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B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 線形のガウシアン平面フィルタの特性  3 

4.1 一般  3 

4.2 線形のガウシアン平面フィルタの重み関数  3 

4.3 線形のガウシアン平面フィルタの振幅伝達特性  4 

4.4 重み関数の分離  6 

5 線形のガウシアン円筒面フィルタの特性  7 

5.1 一般  7 

5.2 線形のガウシアン円筒面フィルタの重み関数  7 

5.3 線形のガウシアン円筒面フィルタの振幅伝達特性  7 

6 その他 11 

6.1 一般  11 

6.2 フィルタの指示記号  11 

附属書A(参考)フィルタ処理の例  12 

附属書B(参考)概念図  15 

附属書C(参考)フィルタマトリックス  16 

附属書D(参考)GPSマトリックス  17 

参考文献  19 

 

 


 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工

業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済

産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

B 0635:2018 

 

(ISO 16610-61:2015) 

製品の幾何特性仕様(GPS)−フィルタ処理− 

線形の輪郭曲面フィルタ:ガウシアンフィルタ 

Geometrical product specifications (GPS)-Filtration- 

Linear areal filters-Gaussian filters 

 

序文 

この規格は,2015年に第1版として発行されたISO 16610-61を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。 

この規格は,製品の幾何特性仕様(GPS)の一つで,GPS基本規格に属し(ISO/TR 14638参照),全規

格チェーンのリンク番号3及びリンク番号5に関係する。 

この規格と他のGPS規格との関係についての詳細を,附属書Dに示す。 

この規格は,ガウシアンフィルタの用語及び概念について規定する。ガウシアンフィルタは,カットオ

フ値において50 %となる振幅伝達特性をもっており,輪郭曲面の成分を短波長側と長波長側とに分離し,

かつ,それらによって当初の輪郭曲面を変化なく復元することができる。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

注記 ISO/TR 14638の最新版は,ISO 14638:2015となっている。また,リンク番号3とリンク番号5

とは,ISO 14638:2015ではリンク番号Cとリンク番号Fとに対応している。 

 

適用範囲 

この規格は,平面形状及び円筒形状に対する輪郭曲面に適用する回転対称な線形のガウシアン輪郭曲面

フィルタの特性について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 16610-61:2015,Geometrical product specification (GPS)−Filtration−Part 61: Linear areal filters

−Gaussian filters(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0634:2017 製品の幾何特性仕様(GPS)−フィルタ処理−線形の輪郭曲線フィルタ:ガウシア

ンフィルタ 

注記 対応国際規格:ISO 16610-21:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Filtration−Part 21: 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

Linear profile filters: Gaussian filters 

ISO 16610-1,Geometrical product specifications (GPS)−Filtration−Part 1: Overview and basic concepts 

ISO 16610-20,Geometrical product specifications (GPS)−Filtration−Part 20: Linear profile filters: Basic 

concepts 

ISO 16610-60,Geometrical product specification (GPS)−Filtration−Part 60: Linear areal filters: Basic 

concepts 

ISO/IEC Guide 98-3:2008,Uncertainty of measurement−Part 3: Guide to the expression of uncertainty in 

measurement (GUM:1995) 

ISO/IEC Guide 99:2007,International vocabulary of metrology−Basic and general concepts and associated 

terms (VIM) 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 16610-1,ISO 16610-20,JIS B 0634,ISO 16610-60,ISO/IEC 

Guide 98-3,及びISO/IEC Guide 99によるほか,次による。 

3.1 

線形の輪郭曲面フィルタ(linear areal filter) 

輪郭曲面を,長波長側成分と短波長側成分とに分離する,線形の輪郭曲面フィルタ。 

注記 ISO 16610-60の3.1参照。 

3.1.1 

線形の平面フィルタ(linear planar filter) 

平面形状に対する輪郭曲面を,長波長側成分と短波長側成分とに分離する,線形の輪郭曲面フィルタ

(3.1)。 

注記 ISO 16610-60の3.1.1参照。 

3.1.2 

線形の円筒面フィルタ(linear cylindrical filter) 

