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日本工業規格

JIS

 B

0172

-1993

フライス用語

Glossary of terms for milling cutters

1.

適用範囲  この規格は,主として金属切削用として一般に用いるフライス(

1

)

に関する用語及び定義に

ついて規定する。

(

1

)

外周面,端面又は側面に切れ刃をもち,回転切削する工具で,主としてフライス盤に使用され

る。ミーリングカッタともいう。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0170

  切削工具用語(基本)

JIS B 1011

  センタ穴

JIS B 4003

  モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法

JIS B 4005

  フライス用ストレートシャンク部−形状・寸法

JIS B 4107

  超硬側フライス

JIS B 4115

  超硬ソリッドメタルソー

JIS B 4201

  フライス穴

JIS B 4204

  溝フライス

JIS B 4205

  平フライス

JIS B 4206

  側フライス

JIS B 4211

  ストレートシャンクエンドミル

JIS B 4212

  テーパシャンクエンドミル

JIS B 4217

  T 溝フライス

JIS B 4219

  メタルソー

JIS B 4220

  すりわりフライス

JIS B 4221

  角度フライス

JIS B 4226

  総形フライス

JIS B 4230

  半月キー溝フライス

JIS B 4231

  面取りフライス

JIS B 4232

  インボリュートフライス

JIS B 4233

  小ねじ沈めフライス

JIS B 4236

  六角穴付きボルト用沈めフライス

JIS B 6101

24

7

テ−パの主軸端及びシャンク

2.

分類  用語の分類は,次による。

(1)

フライスの種類


2

B 0172-1993

(1.1)

刃部材料及び表面処理による分類

(1.2)

構造による分類

(1.3)

取付方法による分類

(a)

ボアタイプフライス

(b)

シャンクタイプフライス

(1.4)

機能又は用途による分類

(a)

ボアタイプフライス

(b)

シャンクタイプフライス

(2)

フライスの要素

(3)

フライスの角

(4)

フライスの精度

(5)

フライスの刃部の損傷

(6)

フライスの一般

3.

フライスの名称の呼び方  フライスの種類は,フライスの種類[2.(1)]の番号順に該当する用語を組み

合わせて呼ぶ。

なお,刃部材料に高速度工具鋼を用いたフライス及びむく(

2

)

・溶接のフライスは,これらを省略して呼ぶ

(次の例の括弧の用語)

また,機能又は用途だけで判断できる場合は,取付方法を省略してもよい。

(

2

)

刃部材料が高速度工具鋼以外の場合,むくを省略しない。

呼び方

刃部材料及び表面処理

構造

取付方法

機能又は用途

超硬むく平フライス

超硬(合金)

むく

(ボア)

平フライス

超硬植刃正面フライス

超硬(合金)

植刃

[直(じか)付け]

正面フライス

コーティングストレートシャ
ンク二枚刃エンドミル

コーティング(高速度工具鋼) (むく) ストレートシャンク

二枚刃エンドミル

超硬ろう付けモールステーパ
シャンク多刃エンドミル

超硬(合金)

ろう付け モールステーパシャンク  多刃エンドミル

4.

用語及び定義  フライスの用語及び定義は,次による。

なお,参考のために,量記号,単位及び対応英語を示す。

備考1.  用語の一部に括弧を付けてあるものは,括弧の中の用字を省略してもよい。

2.

用語の定義の中の太字で示された用語は,この規格に規定しているものを示す。

3.

定義内における図は,構造の一例を示す。


3

B 0172-1993

(1)

フライスの種類

(1.1)

刃部材料及び表面処理による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1101 

合金工具鋼フライス

刃部の材料に合金工具鋼を使用したフライス。

alloy tool steel milling

cutter

1102 

高速度(工具)鋼フ
ライス

刃部の材料に高速度工具鋼を使用したフライス。

high speed (tool) steel

milling cutter

1103 

超硬質工具材料フラ
イス

刃部の材料に超硬質工具材料(超硬合金,サーメット,セ
ラミック,BN 焼結体,ダイヤモンド,ダイヤモンド焼結体
など)を使用したフライスの総称。

備考  超硬フライス,サーメットフライス,セラミッ

クフライス (ceramic milling cutter) ,BN フライ
ス  (boron nitride milling cutter)  ,ダイヤモンドフ

ライス  (dia-mond milling cutter)  などがある。

hard tool material milling

cutter

1104 

超硬(合金)フライ

刃部の材料に超硬合金(炭化タングステンを主体とした焼
結物)を使用したフライス。

carbide milling cutter,

cemented carbide milling

cutter,

hardmetal milling cutter

1105 

サーメットフライス

刃部の材料にサメット(チタン化合物,タンタル化合物又
はニオブ化合物を主体とした焼結物)を使用したフライス。

cermet milling cutter

1106 

表面処理フライス

刃部の材料に窒化,酸化,窒化酸化処理などの表面処理を
施したフライス。

surface-treated milling

cutter

1107 

コティングフライス

刃部の材料に炭化物,窒化物,酸化物などを,表面に一層
又は多層に化学的又は物理的に密着させた工具材料を使用
したフライス。被覆フライスともいう。

備考  被覆材の種類によって,コーティング高速度工

具鋼フライス  (coated high speed tool steel milling 
cutter)

, コ ー テ ィ ン グ

超 硬 フ ラ イ ス  (coated

carbide milling cutter)

,コーティング

サーメット

フライス (coated cermet milling cutter) などがあ
る。

被覆材質によって,TiN コーティング (TiN

coat-ing)

TiC

コーティング (TiC coating) ,

TiCN

コーティング (TiCN coating) ,アルミナコーティ
ング (Al

2

O

3

 coating)

,BN コーティング (BN

coating)

,ダイヤモンドコーティング (diamond

coating)

などがある。

coated milling cutter

(1.2)

構造による分類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2101 

むくフライス

刃部とボデー又はシャンクとが同一材料から作られている
フライス。ソリッドカッタともいう。

solid milling cutter


4

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2102 

溶接フライス

ボデーとシャンクとを溶接したフライス。

welded milling cutter

2103 

クランプフライス

ボデーにチップを機械的に締め付けたフライス。

clamped milling cutter

2104 

ろう付けフライス

刃部の材料をボデーにろう付けしたフライス。付け刃フラ
イスともいう。

blazed milling cutter,

tipped milling cutter

2105 

組立フライス

刃部,  ボデー又はシャンクを組立構造にしたフライス。

constructed milling cutter

2106 

植刃フライス 
(うえばふらいす)

ボデーにブレードを機械的に取り付けたフライス。

inserted milling cutter

2107 

差込みフライス

ボデーをシャンクに差し込んで,ろう付けするか,又はそ
のほかの方法で固定したフライス。


5

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2108 

スローアウェイフラ
イス

ボデーにスローアウェイチップを機械的に締め付けたフラ
イス。

throw-away milling cutter

2109 

組合せフライス

左右 2 個のフライスを組み合わせて幅を調節できるように
したフライス。

interlocking milling cutter,

combination milling cutter

(1.3)

取付方法による分類

(a)

ボアタイプフライス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3100 

ボアタイプフライス

アーバを使用して,又は直接機械に取り付ける穴(ボア)
があるフライスの総称。

bore type milling cutter,

arbor type milling cutter

3101 

プレインボアフライ

プレインボアをもつボアタイプフライス。

plain bore milling cutter,

plain taper bore milling

cutter,

plain tapered bore milling

cutter


6

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3102 

ドライブ穴付きボア
フライス

ドライブ穴をもつボアタイプフライス。

bore milling cutter with

driving holes

3103 

キー溝付きボアフラ
イス

キー溝をもつボアタイプフライス。

bore milling cutter with

key way

3104 

端面キー溝付きボア
フライス

端面キー溝をもつボアタイプフライス。

bore milling cutter with

side key way,

bore milling cutter with

key slot,

bore mining cutter with

tenon

3105 

じか(直)付けフラ
イス

締付用ボルト穴をもつ

ボアタイプフライス。フライス盤の

主軸端に直接取り付ける。ダイレクトマウントフライスと
もいう。

direct mounting milling

cutter


7

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3106 

ねじ付きボアフライ

ねじ付き穴をもつボアタイプフライス。

bore milling cutter with

internal thread

3107 

テーパボアフライス

テーパ穴をもつボアタイプフライス。

taper bore milling cutter,

tapered bore milling cutter

3108 

ストレートボアフラ
イス

ストレート穴をもつボアタイプフライス。

cylindrical parallel bore

milling cutter,

cylindrical straight bore

milling cutter

(b)

