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B 0176-3 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本工具工業会 (JSCTA) /財団法人日本規

格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格を改正して部編成に分割制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって,JIS 

B 0176 : 1996

は廃止され,JIS B 0176-1に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 0176

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

0176-1

  第 1 部:タップ

JIS

B

0176-2

  第 2 部:ねじ切りダイス

JIS

B

0176-3

  第 3 部:チェーザ

JIS

B

0176-4

  第 4 部:ねじ転造ダイス


B 0176-3 : 2002

(2) 

目次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  分類

1

3.

  チェーザの名称の呼び方

1

4.

  用語及び定義

2

索引16


日本工業規格

JIS

 B

0176-3

: 2002

ねじ加工工具用語−

第 3 部:チェーザ

Threading tools

−Vocabulary

Part 3 : Chaser

1.

適用範囲  この規格は,主として金属加工用として一般に用いるチェーザ(

1

)

に関する用語及びその定

義について規定する。

(

1

)

ねじを切る多山の刃物の総称。

2.

分類  用語の分類は,次による。

a)

チェーザの種類

1)

刃部材料及び表面処理による分類

2)

構造による分類

3)

機能又は用途による分類

3.1)

製造方法による分類

3.2)

用途による分類

3.3)

ねじの種類による分類

3.4)

刃部の形態による分類

b)

チェーザの要素

c)

チェーザの角

d)

チェーザの精度

e)

チェーザ刃部の損傷

f)

チェーザ一般

3.

チェーザの名称の呼び方  チェーザの種類を表す名称は,チェーザの種類の番号順 2.a)1)2.a)3)3.4)

に該当する用語を組み合わせて呼ぶ。ただし,製造方法については,これを省略し,ねじの種類による分

類を刃部材料及び表面処理の分類の後に呼ぶ。また,ねじの種類は呼びに換えてもよい(

表 参照)。


2

B 0176-3 : 2002

表 1  チェーザの名称の呼び方の例

呼び方

刃部材料及び表面
処理

ねじの種類

構造

用途

刃部の形態

合金工具鋼メートル 
並目ねじ用ダイヘッドチェーザ

合金工具鋼

メートル並目ね
じ用

(むく) ダイヘッド

(直刃)

メートル細目ねじ用 
ラジアルチェーザ

(高速度工具鋼) メートル細目ね

じ用

(むく) ラジアル

(直刃)

チタンナイトライドコーティ

ング管用平行ねじ用タンゼン
シャルチェーザ

(高速度工具鋼)

チタンナイトライ
ドコーティング

管用平行ねじ用 (むく) タンゼンシャル  (直刃)

超硬 PT1/8 付刃 
パイプねじチェーザ

超硬(合金) PT1/8

付刃

パイプねじ

(内丸刃)

ユニファイ細目ねじ用

コラプシブルタップチェーザ

(高速度工具鋼) ユニファイ細目

ねじ用

(むく) コラプシブルタ

ップ

(外丸刃)

備考  括弧を付けてあるものは,省略してもよい。

4.

用語及び定義  チェーザの用語及びその定義は,次による。

なお,参考のために量記号,単位及び対応英語を示す。

備考1.  用語の一部に括弧を付けてあるものは,括弧の中の用字を省略してもよい。

2.

用語欄で用語の下の括弧付きの仮名書きは,読み方を示す。

3.

用語の定義の中の太字で示す用語は,この規格で規定しているものである。

4.

図は一例を示すものであって,形状及び大きさを表すものではない。

なお,図中の括弧内の数字は,この規格の用語の番号を示す。

a)

チェーザの種類

1)

刃部材料及び表面処理による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1101 

合金工具鋼チェーザ

刃部の材料に合金工具鋼を使用したチェーザ。

alloy tool steel chaser

1102 

高速度(工具)鋼チ
ェーザ

刃部の材料に高速度工具鋼を使用したチェーザ。

high speed (tool) steel

chaser

1103 

超硬(合金)チェー

刃部の材料に超硬合金(炭化タングステンを主体とした
焼結体)を使用したチェーザ。

cemented carbide chaser,

carbide chaser

1104 

コーティングチェー

刃部の材料に窒化チタニウム(チタンナイトライド),炭
化チタニウム(チタンカーバイド)などを表面に一層又
は多層に化学的若しくは物理的に密着させた工具材料を

使用したチェーザ。

備考  高速度鋼チタンナイトライドコーティングチ

ェーザ,超硬チタンカーバイドコーティングチ

ェーザなどがある。

coated chaser

1105 

窒化処理チェーザ

刃部の材料の表面に窒化処理を施した工具材料を使用し
たチェーザ。

nitrided chaser

1106 

酸化処理チェーザ

刃部の材料の表面に酸化処理を施した工具材料を使用し
たチェーザ。

oxidized chaser

1107 

窒化酸化処理チェー

刃部の材料の表面に窒化及び酸化処理を施した工具材料
を使用したチェーザ。

nitrided and oxidized

chaser


3

B 0176-3 : 2002

2)