円筒形状に対する輪郭曲面を,長波長側成分と短波長側成分とに分離する,線形の輪郭曲面フィルタ

(3.1)。 

注記 ISO 16610-60の3.1.2参照。 

3.2 

カットオフ値,ネスティングインデックス(cut-off wavelength,nesting index) 

線形の輪郭曲面フィルタ(3.1)によって,振幅の50 %が伝達される正弦波輪郭曲面の波長。 

注記1 線形の輪郭曲面フィルタは,フィルタの種類及びカットオフ波長によって規定される。 

注記2 ISO 16610-60の3.7参照。 

注記3 ガウシアンフィルタにおけるカットオフ値は,ネスティングインデックスの一種である。 

3.3 

1周当たりの山数,UPR(undulations per revolution) 

真円度曲線に含まれる,1周当たりの正弦波的な起伏数。 

3.3.1 

カットオフ山数,ネスティングインデックス(undulation cut-off,nesting index) 

測得真円度曲線に適用する,フィルタのカットオフ値(3.2)。 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

注記 カットオフ山数は,通常,1周当たりの山数(UPR)によって決まる。 

 

線形のガウシアン平面フィルタの特性 

4.1 

一般 

この規格で規定する線形のガウシアン平面フィルタは,4.2〜4.4に従う。 

4.2 

線形のガウシアン平面フィルタの重み関数 

輪郭曲面フィルタ(図1参照)の重み関数は,s (0, 0) を通りxy平面に垂直な直線に関して回転対称な

ガウシアン関数であり,次の式(1)から求める。 

2

c

2

2

2

2

c

2

π

exp

1

,

y

x

y

x

s

  (1) 

ここに, 

x: 重み関数のX方向における中央(最大値)からの距離 

 

y: 重み関数のY方向における中央(最大値)からの距離 

 

λc: カットオフ値 

 

α: カットオフ値λcで50 %の振幅伝達特性とするための定

数 

 

実装に際し,フィルタの重み関数(図1参照)は,Lcをガウシアンフィルタの遮断定数として,

c

c

2

2

c

c

L

y

x

L

の範囲に制限する。 

注記 Lcの推奨値に関しては,JIS B 0634:2017の附属書A[輪郭曲線(開曲線)及び輪郭曲線(閉曲

線)に対する実装の誤差]を参照。 

小さなLcを用いる場合,次の式(2)に示すとおり系統誤差による不確かさが許容できなくなる[2]。 

その他

0

π

exp

1

,

c

c

2

2

c

c

2

c

2

2

2

2

c

2

L

y

x

L

y

x

y

x

s

  (2) 

αの値は,次の式(3)から求める。 

66

31

7

469

.0

677

318

π

2

ln

  (3) 

重み関数のグラフを図1に示す。 

 

 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

 

図1−ガウシアン輪郭曲面フィルタの重み関数 

 

4.3 

線形のガウシアン平面フィルタの振幅伝達特性 

4.3.1 

長波長側成分の振幅伝達特性 

振幅伝達特性は,重み関数のフーリエ変換によって与えられる。(平均面のためのフィルタの)長波長側

成分の振幅伝達特性は,次の式(4)で与えられる。 

2

c

c

0

1

π

exp

|

H

a

a

  (4) 

ここに, 

a0: フィルタ処理前の正弦波輪郭曲面の振幅 

 

a1: 正弦波輪郭曲面の長波長側成分の振幅 

 

λ: 任意の方向における正弦波輪郭曲面の波長 

 

任意の方向における波長λの正弦波に対する,カットオフ値λcの長波長側成分の振幅伝達特性を,図2

に示す。 

注記 長波長側成分を求めるフィルタは,輪郭曲面と式(1)の重み関数との畳み込み積分で与えられ

る。 

 

 

無次元化した距離 

c

無次元化した距離 

c

 





 