シャンクタイプフライス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3200 

シャンクタイプフ
ライス

シャンクをもつフライスの総称。シャンクをミーリングチ
ャック(ミーリングホルダ),又は直接機械にじか付けさ

れて使用される。

shank type milling cutter

3201 

ストレートシャン
クフライス

ストレートシャンクをもつシャンクタイプフライスの総
称。

cylindrical parallel shank

milling cutter,

parallel shank milling

cutter,

straight shank milling

cutter

3202 

プレインストレー
トシャンクフライ

プレインストレートシャンクをもつ

ストレートシャンク

フライス。単にストレートシャンクフライスともいう。

plain cylindrical parallel

shank milling cutter

3203 

フラット付きスト
レートシャンクフ

フラット付きストレートシャンクをもつ

ストレートシャ

ンクフライス。

flatted cylindrical parallel

shank milling cutter


8

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3204 

コンビネーション
ストレートシャン
クフライス

コンビネーションストレートシャンクをもつ

ストレート

シャンクフライス。

combination cylindrical

parallel shank milling

cutter

3205 

ねじ付きストレー
トシャンクフライ

ねじ付きストレートシャンクをもつ

ストレートシャンク

フライス。

threaded cylindrical

parallel shank milling

cutter,

screwed cylindrical

parallel shank milling

cutter

3206 

テーパシャンクフ
ライス

テーパシャンクをもつシャンクタイプフライスの総称。

taper shank milling cutter

3207 

モールステーパシ
ャンクフライス

モールステーパシャンクをもつ

テーパシャンクフライス。  Morse taper shank milling

cutter

3208 

ブラウンシャープ
テーパシャンクフ
ライス

ブラウンシャープテーパシャンクをもつ

テーパシャンク

フライス

Brown & Sharpe taper

shank milling cutter

3209 

24

7

テーパシャンクフ

ライス

24

7

テーパシャンクをもつ

テーパシャンクフライス。

24

7

  taper shank milling

cutter


9

B 0172-1993

(1.4)

機能又は用途による分類

(a)

ボアタイプフライス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4101 

平フライス

外周面に

切れ刃をもち,平面を仕上げるフライス。用途に

よって

普通刃,荒刃 1 形及び荒刃 2 形がある。プレインカ

ッタともいう。JIS B 4205 参照。

plain milling cutter,

cylindrical cutter

4102 

スラブカッタ

スラブの表面を切削するフライスで,

平フライスのねじれ

刃のものにニックを付け,切りくずを分断する機能をもつ
ようにしたもの。

slab milling cutter

4103 

側フライス 
(がわふらいす)

外周面と両側面に

切れ刃をもつフライス。刃の形状によっ

普通刃,荒刃及び千鳥刃がある。サイドカッタともいう。

JIS B 4107

JIS B 4206 参照。

side milling cutter,

side and face milling

cutter

4104 

片刃側フライス 
(かたはがわふらい
す)

外周面と一側面に

切れ刃をもつフライス。

half side milling cutter

4105 

組合せ側フライス

左右 2 個のフライスを組み合わせて,カッタの

幅を調節で

きるようにした

側フライス。

interlocking side milling

cutter


10

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4106 

正面フライス

一端面と外周面に

切れ刃をもち,主として立フライス盤で

平面切削に用いるフライス。フェースミルともいう。

face milling cutter,

face mill

4107 

カッタボデー

植刃又はクランプボアタイプフライスの

ボデー。フライス

ヘッドともいう。

cutter body,

cutter head

4108 

シェルエンドミル

外周面及び端面に

切れ刃をもち,ボデーをシャンクに差し

込んで用いるエンドミル。

shell end mill,

shell mill

4109 

荒削りシェルエンド
ミル

波形の

外周刃をもつシェルエンドミル。荒削りに用いる。

roughing shell end mill,

roughing shell mill

4110 

溝フライス

外周面に

切れ刃をもち,溝を加工するのに用いるフライス。

JIS B 4204

参照。

slotting milling cutter,

slotting cutter


11

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4111 

すりわりフライス

外周面に

切れ刃をもち,小ねじ頭のすりわりの加工に用い

るフライス。JIS B 4220 参照。

screw slotting cutter

4112 

メタルソー

外周面に

切れ刃をもち,材料の切断及び溝加工に用いるフ

ライス。用途によって

普通刃と荒刃がある。JIS B 4219JIS 

B 4115

参照。

metal slitting saw

4113 

コールドソー

外周面に

切れ刃をもち,材料の冷間切断に用いるフライス

の総称。構造によってソリッドソー,

セグメントソー及び

チップソーがある。

cold circular saw

4114 

セグメントソー

ボデーにセグメントブレードをリベット止めした

コールド

ソー。一般に大形材料の切断に用いる。

segmental circular saw

4115 

角度フライス

二つの

切れ刃が,それぞれの角度をもち,主として溝加工

に用いるフライスの総称。

angle milling cutter

4116 

片角フライス

片側の

切れ刃だけが角度をもつ角度フライス。JIS B 4221

参照。

single angle milling cutter


12

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4117 

不等角フライス

両側に等しくない角度の

切れ刃をもつ角度フライス。

unequal double angle

milling cutter

4118 

等角フライス

両側に等しい角度の

切れ刃をもつ角度フライス。JIS B 4221

参照。

double angle milling

cutter

4119 

総形フライス

特殊形状の加工に用いるフライスの総称。 form

milling

cutter

4120 

二番取りフライス

切れ刃のりょう(稜)線の直後から二番取りを施してあり,
すくい面の再研削を行っても刃部形状の変わらないフライ
スの総称。

form-relieved milling

cutter,

form milling cutter with

constant profile

4121 

内丸フライス

外周面に丸くくぼんだ

切れ刃をもつ二番取りフライス。JIS 

B 4226

参照。

concave milling cutter

4122 

外丸フライス

外周面に外丸の

切れ刃をもち,丸溝の加工に用いる二番取

りフライス。JIS B 4226 参照。

convex milling cutter

4123 

片面取りフライス

外周面の片側に丸くくぼんだ

切れ刃をもち,角の丸みの加

工に用いる

二番取りフライス。JIS B 4226 参照。

comer rounding milling

cutter


13

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4124 

両面取りフライス

外周面の両面に丸くくぼんだ

切れ刃をもち,角の丸みの加

工に用いる

二番取りフライス。JIS B 4226 参照。

double corner rounding

milling cutter

4125 

インボリュートフラ
イス

インボリュート歯車の歯切り加工に用いる

二番取りフライ

ス。JIS B 4232 参照。

involute gear milling

cutter

4126 

スプロケットフライ

スプロケット歯形の加工に用いる

二番取りフライス。

sprocket milling cutter

4127 

スプラインフライス

スプライン溝の加工に用いる

二番取りフライス。

spline milling cutter

4128 

セレーションフライ

セレーション溝の加工に用いる

二番取りフライス。

serration milling cutter


14

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4129 

ねじ切りフライス

円筒面にリードがないねじ山形状の

切れ刃をもち,ねじ切

り加工に用いるフライス。一山ねじフライスと多山ねじフ
ライスとがある。

thread milling cutter

(b)

シャンクタイプフライス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4201 

エンドミル

外周面及び端面に

切れ刃をもつシャンクタイプフライスの

総称。

end mill

4202 

一枚刃エンドミル 
(いちまいはえんど
みる)

1

枚の

切れ刃をもつエンドミル。主として軽合金の加工に

用いる。

one-flute end mill

4203 

二枚刃エンドミル

2

枚の

切れ刃をもつエンドミル。JIS B 4211JIS B 4212 

照。

two-flute end mill,

slot drill

4204 

三枚刃エンドミル

3

枚の

切れ刃をもつエンドミル。

three-flute end mill

4205 

多刃エンドミル 
(たはえんどみる)

