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日本工業規格

JIS

 B

0262-

1989

テーパねじゲージの検査方法

Inspection Method for Taper Screw Gauges

1.

適用範囲  この規格は,JIS B 0253(管用テーパねじゲージ)に規定する管用テーパねじゲージ(以

下,テーパねじゲージという。

)の検査方法について規定する。

なお,JIS B 0253 

附属書に規定するテーパねじケージの検査方法は,附属書に規定する。

備考  この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参

考として併記したものである。

引用規格: 

JIS B 0253

  管用テーパねじゲージ

JIS B 0271

  ねじ測定用三針

JIS B 1506

  ころ軸受用ころ

JIS B 7153

  工具顕微鏡

JIS B 7502

  外側マイクロメータ

JIS B 7506

  ブロックゲージ

JIS B 7520

  指示マイクロメータ

JIS B 7533

  てこ式ダイヤルゲージ

JIS B 7544

  デプスマイクロメータ

JIS B 7545

  テストバー

JIS B 7725

  ビッカース硬さ試験機

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

2.

測定場所の温度条件  テーパねじゲージの測定を実施する場所の温度は,20±2℃(

1

)

とする。

(

1

)

温度の許容差は,JIS Z 8703(試験場所の標準状態)の温度2級である。

3.

測定項目,測定箇所,測定要領及び測定機器具  テーパねじゲージの測定項目,測定箇所,測定要領

及び測定機器具を

表 に示す。


2

B 0262-1989

表 1  測定項目,測定箇所,測定要領及び測定機器具

測定区分

測定される
テーパねじ
ゲージ

測定項目

測定箇所(

2

)

測定要領

測定機器具(

3

)

外径 
及び

外径の 
テーパ

4.

による。

JIS B 7520

(指示マイ

クロメータ)に規定

する指示マイクロメ
ータ,JIS B 7506(ブ
ロックゲージ)に規

定するブロックゲー
ジの 1 級,

表 に示

すテーパねじ測定用

ころ及び補助板

有効径

及び

有効径の

テーパ

 
 
 
 

X

の方向  先及び元の 2 か所

5.

による。

JIS B 7520

に規定す

る指示マイクロメー
タ,JIS B 7506 に規定
するブロックゲージ

の 1 級,

表 に示す

テーパねじ測定用こ
ろ及び補助板,テー

パねじ測定用四針(

4

)

ピッチ

X

の方向  先から元へピッチ全部

6.

による。

山の半角

X

の方向  先及び元の 2 か所

端に最も近い完全ねじ溝

7.

による。

寸法又は形状検査

テーパねじプラグゲージ又は点検プラグ

谷の径

及び

谷の形状

谷 の 径 は 測 定 し な

い。ねじ形テンプレ
ー ト に よ っ て 形 状
だ け を 比 較 観 察 す

る。点検プラグの場
合 は 逃 げ の 幅 を 測
定する。

JIS B 7153

(工具顕微

鏡)に規定する工具

顕微鏡


3

B 0262-1989

測定区分

測定される
テーパねじ
ゲージ

測定項目

測定箇所(

2

)

測定要領

測定機器具(

3

)

テーパねじ
プラグゲー

ジ又は点検

プラグ

切欠きの
長さ

T

1

及び T

2

を測定し,

T

2

− T

1

の 値を 算 出

する。

JIS B 7533

(てこ式ダ

イヤルゲージ)に規

定するてこ式ダイヤ
ルゲージ,JIS B 7506
に規定するブロック

ゲージの 1 級又は JIS 

B 7502

(外側マイクロ

メータ)に規定する

外側マイクロメータ

有効径

ピッチ

山の半角

有効径の

テーパ

点 検 プ ラ グ を 手 で
しっかりねじ込み,

テ ー パ ね じ リ ン グ
ゲ ー ジ の 大 径 の 端
面 と 点 検 プ ラ グ の

切 欠 き の 端 面 と の
ず れ を 測 定 す る
JIS B 0253 の 8.

