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B 1122

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

2

4

  種類 

3

5

  形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方  

3

6

  表示 

12

6.1

  製品の表示  

12

6.2

  包装の表示  

12

附属書 JA(規定)ねじ部が 種∼種の十字穴付きタッピンねじ  

13

附属書 JB(規定)タッピンねじのねじ部が 種∼種の形状・寸法  

28

附属書 JC(規定)ねじ部が 種∼種の鋼製タッピンねじの機械的性質  

32

附属書 JD(規定)ねじ部が 種∼種のステンレス鋼製タッピンねじの機械的性質  

36

附属書 JE(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

39


B 1122

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1122:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

1122

:2015

十字穴付きタッピンねじ

Cross recessed head tapping screws

序文 

この規格は,2011 年に第 2 版として発行された ISO 7049ISO 7050 及び ISO 7051 を基に,対応する部

分(形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方)についてはこれを編集し,技術的内容を変更することなく

一体化して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の

一覧表にその説明を付けて,

附属書 JE に示す。

また,我が国における生産・使用の実態を反映するため,ISO 規格にはない次の附属書を示す。

附属書 JA(規定)ねじ部が 1 種∼4 種の十字穴付きタッピンねじ

附属書 JB(規定)タッピンねじのねじ部が 1 種∼4 種の形状・寸法

附属書 JC(規定)ねじ部が 1 種∼4 種の鋼製タッピンねじの機械的性質

附属書 JD(規定)ねじ部が 1 種∼4 種のステンレス鋼製タッピンねじの機械的性質

適用範囲 

この規格は,ねじの呼び ST2.2∼ST9.5 の十字穴付きタッピンねじの特性について規定する。

なお,ねじ部が JIS B 1007 によらない 1 種∼4 種の十字穴付きタッピンねじの特性は,

附属書 JA によ

る。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 7049:2011

,Cross-recessed pan head tapping screws

ISO 7050:2011

,Cross-recessed countersunk (flat) head tapping screws

ISO 7051:2011

,Cross-recessed raised countersunk (oval) head tapping screws(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

JIS B 0143

  締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味

注記  対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions

of dimensions

(IDT)

JIS B 0205-1

  一般用メートルねじ−第 1 部:基準山形


2

B 1122

:2015

JIS B 1007

  タッピンねじのねじ部

注記  対応国際規格:ISO 1478:1999,Tapping screws thread(IDT)

JIS B 1010

  締結用部品の呼び方

JIS B 1012

  ねじ用十字穴

注記  対応国際規格:ISO 4757:1983,Cross recesses for screws(MOD)

JIS B 1013

  皿頭ねじ−頭部の形状及びゲージによる検査

注記  対応国際規格:ISO 7721:1983,Countersunk head screws−Head configuration and gauging(IDT)

JIS B 1014

  皿頭ねじ−第 2 部  十字穴のゲージ沈み深さ

注記  対応国際規格:ISO 7721-2:1990,Countersunk flat head screws−Part 2: Penetration depth of cross

recesses

(IDT)

JIS B 1021

  締結用部品の公差−第 1 部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級 A,B

及び C

注記  対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−

Product grades A, B and C

(IDT)

JIS B 1044

  締結用部品−電気めっき

注記  対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)

JIS B 1046

  締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜

注記  対応国際規格:ISO 10683:2000,Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings(IDT)

JIS B 1047

  耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化

注記  対応国際規格:ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)

JIS B 1054-4

  耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第 4 部:タッピンねじ

注記  対応国際規格:ISO 3506-4:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel

fasteners

−Part 4: Tapping screws(IDT)

JIS B 1055

  熱処理を施した鋼製タッピンねじ−機械的性質

注記  対応国際規格:ISO 2702:2011,Heat-treated steel tapping screws−Mechanical properties(IDT)

JIS B 1071

  締結用部品−精度測定方法

JIS B 1091

  締結用部品−受入検査

注記  対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)

JIS B 1099

  締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項

注記  対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and nuts

(IDT)

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3507-2

  冷間圧造用炭素鋼−第 2 部:線

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験−試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101 による。


3

B 1122

:2015

種類 

十字穴付きタッピンねじの種類は,

表 による。

表 1−十字穴付きタッピンねじの種類 

種類

ねじ先の形状による種類

対応国際規格(参考)

十字穴付きなべタッピンねじ

C

形,F 形,R 形

ISO 7049 

十字穴付き皿タッピンねじ

ISO 7050 

十字穴付き丸皿タッピンねじ

ISO 7051 

形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 

十字穴付きタッピンねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方は,

表 による。

表 2−十字穴付きタッピンねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 

種類

形状・寸法

製品仕様

製品の呼び方(例)

十字穴付きなべタッピンねじ

図 及び表 3

表 

表 

十字穴付き皿タッピンねじ

図 及び表 6

表 

表 

十字穴付き丸皿タッピンねじ

図 及び表 9

表 10 

表 11 

形状・寸法の記号は,JIS B 0143 による。

製品の呼び方は,JIS B 1010 による。


4

B 1122

:2015

a)

   

b)

   

c)

   

d)

  形十字穴 e)  形十字穴 

a)

  a

は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から頭部座面までの長さ。

図 1−十字穴付きなべタッピンねじ(形,形,形)の形状 


5

B 1122

:2015

表 3−十字穴付きなべタッピンねじ(形,形,形)の寸法 

単位  mm

ねじの呼び ST2.2

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3 ST8 ST9.5

P

a)

0.8 1.1 1.3 1.4 1.6 1.8 1.8 2.1 2.1

最大 0.8 1.1 1.3 1.4 1.6 1.8 1.8 2.1 2.1

d

a

 

最大 2.8 3.5 4.1 4.9 5.6 6.3 7.3 9.2

10.7

d

k

 

最大 4.00 5.60

7.00

8.00

9.50

11.00

12.00

16.00

20.00

最小 3.70 5.30

6.64

7.64

9.14

10.57

11.57

15.57

19.48

最大 1.60 2.40

2.60

3.10

3.70

4.00

4.60 6.00 7.50

最小 1.40 2.15

2.35

2.80

3.40

3.70

4.30 5.60 7.10

最小 0.10 0.10

0.10

0.20

0.20

0.25

0.25 0.40 0.40

r

f

 

約  3.2 5.0 6.0 6.5 8.0  9.0 10.0 13.0 16.0

十字穴の番号 0

1

2

3

4

十字穴

H

参考 1.9 3.0 3.9 4.4 4.9 6.4 6.9 9.0

10.1

ゲージ沈み深さ

q

最大 1.20 1.80

1.90

2.40

2.90

3.10

3.60 4.70 5.80

最小 0.85 1.40

1.40

1.90

2.40

2.60

3.10 4.15 5.20

Z

参考 2.0 3.0 4.0 4.4 4.8 6.2 6.8 8.9

10.1

ゲージ沈み深さ

q

最大 1.20 1.75

1.90

2.35

2.75

3.00

3.50 4.50 5.70

最小 0.95 1.45

1.50

1.95

2.30

2.55

3.05 4.05 5.26

y  (参考)

C

形の場合 2.0 2.6 3.2 3.7 4.3 5.0 6.0 7.5 8.0

F

形の場合  1.6 2.1 2.5 2.8 3.2 3.6 3.6 4.2 4.2

R

形の場合

−  2.7 3.2 3.6 4.3 5.0 6.3 −

l

b)

呼び

長さ

C

形及び

R

形の場合

F

形の場合

最小

最大

最小

最大

4.5 3.7 5.3 3.7

4.5

6.5 5.7 7.3 5.7

6.5

9.5

8.7

10.3

8.7

9.5

   

13

12.2

13.8

12.2

13.0

   