3

枚以上の

切れ刃をもつエンドミルの総称。JIS B 4211JIS 

B 4212

参照。

multi-flute end mill

4206 

両頭エンドミル 
(りょうとうえんど
みる)

シャンクの両側に切れ刃をもつエンドミル。

double-end end mill

4207 

テーパ刃エンドミル
(てーぱはえんどみ
る)

外周刃がテーパをもつエンドミル。

tapered end mill


15

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4208 

ボールエンドミル

球状の

底刃をもつエンドミル。JIS B 4211JIS B 4212 参照。

ball end mill,

ball-nosed end mill

4209 

テーパボールエンド
ミル

珠状の

底刃をもつエンドミル。

tapered ball end mill,

tapered ball-nosed end

mill

4210 

ラジアスエンドミル

丸コーナをもつエンドミル。

radius end mill

4211 

スクエアエンドミル

角形の

コーナをもつエンドミル。

square end mill

4212 

総形エンドミル 
(そうがたえんどみ
る)

特殊形状の加工に用いるエンドミルの総称。

formed end mill

4213 

強ねじれ刃エンドミ
ル 
(きょうねじれはえ
んどみる)

ねじれ角が 40°以上の外周刃をもつエンドミル。

high-helix end mill

4214 

ニック付きエンドミ

外周刃にニック切れ刃をもつエンドミル。

end mill with chip

breakers,

end mill with nicked teeth,

semi-finishing end mill,

interrupted end mill


16

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4215 

中仕上げエンドミル
(ちゅうしあげえん
どみる)

台形の

外周刃をもつエンドミル。荒削り又は中仕上げに用

いる。

roughing and finishing

end mill

4216 

荒削りエンドミル

波形の

外周刃をもつエンドミル。荒削りに用いる。ラフィ

ングエンドミルともいう。

roughing end mill

4217 

キー溝エンドミル

キー溝の加工に用いるエンドミル。

key-slot end mill,

keyway end mill

4218 

歯切りエンドミル

歯車の歯切り加工に用いるエンドミル。

gear cutting end mill

4219 

座ぐりフライス

座削りに用いるフライスの総称。 counterbore

4220 

平小ねじ沈めフライ

平小ねじ用の沈め穴を加工するフライス。JIS B 4233 参照。

machine screw

counterbore

4221 

さら小ねじ沈めフラ
イス

さら小ねじ用の沈め穴を加工するフライス。JIS B 4233 

照。

machine screw

countersink

4222 

六角穴付きボルト用
沈めフライス

六角穴付きボルト用の沈め穴を加工するフライス。JIS B 

4236

参照。

counterbore for hexagone

socket head bolt

4223 

面取りフライス

外周刃が 60°,75°,90°及び 120°の角度をもち,主と
して皿部の加工に用いるフライス。JIS B 4231 参照。

countersink,

center reamer


17

B 0172-1993

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4224 

歯車面取りフライス

歯車の歯形の角部の面取りに用いるフライス。

gear chamfering milling

cutter

4225 

あり溝フライス

あり溝の部分の加工に用いるフライス。

dovetail milling cutter

4226 

クリスマスカッタ

タービンブレード又はタービンデスクの溝加工に用いるフ
ライス。

christmas tree formed

milling cutter

4227 

T

溝フライス

T

溝の加工に用いるフライス。JIS B 4217 参照。

T-slot milling cutter

4228 

半月キー溝フライス

半月キー溝の加工に用いるフライス。ボアタイプのものも

ある。JIS B 4230 参照。

woodruff key-seat milling

cutter

4229 

ホローミル

環状溝加工又は心残し加工に用いるフライス。 
ボアタイプのものもある。

hollow mill

(2)

フライスの要素

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5001 

フライスの大きさ

一般に,

ボアタイプフライスは外径×幅×穴径,シ

ャンクタイプフライスは外径×刃長×全長×シャン
クの大きさによる。

size of milling cutter

5002 

呼び

一般にフライスの大きさを表し,特定の加工に対応
する場合には,工作物の呼び寸法をいう。

− nominal

size


18

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5003 

外径

刃部の一番大きい箇所の直径(付図 15,付図 20
22

参照)

。ただし,テーパ刃エンドミルでは小端外径

における直径をいう。

D outside diameter

5004 

全長

刃長,シャンク又はボスを含めた全体の軸に平行に
測った長さ(

付図 3,付図 2021 参照)。

L overall

length

5005 

刃部が全長にわたっているボアタイプフライス,又は
溝加工用

シャンクタイプフライスの軸に平行に測っ

刃部の長さ。ただし,溝加工用シャンクタイプフ

ライスの幅は とする(付図 12,付図 5,付図 20
参照)

L

(b)

width of face

5006 

刃長 
(はちょう)

軸に平行に測った

刃部の長さ(付図 3,付図 21 参照)。

l

length of cut,

flute length

5007 

穴径

ボアタイプフライスの穴の直径(付図 1参照)。

d bore

diameter

5008 

角度

任意の軸を含む平面上に作られる

刃部の実体側の挟

む角(

付図 参照)。

α included

angle

5009 

テーパ半角

テーパ刃の勾配角(付図 参照)。

2

α

half included angle

5010 

丸み

工作物に対応した

刃部の丸みの半径(付図 参照)。

R

radius of circle

5011 

シャンクの大きさ

ストレートシャンクはシャンク径  (d)  ,テーパシャ
ンクはテーパ番号で表す。

(d)

size of shank

5012 

ボデー

フライスの基幹部。それ自身が

切れ刃を形成するか,

又は

ブレード若しくはチップを保持する部分を含め

た全体(

付図 1,付図 3,付図 21 参照)。ただし,ボ

ス,首,シャンクを除く。JIS B 0170 参照。

− body

5013 

フライス穴

ボアタイプフライスをアーバに保持又はスピンドル
の軸心と同心させるための穴(

付図 参照)。

− cutter

bore

5014 

ストレート穴

直径が全長にわたり同径の

フライス穴(付図 参照)。

JIS B 4201

参照。

必要によって

穴の盗み,キー溝ねじなどを設ける。

cylindrical parallel bore,

cylindrical straight bore

5015 

テーパ穴

円すい状になっている

フライス穴(付図 10 参照)。

必要によって

キー溝を設ける。

− taper bore,

tapered bore

5016 

プレインボア

キー溝,ドライブ穴をもたないフライス穴(付図 11
参照)