構造による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1201 

むくチェーザ

刃部とボデーとが同一材料からなり,一体となっている
チェーザ。

solid chaser

1202 

付刃チェーザ 
(つけはちぇーざ)

刃部の材料をボデーに溶接又はろう付けしたチェーザ。

tipped chaser

3)

機能又は用途による分類

3.1)

製造方法による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1301 

研削(仕上げ)チェー

ねじ部を研削仕上げしたチェーザ。

ground (thread) chaser

1302 

切削(仕上げ)チェー

ねじ部を切削仕上げしたチェーザ。

cut (thread) chaser

3.2)

用途による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1311 

ダイヘッドチェーザ

ダイヘッドに取り付けて組として使うチェーザ。

die head chaser


4

B 0176-3 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1312 

ラジアルチェーザ

チェーザの向きが工作物に対して放射方向になっている
チェーザ。

備考  コベントリ形が代表的である。

radial chaser

1313 

タンゼンシャルチェ
ーザ

チェーザの向きが,工作物に対して接線方向になってい
るチェーザ。

備考  ランジス形が代表的である。

tangential chaser

1314 

ブロジェクトチェー

ダイヘッドチェーザにおいて,上面から食付き部が突出
しているチェーザ。

projection type chaser

1315 

パイブねじチェーザ

ラジアルチェーザの一種で,主として管用ねじのねじ切
りに用いるチェーザ。

備考  オスタ形が代表的である。

pipe thread chaser

1316 

ダイスチェーザ

植刃ダイスに用いるチェーザ(JIS B 0176-2 番号 1203 
照)

die chaser


5

B 0176-3 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1317 

コラプシブルタップ
チェーザ

コラプシブルタップに用いるチェーザ。

collapsible tap chaser

1318 

タップチェーザ

植刃タップに用いるチェーザ(JIS B 0176-1 番号 1205 
照)

tap chaser

3.3)

ねじの種類による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1321 

メートル並目ねじ用
チェーザ

メートル並目ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 

0205-1

JIS B 0205-4 参照)

chasers for metric coarse

thread

1322 

メートル細目ねじ用
チェーザ

メートル細目ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 

0205-1

JIS B 0205-4 参照)

chasers for metric fine

thread

1323 

ユニファイ並目ねじ
用チェーザ

ユニファイ並目ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 

0206

参照)

chasers for unified coarse

thread

1324 

ユニファイ細目ねじ
用チェーザ

ユニファイ細目ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 

0208

参照)

chasers for unified fine

thread

1325 

管用平行ねじ用チェ
ーザ

管用平行ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 0202

参照)

chasers for parallel pipe

thread

1326 

管用テーパねじ用チ
ェーザ

管用テーパねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 0203

参照)

chasers for taper pipe

thread

1327 

メートル台形ねじ用
チェーザ

メートル台形ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 

0216

参照)

chasers for metric

trapezoidal thread

1328 

自転車ねじ用チェー

自転車ねじの

ねじ切りに用いるチェーザ(JIS B 0225 

照)

chasers for cycle thread

3.4)

刃部の形態による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1331 

直刃チェーザ

ねじ面が平面になっているチェーザ(番号 1312 の左図及
び 1313 参照)

備考  コベントリ形及びランジス形が代表的である。

milled type chaser

1332 

内丸刃チェーザ

ねじ面がおう(凹)面になっているチェーザ(番号 1312
の右図参照)

備考  オスタ形が代表的である。

hobbed chaser


6

B 0176-3 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1333 

外丸刃チェーザ

ねじ面がとつ(凸)面になっているチェーザ。

備考  コラプシブルタップチェーザが代表的である。

b)

チェーザの要素

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2001 

呼び

ねじの種類を表す記号,呼び径を表す数字及び,
ピッチ又は山数などで表す。

例 M12,

M8

×1, G1/8, 14(

ピッチ又は山数だ

け)

