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B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ねじ研究協会  (JFRI)  /財団法人日本規

格協会  (JSA)  から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS B 0209 : 1997, JIS B 0211 : 1997 及び JIS B 0215 : 1982 は廃止され,JIS B 0209 のこの

部,第 2 部及び第 3 部に置き換えられる。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 965-1 : 1998 (ISO general purpose

metric screw threads

−Tolerances−Part 1 : Principles and basic data)  を基礎として用いた。

JIS B 0209

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

0209-1

  第 1 部:原則及び基礎データ

JIS

B

0209-2

  第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(はめあい区分)

JIS

B

0209-3

  第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

JIS

B

0209-4

  第 4 部:めっき後に公差位置 H 又は G にねじ立てをしためねじと組み合わせる溶融亜

鉛めっき付きおねじの許容限界寸法

JIS

B

0209-5

  第 5 部:めっき前に公差位置 h の最大寸法をもつ溶融亜鉛めっき付きおねじと組み合わ

せるめねじの許容限界寸法


日本工業規格

JIS

 B

0209-1

: 2001

 (I

965-1

: 1998

)

一般用メートルねじ−公差−

第 1 部:原則及び基礎データ

ISO general purpose metric screw threads

−Tolerances−

Part 1 : Principles and basic data

序文  この規格は,1998 年に第 3 版として発行された ISO 965-1, ISO general-purpose metric screw threads−

Tolerances

−Part 1 : Principles and basic data を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作

成した日本工業規格である。

1.

適用範囲  この規格は,JIS B 0205-2 による一般用メートルねじ (M) に対する公差方式について規定

する。

この公差方式は,JIS B 0205-1 に規定する基準山形に関係する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 965-1 : 1998

  ISO general-purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1 : Principles and

basic data (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これら引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0101

  ねじ用語

備考  ISO 5408 : 1983  Cylindrical screw threads−Vocabulary からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

JIS B 0205-1

  一般用メートルねじ−第 1 部:基準山形

備考  ISO 68-1 : 1998  ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1 : Metric screw threads

が,この規格と一致している。

JIS B 0205-2

  一般用メートルねじ−第 2 部:全体系

備考  ISO 261 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−General plan が,この規格と一致して

いる。

JIS B 0205-3

  一般用メートルねじ−第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ

備考  ISO 262 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−Selected sizes for screws, bolts and

nuts

が,この規格と一致している。

JIS B 0205-4

  一般用メートルねじ−第 4 部:基準寸法


2

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

備考  ISO 724 : 1993  ISO general-purpose metric screw threads−Basic dimensions が,この規格と一致

している。

JIS B 0209-2

  一般用メートルねじ−公差−第 2 部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

備考  ISO 965-2 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2 : Limits of sizes

for general purpose external and internal screw threads

−Medium quality が,この規格と一致

している。

JIS B 0209-3

  一般用メートルねじ−公差−第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差

備考  ISO 965-3 : 1998  ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 3 : Deviations for

constructional screw threads

が,この規格と一致している。

JIS B 0251

  メートルねじ用限界ゲージ

備考  ISO 1502 : 1996  ISO general-purpose metric screw threads−Gauges and gauging からの引用事項

は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 1051

  炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第 1 部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

備考  ISO 898-1 : 1999  Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel−Part 1 :

Bolts, screws and studs

が,この規格と一致している。

3.

定義及び記号

3.1

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0101 による。

3.2

記号  この規格で用いる記号は,次による。

記号

意味

D

めねじ谷の径の基準寸法

D

1

めねじ内径の基準寸法

D

2

めねじ有効径の基準寸法

d

おねじ外径の基準寸法

d

1

おねじ谷の径の基準寸法

d

2

おねじ有効径の基準寸法

d

3

おねじ谷の径

P

ピッチ

Ph

リード

H

とがり山の高さ

S

はめあい長さ“短い”の呼び方

N

はめあい長さ“並”の呼び方

L

はめあい長さ“長い”の呼び方

T

公差

T

D1

T

D2

T

d

T

d2

D

1

D

2

dd

2

に対する公差

eiEI

下の寸法許容差(

図 参照)

esES

上の寸法許容差(

図 参照)

R

おねじ谷底丸みの半径

C

おねじ谷底の切取り高さ


3

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

図 1  基準線(基準寸法)に対する公差域の位置

4.

