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B 0176-1 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本工具工業会 (JSCTA) /財団法人日本規

格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格を改正して部編成に分割制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって,JIS 

B 0176 : 1996

は廃止され,JIS B 0176-1に置き換えられる。

今回の制定は,

日本工業規格を国際規格に整合させるため,

JIS B 0176-1

は ISO 5967 : 1981, Taps for thread

cutting

−Nomenclature of the main types and terminology(ねじ加工用タップ−主要な種類の名称及び用語)を

基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 0176-1

には,次に示す附属書がある。

付属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 0176

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

0176-1

  第 1 部;タップ

JIS

B

0176-2

  第 2 部:ねじ切りダイス

JIS

B

0176-3

  第 3 部:チェーザ

JIS

B

0176-4

  第 4 部:ねじ転造ダイス


B 0176-1 : 2002

(2) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  分類

1

3.

  タップの名称の呼び方

2

4.

  用語及び定義

2

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

25

索引

28


日本工業規格

JIS

 B

0176-1

: 2002

ねじ加工工具用語−

第 1 部:タップ

Threading tools

−Vocabulary

Part 1 : Taps

序文  この規格は,1981 年に発行され ISO 5967,Taps for thread cutting−Nomenclature of the main types and

terminology

を翻訳し,編集上及び/又は技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。

1.

適用範囲  この規格は,主として金属加工用として一般に用いるタップ(

1

)

に関する用語及びその定義

について規定する。

(

1

)

主に回転とねじのリードに合った送りとによって下穴にめねじを形成するおねじ形の工具。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 5967 : 1981

  Taps for thread cutting−Nomenclature of the main types and terminology (MOD)

2.

分類  用語の分類は,次による。

a)

タップの種類

1)

刃部材料及び表面処理による分類

2)

構造による分類

3)

シャンクの形態による分類

4)

機能又は用途による分類

4.1)

製造方法による分類

4.2)

用途による分類

4.3)

ねじの種類による分類

4.4)

溝の形態による分類

b)

タップの要素

c)

タップの角

d)

タップの精度

e)

タップ刃部の損傷

f)

タップ一般


2

B 0176-1 : 2002

3.

タップの名称の呼び方  タップの種類を表す名称は,タップの種類の番号順 2.a)1)2.a)4)4.4)に該当

する用語を組み合わせて呼ぶ。ただし,製造方法については,これを省略し,ねじの種類による分類を刃

部材料及び表面処理の分類の後に呼ぶ。また,ねじの種類は呼びに換えてもよい(

表 参照)。

表 1  タップの名称の呼び方の例

呼び方

刃部材料及び 
表面処理

ねじの種類

構造

シャンク

の形態

用途

溝の形態

メートル並目ねじ用ハ
ンドタップ上げ

メートル並
目ねじ用

M3

ハンドタップ上げ

(高速度工具鋼)

M3

(むく)

( ス ト レ ー
トシャンク)

ハンド,上げ

(直溝)

合金工具鋼メートル細
目ねじ用ベントタップ

合金工具鋼

メートル細
目ねじ用

(溶接)

ベント(シャ
ンク)

(直溝)

ユニファイ並目ねじ用
油穴付きスパイラルタ

ップ

(高速度工具鋼)

ユニファイ
並目ねじ用

(むく)

( ス ト レ ー
トシャンク)

油穴付き

スパイラル

超硬メートル並目ねじ
用テーパシャンクイン

ターラップスパイラル
ポイントタップ

超硬(合金)

メートル並
目ねじ用

(ろう

付け)

テ ー パ シ ャ
ンク

イ ン タ ー ラ ッ

スパイラル
ポイント

超硬チタンナイトライ
ドコーティングユニフ
ァイ細目ねじ用ハンド

タップ

超硬(合金),

チタンナイトラ

イ ド コ ー テ ィ ン

ユニファイ
細目ねじ用

(むく)

( ス ト レ ー
トシャンク)

ハンド

(直溝)

備考  括弧を付けてあるものは,省略してもよい。

4.

用語及び定義  タップの用語及びその定義は,次による。

なお,定義欄に対応国際規格の用語番号を括弧で示す。また,参考のために量記号,単位及び対応英語

を示す。

備考1.  用語の一部に括弧を付けてあるものは,括弧の中の用字を省略してもよい。

2.

用語欄で用語の下の括弧付きの仮名書きは,読み方を示す。

3.

用語の定義の中の太字で示す用語は,この規格で規定しているものである。

4.