JIS B 0253

に規定す

る点検プラグ,JIS B 

7533

に規定するてこ

式ダイヤルゲージ,

JIS B 7506

に規定す

るブロックゲージの

1

級又は JIS B 7544

(デプスマイクロメ

内径

9.

による。

表 に定めるテーパ
ねじリングゲージ内
径測定用テーパプラ

グゲージ,JIS B 7533
検に規定するてこ式
ダイヤルゲージ,JIS 

B 7506

に規定するブ

ロックゲージの 1 級
又は JIS B 7544 に規

定するデプスマイク
ロメータ

谷の径

及び

谷の形状

谷 の 径 は 測 定 し な

い。鋳型がとれるも
の は 形 状 だ け を ね
じ 形 テ ン プ レ ー ト

に よ っ て 比 較 観 察
する。

硫黄(グラファイト

混合)

,せっこう又は

チンメルマンアマル
ガム,JIS B 7153 に規

定する工具顕微鏡

ゲージの

長さ

T

1

T

2

T

3

の 3 か所

JIS B 7502

に規定す

る外側マイクロメー

寸法又は形状検査

テーパねじリングゲージ

切欠きの

長さ

T

4

の最大値及び最

小値を測定し,その
各 々 の 値 に つ い て

4

3

2

1

3

T

T

T

T

+

+

の値を算出する。

JIS B 7502

に規定す

る外側マイクロメー


4

B 0262-1989

測定区分

測定される
テーパねじ

ゲージ

測定項目

測定箇所(

2

)

測定要領

測定機器具(

3

)

表面粗さ

ゲージ面

表 面 粗 さ 標 準 片 と

の比較観察による。

表面粗さ標準片

その他の検査

テーパねじ

リングゲー
ジ,テーパ
ねじプラグ

ゲージ及び
点検プラグ

硬さ

テーパねじリングゲージ

テーパねじプラグゲージ

(テーパロック形)

(トリロック形)

図の矢印  (→)  付近

荷重 294.2N {30kgf} 
以上

JIS B 7725

(ビッカー

ス硬さ試験機)に規

定するビッカース硬
さ試験機(

5

)

(

2

)

ここに示す測定箇所を採ることができない場合には,これに代わる適宜の箇所を選定する。

(

3

)

ここに示した測定機器具に限らないが,これと同等以上のものでなければならない。

(

4

)  JIS B 0271

(ねじ測定用三針)に定める針 4 本を一組としたものとする。ただし,テーパねじゲージの山数に

対応する針が規定されていないときには,これに最も近い寸法の針とする。

(

5

)  JIS B 7726

(ロックウェル硬さ試験機)に規定するロックウェル硬さ試験機に代えることができる。

4.

テーパねじプラグゲージ及び点検プラグの外径の測定方法  テーパねじプラグゲージ及び点検プラ

グの外径の測定は,原則としてころ及び補助板による方法で行う(

図 参照)。ころ及び補助板の寸法と許

容差は

表 による。

図 1  ころ及び補助板によるテーパねじプラグゲージの外径の測定方法 

初めに,直定規によるすきみ,工具顕微鏡などによって,外径寸法の不ぞろいがないことをよく確かめ


5

B 0262-1989

た後,

図 に示すように測定しようとするテーパねじプラグゲージ又は点検プラグを小径の端面を下にし

て定盤の上に立て,両わきから補助板及びころを当てがい,ころの外側距離 L

O

を測定する。次に,ころの

上面がテーパねじプラグゲージ又は点検プラグの大径の端面とほぼ一致するような高さ のブロックゲー

ジの上に補助板及びころを載せ,その場合のころの外側距離 L

H

を測定する。

外径のテーパ比は,

H

L

L

O

H

で求める。

また,テーパ角度の合否は,

)

16

1

(

)

(

×

H

L

L

O

H

がテーパ角度の許容差に入っているかどうかによる。

基準径の位置における外径寸法 D は,次の式で求める。

H

L

L

K

H

l

K

B

K

L

D

O

H

H

2

)

2

2

(

2

sec

)

2

(

5

+

+

=

θ

ここに,

B

両側の補助板の厚さの平均値

K

両側のころの直径の平均値

l

5

最大切欠きから小径の端面までの長さの測定値と,最小切
欠きから小径の端面までの長さの測定値との和の

2

1

θ

テーパ角度の基準寸法

テーパ比が 1 : 16,すなわち

2

θ

が 1°47′24″の場合は

H

L

L

K

H

l

K

B

K

L

D

O

H

H

2

)

2

2

(

)

2

(

488

000

.