− nominal

designation,

nominal size

2002 

ボデー

チェーザの基幹部,それ自身が

切れ刃を形成する

か,又はブレード若しくはチップを保護する部分
を含めた全体。

− body

2003 

上面 
(じょうめん)

切削されるねじの軸線に直角な

食付き部側の端

面。

− top

face

2004 

ねじ面

ねじ部の面。

備考  寸法又は測定の基準とする場合には一

般にねじの

山の頂を連ねる仮想面を用

いる。

− thread

face

2005 

ねじ部

食付き部を含んだねじ山のある部分。

− thread

part

2006 

ねじ部の艮さ

上面に直角方向のねじ部の長さ。

l thread

length

2007 

食付き部

チェーザが工作物に食い付いて,切削しながらチ
ェーザ自身を案内する部分。

− chamfer

2008 

食付き部の長さ

上面からの食付き部の長さ。

l

c

 chamfer

length

2009 

食付き部の先端深

食付き部の先端において,ねじ山の山の頂から谷
底に向かって切り取られた最大の深さ。

h

chamfer end depth

2010 

完全(ねじ)山部

完全なねじ山の形をもつ部分。

full thread part, complete

thread portion

2011 

完全(ねじ)山部の
長さ

上面に直角方向の完全ねじ山部の長さ。

l

t

full thread length,

complete thread length

2012 

刃部

チェーザの切削に直接あずかる部分。

切れ刃,す

くい面及び逃げ面からなる。

− cutting

part

2013 

切れ刃

すくい面が逃げ面につながる部分。

− cutting

edge

共通

2014 

すくい面

切削を営む主体となる面。切りくずは,この面上
を擦過する。

− cutting

face


7

B 0176-3 : 2002

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2015 

ピッチ

切削されるねじのピッチに対応するピッチ。

P pitch

2016 

リード

切削されるねじのリードに対応するリード。

− lead

2017 

(25.4mm につき)
山数 
(やますう)

25.4mm

ピッチで割った値(JIS B 0101 参照)。

n

threads per inch

2018 

ピッチ線

切削されるねじのピッチ線に対応する線。

− pitch

line

2019 

基準山形

ねじ山の実際の断面形を定めるための基準となる
理論上のねじ山形状。

− basic

profile

2020 

ねじ山の角度

切削されるねじのねじ山の角度に対応するねじ山

の角度。

α

included angle of thread

2021 

山の半角

対称断面形のねじ山におけるフランク角。

ねじ山

の角度の半分に等しい。

α

/2

half angle of thread

2022 

とがり山の高さ

とがり三角形の高さ(JIS B 0101 参照)

fundamental triangle

height

2023 

基準山の高さ

基準山形における山の高さ。

H

1

height of basic thread

profile

2024 

ねじ山のアデンダ

ピッチ線から山の頂までのねじ山の高さ。

備考  ねじ山形によって,ねじ部の精度が決

められるので,そのねじ山形の状態を

表すのに用いるもの。

addendum of thread

2025 

ねじ山のデデンダ

ピッチ線から谷底までのねじ山の高さ。

備考  ねじ山形によって,ねじ部の精度が決

められるので,そのねじ山形の状態を
表すのに用いるもの。

dedendum of thread

2026 

アデンダムの基準
寸法

ねじ山のアデンダムの基準の高さ。

h

a

basic size of addendum

共通

2027 

デデンダムの基準
寸法

ねじ山のデデンダムの基準の高さ。

h

d

basic size of dedendum


8

B 0176-3 : 2002

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2028 

山の頂 
(やまのいただき)

ねじ山の両側の

フランクを連絡する面(JIS B 

0101

参照)

− crest

2029 

山の丸み

山の頂に円弧部があるとき,その半径。

− crest radius

2030 

谷底

ねじ溝の両側の

フランクを連絡する面(JIS B 

0101

参照)

− root

2031 

谷底のすみの丸み

谷底とねじ溝の両側のフランクとが交わる位置の
丸み。

corner roundness of thread

root

2032 

フランク

山の頂と谷底とを連絡する面。

− flank

共通

2033 

長さ

厚さの 1/2 の位置における

山の頂から支持面まで

前面に平行な距離。

L length

2034 

高さ

上面から底面までの距離。

W height

2035 

厚さ

前面から後面までの距離。

T thickness

2036 

底面 
(ていめん)

