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B 1124

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲 

1

2

  引用規格 

1

3

  用語及び定義  

2

4

  種類  

2

5

  形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方  

2

6

  表示  

11

6.1

  製品の表示  

11

6.2

  包装の表示  

11

附属書 JA(規定)ISO 15480ISO 15483 によらないドリルねじ  

12

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

28


B 1124

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1124:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1124

:2015

タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ

Drilling screws with tapping screw thread

序文 

この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 15480ISO 15481ISO 15482 及び ISO 15483 を基

に,対応する部分(形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方)についてはこれを編集し,技術的内容を変

更することなく一体化して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の

一覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。

また,我が国における生産・使用の実態を反映するため,ISO 規格にはない次の附属書を示す。

附属書 JA(規定)  ISO 15480ISO 15483 によらないドリルねじ

適用範囲 

この規格は,ST2.9∼ST6.3 のタッピンねじのねじ山をもつ鋼製ドリルねじの特性について規定する。

なお,ISO 15480ISO 15481ISO 15482 及び ISO 15483 によらないドリルねじの特性は,

附属書 JA 

よる。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 15480:1999

,Hexagon washer head drilling screws with tapping screw thread

ISO 15481:1999

,Cross recessed pan head drilling screws with tapping screw thread

ISO 15482:1999

,Cross recessed countersunk head drilling screws with tapping screw thread

ISO 15483:1999

,Cross recessed raised countersunk head drilling screws with tapping screw thread(全

体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0143

  締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味

JIS B 1007

  タッピンねじのねじ部

注記  対応国際規格:ISO 1478:1999,Tapping screws thread(IDT)

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1012

  ねじ用十字穴


2

B 1124

:2015

注記  対応国際規格:ISO 4757:1983,Cross recesses for screws(MOD)

JIS B 1013

  皿頭ねじ−頭部の形状及びゲージによる検査

注記  対応国際規格:ISO 7721:1983,Countersunk head screws−Head configuration and gauging(IDT)

JIS B 1021

  締結用部品の公差−第 1 部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級 A,B

及び C

注記  対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts,screws,studs and nuts

−Product grades A,B and C(IDT)

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

注記  対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)

JIS B 1045

  締結用部品−水素ぜい化検出のための予荷重試験−平行座面による方法

JIS B 1046

  締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜

JIS B 1059

  タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ−機械的性質及び性能

注記  対応国際規格:ISO 10666:1999,Drilling screws with tapping screw thread−Mechanical and

functional properties

(IDT)

JIS B 1071

  締結用部品−精度測定方法

JIS B 1091

  締結用部品−受入検査

注記  対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)

JIS B 1099

  締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項

JIS B 1123

  六角タッピンねじ

注記  対応国際規格:ISO 1479:2011,Hexagon head tapping screws(MOD)

JIS B 1126

  つば付き六角タッピンねじ

注記  対応国際規格:ISO 7053:2011,Hexagon washer head tapping screws(MOD)

JIS G 4315

  冷間圧造用ステンレス鋼線

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。

種類 

ドリルねじの種類は,

表 による。

表 1−ドリルねじの種類 

種類

ねじの呼び

対応国際規格(参考)

つば付き六角ドリルねじ

ST2.9

∼ST6.3

ISO 15480 

十字穴付きなべドリルねじ

ISO 15481 

十字穴付き皿ドリルねじ

ISO 15482 

十字穴付き丸皿ドリルねじ

ISO 15483 

形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 

ドリルねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方は,

表 による。


3

B 1124

:2015

表 2−ドリルねじの種類,形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 

種類

形状・寸法

製品仕様

製品の呼び方(例)

つば付き六角ドリルねじ

図 及び表 3

表 

表 

十字穴付きなべドリルねじ

図 及び表 6

表 

表 

十字穴付き皿ドリルねじ

図 及び表 9

表 10 

表 11 

十字穴付き丸皿ドリルねじ

図 及び表 12

表 13 

表 14 

形状・寸法の記号は,JIS B 0143 による。 
製品の呼び方は,JIS B 1010 による。

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JIS B 1059 による。

図 1−つば付き六角ドリルねじの形状 


4

B 1124

:2015

表 3−つば付き六角ドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3

P

a)

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

a

b)

最大

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

d

a

最大

3.5

4.1

4.9

5.6

6.3

7.3

d

c

最大

6.3

8.3

8.8

10.5

11

13.5

最小

5.8

7.6

8.1

9.8

10

12.2

最小

0.4

0.6

0.8

0.9

1

1

呼び=最大

4.00

c)

5.50

7.00

8.00

8.00

10.00

最小

3.82

5.32

6.78

7.78

7.78

9.78

最小

4.28

5.96

7.59

8.71

8.71

10.95

呼び=最大

2.8

3.4

4.1

4.3

5.4

5.9

最小

2.5

3.0

3.6

3.8

4.8

5.3

k

w

d)

最小

1.3

1.5

1.8

2.2

2.7

3.1

r

1

最小

0.1

0.1

0.2

0.2

0.25

0.25

r

2

最大

0.2

0.25

0.3

0.3

0.4

0.5

穴あけの範囲

(適用板厚)

e)