1

5

+

+

=

で計算する。

表 2  テーパねじ測定用ころ及び補助板の寸法及びその許容差

単位

mm

補助板

適用するねじの山数

(25.4mm につき)

ころ直径

板幅

板厚

板厚の寸法

許容差

28 4

19 6

14 8

1

11 10

9

2

±0.1

備考1.  ころの精度は,JIS B 1506(ころ軸受用ころ)に規定

する精密級とする。

2.

補助板の平行度,平面度及び表面粗さは,JIS B 7506
に規定する 1 級とする。

3.

ころ及び補助板の長さは規定しない。

5.

テーパねじプラグゲージ及び点検プラグの有効径の測定方法  テーパねじプラグゲージ及び点検プ

ラグの有効径の測定は,原則として四針法による。


6

B 0262-1989

図 2  四針法によるテーパねじプラグゲージ及び点検プラグの有効径の測定方法

測定しようとするねじ山数(

25.4mm

につき)に応じて JIS B 0271 に規定する針

4

本を選び,

図 に示

すように小径の端面を下にして定盤の上にテーパねじプラグゲージ又は点検プラグを立て,その両わきか

ら補助板及びころを当てがい,小径の端面に近いねじ溝と補助板との間に

4

本の針を入れ,ころの外側距

M

O

を測定する。

次に,ころの上面がテーパねじプラグゲージ又は点検プラグの大径の端面とほぼ一致するような高さ

H

のブロックゲージの上に補助板及びころを載せ,大径の端面に近いねじ溝と補助板との間に

4

本の針を入

れ,ころの外側距離

M

H

を測定する。

有効径のテーパ比の測定値は,

H

M

M

O

H

で求める。

また,テーパ角度の合否は,

)

16

1

(

)

(

×

H

M

M

O

H

がテーパ角度の許容差に入っているかどうかによる。

基準径の位置における有効径の寸法

D

2

は,次の式で求める。

H

M

M

K

H

l

P

d

K

B

K

M

D

O

H

m

H

2

)

2

2

(

)

2

tan

2

tan

2

(cot

2

)

2

sec

2

ec

(cos

2

sec

)

2

(

5

2

2

+

+

+

+

=

θ

α

α

θ

α

θ

ここに,

B

両側の補助板の厚さの平均値

K

両側のころの直径の平均値

d

m

  4

本の針の表示針径の平均値

l

5

最大切欠きから小径の端面までの長さの測定値と,最小切欠き
から小径の端面までの長さの測定値との和の

2

1

θ

テーパ角度の基準寸法

テーパ比が

1 : 16

,すなわち

2

θ

1

°

47

24

″で,ねじ山の角度

αが

55

°の場合は

H

M

M

K

H

l

P

d

K

B

K

M

D

O

H

m

H

2

)

2

2

(

237

960

.

0

169

166

.

3

)

2

(

488

000

.

1

5

2

+

+

+

=

で計算する。

参考

テーパ比が

l : 16

,すなわち

2

θ

1

°

47

24

″で,ねじ山の角度

αが

60

°の場合は

H

M

M

K

H

l

P

d

K

B

K

M

D

O

H

m

H

2

)

2

2

(

743

865

.

0

488

000

.

3

)

2

(

488

000

.

1

5

2

+

+

+

=

で計算する。

四針法でテーパねじプラグゲージ及び点検プラグの有効径を測定する場合の測定力は,原則として

表 3

による。


7

B 0262-1989

表 3  四針法における測定力

適用するねじの山数

(25.4mm につき)

測定力

N {gf}

28 4.5

∼5.5 {450∼550}

19

,14,11 9∼11 {900∼1 100}

6.