図は一例を示すものであって,形状及び大きさを表すものではない。

なお,図中の括弧内の数字は,この規格の用語の番号を示す。

a)

タップの種類

1)

刃部材料及び表面処理による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1101 

合金工具鋼タップ

刃部の材料に合金工具鋼を使用したタップ。

alloy tool steel tap

1102 

高速度(工具)鋼タップ

刃部の材料に高速度工具鋼を使用したタップ。

high speed (tool) steel tap

1103 

超硬(合金)タップ

刃部の材料に超硬合金(炭化タングステンを主体
とした焼結体)を使用したタップ。

cememed carbide tap,

carbide tap

1104 

コーティングタップ

刃部の材料に窒化チタニウム(チタンナイトライ
ド)

,炭化チタニウム(チタンカーバイド)などを

表面に一層又は多層に化学的若しくは物理的に密

着させた工具材料を使用したタップ。 
備考  高速度鋼チタンナイトライドコーティング

タップや超硬チタンカーバイドコーティン

グタップなどがある。

coated tap


3

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1105 

窒化処理タップ

刃部の材料の表面に窒化処理を施した工具材料を
使用したタップ。

nitrided tap

1106 

酸化処理タップ

刃部の材料の表面に酸化処理を施した工具材料を
使用したタップ。

oxidized tap

1107 

窒化酸化処理タップ

刃部の材料の表面に窒化及び酸化処理を施した工
具材料を使用したタップ。

nitrided and oxidized tap

2)

構造による分類 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1201 

むくタップ

ねじ部とシャンクとが同一材料からなり,一体と
なっているタップ。

solid tap

1202 

溶接タップ

ねじ部にシャンクを溶接したタップ。

welded tap

1203 

ろう付けタップ

刃部の材料をボデー又はシャンクにろう付けした
タップ。

brazed tap

1204 

接ぎ柄タップ

ねじ部とシャンクとをねじなどで機械的に接いだ
タップ

sectional type tap

1205 

植刃タップ

ボデーにチェーザを機械的に取り付けたタップ。

inserted chaser tap


4

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1206 

シェルタッブ

ねじ部が中空でシャンクに取り付けて使用するタ
ップ。  (140141)   
備考  キー溝タイプ,テノン溝タイプなどがある。

shell tap

1207 

エキスパンションタッブ

割り溝があって,ねじ又はこまによって

ねじ部の

径を調節できるタップ。 
備考  (割り溝)調整式タップともいう。

expansion tap

1208 

アジャスタブルタップ

チェーザを植え込んであり,

ねじ部の径を調節で

きるタップ。

adjustable tap

コラプシブルタップ

ねじ立てが終わるとチェーザが内側に引き込ま
れ,逆転させないでねじ穴からタップを引き抜く
ことができるタップ。 
備考  通常 4 個のチェーザが取り付けられてい

る。

collapsible tap

1209 


5

B 0176-1 : 2002

3)

シャンクの形態による分類 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1301 

ストレートシャンクタップ  シャンクが円筒になっているタップ。

straight shank tap

1302 

フルダイヤメータシャンク
タッブ

ストレートシャンクタップのうちでシャンク径が
ねじ部の径とほぼ同じか太いタップ。  (110111)

full-diameter shank tap with

plain connecting portion

1303 

ネック付きタップ

ねじ部とシャンクとの間にネックが付いているフ
ルダイヤメータシャンクタップ。  (112)

full-diameter shank tap with

recess

1304 

レリーブシャンクタップ

ストレートシャンクタップのうちでシャンク径が
ねじ部の径より細いタップ。  (113)

relieved-shank tap,

reduced shank tap

1305 

テーパシャンクタップ

シャンクがテーパになっているタップ。

taper shank tap

1306 

ペアンタップ

特殊なねじ立て盤に使われ,

シャンクにキー溝を

もつタップ。 
備考  引きねじ用めねじをもつものもある。

pearn tap

1307 

ベント(シャンク)タップ  シャンクが曲がっていて,自動ねじ立盤で使用し,

ねじ立てされたナットは曲がったシャンクを通
って自動的に送り出され,機械を逆転又は停止
することがなく連続的にナットに

ねじ立てする

タップ。  (132133)

bent shank tap


6

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1308 

ボール溝付きタップ

ホルダに取り付けるため,

シャンクにボールの入

る溝をもつタップ。

ball groove shank tap

4)

機能又は用途による分類

4.1)

製造方法による分類 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1401 

研削(仕上げ)タップ

ねじ部を研削仕上げしたタップ。

ground (thread) tap

1402 

切削(仕上げ)タップ

ねじ部を切削仕上げしたタップ。 cut

(thread)

tap

1403 

転造(仕上げ)タップ

ねじ部を転造仕上げしたタップ。

rolled (thread) tap

4.2)

用途による分類 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1411 

ハンドタップ

一般に使用するタップ。主に機械で

ねじ立てを行

うが,手作業で使用することもある。  (110,  111,

112113)

備考  ショートマシンタップともいう。

hand tap,

short machine and hand tap

1412 

等径ハンドタップ

ハンドタップのうちの等径タップ。 
備考  一般に食付き部の山数によって,先・中・

上げのタップに分けられる。

regular hand tap,

ordinary hand tap

1413 

先タップ

等径ハンドタップのうちで,食付き部の山数が 7
∼10 山のタップ。  (202)

taper (hand) tap

1414 

中タップ

等径ハンドタップのうちで,食付き部の山数が 3
∼5 山のタップ。  (201)

plug (hand) tap

1415 

上げタップ

等径ハンドタップのうちで,食付き部の山数が 1
∼3 山のタップ。  (200)

hottoming (hand) tap


7

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1416 

等径タップ

ねじ部の径が等しく,食付き部の山数が異なる 2
本以上を一組としたタップ。  (251261)

regular tap

1417 

増径タップ 
(ぞうけいたっぷ)