公差方式の構成  公差方式は,公差グレード及び公差位置,並びに公差域クラスの選択によって構成

する。公差方式を,次のように規定する。

a)

ねじの四つの各直径に対する公差グレード系列を,次に示す。

  公差グレード

D

1

  4,5,6,7,8

  4,6,8

D

2

  4,5,6,7,8

d

2

3

,4,5,6,7,8,9

必要なはめあい区分とはめあい長さ区分による有効径及び山の頂の直径(めねじ内径及びおねじ外

径)に対する公差グレード及び公差グレードの組合せの詳細は,優先順位を付けて 12.に示す。

b)

公差位置の系列を,次に示す。

−  めねじに対して,G 及び H

−  おねじに対して,e,f,g 及び h

規定した公差位置は,通常の皮膜厚さの要求及びねじ込みやすさの要求に対応している。

c)

公差域クラス(公差グレードと公差位置との組合せ)は,はめあい長さ“短い”S,

“並”N 及び“長

い”L の三つの区分と,普通に使われるはめあい区分の“精”

“中”及び“粗”との組合せに対して

与える。

普通のおねじ及びめねじ用の公差域クラスは,更に,それらの中から選択する。

12.

に規定する以外の公差域クラスは,推奨できないものであり,特別の場合だけに用いる。

5.

呼び方

5.1

一般事項  ねじの呼び方は,ねじの種類及びサイズ並びにねじの公差域クラスから成り,必要な場

合には更に,個別の項目を続ける。

5.2

一条ねじの呼び方  JIS B 0205-1JIS B 0205-2JIS B 0205-3JIS B 0205-4JIS B 0209-2 及び JIS B 

0209-3

による一般用メートルねじ規格の要求を満たすねじは,文字“M”に続けて,記号“×”で区切っ

た呼び径及びピッチの値(ミリメートルで表す。

)によって示す。

例 M8×1.25

JIS B 0205-2

に載っている並目ねじに関して,ピッチは省略してもよい。


4

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

例 M8

公差域クラスは,有効径に対する公差域クラスに続けて,山の頂の直径に対する公差域クラスで表す。

各公差域クラスの呼び方は,次による。

−  公差グレードを表す数字

−  めねじには大文字,おねじには小文字による公差位置を表す文字

有効径と山の頂の直径との二つの公差域クラスの呼び方が同じ場合には,表示を繰り返す必要はない。

例  おねじ

めねじ 

ねじ部品どうしの組合せは,めねじの公差域クラスに続けて,おねじの公差域クラスを斜線で区切って

表す。

例 M6-6H/6g

 M20

×2-6H/5g6g

公差域クラスが示されていない場合には,次に示す公差域クラスをもつはめあい区分“中”が規定され

ていることを意味する。

めねじ 

− M1.4 以下のねじに対して,5H

− M1.6 以上のねじに対して,6H

備考  公差グレード 4 を一つだけ規定しているピッチ P=0.2mm のねじを除く(表 及び表 を参照)。

おねじ 

− M1.4 以下のねじに対して,6h

− M1.6 以上のねじに対して,6g

はめあい長さ“短い”S 及び“長い”L の表示は,公差域クラスの表示の後にダッシュで区切って追加

する。

例 20×2-5H-S

 M6-7H/7g6g-L

はめあい長さが示されていない場合には,はめあい長さは,

“並”N が規定されることを意味する。


5

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

5.3

多条ねじの呼び方  多条メートルねじは,文字“M”に続けて,呼び径の値,記号“×”,文字“Ph”

及びリードの値,文字“P”及びピッチの値(同じ方向を向く二つの隣り合うフランク間の軸方向の距離)

ダッシュ,並びに公差域クラスによって示す。呼び径,リード及びピッチは,ミリメートルで表す。

例 M16×Ph3P1.5-6H

特に明確にするために,条数,すなわち,

p

ph

の値は,括弧付きの文句で付け加えるのがよい。

例 M16×Ph3P1.5 (two starts) -6H

5.4

左ねじの呼び方  左ねじの場合には,ねじの呼び方の後にダッシュで区切って,文字“LH”を追加

する。

例 M8×1-LH

 M6

×0.75-5h6h-S-LH

 M14

×Ph6P2-7H-L-LH

 M14

×Ph6P2 (three starts) -7H-L-LH

6.

