものは,注文者の指定によって d

s

をほぼねじの有効径とすることができる。


6

B 1182

:2009

  

表 6−四角ボルト・中

単位  mm

ねじの呼び

(d)

d

s

k

s

e

d

k

'

r

d

a

z

A

B

E

F

基準

寸法

許容差 基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差

最小 最大

最大

最大  最大

M6 6

0

−0.2

4

±0.25 10

0

−0.6

14.1

9.8

0.25

6.8

1 0.3

1

°

2

°

M8 8

5.5

13

0

−0.7

18.4

12.5

0.4

9.2

1.2 0.4

M10 10

7

±0.3 17

24 16.5

0.4

11.2

1.5  0.5

M12 12

0

−0.25

8 19

0

−0.8

26.9

18 0.6

14.2

2

0.7

(M14) 14

9

22

31.1

21

0.6

16.2

2  0.7

M16 16

10

±0.35 24

33.9

23  0.6

18.2

2

0.8

(M18) 18

12

27

38.2

26

0.6

20.2

2.5 0.9

M20 20

0

−0.35

13 30 42.4

29

0.8

22.4

2.5

0.9

(M22) 22

14

32  0

−1

45.3

31 0.8

24.4

2.5  1.1

M24 24

15

36

50.9

34

0.8

26.4

3  1.2

ねじの呼びに括弧を付けたものは,できるだけ用いないのがよい。

注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

呼び長さ  (l),ねじ部長さ  (b)  及び不完全ねじ部の長さ  (x)  は,

表 による。

b)

ねじ先は,ねじの呼び M6 はあら先,M6 を超えるものは面取り先又は丸先とし,そのいずれかを注文

者が指定する。

c)

転造ねじの場合は,M6 のものは,注文者の指定がない限り d

s

をほぼねじの有効径とする。また,M6

を超えるものは,注文者の指定によって d

s

をほぼねじの有効径とすることができる。


7

B 1182

:2009

表 7−四角ボルト・並

単位  mm

ねじの呼び

(d)

d

s

k

s

e

d

k

'

r

d

a

z

A

B

E

及び F

基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差

最小 最大

最大

最大

M6 6

+0.6

−0.15

4

±0.6 10

0

−0.6

14.1

9.8

0.25

7.2

1 0.5

2

°

M8 8

+0.7 
−0.2

5.5 13

0

−0.7

18.4

12.5

0.4 10.2

1.2

0.6

M10 10

7

±0.8 17

24 16.5

0.4

12.2

1.5

0.7

M12 12

+0.9

−0.2

8 19

0

−0.8

26.9

18 0.6 15.2

2

1

(M14) 14

9

22

31.1

21

0.6

17.2

2  1.1

M16 16

10

±0.9 24

33.9

23 0.6

19.2

2  1.2

(M18) 18

12

27

38.2

26

0.6

21.2

2.5

1.4

M20 20

+0.95 
−0.35

13 30

42.4

29

0.8

24.4

2.5

1.5

(M22) 22

14

32

0

−1

45.3

31 0.8 26.4

2.5

1.6

M24 24

15

36

50.9

34

0.8

28.4

3 1.8

ねじの呼びに括弧を付けたものは,できるだけ用いないのがよい。

注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

呼び長さ  (l),ねじ部長さ  (b)  及び不完全ねじ部の長さ  (x)  は,

表 による。

b)

ねじ先は,M6 のものはあら先,M6 を超えるものは面取り先又は丸先とし,そのいずれかを注文者が指定する。


8

B 1182

:2009

  

表 8−大形四角ボルト・並

単位  mm

ねじの呼び

(d)

d

s

k

s

e

d

k

'

r

d

a

z

A

B

E

及び F

基準
寸法

許容差 基準

寸法

許容差  基準

寸法

許容差

最小 最大

最大

最大

M10 10

+0.7 
−0.2

7

±0.6 24

0

−0.8

33.9

23

0.4

12.2

1.5 0.7

2

°

M12 12

+0.9

−0.2

8

±0.8 30

42.2

29

0.6

15.2

2  1

M16 16

10

36

0

−1

50.9

34

0.6

19.2

2 1.2

M20 20

+0.95
−0.35

13

±0.9 41

58 39

0.8

24.4

2.5 1.5

(M22) 22

14

46

65.1

44

0.8

26.4

2.5

1.6

M24 24

15

55

0

−1.2

77.8

53

0.8

28.4

3 1.8

ねじの呼びに括弧を付けたものは,できるだけ用いないのがよい。

注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

呼び長さ  (l),ねじ部長さ  (b)  及び不完全ねじ部の長さ  (x)  は,

表 による。

b)

ねじ先は,面取り先又は丸先とし,そのいずれかを注文者が指定する。


9

B 1182

:2009

表 9−四角ボルトの呼び長さ(l)とねじ部長さ(b)

 

単位  mm

四角ボルトの

呼び長さ

(l)

a)c)

ねじの呼び (d)

M3 M4 M5 M6

M8

M10

M12 (M14) M16 (M18) M20

(M22)

M24

ねじ部長さ (b)

c)

(7)

9

1

(11)

1

14

12

16

14

(18)

16

20

(22)

18

25

(28)

22

30

26

(32)

35

(38)

30

40

34

45

38

50

42

55

46

60

50

65

54

70

75

80

85

90

(95)

100

(105)

1

1 5

120     

(125)     

130     

36

40

44

48

52 56 60

140        
150      
160           
170           
180           
190           
200       

 
 
 
 


10

B 1182

:2009

  

表 9−四角ボルトの呼び長さ(l)とねじ部長さ(b)(続き)

l

及び は,特に必要がある場合には,指定によって

表 以外のものを使用することができる。

a)

太線の枠内は,各ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ  (l)であって,枠内の数値は,推奨するねじ部

長さ  (b)を示し,斜線を施した部分は全ねじとする。

なお,四角ボルトの呼び長さ(l)に括弧を付けたものは,できるだけ用いない。

b)

  x

は約 2 山,は約 3 山とする。

c)

呼び長さ  (l)及びねじ部長さ  (b)の許容差は,注文者の指定がない限り,

表 10 及び表 11 による。

表 10−四角ボルトの呼び長さ(l)の許容差

単位  mm

四角ボルトの呼び

長さ(l)の区分

仕上げ程度

上・中

ねじの呼び

M3

∼M24 M6∼M24

          50 以下

±0.5

±1

50

を超え 120 以下

±0.7

±1.4

120

を超えるもの

±0.9

±1.8

表 11−ねじ部長さ(b)の許容差

単位  mm

ねじ部長さ(b)の

区分

仕上げ程度

上・中

30

以下

+3

0

+5

0

30

を超え 50 以下

+4

0

+6

0

50

を超えるもの

+5

0

+8

0

参考文献  JIS B 0143  ねじ部品各部の寸法の呼び及び記号