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B 1178

:2009

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類

1

5

  形状・寸法

1

6

  ねじ

2

7

  機械的性質

2

8

  材料

2

9

  表面状態

2

10

  表面処理

2

11

  試験・検査

2

11.1

  形状・寸法

2

11.2

  ねじ

2

11.3

  機械的性質

2

11.4

  表面状態

3

12

  製品の呼び方

3

13

  表示

3

13.1

  製品の表示

3

13.2

  包装の表示

3

附属書 A(参考)基礎ボルトの保証荷重試験装置の一例

9


B 1178

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1178:1994 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1178

:2009

基礎ボルト

Foundation bolts

1

適用範囲

この規格は,一般に用いる鋼製の基礎ボルト(以下,ボルトという。

)の特性について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0205-3

  一般用メートルねじ−第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ

JIS B 0209-2

  一般用メートルねじ−公差−第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

JIS B 1071

  ねじ部品の精度測定方法

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。

4

種類

ボルトの種類は,形状によって L 形,J 形,LA 形及び JA 形の 4 種類とする。

5

形状・寸法

ボルトの形状・寸法は,

表 による。

表 1−ボルトの形状・寸法

ボルトの種類

形状・寸法

ねじの呼びの範囲

基礎ボルト

L

表 

M10

∼M20

J

表 

M10

∼M48

LA

表 

M8

∼M48

JA

表 

M10

∼M48


2

B 1178

:2009

6

ねじ

ボルトのねじは,JIS B 0205-3 に規定するメートル並目ねじとし,その公差域クラスは JIS B 0209-3 

規定する 8g とする。ただし,ねじ外径の最小は,

表 2∼表 の d

1

の最小許容寸法とする。

なお,ねじの公差域クラスについては,特に JIS B 0209-2 の 6g を必要とする場合は,注文者が指定する

ことができる。また,電気めっきを施したねじの最大許容寸法は,JIS B 0209-3 に規定する 4h の最大許容

寸法とする。ただし,溶融めっきを施したときのねじ公差は,受渡当事者間の協定による。

7

機械的性質

ボルトの機械的性質は,次による。

a) M36

以下のボルトに対する機械的性質は,JIS B 1051 で規定する強度区分 4.6 とする。

b) M42

以上のボルトに対する機械的性質は,受渡当事者間の協定による。

8

材料

ボルトの材料は,次による。

a) M36

以下のボルトの材料は,JIS B 1051 の 4.(材料)で規定する炭素鋼とする。

b) M42

以上のボルトの材料は,JIS G 3101 の SS400 又は引張強さ 392 N/mm

2

以上で,硬さ 105∼229 HB

のものとする。

9

表面状態

ボルトの表面状態は,使用上有害な割れ,きず,ばり,かえりなどの表面欠陥があってはならない。

10

表面処理

ボルトには,一般に表面処理を施さない。特にめっき又はその他の表面処理を必要とする場合には,受

渡当事者間の協定による。

なお,電気めっきを施す場合には,JIS B 1044 による。

11

試験・検査

11.1

形状・寸法

形状・寸法の検査は,JIS B 1071 の 3.3(各部の寸法の測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行

い,箇条 の規定に適合しなければならない。

11.2

ねじ

ねじの検査は,JIS B 1071 の 3.2(ねじ精度の測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行い,箇条

6

の規定に適合しなければならない。

なお,電気めっきを施したねじに対する通りねじリングゲージは,JIS B 0209-3 に規定する 4h 用のもの

を用いる。

11.3

機械的性質

M36

以下のボルトに対する機械的性質の検査は,JIS B 1051 の 6.(機械的及び物理的性質の試験項目)

及び 8.(試験方法)によって行い,箇条 の規定に適合しなければならない。

ただし,JIS B 1051 の試験項目から,くさび引っ張りの強さ,頭部打撃強さ及び表面状態は除く。

受渡し時における機械的性質の検査は,受渡当事者間の協定に基づいて試験成績表を確認するなどの行


3

B 1178

:2009

為によって検査の一部を省略することができる。

保証荷重試験における永久伸びを調べる方法の一例を,

附属書 に示す。

11.4

表面状態

表面状態の検査は,目視によって行い,箇条 の規定に適合しなければならない。

12

製品の呼び方

ボルトの呼び方は,JIS B 1010 による。

なお,ねじ部長さを注文者が指定した場合には,その長さの値を呼び長さの後に括弧を付けて示す。ね

じの公差域クラスを示す必要がある場合は,ねじの呼び×呼び長さの後に付け加える。ねじ先の形状,表

面処理の種類などの指定事項が注文者からある場合は,必要に応じて付け加える。

例 1  基礎ボルト L 形で,ねじの呼びが M12,呼び長さが 200 mm の場合:

基礎ボルト L 形  JIS B 1178−M12×200

例 2  基礎ボルト L 形で,ねじの呼びが M12,呼び長さが 200 mm,ねじ部長さが 30 mm,ねじの公

差域クラスが 6g,ねじ先が丸先の場合:

基礎ボルト L 形  JIS B 1178−M12×200 (30)−6g−丸先

例 3  基礎ボルト L 形で,ねじの呼びが M42,呼び長さが 1 000 mm,材料が SS400 の場合:

基礎ボルト L 形  JIS B 1178−M42×1 000−SS400

13

表示

13.1

製品の表示

製品の表示については,特に規定しない。

13.2

包装の表示

包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

a)

規格番号又は規格名称

b)

種類

c)