公差グレード  有効径及び山の頂の直径の二つの各要素に対して,幾つかの公差グレードを設ける。

それぞれの場合に公差グレードは,はめあい区分が“中”で,はめあい長さが“並”N のものに対して,6

とする。6 より小さい公差グレードは,はめあい区分“精”及び/又ははめあい長さが“短い”S の場合

に用いることを意図した。6 より大きい公差グレードは,はめあい区分“粗”及び/又ははめあい長さが

“長い”L の場合に用いることを意図した。幾つかの公差グレードにおいて,不適当なひっかかりの高さ

又は有効径の公差が山の頂の直径の公差を超えてはならないという要求の理由により,小さいピッチに対

する公差の値を示していない。

7.

公差位置  公差位置は,次に示すとおりとする(図 2及び表 参照)。

−  めねじに対して:

G

は,正の基礎となる寸法許容差をもつ。

H

は,0 の基礎となる寸法許容差をもつ。

−  おねじに対して:

e

,f 及び g は,負の基礎となる寸法許容差をもつ。

h

は,0 の基礎となる寸法許容差をもつ。

図 2  公差位置 のめねじ

図 3  公差位置 のめねじ


6

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

(

1

)

最小実体寸法  (d

2min

)

との関係だけに適用する。

11.

6参照。

(

1

)

最小実体寸法  (d

2min

)

との関係だけに適用する。

11.

6参照。

図 4  公差位置 e及び のおねじ

図 5  公差位置 のおねじ

表 1  めねじ及びおねじの基礎となる寸法許容差

基礎となる寸法許容差

めねじ

D

2

D

1

おねじ

dd

2

G H  e  f  g  h

ピッチ

P

EI

EI

es

es

es

es

mm

µm

µm

µm

µm

µm

µm

0.2

+ 17

0

− 17

0

0.25

+ 18

0

− 18

0

0.3

+ 18

0

− 18

0

0.35

+ 19

0

− 34

− 19

0

0.4

+ 19

0

− 34

− 19

0

0.45

+ 20

0

− 35

− 20

0

0.5

+ 20

0

− 50

− 36

− 20

0

0.6

+ 21

0

− 53

− 36

− 21

0

0.7

+ 22

0

− 56

− 38

− 22

0

0.75

+ 22

0

− 56

− 38

−22 0

0.8

+ 24

0

− 60

− 38

− 24

0

1

+ 26

0

− 60

− 40

− 26

0

1.25

+ 28

0

− 63

− 42

− 28

0

1.5

+ 32

0

− 67

− 45

− 32

0

1.75

+ 34

0

− 71

− 48

− 34

0

2

+ 38

0

− 71

− 52

− 38

0

2.5

+ 42

0

− 80

− 58

− 42

0

3

+ 48

0

− 85

−63

− 48

0


7

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

基礎となる寸法許容差

めねじ

D

2

D

1

おねじ

dd

2

G H  e  f  g  h

ピッチ

P

EI

EI

es

es

es

es

3.5

+ 53

0

− 90

− 70

− 53

0

4

+ 60

0

− 95

− 75

− 60

0

4.5

+ 63

0

−100

− 80

− 63

0

5

+ 71

0

−106

− 85

− 71

0

5.5

+ 75

0

−112

− 90

− 75

0

6

+ 80

0

−118

− 95

− 80

0

8

+100 0 −140

−118

−100 0

8.