2

本以上を一組とし,1

番タップから順次その径を

大きくし,

仕上げタップで所要の径に仕上げるよ

うに作られているタップ。  (250260)

serial tap

1418 

1

番タップ

増径タップのうちで最初のねじ立てに使用するタ
ップ。

first roughing tap

1419 

2

番タップ

増径タップのうちで 番タップを通した後に使用
するタップ。

second roughing tap

1420 

仕上げタップ

増径タップのうちで最後の仕上げに使用するタッ
プ。

finishing tap

1421 

ロング(シャンク)タップ  ストレートシャンクタップのうちで,ハンドタッ

プに比べてシャンクが長いタップ。  (120,  121
122123)

long shank tap

1422 

テーパタップ

テーパねじの

ねじ立てに用いるねじ部にテーパが

付いているタップ。  (150)

taper thread tap

1423 

自動ねじ立盤用タップ

自動ねじ立盤に使用するタップ(JIS B 4433 
照)

。  (130131132133)

備考  ねじ立盤の仕様によってシャンクの形状が

異なる。

tap for automatic tapping

machine


8

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1424 

ナットタップ

主にねじ立盤でナットを作るときに使用するタッ

プ。

ハンドタップに比べシャンクが長く,かつ比

較的

食付き部が長い(JIS B 4433 参照)。  (203)

nut tap

1425 

ニブタップ

主にねじ立盤でナットを作るときにベントシャン

ク又は

ストレートシャンクに接合して使用するタ

ップ(JIS B 4433 参照)

nib tap

1426 

タッパタップ

ねじ立て作業中,ねじ立てされたナットを複数個
ためられるように長い

シャンクをもったタップ。

tapper tap

1427 

プーリタップ

シャンク径がねじの外径とほぼ同じで,ハンドタ
ップに比べてシャンクが長く,プーリなどのボス
にオイルカップ又は止めねじなどを取り付けるた
めの

ねじ立てをリムの穴を通して行うタップ。

pulley tap

1428 

盛上げタップ

切れ刃がなく塑性加工によってめねじを成形する
タップ。  (204)  
備考1.  油溝のあるものとないものとがある。

2.

油溝のないものを溝なしタップという。

thread forming tap, fluteless

tap

1429 

油穴付きタップ

ボデーに油穴をもったタップ。

oil hole tap

1430 

深穴タップ

深い

ねじ立てをする際,切りくずを排出するため

タップの心部に穴をもったタップ。

deep hole tap, hollow tap


9

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1431 

インターラップタップ

溝数を奇数とし,各ランドのねじ山を一山とびに
取り除いたタップ。  (211)

interrupted thread tap

1432 

オーバサイズタップ

ねじ部の径を標準より大きくしたタップの総称。 oversize tap

1433 

多条ねじタップ

多条ねじの加工に用いるタップ。 
備考  2 条ねじ用,3 条ねじ用などがある。

multiple thread tap

1434 

インサートコイルタップ

インサートコイルを使う場合のめねじを加工する
ため,

ねじ部の径を大きくしたタップ。

tap for helical coil wire

screw thread insert

1435 

種タップ

ハンドタップに比べて溝数が多く,ねじ切りダイ
スその他,おねじ加工工具のねじ仕上げ加工に用
いるタップ。

hob tap

1436 

山高タップ 
(やまたかたっぷ)

めねじの

谷底に特に大きなすきまができるように

山の頂を高くしたタップ。

supercrest tap

1437 

増径段付きタップ

ねじ部を先端からシャンクの方へ段階的に順次径
を大きくし,最終部で所要の径に仕上げるタップ。

tandem serial tap

1438 

異径段付きタップ

ねじ部に 2 種類又はそれ以上の径の異なるねじ
(ただし,

ピッチ又は山数が等しい。)をもったタ

ップ。  (212)

tandem tap

1439 

案内付きタップ

ねじ下穴又は基準穴とねじの軸心とを同心にする
ため,穴と同径の案内部をもったタップ。  (213)  
備考  先に加工したねじと同軸とし,リードを合

わせ加工したいときなどに用いる案内ねじ
をもった案内ねじ付きタップもある。

pilot tap


10

B 0176-1 : 2002

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1440 

ドリル付きタップ

ねじ下穴あけとねじ立てとを 1 工程で行うもの
で,先端にドリル部をもったタップ。

drill tap

1441 

リーマ付きタップ

ねじ下穴の仕上げとねじ立てとを 1 工程で行うも
ので,先端にリーマ部をもったタップ。

reamer tap

1442 

ホールソー付きタップ

薄板に大径の

ねじ立てをする場合,ねじ下穴あけ

ねじ立てとを 1 工程で行うもので,先端にホー

ルソーをもったタップ。

hole saw tap

4.3)