− plain

bore,

plain taper bore

5017 

キー溝付き穴

内面に

キー溝をもつフライス穴(付図 12 参照)。

bore with key way

5018 

端面キー溝付き穴

フライスの駆動側の端面に

端面キー溝をもつフライ

ス穴(付図 13 参照)。

bore with key slot

5019 

ねじ付き穴

フライス穴の一部にねじをもつもの(付図 14 参照)。

bore with internal thread

5020 

ドライブ穴付き穴

ドライブ穴をもつ

フライス穴(付図 15 参照)。

bore with driving holes

5021 

じか(直)付け

ボアタイプフライスを直接スピンドル端面に取り付
ける方法。

正面フライス,大径フライスで用いる。

ダイレクトマウントともいう(付図 16 参照)。

− direct

mounting

5022 

いんろう

フライスの取付け精度を良くするために設けたはめ
あい部(

付図 14 参照)。

− centering

location

5023 

ボス

フライスの側面に設けた突起部(

付図 参照)。

− boss

5024 

穴の盗み

フライスとアーバのはめあいを良くするために,

ライス穴に設けた逃げ部(付図 参照)。

− recess

5025 

有効軸受の長さ

フライスとアーバとのはめあいの軸方向の有効長さ

付図 参照)。

− bearing

length


19

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5026 

キー溝

フライス穴又はシャンクの外周に設けたキー溝(付
図 1213 参照)。

− key

way

5027 

端面キー溝

ボスの端面に設けたキー溝(付図 3,付図 16 参照)。

− side

key

way,

key slot,

tenon

5028 

キー溝の幅

キー溝又は端面キー溝の幅(付図 17 参照)。

F

width of key way,

width of key slot

5029 

キー溝の深さ

キー溝の底面までの深さ(付図 17 参照)。

E

depth of key way,

depth of key slot

5030 

キー溝の長さ

キー溝の溝方向の長さ。端面キー溝では,穴径も含
めたキーのはまる有効長さ(

付図 17 参照)。

length of key way,

length of key slot

5031 

キー溝の丸み

キー溝の底の隅の丸みの半径(付図 17 参照)。

γ

corner radius of key way,

corner radius of key slot

5032 

ドライブ穴

フライスの取付けボルト又は駆動ピンのために設け
た穴(

付図 15 参照)。

− driving

hole

5033 

ボルトサークル径

ドライブ穴のピッチ円直径(付図 15 参照)。

pitch circle diameter of

holes

5034 

シャンク

シャンクタイプフライスの柄部(付図 2021 参照)。
使用に際して,これを保持する。JIS B 0170 参照。

− shank

5035 

テーパシャンク

円すい状の

シャンク(付図 18 参照)。JIS B 4003,JIS 

B 6101

参照。

− taper

shank

5036 

タング

シャンクの端部に設けた平たん部(付図 18 参照)。

− tang

5037 

コッタ穴

シャンクの円すい部にコッタを入れて取り付けるた
めの穴(

付図 18 参照)。

− cotter

slot

5038 

引ねじ

シャンクの端部に設け,スピンドルに引きつけるた
めのねじ(

付図 18 参照)。

− drawing

thread

5039 

ストレートシャンク

円筒状の

シャンク(付図 19 参照)。JIS B 4005 参照。

cylindrical parallel shank,

parallel shank,

straight shank

5040 

フラット

シャンクの円筒上に設けた平たん部(付図 19 参照)。

− flat

5041 

シャンク径

ストレートシャンクの直径(付図 21 参照)。

d shank

diameter

5042 

シャンクの長さ

軸に平行に測ったシャンクの長さ(

付図 21 参照)。

l

s

 shank

length

5043 

シャンクタイプフライスのシャンクと刃の間のくび
れた部分(

付図 21 参照)。

− neck,

recess

5044 

首径 
(くびけい)

首の直径(付図 21 参照)。

d

n

 neck

diameter,

recess diameter

5045 

首の長さ

軸に平行に測った

首の長さ(付図 21 参照)。

l

n

 neck

length,

 recess length

5046 

センタ穴

シャンクタイプフライスの端部に設けた軸心を決め
る穴(

付図 2021 参照)。JIS B 1011 参照。

− center

hole

5047 

刃部

フライスの切削に直接あずかる部分。

切れ刃,すく

い面及び逃げ面からなる(付図 参照)。JIS B 0170
参照。

− cutting

part

5048 

切れ刃 
(きれは)

刃部構成要素の一つで,

すくい面と逃げ面との交線

の部分(

付図 参照)。JIS B 0170 参照。

− cutting

edge


20

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5049 

主切れ刃

フライスの切削作用において,切りくず生成に主な役
割を果たす

切れ刃。主切れ刃が複数ある場合には,コ

ーナに近い方から順に,第一主切れ刃,第二主切れ刃
などという(

付図 参照)

JIS B 0170 参照。

major cutting edge

5050 

副切れ刃

切れ刃のうち主切れ刃を除く部分。副切れ刃が複数
ある場合には,

コーナに近い方から順に,第一副切

れ刃,第二副切れ刃などという(

付図 参照)。JIS B 

0170

参照。

minor cutting edge

5051 

外周刃

外周にある

切れ刃(付図 13,付図 5,付図 21 参照)。

peripheral cutting edge

5052 

側刃 
(そくは)

ボアタイプフライスの側面にある切れ刃(付図 2,付
図 参照)。

side cutting edge

5053 

底刃 
(そこは)

シャンク又はボスと反対の端面にある切れ刃(付図
3

付図 21 参照)。

end cutting edge

5054 

正面刃

正面フライスでボスと反対の端面にある切れ刃(付
図 参照)。

face cutting edge

5055 

等底刃 
(とうそこは)

切れ刃の長さがすべて等しい

底刃(付図 21 参照)。

even end cutting edge

5056 

不等底刃 
(ふとうそこは)

切れ刃の長さが異なる

底刃。親子刃ともいう。  一番

長い

切れ刃を長底刃又は親刃,一番長い切れ刃を除く

切れ刃を短底刃又は子刃ともいう(付図 21 参照)。

uneven end cutting edge

5057 

テーパ刃

円すい状の

外周刃(付図 22 参照)。

tapered peripheral cutting

edge

5058 

ストレート刃

円筒状の

外周刃(付図 23 参照)。

parallel peripheral cutting

edge

5059 

センタ穴付き刃

シャンクタイプフライスでセンタ穴をもつ底刃(付
図 21 参照)。

non center cut tooth,

end cutting edge with

center hole

5060 

センタカット刃

シャンクタイプフライスでカッタの軸心まで切れ刃
がある

底刃で,中心刃ともいう(付図 21 参照)。

center cut toot

5061 

スクエア刃

角形の

コーナをもつ底刃(付図 24 参照)。

square end cutting edge

5062 

ボール刃

球状の

底刃(付図 25 参照)。

ball end cutting edge,

ball-nosed end cutting

edge

5063 

ラジアス刃

丸コーナをもつ底刃(付図 26 参照)。

radius end cutting edge

5064 

面取り刃

面取りコーナをもつ底刃(付図 27 参照)。

chamfer end cutting edge

5065 

コーナ

主切れ刃と副切れ刃とがつながるかどの比較的小範
囲の

切れ刃部分。ノーズともいう(付図 24,付図

21

参照)

JIS B 0170 参照。

− corner,

nose

5066 

面取りコーナ

直線状に面取りした

コーナ(付図 4,付図 20,付図

27

参照)

JIS B 0170 参照。

− chamfered

corner

5067 

丸コーナ

丸みを付けた

コーナ(付図 26 参照)。JIS B 0170 

照。

− rounded

corner

5068 

コーナ半径

丸コーナの丸みの呼び半径。基準面内で測定した値
で表す(

付図 26 参照)。JIS B 0170 参照。

R corner

radius

5069 

ボール半径

ボール刃の半径(付図 25 参照)。

R

radius of ball nose

5070 

ニック

切りくずを分割するために,

切れ刃に設けた溝。チ

ップブレーカともいう(

付図 28 参照)。

− nick,

chip breaker

5071 

ニック幅

ニックの溝の幅(付図 28 参照)。

width of nick

5072 

ニック深さ

ニックの溝の深さ(付図 28 参照)。

depth of nick


21

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5073 

ニックのピッチ

隣接する

ニックの間の距離(付図 28 参照)。

− pitch

of

nick

5074 

ニック切れ刃

ニックをもつ切れ刃(付図 28 参照)。

interrupted cutting edge

5075 

ラフィング切れ刃

ニック切れ刃と同じ目的で,二番取りによってニッ
クの形状を波形に形成した切れ刃(付図 29 参照)。

roughing formed cutting

edge

5076 

刃のねじれ方向

軸線に対して,

切れ刃がねじれている方向。

− hand

of

helix,

hand of flute helix

5077 

直刃 
(ちょくは)

軸線に平行な切れ刃(付図 31 参照)。

− straight

tooth,

 straight flute

5078 

ねじれ刃

軸線に対して,ねじれた切れ刃(付図 32 参照)。

− helical tooth,

helical flute

5079 

右ねじれ刃

フライスを取付け側から見て,時計回りの方向にね
じれた

切れ刃(付図 30 参照)

right hand helical tooth

5080 

左ねじれ刃

フライスを取付け側から見て,反時計回りの方向に

ねじれた

切れ刃(付図 30 参照)。

left hand helical tooth

5081 

千鳥刃 
(ちどりは)