16

15.2

16.8

15.2

16.0

      

19

18.2

19.8

18.2

19.0

      

22

21.2

22.8

20.7

22.0

      

25

24.2

25.8

23.7

25.0

      

32

30.7

33.3

30.7

32.0

      

38

36.7

39.3

36.7

38.0

      

45

43.7

46.3

43.5

45.0

      

50

48.7

51.3

48.5

50.0

      

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)は,太線の枠内とし,上段の太線より短い長さ(−印)のもの

は,製造してはならない。


6

B 1122

:2015

表 4−十字穴付きなべタッピンねじ(形,形,形)の製品仕様 

材料

ステンレス鋼

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

十字穴

JIS B 1012 

機械的性質  鋼種区分−硬さ区分

− A2-20H,A4-20H,A5-20H

適用規格

JIS B 1055 

JIS B 1054-4 

公差

部品等級 A

適用規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 

1044

による。

非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046 による。

不動態化の方法は,JIS B 1047 によ

る。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の協定

による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 5−十字穴付きなべタッピンねじ(形,形,形)の製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,ねじ先が R 形,呼び長さ l=16 mm,十字穴が Z 形の JIS B 1055 による鋼製(St)
の十字穴付きなべタッピンねじの場合

呼び方

十字穴付きなべタッピンねじ  JIS B 1122ISO 7049−ST3.5×16−St−R−Z

製品

ねじの呼び ST3.5,ねじ先が R 形,呼び長さ l=16 mm,十字穴が H 形の JIS B 1054-4 によるステンレ
ス鋼製(A4-20H)のステンレス鋼の十字穴付きなべタッピンねじの場合

呼び方

十字穴付きなべタッピンねじ  JIS B 1122ISO 7049−ST3.5×16−A4-20H−R−H

注記 1  図 1,表 3,表 及び表 は,ISO 7049 に一致している。


7

B 1122

:2015

a)

   

b)

   

c)

   

d)

  形十字穴 e)  形十字穴 

a)

かど部は,平ら又は丸み。

b)

  a

は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から JIS B 1007 で規定する

ねじの最大外径に等しい皿の位置までの長さ。

図 2−十字穴付き皿タッピンねじ(形,形,形)の形状 


8

B 1122

:2015

表 6−十字穴付き皿タッピンねじ(形,形,形)の寸法 

単位  mm

ねじの呼び ST2.2

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3 ST8 ST9.5

P

a)

0.8 1.1 1.3 1.4 1.6 1.8 1.8 2.1 2.1

最大 1.6 2.2 2.6 2.8 3.2 3.6 3.6 4.2 4.2

d

k

 

理論寸法の最大

b)

4.4  6.3  8.2  9.4 10.4 11.5 12.6 17.3 20.0

実寸法

最大 3.8 5.5 7.3 8.4 9.3

10.3

11.3

15.8

18.3

最小 3.5 5.2 6.9 8.0 8.9  9.9 10.9 15.4 17.8

最大 1.10 1.70

2.35

2.60

2.80

3.00

3.15 4.65 5.25

最大 0.8 1.2 1.4 1.6 2.0 2.2 2.4 3.2 4.0

十字穴の番号 0

1

2

3

4

シリーズ


深形︶

十字穴

H

参考 1.9 3.2 4.4 4.6 5.2 6.6 6.8 8.9

10.0

ゲ ー ジ 沈 み

深さ(q

最大 1.2 2.1 2.4 2.6 3.2 3.3 3.5 4.6 5.7

最小 0.9 1.7 1.9 2.1 2.7 2.8 3.0 4.0 5.1

Z

参考 2.0 3.0 4.1 4.4 4.9 6.3 6.6 8.8 9.8

ゲ ー ジ 沈 み
深さ(q

最大 1.20 2.01

2.20

2.51

3.05

3.18

3.45 4.60 5.64

最小 0.95 1.76

1.75

2.06

2.60

2.73

3.00 4.15 5.19

y(参考)

C

形の場合 2.0 2.6 3.2 3.7 4.3 5.0 6.0 7.5 8.0

F

形の場合  1.6 2.1 2.5 2.8 3.2 3.6 3.6 4.2 4.2

R

形の場合

−  2.7 3.2 3.6 4.3 5.0 6.3 −

l

c)

呼び 
長さ

C

形及び

R

形の場合

F

形の場合

最小

最大

最小

最大

4.5 3.7 5.3 3.7

4.5

6.5 5.7 7.3 5.7

6.5

9.5

8.7

10.3

8.7

9.5

   

13

12.2

13.8

12.2

13.0

   

16

15.2

16.8

15.2

16.0

      

19

18.2

19.8

18.2

19.0

      

22

21.2

22.8

20.7

22.0

      

25

24.2

25.8

23.7

25.0

      

32

30.7

33.3

30.7

32.0

      

38

36.7

39.3

36.7

38.0

      

45

43.7

46.3

43.5

45.0

      

50

48.7

51.3

48.5

50.0

      

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

理論寸法の最大は,JIS B 1013 による。

c)

ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)は,太線の枠内とし,上段の太線より短い長さ(−印)のもの

は,製造してはならない。

1


9

B 1122

:2015

表 7−十字穴付き皿タッピンねじ(形,形,形)の製品仕様 

材料

ステンレス鋼

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

十字穴

JIS B 1012

JIS B 1014

機械的性質  鋼種区分−硬さ区分

− A2-20H,A4-20H,A5-20H

適用規格

JIS B 1055 

JIS B 1054-4 

公差

部品等級 A

適用規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 

1044

による。

非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046 による。

不動態化の方法は,JIS B 1047 によ

る。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の協定

による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 8−十字穴付き皿タッピンねじ(形,形,形)の製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,ねじ先が R 形,呼び長さ l=16 mm,十字穴が Z 形の JIS B 1055 による鋼製(St)
の十字穴付き皿タッピンねじの場合

呼び方

十字穴付き皿タッピンねじ  JIS B 1122ISO 7050−ST3.5×16−St−R−Z

製品

ねじの呼び ST3.5,ねじ先が R 形,呼び長さ l=16 mm,十字穴が H 形の JIS B 1055 によるステンレス
鋼製(A4-20H)の十字穴付き皿タッピンねじの場合

呼び方

十字穴付き皿タッピンねじ  JIS B 1122ISO 7050−ST3.5×16−A4-20H−R−H

注記 2  図 2,表 6,表 及び表 は,ISO 7050 に一致している。


10

B 1122

:2015

a)

   

b)

   

c)

   

d)

  形十字穴 e)  形十字穴 

a)

かど部は,平ら又は丸み。

b)

  a

は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から JIS B 1007 で規定する

ねじの最大外径に等しい皿の位置までの長さ。

図 3−十字穴付き丸皿タッピンねじ(形,形,形)の形状 


11

B 1122

:2015

表 9−十字穴付き丸皿タッピンねじ(形,形,形)の寸法 

単位  mm

ねじの呼び ST2.2

ST2.9

ST3.5

ST4.2

ST4.8

ST5.5

ST6.3 ST8 ST9.5

P

a)

0.8 1.1 1.3 1.4 1.6 1.8 1.8 2.1 2.1

最大 1.6 2.2 2.6 2.8 3.2 3.6 3.6 4.2 4.2

d

k

 

理論寸法の最大

b)

4.4  6.3  8.2  9.4 10.4 11.5 12.6 17.3 20.0

実寸法

最大 3.8 5.5 7.3 8.4 9.3

10.3

11.3

15.8

18.3

最小 3.5 5.2 6.9 8.0 8.9  9.9 10.9 15.4 17.8

約  0.5 0.7 0.8 1.0 1.2 1.3 1.4 2.0 2.3

最大 1.10 1.70

2.35

2.60

2.80

3.00

3.15 4.65 5.25

最大 0.8 1.2 1.4 1.6 2.0 2.2 2.4 3.2 4.0

r

f

 