λc2 s (x, y) 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

 

図2−ガウシアン平面フィルタの長波長側成分の振幅伝達関数(カットオフ値λc) 

 

4.3.2 

短波長側成分の振幅伝達特性 

振幅伝達特性は,重み関数のフーリエ変換によって与えられる。短波長側成分の振幅伝達特性は,長波

長側成分の振幅伝達特性と補完の関係にあり,次の式(5)から求める。 

2

c

c

0

1

0

2

π

exp

1

|

1

1

H

a

a

a

a

  (5) 

ここに, 

a2: 正弦波輪郭曲面の短波長側成分の振幅 

 

任意の方向における波長λの正弦波に対する,カットオフ値λcの短波長側成分の振幅伝達特性を,図3

に示す。 

注記 短波長側成分を求めるフィルタは,長波長側成分をフィルタ処理前の輪郭曲面から減算するこ

とで実現できる。 

 

 

c




(%)

 

0

1

a

a

 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

 

図3−ガウシアン平面フィルタの短波長側成分の振幅伝達関数(カットオフ値λc) 

 

4.4 

重み関数の分離 

線形のガウシアン平面フィルタの重み関数は分離できるため,二つの輪郭曲線(開曲線)に対するガウ

シアン重み関数の積として,次の式(6)から求める。 

c

c

c

c

|

|

,

|

,

y

s

x

s

y

x

s

  (6) 

ここに,

2

c

c

c

π

exp

1

|

x

x

s

 :x方向の重み関数  (7) 

    

2

c

c

c

π

exp

1

|

y

y

s

 :y方向の重み関数  (8) 

フィルタ処理後の輪郭曲面は,次の式(9)から求める。 

d

dv

v

z

v

y

s

x

s

y

x

w

,

|

|

,

c

c

  (9) 

ここに, 

z (x, y): フィルタ処理前の輪郭曲面 

 

w (x, y): フィルタ処理後の輪郭曲面 

 

したがって,畳み込み積分も分離できるため,次の式(10)及び式(11)に示すように,輪郭曲面フィルタを

使わず,二つの輪郭曲線フィルタを順次適用する二段階の処理としてもよい。 

dv

v

x

z

v

y

s

y

x

g

,

|

,

c

  (10) 

d

y

g

x

s

y

x

w

,

|

,

c

 (11) 




(%)

 

0

2

a

a

 

c

 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

線形のガウシアン円筒面フィルタの特性 

5.1 

一般 

この規格で規定する線形のガウシアン円筒面フィルタは,5.2〜5.3に従う。 

5.2 

線形のガウシアン円筒面フィルタの重み関数 

線形のガウシアン円筒面フィルタの重み関数は分離できるため,二つの輪郭曲線に対するガウシアン重

み関数の積として,次の式(12)から求める。 

cz

c

cz

c

|

|

,

|

,

z

s

f

t

s

f

z

t

s

  (12) 

T方向(円周方向)においては,輪郭曲線(閉曲線)に対する線形のガウシアンフィルタを用いる。T

方向(円周方向)の重み関数は,円周方向の長さLの輪郭曲線(閉曲線)に沿って円筒面を囲むガウシア

ン関数となり,カットオフ山数をfc=L/λcとして,次の式(13)から求める。 

その他

0

π

exp

|

c

ct

c

ct

2

c

c

c

f

L

L

t

f

L

L

L

tf

L

f

f

t

s

  (13) 

ここに, 

t: T方向における重み関数の中央(最大値)からの距離 

 

fc: カットオフ山数 

 

L: 輪郭曲線(閉曲線)の長さ(半径Rの円では,L=2πR) 

 

Lct: ガウシアンフィルタの遮断定数(推奨値は,JIS B 0634: 

2017参照) 

 

α: 

66

31

7

469

.0

677

318

π

2

ln

から求める。定数 

 

