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B 0209-4 : 2001 (ISO 965-4 : 1998)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会  (JFRI)  /財団法人日本規

格協会  (JSA)  から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 965-4 : 1998 (ISO general purpose

metric screw threads

−Tolerances−Part 4 : Limits of sizes for hot-dip galvanized external screw threads to mate

with internal screw threads tapped with tolerance position H or G after galvanizing)

を基礎として用いた。

JIS B 0209

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

0209-1

  第 1 部:原則及び基礎データ

JIS

B

0209-2

  第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(はめあい区分)

JIS

B

0209-3

  第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

JIS

B

0209-4

  第 4 部:めっき後に公差位置 H 又は G にねじ立てをしためねじと組み合わせる溶融亜

鉛めっき付きおねじの許容限界寸法

JIS

B

0209-5

  第 5 部:めっき前に公差位置 h の最大寸法をもつ溶融亜鉛めっき付きおねじと組み合わ

せるめねじの許容限界寸法


日本工業規格

JIS

 B

0209-4

: 2001

 (I

965-4

: 1998

)

一般用メートルねじ−公差−

第 4 部:めっき後に公差位置 H 又は G に

ねじ立てをしためねじと組み合わせる

溶融亜鉛めっき付きおねじの許容限界寸法

ISO general purpose metric screw threads

−Tolerances−

Part 4 : Limits of sizes for hot-dip galvanized external screw threads

to mate with internal screw threads tapped

with tolerance position H or G after galvanizing

序文  この規格は,1998 年に第 1 版として発行された ISO 965-4, ISO general purpose metric screw threads−

Tolerances

−Part 4 : Limits of sizes for hot-dip galvanized external screw threads to mate with internal screw threads

tapped with tolerance position H or G after galvanizing

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更すること

なく作成した日本工業規格である。

1.

適用範囲  この規格は,JIS B 0205-3 で規定する一般用メートルおねじの有効径及び山の頂の直径(お

ねじ外径)に対する寸法許容差及び許容限界寸法について規定する。

なお,JIS B 0205-3 で規定する一般用メートルおねじは,JIS B 0205-1 による基準山形をもっている。

この規格によるおねじは,溶融亜鉛めっき後に公差位置 H 又は G にねじ立てした (tapped) めねじと組

み合わせることを意図した。

この規格に示すはめあい区分に対する許容限界寸法は,JIS B 0209-1 で規定する公差から導き出し,そ

の基礎となる寸法許容差は,次の式によっている。

es

az

=− (300+20P)

ここに,  es の単位は

µm,の単位は mm で表す。

この規格によるねじ山の公差で造られた製品は,有効断面積の減少によって,JIS B 1051 に規定する最

小引張荷重より低い荷重で破壊を起こす場合がある。

ねじ山のせん断という重大な危険を引き起こすことがあるという理由により,この規格によるねじ山の

公差をもつおねじは,JIS B 0209-5 によるねじ山の公差をもつめねじと組み合わせてはならない。

備考1.  おねじに公差域クラス6az が指定されない場合,その製品が遠心分離機で処理されているな

ら,公差域クラス6AZ のめねじと組み合わせ,そして,その製品が遠心分離機で処理されて

いないなら,公差域クラス6AX の溶融亜鉛めっき処理のめねじと組み合わせる。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。


2

B 0209-4 : 2001 (ISO 965-4 : 1998)

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 965-4 : 1998

  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 4 : Limits of sizes for

hot-dip galvanized external screw threads to mate with internal screw threads tapped with tolerance

position H or G after galvanizing (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

備考  ISO 5408 : 1983  Cylindrical screw threads−Vocabulary からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

JIS B 0205-1

  一般用メートルねじ−第 1 部:基準山形

備考  ISO 68-1 : 1998  ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1 : Metric screw threads

が,この規格と一致している。

JIS B 0205-3

  一般用メートルねじ−第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ

備考  ISO 262 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−Selected sizes for screws, bolts and

nuts

が,この規格と一致している。

JIS B 0209-1

  一般用メートルねじ−公差−第 1 部:原則及び基礎データ

備考  ISO 965-1 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1 : Principles and

basic data

が,この規格と一致している。

JIS B 0209-5

  一般用メートルねじ−公差−第 5 部:めっき前に公差位置 h の最大寸法をもつ溶融亜鉛

めっき付きおねじと組み合わせるめねじの許容限界寸法

備考  ISO 965-5 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 5 : Limits of sizes

for internal screw threads to mate with hot-dip galvanized external screw threads with maximum

size of tolerance position h before galvanizing

が,この規格と一致している。

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

備考  ISO 898-1 : 1999  Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel−Part 1 :

Bolts, screws and studs

が,この規格と一致している。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0101 による。

4.

呼び方  おねじに対する公差域クラスの呼び方は,6az とする。

例 M12−6az

5.