ねじの種類による分類 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1451 

メートル並目ねじ用タップ  メートル並目ねじのねじ立てに用いるタップ(JIS 

B 0205-1

,  JIS B 0205-4JIS B 4430 参照)

taps for metric coarse thread

1452 

メートル細目ねじ用タップ  メートル細目ねじのねじ立てに用いるタップ(JIS 

B 0205-1

JIS B 0205-4JIS B 4430 参照)

taps for metric fine thread

1453 

ユニファイ並目ねじ用タッ

ユニファイ並目ねじの

ねじ立てに用いるタップ

JIS B 0206JIS B 4432 参照)

taps for unified coarse

thread

1454 

ユニファイ細目ねじ用タッ

ユニファイ細目ねじの

ねじ立てに用いるタップ

JIS B 0208JIS B 4432 参照)

taps for unified fine thread

1455 

管用平行ねじ用タップ

管用平行ねじの

ねじ立てに用いるタップ(JIS B 

0202

JIS B 4445 参照)

taps for parallel pipe thread

1456 

管用テーパねじ用タップ

管用テーパねじの

ねじ立てに用いるタップ(JIS B 

0203

JIS B 4446 参照)

備考  テーパタップと平行タップとがある。

taps for taper pipe thread

1457 

ミニチュアねじ用タップ

ミニチュアねじの

ねじ立てに用いるタップ(JIS B 

0201

参照)

taps for miniature screw

thread

1458 

メートル台形ねじ用タップ  メートル台形ねじのねじ立てに用いるタップ(JIS 

B 0216

参照)

taps for metric trapezoidl

thread

1459 

自転車ねじ用タップ

自転車ねじの

ねじ立てに用いるタップ(JIS B 

0225

参照)

taps for cycle thread


11

B 0176-1 : 2002

4.4)

溝の形態による分類 

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1461 

直溝タップ 
(ちょくみぞたっぷ)

溝が軸線に平行なタップ。  (207)

straight fluted tap

1462 

(右)スパイラルタップ

溝が軸線に対して右にねじれているタップ。右ね
じの場合,切りくずがシャンク側に排出される。 
(209)

備考  溝のねじれ角によってスロー,ミディアム

及びファーストがある。

(right hand) spiral fluted tap

1463 

左スパイラルタップ

溝が軸線に対して左にねじれているタップ。右ね
じの場合,切りくずが進行方向に排出される。 
(210)

left hand spiral fluted tap

1464 

スパイラルポイントタップ  食付き部の切れ刃側の溝を数山斜めに削りとっ

て,切りくずが容易に進行方向に排出されるよう
にしたタップ。ポイントタップともいう。  (205,

206208)

備考1.  直溝があるものとないものとがある。

2.

油溝があるものとないものとがある。

spiral pointed tap

b)

タップの要素 

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2001 

呼び

ねじの種類を表す記号,呼び径を表す
数字,及び

ピッチ又は山数などで表す。

例 M8,

M8

×1, 1/2-13UNC, Gl/8

− nominal

designation,

nominal size

2002 

基準山形

ねじ山の実際の断面形を定めるための
基準となる理論上のねじ山形状(JIS B 

0101

参照)

備考  ねじの軸線を含んだ断面形につ

いていうのが普通である。

− basic

profile

2003 

外径

ねじの

山の頂に接する仮想的な円筒

(又は円すい)の直径。  (339)

− major

diameter

2004 

外径の基準寸法

外径の許容限界寸法の基準となる寸法
JIS B 0401-1

JIS B 4430

参照)

  (320,

400)

D

basic major diameter


12

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2005 

外径の最小許容寸法

外径の最小許容限界寸法。  (401)

d

min

permissible minimum major

diameter

2006 

外径の基礎となる許容差

外径の最小許容寸法と外径の基準寸法
との差。  (402)

J

S

minimum clearance on

major diameter

2007 

有効径

ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなる
ような仮想的な円筒(又は円すい)の

直径。この場合,

ピッチが規定のピッ

チに等しいときは単独有効径に等しい
JIS B 0101 参照)

− pitch

diameter

2008 

単独有効径

a

)  平行ねじの場合は,軸線に沿って

測ったねじ溝の幅が規定上の

ピッ

チの 1/2 であるような仮想的な円
筒の直径。

b

) テーパねじの場合は,テーパ面に

沿って測ったねじ溝の幅が,テー

パ面に沿って測った規定上の

ピッ

チの 1/2 であるような円すいの直
径(JIS B 0101 参照)

simple pitch diameter

2009 

有効径の基準寸法

有効径の許容限界寸法の基準となる寸
法(JIS B 0401-1JIS B 4430 参照)

(403)

d

2

 basic

pitch

diameter

2010 

有効径の最小許容寸法

有効径の最小許容限界寸法。  (404)

d

2min

minimum pitch diameter

2011 

有効径の最大許容寸法

有効径の最大許容限界寸法。  (405)

d

2max

maximum pitch diameter

2012 

有効径の公差

有効径の最大許容寸法と有効径の最小
許容寸法との差。  (406)

T

d2

tolerance on pitch diameter

2013 

有効径の下の許容差

有効径の最小許容寸法と有効径の基準
寸法との差。  (407)

E

m

lower deviation of pitch

diameter

2014 

有効径の上の許容差

有効径の最大許容寸法と有効径の基準
寸法との差。  (408)

E

S

upper deviation of pitch

diameter

2015 

谷の径

ねじの

谷底に接する仮想的な円筒(又

は円すい)の直径。  (340)