Z方向(円筒の中心軸直線の方向)においては,式(14)から求める。輪郭曲線(開曲線)に対する線形

のガウシアンフィルタを適用する。 

その他

0

π

exp

1

|

cz

cz

cz

cz

2

cz

cz

cz

L

z

L

z

z

s

  (14) 

ここに, 

z: Z方向における重み関数の中央(最大値)からの距離 

 

λcz: Z方向におけるカットオフ値 

 

Lcz: ガウシアンフィルタの遮断定数(推奨値は,JIS B 0634: 

2017参照) 

 

5.3 

線形のガウシアン円筒面フィルタの振幅伝達特性 

5.3.1 

長波長側成分の振幅伝達特性 

振幅伝達特性は,重み関数のフーリエ変換によって与えられる。振幅伝達特性は分離できるため,円周

方向において,λc≪Lのとき,(平均面のための)平均線に対する長波長側成分のフィルタ特性は,次の式

(15)で近似できる(図4参照)。 

2

c

0

1

π

exp

f

f

a

a

  (15) 

ここに, 

a0: 円周方向におけるフィルタ処理前の正弦波輪郭曲線の

振幅 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

 

a1: 円周方向における正弦波輪郭曲線の長波長側成分の振

幅 

 

f: 円周方向における正弦波輪郭曲線の1周当たりの山数 

 

注記 長波長側成分を求めるフィルタは,輪郭曲面と式(12)の重み関数との畳み込み積分から求める。 

 

 

図4−T方向におけるカットオフ山数fcの長波長側成分の振幅伝達関数(fc=15,50,150,500,1 500) 

 

円筒の中心軸直線方向において,(平均面のための)平均線に対する長波長側成分のフィルタ特性は,次

の式(16)から求める(図5参照)。 

2

cz

0

1

π

exp

a

a

  (16) 

ここに, 

a0: 円筒の中心軸直線方向におけるフィルタ処理前の正弦波

輪郭曲線の振幅 

 

a1: 円筒の中心軸直線方向における正弦波輪郭曲線の長波長

側成分の振幅 

 

λ: 円筒の中心軸直線方向における正弦波輪郭曲線の波長 

 

 




(%)

 

0

1

a

a

 

1周当たりの山数 


B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

 

図5−Z方向における長波長側成分の振幅伝達関数 

 

5.3.2 

短波長側成分の振幅伝達特性 

短波長側成分の振幅伝達特性は,長波長側成分の振幅伝達特性と補完の関係にある。短波長側成分は,

フィルタ処理前の輪郭曲面と長波長側成分の輪郭曲面との差である。 

振幅伝達特性は,重み関数のフーリエ変換によって与えられる。振幅伝達特性は分離できるため,T方

向(円周方向)において,λc≪Lのとき,(平均面のための)平均線に対する短波長側成分のフィルタ特性

は,次の式(17)で近似できる(図6参照)。 

2

c

0

2

π

exp

1

f

f

a

a

  (17) 

ここに, 

a2: 円周方向における正弦波輪郭曲線の短波長側成分の振幅 

 

 

cz




(%)

 

0

1

a

a

 


10 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

 

図6−T方向におけるカットオフ山数fcの短波長側成分の振幅伝達関数(fc=15,50,150,500) 

 

Z方向(円筒の中心軸直線方向)において,(平均面のための)平均線に対する短波長側成分のフィルタ

特性は,輪郭曲線(開曲線)フィルタと同様に(JIS B 0634:2017参照),次の式(18)から求める(図7参照)。 

2

cz

0

2

π

exp

1

a

a

  (18) 

ここに, 

a2: 円筒の中心軸直線方向における正弦波輪郭曲線の短波長

側成分の振幅 

 

注記 短波長側成分を求めるフィルタは,長波長側成分をフィルタ処理前の輪郭曲面から減算するこ

とで実現できる。 

 

 




(%)

 

0

2

a

a

 

1周当たりの山数 


11 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

 

図7−Z方向における短波長側成分の振幅伝達関数 

 