以上

0.7

0.7

1.75

1.75

1.75

2

以下

1.9

2.25

3

4.4

5.25

6

l

g

f)

呼び長さ

最小

最大

最小

9.5

8.75

10.25

3.25

2.85

13

12.1

13.9

6.6

6.2

4.3

3.7

16

15.1

16.9

9.6

9.2

7.3

5.8

5

19

18

20

12.5

12.1

10.3

8.7

8

7

22

21

23

15.1

13.3

11.7

11

10

25

24

26

18.1

16.3

14.7

14

13

32

30.75

33.25

23

21.5

21

20

38

36.75

39.25

29

27.5

27

26

45

43.75

46.25

34.5

34

33

50

48.75

51.25

39.5

39

38

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から頭部座面までの長さ。

c)

六角タッピンねじ(JIS B 1123)では s=5 mm,つば付き六角タッピンねじ(JIS B 1126)では s=4 mm であ

るが,この規定では,s=4 mm とする。

d)

  k

w

は,六角部の有効高さ。

e)

呼び長さ(l)を決めるとき,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距離を板厚に加える。

f)

  l

g

は,頭部座面から完全ねじの先端までの長さ。


5

B 1124

:2015

表 4−つば付き六角ドリルねじの製品仕様 

材料

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

機械的性質及び性能

JIS B 1059 

公差

部品等級

A

規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。

非電解処理による亜鉛フレークの要求がある場合は,

JIS B 1046

による。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜について

は,受渡当事者間の協定による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 5−つば付き六角ドリルねじの製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,呼び長さ l=16 mm のつば付き六角ドリルねじ

呼び方

つば付き六角ドリルねじ  JIS B 1124ISO 15480−ST3.5×16

注記 1  図 1,表 3,表 及び表 は,ISO 15480 に一致している。

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JIS B 1059 による。

図 2−十字穴付きなべドリルねじの形状 


6

B 1124

:2015

表 6−十字穴付きなべドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3

P

a)

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

a

b)

最大

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

d

a

最大

3.5

4.1

4.9

5.6

6.3

7.3

d

k

最大

5.6

7.00

8.00

9.50

11.0

12.00

最小

5.3

6.64

7.64

9.14

10.57

11.57

最大

2.40

2.60

3.1

3.7

4.0

4.6

最小

2.15

2.35

2.8

3.4

3.7

4.3

最小

0.1

0.1

0.2

0.2

0.25

0.25

r

f

5

6

6.5

8

9

10

十字穴

十字穴の番号

1

2

3

H

参考

3

3.9

4.4

4.9

6.4

6.9

沈み深さ

q

最大

1.8

1.9

2.4

2.9

3.1

3.6

最小

1.4

1.4

1.9

2.4

2.6

3.1

Z

参考

3

4

4.4

4.8

6.2

6.8

沈み深さ

q

最大

1.75

1.9

2.35

2.75

3.00

3.50

最小

1.45

1.5

1.95

2.3

2.55

3.05

穴あけの範囲

(適用板厚)

c)

以上

0.7

0.7

1.75

1.75

1.75

2

以下

1.9

2.25

3

4.4

5.25

6

l

g

d)

呼び長さ

最小

最大

最小

9.5

8.75

10.25

3.25

2.85

13

12.1

13.9

6.6

6.2

4.3

3.7

16

15.1

16.9

9.6

9.2

7.3

5.8

5

19

18

20

12.5

12.1

10.3

8.7

8

7

22

21

23

15.1

13.3

11.7

11

10

25

24

26

18.1

16.3

14.7

14

13

32

30.75

33.25

23

21.5

21

20

38

36.75

39.25

29

27.5

27

26

45

43.75

46.25

34.5

34

33

50

48.75

51.25

39.5

39

38

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,頭部座面から JIS B 1007 で規定する最小の外径をもつ最初のねじ山の位置までの長さ。

c)

呼び長さ(l)を決めるとき,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距離を板厚に加える。

d)

  l

g

は,頭部座面から完全ねじの先端までの長さ。


7

B 1124

:2015

表 7−十字穴付きなべドリルねじの製品仕様 

材料

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

十字穴

JIS B 1012 

機械的性質及び性能

規格

JIS B 1059 

公差

部品等級

A

規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。

非電解処理による亜鉛フレークの要求がある場合は,

JIS B 1046

による。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜について

は,受渡当事者間の協定による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 8−十字穴付きなべドリルねじの製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,呼び長さ l=16 mm の Z 形十字穴付きなべドリルねじ

呼び方

Z

形十字穴付きなべドリルねじ  JIS B 1124ISO 15481−ST3.5×16−Z

注記 2  図 2,表 6,表 及び表 は,ISO 15481 に一致している。

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JIS B 1059 による。

図 3−十字穴付き皿ドリルねじの形状 


8

B 1124

:2015

表 9−十字穴付き皿ドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3

P

a)

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

a

b)