主切れ刃の作用部分又は刃のねじれ方向が,互い違
いになっている

切れ刃(付図 33 参照)。

− staggered

tooth

5082 

リード

切れ刃に沿って軸の周りを 1 周するとき,軸方向に
進む距離(

付図 32 参照)。

GL lead,

gash lead

5083 

刃の右左 
(はのみぎひだり)

フライスの取付け側から見た

切れ刃の回転方向。

− hand

of

cut

5084 

右刃 
(みぎは)

フライスを取付け側から見て,時計回りの方向に回
転する

切れ刃(付図 30 参照)

right hand cut

5085 

左刃 
(ひだりは)

フライスを取付け側から見て,反時計回りの方向に
回転する

切れ刃(付図 30 参照)。

left hand cut

5086 

刃数 
(はかず)

刃の数。

Z

number of tooth,

number of flute

5087 

刃形 
(はがた)

軸線に直角又は平行な断面の

刃部の輪郭。

− tooth

shape,

tooth form

5088 

普通刃

ごく一般切削用の刃。

− ordinary

tooth

5089 

荒刃 
(あらは)

普通刃よりも隣接する切れ刃の間隔が広い刃。

− coarse

tooth

5090 

チップ

フライスの

ボデー又はブレードに取り付けて使用す

る刃部材料の小片。その一部が

切れ刃を形成する(付

図 34,付図 37 参照)。JIS B 0170 参照。

− tip

5091 

スローアウェイチッ

工具寿命に達した場合,再研削して使用することな
く使い捨てにする

チップ。JIS B 0170 参照。

− throw-away insert,

indexable insert

5092 

さらい刃

主に

正面フライスにおいて送りマークを除去して平

滑な仕上げ面を得るための仕上げ面に平行に設けた
第一副切れ刃,又は仕上げ面に平行な副切れ刃とな
る直線ないし緩い弧状の切れ刃をもつスローアウェ

イチップで,ワーパーチップ又はスイーパーチップ
ともいう(

付図 参照)。

flat cutting edge,

wiper insert

5093 

ブレード

ボデーに機械的に保持されて刃部を構成する比較的
長めの

チップ又は台金にチップを固着したもの。イ

ンサートブレードともいう(

付図 35 参照)。JIS B 

0170

参照。

− blade,

insert blade

5094 

セグメント

分割構造の刃部を含むボデーの全体又は部分の分割
要素をいう(

付図 36 参照)。

− segment,

segmental blade


22

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5095 

基準面

刃部の諸角を定義するために基準とする面。切れ刃
上に任意に選んだ 1 点を通る面として設定する。工

具系基準方式では,主運動方向に直角,作用系基準
方式では主運動と送り運動とを合成した合成切削運
動の方向に直角な面。前者を工具系基準面といい,

後者を作用系基準面という。JIS B 0170 参照。

P

r

 reference

plane,

working reference plane,

tool reference plane

5096 

すくい面

フライスの切削を行う主体となる面。

すくい面が複

数の面からなる場合は,

切れ刃に近い方から順に,

第一すくい面,第二すくい面などという(

付図 1,付

図 21 参照)。JIS B 0170 参照。

− fece,

tooth face

5097 

逃げ面

切削仕上面との不必要な接触を避けるために逃がし
た面。この面と

すくい面との交線の部分が切れ刃を

形成する(

付図 参照)。JIS B 0170 参照。

− flank,

relief

5098 

第一逃げ面

逃げ面のうち切れ刃直後の部分(付図 参照)。

− primary

flank,

primary relief

5099 

第二逃げ面

逃げ面のうち第一逃げ面直後の部分(付図 参照)。

− secondary

flank,

clearance

5100 

主逃げ面

主切れ刃につながる逃げ面。主逃げ面が複数の面か
らなる場合は,

主切れ刃に近い方から順に第一主逃

げ面,第二主逃げ面などという(

付図 参照)。JIS B 

0170

参照。

− major

flank

5101 

副逃げ面

副切れ刃につながる逃げ面。副逃げ面が複数の面か
らなる場合は,

副切れ刃に近い方から順に第一副逃

げ面,第二副逃げ面などという(

付図 参照)。JIS B 

0170

参照。

− minor

flank

5102 

逃げ面幅

逃げ面の幅(付図 21 参照)。

t

1

 flank

width,

relief width

5103 

ランド

溝をもつフライスの,切れ刃からヒールまでの堤状
の幅をもった部分(

付図 2,付図 2021 参照)。JIS B 

0170

参照。

− land

5104 

ランド幅

ランドの幅(付図 23,付図 2021 参照)。

t land

width

5105 

マージン

ランド上で,切れ刃に連なり逃げの付いていない部
分。丸ランドともいう(

付図 2,付図 21 参照)。JIS B 

0170

参照。

− margin,

circular land

5106 

マージン幅

マージンの幅(付図 2,付図 21 参照)。

t

m

 margin

width

5107 

ヒール

フライスの

逃げ面と溝とのつなぎとなる部分(付図

1

付図 21 参照)。JIS B 0170 参照。

− heel

5108 

隣り合った

切れ刃とヒールとの間のへこんだ部分

付図 1,付図 21 参照)。JIS B 0170 参照。

− flute

5109 

溝底 
(みぞそこ)

溝の最もへこんだ部分。

− fillet

5110 

溝底の丸み

溝底に付けた丸み(付図 13,付図 21 参照)。

r

radius of fillet

5111 

溝の深さ

切れ刃から溝底までの深さ(付図 3,付図 21 参照)。

h tooth

depth

5112 

チップポケット

切削中の切りくずの生成,収容及び排出を容易にす

るためにフライスに設けたくぼみ(

付図 3,付図 21

参照)

JIS B 0170 参照。

− chip

pocket,

chipspace

5113 

心厚

シャンクタイプフライスのボデーで,溝底を連ねた
円の直径(

付図 21 参照)。

d

c

 core

diameter


23

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

5114 

溝の切上げ

溝を加工するときに,工具の切り上がる位置に相当
する部分(

付図 21 参照)。

− cutter

sweep

5115 

ギヤツシュ

底刃又は側刃の溝(付図 21 参照)。

− end

gash,

side gash

5116 

心残し 
(しんのこし)

センターカット刃の相対するギャッシュで挟まれた
第一逃げ面の軸心部分(付図 21 参照)。

− center

web

5117 

心残し幅

相対する

底刃の第一逃げ面の交線に沿った心残しの

幅。中心厚さともいう(

付図 21 参照)。

center web thickness

5118 

底刃の中底 
(そこはのちゅうて
い)

底刃の半径方向のすかし又は底刃のすかしともいう

付図 3,付図 21 参照)。

− concavity

5119 

側刃の中底 
(そくはのちゅうて
い)

側刃の半径方向のすかし又は側刃のすかしともいう

付図 参照)。

− concavity

5120 

モジュール

被削歯車の歯の大きさを表す量。

m module

5121 

フライスの番号

インボリュートフライスで,被削歯車の歯数に対応
して歯形を規定した番号。JIS B 4232 参照。

cutter form number

5122 

合成方式

インボリュートフライスの歯形方式で,インボリュ
ート曲線とサイクロイド曲線の二つの曲線を合成し
た歯形。

− composite

system

5123 

合成歯形の基準ラッ

合成方式によって得られたインボリュートフライス
の基準ラック歯形。

basic rack tooth profile by

composite system

5124 

基準ラックの近似歯

合成歯形の基準ラック歯形で,サイクロイド曲線を
近似円弧で代用した歯形。

approximation to basic

rack tooth profile by

composite system

5125 

外周の逃げ

二番取りフライスの外周刃直後の逃げ(付図 参照)。

-

circumferential form relief

5126 

側刃の逃げ

二番取りフライスの側刃直後の逃げ(付図 参照)。

side form relief

5127 

歯形の深さ

歯形全体の歯丈方向の長さ(

付図 参照)。

depth of gear profile

5128 

肩付き形

インボリュートフライスで,モジュール  (m) 1 以下
のフライス形状で,ボス部が肩のように出ている形

(付

図 参照)。

− shoulder

type

5129 

カム高さ

二番取りフライスの外周の逃げ面を,隣のすくい面
まで延長し,その交線と外周との距離(

付図 参照)。

− cam

rise


24

B 0172-1993

付図 1  フライスの要素(平フライス)