− minor

diameter

2016 

谷の径の基準寸法

谷の径の許容限界寸法の基準となる寸
法(JIS B 0401-1JIS B 4430 参照)

d

1

basic minor diameter

2017 

公差域

上の許容差と下の許容差との間にある

領域。

− tolerance

zone

2018 

基準径の位置

テーパタップにおいて基準径を示すた
めの軸直角平面の位置(JIS B 4446 

照)

position of gauge plane

2019 

とがり山の高さ

とがり三角形の高さ

JIS B 0101 参照)

H

fundamental triangle height

2020 

ねじ山のアデンダム

有効径から外径までの半径差(JIS B 
4446

参照)

備考  テーパタップなどでは,ねじ山

形によって

ねじ部の精度が決め

られるので,

そのねじ山形の状態

を表すのに用いるもの。

addendum of thread


13

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2021 

ねじ山のデデンダム

有効径から谷の径までの半径差(JIS B 
4446

参照)

備考  テーパタップなどでは,ねじ山

形によって

ねじ部の精度が決め

られるので,

そのねじ山形の状態

を表すのに用いるもの。

dedendum of thread

2022 

アデンダムの基準寸法

ねじ山のアデンダムの基準の高さ。

h

a

basic size of addendum

2023 

デデンダムの基準寸法

ねじ山のデデンダムの基準の高さ。

h

d

basic size of dedendum

2024 

ピッチ

ねじの軸線を含む断面において,互い
に隣り合うねじ山の相対応する 2 点を

軸線に平行に測った距離(JIS B 0101
参照)

。  (409)

P pitch

2025 

リード

ねじのつる巻き線に沿って軸の周りを
一周するとき,軸方向に進む距離(JIS 

B 0101

参照)

− lead

2026 

(25.4mm につき)山数 
(やますう)

25.4mm

ピッチで割った値(JIS B 

0101

参照)

n

threads per inch

2027 

ねじ山の角度

ねじの軸線を含んだ断面形において測
った隣り合う二つの

フランクがなす角

度。ねじ山の全角ということもある

JIS B 0101 参照)

。  (410)

α

 

included angle of thread

2028 

山の半角

対称断面形のねじ山におけるフランク
角。

ねじ山の角度の半分に等しい。

a/2

half angle of thread

2029 

山の頂 
(やまのいただき)

ねじ山の両側の

フランクを連絡する面

JIS B 0101 参照)

− crest

2030 

山の丸み

山の頂に円弧部があるとき,その半径。

− crest

radius

2031 

谷底

ねじ溝の両側の

フランクを連絡する面

JIS B 0101 参照)

− root

2032 

谷の丸み

谷底に円弧部があるとき,その半径。

− root

radius

2033 

フランク

山の頂と谷底とを連絡する面。軸線を
含んだ断面形では,一般に直線になっ
ている(JIS B 0101 参照)

− flank

2034 

右ねじ

軸方向に見たとき,時計回り(右回り)
にたどれば,その人から遠ざかるよう
なねじ(JIS B 0101 参照)

。  (411)

− right-hand

thread

2035 

左ねじ

軸方向に見たとき,逆時計回り(左回
り)にたどれば,その人から遠ざかる

ようなねじ(JIS B 0101 参照)

。  (412)

− left-hand

thread

2036 

ボデー

タップの基幹部,それ自身が

切れ刃を

形成するか,又はブレード若しくはチ

ップを保持する部分を含めた全体。シ
ャンクタイプのタップの場合は,

シャ

ンク前端からねじ部先端までの部分。

− body

2037 

全長

通常

刃部の先端からシャンク末端まで

を軸に平行に測った長さ。  (310)

L overall

length

2038 

刃部

タップの切削に直接あずかる部分。

れ刃,  すくい面及び逃げ面からなる。

− cutting

part

2039 

ねじ部

食付き部を含んだねじ山のある部分。

− thread

part


14

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2040 

ねじ部の径

ねじ部の一番大きい箇所の外径,有効
径及び谷の径。 
備考  テーパタップにおいては基準径

の位置での外径,  有効径及び谷
の径。

− thread

diameter

2041 

ねじ部の長さ

軸に平行に測った

ねじ部の長さ。  (311)

l thread

length

2042 

ランド

切れ刃からヒールまでの堤状の幅をも
った部分。  (334)

− land

2043 

ランド幅

切れ刃からヒールまでの堤状のねじ山
がある部分の幅。  (335)

t

width of land

2044 

ねじ山の逃げ

ランドにおいて切れ刃からヒールにか
けてねじ山に施した逃げ。  (351,  352,

353354)

備考  逃げの取り方によって,エキセン

ト リ ッ ク レ リ ー フ  (eccentric

thread relief)

,コンエキセントリ

ッ ク レ リ ー フ  (con-eccentric

thread relief)