最大

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

d

k

理論寸法

c)

最大

6.3

8.2

9.4

10.4

11.5

12.6

実寸法

最大

5.5

7.3

8.4

9.3

10.3

11.3

最小

5.2

6.9

8.0

8.9

9.9

10.9

最大

1.7

2.35

2.6

2.8

3

3.15

最大

1.2

1.4

1.6

2

2.2

2.4

十字穴

十字穴の番号

1

2

3

H

参考

3.2

4.4

4.6

5.2

6.6

6.8

沈み深さ

q

最大

2.1

2.4

2.6

3.2

3.3

3.5

最小

1.7

1.9

2.1

2.7

2.8

3.0

Z

参考

3.2

4.3

4.6

5.1

6.5

6.8

沈み深さ

q

最大

2

2.2

2.5

3.05

3.2

3.45

最小

1.6

1.75

2.05

2.6

2.75

3.00

穴あけの範囲

(適用板厚)

d)

以上

0.7

0.7

1.75

1.75

1.75

2

以下

1.9

2.25

3

4.4

5.25

6

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

13

12.1

13.9

6.6

6.2

4.3

3.7

16

15.1

16.9

9.6

9.2

7.3

5.8

5

19

18

20

12.5

12.1

10.3

8.7

8

7

22

21

23

15.1

13.3

11.7

11

10

25

24

26

18.1

16.3

14.7

14

13

32

30.75

33.25

23

21.5

21

20

38

36.75

39.25

29

27.5

27

26

45

43.75

46.25

34.5

34

33

50

48.75

51.25

39.5

39

38

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から JIS B 1007 で規定するねじ部の最小の外径に等

しい皿の位置までの長さ。

c)

理論寸法の最大は,JIS B 1013 による。

d)

呼び長さ(l)を決めるとき,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部頂面から完全ねじの先端までの長さ。


9

B 1124

:2015

表 10−十字穴付き皿ドリルねじの製品仕様 

材料

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

十字穴

JIS B 1012 

機械的性質及び性能

JIS B 1059 

公差

部品等級

A

規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。

非電解処理による亜鉛フレークの要求がある場合は,

JIS B 1046

による。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜について

は,受渡当事者間の協定による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 11−十字穴付き皿ドリルねじの製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,呼び長さ l=16 mm の Z 形十字穴付き皿ドリルねじ

呼び方

Z

形十字穴付き皿ドリルねじ  JIS B 1124ISO 15482−ST3.5×16−Z

注記 3  図 3,表 9,表 10 及び表 11 は,ISO 15482 に一致している。

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JIS B 1059 による。

図 4−十字穴付き丸皿ドリルねじの形状 


10

B 1124

:2015

表 12−十字穴付き丸皿ドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3

P

a)

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

a

b)

最大

1.1

1.3

1.4

1.6

1.8

1.8

d

k

理論寸法

c)

最大

6.3

8.2

9.4

10.4

11.5

12.6

実寸法

最大

5.5

7.3

8.4

9.3

10.3

11.3

最小

5.2

6.9

8.0

8.9

9.9

10.9

0.7

0.8

1

1.2

1.3

1.4

最大

1.7

2.35

2.6

2.8

3

3.15

最大

1.2

1.4

1.6

2

2.2

2.4

r

f

 

6

8.5

9.5

9.5

11

12

十字穴

十字穴の番号

1

2

3

H

参考

3.4

4.8

5.2

5.4

6.7

7.3

沈み深さ

q

最大

2.2

2.75

3.2

3.4

3.45

4.0

最小

1.8

2.25

2.7

2.9

2.95

3.5

Z

参考

3.3

4.8

5.2

5.6

6.6

7.2

沈み深さ

q

最大

2.1

2.70

3.10

3.35

3.40

3.85

最小

1.8

2.25

2.65

2.90

2.95

3.40

穴あけの範囲

(適用板厚)

d)

以上

0.7

0.7

1.75

1.75

1.75

2

以下

1.9

2.25

3

4.4

5.25

6

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

13

12.1

13.9

6.6

6.2

4.3

3.7

16

15.1

16.9

9.6

9.2

7.3

5.8

5

19

18

20

12.5

12.1

10.3

8.7

8

7

22

21

23

15.1

13.3

11.7

11

10

25

24

26

18.1

16.3

14.7

14

13

32

30.75

33.25

23

21.5

21

20

38

36.75

39.25

29

27.5

27

26

45

43.75

46.25

34.5

34

33

50

48.75

51.25

39.5

39

38

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から JIS B 1007 で規定するねじ部の最小の外径に等

しい皿の位置までの長さ。

c)

理論寸法の最大は,JIS B 1013 による。

d)

呼び長さ(l)を決めるとき,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部頂面の丸み部を除いた面から完全ねじの先端までの長さ。


11

B 1124

:2015

表 13−十字穴付き丸皿ドリルねじの製品仕様 

材料

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

十字穴

JIS B 1012 

機械的性質及び性能

JIS B 1059 

公差

部品等級

A

規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044 による。

非電解処理による亜鉛フレークの要求がある場合は,

JIS B 1046

による。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜について

は,受渡当事者間の協定による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 14−ドリルねじ・十字穴付き丸皿ドリルねじの製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,呼び長さ l=16 mm の Z 形十字穴付き丸皿ドリルねじ