テーパねじプラグゲージ及び点検プラグのピッチの測定方法  テーパねじプラグゲージ及び点検プ

ラグのピッチの測定は,原則として次の方法による。

初めに,工具顕微鏡の両センタ間にテストバー(

6

)

を取り付け,テーブルを左右方向に動かしたとき,接

眼鏡内の測角の零線とテストバーの外径のりょう線とが一致するように回転テーブルの旋回角度を調節す

る。次に,両センタ間にテーパねじプラグゲージ又は点検プラグを取り付け,工具顕微鏡の鏡筒をテーパ

ねじプラグゲージ又は点検プラグの平均有効径のリード角だけ傾け,ねじ溝の両フランクが,ねじ部全長

にわたって同時に鮮鋭な像を結ぶようにする。顕微鏡の視野に,ねじ山の基準角度に等しい形細線又はね

じ形細線を表し,これにねじ溝輪郭の両フランクを合致させたときのマイクロメータヘッド(左右送り方

向)の読みを取る。テーブルの旋回角度はそのままにして,左右・前後にだけ送って同様の測定を次々と

隣接するねじ溝全部について行い,テーパねじプラグゲージ又は点検プラグの先端の最初の完全ねじ溝を

起点とし,完全ねじ溝全部についてのテーパの軸線に沿ってのピッチを測定する。この完全ねじ溝全部に

ついての単一及び累積ピッチ誤差のうちの絶対値の最大のものを求める。

(

6

)

JIS B 7545

(テストバー)に規定するセンタ付きテストバーの等級が

2

級以上,長さが

50mm

上のもの。

7.

テーパねじプラグゲージ及び点検プラグの山の半角の測定方法  テーパねじプラグゲージ及び点検

プラグの山の半角の測定は,原則として次の方法による。

初めに,工具顕微鏡の両センタ間にテストバー(

6

)

を取り付け,テーブルを左右方向に動かしたとき,接

眼鏡内の測角の零線とテストバーの外径のりょう線とが一致するように回転テーブルの旋回角度を調節す

る。次に,両センタ間にテーパねじプラグゲージ又は点検プラグを取り付け,工具顕微鏡の鏡筒を測定し

ようとするねじ溝の有効径におけるリード角

β

だけ傾け,両フランクが同時に鮮鋭な像を結ぶ状態で片フ

ランクずつ,それぞれの山の半角を測定する。この際,山の半角の測定値

2

m

α

は,次の式を用いてねじの軸

断面半角

2

α

に換算する。

β

α

α

cos

tan

2

tan

2

m

=

E

P

π

β

=

tan

ここに,

E

測定しようとするねじ溝の有効径

8.

テーパねじリングゲージ内径測定用テーパプラグゲージ  テーパねじリングゲージ内径測定用テー

パプラグゲージ(以下,テーパプラグゲージという。

)の形状・寸法,許容差及び公差は,

表 による。


8

B 0262-1989

9.

テーパねじリングゲージの内径の測定方法  テーパねじリングゲージにテーパプラグゲージを手締め

ではめ合わせ,テーパねじリングゲージの大径の端面とテーパプラグゲージの大径の端面とのずれを測定

する。

ずれの許容差は,

表 による。

表 4  テーパねじリングゲージ内径測定用テーパプラグゲージ及びずれの許容差 

単位

µ

m

大径の端面における直径 d

1

(

7

)

テーパ角度の許容差(

8

)

呼び

基準寸法

(mm)

上の許
容差

下の許
容差

公差

上の許
容差

下の許
容差

公差

ゲージ

(

9

)

の長

l

3

(mm)

ずれの

許容差

±

1

/

16

 6.561

12

16 4 0 4 4

4.876

80

1

/

8

 8.566

12

16 4 0 4 4

4.876

80

1

/

4

11.445

15

21 6 0 6 6

7.353

96

3

/

8

14.950

15

21 6 0 6 6

7.687

96

1

/

2

18.631

21

27 6 0 6 6

9.979

128

3

/

4

24.117

21

27 6 0 6 6

11.339

128

1 30.291

21

27 6 0 6 6

12.700

128

1

1

/

4

38.952

21

27 6 0 6 6

15.009

128

1

1

/

2

44.845

21

27 6 0 6 6

15.009

128

2 56.656

21

27 6 0 6 6

18.184

128

2

1

/

2

72.226

26

34 8 0 8 8

20.926

176

3 84.926

26

34 8 0 8 8

24.101

176

4

110.072

26

34 8 0 8 8

28.864

176

5

135.472

26

34 8 0 8 8

32.039

176

6

160.872

26

34 8 0 8 8

32.039

176

(

7

)

