B 0216-1:2013 (ISO 2901:1993)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 記号······························································································································· 1
4 基準山形························································································································· 2
5 基準山形の寸法 ················································································································ 2
6 最大実体山形 ··················································································································· 3
7 最大実体山形の寸法 ·········································································································· 3
B 0216-1:2013 (ISO 2901:1993)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)及び一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
これによって,JIS B 0216:1987は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0216の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0216-1 第1部:基準山形及び最大実体山形
JIS B 0216-2 第2部:全体系
JIS B 0216-3 第3部:基準寸法
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 0216-1:2013
(ISO 2901:1993)
メートル台形ねじ−
第1部:基準山形及び最大実体山形
ISO metric trapezoidal screw threads-
Part 1: Basic profiles and maximum material profiles
序文
この規格は,1993年に第2版として発行されたISO 2901を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,メートル台形ねじ(Tr)の基準山形及び最大実体山形について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2901:1993,ISO metric trapezoidal screw threads−Basic profile and maximum material profiles
(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0217-1 メートル台形ねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
注記 対応国際規格:ISO 2903:1993,ISO metric trapezoidal screw threads−Tolerances(MOD)
3
記号
この規格で用いる主な記号は,次による。
D
d
D2
d2
D1
d1
P
H
めねじの谷の径(めねじの呼び径)
おねじの外径(おねじの呼び径)
めねじの有効径
おねじの有効径
めねじの内径
おねじの谷の径
ピッチ
とがり山の高さ
2
B 0216-1:2013 (ISO 2901:1993)
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H1
ac
es
基準山形の高さ
めねじ又はおねじの谷底の隙間
おねじの基礎となる寸法許容差[JIS B 0217-1の表1(めねじ及びおねじの
有効径に対する基礎となる寸法許容差)による。]
4
基準山形
基準山形は,軸線を含む断面において,めねじとおねじとが共有する理論上の寸法と角度とで定義され
るねじの理論上の形状である。
5
基準山形の寸法
基準山形は,図1及び表1による。
図1−基準山形
3
B 0216-1:2013 (ISO 2901:1993)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−基準山形の寸法
単位 mm
ピッチ
P
H
1.866P
H/2
0.933P
H1
0.5P
0.366P
1.5
2
3
2.799
3.732
5.598
1.400
1.866
2.799
0.75
1
1.5
0.549
0.732
1.098
4
5
6
7.464
9.330
11.196
3.732
4.665
5.598
2
2.5
3
1.464
1.830
2.196
7
8
9
13.062
14.928
16.794
6.531
7.464
8.397
3.5
4
4.5
2.562
2.928
3.294
10
12
14
18.660
22.392
26.124
9.330
11.196
13.062
5
6
7
3.660
4.392
5.124
16
18
20
29.856
33.588
37.320
14.928
16.794
18.660
8
9
10
5.856
6.588
7.320
22
24
28
41.052
44.784
52.248
20.526
22.392
26.124
11
12
14
8.052
8.784
10.248
32
36
40
44
59.712
67.176
74.640
82.104
29.856
33.588
37.320
41.052
16
18
20
22
11.712
13.176
14.640
16.104
6
最大実体山形
最大実体山形は,基準山形に対してめねじ又はおねじの谷底の隙間を考慮した設計山形に,寸法許容差
を適用したときの最大実体寸法となるねじの山形である。
転造で製造する場合,谷の形状は,ねじの谷底によって大きな丸みをもたせるために,修正をすること
ができる。この場合,おねじの谷の径d3を最大0.15 Pまで減少させてもよい。
谷の形状を修正する場合は,受渡当事者間の協定による。
7
最大実体山形の寸法
最大実体山形を図2及び図3に示し,寸法は,表2及び次の計算式による。
P
H
5.0
1=
c
c
1
4
3
5.0
a
P
a
H
H
h
+
=
+
=
=
2/
25
.0
1
H
P
z
=
=
)
5.0(2
2
c
3
3
a
P
d
h
d
d
+
−
=
−
=
P
d
z
d
D
d
5.0
2
2
2
−
=
−
=
=
P
d
H
d
D
−
=
−
=
1
1
2
c
4
2a
d
D
+
=
es
s
95
267
.0
=
c
1
5.0a
R
=
最大
4
B 0216-1:2013 (ISO 2901:1993)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
c
2
a
R
=
最大
注a) おねじの外径部に,0.5 ac以下の丸み又は面取りを設けるのがよい。ピッチが2〜12 mmの転造をするねじに
は,おねじの外径部に,0.6 ac以下の丸み又は面取りを設けるのがよい。
図2−めねじ及びおねじの有効径の基礎となる寸法許容差が0で,
めねじ及びおねじの谷底に隙間をもつ最大実体山形
注a) おねじの外径部に,0.5 ac以下の丸み又は面取りを設けるのがよい。ピッチが2〜12 mmの転造をするねじ
には,おねじの外径部に,0.6 ac以下の丸み又は面取りを設けるのがよい。
図3−めねじの有効径の基礎となる寸法許容差が0,おねじの有効径の基礎となる寸法許容差が負で,
めねじ及びおねじの谷底に隙間をもつ最大実体山形
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−最大実体山形の寸法
単位 mm
ピッチP
ac
H4 = h3
最大
1
R
最大
2
R
1.5
2
3
0.15
0.25
0.25
0.9
1.25
1.75
0.08
0.13
0.13
0.15
0.25
0.25
4
5
6
0.25
0.25
0.5
2.25
2.75
3.5
0.13
0.13
0.25
0.25
0.25
0.5
7
8
9
0.5
0.5
0.5
4
4.5
5
0.25
0.25
0.25
0.5
0.5
0.5
10
12
14
0.5
0.5
1
5.5
6.5
8
0.25
0.25
0.5
0.5
0.5
1
16
18
20
1
1
1
9
10
11
0.5
0.5
0.5
1
1
1
22
24
28
1
1
1
12
13
15
0.5
0.5
0.5
1
1
1
32
36
40
44
1
1
1
1
17
19
21
23
0.5
0.5
0.5
0.5
1
1
1
1