呼び方

Z

形十字穴付き丸皿ドリルねじ  JIS B 1124ISO 15483−ST3.5×16−Z

注記 4  図 4,表 12,表 13 及び表 14 は,ISO 15483 に一致している。

表示 

6.1 

製品の表示 

ドリルねじの製品に対する表示は,一般に施さない。

6.2 

包装の表示 

この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。

a)

規格名称又は規格番号

b)

ドリルねじの種類(十字穴付きの場合は,H 形又は Z 形の別を示す。

c)

ねじの呼び×呼び長さ

d)

材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。

e)

数量

f)

指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。

g)

製造業者名又は略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。


12

B 1124

:2015

附属書 JA

(規定)

ISO 15480

∼ISO 15483 によらないドリルねじ

JA.1 

適用範囲 

この附属書は,ISO 15480ISO 15483 によらない鋼製及びマルテンサイト系ステンレス鋼製のドリルね

じの特性について規定する。

注記 1  この附属書で規定するねじの呼び 5 及び 6 の鋼ドリルねじは,将来廃止するので,新規設計

の機器,部位などには使用しないのがよい。

注記 2  この附属書で規定する鋼製及びマルテンサイト系ステンレス鋼製のねじは,以下,それぞれ

“鋼ドリルねじ”及び“ステンレスドリルねじ”といい,それらを総称する場合には,単に

“ドリルねじ”という。

注記 3  ドリルねじのねじ先は,切り刃先とする。

JA.2 

種類 

ドリルねじの種類は,

表 JA.1 による。

表 JA.1−ドリルねじの種類 

種類

ねじの呼び

材料

つば付き六角ドリルねじ

ST4.2

ST4.8

ステンレス

5

6

ステンレス

十字穴付きなべドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ステンレス

5

6

ステンレス

十字穴付き皿ドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ステンレス

5

6

ステンレス

十字穴付き丸皿ドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ステンレス

5

6

ステンレス

十字穴付きトランペットドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ステンレス


13

B 1124

:2015

JA.3 

形状・寸法 

ドリルねじの形状・寸法は,

表 JA.2 による。ただし,ドリルねじの頭部に成形する十字穴の形状・寸法

は,JIS B 1012 の H 形又は Z 形とする。

表 JA.2−附属書 JA で規定するドリルねじの形状・寸法 

種類

ねじの呼び

ねじ部の形状・寸法

ねじ部以外の形状・寸法

つば付き六角ドリルねじ

ST4.2

ST4.8

JIS B 1007

ST

ねじ

図 及び表 3

5

6

図 JA.1 及び表 JA.3

図 JA.2 及び表 JA.4

十字穴付きなべドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ST4.8

JIS B 1007

ST

ねじ

図 及び表 6

5

6

図 JA.1 及び表 JA.3

図 JA.3 及び表 JA.5

十字穴付き皿ドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ST4.8

JIS B 1007

ST

ねじ

図 及び表 9

5

6

図 JA.1 及び表 JA.3

図 JA.4 及び表 JA.6

十字穴付き丸皿ドリルねじ

ST3.5

ST4.2

ST4.8

JIS B 1007

ST

ねじ

図 及び表 12

5

6

図 JA.1 及び表 JA.3

図 JA.5 及び表 JA.7

十字穴付きトランペットドリルねじ

ST3.5

ST4.2

JIS B 1007

ST

ねじ

図 JA.6 及び表 JA.8

図 JA.1−ドリルねじのねじ部の形状 


14

B 1124

:2015

表 JA.3−ドリルねじのねじ部の寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ST3.5

ST4.2

5

6

P

a)

1.3

1.4

1.6

1.8

d

1

最大

3.53

4.22

5

6

最小

3.35

4.04

4.85

5.85

d

2

最大

2.64

3.10

3.8

4.6

最小

2.51

2.95

3.6

4.4

最大

0.1

0.1

0.15

0.15

ねじの呼び ST3.5 及び ST4.2 の平行ねじ部の寸法は,それぞれ JIS B 1007 の ST3.5 及び

ST4.2

の平行ねじ部の寸法と等しい。

a)

  P

は,ねじのピッチ。

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JA.6.1 及び JA.6.2 による。

図 JA.2−つば付き六角ドリルねじの形状 


15

B 1124

:2015

表 JA.4−つば付き六角ドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

5

6

P

a)

1.6

1.8

a

b)

最大

1.6

1.8

d

a

最大

5.8

6.9

d

c

最大

11

13.5

最小

10

12.2

最小

1.0

1.0

呼び=最大

8.00

10.00

最小

7.78

9.78

最小

8.71

10.95

呼び=最大

5.4

6.6

最小

4.8

6.0

k

w

c)

最小

2.7

3.1

r

1

最小

0.2

0.25

r

2

最大

0.4

0.5

穴あけの範囲

(適用板厚)

d)