約  4.0 6.0 8.5 9.5 9.5 11.0

12.0

16.5

19.5

十字穴の番号 0

1

2

3

4

十字穴

H

参考 1.9 3.2 4.4 4.6 5.2 6.6 6.8 8.9

10.0

ゲージ沈み深さ

q

最大 1.2 2.1 2.4 2.6 3.2 3.3 3.5 4.6 5.7

最小 0.9 1.7 1.9 2.1 2.7 2.8 3.0 4.0 5.1

Z

参考 2.0 3.0 4.1 4.4 4.9 6.3 6.6 8.8 9.8

ゲージ沈み深さ

q

最大 1.20 2.01

2.20

2.51

3.05

3.18

3.45 4.60 5.64

最小 0.95 1.76

1.75

2.06

2.60

2.73

3.00 4.15 5.19

y  (参考)

C

形の場合 2.0 2.6 3.2 3.7 4.3 5.0 6.0 7.5 8.0

F

形の場合  1.6 2.1 2.5 2.8 3.2 3.6 3.6 4.2 4.2

R

形の場合

−  2.7 3.2 3.6 4.3 5.0 6.3 −

l

c)

呼び

長さ

C

形及び

R

形の場合

F

形の場合

最小

最大

最小

最大

4.5 3.7 5.3 3.7

4.5

6.5 5.7 7.3 5.7

6.5

9.5

8.7

10.3

8.7

9.5

   

13

12.2

13.8

12.2

13.0

   

16

15.2

16.8

15.2

16.0

      

19

18.2

19.8

18.2

19.0

      

22

21.2

22.8

20.7

22.0

      

25

24.2

25.8

23.7

25.0

      

32

30.7

33.3

30.7

32.0

      

38

36.7

39.3

36.7

38.0

      

45

43.7

46.3

43.5

45.0

      

50

48.7

51.3

48.5

50.0

      

a)

  P

は,ねじのピッチ。

b)

理論寸法の最大は,JIS B 1013 による。

c)

ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)は,太線の枠内とし,上段の太線より短い長さ(−印)のもの
は,製造してはならない。


12

B 1122

:2015

表 10−十字穴付き丸皿タッピンねじ(形,形,形)の製品仕様 

材料

ステンレス鋼

一般要求事項

JIS B 1099 

ねじ

JIS B 1007 

十字穴

JIS B 1012

JIS B 1014

機械的性質  鋼種区分−硬さ区分

− A2-20H,A4-20H,A5-20H

適用規格

JIS B 1055 

JIS B 1054-4 

公差

部品等級 A

適用規格

JIS B 1021 

仕上げ−皮膜

表面処理なし

電気めっきの要求がある場合は,JIS B 

1044

による。

非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046 による。

不動態化の方法は,JIS B 1047 によ

る。

付加的な要求又は他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の協定

による。

受入検査

受入検査は,JIS B 1091 による。

表 11−十字穴付き丸皿タッピンねじ(形,形,形)の製品の呼び方の例 

製品

ねじの呼び ST3.5,ねじ先が R 形,呼び長さ l=16 mm,十字穴が Z 形の JIS B 1055 による鋼製(St)
の十字穴付き丸皿タッピンねじの場合

呼び方

十字穴付き丸皿タッピンねじ  JIS B 1122ISO 7051−ST3.5×16−St−R−Z

製品

ねじの呼び ST3.5,ねじ先が R 形,呼び長さ l=16 mm,十字穴が H 形の JIS B 1054-4 によるステンレ
ス鋼製(A4-20H)の十字穴付き丸皿タッピンねじの場合

呼び方

十字穴付き丸皿タッピンねじ  JIS B 1122ISO 7051−ST3.5×16−A4-20H−R−H

注記 3  図 3,表 9,表 10 及び表 11 は,ISO 7051 に一致している。

表示 

6.1 

製品の表示 

十字穴付きタッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。

6.2 

包装の表示 

この規格に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。

a)

規格名称又は規格番号

b)

タッピンねじの種類(十字穴の種類を含める。

c)

ねじ先の種類

d)

ねじの呼び×呼び長さ

e)

材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。

f)

数量

g)

指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。

h)

製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。


13

B 1122

:2015

附属書 JA

(規定)

ねじ部が 1 種∼4 種の十字穴付きタッピンねじ

JA.1 

適用範囲 

この附属書は,ねじ部が

附属書 JB で規定する 1 種∼4 種の鋼製及びステンレス鋼製の十字穴付きタッピ

ンねじの特性について規定する。

注記 1  この附属書で規定する十字穴付きなべタッピンねじ,十字穴付き皿タッピンねじ及び十字穴

付き丸皿タッピンねじは,それぞれ ISO 7049ISO 7050 及び ISO 7051 に規定するものとは

異なり,将来廃止するので新規設計の機器,部位などには使用しないのがよい。

注記 2  この附属書で規定する鋼製及びステンレス鋼製の十字穴付きタッピンねじは,以下,それぞ

れ“鋼タッピンねじ”及び“ステンレスタッピンねじ”といい,それらを総称する場合は,

単に“タッピンねじ”という。

JA.2 

種類 

タッピンねじの種類は,

表 JA.1 による。

表 JA.1−タッピンねじの種類 

種類

ねじ部の種類

十字穴付きなべタッピンねじ

1

2

3

4

十字穴付き皿タッピンねじ

十字穴付き丸皿タッピンねじ

十字穴付きトラスタッピンねじ

十字穴付きバインドタッピンねじ

十字穴付きブレジャタッピンねじ

JA.3 

形状・寸法 

タッピンねじの形状・寸法は,

表 JA.2 による。ただし,十字穴の形状・寸法は,JIS B 1012 の H 形に

より,ねじ部の形状・寸法は,

附属書 JB の 1 種,2 種,3 種及び 4 種による。

表 JA.2−タッピンねじの形状・寸法 

種類

形状・寸法

十字穴付きなべタッピンねじ

表 JA.3 

十字穴付き皿タッピンねじ

表 JA.4 

十字穴付き丸皿タッピンねじ

表 JA.5 

十字穴付きトラスタッピンねじ

表 JA.6 

十字穴付きバインドタッピンねじ

表 JA.7 

十字穴付きブレジャタッピンねじ

表 JA.8 

JA.4 

材料及び熱処理 

タッピンねじの材料及び熱処理は,次による。

a)

鋼タッピンねじの材料及び熱処理は,JC.2 による。


14

B 1122

:2015

b)

ステンレスタッピンねじの材料及び熱処理は,JD.2 による。

JA.5 

機械的性質 

タッピンねじの機械的性質は,次による。

a)

鋼タッピンねじの機械的性質は,JC.3 による。

b)

ステンレスタッピンねじの機械的性質は,JD.3 による。

JA.6 

表面状態 

タッピンねじの表面は,滑らかで使用上有害な割れ,きず,かえり,ばり,さびなどの欠陥があっては

ならない。

JA.7 

表面処理 

タッピンねじには,一般に表面処理を施さない。特にめっきその他の表面処理を必要とする場合は,注

文者が指定する。

なお,電気めっきを施す場合は,JIS B 1044 による。

JA.8 

検査 

JA.8.1 

形状・寸法検査 

タッピンねじの形状・寸法検査は,次による。

a)

ねじ部の形状・寸法検査は,直接測定によって行い,JB.3 に適合しなければならない。

b)