はめあい長さ  はめあい長さは,表 による三つの種類 S,N 及び L に区分する。

表 2  はめあい長さ

単位 mm

はめあい長さ

呼び径

D

d

S N L

を超え

以下

ピッチ

P

以下

を超え

以下

を超え

0.99

1.4

0.2

0.5 0.5 1.4 1.4

  0.25

0.6 0.6 1.7 1.7

   0.3 0.7  0.7  2

2

1.4

2.8

0.2

0.5 0.5 1.5 1.5

  0.25

0.6 0.6 1.9 1.9

  0.35

0.8 0.8 2.6 2.6

0.4

1 1 3 3

  0.45

1.3 1.3 3.8 3.8

2.8

5.6

0.35

1 1 3 3

  0.5

1.5 1.5 4.5 4.5

   0.6 1.7  1.7  5

5

0.7

2 2 6 6

  0.75

2.2 2.2 6.7 6.7

  0.8

2.5 2.5 7.5 7.5

5.6

11.2

0.75

2.4 2.4 7.1 7.1

1

3 3 9 9

   1.25

4

4  12  12

   1.5 5

5  15  15

11.2 22.4

1

3.8

3.8

11

11

   1.25

4.5  4.5 13  13

   1.5 5.6  5.6 16  16

   1.75

6

6  18  18

   2  8

8  24  24

 2.5

10 10 30 30

22.4 45

1

4

4

12

12

   1.5 6.3  6.3 19  19

   2  8.5  8.5 25  25

 3

12 12 36 36

 3.5

15 15 45 45

 4

18 18 53 53

 4.5

21 21 63 63


8

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

単位 mm

はめあい長さ

呼び径

D

d

S N L

を超え

以下

ピッチ

P

以下

を超え

以下

を超え

45 90

1.5  7.5

7.5  22

22

   2  9.5  9.5 28  28

 3

15 15 45 45

 4

19 19 56 56

 5

24 24 71 71

 5.5

28 28 85 85

 6

32 32 95 95

90

180 2

12 12 36 36

 3

18 18 53 53

 4

24 24 71 71

   6 36  36 106 106

   8 45  45 132 132

180

355 3

20 20 60 60

 4

26 26 80 80

   6 40  40  118  118

   8 50  50 150 150

9.

山の頂の直径の公差

9.1

めねじ内径の公差  (T

D1

) 

  めねじ内径の公差  (T

D1

)

に関して,

表 による五つの公差グレード 4,5,

6

,7 及び 8 がある。

9.2

おねじ外径の公差  (T

d

)

  おねじ外径の公差  (T

d

)

に関して,

表 による三つの公差グレード 4,6 及

び 8 がある。

公差グレード 5 及び 7 は,おねじの外径に対して存在しない。

表 3  めねじ内径の公差  (T

D1

)  

公差グレード

4 5 6 7 8

ピッチ

P

mm

公差

µm

0.2 38

0.25 45  56

0.3  53 67 85

0.35 63  80 100

0.4 71 90

112

0.45  80 100 125

0.5 90

112

140

180

0.6  100 125 160 200

0.7  112 140 180 224

0.75 118 150 190 236

0.8  125 160 200 250 315

1

150 190 236 300 375

1.25 170 212 265 335 425

1.5  190 236 300 375 475

1.75 212 265 335 425 530


9

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

公差グレード

4 5 6 7 8

ピッチ

P

mm

公差

µm

2

236 300 375 475 600

2.5  280 355 450 560 710

3

315 400 500 630 800

3.5  355 450 560 710 900

4

375 475 600 750 950

4.5  425 530 670 850

1

060

5

450 560 710 900

1

120

5.5  475 600 750 950

1

180

6

500 630 800

1

000

1

250

8

630

800

1 000

1 250

1 600

表 4  おねじ外径の公差  (T

d

)  

公差グレード

4 6 8

ピッチ

P

mm

公差

µm

0.2 36

56

0.25 42 67

0.3 48

75

0.35 53 85

0.4 60

95

0.45 63

100

0.5 67

106

0.6 80

125

0.7 90

140

0.75 90

140

0.8 95

150

236

1 112

180

280

1.25 132 212 335

1.5 150

236

375

1.75 170 265 425

2 180

280

450

2.5 212

335

530

3 236

375

600

3.5 265

425

670

4 300

475

750

4.5 315

500

800

5 335

530

850

5.5 355

560

900

6 375

600

950

8 450

710

1

180

10.

有効径の公差  めねじ有効径の公差  (T

D2

)

に関して,

表 による五つの公差グレード 4,5,6,7 及

び 8 がある。おねじ有効径の公差  (T

d2

)

に関して,

表 による七つの公差グレード 3,4,5,6,7,8 及び

9

がある。


10

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

表 5  めねじ有効径の公差  (T

D2

)  