以上

1.75

2

以下

4.4

6

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

13

12.1

13.9

3.7

16

15.1

16.9

5.8

19

18

20

8.7

7

22

21

23

11.7

10

25

24

26

14.7

13

32

30.75

33.25

21.5

20

38

36.75

39.25

27.5

26

45

43.75

46.25

34.5

33

50

48.75

51.25

39.5

38

頭部頂面及び座面のくぼみの形状・寸法は,任意とする。ただし,ドリルねじの機

械的性質を損なうものであってはならない。

ドリルねじの幾何公差は,JIS B 1021 の 5.2(幾何公差−部品等級 A)による。

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から頭部座面までの長

さ。

c)

  k

w

は,六角部の有効高さ。

d)

呼び長さ(l)を決める際,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距
離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部座面から完全ねじの先端までの長さ。


16

B 1124

:2015

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JA.6.1 及び JA.6.2 による。

図 JA.3−十字穴付きなべドリルねじの形状 


17

B 1124

:2015

表 JA.5−十字穴付きなべドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

5

6

P

a)

1.6

1.8

a

b)

最大

1.6

1.8

d

a

最大

5.8

6.9

d

k

最大

9.50

10.5

最小

9.14

9.8

最大

3.7

4.1

最小

3.4

3.7

最小

0.2

0.25

r

f

8

14

十字穴

十字穴の番号

2

3

H

参考

4.9

6.3

q

c)

最大

2.9

2.86

最小

2.4

2.26

Z

参考

4.8

6.2

q

c)

最大

2.75

3.0

最小

2.3

2.55

穴あけの範囲

(適用板厚)

d)

以上

1.75

2

以下

4.4

6

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

13

12.1

13.9

3.7

16

15.1

16.9

5.8

19

18

20

8.7

7

22

21

23

11.7

10

25

24

26

14.7

13

32

30.75

33.25

21.5

20

38

36.75

39.25

27.5

26

45

43.75

46.25

34.5

33

50

48.75

51.25

39.5

38

ドリルねじの幾何公差は,JIS B 1021 の 5.2(幾何公差−部品等級 A)による。

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から頭部座面までの長

さ。

c)

  q

は,十字穴のゲージ沈み深さ。

d)

呼び長さ(l)を決める際,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距
離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部座面から完全ねじの先端までの長さ。


18

B 1124

:2015

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JA.6.1 及び JA.6.2 による。

図 JA.4−十字穴付き皿ドリルねじの形状 


19

B 1124

:2015

表 JA.6−十字穴付き皿ドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

5

6

P

a)

1.6

1.8

a

b)

最大

1.6

1.8

d

k

最大

10.0

12.0

最小

9.4

11.3

最大

2.8

3.4

1.2

1.4

十字穴

十字穴の番号

2

3

H

参考

5.1

6.7

q

c)

最大

2.93

3.26

最小

2.38

2.70

Z

参考

4.8

6.5

q

c)

最大

2.75

3.2

最小

2.3

2.75

穴あけの範囲 
(適用板厚)

d)

以上

1.75

2

以下

4.4

6

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

16

15.1

16.9

5.8

19

18

20

8.7

7

22

21

23

11.7

10

25

24

26

14.7

13

32

30.75

33.25

21.5

20

38

36.75

39.25

27.5

26

45

43.75

46.25

34.5

33

50

48.75

51.25

39.5

38

ドリルねじの幾何公差は,JIS B 1021 の 5.2(幾何公差−部品等級 A)による。

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から

表 JA.3 で規定する

ねじ部の最小外径に等しい皿の位置までの長さ。

c)

  q

は,十字穴のゲージ沈み深さ。

d)

呼び長さ(l)を決める際,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距

離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部頂面から完全ねじの先端までの長さ。


20

B 1124

:2015

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JA.6.1 及び JA.6.2 による。

図 JA.5−十字穴付き丸皿ドリルねじの形状 


21

B 1124

:2015

表 JA.7−十字穴付き丸皿ドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

5

6

P

a)

1.6

1.8

a

b)

最大

1.6

1.8

d

k

最大

10.0

12.0

最小

9.4

11.3

1.2

1.4

最大

2.8

3.4

1.2

1.4

r

f

11

13.5

十字穴

十字穴の番号

2

3

H

参考

5.3

6.9

q

c)

最大

3.13

3.46

最小

2.58

2.90

Z

参考

5.1

6.6

q

c)

最大

3.05

3.40

最小

2.6

2.95

穴あけの範囲

(適用板厚)

d)

以上

1.75

2

以下

4.4

6

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

16

15.1

16.9

5.8

19

18

20

8.7

7

22

21

23

11.7

10

25

24

26

14.7

13

32

30.75

33.25

21.5

20

38

36.75

39.25

27.5

26

45

43.75

46.25

34.5

33

50

48.75

51.25

39.5

38

ドリルねじの幾何公差は,JIS B 1021 の 5.2(幾何公差−部品等級 A)による。

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  a

は,完全なねじ山形状が存在する最初のねじ山の位置から

表 JA.3 で規定する

ねじ部の最小外径に等しい皿の位置までの長さ。

c)

  q

は,十字穴のゲージ沈み深さ。

d)