十字穴の形状・寸法検査は,ゲージ沈み深さ(q)及び十字穴とゲージとの食付きを調べる。

ゲージ沈み深さ(q)については,JIS B 1012 の 3.2.2(H 形十字穴のゲージ沈み深さ q)によって測

定し,その値が,

表 JA.3∼表 JA.8 の値(q)に適合しなければならない。

十字穴とゲージとの食付きについては,JIS B 1012 の 3.2.3(H 形十字穴とゲージとの食い付き)に

よって行い,タッピンねじが自重によって脱落しなければよい。ただし,呼び長さ(l)が呼び径の 5

倍を超えるものには適用しない。

なお,十字穴の翼長さ(m)は,検査の対象としない。

c)

ねじ部と十字穴とを除く部分の形状・寸法検査は,JIS B 1071 の各部寸法の測定方法又はこれに代わ

る方法によって行い,その値が,

表 JA.3∼表 JA.8 の値に適合しなければならない。

JA.8.2 

機械的性質検査 

タッピンねじの機械的性質検査は,次による。

a)

鋼製タッピンねじは,JC.4 によって行い,JC.3 に適合しなければならない。ただし,頭部のじん性の

検査は,皿及び丸皿タッピンねじには適用しない。

b)

ステンレス鋼製タッピンねじは,JD.4 によって行い,JD.3 に適合しなければならない。ただし,頭部

のじん性の検査は,皿及び丸皿タッピンねじには適用しない。

JA.8.3 

表面状態検査 

表面状態の検査は,目視によって行い,JA.6 に適合しなければならない。

JA.8.4 

受入検査 

受入検査手順は,特に指定がない限り,JIS B 1091 による。


15

B 1122

:2015

JA.9 

製品の呼び方 

タッピンねじの呼び方は,規格番号

1)

,タッピンねじの種類,ねじ部の種類,呼び径×呼び長さ,材料

及び指定事項

2)

による。

例  JIS B 1122  なべタッピンねじ

−  4 種  −  4×12

−  A2K

3)

            十字穴付き皿タッピンねじ

−  2 種  −  3×10

−  SUS 305-WSA

   ||

||

||

||

||

||

(規格番号)  (タッピンねじの種類)

(ねじ部  (呼び径×

(材料)  (指定事項)

   

の種類)  呼び長さ)

1)

規格番号は,特に必要がなければ省略してもよい。ただし,省略した場合は,タッピンねじの

種類の前に“十字穴付き”を付け加える。

2)

指定事項は,表面処理の種類などを必要に応じて示す。

3)

 A2K

は,JIS B 1044 

附属書 E(ねじ部品の電気めっきのための呼び方のコード,システム A)

の記号による。

JA.10 

表示 

JA.10.1 

製品の表示 

タッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。

JA.10.2 

包装の表示 

この附属書の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。

a)

規格名称又は規格番号

b)

タッピンねじの種類

c)

ねじ部の種類

d)

呼び径×呼び長さ

e)

材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。

f)

数量

g)

指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。

h)

製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。


16

B 1122

:2015

表 JA.3−十字穴付きなべタッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法 


17

B 1122

:2015

表 JA.3−十字穴付きなべタッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法(続き) 

単位  mm

ねじの呼び径 2

a)

 2.5

a)

3 3.5 4 4.5 5  6

d

a

 

最大

2.6 3.1 3.6 4.1 4.7 5.2 5.7 6.8

d

k

 

基準寸法 3.5 4.5 5.5 6  7  8  9  10.5

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

0

−0.7

基準寸法 1.3 1.7 2  2.3 2.6 2.9 3.3 3.9

許容差

±0.1

±0.15

±0.2

r

f1

 

4.5

6 7 8 9

11

12

14

r

f2

 

0.6 0.8 1.0 1.0 1.3 1.5 1.6 1.9

十字穴

H

参考

2.2 2.6 3.6 3.9 4.2 4.6 4.9 6.3

q(ゲージ沈
み深さ)

最大

1.01 1.42

1.43

1.73

2.03

2.43 2.73 2.86

最小

0.60 1.00

0.86

1.15

1.45

1.83 2.14 2.26

十字穴の番号 1

2

3

最小 0.1

0.2

0.25

E

b)

最大 0.15

0.2  0.25  0.3  0.35  0.4

F

b)

最大 0.1

0.15

0.2

0.25  0.3

最大

2

°

l

c)

呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。

ただし,×印のものは 1 種及び 4 種には適用しない。

呼び

長さ

1

種・4 種

2

種・3 種

最小

最大

最小

最大

4 3.2 4.8

3.2

4

×

5 4.2 5.8

4.2

5

×

6 5.2 6.8

5.2

6

×

×

8

7.2

8.8

7.2

8

   

×

×

10

9.2

10.8

9.2

10

   

×

×

12

11.2

12.8

11.2

12

   

×

14

13.2

14.8

13.2

14

   

16

15.2

16.8

15.2

16

   

20

19.2

20.8

18.8

20

   

25

24.2

25.8

23.8

25

   

30

28.8

31.2

28.8

30

   

35

33.8

36.2

33.8

35

   

40

38.8

41.2

38.4

40

   

50

48.8

51.2

48.4

50

   

ねじは,首下まで加工するものとし,1 種,2 種及び 4 種の不完全ねじ部は 1 ピッチ以下,3 種は 2 ピッチ以下と

する。

不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から座面までとする。

とがり先は 4 種を用い,1 種はなるべく用いない。

 

a)

呼び径 2 mm 及び 2.5 mm のものには,1 種を用いない。

b)

  E

及び は,軸心に対する偏心とする。

c)

呼び長さ は,指定によってこの表以外のものを使用することができる。


18

B 1122

:2015

表 JA.4−十字穴付き皿タッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法 


19

B 1122

:2015

表 JA.4−十字穴付き皿タッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法(続き) 

単位  mm

ねじの呼び径 2

a)

 2.5 

a)

3 3.5 4 4.5 5  6

d

k

基準寸法

4 5 6 7 8 9

10

12

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

0

−0.7

k

b)

基準寸法 1.2 1.45

1.75

2  2.3 2.55

2.8 3.4

許容差 0

−0.2

0

−0.3

0

−0.4

約 0.2 0.25

0.3 0.4

十字穴

H

参考

2.2 2.6 3.6 4.1 4.5 4.9 5.1 6.7

q(ゲージ沈
み深さ)

最大

1.01 1.42

1.43

1.93

2.33

2.73 2.93 3.26

最小

0.65 1.05

0.91

1.40

1.79

2.19 2.38 2.70

十字穴の番号 1

2

3

最大 0.6  0.8  1.0

1.2

1.4

E

c)

最大 0.15

0.2  0.25  0.3  0.35  0.4

F

c)

最大 0.1

0.15

0.2

0.25  0.3

最大

2

°

l

d)

呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。 
ただし,×印のものは 1 種及び 4 種には適用しない。

呼び

長さ

1

種・4 種

2

種・3 種

最小

最大

最小

最大

4 3.2 4.8

3.2

4

×

5 4.2 5.8

4.2

5

×

6 5.2 6.8

5.2

6

×

×

8 7.2 8.8

7.2

8

×

×

×

10 9.2

10.8

9.2

10

×

×

×

×

12

11.2

12.8

11.2

12

   

×

×

14

13.2

14.8

13.2

14

   

×

16

15.2

16.8

15.2

16

   

20

19.2

20.8

18.8

20

   

25

24.2

25.8

23.8

25

   

30

28.8

31.2

28.8

30

   

35

33.8

36.2

33.8

35

   

40

38.8

41.2

38.4

40

   

50

48.8

51.2

48.4

50

   

ねじは首下まで加工するものとし,不完全ねじ部は 2 ピッチ以下とする。

不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所からねじの呼び径に等しい皿の位置までとする。 
とがり先は 4 種を用い,1 種はなるべく用いない。

a)