公差グレード

呼び径

D

mm

4 5 6 7 8

を超え

以下

ピッチ

P

mm

公差

µm

0.99 1.4  0.2 40

0.25

45

56

0.3

48

60

75

1.4 2.8 0.2

42

0.25

48

60

0.35

53

67

85

0.4

56

71

90

0.45

60

75

95

2.8 5.6 0.35

56 71 90

0.5

63

80

100

125

0.6

71

90

112

140

0.7

75

95

118

150

0.75

75

95

118

150

0.8  80 100 125 160 200

5.6  11.2

0.75

85 106 132 170

1

95 118 150 190 236

1.25

100 125 160 200 250

1.5 112 140 180 224 280

11.2  22.4

1  100 125 160 200 250

1.25

112 140 180 224 280

1.5 118 150 190 236 300

1.75

125 160 200 250 315

2  132 170 212 265 335

2.5 140 180 224 280 355

22.4  45

1  106 132 170 212

1.5 125 160 200 250 315

2  140 180 224 280 355

3  170 212 265 335 425

3.5 180 224 280 355 450

4  190 236 300 375 475

4.5 200 250 315 400 500

45

90

1.5 132 170 212 265 335

2  150 190 236 300 375

3  180 224 280 355 450

4  200 250 315 400 500

5  212 265 335 425 530

5.5 224 280 355 460 560

6  236 300 375 475 600

90  180

2  160 200 250 315 400

3  190 236 300 375 475

4  212 265 335 425 530

6  250 315 400 500 630

8  280 355 450 560 710

180  355

3  212 265 335 425 530

4  236 300 375 475 600

6  265 335 425 530 670

8  300 375 475 600 750


11

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

表 6  おねじ有効径の公差  (T

d2

)  

公差グレード

呼び径

d

mm

3 4 5 6 7 8 9

を超え

以下

ピッチ

P

mm

公差

µm

0.99 1.4  0.2 24 30 38 48

0.25

26 34 42 53

0.3 28 36 45 56

1.4  2.8  0.2 25 32 40 50

0.25

28 36 45 56

0.35

32 40 50 63 80

0.4 34 42 53 67 85

0.45

36 45 56 71 90

2.8  5.6  0.35

34 42 53 67 85

0.5 38 48 60 75 95

0.6 42 53 67 85

106

0.7 45 56 71 90

112

0.75

45 56 71 90

112

0.8 48 60 75 95

118

150

190

5.6 11.2  0.75

50  63 80 100 125

1

56  71  90 112 140 180 224

1.25 60  75  95 118 150 190 236

1.5  67  85 106 132 170 212 265

11.2  22.4  1

60  75  95 118 150 190 236

1.25 67  85 106 132 170 212 265

1.5  71  90 112 140 180 224 280

1.75 75  95 118 150 190 236 300

2

80 100 125 160 200 250 315

2.5  85 106 132 170 212 265 335

22.4  45

1

63  80 100 125 160 200 250

1.5  75  95 118 150 190 236 300

2

85 106 132 170 212 265 335

3  100 125 160 200 250 315 400

3.5 106 132 170 212 265 335 425

4  112 140 180 224 280 355 450

4.5 118 150 190 236 300 375 475

45

90

1.5  80 100 125 160 200 250 315

2

90 112 140 180 224 280 355

3  106 132 170 212 265 335 425

4  118 150 190 236 300 375 475

5  125 160 200 250 315 400 500

5.5 132 170 212 265 335 425 530

6  140 180 224 280 355 450 560

90  180

2

95 118 150 190 236 300 375

3  112 140 180 224 280 355 450

4  125 160 200 250 315 400 500

6  150 190 236 300 375 475 600

8  170 212 265 335 425 530 670

180  355

3  125 160 200 250 315 400 500

4  140 180 224 280 355 450 560

6  160 200 250 315 400 500 630

8  180 224 280 355 450 560 710


12

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

11.

谷底の形状  めねじ及びおねじの実体の谷底の形状は,どの箇所も基準山形の境界を越えてはならな

い。

強度区分 8.8 以上(JIS B 1051 参照)のねじ部品のおねじにおいて,谷底の輪郭は,反転することのな

い曲率をもち,いずれの部分も 0.125×より小さい丸み半径になってはならない(

表 参照)。

谷の径 d

3

が最大の位置において,丸み半径 R

min

=0.125×は,最大実体のフランクと JIS B 0251 による

通りゲージの内径円筒とが交差する点を通り,最小実体のフランクに接するようにつなぐ。

最大の切取り高さ C

max

の値は,次の公式によって計算する。

2

4

1

cos

arc

3

cos

1

4

2

min

2

min

max

d

d

T

R

T

R

H

C

+

ïþ

ï

ý

ü

ïî

ï

í

ì

ú

û

ù

ê

ë

é

÷÷ø

ö

ççè

æ

=

π

ただし,

(

)

P

R

H

×

=

34

144

.

0

6

の切取り高さにするのが望ましく,おねじ谷の径 d

3

の応力計算の基礎として

6

H

を用

いることを推奨する(対応する値に関して,JIS B 0209-3 を参照。

最小の切取り高さ C

min

の値は,次の公式によって計算する。

7

125

.