呼び長さ(l)を決める際,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距

離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部頂面の丸みを除いた面から完全ねじの先端までの長さ。


22

B 1124

:2015

首下の形状は一例を示したものであって,座面部の形状は,被締付け部材の表面をきず付けることなく,押さえ付

けができるものとし,受渡当事者間の協定によって適宜変更してもよい。 

a)

ドリル部(d

p

)の性能は,JA.6.1 及び JA.6.2 による。

図 JA.6−十字穴付きトランペットドリルねじの形状 


23

B 1124

:2015

表 JA.8−十字穴付きトランペットドリルねじの寸法 

単位  mm

ねじの呼び

ST3.5

ST4.2

P

a)

1.3

1.4

d

k

最大(基準寸法)

8.3

8.7

最小

7.8

8.2

k

b)

4.0

4.5

5.5

7.0

0.6

0.8

5.0

5.5

十字穴

十字穴の番号

2

H

参考

5.0

5.0

q

c)

最大

3.0

3.0

最小

2.5

2.5

Z

参考

5.0

5.0

q

c)

最大

2.9

2.9

最小

2.45

2.45

穴あけの範囲

(適用板厚)

d)

以上

0.7

1.75

以下

2.25

3

l

g

e)

呼び長さ

最小

最大

最小

16

15.1

16.9

9.2

7.3

19

18

20

12.1

10.3

22

21

23

15.1

13.3

25

24

26

18.1

16.3

32

30.75

33.25

25.1

23

35

33.75

36.25

28.1

38

36.75

39.25

29

41

39.75

42.25

34.1

ドリルねじの幾何公差は,JIS B 1021 の 5.2(幾何公差−部品等級 A)による。

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

  k

は,ねじの外径の延長線と首下の曲線との交点から頭部頂面までの長さ。

c)

  q

は,十字穴のゲージ沈み深さ。

d)

呼び長さ(l)を決める際,板と板との間に空間がある場合には,その空間の距

離を板厚に加える。

e)

  l

g

は,頭部頂面から完全ねじの先端までの長さ。

JA.4 

材料及び熱処理 

ドリルねじの材料及び熱処理は,次による。

a)

鋼ドリルねじの材料は,表面硬化が可能な鋼又は熱処理用鋼とし,熱処理後の製品は JA.5 及び JA.6

を満足しなければならない。

b)