付図 2  フライスの要素(側フライス)


25

B 0172-1993

付図 3  フライスの要素(シェルエンドミル)

付図 4  フライスの要素(正面フライス)


26

B 0172-1993

付図 5  フライスの要素(インボリュートフライス)

付図 6  角度(角度フライス)

付図 7  丸み(総形フライス)

付図 8  テーパ半角

付図 9  ストレート穴

付図 10  テーパ穴


27

B 0172-1993

付図 11  プレインボア (5016) 

付図 12  キー溝付き穴 (5017) 

付図 13  端面キー溝付き穴 

(5018)  

付図 14  ねじ付き穴 (5019) 

付図 15  ドライブ穴付き穴 (5020)  付図 16  じか(直)付け (5021) 

付図 17  フライス穴

付図 18  テーパシャンク (5035) 

付図 19  ストレートシャンク (5039) 


28

B 0172-1993

付図 20  半月キー溝フライス


29

B 0172-1993

付図 21  フライスの要素(ストレートシャンクエンドミル)


30

B 0172-1993

付図 22  テーパ刃 (5057) 

付図 23  ストレート刃 (5058) 

付図 24  スクエア刃 (5061) 

付図 25  ボール刃 (5062) 

付図 26  ラジアス刃 (5063) 

付図 27  面取り刃 (5064) 

付図 28  ニック切れ刃(中仕上げエンドミル)

付図 29  ラフィング切れ刃(荒削りエンドミル)


31

B 0172-1993

付図 30  刃とねじれの右左 (5078507950835084)  

名称

切削の状態

刃の右左

ねじれの右左

右ねじれ

左ねじれ

左ねじれ

右ねじれ

平フライス

右刃・左刃の

区別がない

右ねじれ

左ねじれ

左刃

左ねじれ

右刃

右ねじれ

左刃

右ねじれ

エンドミル

右刃

左ねじれ

備考1.  右刃とは,フライスの取付け側から見て,時計回りの方向に回転する切刃をいい,左刃とは,フライ

スの取付け側から見て反時計回りの方向に回転する切刃をいう。

2.

ねじれの右左は,ねじの場合の右ねじ,左ねじと同様とする。

3.

軸線上の矢印は,スラストの働く方向を示す

付図 31  直刃 (5077) 

付図 32  ねじれ刃 (5078) 


32

B 0172-1993

付図 33  千鳥刃(側フライス)

付図 34  ろう付けフライス

付図 35  植刃フライス

付図 36  組立てフライス

付図 37  ろう付けエンドミル

(3)

フライスの角

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

6001 

工具系角

フライスの製作,測定,取付けなどの便宜上,工具
系基準方式によって定義する

刃部の角の総称。工具

系基準面を基準とする。副切れ刃にある角を特に区

別する必要があるときは,角を表す記号にダッシュ
を付ける。JIS B 0170 参照。

− tool

angles

6002 

作用系角

切削作用を考察する便宜上,作用系基準方式によっ
て定義する

刃部の角の総称。作用系基準面を基準と

する。作用系角であることを明らかにするために,

用語の前に“作用系”を付け,記号には添字 e を付
けて工具系角と区別する。JIS B 0170 参照。

− working

angles


33

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

6003 

すくい角

基準面  (P

r

)

に対する

すくい面の傾きを表す角。JIS 

B 0170

参照。

γ

 rake,

rake angle

6004 

直角すくい角

基準面  (P

r

)

に対する

すくい面の傾きを表す角で,n

面  (P

n

)

が基準面  (P

r

)

及び

すくい面と交わって

得られるそれぞれの交線が挟む角(

付図 38 参照)。

JIS B 0170

参照。

γ

n

normal rake angle

6005 

垂直すくい角

基準面  (P

r

)

に対する

すくい面の傾きを表す角で,o

面  (P

o

)

が基準面  (P

r

)

及び

すくい面と交わって

得られるそれぞれの交線が挟む角(

付図 4243 

照)

JIS B 0170 参照。

γ

o

orthogonal rake angle

6006 

ラジアルレーキ

基準面  (P

r

)

に対する

すくい面の傾きを表す角で,−

v

面  (P

f

)

が基準面  (P

r

)

及び

すくい面と交わって得

られるそれぞれの交線が挟む角(

付図 43 参照)。

γ

f

radial rake angle

6007 

外周すくい角

外周刃のラジアルレーキ(付図 4042 参照)。

γ

f

radial rake angle,

peripheral rake angle

6008 

アキシャルレーキ

基準面  (P

r

)

に対する

すくい面の傾きを表す角で,−v

面  (P

p

)

が基準面  (P

r

)

及び

すくい面と交わって得ら

れるそれぞれの交線が挟む角(

付図 4243 参照)

γ

p

axial rake angle

6009 

逃げ角

切削仕上面に対する

逃げ面の傾きを表す角。逃げ角

には,第一逃げ角

α

1

,

と第二逃げ角

α

2

がある。JIS B 

0170

参照。

α

α

1

α

2

clearance,

clearance angle,

relief angle,

relief

6010 

直角逃げ角

s

面  (P

s

)

に対する

逃げ面の傾きを表す角で,no

面  (p

n

)

が s面  (P

s

)

及び

逃げ面と交わって得られ

るそれぞれの交線が挟む角(

付図 38 参照)。JIS B 

0170

参照。

α

n

normal clearance angle

6011 

垂直逃げ角

s

面  (P

s

)

に対する

逃げ面の傾きを表す角で,ov

面  (P

o

)

が s面  (P

s

)

及び

逃げ面と交わって得られ

るそれぞれの交線が挟む角(

付図 4243 参照)。JIS 

B 0170

参照。

α

o

 orthogonal

clearance

angle

6012 

サイド逃げ角

s

面  (P

s

)

に対する

逃げ面の傾きを表す角で,fo

面  (P

f

)

が s面  (P

s

)

及び

逃げ面と交わって得られ

るそれぞれの交線が挟む角(

付図 43 参照)。JIS B 

0170

参照。

α

f

side clearance angle

6013 

外周逃げ角

外周刃のサイド逃げ角(付図 3940,  付図 42 参照)。

α

f

radial relief angle

6014 

副切れ刃逃げ角

s'

面  (P

s

')

に対する

逃げ面の傾きを表す角で,

(P

o

')

面が  (P

s

')

面及び

逃げ面と交わって得られるそ

れぞれの交線が挟む角(

付図 43 参照)。

α

o

'

minor cutting edge

clearance angle

6015 

底刃逃げ角

フライスの軸直角断面と

底刃の逃げ面との軸方向の

逃げ角(付図 42 参照)。

α

p

'

end relief angle,

axial relief angle

6016 

側刃逃げ角

フライスの軸直角断面と

側刃の逃げ面との軸方向の

逃げ角(付図 39 参照)。

α

p

'

side relief angle,

axial relief angle

6017 

切込み角

基準面  (P

r

)

上で測った s面  (P

s

)

と f面  (P

r

)

とがなす角(

付図 40,付図 43 参照)。JIS B 0170 

κ

cutting edge angle

6018 

副切込み角

基準面  (P

r

)

上で測った s'−面  (P

s

')

と f面  (P

f

)

とがなす角(

付図 43 参照)。前切れ刃角ともいう。

JIS B 0170

参照。

κ

'

minor cutting edge angle,

end cutting edge angle


34

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

6019 

すかし角

底刃又は側刃の副切込み角(付図 3940,付図 42
参照)

κ

'

end cutting edge

concavity angle,

concavity

6020 

アプローチ角

基準面  (P

r

)

上で測った s面  (P

s

)

と p面  (P

p

)

とがなす角で,

切込み角の余角(付図 43 参照)。コ

ーナ角ともいう。

ψ

 approach

angle

6021 

刃先角

基準面  (P

r

)

上で測った隣り合う直線切れ刃が形成

する角。すなわち,s面  (P

s

)

と s'−面  (P

s

')