呼び径 2 mm 及び 2.5 mm のものには,1 種を用いない。

b)

頭部の高さ(k)は,呼び径の延長線と皿面との交点を起点として設定した値である。

c)

  E

及び は,軸心に対する偏心とする。

d)

呼び長さ は,指定によってこの表以外のものを使用することができる。


20

B 1122

:2015

表 JA.5−十字穴付き丸皿タッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法 


21

B 1122

:2015

表 JA.5−十字穴付き丸皿タッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法(続き) 

単位  mm

ねじの呼び径 2

a)

 2.5 

a)

3 3.5 4 4.5 5  6

d

k

基準寸法

4 5 6 7 8 9

10

12

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

0

−0.7

k

b)

基準寸法 1.2 1.45

1.75

2  2.3 2.55

2.8 3.4

許容差 0

−0.2

0

−0.3

0

−0.4

約 0.2 0.25

0.3 0.4

0.4 0.55

0.7 0.8 0.9 1  1.2 1.4

kf

基準寸法 1.6 2  2.45

2.8 3.2 3.55

4  4.8

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

十字穴

H

参考

2.4 2.9 3.8 4.3 4.7 5.1 5.3 6.9

q(ゲージ沈
み深さ)

最大

1.21 1.72

1.63

2.13

2.53

2.93 3.13 3.46

最小

0.85 1.34

1.11

1.60

1.99

2.38 2.58 2.90

十字穴の番号 1

2

3

最大 0.6  0.8  1.0

1.2

1.4

E

c)

最大 0.15

0.2  0.25  0.3  0.35  0.4

F

c)

最大 0.1

0.15

0.2

0.25  0.3

最大

2

°

l

d)

呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。

ただし,×印のものは 1 種及び 4 種には適用しない。

呼び

長さ

1

種・4 種

2

種・3 種

最小

最大

最小

最大

4 3.2

4.8

3.2

4

×

5 4.2

5.8

4.2

5

×

6 5.2

6.8

5.2

6

×

×

8 7.2

8.8

7.2

8

×

×

×

10

9.2

10.8

9.2

10

 

×

×

×

×

12

11.2

12.8

11.2

12

    

×

×

14

13.2

14.8

13.2

14

    

×

16

15.2

16.8

15.2

16

    

20

19.2

20.8

18.8

20

    

25

24.2

25.8

23.8

25

    

30

28.8

31.2

28.8

30

    

35

33.8

36.2

33.8

35

    

40

38.8

41.2

38.4

40

    

50

48.8

51.2

48.4

50

    

ねじは首下まで加工するものとし,不完全ねじ部は 2 ピッチ以下とする。 
不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所からねじの呼び径に等しい皿の位置までとする。

とがり先は 4 種を用い,1 種はなるべく用いない。

 

a)

呼び径 2 mm 及び 2.5 mm のものには,1 種を用いない。

b)

頭部の高さ(k)は,呼び径の延長線と皿面との交点を起点として設定した値である。

c)

  E

及び は,軸心に対する偏心とする。

d)

呼び長さ は,指定によってこの表以外のものを使用することができる。


22

B 1122

:2015

表 JA.6−十字穴付きトラスタッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法 


23

B 1122

:2015

表 JA.6−十字穴付きトラスタッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法(続き) 

単位  mm

ねじの呼び径 2

a)

 2.5 

a)

3 3.5 4 4.5 5  6

d

a

最大

2.6 3.1 3.6 4.1 4.7 5.2 5.7 6.8

d

k

基準寸法 4.5 5.7 6.9 8.1 9.4

10.6

11.8

14

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

0

−0.7

基準寸法 1.2 1.5 1.9 2.2 2.5 2.8 3.1 3.7

許容差

±0.1

±0.15

±0.2

r

f

 

3  3.7 4.6 5.4 6.1 6.9 7.7 9.1

十字穴

H

参考

2.2 2.5 2.9 4.0 4.3 4.7 5.0 6.3

q(ゲージ沈
み深さ)

最大

1.01 1.32

1.72

1.83

2.13

2.53 2.83 2.86

最小

0.65 0.95

1.34

1.30

1.60

1.99 2.29 2.31

十字穴の番号 1

2

3

最小 0.1

0.2

0.25

E

b)

最大 0.15

0.2 0.25  0.3 0.35  0.4

F

b)

最大 0.1

0.15

0.2

0.25  0.3

最大

2

°

l

c)

呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。

ただし,×印のものは 1 種及び 4 種には適用しない。

呼び

長さ

1

種・4 種

2

種・3 種

最小

最大

最小

最大

4 3.2

4.8

3.2

4

×

5 4.2

5.8

4.2

5

×

6 5.2

6.8

5.2

6

×

×

8

7.2

8.8

7.2

8

   

×

×

10

9.2

10.8

9.2

10

   

×

×

12

11.2

12.8

11.2

12

   

×

14

13.2

14.8

13.2

14

      

16

15.2

16.8

15.2

16

      

20

19.2

20.8

18.8

20

      

25

24.2

25.8

23.8

25

      

30

28.8

31.2

28.8

30

      

35

33.8

36.2

33.8

35

      

40

38.8

41.2

38.4

40

      

ねじは,首下まで加工するものとし,1 種,2 種及び 4 種の不完全ねじ部は 1 ピッチ以下,3 種は 2 ピッチ以下と

する。

不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から座面までとする。

とがり先は 4 種を用い,1 種はなるべく用いない。

a)

呼び径 2 mm 及び 2.5 mm のものには,1 種を用いない。

b)

  E

及び は,軸心に対する偏心とする。

c)

呼び長さ は,指定によってこの表以外のものを使用することができる。


24

B 1122

:2015

表 JA.7−十字穴付きバインドタッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法 


25

B 1122

:2015

表 JA.7−十字穴付きバインドタッピンねじ(種,種,種及び 種)の形状・寸法(続き) 

単位  mm

ねじの呼び径 2

a)

 2.5

a)

3 3.5 4 4.5 5  6

d

a

最大

2.6 3.1 3.6 4.1 4.7 5.2 5.7 6.8

d

k

基準寸法 4.3 5.3 6.3 7.3 8.3 9.3

10.3

12.4

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

0

−0.7

0.85

1  1.3 1.5 1.7 1.9 2.1 2.4

基準寸法 0.35

0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1  1.3

許容差

±0.1

±0.15

kf

基準寸法 1.2 1.5 1.9 2.2 2.5 2.8 3.1 3.7

許容差

±0.15

±0.2

十字穴

H

参考

2.2 2.5 3.7 4.0 4.3 4.7 5.0 6.3

q(ゲージ沈
み深さ)

最大

1.01 1.32

1.53

1.83

2.13

2.53 2.83 2.86

最小

0.65 0.95

1.01

1.30

1.60

1.99 2.29 2.31

十字穴の番号 1

2

3

最小 0.1

0.2

0.25

E

b)

最大 0.15

0.2 0.25  0.3 0.35  0.4

F

b)

最大 0.1

0.15

0.2

0.25  0.3

最大

2

°

l

c)

呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。

ただし,×印のものは 1 種及び 4 種には適用しない。

呼び

長さ

1

種・4 種

2

種・3 種

最小

最大

最小

最大

4 3.2

4.8

3.2

4

×

5 4.2

5.8

4.2

5

×

6 5.2

6.8

5.2

6

×

×

8

7.2

8.8

7.2

8

   

×

×

10

9.2

10.8

9.2

10

   

×

×

12

11.2

12.8

11.2

12

   

×

14

13.2

14.8

13.2

14

      

16

15.2

16.8

15.2

16

      

20

19.2

20.8

18.8

20

      

25

24.2

25.8

23.8

25

      