ステンレスドリルねじの材料は,JIS G 4315 の SUS410 又はこれに相当する材料とし,熱処理後の製

品は JA.5 及び JA.6 を満足しなければならない。


24

B 1124

:2015

JA.5 

金属学的性質 

JA.5.1 

硬さ 

ドリルねじの表面硬さ及び心部硬さは,JA.8.2.1 の試験を行ったとき,

表 JA.9 に適合しなければならな

い。

表 JA.9−ドリルねじの硬さ 

ねじの呼び

鋼ドリルねじ

ステンレスドリルねじ

表面硬さ

心部硬さ

表面硬さ

心部硬さ

ST3.5

,ST4.2

530 HV0.3

以上

320 HV5

∼400 HV5

530 HV0.3

以上

240 HV5

以上

ST4.8

,5,6

320 HV10

∼400 HV10

240 HV10

以上

JA.5.2 

硬化層深さ 

鋼ドリルねじの硬化層深さは,JA.8.2.2 の測定を行ったとき,

表 JA.10 に適合しなければならない。

なお,ステンレスドリルねじの硬化層深さは,規定しない。

表 JA.10−鋼ドリルねじの硬化層深さ 

ねじの呼び

硬化層深さ  mm

最小

最大

ST3.5

0.05

0.18

ST4.2

,5

0.10

0.23

6

0.15

0.28

JA.5.3 

ミクロ組織 

鋼ドリルねじの熱処理後のミクロ組織には,JA.8.2.3 の試験を行ったとき,表面層と心部との間に,帯

状のフェライト層があってはならない。

なお,ステンレスドリルねじのミクロ組織は,規定しない。

JA.5.4 

水素ぜい化 

電気めっきを施したドリルねじは,水素ぜい化による破壊の危険がある。そのために,製造業者及び/

又は電気めっき業者は,JIS B 1045 による水素ぜい化の危険を検出する試験を行わなければならない。

これに関連して,JIS B 1044 で規定する電気めっきを施したねじ部品に対する水素ぜい化軽減の処置を

参照しなければならない。

JA.6 

機械的性質 

JA.6.1 

ねじ下穴あけ性能 

ドリルねじのねじ先部は,JA.8.3.2 で規定する試験条件でねじ込み試験を行ったとき,かみ合うめねじ

のねじ山を成形するために必要なねじ下穴をあけることができる形状でなければならない。

JA.6.2 

ねじ山の成形性能 

ドリルねじは,JA.8.3.1 で規定する試験板にねじ込んだとき,JA.6.1 によってあけられたねじ下穴に,

ドリルねじ自身のねじ山が変形することなく,かみ合うめねじのねじ山を成形できるものでなければなら

ない。


25

B 1124

:2015

JA.6.3 

ねじり強さ 

ドリルねじの破壊トルクは,JA.8.3.3 によって試験したとき,

表 JA.11 で規定する最小ねじり強さ以上

でなければならない。

表 JA.11−最小ねじり強さ 

ねじの呼び

最小ねじり強さ

N

・m

ST3.5

2.8

ST4.2

4.7

ST4.8

6.9

5

8.1

6

14.0

JA.7 

表面状態 

ドリルねじの表面は,滑らかで使用上有害な割れ,きず,かえり,ばりなどの欠陥があってはならない。

JA.8 

検査 

JA.8.1 

形状・寸法検査 

ドリルねじの形状・寸法検査は,次による。

a)

ねじ部の形状・寸法検査は,直接測定によって行い,

表 JA.3 に適合しなければならない。

b)

十字穴の形状・寸法は,ゲージ沈み深さ(q)及び十字穴とゲージとの食い付きを調べる。

ゲージ沈み深さ(q)については,JIS B 1012 の 3.2.2(H 形十字穴のゲージ沈み深さ q)によって測

定し,その値は,

表 JA.5∼表 JA.8 に適合しなければならない。

十字穴とゲージとの食い付きについては,JIS B 1012 の 3.2.3(H 形十字穴とゲージとの食い付き)

によって行い,ドリルねじが自重によって脱落しなければよい。ただし,呼び長さ(l)が呼び径の 5

倍を超えるものには適用しない。

なお,十字穴の翼長さ(m)は,検査の対象としない。

c)

ねじ部及び十字穴を除く部分の形状・寸法は,JIS B 1071 の各部寸法の測定方法又はこれに代わる方

法によって行い,その値は,

表 JA.3∼表 JA.8 に適合しなければならない。

JA.8.2 

金属学的性質検査 

JA.8.2.1 

硬さの試験 

ドリルねじの硬さ試験は,JIS B 1059 の 4.1.1(表面硬さの試験)及び 4.1.2(心部硬さの試験)に準じて

行う。

なお,心部硬さ試験の測定位置は,ねじの先端から十分離れた平行ねじ部を軸線に対して直角に切断し

た横断面の谷底と軸心とのほぼ中間点とする。

JA.8.2.2 

硬化層深さの測定 

鋼ドリルねじの硬化層深さの測定は,JIS B 1059 の 4.1.3(硬化層深さの測定)に準じて行う。

JA.8.2.3 

ミクロ組織の試験 

鋼ドリルねじのミクロ組織の試験は,JIS B 1059 の 4.1.4(ミクロ組織の試験)に準じて行う。

JA.8.3 

機械的性質検査 

JA.8.3.1 

ねじ込み試験 


26

B 1124

:2015

JA.6.1

及び JA.6.2 によるねじ下穴あけ性能及びねじ山の成形性能を評価する試験は,JIS B 1059 の 4.2.1

(ねじ込み試験)に準じて行う。ただし,ねじ込み試験の試験要件は,

表 JA.12 による。

表 JA.12−ねじ込み試験の試験要件 

ねじの呼び

試験用板の厚さ

a)

mm

推力

N

試験時間(最大)

s

無負荷時のねじの

回転速度

min

1

ST3.5

1

+1=2

150

4

1 800

∼2 500

ST4.2

1.5

+1.5=3

250

5

1 800

∼2 500

ST4.8

2

+2=4

250

7

1 800

∼2 500

5

2

+2=4

250

7

1 800

∼2 500

6

2

+3=5

350

13

1 800

∼2 500

a)

試験用板の厚さは,2 枚の鋼板を重ね合わせた合計とする。この試験用板の厚さは,受入試験

だけに適用する。ただし,規定板厚の試験用板を入手できない場合は,規定の厚さより厚く,
かつ,最も近い厚さの試験用板を使用してもよい。

JA.8.3.2 

ねじ下穴の検査 

ねじ下穴を検査する試験は,JIS B 1059 の 4.2.2(ねじ下穴の検査)に準じて行う。ただし,ねじ下穴検

査の要件は,

表 JA.13 による。

表 JA.13−ねじ下穴検査の要件 

ねじの呼び

試験用板の厚さ

mm

ねじ下穴の径  mm

最小

最大

ST3.5

1

2.7

3.0

ST4.2

2

3.2

3.6

ST4.8

2

3.7

4.2

5

2

3.9

4.4

6

2

4.6

5.2

JA.8.3.3 

ねじり強さ試験 

ドリルねじのねじり強さ試験は,JIS B 1059 の 4.2.3(ねじり試験)に準じて行う。ねじり試験に用いる

トルクレンチは,JIS B 1059 の 5.(トルクレンチ)による。

JA.8.4 

表面状態検査 

表面状態の検査は,目視によって行い,JA.7 に適合しなければならない。

JA.8.5 

受入検査 

受入検査手順は,特に指定がない限り,JIS B 1091 による。

JA.9 

製品の呼び方 

ドリルねじの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,ねじの呼び×呼び長さ,十字穴の種類及び材

1)