などがある。

− thread

relief

2045 

ノーレリーフねじ

ランドにおいて,ねじ山の逃げがない
ねじ。  (350)

no relief thread, concentric

2046 

外径の逃げ

完全ねじ山部の山の頂に施した逃げ。

major diameter relief

2047 

逃げなし外径

フランク及び谷の径にだけ,半径方向
の逃げを施したねじ。  (353354)

no relief major diameter

2048 

ねじ山の逃げ量

タップの中心からねじ山までの半径
が,

切れ刃からヒールまでの間に減少

している量。 
備考  ねじの外径と有効径との逃げ量

が違うものもある。

S

t

indicator drop for thread

relief


15

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2049 

マージン

ランドにおけるねじの半径方向の逃げ
面上で逃げのない部分。

 margin

2050 

マージン幅

マージンを切れ刃と直角に測った幅。
(356)

t

m

width of margin

2051 

バックテーパ

ねじ部の先端からシャンクに向かって
径を細くした軸方向の逃げ。  (358)

B

t

 back

taper

2052 

食付き部

タップが工作物に食い付いて,切削又
は盛り上げながらタップ自身を案内す
る部分。

− chamfer,

lead

2053 

食付き部の長さ

軸に平行に測った

食付き部の長さ。

(316)

l

c

 

chamfer length, lead length

2054 

食付き部の山数

食付き部の長さ内の山数。  (338)

n

c

 

number of chamfered

threads,

number of lead threads

2055 

食付き部の先端径

食付き部の先端切れ刃の最小直径。
(323341357)

d

p

chamfer point diameter

2056 

食付き部の逃げ

食付き部において,切れ刃からヒール
にかけて施した逃げ。  (355)

− chamfer

relief

2057 

食付き部の逃げ量

食付き部において,タップの中心から
山の頂までの半径が切れ刃からヒール
までの間に減少している量。

S

c

indicator drop for chamfer

relief

2058 

食付き部の面取り

食付き部の先端に施した面取り。

− chamfer

bevel

2059 

完全(ねじ)山部

完全なねじ山の形をもつ部分。

full thread part,

complete thread portion


16

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2060 

完全(ねじ)山部の長さ

軸に平行に測った

完全ねじ山部の長

さ。 
備考  一般には,ねじ部の長さから食

付き部の長さを引いた長さ。

l

t

fun thread length, complete

thread length

2061 

隣り合った

切れ刃とヒールとの間の切

りくず排出のための凹んだ部分。  (333)

 flute

2062 

溝数 
(みぞすう)

溝の数。  (337)

Z

number of flutes

2063 

溝の長さ

軸に平行に測った

溝の長さ。  (314)

l

f

 flute

length

2064 

溝の切上げ

タップの

溝を加工するときの工具の切

上げに対応する部分。

− cutter

sweep

2065 

溝幅

軸直角断面上の

溝をまたぐ幅。  (336)

t

f

width of flute

2066 

溝底の径

溝の底に接する仮想的な円筒(又は円
すい)の直径。  (324342)

d

f

 core

diameter,

web diameter

2067 

溝底のテーパ

溝底の径が先端からシャンクに向かっ
て漸次大きくなっているテーパ。

taper of core diameter,

taper of web diameter

2068 

直溝 
(ちょくみぞ)

タップの軸に対して平行な

溝。  (330)

− straight

flute


17

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2069 

ねじれ溝

タップの軸に対してねじれている

溝。

(332)

備考  右ねじれ溝と左ねじれ溝とがあ

る。

− spiral

flute,

helical flute

2070 

スパイラルポイント

食付き部にねじれ溝を付けた部分。
(331)

− spiral

point

2071 

溝のリード

ねじれ溝の場合,溝に沿って軸を一周
したとき軸方向に移動する距離。

f

1

 flute

lead

2072 

切れ刃

すくい面が逃げ面につながる部分。

− cutting

edge

2073 

すくい面

切削を営む主体となる面。切りくずは,
この面上を擦過する。

− cutting

face

2074 

レーキ

すくい面が平面の形状。

− rake

2075 

フック

すくい面が曲面の形状。

− hook

2076 

ヒール

逃げ面と

溝とのつなぎとなる部分。

− heel

2077 

シャンク

タップの柄部。使用に際してこれを保
持する。

− shank

2078 

シャンク径

シャンクの直径。  (321)

d shank

diameter

2079 

シャンクの長さ

軸に平行に測った

シャンクの長さ。

(315)

l

s

 shank

length


18

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2080 

ネック

タップの製作上又は使用上の必要によ
って,

ねじ部とシャンクとの間に設け

たくびれた部分。

ネックはボデーの一

部である。

− neck

2081 

ネックの径

ネックの円筒部の径。  (322)

− neck

diameter

2082 

ネックの長さ

軸に平行に測った

ネックの長さ。  (312)

l

n

 neck

length

2083 

有効ネックの長さ

ネックの長さからつながり部を引いた
長さ。

l

ne

effctive neck length

2084 

つながり部

ネックの円筒部からシャンクに接続す
るテーパの部分。

− connecting

portion

2085 

ストレートシャンク

円筒状の

シャンク。

− straight

shank

2086 

テーパシャンク

円すい状の

シャンク。

− taper

shank

2087 

シャンク四角部

ストレートシャンクの端部に付けた四
角の部分(JIS B 4002 参照)

square portion of shank,

driving square portion of

shank

2088 

シャンク四角部の幅

シャンク四角部の対応する二面間の距
離。  (317)