0

min

H

P

C

=

強度区分が 8.8 より下のねじ部品のおねじも,前述の要求に適合することが望ましい。これは,疲労又

は衝撃の負荷を受けるねじ部品又はその他のねじ付き部品にとって,特に重要なことである。しかし,お

ねじ谷の径の最大寸法 d

3max

が,

JIS B 0251

による通りゲージの最小内径寸法より小さくなければならない

ということ以外の制限は,一般にない。

図 6  おねじ谷底の形状


13

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

表 7  最小の谷底丸み半径

ピッチ  P

mm

R

min

µm

0.2 25

0.25 31

0.3 38

0.35 44

0.4 50

0.45 56

0.5 63

0.6 75

0.7 88

0.75 94

0.8 100

1 125

1.25 156

1.5 188

1.75 219

2 250

2.5 313

3 375

3.5 438

4 500

4.5 563

5 625

5.5 688

6 750

8 1

000

12.

推奨する公差域クラス

  ゲージ及び製造工具の数を少なくするために,公差域クラスは,

表 8

及び

9

から選ぶのがよい。

はめあい区分の選択は,次の一般的な基準による。

−  精:はめあいの変動量が小さいことを必要とする精密ねじ用。

−  中:一般用。

−  粗:例えば,熱間圧延棒や深い止まり穴にねじ加工をする場合のように,製造上困難が起こり得る

場合。

はめあい長さは,

(標準ボルトの製造のように)ねじの実際のはめあい長さが分からない場合には,区分

N

を推奨する。

太線枠の付いた公差域クラスは,普通のおねじ及びめねじ用に選ぶ。

太い文字の公差域クラスは,第 1 選択である。

普通の文字の公差域クラスは,第 2 選択である。

括弧の公差域クラスは,第 3 選択である。

めねじ用に推奨される公差域クラスのどれもが,おねじ用に推奨される公差域クラスのどれとも組み合

わせることができる。しかし,十分なひっかかりを保証するために,完成品は,H/g,H/h 又は G/h のはめ

あい構成にするのがよい。M1.4 以下のねじサイズについては,5H/6h,4H/6h 又はより精密な組合せを選


14

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

ぶ。

皮膜を施すねじについて,特に指定がなければ,公差は皮膜を付ける前の部品に適用する。皮膜を付け

た後の実体のねじ山形状は,どの箇所も公差位置 H 又は h に対する最大実体寸法の境界を越えてはならな

い。

備考

これらの規定は,例えば,電気めっきによって得られる,薄い皮膜に対して用いることを意図

した。

表 8  推奨するめねじの公差域クラス

公差位置  G

公差位置  H

はめあい

区分

S N L S N L

−  4H 5H 6H

中 (5G) 6G (7G) 5H

6H

7H

− (7G) (8G) − 7H 8H

表 9  推奨するおねじの公差域クラス

公差位置  e

公差位置  f

公差位置  g

公差位置  h

はめあい

区分

S N

L

S N L

S

N

L

S

N

L

− (4g)

(5g4g) (3h4h)

4h (5h4h)

6e (7e6e)

6f

(5g6g)

6g (7g6g)  (5h6h) 6h (7h6h)

− (8e)  (9e8e)  −

− 8g

(9g8g)

13.

公式

  この規格の値は,経験に基づいている。矛盾のない体系を得るために,数値計算の公式が開発

された。

有効径及び山の頂の直径の公差及び,基礎となる寸法許容差に対する値は,公式によって計算し,標準

数列

R40

に最も近い値に丸めた。しかし,小数点がある場合には,更に,値が最も近い整数になるように

丸めた。

滑らかな連続性を得るために,これらの丸め方は,常には使用していない。

表 7

で規定する谷底の丸み半径は,0.125に等しい。

13.1

基礎となる寸法許容差

  めねじ及びおねじの基礎となる寸法許容差は,次の公式によって計算した。

EI

G

=+ (15+11P)

EI

H

=0

es

e

=− (50+11P)

1)

es

f

=− (30+11P)

2)

es

g

=− (15+11P)

es

h

=0

ここに,  EI 及び es 

µ

m

は mm で表す。

13.2

はめあい長さ

表 2

におけるはめあい長さ l

N

の許容限界の計算のために,次の計算式を適用した。

ある直径範囲における各ピッチに対して,は,全体系(

JIS B 0205-2

参照)に記載されている(範囲内

で)最も小さい直径に等しく固定した。

                                                                                                                                                                                         