とし,特に指定事項がある場合は,その後に付け加える。

1)

材料は,その一般名称によるものでよいが,記号による場合は,日本工業規格の材料記号によ

る。ただし,鋼ドリルねじの場合は,材料を省略してもよい。


27

B 1124

:2015

 

規格番号又は

規格の名称

種類

ねじの呼び×

呼び長さ

十字穴の種類

材料

指定事項

JIS B 1124 

つ ば 付 き 六 角 ド リ
ルねじ

5

×22

タ ッ ピ ン ね じ

の ね じ 山 を も

つドリルねじ

十 字 穴 付 き ト ラ ン

ペットドリルねじ

ST3.5

×25

−H

SUS410

頭部白色塗装

JA.10 

表示 

JA.10.1 

製品の表示 

ドリルねじの製品に対する表示は,一般に施さない。

JA.10.2 

包装の表示 

この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。

a)

規格名称又は規格番号

b)

ドリルねじの種類(十字穴付きの場合は,H 形又は Z 形の別を示す。

c)

ねじの呼び×呼び長さ

d)

材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。

e)

数量

f)

指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。

g)

製造業者名又は略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。


28

B 1124

:2015

附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 1124:2015

  タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ

ISO 15480:1999

,Hexagon washer head drilling screws with tapping screw thread

ISO 15481:1999

,Cross recessed pan head drilling screws with tapping screw thread

ISO 15482:1999

,Cross recessed countersunk head drilling screws with tapping

screw thread

ISO 15483:1999

,Cross recessed raised countersunk head drilling screws with

tapping screw thread

(I)JIS の規定

(II)国際

規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

タッピンねじのねじ山
をもつ鋼製ドリルねじ

について規定

ISO 15480

1

つば付き六角ドリル
ねじについて規定

変更

JIS

は,タッピンねじのねじ山

を も つ ド リ ル ね じ に つ い て 規

定しているが,ISO 規格は 1 規

格 ご と に 頭 部 形 状 別 に 規 定 し
ている。

JIS

は,ISO 規格の 4 規格を 1

規格にまとめており,技術的差

異はない。

ISO 15481

1

十字穴付きなべドリ

ルねじ

ISO 15482

1

十字穴付き皿ドリル

ねじ

ISO 15483

1

十字穴付き丸皿ドリ
ルねじ

3

用語及び

定義

規格で用いる用語及び

定義の JIS を明示

ISO 15480

ISO 15481

ISO 15482

ISO 15483

追加

28

B 1

124


20
15


29

B 1124

:2015

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

4

種類

つば付き六角ドリルね

じ 
十字穴付きなべドリル

ねじ

十字穴付き皿ドリルね

十字穴付き丸皿ドリル

ねじ 
十字穴付きトランペッ

トドリルねじ

ISO 15480

ISO 15481

ISO 15482

ISO 15483

1

規格ごとに種類を

規定

変更

JIS

は,ISO 規格の 4 規格で規

定する 4 種類を 1 規格にまとめ
ている。

JIS

は,ISO 規格の 4 規格を 1

規格にまとめており,技術的差
異はない。

5

形状・寸

法,製品仕
様及び製品

の呼び方

形状・寸法,製品仕様

及び製品の呼び方を規

3

寸法を 1 規格ごとに

規定

変更

JIS

は,ISO 規格の 4 規格に対

応 す る も の を 各 表 で 規 定 し て
いる。

仕上げ−皮膜については,非電

解 処 理 に よ る 亜 鉛 フ レ ー ク を
追加している。

JIS

は,ISO 規格の 4 規格を 1

規格にまとめており,技術的差
異はなく,ISO 規格の今後の改

正を想定して非電解処理による

亜鉛フレーク皮膜を追加してい
る。

4

製品仕様を 1 規格ご
とに規定

5

製品の呼び方を 1 規

格ごとに規定

6

表示

製品の表示及び包装の

表示について規定

追加

JIS

は,JIS マーク制度を運用し

ているため表示事項を追加

附属書 JA 
(規定)

ISO

の規格によらない

つば付き六角ドリルね

じ,十字穴付きなべド

リルねじ,十字穴付き
皿ドリルねじ,十字穴

付き丸皿ドリルねじ及

び十字穴付きトランペ
ットドリルねじについ

て規定

追加

ISO

規格によらない我が国独自

の ド リ ル ね じ を 附 属 書 と し て

規定

我が国におけるタッピンねじの
ね じ 山 を も つ ド リ ル ね じ の 生

産・使用の実態は,附属書の製

品のものが圧倒的に多いため,
この附属書は“将来廃止する”

ことを前提に残置した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 15480:1999,ISO 15481:1999,ISO 15482:1999,ISO 15483:1999,MOD)

29

B 1

124


20
15


30

B 1124

:2015

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD

国際規格を修正している。

30

B 1

124


20
15