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B 1129

:2004 (ISO 10510:1999)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)/財団法人日本規格

協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の

審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10510:1999,Tapping screw and

washer assemblies with plain washers

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1129

:2004

(ISO 10510

:1999

)

平座金組込みタッピンねじ

Tapping screw washer assemblies with plain washers

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 10510:1999,Tapping screw and washer assemblies

with plain washers

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格であ

る。

1. 

適用範囲  この規格は,頭部座面が平らで,JIS B 1055 による機械的性質をもつ ST2.2∼ST9.5 の平座

金組込みタッピンねじの要求事項について規定する。

平座金は,組込み後,ねじから脱落せずに自由に回転するものとする。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 10510:1999

,Tapping screw and washer assemblies with plain washers (IDT)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 1055

  タッピンねじ−機械的性質

備考 ISO 

2702:1992

  Heat-treated steel tapping screws−Mechanical properties  が,この規格と一致し

ている。

JIS B 1115

  すりわり付きタッピンねじ

備考 ISO 

1481:1983

  Slotted pan head tapping screws からの引用事項は,この規格の該当事項と同等

である。

JIS B 1122

  十字穴付きタッピンねじ

備考 ISO 

7049:1983

  Cross recessed pan head tapping screws からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

JIS B 1123

  六角タッピンねじ

備考 ISO 

1479:1983

  Hexagon head tapping screws からの引用事項は,この規格の該当事項と同等

である。

JIS B 1257

  座金組込みタッピンねじ用平座金−並形及び大形系列−部品等級A

備考 ISO 

10669:1999

  Plain washers for tapping screw and washer assemblies−Normal and large series

−Product grade A が,この規格と一致している。

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験−試験方法

備考 ISO 

6507-1:1997

  Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1:Test method からの引用事項


2

B 1129

:2004 (ISO 10510:1999)

は,この規格の該当事項と同等である。

3. 

形状・寸法  座金を組み込むタッピンねじの寸法は,次の事項を除いてそれぞれの部品規格に適合し

なければならない。

−  ねじの首下の軸径(d

s

)は,JIS B 1257 に規定する座金が自由に回転できる寸法とする。

−  首下から第 1 完全ねじ山までの許容寸法は,

JIS B 1257

に規定する座金の最大許容厚さだけ増やす。

−  丸み移行円の径 d

a

は,呼び径とねじ転造径との間の寸法とする。

形状・寸法は,

図 1∼図 及び表 による。

  1  六角タッピンねじ(C 形)

  2  なべタッピンねじ(F 形)


3

B 1129

:2004 (ISO 10510:1999)

  3  丸み移行円の径 d

a

及び首下の軸径 d

s

  1  寸法

単位  mm

ねじの呼び

a(

2

) 

d

a

座金寸法(

1

)

並形−種類 N

大形−種類 L

h d

2

h d

2

最大

最大

基準寸法

最大

基準寸法

最大

ST2.2 0.8

2.1  1

5

1

7

ST2.9 1.1

2.8  1

7

1

9

ST3.5 1.3

3.3  1

8

1

11

ST4.2 1.4

4.03  1

9

1

12

ST4.8 1.6

4.54  1

10

1.6

15

ST5.5 1.8

5.22 1.6

12

1.6

15

ST6.3 1.8

5.93 1.6

14

1.6

18

    ST8

2.1

7.76

1.6

16

2

24

ST9.5 2.1

9.43  2

20

2.5

30

(

1

参考のために JIS B 1257 から抜粋した寸法。

(

2

寸法 は,座金をねじの座面又は首下丸みに接触するまで組み込んだ状態で測定する。

4.

仕様及び適用規格  座金組込みタッピンねじを構成するねじの機械的性質は,JIS B 1055 の規定によ

る。組み込んだ後に熱処理した座金の硬さは,90∼320HV とする。

ビッカース硬さ試験は,JIS Z 2244 による。

−  厚さの基準寸法 h≦1.2 mm:試験荷重  HV10

−  厚さの基準寸法 h>1.2 mm:試験荷重  HV30

座金には,組み込みの前に熱処理の際に生じる有害な浸炭を防止するため,例えば,銅めっきなどの適

切な処理を施す。


4

B 1129

:2004 (ISO 10510:1999)

5.

製品の呼び方  座金組込みタッピンねじの製品の呼び方は,次による。

−  製品の種類

−  この規格の番号

−  ねじの種類

−  タッピンねじの種類を示す記号(

表 参照)

−  座金の種類を示す記号(

表 参照)

  2  タッピンねじの種類に対する記号

適用規格

記号

JIS B 1123

  六角タッピンねじ S1

JIS B 1122

  十字穴付きなべタッピンねじ S2

JIS B 1115

  すりわり付きなべタッピンねじ S3

  3  座金の種類に対する記号

適用規格

外径

記号

並形

N

JIS B 1257

  座金組込みタッピンねじ用平座金

大形

L

1.  JIS B 1123(記号 S1)に規定するねじの呼びが ST4.2×16,ねじ先がとがり先(C)のタッピンね

じと JIS B 1257 に規定する並形の平座金(記号 N)とを組み合わせた座金組込み六角タッピン

ねじの呼び方は,次による。

座金組込みタッピンねじ JIS B 1129ISO 10510−ST4.2×16−C−S1−N

2. 

JIS B 1122

(記号 S2)に規定するねじの呼びが ST4.2×16,ねじ先がとがり先(C),十字穴がZ

形のタッピンねじと JIS B 1257 に規定する並形の平座金(記号 N)とを組み合わせた座金組込

み十字穴付きなべタッピンねじの呼び方は,次による。

座金組込みタッピンねじ JIS B 1129ISO 10510−ST4.2×16−C−Z−S2−N