上面の反対側の面。

− bottom

face

2037 

支持面

ねじ面の反対側の面。

− back

face

2038 

前面 
(ぜんめん)

すくい面のある側の面。

− front

face

2039 

後面 
(こうめん)

前面の反対側の面。

− rear

face

2040 

カム溝

寸法調整及び開閉用の

ダイヘッドのカムが入る

溝。

− cam groove

2041 

カム溝の深さ

底面からカム溝の底までの距離。

depth of cam groove

2042 

カム溝の幅

カム溝の内側面に直角方向の幅。

width of cam groove

2043 

支持部の幅

支持面からカム溝の支持面側の内側面に直角方向
の最大距離。

ラジアルチェーザ

2044 

刃の高さ

後面からすくい面上の山の頂を連ねる線と食付き
部の切れ刃を連ねる線との交点までの距離。

備考  一般に高さ測定器の番号で表す。

h

e

 edge

height


9

B 0176-3 : 2002

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

ラジアルチェーザ

2045 

ピッチずれ

一組のチェーザのねじ山の位相のずれ。

備考  寸法又は測定の基準とする場合には底

面から最初の完全ねじ山までの距離を
用いる。

2046 

長さ

刃先から

後面までの距離。

L length

2047 

厚さ

底面からねじ面までの距離。

T thickness

2048 

基準の厚さ

底面からねじ部の谷底までの距離。

備考  チェーザの厚さの基準となる寸法であ

る。

h

4

 root

thickness

2049 

上面から支持面までの最大距離

W width

2050 

底面 
(ていめん)

ねじ面の反対側の面。

− bottom

face

2051 

底面の幅

支持面からあり面までの最大距離。

b

distance across vee

2052 

支持面

上面の反対側の面。

− back

face

2053 

後面 
(こうめん)

すくい面の反対側の面。

− rear

face

2054 

あり面

支持面と反対側のあり部の面。

− dovetail

face

タンゼンシャルチェーザ

2055 

ありの深さ

底面から食付き部の反対側の面までの距離。

h

2

depth of dovetail


10

B 0176-3 : 2002

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

タンゼンシャルチェーザ

2056 

ピッチずれ

一組のチェーザのねじ山の位相のずれ。

備考  寸法又は測定の基準とする場合には支

持面から最初の完全ねじ山までの距離
を用いる。

c)

チェーザの角

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

3001 

食付き角

食付き部と上面とがなす角の余角。

κ

 

chamfer angle

3002 

食付き部の逃げ角

切削されるねじの仕上げ面に対する

食付き部の逃

げ面の傾きを表す角。

α

c

chamfer relief angle

3003 

すくい角

基準面 (Pr) に対する

すくい面の傾きを表す角

JIS B 0170 参照)

γ

 

rake, rake angle

共通

3004 

ねじ山の逃げ角

切削されるねじの仕上げ面に対するチェーザのね
じ山の逃げ面の傾きを表す角。

α

t

thread relief angle


11

B 0176-3 : 2002

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

3005 

すくい面のこう配

底面と後面とに直角なすくい面上の面において,
すくい面と後面に平行な面とがなす角。

ε

 

ラジアルチェーザ

3006 

支持面の角

カム溝に平行で支持面に接する面と前面とがなす
角。

− support

angle

3007 

ありの角

あり面と底面とがなす角。

λ

 

dovetail angle

3008 

支持面の角

支持面と底面に直角な面とがなす角。

θ

c

 support

angle

タンゼンシャルチェーザ

d)

チェーザの精度

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

4001 

ねじ部の精度

ねじ山のアデンダム・デデンダムの許容差,ピッ
チの許容差及び山の半角の許容差による精度。

accuracy of thread

4002 

ピッチずれの許容

ピッチずれに対して定めた許容差。

4003 

ピッチずれの相互

一組のチェーザの

ピッチずれの最大差。

共通

4004 

長さの相互差

一組のチェーザの

長さの最大差。

ラジアルチェーザ

4005 

刃の高さの相互差

一組のチェーザの

刃の高さの最大差。

e)