この基準寸法は,JIS B 0253

付表1の基準径の位置における内径の数値と一致

する。

(

8

)

テーパ 0.062 5 のときの長さ l

3

における直径差に対する許容差とする。

(

9

)

この寸法は,JIS B 0253 

付表 のゲージの長さの数値と一致する。

備考  呼びは,管用テーパねじの呼びに基づいたものである。


9

B 0262-1989

附属書  JIS B 0253 の附属書に規定するテーパねじゲージの検査方法

1.

適用範囲  この附属書は,JIS B 0253 の附属書に規定する管用テーパねじゲージ(以下,テーパねじ

ゲージという。

)の検査方法について規定する。

備考

この規格の中で

  {

}

を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参

考として併記したものである。

2.

測定場所の温度条件  テーパねじゲージの測定を実施する場所の温度は,

20

±

2

(

1

)

とする。

(

1

)

温度の許容差は,JIS Z 8703の温度

2

級である。

3.

測定項目,測定箇所,測定要領及び測定機器具  テーパねじゲージの測定項目,測定箇所,測定要領

及び測定機器具を

附属書表 に示す。

附属書表 1  測定項目,測定箇所,測定要領及び測定機器具

測定区分

測定される
テーパねじ

ゲージ

測定項目

測定箇所(

2

)

測定要領

測定機器具(

3

)

外径

4.

による。

JIS B 7520

に規定す

る指示マイクロメー
タ,JIS B 7506 に規定
するブロックゲージ

の 1 級,

附属書表 2

に示すテーパねじ測
定用ころ及び補助板

有効径

X

の方向  先及び元の 2 か所

5.

による。

JIS B 7520

に規定す

る指示マイクロメー

タ,JIS B 7506 に規定
するブロックゲージ
の 1 級,

附属書表 2

に示すテーパねじ測
定 用 こ ろ 及 び 補 助
板,テーパねじ測定

用四針(

4

)

寸法又は形状検査

テーパねじプラグゲージ

ピッチ

X

の方向  先から元へピッチ全部

6.

による。

JIS B 7153

に規定す

る工具顕微鏡


10

B 0262-1989

測定区分

測定される
テーパねじ
ゲージ

測定項目

測定箇所(

2

)

測定要領

測定機器具(

3

)

山の半角

X

の方向  先及び元の 2 か所

端に最も近い完全ねじ溝

7.

による。

谷の径及
び谷の形

谷 の 径 は 測 定 し な
い。ねじ形テンプレ

ー ト に よ っ て 形 状
だ け を 比 較 観 察 す
る。

ゲージの

厚さ

T

1

T

2

T

3

の 3 か所

テーパねじプラグゲージ

切欠きの

長さ

T

4

の最大値及び最

小値を測定し,その
各々の値について

4

3

2

1

3

T

T

T

T

+

+

の値を算出する。

JIS B 7502

に規定す

る外側マイクロメー

有効径

ピッチ

山の半角

テ ー パ ね じ プ ラ グ
ゲ ー ジ を 手 締 め で

はめ合わせ,小径の
端 面 の ず れ を 測 定
する(JIS B 0253

属書表 の備考 2.
参照)

JIS B 7544

に規定す

るデプスマイクロメ

ータ

内径

9.