その他 

6.1 

一般 

線形のガウシアン輪郭曲面フィルタの例を附属書A,概念図を附属書B,フィルタマトリックスモデル

を附属書C,及びこの規格とGPSマトリックスの関係を附属書Dに示す。 

6.2 

フィルタの指示記号 

この規格に従う線形の輪郭曲面フィルタの指示記号を次に示す。 

 

フィルタの指示記号 

線形の平面フィルタ 

FALGP 

線形の円筒面フィルタ 

FALGC 




(%)

 

0

2

a

a

 

cz


12 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

附属書A 

(参考) 

フィルタ処理の例 

 

平面状の輪郭曲面に対してガウシアンフィルタを適用した例を参考として図A.1〜図A.3に示す。 

 

 

 

注記1 上図はフィルタ処理前の輪郭曲面,下図はフィルタ処理後の輪郭曲面を示す。 
注記2 ここで適用しているフィルタは,短波長側成分を求めるフィルタである。 

 

図A.1−線形のガウシアン輪郭曲面フィルタをフライス加工面に適用した例(λc=0.8 mm) 

2.38 

2.0 

1.0 

0.0 

−1.0 

−2.0 


13 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

 

 

 

注記1 上図はフィルタ処理前の輪郭曲面,下図はフィルタ処理後の輪郭曲面を示す。 
注記2 ここで適用しているフィルタは,短波長側成分を求めるフィルタである。 

 

図A.2−線形のガウシアン輪郭曲面フィルタを石の表面に適用した例(λc=0.8 mm) 

417 

360 

240 

120 

um 

um 

98 

80 

40 

−40 

−80 


14 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

 

 

 

注記1 上図はフィルタ処理前の輪郭曲面,下図はフィルタ処理後の輪郭曲面を示す。 
注記2 ここで適用しているフィルタは,短波長側成分を求めるフィルタである。 

 

図A.3−線形のガウシアン輪郭曲面フィルタをカーボン繊維表面に適用した例(λc=2.5 mm) 

mm 

mm 

2.4 

2.0 

1.6 

1.2 

0.8 

0.4 

1.13 
1.0 

0.8 

0.6 

0.4 

0.2 

0.0 

−0.2 

−0.4 

−0.6 

−0.8 

−1.0 


15 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

附属書B 

(参考) 

概念図 

 

この規格の概念図を以下に示す。 

 

 

 

3.1.1 線形の平面フィルタ 

3.1.2 線形の円筒面フィルタ 

3.1 線形の輪郭曲面フィルタ 

3.3.1 カットオフ山数 

3.2 カットオフ値 

3.3 1周当たりの山数 


16 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

附属書C 
(参考) 

フィルタマトリックス 

 

C.1 一般 

フィルタマトリックスの詳細については,ISO 16610-1による。 

 

C.2 フィルタマトリックスの位置付け 

この規格は,“輪郭曲面フィルタ,線形”列中にあるフィルタ詳細の文書である(図C.1参照)。 

 

 

フィルタ:ISO 16610規格群 

概要 

第1部 

 

輪郭曲線フィルタ 

輪郭曲面フィルタ 

原則 

第11部a) 

第12部a) 

 

線形 

ロバスト 

モルフォロジカル 

線形 

ロバスト 

モルフォロジカル 

基本概念 

第20部 

第30部 

第40部 

第60部 

第70部 

第80部 

フィルタ詳細 

第21部〜 

第25部 

第31部〜 

第35部 

第41部〜第45部 

第61部〜 

第65部 

第71部〜 

第75部 

第81部〜第85部 

フィルタ 
処理方法 

第26部〜 

第28部 

第36部〜 

第38部 

第46部〜第48部 

第66部〜 

第68部 

第76部〜 

第78部 

第86部〜第88部 

多重分解 

第29部 

第39部 

第49部 

第69部 

第79部 

第89部 

注a) ISO 16610-1に含まれる。 

図C.1−フィルタマトリックスモデル 

 