30

28.8

31.2

28.8

30

      

35

33.8

36.2

33.8

35

      

40

38.8

41.2

38.4

40

      

ねじは,首下まで加工するものとし,1 種,2 種及び 4 種の不完全ねじ部は 1 ピッチ以下,3 種は 2 ピッチ以下と

する。

不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から座面までとする。

とがり先は 4 種を用い,1 種はなるべく用いない。

a)

呼び径 2 mm 及び 2.5 mm のものには,1 種を用いない。

b)

  E

及び は,軸心に対する偏心とする。

c)

呼び長さ は,指定によってこの表以外のものを使用することができる。


26

B 1122

:2015

表 JA.8−十字穴付きブレジャタッピンねじ(種,種 種及び 種)の形状・寸法 


27

B 1122

:2015

表 JA.8−十字穴付きブレジャタッピンねじ(種,種 種及び 種)の形状・寸法(続き) 

単位  mm

ねじの呼び径 2

a)

 2.5

a)

3 3.5 4 4.5 5  6

d

a

 

最大

2.6 3.1 3.6 4.1 4.7 5.2 5.7 6.8

d

k

 

基準寸法 4.2 5.5 6.4 7.4 8.5 9.5 10.6

12.5

許容差 0

−0.4

0

−0.5

0

−0.6

0

−0.7

基準寸法 1.5 2.0 2.45

2.6 2.7 3.05

3.4 4.1

許容差

±0.1

±0.15

±0.2

r

f

 

2.2 2.9 3.4 3.9 4.6 5.1 5.7 6.7

十字穴

H

参考

2.2 2.6 3.8 3.9 4.1 4.5 4.9 6.3

q(ゲージ沈
み深さ)

最大 1.01

1.42

1.63

1.73

1.93

2.33

2.73

2.86

最小 0.63

1.00

1.06

1.16

1.35

1.74

2.14

2.26

十字穴の番号 1

2

3

最小 0.1

0.2

0.25

E

b)

最大 0.15

0.2  0.25  0.3  0.35  0.4

F

b)

最大 0.1

0.15

0.2

0.25  0.3

最大

2

°

l

c)

呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。

ただし,×印のものは 1 種及び 4 種には適用しない。

呼び

長さ

1

種・4 種

2

種・3 種

最小

最大

最小

最大

4  3.2 4.8 3.2

4

×

5  4.2 5.8 4.2

5

×

6  5.2 6.8 5.2

6

×

×

8

7.2

8.8

7.2

8

  

×

×

10

9.2

10.8

9.2

10

  

×

×

12

11.2

12.8

11.2

12

  

×

14

13.2

14.8

13.2

14

  

16

15.2

16.8

15.2

16

  

20

19.2

20.8

18.8

20

  

25

24.2

25.8

23.8

25

  

30

28.8

31.2

28.8

30

  

35

33.8

36.2

33.8

35

  

40

38.8

41.2

38.4

40

  

ねじは,首下まで加工するものとし,1 種,2 種及び 4 種の不完全ねじ部は 1 ピッチ以下,3 種は 2 ピッチ以下と

する。

不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から座面までとする。

とがり先は 4 種を用い,1 種はなるべく用いない。

a)

呼び径 2 mm 及び 2.5 mm のものには,1 種を用いない。

b)

  E

及び は,軸心に対する偏心とする。

c)

呼び長さ は,指定によってこの表以外のものを使用することができる。


28

B 1122

:2015

附属書 JB

(規定)

タッピンねじのねじ部が 1 種∼4 種の形状・寸法

JB.1 

適用範囲 

この附属書は,JIS B 1007 によらないタッピンねじのねじ部が 1 種∼4 種の形状・寸法について規定す

る。

注記  この附属書でねじ部が 1 種∼4 種を総称する場合は,単に“ねじ部”という。

JB.2 

種類 

ねじ部の種類は,ねじ山及びねじ先の形状・寸法によって区分し,1 種,2 種,3 種及び 4 種の 4 種類と

する。

JB.3 

形状・寸法 

ねじ部の形状・寸法は,

表 JB.1 による。

表 JB.1−ねじ部の形状・寸法 

種類

形状・寸法

1

表 JB.2 

2

種及び 4 種

表 JB.3 

3

表 JB.4 


29

B 1122

:2015

表 JB.2−ねじ部(種)の形状・寸法 

単位  mm

呼び径

3 3.5 4 4.5 5  6  8

最大 3.1

3.65

4.15

4.65

5.2

6.2

8.2

最小

3 3.5

4 4.5

5 6 8

d

1

最大 2.2

2.6

3

3.3

3.7

4.5

6

最小

2.1 2.5 2.9 3.2 3.5 4.3 5.8

1.06

1.41

1.59

1.81

2.12

2.54 2.82

ねじの山数 25.4

mm

につき

24 18 16 14 12 10  9

最大 0.1  0.15

テーパ部には,その長さの 1/2 以上の部分にわたってねじ山がなければならない。


30

B 1122

:2015

表 JB.3−ねじ部(種及び 種)の形状・寸法 

単位  mm

呼び径

2 2.5 3 3.5 4 4.5 5  6  8

最大

2 2.5

3 3.5

4 4.5

5 6 8

最小

1.9 2.4 2.9 3.4 3.85

4.35

4.85 5.85 7.8

d

1

最大

1.5 1.9 2.3 2.7 3  3.4 3.8 4.6 6.1

最小

1.4 1.8 2.2 2.6 2.9 3.3 3.6 4.4 5.9

d

3

最大

1.4 1.8 2.2 2.6 2.9 3.3 3.6 4.4 5.9

最小

1.2

1.6

2 2.4

2.7

3 3.3

4 5.4

0.63 0.91

1.06

1.27

1.41

1.59

1.81 2.12

ねじの山数 25.4

mm

につき

40 28 24 20 18

16

14 12

最大 0.1 0.15

短い 
ねじ先

最大

1.3 1.8 2.1 2.5 2.8

3.2

3.6 4.2

最小

0.95

1.4

1.5

1.9

2.1 2.4 2.7

3.2

長い

ねじ先

最大

1.6 2.3 2.6 3.2 3.5

4

4.5 5.3

最小

1.3 1.8 2.1 2.5 2.8

3.2

3.6 4.2

2

種におけるテーパ部の長さ は,呼び径に対するねじ長さが

表 JB.5 の値以下を短いねじ先,これを超える

ものを長いねじ先とする。

2

種のテーパ部には,その長さの 1/2 以上の部分にわたってねじ山がなければならない。

2

種においては注文者の指定がある場合は,先端に溝を入れることができる。

4

種は,2 種をとがり先にしたものであって,テーパ部には,その長さの 1/2 以上の部分にわたってねじ山が

なければならない。


31

B 1122

:2015

表 JB.4−ねじ部(種)の形状・寸法 

単位  mm

呼び径

2 2.5 3 (3.5) 4 (4.5) 5  6  8

ねじの呼び

M2 M2.5 M3

(M3.5)

M4

(M4.5)