による。

JIS B 7544

に規定す

るデプスマイクロメ
ータ,

附属書表 

定めるテーパねじリ

ングゲージ内径測定
用テーパプラグゲー

寸法又は形状検査

テーパねじリングゲージ

谷の径 
及び谷

の形状

谷 の 径 は 測 定 し な
い。鋳型がとれるも

のは,形状だけをね
じ 形 テ ン プ レ ー ト
に よ っ て 比 較 観 察

する。

硫黄(グラファイト
混合)

,石こう又はチ

ンメルマンアマルガ
ム,JIS B 7153 に規定
する工具顕微鏡


11

B 0262-1989

測定区分

測定される
テーパねじ

ゲージ

測定項目

測定箇所(

2

)

測定要領

測定機器具(

3

)

ゲージの

厚さ

T

1

T

2

T

3

の 3 か所

JIS B 7502

に規定す

る外側マイクロメー

切欠きの
長さ

T

4

の最大値及び最

小値を測定し,その

各々の値について

4

3

2

1

3

T

T

T

T

+

+

の値を算出する。

JIS B 7502

に規定す

る外側マイクロメー

表面粗さ

ゲージ面

表 面 粗 さ 標 準 片 と
の比較観察による。

表面粗さ標準片

その他の検査

テーパねじ
リングゲー
ジ及びテー

パねじプラ
グゲージ

硬さ

テーパねじリングゲージ

テーパねじプラグゲージ

図の矢印  (→)  付近

荷重 294.2N {30kgf} 
以上

JIS B 7725

に規定す

るビッカース硬さ試
験機(

5

)

(

2

)

ここに示す測定箇所を探ることができない場合には,これに代わる適宜の箇所を選定する。

(

3

)

ここに示した測定機器具に限らないが,これと同等以上のものでなければならない。

(

4

)

  JIS B 0271

に定める針 4 本を一組としたものとする。ただし,テーパねじゲージの山数に対応する針が規定さ

れていないときには,これに最も近い寸法の針とする。

(

5

)

  JIS B 7726

に規定するロックウェル硬さ試験機に代えることができる。

4.

テーパねじプラグゲージの外径の測定方法  テーパねじプラグゲージの外径の測定は,原則としてこ

ろと補助板による方法とする。ころ及び補助板の寸法とその許容差は,

附属書表 による。


12

B 0262-1989

附属書図 1  ころ及び補助板によるテーパねじプラグゲージの外径の測定方法

初めに,直定規によるすきみ,工具顕微鏡などによって,外径寸法の不ぞろいがないことをよく確かめ

た後,

附属書図 に示すように測定しようとするテーパねじプラグゲージを小径の端面を下にして定盤の

上に立て,両わきから補助板及びころを当てがい,ころの外側距離

L

O

を測定する。次に,ころの上面がテ

ーパねじプラグゲージの大径の端面とほぼ一致するような高さ

H

のブロックゲージの上に補助板及びころ

を載せ,その場合のころの外側距離

L

H

を測定する。

外側距離の測定値

L

O

L

H

は,いずれも次の式を用いて小径及び大径の端面における外径寸法

S

及び

l

に換算する。

H

L

L

K

K

B

K

L

S

O

H

O

2

2

sec

)

2

(

+

=

θ

H

L

L

K

H

T

K

B

K

L

l

O

H

H

2

)

2

2

(

2

sec

)

2

(

+

+

=

θ

ここに,

B

両側の補助板の厚さの平均値

K

両側のころの直径の平均値

θ

テーパ角度の基準寸法

T

ゲージの厚さの基準寸法

テーパ比が

1 : 16

,すなわち

2

θ

1

°

47

24

″の場合は

H

L

L

K

K

B

K

L

S

O

H

O

2

)

2

(

488

000

.

1

+

=

H

L

L

K

H

T

K

B

K

L

l

O

H

H

2

)

2

2

(

)

2

(

488

000

.

1

+

+

=

で計算する。


13

B 0262-1989

附属書表 2  テーパねじ測定用ころ及び補助板の寸法及びその許容差

単位

mm

補助板

適用するねじの山数

(25.4mm につき)

ころ直径

板幅

板厚

板厚の寸法
許容差

28 4

19 6

14 8

1

11 10

9

2

±0.1

備考1.  ころの精度は,JIS B 1506に規定する精密級とする。

2.

補助板の平行度,平面度及び表面粗さは,JIS B 7506
に規定する 1 級とする。

3.