K

size of square

2089 

シャンク四角部の長さ

シャンク四角部の長さ。  (313)

l

K

length of square


19

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

2090 

突出しセンタ

機械加工及び測定においてタップを支
えるために用いる所定の突出し部分。

(215)

− external

centre

2091 

レデュースポイント形突出
しセンタ

機械加工及び測定においてタップを支
えるために用いる所定の突出し部分。

(216)

external centre with reduced

point

2092 

センタ穴

機械加工及び測定においてタップを支

えるために用いる所定の穴。  (214)

− interal

centre,

centre hole

c)

タップの角 

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

3001 

ねじ山の逃げ角

切削されるねじの仕上げ面に対するタ

ップのねじ山の逃げ面の傾きを表す
角。

α

t

thread relief angle

3002 

食付き角

食付き部と軸線とがなす角。  (343)

κ

 

chamfer angle, lead angle

3003 

食付き部の逃げ角

切削されるねじの仕上げ面に対する

付き部の逃げ面の傾きを表す角。

α

c

chamfer relief angle


20

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

3004 

溝のねじれ角

溝とその一点を通る軸線に平行な直線
とがなす角。  (344)

σ

 

angle of spiral flute,

angle of helical flute

3005 

スパイラルポイント角

スパイラルポイントの溝のねじれ角。
(345)

σ

 

spiral point angle

3006 

すくい角

基準面 (Pr) に対する

すくい面の傾き

を表す角(JIS B 0170 参照)

備考  レーキ角及びフック角を総称し

た角。

γ

 

rake,

rake angle

3007 

レーキ角

すくい面がレーキの場合のすくい角。
(346)

γ

r

rake angle (of straight

cutting face)

3008 

フック角

軸直角断面上において

切れ刃を通る中

心線と

すくい面上の切れ刃とねじの谷

底とを結んだ直線とがなす角  (347),又
はその中心線と

切れ刃におけるすくい

面の接線とがなす角。 
備考  前 者 を コ ー ダ ル フ ッ ク 角

(chordal hook angle)

,後者をタン

ゼンシャルフック角 (tangential

hook angle)

という。

γ

h

 hook

angle,

rake angle of curved

cuttingface

3009 

ヒール角

軸直角断面上において,

ヒールを通る

中心線と

ヒールを通る溝面の接線とが

なす角。

γ

b

 heel

angle


21

B 0176-1 : 2002

d)

タップの精度 

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

4001 

等級

ねじ部の精度,  シャンク径の許容差及
び振れの公差によって区分される精度
特性。

− tolerance

class

4002 

ねじ部の精度

ねじ部の径の許容差,公差及び公差位
置,並びに

ピッチの許容差及び山の半

角の許容差による精度。

accuracy of thread

4003 

ねじ部の振れ

両センタを基準として回転したとき

の,

ねじ部刃先の軸直角方向の半径寸

法の最大値と最小値との差。

δ

r

run out on thread

4004 

食付き部の振れ

両センタを基準として回転したとき

の,

食付き部切れ刃の軸直角方向の半

径寸法の最大値と最小値との差。

δ

r

run out on chamfer

4005 

シャンクの振れ

両センタを基準として回転したとき
の,

シャンクの半径寸法の最大値と最

小値との差。

δ

r

run out on shank

4006 

曲がり

理想軸心と実際軸心との狂いの最大
値。

δ

a

 deflection

e)

タップの刃部の損傷 

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5001 

摩耗

刃部に生じた漸進的な減耗。

− wear

5002 

食付き逃げ面摩耗

食付き部の逃げ面に生じる摩耗。

VB chamfer

flank

wear

5003 

食付き部ねじ山コーナ摩耗  食付き部の逃げ面とフランクとのりょ

う(稜)線に生じる

摩耗。

5004 

山頂摩耗

完全山部の山の頂に生じる摩耗。

− crest

wear

5005 

すくい面摩耗

すくい面に生じる摩耗。

− face

wear

5006 

クレータ摩耗

すくい面摩耗のうち,くぼみが生じる
摩耗。

KT crater

5007 

チッピング

切れ刃に生じた小さな欠け。

− chipping

5008 

欠損

刃部又はねじ部に生じた大きな欠け。

5009 

破損

刃部又はねじ部の大きな範囲に及ぶ破
壊。

fracture of cutting part

5010 

折損

ボデー又はシャンクに生じた折れ。

− breakage

5011 

はく離

刃部又はねじ部に生じたりん(鱗)片
状の損失。

− flaking


22

B 0176-1 : 2002

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語


23

B 0176-1 : 2002

f)

タップ一般 

参考

番号

用語

定義

量記号

単位

対応英語

6001 

ねじ立て

タップでめねじを加工すること。

− tapping

6002 

ねじ立てトルク

ねじ立てするときの回転抵抗。

T

N

・m tapping

torque

6003 

切削速度

タップの外周におけるタップと工作物
との相対的な円周方向の速度。

V

c

 m/s

m/min

cutting speed

6004 

リード送り

タップ又は工作物が 1 回転で 1 リード
進むような送り方。1 条ねじの場合はピ
ッチ送りともいう。

− lead

feed

6005 

ねじ下穴

ねじ立て前の穴。

hole (size) before

threading

6006 

通り穴

貫通しているねじ穴。

− through

hole

6007 

止り穴

行き止まりのねじ穴。

− blind

hole

6008 

拡大代 
(かくだいしろ)

