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B 1166

:2009

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  形状・寸法  

1

5

  ねじ 

1

6

  機械的性質  

1

7

  材料 

2

8

  表面状態  

2

8.1

  表面粗さ  

2

8.2

  外観  

2

9

  表面処理  

2

10

  試験・検査  

2

10.1

  形状・寸法  

2

10.2

  ねじ  

2

10.3

  機械的性質  

2

10.4

  表面状態  

2

11

  製品の呼び方  

2

12

  表示  

3

12.1

  製品の表示  

3

12.2

  包装の表示  

3


B 1166

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1166:1995 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1166

:2009

T

溝ボルト

T-Slot bolts

適用範囲 

この規格は,T 溝  (JIS B 0952)  にはめ合わせて用いる鋼製の T 溝ボルト(以下,ボルトという。

)の特

性について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0205-3

  一般用メートルねじ−第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ

JIS B 0209-2

  一般用メートルねじ−公差−第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

JIS B 0952

  工作機械のテーブル−T 溝及びそのボルト

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

JIS B 1071

  ねじ部品の精度測定方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。

形状・寸法 

ボルトの形状・寸法は,

表 及び表 による。

ねじ 

ボルトのねじは,JIS B 0205-3 に規定するメートル並目ねじとし,ねじの公差域クラスは JIS B 0209-2

に規定する 6g とする。

なお,電気めっきを施したねじの最大許容寸法は,JIS B 0209-3 に規定する 4h の最大許容寸法とする。

機械的性質 

ボルトの機械的性質は,次による。


2

B 1166

:2009

   

a) M36

以下のボルトの機械的性質は,JIS B 1051 で規定する強度区分 6.8 及び 8.8 とする。

b) M42

以上のボルトの機械的性質は,受渡当事者間の協定による。

材料 

ボルトの材料は,M36 以下のものは JIS B 1051 の 4.(材料)で規定する炭素鋼とし,M42 以上のものは

受渡当事者間の協定による。

表面状態 

8.1 

表面粗さ 

ボルトの全面の表面粗さは,Rz 25 とする。

8.2 

外観 

ボルトの外観は,使用上有害な割れ,きず,ばり,かえりなどの表面欠陥があってはならない。

表面処理 

ボルトには,一般に表面処理を施さない。特にめっき又はその他の表面処理を必要とする場合には,受

渡当事者間の協定による。

なお,電気めっきを施す場合は,JIS B 1044 による。

10 

試験・検査 

10.1 

形状・寸法 

形状・寸法の検査は,JIS B 1071 の 3.3(各部の寸法の測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行

い,箇条 の規定に適合しなければならない。

10.2 

ねじ 

ねじの検査は,JIS B 1071 の 3.2(ねじ精度の測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行い,箇条

5

の規定に適合しなければならない。

なお,電気めっきを施したねじに対する通りねじリングゲージは,JIS B 0209-3 に規定する 4h 用のもの

を用いる。

10.3 

機械的性質 

M36

以下のボルトに対する機械的性質の検査は,JIS B 1051 の 6.(機械的及び物理的性質の試験項目)

及び 8.(試験方法)によって行い,箇条 の規定に適合しなければならない。M42 以上のボルトに対する

機械的性質の検査は,受渡当事者間の協定による。

10.4 

表面状態 

表面状態は,次による。

a)

表面粗さの検査は,JIS B 1071 の 3.1(表面粗さの測定方法)又はこれと同等以上の方法によって行い,

8.1

の規定に適合しなければならない。

b)

外観の検査は,目視によって行い,8.2 の規定に適合しなければならない。

11 

製品の呼び方 

ボルトの呼び方は,JIS B 1010 による。

なお,ねじ部長さを注文者が指定した場合には,その長さの値をねじの呼び長さの後に括弧を付けて示


3

B 1166

:2009

す。ねじ先の形状,表面処理の種類などの指定事項が注文者からある場合は,必要に応じて付け加える。

例 1  T 溝ボルトで,ねじの呼びが M8,呼び長さが 40 mm,強度区分が 6.8 の場合:

T

溝ボルト  JIS B 1166−M8×40−6.8

例 2  T 溝ボルトで,ねじの呼びが M8,呼び長さが 40 mm,ねじ部長さが 25 mm,ねじ先が丸先の

場合:

T

溝ボルト  JIS B 1166−M8×40(25)−丸先

例 3  T 溝ボルトで,ねじの呼びが M42,呼び長さが 160 mm,材料が S45C の場合:

T

溝ボルト  JIS B 1166−M42×160−S45C

12 

表示 

12.1 

製品の表示 

製品の表示については,規定しない。

12.2 

包装の表示 

包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

a)

規格番号又は規格名称

b)

ねじの呼び×呼び長さ(ねじ部長さを注文者が指定した場合には,その長さの値をねじの呼び長さの

後に括弧を付けて示す。

c)

強度区分(M36 以下の場合)

d)

材料(M42 以上の場合)

e)

指定事項(例えば,めっきの指定)

f)

数量

g)

製造業者名又はその略号


4

B 1166

:2009

   

表 1溝ボルト

単位  mm

T

溝の

呼び

寸法

d d

s

z f r 

A

B

ねじの

呼び

基準 
寸法

許容差

基準 
寸法

許容差

基準 
寸法

許容差

最大

最大

最大

最大

5 M4  4  0

−0.18

9

±0.29

3

±0.2 0.8

1  0.3 0.2 1

°

6 M5  5

10

4

±0.24

0.9

1.6 0.3

8 M6  6

13

±0.35

6

±0.29

1 0.5

0.3

10 M8  8  0

−0.22

15 6

1.2

0.4

12 M10  10

18

7

1.5

2.5

0.8

0.5

14 M12  12  0

−0.27

22

±0.42

8 2

0.7

18 M16  16

28

10

2

1.2

0.8

22 M20  20  0

−0.33

34

±0.5 14 ±0.35

2.5

0.9

28  M24  24

43

18

3 4 1.6

1.2

36 M30  30

53

±0.6 23 ±0.42

3.5

6 1.5

42 M36  36  0

−0.39

64 28

4

2

1.8

48 M42  42

75

32

±0.5 4.5

2.1

54 M48  48

85

±0.7 36

5

2.4

ねじ先の形状は,平先又は丸先のいずれでもよい。ただし,特に必要がある場合は,そのいずれかを注文者が指

定できる。 

a)

首下には必ず丸みを付ける。

b)

呼び長さ  (l),ねじ部長さ  (b)  及び不完全ねじ部の長さ  (x)  は,

表 による。

c)

頭部の角部は,約 0.1 mm の面取りを施す。


5

B 1166

:2009

表 2溝ボルトの呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)

単位  mm

T

溝 の 呼 び

寸法

5  6  8  10 12 14 18 22 28 36 42 48 54

ねじの呼び

(d)

M4  M5

M6  M8  M10

M12

M16

M20

M24

M30 M36 M42 M48

ねじ部長さ  (b)

呼び

長さ

(l)

2

1

1

25

15

15

15

15

15

     

32

15

15

15

20

20

20

     

40

18

18

18

25

25

25

     

50 18 18 18 25 25 25  25

25

65

20

25

30

30

30

30

30

 

80

 

30

30

30

30

40

40

 

100

 

40

40

40

40

50

60

 

125

   

45

50

50

50

60

70

80

160

   

60

60

60

70

70

70

80

90

200

      80

80

80

80

80

80

100

250

   

100

100

100

100

100

90

100

320

     

125

125

125

125

125

125

400

     

160

160

160

160

160

160

500

     

200

200

200

200

200

上表の呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,各ボルトの呼びに対して推奨する数値である。 
呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,注文者の指定によって上表以外のものを使用することができる。

a)

不完全ねじ部の長さ(x)は,約 2 山とする。

b)

呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)の許容差は,注文者の指定がない場合には,

表 及び表 による。

表 3−呼び長さ(l)の許容差

単位  mm

呼び長さ(l)の区分

呼び長さ(l)の許容差

M4

∼M24 M27∼M48

50

以下

±0.5

±0.8

 50

を超え 120 以下

±0.7

±1.1

 120

を超え 250 以下

±0.9

±1.4

250

を超えるもの

±1.2

±1.8


6

B 1166

:2009

   

表 4−ねじ部長さ(b)の許容差

単位  mm

ねじ部長さ(b)の区分

ねじ部長さの許容差

30

以下

+3

0

 30

を超え 50 以下

+4

0

 50

を超え 80 以下

+5

0

 80

を超え 120 以下

+7

0

120

を超えるもの

+10

0