がなす実体側の角

付図 40,付図 43 参照)。JIS B 0170

参照。

ε

 included

angle

6022 

切れ刃傾き角

s

面  (P

s

)

への

切れ刃の投影と基準面  (P

r

)

とがな

す角(

付図 43 参照)。JIS B 0170 参照。

λ

cutting edge inclination

6023 

ねじれ角

ねじれ刃の切れ刃傾き角(付図 38,付図 4042 
照)

アプローチ角(

ψ)が 0°又はストレート刃エ

ンドミルの場合,ねじれ角(

λ)はアキシャルレーキ

γ

p

)と同じになる。ただし,基準面  (P

p

)

への

切れ

刃の投影と基準面  (P

r

)

とのなす角をいう場合もあ

る。

備考  ねじれ角が刃長全域にわたって等しいね

じれ角と

ねじれ角が切れ刃の位置によっ

て異なる不等ねじれ角とがある。

λ

 helix

angle

6024 

刃物角

すくい面と逃げ面とがなす角。

β

 wedge

angle

6025 

直角刃物角

すくい面と逃げ面とがなす角で,n面  (P

n

)

くい面及び逃げ面と交わって得られるそれぞれの交
線が挟む角(

付図 38 参照)。JIS B 0170 参照。

β

n

normal wedge angle

6026 

垂直刃物角

すくい面と曲げ面とがなす角で,o面  (P

o

)

くい面及び逃げ面と交わって得られるそれぞれの交
線が挟む角(

付図 43 参照)。JIS B 0170 参照。

β

o

orthogonal wedge angle

6027 

溝角

溝の角度。

δ

 flute

angle

6028 

直角溝角

n

o

面  (P

n

)

溝と交わって得られる溝角(付図 38

参照)

δ

n

normal flute angle

6029 

垂直溝角

o

面  (P

o

)

溝と交わって得られる溝角。

δ

o

orthogonal flute angle

6030 

横溝角

f

面  (P

f

)

溝と交わって得られる溝角(付図 39

40 参照)

δ

f

side flute angle

6031 

溝分割角

軸直角断面上で,

切れ刃を割り出した角(付図 38 

照)

備考  分割角が等しい等分割フライスと分割角

の異なる不等分割フライスがある。

ω

flute spacing angle

6032 

底刃ギャッシュ角

底刃のギャッシュの角度(付図 40,付図 42 参照)。

ρ

end gash angle

6033 

側刃ギャッシュ角

側刃のギャッシュの角度(付図 39 参照)。

ρ

side gash angle

備考  f面  (P

f

) , p

面  (P

p

) , s

面  (P

s

) , o

面  (P

o

) , n

面  (P

n

)

については,

参考図 1参照。


35

B 0172-1993

付図 38  フライスの角(平フライス)


36

B 0172-1993

付図 39  フライスの角(側フライス)

付図 40  フライスの角(シェルエンドミル)

付図 41  フライスの角(千鳥刃側フライス)


37

B 0172-1993

付図 42  フライスの角(エンドミル)


38

B 0172-1993

付図 43  フライスの角(正面 ライス)


39

B 0172-1993

(4)

フライスの精度

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

7001 

外周刃の振れ

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの外周刃の半径方向の最大値と最小値と
の差。

t

r

radial runout of peripheral

cutting edge

7002 

側刃の振れ

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの側刃の軸方向の最大値と最小値との差。

t

a

axial runout of side cutting

edge

7003 

底刃の振れ

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの底刃の軸方向の最大値と最小値との差。

t

a

axial runout of end cutting

edge

7004 

正面刃の振れ

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回転
したときの正面刃の軸方向の最大値と最小値との差。

t

a

axial runout of face cutting

edge

7005 

側面の振れ

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの側面の軸方向の最大値と最小値との差。

t

a

axial runout of side face

7006 

フォーム誤差

実際刃形と基準刃形との差。

− form

error

7007 

外径精度

外径の寸法測定位置における最大寸法と最小寸法と
の差。

t

d

 diametral

accuracy

7008 

アール精度

実際のアールの大きさと基準のアールとの差。ボー
ルエンドミルの場合,ボール精度ともいう。

accuracy of ball nose,

accuracy of radius corner

7009 

テーパ精度

テーパ刃エンドミルの基準のテーパ半角又は勾配に
対する差。

t

t

 taper

accuracy

(5)

フライスの刃部の損傷

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

8001 

摩耗

切削中に

刃部に生じた漸進的な損失。

− wear

8002 

逃げ面摩耗

逃げ面に生じる摩耗。JIS B 0170 参照。

VB flank

wear

8003 

外周逃げ面摩耗

外周逃げ面に生じる逃げ面摩耗。

peripheral flank wear

8004 

コーナ(逃げ面)摩

コーナに生じる

逃げ面摩耗。ノーズ摩耗ともいう。

VB

c

 corner

wear

8005 

境界(逃げ面)摩耗

逃げ面の切削部と非切削部との境界に生じる細長い
溝状の

摩耗。

− localized

flank

wear,

notch wear

8006 

最大逃げ面摩耗幅

コーナ部及び境界部の

摩耗を除く逃げ面摩耗の幅の

最大値。

VB

max

maximum width of flank

wear

8007 

外周逃げ面摩耗の長

外周逃げ面摩耗の切れ刃に沿う長さ。

length of peripheral flank

wear

8008 

外周逃げ面摩耗幅

外周逃げ面摩耗の初期切れ刃よりの切削方向の幅。

VB

width of peripheral flank

wear

8009 

コーナ逃げ面摩耗幅

コーナ逃げ面摩耗の初期切れ刃よりの切削方向の
幅。

VB

c

width of corner flank wear

8010 

境界逃げ面摩耗幅

境界逃げ面摩耗の初期切れ刃よりの切削方向の幅。

VB

N

  width of notch flank wear

8011 

均一逃げ面摩耗幅

コーナ部と境界部の

摩耗を除く均一な逃げ面摩耗幅

の値。

VB

B

  width of uniform flank

wear

8012 

すくい面摩耗

すくい面に生じる摩耗。JIS B 0170 参照。

− face

wear

8013 

クレータ摩耗

すくい面摩耗のうち,くぼみが生じる摩耗。JIS B 
0170

参照。

KT crater

(wear)

8014 

チッピング

刃部に生じた微小な欠け。JIS B 0170 参照。

− chipping


40

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

8015 

はく離

刃部に生じたりん(鱗)片状の損失。

− flaking


41

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

対応英語

8016 

熱き裂

刃部に生じた熱的なき裂。

− thermal

crack

8017 

欠損 
(けっそん)

刃部に生じた大きな欠け。

− fracture

8018 

破損

刃部又はチップの全体又は大きな範囲に及ぶ破壊。

− breakage,

fracture

ボデー又はシャンクに生じた折れ。

8019 

折損 
(せっそん)

breakage


42

B 0172-1993

(6)

フライスの一般

参考

番号

用語

定義

量記号

単位

対応英語

9001 

切削速度

フライスの外周におけるフライスと工作物
との相対的な主運動方向の速度。フライスの
切削速度は,次の式で計算する。JIS B 0170

参照。

000

1

DN

V

π

=

ここに,V:切削速度 (m/min)

D

:フライスの外径 (mm)

N

:フライスの回転速度

(min

1

, r/min)

V

c

V

m/s

m/min

cutting speed

9002 

送り速度

フライスの単位時間当たりの送り運動方向
の移動量。フライスの送り速度は,次の式で

計算する。JIS B 0170 参照。

F

f

z

ZN

ここに,F:送り速度 (mm/min)

f

z

: 1 刃 当 た り の 送 り 量

(mm/t)

Z

:フライスの刃数

N

: フ ラ イ ス の 回 転 速 度

(min

1

, r/min)

V

f

F

mm/min feed

speed

9003 

送り量

送り運動方向へのフライスの単位移動量。フ
ライス又は工作物の 1 回転当たりで表す。多
刃エンドミルでは,1 刃 1 回転当たりの移動

量を 1 刃当たりの送り  (f

z

 mm/t)