 1)

  P≦0.45mm のねじ山に対する値は,例外である。

   2)

  P≦0.3mm には,適用しない。


15

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

l

N min

(約)=2.24Pd

0.2

l

N max

(約)=6.7Pd

0.2

ここに,  l

N

及び は mm で表す。

13.3

山の頂の直径公差

13.3.1

おねじ外径の公差  (T

d

)

,グレード 6

  公差グレード 6 に対する T

d

(6)

の値は,次の公式によって計

算した。

( )

P

P

T

d

15

.

3

180

6

3

2

=

ここに,

  T

d

µm

P

mm

で表す。

他の公差グレードに対する

T

d

の値は,下の表に従って,

T

d

(6)

の値(

表 4

を参照)から求める。

公差グレード

4 6 8

0.63T

d

 (6)

T

d

 (6)

1.6T

d

(6)

13.3.2

めねじ内径の公差  (T

D1

)

,グレード 6

  公差グレード

6

に対する

T

D1

(6)

の値は,次の公式によって計

算した。

a)

 0.2

0.8mm

のピッチ

T

D1

(6)

433P

190P

1.22

b)

 1mm

以上の粗いピッチ

T

D1

(6)

230P

0.7

ここに,

  T

D1

µm

P

mm

で表す。

他の公差グレードに対する値は,下の表に従って,

T

D1

(6)

の値(

表 3

の中)から求める。

公差グレード

4 5 6 7 8

0.63T

D1

 (6)

0.8T

D1

 (6)

T

D1

 (6)

1.25T

D1

 (6)

1.6T

D1

(6)

13.4

有効径の公差

13.4.1

おねじ有効径の公差  (T

d2

)

表 6

T

d2

(6)

の値は,次の公式によって計算した(

d

は,直径範囲の

限界の幾何平均に等しくして)

T

d2

(6)

90P

0.4

d

0.1

ここに,

  T

d2

(6)

µm

P

mm

で表す。

他の公差グレードに対する値は,下の表に従って,

T

d2

(6)

の値(

表 6

を参照)から求める。

公差グレード

3 4 5 6  7

8  9

0.5T

d2

 (6)

0.63T

d2

 (6)

0.8T

d2

 (6)

T

d2

 (6)

1.25T

d2

 (6)

1.6T

d2

 (6)

2T

d2

(6)

与えた公式に従って計算した値が,推奨する公差域クラスとして表になっている公差グレード

T

d

の値を

超える場合には,

表 6

T

d2

の値を掲げていない。

13.4.2

めねじ有効径の公差  (T

D2

)

T

D2

の値は,下の表に従って

T

d2

(6)

の値(

表 6

参照)から求める。

公差グレード

4 5 6 7 8

0.85T

d2

 (6)

1.06T

d2

 (6)

1.32T

d2

 (6)

1.7T

d2

 (6)

2.12T

d2

(6)

与えた公式に従って計算した値が,

0.25P

を超える場合には,

表 5

T

D2

の値を掲げていない。


16

B 0209-1 : 2001 (ISO 965-1 : 1998)

ねじ基本関係 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

吉  本      勇

東京工業大学名誉教授

(幹事)

大  橋  宣  俊

湘南工科大学機械工学科

西  山  信  夫

メイラ株式会社技術本部

(委員)

穐  山  貞  治

経済産業省産業技術環境局標準課

稲  葉  元  成

元・ミネベア株式会社藤沢製作所

及  川  文  廣

株式会社サトーラシ品質保証部

近  藤  清  隆

いすゞ自動車株式会社藤沢工場開発管理室

杉  浦  孝  之

株式会社田野井製作所埼玉工場

大  黒  雅  之

大黒興業株式会社(ねじ商連)

田  中  誠之助

株式会社佐賀鉄工所開発部

谷  口  良  憲

トヨタ自動車株式会社設計管理部設計管理室

八  賀  聡  一

社団法人日本工作機械工業会技術部

橋  本      進

財団法人日本規格協会技術部

丸  山  一  男

工学院大学機械工学科

三  井  雅  夫

株式会社弥満和製作所技術本部技術部

(事務局)

中  村  智  男

日本ねじ研究協会

文責  西  山  信  夫