ねじの呼び×呼び長さ(ねじ部長さを注文者が指定した場合には,その長さの値を呼び長さの後に括

弧を付けて示す。

d)

ねじの公差域クラス

e)

強度区分(M36 以下の場合)

f)

材料(M42 以上の場合)

g)

指定事項(例えば,めっきの指定)

h)

数量

i)

製造業者名又はその略号


4

B 1178

:2009

表 2

単位  mm

ねじの呼び

(d) 

d

1

b l

1

(約)

(約)

(約)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

M10 10

±0.4 25 +6.3

0

40 20 1.5

M12 12

32

+8

0

50 25 2

M16 16

±0.5 40

63

32

2

M20 20

50

80

40

2.5

b

はねじ部長さで,この表以外の を特に必要とする場合は,注文者が指定できる。

転造ねじの場合は,注文者の指定によって,d

1

をほぼねじの有効径とし,ねじ先の面取り

を省略することができる。 
注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

ボルトの呼び長さ  (l)  は,

表 による。

b)

  x

は,不完全ねじ部の長さで,約 2 山とする。

c)

ねじ先は,平先又は丸先に面取りするものとし,そのいずれかを注文者が指定する。


5

B 1178

:2009

表 3

単位  mm

ねじの呼び

(d) 

d

1

b l

1

(約)

(約)

(約)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

M10 10

±0.4 25

+6.3

0

45 20 1.5

M12 12

32

+8

0

56 25 2

M16 16

±0.5 40

71

32

2

M20 20

50

90

40

2.5

M24 24

63

+10

0

112 50 3

M30 30

±0.6 80

140

63

3.5

M36 36

±0.7 90

160

71

4

M42 42

±0.8 112

200 90 4.5

M48 48

±0.9 125

+12.5

0

224 100  5

b

はねじ部長さで,この表以外の を特に必要とする場合は,注文者が指定できる。

転造ねじの場合は,注文者の指定によって,d

1

をほぼねじの有効径とし,ねじ先の面取り

を省略することができる。 
注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

ボルトの呼び長さ  (l)  は,

表 による。

b)

  x

は,不完全ねじ部の長さで,約 2 山とする。

c)

ねじ先は,平先又は丸先に面取りするものとし,そのいずれかを注文者が指定する。


6

B 1178

:2009

表 4LA 

単位  mm

ねじの呼び

(d) 

d

1

b l

1

(約)

(約)

(約)

(約)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

M8 8

±0.4 20

+6.3

0

32 41  8 1.2

M10 10

30

40

51

10

1.5

M12 12

35

+8

0

50 64 12 2

M16 16

±0.5 40

63

81

16

2

M20 20

50

80

102

20

2.5

M24 24

80

+10

0

100 127  24  3

M30 30

±0.6 90

125

158

30

3.5

M36 36

±0.7 110

140

181

36 4

M42 42

±0.8 125

180

226

42 4.5

M48 48

±0.9 150

+12.5

0

200 252  48  5

b

はねじ部長さで,この表以外の を特に必要とする場合は,注文者が指定できる。

転造ねじの場合は,注文者の指定によって,d

1

をほぼねじの有効径とし,ねじ先の面取りを省略する

ことができる。 
注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

ボルトの呼び長さ  (l)  は,

表 による。

b)

  x

は,不完全ねじ部の長さで,約 2 山とする。

c)

ねじ先は,平先とし,面取りを施す。


7

B 1178

:2009

表 5JA 

単位  mm

ねじの呼び

(d)

d

1

b l

1

(約)

(約)

(約)

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

M10 10

±0.4 30

+6.3

0

35 50 1.5

M12 12

35

+8

0

40 65 2

M16 16

±0.5 40

55

85

2

M20 20

50

70

105

2.5

M24 24

80

+10

0

80 125  3

M30 30

±0.6 90

100

155

3.5

M36 36

±0.7 110

120

190

4

M42 42

±0.8 125

140

220

4.5

M48 48

±0.9 150

+12.5

0

160 250  5

b

はねじ部長さで,この表以外の を特に必要とする場合は,注文者が指定できる。

転造ねじの場合は,注文者の指定によって,d

1

をほぼねじの有効径とし,ねじ先の面取り

を省略することができる。 
注記  ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143 を参照。 

a)

ボルトの呼び長さ  (l)  は,

表 による。

b)

  x

は,不完全ねじ部の長さで,約 2 山とする。

c)

ねじ先は,平先とし,面取りを施す。


8

B 1178

:2009

表 6−ボルトの呼び長さ

単位  mm

ボルトの

呼び長さ

(l)

a), b)

ねじの呼び  (d)

M8  M10 M12

M16

M20

M24

M30

M36 M42 M48

125

160

200

250

315

400

500

630

800

1

000    

1

250    

1

600    

2

000       

2

500       

a)

呼び長さ  (l)  の許容差は,±2  %とする。

b)

ボルトの呼び長さは,太線の枠内とする。ただし,この表以外の長さを特に必要とする場合は,

注文者の指定によるものとし,この場合の長さの許容差は,指定のない限り±2  %とする。


9

B 1178

:2009

附属書 A

参考)

基礎ボルトの保証荷重試験装置の一例

序文

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

A.1

基礎ボルトの保証荷重試験装置

基礎ボルトの保証荷重試験のときの保証荷重応力に対する永久伸びを調べる試験装置の一例を,

図 A.1

示す。

図 A.1−永久伸び測定装置の一例

参考文献  JIS B 0143  ねじ部品各部の寸法の呼び及び記号