という。JIS 

B 0170

参照。

f

mm

feed per revolution

9004 

1

回転当たりの送り

フライスの 1 回転当たりの送り量。フライス

の 1 回転当たりの送り量は,次の式で計算す
る。

N

F

f

r

=

ここに,f

r

:フライスの 1 回転当たり

の送り量 (mm)

F

: フ ラ イ ス の 送 り 速 度

(mm/min)

N

: フ ラ イ ス の 回 転 速 度

(min

-1

, r/min)

f

r

mm

feed per revolution

9005 

1

刃当たりの送り量

フライスの 1 刃 1 回転当たりの送り量。フラ

イスの 1 刃当たりの送り量は,次の式で計算
する(

付図 44 参照)。

ZN

F

f

z

=

ここに,f

z

:フライスの 1 刃当たりの

送り量 (mm/t)

F

:送り速度 (mm/min)

Z

:フライスの刃数

N

: フ ラ イ ス の 回 転 速 度

(min

-1

, r/min)

f

z

mm/t

feed per tooth

9006 

切込み深さ

被削面と(切削)仕上げ面との距離に対応す

るフライスの切込み量(

付図 4446,付図

48

参照)

JIS B 0170 参照。

a

mm

depth of cut


43

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

単位

対応英語

9007 

軸方向の切込み深さ

フライスの軸方向の切込み深さ(

付図 44

46

参照)

a

a

mm

axial depth of cut

9008 

半径方向の切込み深

フライスの半径方向の切込み深さ(

付図 45

参照)

a

r

mm

radial depth of cut

9009 

切取り幅

基準面  (P

r

)

への主切れ刃の投影に沿って測

った,削られる部分の幅。直線切れ刃の場合

は,

κ

sin

a

b

=

ここに,b:切取り幅

a

:切込み深さ

κ:切り込み角(付図 44 参照)

b

mm

nominal width of cut

9010 

切取り厚さ

基準面  (P

r

)

への主切れ刃の投影に垂直に測

った,削られる部分の厚さ(

付図 44 参照)。

h

mm

nominal thickness of cut,

undeformed chip thickness

9011 

取り代

(1)

フライスで削り取る総量。被削面から仕
上げ面までの総切込み深さ。

(2)

フライスの個々の切込み深さ。

− mm

removal

stock,

removal amount,

stock allowance

9012 

切削幅

工作物の削られる部分の幅(

付図 44,付図

46

参照)

a

r

W

mm

width of cut

9013 

ピックフィード

倣い削り,輪郭削りなどで切削送り運動に直
角な間欠的な切り込み運動(

付図 53 参照)。

P

f

 mm

pick

feed

9014 

エンゲージ角

正面削りにおいて,フライスの中心と切れ刃
の食い付き点を結んだ線と送り方向とのな
す角(

付図 47 参照)。

E

− engage

angle

9015 

被削面

フライス加工を施す前の工作物の表面(

付図

48

参照)

− work

surface

9016 

(切削)仕上げ面

切削加工によって加工されて生成した工作
物の表面(

付図 48 参照)。

− machined

surface

9017 

上向き削り

フライスの回転方向と工作物の送り方向と

が反対のフライス削り(

付図 49 参照)。

up cut milling,

conventional milling

9018 

下向き削り

フライスの回転方向と工作物の送り方向と

が同じのフライス削り(

付図 50 参照)。

down cut milling,

climb milling

9019 

外周削り

フライスの回転軸に平行又は傾斜面のフラ
イス削り。エンドミルの場合,側面削りとも

いう(

付図 51 参照)。

− peripheral

milling

9020 

正面削り

フライスの回転軸に直角な面のフライス削

り(

付図 44 参照)。

− face

milling,

end milling

9021 

端面削り

フライスの回転軸に平行及び直角な面のフ
ライス削り。正面フライス又はエンドミルの

場合,肩削り又は角削りともいう(

付図 45

参照)

peripheral and end milling,

shoulder milling

9022 

溝削り

工作物に溝を加工するフライス削り。キー溝
の加工をキー溝削りという(

付図 46 参照)

− slot

milling,

key-slot milling

9023 

倣い削り

形板,模型などに倣って製品の形状を加工す

るフライス削り(

付図 52 参照)。

− copy

milling,

template milling

9024 

輪郭削り

工作物の輪郭を所定の形状に加工するフライ

ス削り。曲面削りともいう(

付図 54 参照)

− profi1e

milling,

contour milling

9025 

座ぐり

沈め穴を加工するフライス削り(

付図 55 

照)

− counter

boring,

counter sinking


44

B 0172-1993

参考

番号

用語

定義

量記号

単位

対応英語

9026 

切りくず詰まり

切削中に切りくずが排出されずに溝に詰ま
る溝に詰まる状態。

− clogging,

choking

9027 

構成刃先

金属切削において,切削中に被削材の一部が
加工硬化によって母材より著しく硬い変質

物となって刃部にたい(堆)積溶着し,もと
の刃先に変わって新たな刃先が構成された
状態となったもの。

− built-up

edge

9028 

切りくず

切削作用によって工作物から取り除かれた
工作物の小片。

− chip

9029 

溶着

切削中に被削材の一部が刃部に付着するこ
と。凝着ともいう。

− adhesion,

welding

9030 

乾式切削

切削油剤を用いない切削。

− dry

cutting

9031 

湿式切削

切削油剤を用いた切削。

− wet

cutting


45

B 0172-1993

付図 44  切込み(正面フライス)

付図 45  端面削り (9021)

付図 46  溝削り (9022) 


46

B 0172-1993

付図 47  エンゲージ角 (9014) 

付図 48  被削面,(切削)仕上面

付図 49  上向き削り (9017) 

付図 50  下向き削り (9018) 

付図 51  外周削り (9019) 

付図 52  倣い削り (9023) 


47

B 0172-1993

付図 53  ピックフィード (9013) 

付図 54  輪郭削り (9024) 

付図 55  座ぐり (9025) 


48

B 0172-1993

関連規格  JIS B 0105  工作機械−名称に関する用語

JIS B 4053

  超硬質工具材料及びその使用分類

USAS B 94.19

  Milling Cutters and End Mills

ISO 3002-1

  Basic quantities in cutting and grinding−Part 1 : Geometry of the active part of cutting

tools

−General terms, reference systems, tool and working angles, chip breakers

ISO 3002-2

  Basic quantities in cutting and grinding−Part 2 : Geometry of the active part of cutting

tools

−General conversion formulae to relate tool and working angles

ISO 3002-3

  Basic quantities in cutting and grinding−Part 3 : Geometric and kinematic quantities in

cutting

ISO 3002-4

  Basic quantities in cutting and grinding−Part 4 : Forces, energy, power

ISO 3855

  Milling cutters−Nomenclature

ISO 8688-1

  Tool life testing in milling−Part 1 : Face milling

ISO 8688-2

  Tool life testing in milling−Part 2 : End milling

FA

部会  フライス・リーマ専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

竹  山  秀  彦

神奈川工科大学

安  達  俊  雄

通商産業省機械情報産業局

若  松  茂  三

工業技術院標準部

丸  山  弘  志

東京理科大学

加  藤  正  倫

千葉県機械金属試験場

鳥  居  信  良

株式会社神戸製鋼所工具事業部

野  上      彰

株式会社不二越工具製造所

羽  山  隆  貫

日立ツール株式会社技術部

御  園  一  郎

超硬工具協会

吉  見  良  一

オーエスジー株式会社第 2 製造部

阿  部  保  記

株式会社東芝京浜事業部

郷  間  豊  彦

いすゞ自動車株式会社川崎工場

半  谷  周一郎

株式会社牧野フライス製作所

平  松      豊

日本工作用機器工業会

山  崎  正  登

石川島播磨重工業株式会社

和久田  基  美

社団法人日本工作機械工業会

秋  元  一  郎

株式会社三興製作所

平  野  武  治

日本工具工業会

(事務局)

上  山  辰  美

工業技術院標準部機械規格課

角  野  慎  二

工業技術院標準部機械規格課

鈴  木  俊  吾

工業技術院標準部機械規格課