チェーザ刃部の損傷

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5001 

摩耗

刃部に生じた漸進的な減耗。

− wear

共通

5002 

食付き逃げ面摩耗

食付き部の逃げ面に生じる摩耗。

VB chamfer

flank

wear


12

B 0176-3 : 2002

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5003 

食付き部ねじ山コ
ーナ摩耗

食付き部の逃げ面とフランクとのりょう(稜)線
に生じる

摩耗。

5004 

山頂摩耗

完全山部の山の頂に生じる摩耗。

− crest

wear

5005 

すくい面摩耗

すくい面に生じる摩耗。

− face

wear

5006 

クレータ摩耗

すくい面摩耗のうち,くぼみが生じる摩耗。

KT crater

5007 

チッピング

切れ刃に生じた小さな欠け。

− chipping

5008 

欠損

刃部又はねじ部に生じた大きな欠け。

5009 

破損

刃部又はねじ部の大きな範囲に及ぶ破壊。

fracture of cutting part

5010 

折損

チェーザに生じた折れ。

− breakage

5011 

はく離

刃部又はねじ部に生じたりん(鱗)片状の損失。

− flaking

共通


13

B 0176-3 : 2002

f)

チェーザ一般

参考

区分

番号

用語

定義

量記号

単位

対応英語

6001 

ねじ切り

チェーザでおねじを加工すること。

− thread

chasing

6002 

ねじ切りトルク

ねじ切りをするときの回転抵抗。

T

N

・m  thread chasing torque

6003 

ねじブランク径

ねじブランクの直径。

− blank

diameter

6004 

組合せ番号

一組のチェーザの組合せの順序を表す番号。

− sequence number

6005 

切削速度

チェーザの

谷底におけるチェーザと工作物と

の相対的な円周方向の速度。

V

c

 m/s,

m/min

cutting speed

6006 

リード送り

ダイヘッド又は工作物が 1 回転で 1 リード進
むような送り方。1 条ねじの場合はピッチ送

りともいう。

− lead

feed

6007 

(自動開き)ダイ
ヘッド

おねじを切り終わったときチェーザが外側に
開いて逆転することなく元の位置にまで戻す

ことができる装置。

備考  コベントリダイヘッド,ランジス

ダイヘッド,ジオメトリックダイ

ヘッドなどがあり,チェーザが半
径方向に送られるものと接線方向
に送られるものとがある。

self-opening die head

共通

6008 

ダイヘッドの呼

ダイヘッドに対応するチェーザの種類,形式
及び切られるねじの最大の

呼びで表す。

nominal designation of

die head

6009 

刃の高さの番号

刃の高さを高さ測定器の目盛番号に換算した
値。

− height

number

6010 

高さ測定器

刃の高さの番号を測定する測定器。

備考  2°45'のこう配溝及び目幅 1.5875

(25.4/16) mm

の目盛を刻んだスケ

ールをもっている。

− height

gauge

6011 

組記号

各組のチェーザを区別するための組固有の記

号。

備考  組番号で表す場合もある。

ラジアルチェーザ

6012 

2

回切り

ダイヘッドの荒と仕上げとの切替装置を利用
して,2 回で

ねじ切りする方法。

two operation chasing

関連規格  JIS B 0101  ねじ用語

JIS B 0170

  切削工具用語(基本)

JIS B 0176-1

  ねじ加工工具用語−第 1 部:タップ

JIS B 0176-2

  ねじ加工工具用語−第 2 部:ねじ切りダイス


14

B 0176-3 : 2002

JIS B 0202

  管用平行ねじ

JIS B 0203

  管用テーパねじ

JIS B 0205-1

  一般用メートルねじ−第 1 部:基準山形

JIS B 0205-4

  一般用メートルねじ−第 4 部:基準寸法

JIS B 0206

  ユニファイ並目ねじ

JIS B 0208

  ユニファイ細目ねじ

JIS B 0216

  メートル台形ねじ

JIS B 0225

  自転車ねじ


15

B 0176-3 : 2002

日本工業標準調査会標準部会  機械要素技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

大  園  成  夫

東京電機大学工学部

(委員)

加  藤  伸  一

社団法人自動車技術会

川  口  俊  充

日本工具工業会

黒  澤  富  蔵

産業技術総合研究所

桑  田  浩  志

有限会社桑田設計標準化研究所

清  水  雄  輔

社団法人日本バルブ工業会

庄  野  敏  臣

社団法人日本工作機械工業会

筒  井  康  賢

産業技術総合研究所

真  弓      透

社団法人日本ベアリング工業会

丸  山  一  男

工学院大学機械工学科

望  月  正  紀

社団法人日本ねじ工業協会