C.3 ISO 16610規格群における各部の表題 

各部の表題及び計画中の部については,ISO 16610-1:2015を参照。 

なお,ISO 16610-21はJIS B 0634:2017として発行されている。 


17 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

附属書D 
(参考) 

GPSマトリックス 

 

D.1 一般 

GPSマトリックスの詳細は,ISO/TR 14638による。 

注記 ISO/TR 14638は廃止され,ISO 14638:2015に置き換わった。 

 

D.2 規格及びその利用についての情報 

この規格は,平面状の輪郭曲面測定に対する回転対称なフィルタ処理及び円筒状の輪郭曲面測定に対す

るフィルタ処理のための,線形のガウシアン輪郭曲面フィルタの特性について規定する。特に,輪郭曲面

を長波長側成分と短波長側成分とに分離する方法について規定する。 


18 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

  

D.3 GPSマトリックスにおける位置付け 

この規格は,図D.1に示すGPSマトリックスにおける全規格チェーンのリンク番号3及びリンク番号5

に関わる基本規格である。 

 

GPS 

原理 
規格 

 

GPS共通規格 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GPS基本規格 

 

リンク記号 

 

サイズ 

 

 

 

 

 

 

 

距離 

 

 

 

 

 

 

 

半径 

 

 

 

 

 

 

 

角度 

 

 

 

 

 

 

 

データムに無関係な線の形状 

 

 

 

 

 

 

 

データムに関係する線の形状 

 

 

 

 

 

 

 

データムに無関係な面の形状 

 

 

 

 

 

 

 

データムに関係する面の形状 

 

 

 

 

 

 

 

姿勢 

 

 

 

 

 

 

 

位置 

 

 

 

 

 

 

 

円周振れ 

 

 

 

 

 

 

 

全振れ 

 

 

 

 

 

 

 

データム 

 

 

 

 

 

 

 

粗さ曲線 

 

 

 

 

 

 

 

うねり曲線 

 

 

 

 

 

 

 

断面曲線 

 

 

 

 

 

 

 

三次元表面性状 

 

 

 

 

 

 

 

表面欠陥 

 

 

 

 

 

 

 

エッジ 

 

 

 

 

 

 

 

リンク番号 
1:記号及び指示法 
2:形体に対する要求事項 
3:形体の性質 
4:測定 
5:測定機器 
6:校正 

図D.1−GPSマトリックスにおける位置付け 

 

D.4 関連規格 

関連する国際規格又は日本工業規格は,図D.1に示す規格チェーンの全ての規格である。 


19 

B 0635:2018 (ISO 16610-61:2015) 

 

参考文献 

 

[1] ISO 8015:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Fundamentals−Concepts, principles and rules 

[2] ISO 11562:1996,Geometrical product specifications (GPS)−Surface texture: Profile method−Metrological 

characteristics of phase correct filters 

注記 ISO 11562:1996は廃止され,ISO 16610-21:2011,Geometrical product specifications (GPS)−

Filtration−Part 21: Linear profile filters: Gaussian filtersに置き換えられた。 

[3] ISO/TR 14638:1995,Geometrical product specification (GPS)−Masterplan 

注記 ISO/TR 14638は廃止され,ISO 14638:2015に置き換えられた。 

[4] ISO 14638:2015,Geometrical product specifications (GPS)−Matrix model 

[5] KRYSTEK, M., The digital implementation of the Gaussian profile filter according to ISO 11562, Beuth-Verlag, 

Berlin, 2005 

[6] STOUT K. J., SULLIVAN P. J., DONG W. P., MAINSAH E., LUO N., and MATHIA T., The development of 

methods for the characterization of roughness in three dimensions, 1st ed., Commission of the European 

Communities (ISBN 0 70441 313 2) 1993 

[7] JIANG X., Chapter 2, Filtering technology for three-dimensional surface topography analysis, Edited by K. J. 

Stout and L. Blunt, Three Dimensional Surface Topography, 2nd ed., London Penton Press, (ISBN 

1-85718-026-7) 2000