寸法許容差  表 に示すおねじの寸法許容差は,次の基礎となる寸法許容差のための公式及び JIS B 

0209-1

で規定する公差によっている。

基礎となる寸法許容差 es

az

は,次の公式によって計算した。

es

az

=− (300+20P)

ここに,  es

az

の単位は

µm,の単位は mm とする。


3

B 0209-4 : 2001 (ISO 965-4 : 1998)

表 1  寸法許容差

ピッチ

おねじの公差域クラス  6az

有効径

外径

谷の径

es ei es ei 

応力計算用の

寸法許容差

ねじの呼び

mm

µm

µm

µm

µm

µm

M10

  1.5

−330

−462

−330

−566

−547

M12

  1.75

−335

−485

−335

−600

−588

M14, M16

  2

−340

−500

−340

−620

−629

M18, M20, M22

  2.5

−350

−520

−350

−685

−711

M24, M27

  3

−360

−560

−360

−735

−793

M30, M33

  3.5

−370

−582

−370

−795

−875

M36, M39

  4

−380

−604

−380

−855

−957

M42, M45

  4.5

−390

−626

−390

−890

−1 040

M48, M52

  5

−400

−650

−400

−930

−1 122

M56, M60

  5.5

−410

−675

−410

−970

−1 204

M64

  6

−420

−700

−420

−1 020

−1 286

6.

許容限界寸法−おねじ−並目ねじ

はめあい区分:中

はめあい長さ:並

公差域クラス:6az

実体の谷底の形状は,どの箇所も基準山形の境界を越えてはならない。

溶融亜鉛めっきを施すねじの公差は,亜鉛めっき前の部品に対して適用する。亜鉛めっき後,実体のね

じ山形状は,どの箇所も公差位置 h の最大実体寸法の境界を越えてはならない。このおねじは,公差位置

H

又は G のめねじだけと組み合わせることを意図した。

表 2  公差域クラス 6az のおねじの許容限界寸法

単位 mm

はめあい長さ

外径

有効径

谷の径

(応力計算用)

谷底丸み

の半径

ねじの

呼び

を超え

以下

最大

最小

最大

最小

最大

最小

M10

5

15

 9.670

 9.434

 8.696

 8.564

 7.829

0.188

M12  6

18  11.665 11.400 10.528 10.378

9.518

0.219

M14  8

24  13.660 13.380 12.361 12.201

11.206

0.250

M16  8

24  15.660 15.380 14.361 14.201

13.206

0.250

M18  10  30  17.650 17.315 16.026 15.856

14.583

0.313

M20  10  30  19.650 19.315 18.026 17.856

16.583

0.313

M22  10  30  21.650 21.315 20.026 19.856

18.583

0.313

M24  12  36  23.640 23.265 21.691 21.491

19.959

0.375

M27  12  36  26.640 26.265 24.691 24.491

22.959

0.375

M30  15  45  29.630 29.205 27.357 27.145

25.336

0.438

M33  15  45  32.630 32.205 30.357 30.145

28.336

0.438

M36  18  53  35.620 35.145 33.022 32.798

30.713

0.500

M39  18  53  38.620 38.145 36.022 35.798

33.713

0.500

M42 21  63 41.610 41.110 38.687 38.451  36.089  0.563

M45 21  63 44.610 44.110 41.687 41.451  39.089  0.563


4

B 0209-4 : 2001 (ISO 965-4 : 1998)

単位 mm

はめあい長さ

外径

有効径

谷の径

(応力計算用)

谷底丸み

の半径

ねじの

呼び

を超え

以下

最大

最小

最大

最小

最大

最小

M48  24  71  47.600 47.070 44.352 44.102

41.465

0.625

M52  24  71  51.600 51.070 48.352 48.102

45.465

0.625

M56  28  85  55.590 55.030 52.018 51.753

48.842

0.688

M60  28  85  59.590 59.030 56.018 55.753

52.842

0.688

M64  32  95  63.580 62.980 59.683 59.403

56.219

0.750

ねじ基本関係 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

吉  本      勇

東京工業大学名誉教授

(幹事)

大  橋  宣  俊

湘南工科大学機械工学科

西  山  信  夫

メイラ株式会社技術本部

(委員)

穐  山  貞  治

経済産業省産業技術環境局標準課

稲  葉  元  成

元・ミネベア株式会社藤沢製作所

及  川  文  廣

株式会社サトーラシ品質保証部

近  藤  清  隆

いすゞ自動車株式会社藤沢工場開発管理室

杉  浦  孝  之

株式会社田野井製作所埼玉工場

大  黒  雅  之

大黒興業株式会社(ねじ商連)

田  中  誠之助

株式会社佐賀鉄工所開発部

谷  口  良  憲

トヨタ自動車株式会社設計管理部設計管理室

八  賀  聡  一

社団法人日本工作機械工業会技術部

橋  本      進

財団法人日本規格協会技術部

丸  山  一  男

工学院大学機械工学科

三  井  雅  夫

株式会社弥満和製作所技術本部技術部

(事務局)

中  村  智  男

日本ねじ研究協会

文責  西  山  信  夫