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B 1010:2003 (ISO 8991:1986) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)/財団法人日本規格

協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の

審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎とした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8991:1986,Designation system for 

fastenersを基礎として用いた。 

B 1010:2003 (ISO 8991:1986) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 体系 ······························································································································ 1 

3. 例 ································································································································· 2 

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JIS B 1010:2003 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 1010:2003 

(ISO 8991:1986) 

締結用部品の呼び方 

Designation system for fasteners 

序文 この規格は,1986年に第1版として発行されたISO 8991,Designation system for fastenersを翻訳し,

技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。 

1. 適用範囲 この規格は,締結用部品の製品規格における製品に関する呼び方の体系について規定する。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 8991:1986,Designation system for fasteners (IDT) 

2. 体系  

                           −     −    ×    ×    ×    −    −    −    −    −     
 
製品の名称 
 
当該JIS番号 
 
対応ISO規格番号 

(製品仕様がISO規格と一致している場合) 

 
ねじの呼び,呼び径,外径など 
 
ねじの呼び,呼び径,外径などに追加する事項 

(例えば,ねじのピッチ,ピンの直径公差) 

 
呼び長さ 

(ボルト,ねじ,植込みボルト,ピンなどに対して) 

 
ねじ部長さ又は円筒部長さ(必要がある場合) 
 
製品の種類(必要がある場合) 
 
強度区分,硬さ,材料など(必要がある場合) 
 
部品等級(必要がある場合) 
 
駆動の形体(必要がある場合) 
 
表面処理(必要がある場合) 

B 1010:2003 (ISO 8991:1986) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. 例  

3.1 

JIS B 1180の呼び径六角ボルト(並目ねじ)で,ねじの呼びd=M12,呼び長さl=80 mm,強度区分

8.8の場合: 

 呼び径六角ボルト JIS B 1180 − ISO 4014 − M12 × 80 − 8.8 

3.2 

JIS B 1180の全ねじ六角ボルト(細目ねじ)で,ねじの呼びd=M12,ねじのピッチP=1.5,呼び長

さl=100 mm,強度区分10.9の場合: 

 全ねじ六角ボルト JIS B 1180 − ISO 8676 − M12 × 1.5×100 − 10.9 

3.3 

JIS B 1180の呼び径六角ボルト(並目ねじ)で,ねじの呼びd=M12,呼び長さl=80 mm,強度区分

8.8で, JIS B 1044による電気めっき(A2P)を施す場合: 

 呼び径六角ボルト JIS B 1180 − ISO 4014 − M12 × 80 − 8.8 − A2P 

3.4 

JIS B 1181の六角ナット−スタイル1(並目ねじ)で,ねじの呼びd=M12,強度区分8の場合: 

 六角ナット−スタイル1 JIS B 1181 − ISO 4032 − M12 − 8 

3.5 

JIS B 1181の六角低ナット−面取りなしで,ねじの呼びd=M6,最小硬さ110 HVの鋼製(St)の場

合: 

 六角低ナット−面取りなし JIS B 1181 − ISO 4036 − M6 − St 

3.6 

JIS B 1122の十字穴付きなべタッピンねじで,ねじの呼びST3.5,呼び長さl=16 mm,ねじ先C形,

十字穴Z形の場合: 

 十字穴付きなべタッピンねじ JIS B 1122 − ISO 7049 − ST3.5×16 − C − Z 

3.7 

JIS B 1356の熱処理を施さない平行ピンで,呼び径d=6 mm,円筒部直径の許容差m6,呼び長さl

=30 mm,種類A,鋼製(St)の場合: 

 平行ピン JIS B 1354 − ISO 2338 − 6 ×m6×30 − A − St 

3.8 

JIS B 1256の並形面取り−部品等級Aの平座金で,呼び径8 mm,硬さ区分 140 HV,鋼製の場合: 

 平座金−並形面取り JIS B 1256 − ISO 7090 − 8 − 140HV