ころ及び補助板の長さは規定しない。

5.

テーパねじプラグゲージの有効径の測定方法  テーパねじプラグゲージの有効径の測定は,原則とし

て四針法による。

附属書図 2  四針法によるテーパねじプラグゲージの有効径の測定方法

測定しようとするねじ山数(

25.4mm

につき)に応じて JIS B 0271 に規定する針

4

本を選び,

附属書図 2

に示すように小径の端面を下にして定盤の上にテーパねじプラグゲージを立て,その両わきから補助板及

びころを当てがい,小径の端面に近いねじ溝と補助板との間に

4

本の針を入れ,ころの外側距離

M

O

を測

定する。

次に,ころの上面がテーパねじプラグゲージの大径の端面とほぼ一致するような高さ

H

のブロックゲー

ジの上に補助板及びころを載せ,大径の端面に近いねじ溝と補助板との間に

4

本の針を入れ,ころの外側

距離

M

H

を測定する。

外側距離の測定値

M

O

M

H

は,いずれも次の式を使って小径及び大径の端面における有効径寸法

S

2

l

2

に換算する。

H

M

M

K

P

d

K

B

K

M

S

O

H

m

O

2

)

2

tan

2

tan

2

(cot

2

)

2

sec

2

ec

(cos

2

sec

)

2

(

2

2

+

+

+

=

θ

α

α

θ

α

θ


14

B 0262-1989

H

M

M

K

H

T

P

d

K

B

K

M

l

O

H

m

H

2

)

2

2

(

)

2

tan

2

tan

2

(cot

2

)

2

sec

2

ec

(cos

2

sec

)

2

(

2

2

+

+

+

+

=

θ

α

α

θ

α

θ

ここに,

B

両側の補助板の厚さの平均値

K

両側のころの直径の平均値

d

m

  4

本の針の表示針径の平均値

θ

テーパ角度の基準寸法

T

ゲージの厚さの基準寸法

テーパ比が

1 : 16

,すなわち

2

θ

1

°

47

24

″で,ねじ山の角度

αが

55

°の場合は

H

M

M

K

P

d

K

B

K

M

S

O

H

m

O

2

237

960

.

0

169

066

.

3

)

2

(

488

000

.

1

2

+

+

=

H

M

M

K

H

T

P

d

K

B

K

M

l

O

H

m

H

2

)

2

2

(

237

960

.

0

169

166

.

3

)

2

(

488

000

.

1

2

+

+

+

=

で計算する。

四針法でテーパねじプラグゲージの有効径を測定する場合の測定力は,原則として

附属書表 による。

附属書表 3  四針法における測定力

適用するねじの山数

(25.4mm につき)

測定力

N {gf}

28 4.5

∼5.5 {450∼550}

19, 14, 11

9

∼11 {900∼1 100}

6.

テーパねじプラグゲージのピッチの測定方法  テーパねじプラグゲージのピッチの測定は,原則とし

て次の方法による。

初めに,工具顕微鏡の両センタ間にテストバー(

6

)

を取り付け,テーブルを左右方向に動かしたとき,接

眼鏡内の測角の零線とテストバーの外径のりょう線とが一致するように回転テーブルの旋回角度を調節す

る。次に,両センタ間にテーパねじプラグゲージを取り付け,工具顕微鏡の鏡筒をテーパねじプラグゲー

ジの平均有効径のリード角だけ傾け,ねじ溝の両フランクが,ねじ部全長にわたって同時に鮮鋭な像を結

ぶようにする。顕微鏡の視野にねじ山の基準角度に等しい形細線又はねじ形細線を表し,これにねじ溝輪

郭の両フランクを合致させたときのマイクロメータヘッド(左右送り方向)の読みを取る。テーブルの旋

回角度はそのままにして,左右・前後にだけ送って同様の測定を次々と隣接するねじ溝全部について行い,

テーパねじプラグゲージの先端の最初の完全ねじ溝を起点とし,完全ねじ溝全部についてのテーパの軸線

に沿ってのピッチを測定する。この完全ねじ溝全部についての単一及び累積ピッチ誤差のうちの絶対値の

最大のものを求める。

(

6

)

JIS B 7545

に規定するセンタ付きテストバーの等級が

2

級以上,長さが

50mm

以上のもの。

7.