M5 M6 M8

最大 1.98  2.48  2.98  3.47  3.97 4.47 4.97 5.97 7.96

最小 1.89  2.38  2.87  3.36  3.84 4.34 4.84 5.82 7.79

d

1

最大 1.46  1.90  2.33  2.69  3.06 3.50 3.93 4.67 6.34

最小 1.37  1.80  2.22  2.57  2.93 3.36 3.78 4.50 6.14

d

3

最大 1.37  1.80  2.22  2.57  2.93 3.36 3.78 4.50 6.14

最小 1.23  1.63  2.02  2.37  2.67 3.10 3.48 4.17 5.75

0.4 0.45

0.5 0.6 0.7 0.75

0.8 1  1.25

短い

ねじ先

最大

1.6 1.8 2  2.4 2.8 3  3.2 4  5

最小 1.4

1.6

1.8

2.1

2.4 2.6 2.8 3.5 4.4

長い

ねじ先

最大 1.8

2.0

2.3

2.7

3.2 3.4 3.6 4.5 5.6

最小

1.6 1.8 2  2.4 2.8 3  3.2 4  5

(参考) 
有効径

最大 1.72  2.19  2.66  3.08  3.52 3.98 4.45 5.32 7.15

最小 1.66  2.12  2.58  3.01  3.43 3.89 4.36 5.22 7.04

呼び径に括弧を付けたものは,なるべく用いない。

ねじの基準山形は,JIS B 0205-1 による。 
テーパ部の長さ は,呼び径に対するねじ長さが

表 JB.5 の値以下を短いねじ先,これを超えるものを長いねじ

先とする。

有効径は,参考として示したもので,検査の対象としない。 
注文者の指定がある場合は,先端に溝を入れることができる。

表 JB.5−呼び径に対するねじ長さ 

単位  mm

呼び径

2 2.5 3 3.5 4 4.5 5  6  8

ねじ長さ  3.2 4.5 5.3 6.4  7

8

9  10

ねじ長さとは,首下から先端までの長さであって,なべ,トラス,バインドなどでは呼

び長さ に一致するが,皿小ねじ及び丸皿小ねじでは呼び長さ からこの寸法に含まれる

頭部の高さ を差し引いた長さである(

図 JB.1 参照)。

図 JB.1−ねじ長さ 


32

B 1122

:2015

附属書 JC

(規定)

ねじ部が 1 種∼4 種の鋼製タッピンねじの機械的性質

JC.1 

適用範囲 

この附属書は,

附属書 JB に規定するねじ部が 1 種∼4 種の鋼製タッピンねじの機械的性質及びその試験

方法について規定する。

JC.2 

材料及び熱処理 

鋼製タッピンねじの材料は,一般に JIS G 3507-2 又は JIS G 4051 に規定する炭素鋼とし,冷間加工後に

浸炭焼入焼戻しを施す。

JC.3 

機械的性質 

JC.3.1 

硬さ 

表面硬さ及び心部硬さは,JC.4.1 の試験を行ったとき,

表 JC.1 に適合しなければならない。

表 JC.1−硬さ 

区分

呼び径

(mm)

ビッカース硬さ

最小

最大

表面硬さ

2

∼8 450

HV0.3

心部硬さ

2

∼4

200 HV5

400 HV5

4.5

∼8

200 HV10

400 HV10

JC.3.2 

浸炭硬化層深さ 

浸炭硬化層深さは,JC.4.2 の試験を行ったとき,

表 JC.2 に適合しなければならない。

表 JC.2−浸炭硬化層深さ 

単位  mm

呼び径

浸炭硬化層深さ

最小

最大

2

,2.5 0.04

0.10

3

,3.5 0.05

0.18

4

,4.5,5 0.10  0.23

6

,8 0.15

0.28

JC.3.3 

ミクロ組織 

ミクロ組織は,JC.4.3 の試験を行ったとき,正常な組織になっており,表面硬化層と心部との間に,帯

状のフェライト層があってはならない。

JC.3.4 

ねじ込み性 

ねじ込み性は,JC.4.4 の試験を行ったとき,タッピンねじのねじ山が著しく変形することなく,試験用

鋼板にめねじを成形することができるものでなければならない。

JC.3.5 

ねじり強さ 

ねじり強さは,JC.4.5 の試験を行ったとき,

表 JC.3 のねじりトルク以下で破壊するものであってはなら


33

B 1122

:2015

ない。

表 JC.3−ねじりトルク 

単位  N・m

呼び径(mm)

2 2.5 3 3.5 4 4.5 5  6  8

ねじ部の

種類

1

−  1.37 2.26 3.53 4.80 6.47 11.77

28.44

2

種,4 種  0.42 0.88 1.57 2.55 3.53 5.20 7.06 12.75

29.91

3

0.39 0.91 1.67 2.55 3.73 5.59 7.94 13.24

33.83

JC.3.6 

頭部のじん性 

タッピンねじの頭部とねじ部との付け根は,JC.4.6 の試験を行ったとき,ねじ部に割れが生じてもよい

が,頭が取れたり,首下丸み部に割れが生じてはならない。

JC.4 

試験方法 

JC.4.1 

硬さ試験 

表面硬さ及び心部硬さの試験は,次による。

a)

表面硬さ試験  表面硬さ試験は,JIS Z 2244 によって行う。測定位置は,できるだけ頭部の平らな面

とする。

b)

心部硬さ試験  心部硬さ試験は,JIS Z 2244 によって行う。測定位置は,ねじの先端から十分離れた

平行ねじ部を軸線に対して直角に切断した横断面の谷底と軸線とのほぼ中間点とする。

JC.4.2 

浸炭硬化層深さ試験 

浸炭硬化層深さ試験は,平行ねじ部の軸心を含む縦断面で,ねじ山の頂と谷底とのほぼ中間のフランク

の硬化層組織分界線を倍率 100 倍程度の顕微鏡で測定する。ただし,ねじの呼び径 4 mm 以下のものは,

ねじ谷底部を測定箇所とする。

なお,断面は研磨仕上げした後,3 %のナイタル(濃硝酸のエチルアルコール液)に浸して腐食させて

測定する。

JC.4.3 

ミクロ組織試験 

ミクロ組織試験は,平行ねじ部の軸心を含む縦断面を倍率 100 倍程度の顕微鏡で拡大して観察する。

なお,断面は研磨仕上げした後,3 %のナイタルに浸して腐食させる。

JC.4.4 

ねじ込み試験 

ねじ込み試験は,JIS G 3141 の SPCC

1)

を用い,それぞれの呼び径に対して

表 JC.4 に示す板厚及び穴径

の試験用鋼板の穴に,油を付けない状態で中断することなくタッピンねじの先端テーパ部が貫通するまで

ねじ込みを行う。

1)

 SPCC

の硬さは,70 HRB∼85 HRB とする。


34

B 1122

:2015

表 JC.4−ねじ込み試験用鋼板の厚さと穴径 

単位  mm

呼び径

板厚

穴径

最小

最大

1

種・2 種・4 種

3

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

2 1.17

1.30

1.8

+0.05

0

1.8

+0.05

0

2.5 2.1

2.2

3 2.6

2.7

3.5 1.85 2.06  3.0

3.1

4 3.4

3.6

4.5 3.10 3.23  3.9

4.0

5 4.4

4.5

6 5.2

5.4

JC.4.5 

ねじり強さ試験 

ねじり強さ試験は,供試品のタッピンねじ(表面処理の有無に関係なく,受領したときの状態のまま)

の軸を,

そのねじ部に適合する半割りのねじ付きダイス又はそれに代わるつかみジグに固定する。

その際,

ねじの固定部分にきずを付けずに,平行ねじ部の二山以上がつかみジグの外側に残り,かつ,テーパ部を

除いた並行ねじ部の二山以上がつかみジグの中にあるように固定する。ねじ先部を除く部分で破壊が起こ

ることを保障するような袋穴の深さであれば,固定ジグの代わりに袋穴を用いてもよい(

図 JC.1 参照)。

校正された適切なトルク測定装置によって,タッピンねじが破壊するまでトルクを加える。

JC.4.6 

頭部のじん性試験 

頭部のじん性試験は,タッピンねじを

図 JC.2 に示すようなジグに差し込み

2)

,頭部座面がジグに接する

まで頭部をハンマで打撃したとき,頭が取れたり,首下丸み部に割れが生じたかどうかを調べる。

2)