ねじ立てを行った工作物のねじの直径
とタップの直径との差。 
備考  拡大代はプラスとマイナスとが

ある。

− over

size

6009 

構成刃先

金属切削において,切削中に被削材の

一部が加工硬化によって母材より著 
しく硬い変質物となって

刃部にたい積

凝着し,元の刃先に変わって新たな刃

先が構成された状態になったもの(JIS 

B 0170

参照)

− built-up

edge

6010 

溶着

めねじ加工中に,

食付き部の逃げ面,

フランク,山の頂又はすくい面に被削
材の一部が付着すること。

− welding

6011 

切りくず詰まり

切削中に切りくずが排出されずに

溝に

詰まる状態。

− chip

packing

関連規格  JIS B 0101  ねじ用語

JIS B 0170

  切削工具用語(基本)

JIS B 0201

  ミニチュアねじ

JIS B 0202

  管用平行ねじ

JIS B 0203

  管用テーパねじ

JIS B 0205-1

  一般用メートルねじ−第 1 部:基準山形

JIS B 0205-4

  一般用メートルねじ−第 4 部:基準寸法

JIS B 0206

  ユニファイ並目ねじ

JIS B 0208

  ユニファイ細目ねじ

JIS B 0216

  メートル台形ねじ

JIS B 0225

  自転車ねじ

JIS B 0401-1

  寸法公差及びはめあいの方式−第 1 部:公差,寸法差及びはめあいの基礎

JIS B 4002

  ストレートシャンク部をもつ回転工具−シャンク径及びシャンク四角部の寸法

JIS B 4430

  メートルねじ用ハンドタップ

JIS B 4432

  ユニファイねじ用ハンドタップ

JIS B 4433

  ナットタップ


24

B 0176-1 : 2002

JIS B 4445

  管用平行ねじ用タップ

JIS B 4446

  管用テーパねじ用タップ


25

B 0176-

1 : 2

002

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 0176-1 : 2002

ねじ加工工具用語−第 1 部:タップ

ISO 5967 : 1981

ねじ加工用タップ−主要な種類の名称及び用語

(I)  JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容

    表示箇所:本体 
    表示方法:定義欄に対応する ISO

規格の番号を括弧で示

項目番号

内容

(II)

国際規格

番号

項目番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

1.

適用範囲

タップに関する用語及
びその定義を規定。

ISO 5967 1.

適用範囲

及び応用分

ねじ加工用タップの主要
な種類の名称及び用語を
規定。

IDT

2.

分類

用語を 6 項目に分類し

て規定。

 1.

適用範囲

及び応用分

用語を 5 項目に分類して

規定。

MOD/

追加

ISO

規格と JIS とでは,分類

の仕方が違っているが,ISO
規格の用語は JIS に包含し
ている。

ISO

規格と JIS とでは,

分類の仕

方が違うので,ほかの切削工具
用語の JIS と整合させて分類し
検索しやすくした。

3.

タップの名称

の呼び方

種類を表す名称の呼び

方を規定。

規定なし。 MOD/

追加

製品規格に規定している種類を

表す名称を明確にした。

4.

用語及び定義 a)タップの種類

b)

タップの要素

c)

タップの角

d)

タップの精度

e)

タップの刃部の損傷

f)

タップ一般

に分類して用語及びそ

の定義を規定。

 3.

4.

5.

6.

7.

タップの主要な種類の名称

タップのねじ部形状 
タップのセット 
タップの寸法を表す記号

タップのねじ山 
に分類して用語を規定。

MOD/

追加

a)ISO

規格の用語を包含し

ている。

b)ISO

規格の用語を包含し

ている。

c)ISO

規格の用語を包含し

ている。

d)ISO

規格には規定がない。

e)ISO

規格には規定がない。

f)ISO

規格には規定がない。

JIS

の製品規格にある製品に対

する用語及びその定義を明確に
した。


 

26

B 0176-

1 : 2

002

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− IDT ………………技術的差異がない。 
− MOD/追加………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− IDT…………………国際規格と一致している。 
− MOD ………………国際規格を修正している。 


27

B 0176-1 : 2002

日本工業標準調査会標準部会  機械要素技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

大  園  成  夫

東京電機大学工学部

(委員)

加  藤  伸  一

社団法人自動車技術会

川  口  俊  充

日本工具工業会

黒  澤  富  蔵

産業技術総合研究所

桑  田  浩  志

有限会社桑田設計標準化研究所

清  水  雄  輔

社団法人日本バルブ工業会

庄  野  敏  臣

社団法人日本工作機械工業会

筒  井  康  賢

産業技術総合研究所

真  弓      透

社団法人日本ベアリング工業会

丸  山  一  男

工学院大学機械工学科

望  月  正  紀

社団法人日本ねじ工業協会