テーパねじプラグゲージの山の半角の測定方法  テーパねじプラグゲージの山の半角の測定は,原則

として次の方法による。

初めに,工具顕微鏡の両センタ間にテストバー(

6

)

を取り付け,テーブルを左右方向に動かしたとき,接

眼鏡内の測角の零線とテストバーの外径のりょう線とが一致するように回転テーブルの旋回角度を調節す

る。次に,両センタ間にテーパねじプラグゲージを取り付け,工具顕微鏡の鏡筒を測定しようとするねじ

溝の有効径におけるリード角

β

だけ傾け,両フランクが同時に鮮鋭な像を結ぶ状態で片フランクずつ,そ

れぞれの山の半角を測定する。この際,山の半角の測定値

2

m

α

は,次の式を用いてねじの軸断面半角

2

α


15

B 0262-1989

換算する。

β

α

α

cos

tan

2

tan

2

m

=

E

P

π

β

=

tan

ここに,

E

測定しようとするねじ溝の有効径

8.

テーパねじリングゲージ内径測定用テーパプラグゲージ  テーパねじリングゲージ内径測定用テー

パプラグゲージ(以下,テーパプラグゲージという。

)の形状・寸法,許容差及び公差は,

附属書表 によ

る。

附属書表 4  テーパねじリングゲージ内径測定用テーパプラグゲージ及びずれの許容差

単位

µ

m

小径の端面における直径 S

1

(

7

)

呼び

基準寸法

(mm)

上の許容差

下の許容差

公  差

ゲージ(

8

)

長さ

T

(mm)

ずれの許容差

±

3

1

/

2

 95.766

15

9

6

29.15

140

7 183.771

17

11

6

45.09

170

8 208.973

17

11

6

48.26

170

9 234.373

17

11

6

48.26

170

10 259.574

17

11

6

51.44

170

12 310.295

17

11

6

53.98

170

(

7

)

この基準寸法は,JIS B 0253

附属書表1の小径の端面の位置における内径の数

値と一致する。

(

8

)

この寸法は,JIS B 0253 

附属書表 のゲージの厚さの数値と一致する。

備考  呼びは,管用テーパねじの呼びに基づいたものである。

9.

テーパねじリングゲージの内径の測定方法  テーパねじリングゲージにテーパプラグゲージを手締め

ではめ合わせ,テーパねじリングゲージの小径の端面とテーパプラグゲージの小径の端面とのずれを測定

する。

ずれの許容差は,

附属書表 による。


16

B 0262-1989

精密機械部会  ゲージ専門委員会  構成表

氏  名

所  属

(委員会長)

吉  本      勇

拓殖大学工学部

清  野  昭  一

財団法人機械電子検査検定協会

高  内  国  士

ISO/TC3/SC3

国内委員会委員

中  村  智  男

日本ねじ研究協会

余  田  幸  雄

通商産業省機械情報産業局

吉  田  藤  夫

工業技術院標準部

石  田  典  史

黒田精工株式会社富津工場

市  川  忠  治

日本精密測定機器工業会

川  上  英  利

株式会社三鷹精工

木  村  信  一

東京測範株式会社

木  村  哲  男

株式会社第一測範製作所

杉  原  彦三郎

オーエスジー株式会社

細  野  定  雄

東洋ゲージ株式会社

大久保  浩  之

ソニーマグネスケール株式会社第一技術部

宗  村      旻

原電子測器株式会社営業部

田  村      亨

株式会社ミツトヨ宮崎工場

保  科  直  美

株式会社東京精密技術研究所

前  村      樹

東京貿易株式会社厚木事業部

森      吉  雄

株式会社東芝生産技術研究所計量センター

吉  田  道  男

株式会社アマダ板金システム事業部

(関係者)

押  木      進

株式会社第一測範製作所

(事務局)

大  磯  義  和

工業技術院標準部機械規格課

縄  田  俊  之

工業技術院標準部機械規格課