頭部の形状が六角の場合は,その辺がジグに接するようにする。

1

半割りねじ付きダイス又はねじインサート

2

袋穴付きねじインサート

3

半割りねじ付きダイス

図 JC.1−ねじり強さ試験装置(例) 


35

B 1122

:2015

単位  mm

ジグの硬さ:

d

l

α

β

50 HRC

以上

ねじの呼び径

ねじの呼び長さ 
l<2の場合  15° 
l≧2の場合  10° 
110

°∼120°

図 JC.2−頭部じん性試験用ジグ 


36

B 1122

:2015

附属書 JD

(規定)

ねじ部が 1 種∼4 種のステンレス鋼製タッピンねじの機械的性質

JD.1 

適用範囲 

この附属書は,

附属書 JB に規定するねじ部が 1 種∼4 種のステンレス鋼製タッピンねじの機械的性質及

びその試験方法について規定する。

JD.2 

材料及び熱処理 

タッピンねじの材料は,オーステナイト系又はマルテンサイト系のステンレス鋼とする。オーステナイ

ト系のものは冷間加工のままとし,マルテンサイト系のものは焼入焼戻しを施す。

JD.3 

機械的性質 

JD.3.1 

硬さ 

表面硬さ及び心部硬さは,JD.4.1 の試験を行ったとき,

表 JD.1 に適合しなければならない。

表 JD.1−硬さ 

区分

呼び径

(mm)

ビッカース硬さ

表面硬さ

2

∼8 320

HV0.3

以上

心部硬さ

2

∼4 171

HV5

以上

4.5

∼8 171

HV10

以上

JD.3.2 

ねじり強さ 

ねじり強さは,JD.4.2 の試験を行ったとき,

表 JD.2 のねじりトルク以下で破壊するものであってはなら

ない。

表 JD.2−ねじりトルク 

単位  N・m

呼び径(mm)

2 2.5 3 3.5 4 4.5 5  6  8

ねじ部の

種類

1

−  0.85 1.37 2.16 2.94 4.02 7.36 17.75

2

種,4 種  0.27 0.59 0.98 1.67 2.35 3.43 4.70 8.53 19.61

3

0.26 0.61 1.08 1.67 2.45 3.73 5.30 8.83 19.61

JD.3.3 

頭部のじん性 

タッピンねじの頭部とねじ部との付け根は,JD.4.3 の試験を行ったとき,ねじ部に割れが生じてもよい

が,頭が取れたり,首下丸み部に割れが生じてはならない。

JD.4 

試験方法 

JD.4.1 

硬さ試験 

表面硬さ及び心部硬さの試験は,次による。

a)

表面硬さ試験  表面硬さ試験は,JIS Z 2244 によって行う。測定位置は,できるだけ頭部の平らな面


37

B 1122

:2015

とする。

b)

心部硬さ試験  心部硬さ試験は,JIS Z 2244 によって行う。測定位置は,ねじの先端から十分離れた

平行ねじ部を軸線に対して直角に切断した横断面の谷底と軸線とのほぼ中間点とする。

JD.4.2 

ねじり強さ試験 

ねじり強さ試験は,供試品のタッピンねじ(表面処理の有無に関係なく,受領したときの状態のまま)

の軸を,

そのねじ部に適合する半割りのねじ付きダイス又はそれに代わるつかみジグに固定する。

その際,

ねじの固定部分にきずを付けずに,平行ねじ部の二山以上がつかみジグの外側に残り,かつ,テーパ部を

除いた並行ねじ部の二山以上がつかみジグの中にあるように固定する。ねじ先部を除く部分で破壊が起こ

ることを保障するような袋穴の深さであれば,固定ジグの代わりに袋穴を用いてもよい(

図 JD.1 参照)。

校正された適切なトルク測定装置によって,タッピンねじが破壊するまでトルクを加える。

JD.4.3 

頭部のじん性試験 

頭部のじん性試験は,タッピンねじを

図 JD.2 に示すようなジグに差し込み

1)

,頭部座面がジグに接する

まで頭部をハンマで打撃したとき,頭が取れたり,首下丸み部に割れが生じたかどうかを調べる。

1)

頭部の形状が六角の場合は,その辺がジグに接するようにする。

1

半割りねじ付きダイス又はねじインサート

2

袋穴付きねじインサート

3

半割りねじ付きダイス

図 JD.1−ねじり強さ試験装置(例) 


38

B 1122

:2015

単位  mm

ジグの硬さ:

d

l

α

β

50 HRC

以上

ねじの呼び径

ねじの呼び長さ 
l<2の場合  15° 
l≧2の場合  10° 
110

°∼120°

図 JD.2−頭部じん性試験用ジグ 


39

B 1122

:2015

附属書 JE

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 1122:2015

  十字穴付きタッピンねじ

ISO 7049:2011

,Cross-recessed pan head tapping screws

ISO 7050:2011

,Cross-recessed countersunk (flat) head tapping screws

ISO 7051:2011

,Cross-recessed raised countersunk (oval) head tapping screws

(I)JIS の規定

(II)国際

規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との

技術的差異の理由及び今

後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

十字穴付きタッピンねじに
ついて規定。

ISO 7049 

1

十字穴付きなべタッピ
ンねじについて規定。

変更

ISO

規格は,1 規格ごとに頭部形状

別に規定しているが,JIS は,十字

穴付きタッピンねじを一括して規定

している。

ISO

規格にはないねじ部,形状・寸

法,機械的性質などは,附属書によ

ることを追加している。

JIS

は,ISO 規格の 3 規格

を 1 規格にまとめてお

り,技術的差異はない。

ISO 7050 

1

十字穴付き皿タッピン

ねじについて規定。

ISO 7051 

1

十字穴付き丸皿タッピ

ンねじについて規定。

3

用語及び

定義

用語及び定義の引用規格を
規定。

追加

JIS B 0101

を引用。

用語の適合性のために必
要。

4

種類

十字穴付きなべタッピンね

十字穴付き皿タッピンねじ
十字穴付き丸皿タッピンね

ISO 7049 

ISO 7050 

ISO 7051 

1

規格ごとに種類を規

定。

変更

JIS

は,ISO 規格の 3 種類を 1 規格に

まとめている。技術的差異はない。

5

形状・寸

法,製品仕
様及び製品

の呼び方

形状・寸法,製品仕様及び

製品の呼び方を規定。

3

寸法を規定。

変更

JIS

は,ISO 規格の 3 規格に対応する

ものを各表で規定。

技術的内容は整合してい

る。

4

製品仕様を規定。

5

呼び方を規定。

6

表示

製品の表示及び包装の表示

について規定。

追加

JIS

は,JIS マーク制度を運用してい

るため表示事項を追加した。

39

B 1

1

22

20
15


40

B 1122

:2015

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との
技術的差異の理由及び今

後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

附属書 JA

(規定)

ねじ部が 1 種∼4 種の十字

穴付きタッピンねじについ
て規定。

追加

ISO

規格によらない我が国独自のタ

ッピンねじを附属書として規定。

我が国におけるタッピン

ねじの生産・使用の実態
は,附属書の製品のもの

が圧倒的に多いため,こ

の附属書は“将来廃止す
る”ことを前提に残置し

た。

附属書 JB

(規定)

ねじ 部 が 1 種∼ 4 種 の 形

状・寸法を規定。

附属書 JC

(規定)

ねじ部が 1 種∼4 種の鋼製

タッピンねじの機械的性質
を規定。

附属書 JD

(規定)

ねじ部が 1 種∼4 種のステ

ンレス鋼製タッピンねじの

機械的性質を規定。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

ISO 7049:2011,ISO 7050:2011,ISO 7051:2011,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD

国際規格を修正している。

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